JPH0886499A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH0886499A
JPH0886499A JP6220190A JP22019094A JPH0886499A JP H0886499 A JPH0886499 A JP H0886499A JP 6220190 A JP6220190 A JP 6220190A JP 22019094 A JP22019094 A JP 22019094A JP H0886499 A JPH0886499 A JP H0886499A
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JP
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circuit
power supply
indoor
outdoor
voltage
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Pending
Application number
JP6220190A
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English (en)
Inventor
Toru Inoue
井上  徹
Tsutomu Kurokawa
勉 黒川
Koji Kato
浩二 加藤
Shiro Kurashima
史郎 倉島
Hiroyuki Shono
浩之 庄野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動回路の小型化,決めの細かい制御を可能
とする。 【構成】 室外機14において、室外送風機8に直流電
動機を適用し、この電動機の駆動回路26の電源とし
て、圧縮機電動機2の駆動回路25の電源としての直流
電源回路24を兼用する。また、冷媒切換弁5も直流電
源回路12で生成される直流電圧によって駆動する。こ
れら駆動回路26や冷媒切換弁5は室外制御回路11に
よって制御される。直流電源回路12から出力される直
流電圧は、また、室外制御回路11の電源電圧となると
ともに、接続線19を介して室内機13に電源電圧とし
て供給される。これにより、室内機13における室内送
風機7も直流駆動される。 【効果】 直流電圧値を交流の実効値に等しくできるの
で、駆動回路26,27の回路構成を小型化でき、送風
機7,8を連続的に回転数制御できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室内外分離型の空気調
和機に関する。
【0002】
【従来の技術】図17は、例えば特開昭57−5534
1号公報などに開示されている従来の空気調和機の一例
を示すブロック図であって、1は圧縮機、2は電動機、
3は室内熱交換器、4は室外熱交換器、5は冷媒切換
弁、6は減圧器、7は室内送風機、8は室外送風機、9
は商用電源、10は室内制御回路、11は室外制御回
路、12は直流電源回路、17は変復調回路、19−
a,19−bは接続線である。
【0003】同図において、電動機2で駆動される圧縮
機1や室内熱交換器3、室外熱交換器4、冷媒切換弁
5、減圧器6が冷凍サイクルを構成する。
【0004】室外機14で商用電源9を受電して直流電
源回路12に供給する。直流電源回路12は低電圧の直
流電源を作成し、接続線19により室内機13の室内制
御回路10に直流電源を供給する。室内制御回路10
は、室温と設定温度より圧縮機1の運転停止制御や室内
送風機7の制御等の空気調和機全体の制御を行なう。室
外制御回路11は室内制御回路10の指令に従って室外
機14の制御を行なう。室内制御回路10と室外制御回
路11の通信は、接続線19に接続された変復調回路1
7を介して、接続線19の直流電源に高周波で変調され
た信号を重畳させることにより行なわれる。
【0005】この従来技術によれば、室内機13と室外
機14の接続線が接続線19のみで済むとういう特徴が
ある。
【0006】なお、上記従来技術では、室外機で商用電
源から商用交流電源電圧を受電しているが、例えば特開
昭56−155326号公報に記載されるように、室内
機で商用交流電圧を受電して室外機に送り、室外機で直
流電圧に変換して室内機に送るようにすることも知られ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術による
と、室内送風機を動力用電源線からの高電圧の交流電源
で駆動するため、風速切換回路などの駆動回路の部品が
大型化し、また、部品間で充分間隔をとる必要があり、
回路全体の構成が大型になるし、さらに、高電圧が印加
されるため、万一の発熱発火に備えて回路全体を鉄板な
どによりカバーを行なう必要があった。
【0008】また、上記従来技術においては、室内機と
室外機との間の通信に異常が生じた場合についての配慮
がなされていないため、通信に異常が生じたとき、空気
調和機の状態が不定になり、修理などを行なう場合に時
間を要するという問題があった。
【0009】さらに、室内機,室外機間の接続線の誤接
続に対する配慮がなされていないため、誤接続がある
と、室内制御回路及び直流電源回路が故障してしまうと
いう問題があった。
【0010】さらに、冷媒切替弁,室内送風機,室外送
風機を交流電源により駆動するために、太陽光発電など
の直流電源を利用する場合、かかる直流電源からの直流
電圧を一旦交流に変換してから供給しないと、使用する
ことができないという問題があった。
【0011】また、使用する電動機は、交流誘導機であ
るため、効率が低いという問題もあった。
【0012】本発明の目的は、かかる問題を解消し、室
外送風機や風速切換回路などの駆動回路の回路構成を小
型化できるようにした空気調和機を提供することにあ
る。
【0013】本発明の他の目的は、室内機,室外機間の
通信の異常に対して即座に対処できるようにした空気調
和機を提供することにある。
【0014】本発明のさらに他の目的は、室内機,室外
機間の接続線の誤接続に対して対処できるようにした空
気調和機を提供することにある。
【0015】本発明のさらに他の目的は、太陽光発電な
どの直流電源を利用する際に、これからの直流電圧を、
交流変換することなく、直接利用することができるよう
にした空気調和機を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、商用交流電圧を室内機で受電し、第1の
接続線を介して室外機に供給し、該室外機では、直流電
源回路でこの商用交流電圧を直流電圧に変換し、第2の
接続線を介して該室内機に供給し、該室内機では、この
直流電圧を室内制御回路や室内送風機などの電気品の電
源電圧とする。
【0017】上記他の目的を達成するために、本発明
は、室内機と該室外機との間の情報信号の通信が規定時
間以上途絶えて通信エラーが生じたとき、通信回路の異
常と判定して運転を停止させる手段と、該手段の異常判
定に基づいて故障表示する手段とを設ける。
【0018】上記さらに他の目的を達成するために、本
発明は、室外機から室内機への直流電源電圧の供給のた
めの第2の接続線の誤接続に対して室内機の室内制御回
路を保護する手段を設ける。
【0019】上記さらに他の目的を達成するために、室
内機の直流電源化と同時に、室外機の送風機や冷媒切替
弁コイルの駆動電源電圧を直流電圧とする。
【0020】
【作用】室内機を低電圧の直流電源で駆動することによ
り、室内機の高電圧部分を無くすことができる。
【0021】通信の異常を検出して運転を停止し、かつ
故障表示することにより、空気調和機の状態が不定にな
ることを防止し、故障状態を知ることができる。
【0022】電源を遮断することにより、室内機を停止
できる。
【0023】接続線の誤接続に対する保護回路を室内機
に設けることにより、接続線を誤接続されたときに室内
制御回路や直流電源回路の故障を防止できる。
【0024】室内機,室外機の駆動電源を直流電圧にす
ることにより、太陽光発電などの電源からの直流電圧
を、交流に変換することなく、直接利用できる。
【0025】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明
する。図1は本発明による空気調和機の一実施例を示す
ブロック図であって、3a,3bは室内熱交換器、9’
は商用電源、14−a,14−bは発振回路、18,1
9は接続線、24は直流電源回路、25〜27は駆動回
路、28は二方弁であり、図17に対応するする部分に
は同一符号をつけて重複する説明を省略する。
【0026】同図において、室内機13と室外機14と
の間には、2つの接続線18,19が設けられており、
その一方の接続線18は、室内の商用電源9から室内機
13を介して室外機14の直流電源回路12,24に接
続されている。従って、商用電源9からの商用交流電圧
は、この接続線18を通って室外機14に供給され、直
流電源回路12,24で直流電圧に変換される。また、
接続線19は室外機14における直流電源回路12と室
内機13における室内制御回路10などの電気品との間
に接続されており、直流電源回路12で発生された直流
電圧が室内制御回路10などの電気品の電源電圧とな
る。
【0027】これにより、室内に設けられているルーム
エアコン用のコンセントに直接室内機を接続して商用交
流電圧を取り込むことができ、図17に示した従来技術
のように室外機に配線を施すことが必要でなくなる。
【0028】また、室内機13での室内送風機7や室内
制御回路10などの電気品の電源電圧としては、室外機
14の直流電源回路12から接続線19を介して供給さ
れる直流電圧であり、これら電気品の必要最高電圧を考
慮して35V程度の低電圧とすることができる。このよ
うな低電圧の直流電圧を電源電圧とすると、室内機13
の電気品では高電圧用の大型の部品が不要になるし、発
熱発火のおそれが全くなくなるため、室内送風機7の風
速切換駆動回路などを鉄板などでカバーすることが全く
不要となる。室内機13への電力供給としては、交流電
圧と比較して直流電圧の方が波高値を小さくできるの
で、基板パターンなどの絶縁距離を小さくできるし、発
火の危険性が小さいため、風速切換駆動回路などを小型
に形成できる。交流電圧の場合、波高値は実効値の平方
根の2倍であるが、直流の場合は、波高値と実効値が等
しい。一般に、交流電圧では30V以下で発火の危険性
がないのに対し、直流電圧では42V以下で発火の危険
性がない。
【0029】風速切換駆動回路などを小型化できると、
その分室内機13でスペースの余裕ができ、部品や装置
を追加してさらに空気調和機の多機能化が可能となる。
例えば、追加する装置としては、脱臭装置や弁などが考
えられ、2方弁を追加する場合には、例えば、室内熱交
換器を室内熱交換器3a,3bに2分してこれらを二方
弁28を介して結合し、必要に応じてこれら室内熱交換
器3a,3bの一方を再熱器、他方を冷却器として作動
させ、除湿された暖かい空気を室内に送りこむようにし
た機能を持たせることができる。
【0030】この場合の二方弁28は、オン状態で開、
オフ状態で閉となるが、このときには、完全な閉状態で
はなく、減圧器の役割をするものである。なお、オン,
オフの論理はシステムに合わせどちらでも可能である。
減圧器の状態のときには、室内熱交換器3aは冷却器、
室内熱交換器3bは再熱器として動作し、この冷却器で
除湿を行ない、この除湿による温度の低下を再熱器で温
めた空気によって補償する、いわゆるサイクル再熱除湿
運転が可能となる。
【0031】除湿制御の方法としては、圧縮機1と室内
送風機7,室外送風機8の回転数を制御することによ
り、再熱量をコントロールして除湿運転を行なう。これ
ら送風機7,87や圧縮機1の回転数制御方法は以下に
述べる方法などがある。
【0032】即ち、室外送風機8に駆動電流を供給する
ための駆動回路26は、PWM制御のインバータ回路で
構成される直流電源回路24から供給された約220V
の直流電圧をPWM制御し、室外制御回路11の指令に
応じて0V〜約220Vの範囲の電動機駆動直流電圧を
発生する。これにより、室外送風器8の回転数は室外制
御回路11の指令に応じた決めの細かい制御がなされ
る。
【0033】このように、室外送風機8に直流電動機を
適用することにより、室外送風機8の決めの細かい制御
が可能となるともに、制御範囲が広がり、除湿量のコン
トロールも容易になる。
【0034】これに対して、室外送風機8に誘導電動機
を適用した場合には、起動トルクとの関係から、直接低
速運転で始動することはできない。このため、一旦高速
運転をしてから低速運転に切り替える必要があり、ま
た、低速運転の限界が直流電動機より高いため、制御範
囲が狭くなってしまう。さらに、場合によっては、この
範囲以下の低速運転が必要となるが、これができないた
め、断続運転を行なってこのような低速運転を行なった
ときと等価な効果を得るようにした方法が必要となる。
また、誘導電動機の回転速度を切り替えるためには、途
中タップを設け、これを切り替えるといった方法が必要
となる。
【0035】そこで、例えば、再熱量を大きくしたい場
合には、室外送風機の回転数を低くする必要があるが、
誘導電動機を適用した場合には、図2(a)に示すよう
に、まず、起動可能な回転数の高速運転で一旦起動して
から必要な回転数に対するタップに切り換え、所望の低
速運転に移行させる必要がある。しかも、回転数の切換
え段数がタップ数によって決まるから、再熱量の決めの
細かい制御を行なうのに適していない。また、低速運転
の限界以下の運転が必要な場合、図2(a)に示すよう
に、断続運転を行なって平均的な回転数が必要とする低
速運転の回転数に等しくなるようにして、必要な再熱量
を得るようにすることができるが、このような断続運転
のときには、断続時の冷媒音の変化や送風機の断続音な
どが発生し、好ましくない。
【0036】直流電動機を適用する場合には、起動トル
クなどの問題がないので、図2(b)に示すように、直
接低速運転での起動が可能であり、また、印加電圧を変
えるだけで回転数を変更することができるから、再熱量
を大きくしたい場合でも、印加電圧を制御することによ
り、これに見合った回転数の低速運転を設定することが
でき、また、回転数を連続的に変化させることができ
て、再熱量の決めの細かい制御が可能となる。従って、
誘導電動機を適用した場合の上記の問題が全て解消し、
非常に有効である。
【0037】また、室内送風機7に直流電動機を使用
し、室内制御回路10によりこれを制御するようにす
る。室内送風機7に駆動電流を供給するための駆動回路
27は、スイッチング回路とインバータ回路からなり、
室外機14からの接続線19を介して供給される約35
Vの直流電源電圧をスイッチング回路で降圧し、これ
を、インバータ回路により、外気温度や室内温度,設定
温度などの負荷の大きさに応じて0〜約35Vに制御
し、これを室内送風器7の直流電動機に供給する。直流
電動機は、交流電動機と比較して、電圧が低下しても、
トルク不足で停止することがなくて制御可能である。
【0038】また、冷媒切替弁5は、直流電源回路12
からの直流電圧により駆動される。圧縮機1の電動機2
は、直流電源回路24からの直流電圧が駆動回路25を
介して供給されることによって駆動されるが、この駆動
回路25は室外制御回路11により制御され、これによ
って電動機2が制御される。この電動機2の制御方法と
しては、特公昭58−25038号などに記載されてい
る。
【0039】接続線19は、また、室内制御回路10と
室外制御回路11との間の情報の通信にも兼用される。
このため、室内機13には、接続線19に発振回路14
−aの出力信号が供給される変復調回路17−aが接続
され、また、この変復調回路17−aと室内制御回路1
0との間で情報信号のやり取りが行なわれる。室外機1
4でも、同様に、接続線19に発振回路14−bの出力
信号が供給される変復調回路17−bが接続され、この
変復調回路17−bと室外制御回路11との間で情報信
号のやり取りが行なわれる。
【0040】室内制御回路10から出力されの情報信号
は、変復調回路17−aによって発振回路14−aから
出力される搬送波を変調し、この変調された搬送波が接
続線19上の直流電圧に重畳されて室外機14に伝送さ
れ、室外機14では、この情報信号が復調回路17−b
で復調されて室外制御回路11に供給される。また、室
外制御回路11から出力された情報信号は、変復調回路
17−bによって発振回路14−bから出力される搬送
波を変調し、この変調された搬送波が接続線19上の直
流電圧に重畳されて室内機13に伝送され、室内機13
では、この情報信号が復調回路17−aで復調されて室
内制御回路10に供給される。
【0041】ここで、室内制御回路10から室外制御回
路11に伝送される情報信号は、上記従来の空気調和機
と同様に、室外機14を制御するための制御情報であ
り、室外制御回路11から室内制御回路10に供給され
る情報信号は、室内機13からの制御情報に対する応答
情報や室外機14の各部の状態を示す情報などである。
このように、この実施例は、上記従来の空気調和機と同
数の制御線でもって、室内機13側から商用交流電圧を
受電して、室内機13,室外機14間の商用交流電圧や
直流電圧の伝送と、室内制御回路10,室外制御回路1
1間の情報の通信とを行なうことができる。
【0042】図3は図1での変復調回路17−a,17
−bの接続線19への接続関係を具体的に示す回路図で
あって、19−a,19−bは電線、21−a,21−
bはキャパシタ,22−a,22−bはインダクタであ
り、図1に対応する部分には同一符号をつけて重複する
説明を省略する。
【0043】同図において、接続線19は2本の電線1
9−a,19−bからなり、その一方の電線19−bは
接地されている。室内機13の変復調回路17−aは室
内制御回路10の送信端子と受信端子とに接続されてい
るとともに、また、直流阻止用のキャパシタ21−aを
介して接地されていない方の電線19−aに接続されて
いる。さらに、電線19−aには、キャパシタ21−a
と電線19−aとの接続点と室内制御回路10との間
に、伝送信号阻止用のインダクタ22−aが設けられて
いる。同様にして、室外機14側の変復調回路17−b
は室外制御回路11の送信端子と受信端子とに接続され
ているとともに、また、直流阻止用のキャパシタ21−
bを介して接地されていない方の電線19−aに接続さ
れている。さらに、電線19−aには、キャパシタ21
−bと電線19−aとの接続点と直流電源回路12との
間に、伝送信号阻止用のインダクタ22−bが設けられ
ている。
【0044】次に、この具体例の動作を、図3の各部の
信号を示す図4を用いて説明する。
【0045】上記のように、直流電源回路12で発生し
た直流電圧は、電線19−a,19−bを介し、室内制
御回路10や室内送風機7などの電源電圧として室内機
13に供給される。このとき、キャパシタ21−bによ
ってこの直流電圧が変復調回路17−bに供給されるの
が阻止され、また、キャパシタ21−aによってこの直
流電圧が変復調回路17−aに供給されるのが阻止され
る。従って、この直流電圧は、室内制御回路10や室内
送風機7などに電源電圧として供給される。
【0046】いま、室内制御回路10の送信端子から図
4(a)に示すような送信情報信号が発生されると、こ
の送信情報信号は変復調回路17−aに供給され、図4
(b)に示すような発振回路14−aからの搬送波を変
調する。この搬送波は送信情報信号よりも充分高い周波
数の信号である。これによって得られる変調信号はキャ
パシタ21−aを介して電線19−aに供給され、直流
電源回路12からの直流電圧に重畳される。これによ
り、送信情報信号は電線19−aを介して室外機14に
供給される。
【0047】なお、変復調回路17−aからの送信情報
信号は、インダクタ22−aによって室内制御回路10
や室内送風機7などに供給されるのが阻止され、直流電
圧のみが室内制御回路10や室内送風機7などに供給さ
れる。
【0048】ここで、変復調回路17−aから電線19
−aに供給される送信情報信号の振幅値は接続線19で
の直流電圧の電圧値よりも小さく設定されており、これ
により、図4(c)に示すように、直流電圧は送信情報
信号によって断続することがない。従って、室内制御回
路10や室内送風機7などに電力が充分供給されること
になる。
【0049】電線19−aを介して伝送される送信情報
信号は、室外機14において、キャパシタ21−bによ
って直流電圧から分離されて抽出され、変復調回路17
−bに供給されて復調され、図4(d)に示すような受
信情報信号に復調されて室外制御回路11に受信端子か
ら供給される。
【0050】以上によって室内機13から室外機14へ
の情報信号の通信が行なわれる。
【0051】室外機14から室内機13への通信も同様
であって、発振回路14−bからの図4(b)に示すよ
うな搬送波が変復調回路17−bで室外制御回路11の
送信端子から出力される図4(a)に示すような送信情
報信号によって変調され、キャパシタ21−bを介して
図4(c)に示すように直流電圧に重畳され、室内機1
3に伝送される。室内機13では、この伝送信号のみが
キャパシタ21−aで抽出され、変復調回路17−aで
図4(d)に示すように復調されて室内制御回路10に
受信端子から供給される。
【0052】このようにして、1つの接続線19でもっ
て、直流電源回路12から室内機13への直流電源電圧
の供給と、室内制御回路10と室外制御回路11との間
の情報通信とが可能となる。
【0053】図5は図1における変復調回路17−a,
17−bでの変調部と発振回路14−a,14−bの一
具体例を示す回路図である。ここでは、変復調回路17
−aの変調部と変復調回路17−bの変調部、発振回路
14−aと発振回路14−bは同一構成をなしているの
で、変復調回路17−aと発振回路14−aについて説
明する。
【0054】同図において、抵抗R16〜R20とキャ
パシタC06と電圧比較器COM2とで発振回路14−
aが構成されている。この発振回路14−aの出力信号
はトランジスタQ3,Q4で上記の振幅となるように増
幅され、キャパシタ21−aを介して電線19−aに供
給される。通常、入力端子15−aは高レベルに設定さ
れており、トランジスタQ2がオンしてキャパシタC0
6が短絡されている。これにより、発振回路14−aは
停止している。送信情報信号は低レベルの信号として入
力端子15−aから入力され、トランジスタQ2をオフ
にする。これにより、発振回路14−aが搬送波を発生
する。即ち、低レベルの送信情報信号の期間搬送波が発
生することにより、送信情報信号で変調された伝送信号
がトランジスタQ4から得られる。
【0055】図6は図1における変復調回路17−a,
17−bでの復調部の一具体例を示す回路図である。こ
こでは、変復調回路17−aと変復調回路17−bの復
調部は同一構成をなしているので、変復調回路17−a
の復調部について説明する。
【0056】同図において、キャパシタ21−aで抽出
された送信情報信号は電圧比較器COM1に供給され、
抵抗R05,R06で決まる基準電圧と比較される。搬
送波を変調した送信情報信号が送られていないときに
は、電圧比較器COM1の入力電圧は基準電圧よりも低
く、電圧比較器COM1の出力電圧は零である。これに
対して、送信情報信号が送られてきたときには、その搬
送波の振幅が基準電圧よりも高いため、電圧比較器CO
M1からはこの搬送波の周波数の信号が出力される。電
圧比較器COM1のこの出力信号がダイオードDとキャ
パシタC03とで整流平滑され、トランジスタQ1を駆
動する。これにより、出力端子16−aから受信情報信
号が得られる。この受信情報信号が図3での室内制御回
路10の受信端子に供給される。
【0057】以上のように、この実施例では、直流電圧
が伝送信号によって断続することがないから、室内機1
3において、室外機14からの電力を充分有効に使用す
ることができて、室外機14に設けられる直流電源回路
12を小型化できるし、また、室内機13に供給される
電力が減少しないから、室内送風機7の風量の低下を防
ぐことができる。
【0058】なお、上記実施例では、商用電源電圧を室
内機13で受電するようにしたが、室外機14で直接受
電することもできる。この場合には、室外機14に1も
しくは複数の室内機13を接続した場合、商用電源電圧
の接続線18が不要となり、直流電圧を伝送する接続線
19のみで室内機13への電源電圧の供給と室内制御回
路10,室外制御回路11間の通信が可能となり、接続
線の数が2本ですむ。
【0059】このように、室外機14で商用電源電圧を
受電する室内外分離形の空気調和機では、室外機と室内
機との間の接続線が2本ですむという特徴がある。
【0060】図7は本発明による空気調和機の他の実施
例を示すブロック図であって、15は太陽電池であり、
図1に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明
を省略する。
【0061】この実施例は、図1に示した実施例におい
て、室外機14に太陽電池を接続したものである。
【0062】図7において、室外機14には、太陽電池
の接続端子が設けられており、これに太陽電池15が接
続されると、太陽電池15と直流電源回路24とが駆動
回路25,26の電源となり、また、太陽電池15の出
力直流電圧が直流電源回路12に供給される。この場
合、日照量が多く、太陽電池15の出力電圧値が大きい
とき、この太陽電池15の出力電圧が使用されることは
いうまでもない。このために、図示しないが、室外機1
4から太陽電池15への電流の逆流防止手段が設けられ
ている。
【0063】この実施例では、勿論、太陽電池以外の直
流電源も用いることができるが、送風機7,8や冷媒切
換弁5などの室外機14,室内機13の各電気品が直流
化されているので、太陽電池15などの別の直流電源
を、その出力電圧を交流化することなく、用いることが
できる。
【0064】図8は本発明による空気調和機のさらに他
の実施例を示すブロック図であり、図1に対応するする
部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
【0065】同図において、室内機13では、接続線1
9と室内制御回路10との間に変復調回路17−aが接
続され、室外機14では、接続線19と室外制御回路1
1との間に変復調回路17−bが接続されている。室内
制御機10から出力された送信情報信号は、変復調回路
17−aにより、接続線19上の直流電圧を変調して室
外機14に伝送され、室外機14では、この送信情報信
号が復調回路17−bで復調されて室外制御回路11に
供給される。また、室外制御回路11から出力された送
信情報信号は、変復調回路17−bにより、接続線19
上の直流電圧を変調して室内機13に伝送され、室内機
13では、この送信情報信号が変復調回路17−aで復
調されて室内制御回路10に供給される。
【0066】以上の構成以外の構成は、図面上で省略し
ているが、図1及び図7で示した実施例と同様である。
【0067】以上のように、この実施例では、送信情報
信号が直流電圧を変調することにより、この情報信号の
室内制御回路10,室外制御回路11間の通信が行なわ
れ、この実施例においても、上記従来の空気調和機と同
数の制御線でもって、室内機13側から商用交流電圧を
受電して、室内機13,室外機14間の商用交流電圧や
直流電圧の伝送と、室内制御回路10,室外制御回路1
1間の情報の通信とを行なうことができる。
【0068】図9は図8での変復調回路17−a,17
−bの一具体例を示す回路図であって、19−a,19
−bは電線、20−a,20−bはトランス,21−
a,21−bはキャパシタ,22−a,22−bはイン
ダクタ、23−a1,23−a2,23−a3,23−
b1,23−b2,23−b3は巻線であり、図8に対
応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略す
る。
【0069】同図において、室内機13の変復調回路1
7−aは、トランス20−aと直流阻止用のキャバシタ
21−aとインピーダンスアップ用のインダクタ22−
aとからなっている。室内制御回路10,直流電源回路
12間の接続線19は2つの電線19−a,19−bか
らなり、トランス20−aでの巻線23−a1の一方の
端子が直接電線19−bに、他方の端子がキャバシタ2
1−aを介して電線19−aに夫々接続されている。ま
た、トランス20−aの巻線23−a2は室内制御回路
10の送信端子に、トランス20−aの巻線23−a3
は室内制御回路10の受信端子に夫々接続されている。
さらに、電線19−aには、キャパシタ21−aと電線
19−aとの接続点と室内制御回路10との間に、イン
ダクタ22−aが設けられている。
【0070】同様にして、室外機14側の変復調回路1
7−bは、トランス20−bと直流阻止用のキャバシタ
21−bとインピーダンスアップ用のインダクタ22−
bとからなっている。トランス20−bでの巻線23−
b1の一方の端子が直接電線19−bに、他方の端子が
キャバシタ21−bを介して電線19−aに夫々接続さ
れている。また、トランス20−bの巻線23−b2は
室外制御回路11の送信端子に、トランス20−bの巻
線23−b3は室外制御回路11の受信端子に夫々接続
されている。さらに、電線19−aには、キャパシタ2
1−bと電線19−aとの接続点と直流電源回路12と
の間に、インダクタ22−bが設けられている。
【0071】次に、この具体例の動作を、図9での各部
の信号を示す図10を用いて説明する。
【0072】上記のように、直流電源回路12で発生し
た直流電圧は、電線19−a,19−bを介して室内制
御回路10に供給される。このとき、キャパシタ21−
bによってこの直流電圧がトランス20−bに供給され
るのが阻止され、また、キャパシタ21−aによってこ
の直流電圧がトランス20−aに供給されるのが阻止さ
れる。従って、この直流電圧は、室内制御回路10など
に電源電圧として供給される。
【0073】いま、室内制御回路10の送信端子から図
10(a)に示すような正負のレベルをもつ送信情報信
号が出力されると、この送信情報信号はトランス20−
aの巻線23−a2,23−a1を介して電線19−
a,19−bに供給され、図10(b)に示すように、
直流電圧を変調してトランス20−bに伝送される。こ
のとき、インダクタ22−aのインピーダンスアップ作
用により、送信情報信号が室内制御回路10に伝送され
るのが阻止される。トランス20−bでは、送信情報信
号で変調された直流電圧からキャパシタ21−bによっ
て送信情報信号のみが抽出され(図10(c))、トラ
ンス20−bの巻線23−b1,23−b3を介して室
外制御回路11の受信端子で受信される。このとき、イ
ンダクタ22−bのインピーダンスアップ作用により、
送信情報信号が直流電源回路12に伝送されるのが阻止
される。
【0074】同様にして、室外制御回路11の送信端子
から出力される送信情報信号は、トランス20−bの巻
線23−b2,23−b1,電線19−a,19−b,
トランス20−aの巻線23−a1,23−a3を介し
て室内制御回路10の受信端子に送られる。この場合
も、インダクタ22−a,22−bにより、送信情報信
号が室内制御回路10や直流電源回路12に供給される
のが阻止される。
【0075】このようにして、1つの接続線19でもっ
て、直流電源回路12から室内機13の室内制御回路1
0などへの直流電源電圧の供給と、室内制御回路10と
室外制御回路11との間の情報通信とが可能となる。
【0076】図11は本発明による空気調和機のさらに
他の実施例を示すブロック図であって、20は表示回路
であり、図8に対応する部分には同一符号を付けて重複
する説明を省略する。
【0077】同図において、接続線19と変復調回路1
7−a,17−bとを介した室内制御回路10と室外制
御回路12との間の通信時、受信信号が規定時間(通信
内容などで時間は異なる)以上途絶えた場合、通信エラ
ーが生じ、室内制御回路10と室外制御回路12はこれ
を通信回路の異常と判断して室内機13及び室外機1
4、即ち、空気調和機の運転を停止させ、かつ、室内制
御回路10は表示装置20を駆動して故障の表示を行な
わせる。かかる故障表示としては、表示装置として、例
えば、空気調和機の室内機13に室内から見えるように
設けられている表示装置を用い、これで通常の表示以外
の表示方法(例えば、点滅など)を行なうようにすれば
よい。
【0078】これにより、通信の異常を簡単に知ること
ができ、これに対する修理などの措置を迅速に行なうこ
とができる。
【0079】図12は本発明による空気調和機のさらに
他の実施例を示すブロック図であって、21は遮断回路
であり、図8に対応する部分には同一符号を付けて重複
する説明は省略する。
【0080】同図において、室外機14側に直流電源回
路12からの直流電圧を遮断する遮断回路21が設けら
れている。この遮断回路21は室外制御回路11によっ
て制御され、室外制御回路11が通信回路の異常を判断
すると、空気調和機を停止させるとともに、遮断回路2
1を駆動して室内機13への直流電圧の供給を遮断す
る。
【0081】これによると、室内機13の故障に対して
電気的に保護できる。
【0082】遮断回路21としては、接続線と直列に接
続したリレーや半導体スイッチによって構成することが
できる。
【0083】図13は本発明による空気調和機のさらに
他の実施例を示すブロック図であって、22はダイオー
ドであり、図8に対応する部分には同一符号を付けて重
複する説明を省略する。
【0084】同図において、室内機13には、接続線1
9−a,19−b間にダイオード22が接続されてい
る。ここで、ダイオード22はそのアノードが接地され
ている接続線19−bに、カソードが接地されていない
接続線19−aに夫々接続される。従って、接続線19
−aが直流電圧の+側、接続線19−bが直流電圧の−
側となるように接続線19が正規に接続されていれば、
ダイオード22は逆電圧が印加されてオフ状態となり、
直流電源回路12から室内機13に正常に直流電圧が供
給される。
【0085】しかし、誤って接続線19−aがダイオー
ド22のアノード側、接続線19−bがダイオード22
のカソード側となるように接続線19が室内機13に接
続されたとすると、ダイオード22に順方向に直流電圧
が印加されてダイオード22がオンする。このため、直
流電源回路12に過電流が流れ、直流電源回路12内の
過電流保護回路が作動して直流電圧の供給を停止させ
る。これにより、過電流に対して室内制御回路10が保
護される。
【0086】また、直流電源回路12に過電流保護回路
が設けられていない場合には、図14に示すように、接
続線19−a,19−bの少なくとも一方に電流ヒュー
ズ23を設け、接続線19の誤接続によって過電流が流
れると、電流ヒューズ23が溶断して室内機13への直
流電圧の供給を遮断するようにする。これにより、過電
流に対して室内制御回路10が保護される。
【0087】図13及び図14に示した実施例では、ま
た、ダイオード22や電流ヒューズ23による直流電源
電圧の低下や損失がなく、直流電源回路12の容量を小
さくできるし、室内制御回路10の温度上昇も低減でき
る。
【0088】図15は以上説明した実施例をより具体的
に示したブロック図であって、101は電源スイッチ、
102は室内制御マイコン、103はサーミスタ回路、
104はワイヤレスリモコン、105はワイヤレス受信
回路、106はブザー回路、107は上下風向板用モー
タ、108はリセット回路、109は室内制御回路、1
10は室内送風機駆動回路、201は電磁接触機、20
2は電源回路、203はパワーモジュール、204は室
外制御マイコン、205は位置検出回路、206搏動回
路、207は電源制御回路、208は切換弁駆動回路、
209は室外送風機駆動回路、210はサーミスタ回
路、211は表示回路、212はリセット回路であり、
前出図面に対応する部分には同一符号を付けている。
【0089】同図において、室内機13で商用交流電圧
を受電し、電源スイッチ101を経由して、接続線18
により室外機14に給電される。電源スイッチ101は
空気調和機全体のスイツチであって、空気調和機を長時
間使用しない場合などにオフにするものである。
【0090】上記の室内制御回路10は室内制御マイコ
ン102を中心に構成されている。室内制御マイコン1
02はサーミスタ回路103で検出される室温のデータ
を取り込む。ワイヤレスリモコン104によって使用者
は設定温度や運転モード,風速などを設定し、ワイヤレ
スリモコン104からのかかる設定信号はワイヤレス受
信回路105で受信されて室内制御マイコン102に供
給される。室内制御マイコン102はサーミスタ回路1
03で検出される室温とこの設定温度との差に応じた圧
縮機1(図8)のオン・オフ信号や、回転数指令信号な
どを演算・作成する。
【0091】ブザー回路106は、ワイヤレスリモコン
104から信号を受信したとき、確認音を発生する。表
示回路20は、通常では空気調和機の運転状態を表示す
るものであって、運転ランプや除湿ランブなどによって
構成されている。空気調和機から吹き出される風の方向
を変える上下風向板(図示せず)を動かすために、上下
風向板用モータ107を具備している。また、リセット
回路108は電源投入時などに室内制御マイコン102
にリセット信号を供給するものである。
【0092】接続線18を介して室外機14に給電され
た商用交流電圧は、一方では、直流電源回路12で直流
化されて切換弁5に、また、他方では、電磁接触機20
1と電源回路202を介して室外送風機8の駆動回路2
6とパワーモジュール203に供給される。電磁接触機
201は圧縮機1が運転するときオンし、停止中にオフ
して電源を遮断するものである。電源回路202は商用
交流電圧を整流平滑して高電圧の直流電圧を形成する。
パワーモジュール203は6個のスイッチング素子がブ
リッジ接続されてなり、この直流電圧をスイッチングし
て圧縮機駆動用の電動機2に供給する。
【0093】上記の室外制御回路11は室外制御マイコ
ン204を中心に構成されている。室外マイコン204
の主な働きは電動機2を駆動することである。ここで
は、電動機2として直流ブラシレスモータが使用され
る。直流ブラシレスモータは効率が高く、制御性に優れ
ているという特徴があるが、ロータの磁極位置を検出す
る必要がある。このロータの磁極位置が位置検出回路2
05で検出され、室外制御マイコン204で演算処理さ
れ、パワーモジュール203をスイッチングするための
信号が形成される。駆動回路206は室外制御マイコン
204から出力された信号を増幅し、パワーモジュール
203を駆動するものである。また、電流制限回路20
7は電源回路202やパワーモジュール203などを流
れる電流を検出して電動機2に流れる電流を制御した
り、パワーモジュール203に過大な電流が流れないよ
うに保護を行なったりする。
【0094】切換弁5及び室外送風機8は、室外制御マ
イコン204の指令に従って、切換弁駆動回路208、
室外送風機駆動回路209で駆動される。
【0095】サーミスタ回路210は室外熱交換器4の
温度や外気温度、圧縮機1の温度などを検出し、この検
出結果に基づいて室外制御マイコン204が、制御回路
206を介し、圧縮機1の回転数制御などを行なう。
【0096】表示回路211は運転状態やトリップした
ときの停止要因の表示あるいは通信異常時の故障表示な
どを行なう。
【0097】リセット回路212は室外制御マイコン2
04のリセット制御を行なう。
【0098】商用交流電圧は室外機14の直流電源回路
12に供給される。この直流電源回路12は室内機13
に供給する電源電圧としての直流電圧を形成する。室外
制御回路11で使用する電源電圧は直流電源回路12で
作成してもよいし、別の電源回路を設けて作成してもよ
い。
【0099】直流電源回路12で形成された直流電圧
は、接続線19を経由して室内機13に供給される。室
内制御回路電源109は、室外機14から供給された直
流電圧により、室内制御回路10で使用する電源電圧を
形成する。
【0100】室内送風機駆動回路110は、室外機14
から供給された直流電圧により、室内送風機7を駆動す
る電圧を形成する。室内送風機7としては直流ブラシレ
スモータが使用されており、室内制御マイコン102か
らの指令によって駆動電圧を制御することにより、室内
送風機7の風量制御ができる。また、室内送風機7に過
大電流が流れた場合には、室内送風機駆動回路110は
室内制御マイコン102に信号を送り、これにより、室
内制御マイコン102は室内送風機7を停止させる。
【0101】室内制御マイコン102と室外制御マイコ
ン204との間の通信は、変復調回路17−a,17−
bと接続線19を通して行なわれる。変復調回路17−
aは接続線19に接続されており、室内制御マイコン1
02から出力される送信信号に従って接続線19の直流
電圧を高周波で変調することにより、送信信号をこの直
流電圧に重畳させる。変復調回路17−bは接続線19
の直流電圧から高周波信号を検出し、室外制御マイコン
204に供給する。室外制御マイコン204から室内制
御マイコン102に通信する場合も同様である。
【0102】この通信方法では、双方向同時には通信で
きないので、交互に通信を行なう。通信の内容は、圧縮
機1のオン・オフ信号、回転数信号、室外送風機8の指
令などである。また、外気温度や室外機14のトリップ
要因の情報なども通信する。
【0103】通信は上記のデータを所定の単位(この実
施例では、8ビット)に分割して行なう。各8ビットの
データにはスタートビットとストップビットが付加され
ており、全体にはリーダ部がある。通信は連続して交互
に行なわれるが、通信が停止したり、上記のビットが正
しく読み込めなかったりした場合などでは、通信異常と
判断する。
【0104】通信の主導権は室外制御回路11が有して
おり、通信異常の判断は室外制御回路11で行なわれ
る。通信異常としては、室外制御回路11から室内制御
回路10に通信を行なっても、室内制御回路10から応
答がない場合と、室内制御回路10から誤ったデータを
受信した場合との2通りがある。前者の場合には、図1
6(a)に示すように、所定時間室内制御回路10から
応答がないとき通信異常と判定し、後者の場合には、図
16(b)示すように、受信したデータの正否を検出
し、誤ったデータであるときに通信異常と判定する。か
かるデータの誤りの有無は、スタートビットやストップ
ビット、リーダ部が正規の波形をしているかどうか、パ
リティが一致するかどうかなどで判定することができ
る。この場合、データの誤り時間が所定時間以上続く場
合、あるいはデータの誤り回数が所定回数以上である場
合、データが誤っていると判定する。
【0105】いずれの場合も、通信の不具合が所定時間
あるいは所定回数継続したとき、通信異常とする。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
室内機を低電圧の直流電源電圧で動作させるので、室内
送風機の駆動回路において、高電圧用の大型部品が不要
となるし、また、発熱発火の危険性がなくなるので、発
熱発火保護の鉄板カバーが不要となり、室内電気部品の
小型化ができる。また、室外機の冷媒切換弁の電磁弁コ
イル、室外送風機を直流電圧で動作させるので、太陽光
発電等の直流電源を交流に変換することなく利用できる
ほか、送風機にブラシレスモータを使用するので高効率
化が図れる。なお、室外機の送風機などを低電圧の直流
電源で駆動すれば、室内機と同様の効果があることはい
うまでもない。
【0107】また、本発明によると、送信情報信号の振
幅を直流電圧よりも小さくしているので、送信情報信号
を直流電圧に重畳して伝送しても、室内機へ供給する電
力が低減することがなく、室外機に設けた直流電源回路
の小型化が図れ、また、室内機に供給される電力が減少
しないので、室内送風機の風量の低下を防ぐことができ
る。
【0108】さらに、本発明によると、通信回路の異常
のときに故障表示するので、修理などが短時間で対応で
きる。
【0109】さらにまた、本発明によると、室内機への
電源供給を遮断するので、室内機の故障に対して電気的
に保護できる。
【0110】さらにまた、本発明によると、接続線の誤
接続があっても、室内制御回路の破壊を防止することが
でき、このための保護装置による直流電源電圧の低下や
損失がなく、直流電源回路の容量を小さくできるし、室
内制御回路の温度上昇も低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和機の一実施例を示すブロ
ック図である。
【図2】誘導電動機と直流電動機との回転数制御の違い
を示す図である。
【図3】図1における変復調回路の接続線との接続関係
をより詳細に示したブロック図である。
【図4】図3における各部の信号を示す波形図である。
【図5】図1における変復調回路の変調部と発振回路の
一具体例を示す回路図である。
【図6】図1における変復調回路の復調部の一具体例を
示す回路図である。
【図7】本発明による空気調和機の他の実施例を示すブ
ロック図である。
【図8】本発明による空気調和機のさらに他の実施例を
示すブロック図である。
【図9】図8における変復調回路の一具体例を示す回路
図である。
【図10】図9における各部の信号を示す波形図であ
る。
【図11】本発明による空気調和機のさらに他の実施例
を示すブロック図である。
【図12】本発明による空気調和機のさらに他の実施例
を示すブロック図である。
【図13】本発明による空気調和機のさらに他の実施例
を示すブロック図である。
【図14】本発明による空気調和機のさらに他の実施例
を示すブロック図である。
【図15】図8,図11〜図14に示した実施例をより
具体的に示すブロック図である。
【図16】通信異常の判定方法の具体例を示すフローチ
ャートである。
【図17】従来の空気調和機の一例を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 電動機 3a,3b 室内熱交換器 4 室外熱交換器 5 冷媒切換弁 6 減圧器 7 室内送風機 8 室外送風機 9,9’ 商用電源 10 室内制御回路 11 室外制御回路 12 直流電源回路 13 室内機 14 室外機 14−a,14−b 発振回路 15 太陽電池 17−a,17−b 変復調回路 18,19 接続線 20 表示回路 21 遮断回路 22 ダイオード 23 電流ヒューズ 24 直流電源回路 25 圧縮機モータ駆動回路 26 室外送風機駆動回路 27 室内送風機駆動回路 28 二方弁
フロントページの続き (72)発明者 倉島 史郎 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所リビング機器事業部内 (72)発明者 庄野 浩之 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所リビング機器事業部内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内制御回路や室内送風機などの電気品
    を備えた1または複数の室内機と、圧縮機や室外制御回
    路,圧縮機駆動用の第1の直流電源回路,室外送風機及
    び冷媒切換弁などの電気品を備えた室外機とからなる空
    気調和機において、 該室外送風機にセンサレス直流ブラシレスモータを用い
    て、該第1の直流電源回路を該センサレス直流ブラシレ
    スモータの電源に共用し、 該室外送風機の回転数を決め細かく制御することができ
    るように構成したことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記室外機に第2の直流電源回路を設け、かつ、前記室
    内機と前記室外機との間に接続線を設けて、該第2の直
    流電源回路から直流電圧を該接続線を介して前記室内機
    に供給し、該室内機での上記電気品の電源電圧とすると
    ともに、 該第2の直流電源回路を前記冷媒切換弁の電源とするこ
    とを特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 商用電源電圧を前記室内機,前記室外機のどちらからも
    受電できるように構成したことを特徴とする空気調和
    機。
  4. 【請求項4】 請求項1または2において、 前記室外機に、 前記室外制御回路からの通信信号よりも高い周波数の信
    号を出力する発振回路と、 該発振回路の出力信号を前記室外制御回路からの通信信
    号で変調し、この変調によって得られる信号を伝送信号
    として前記接続線の直流電圧を変調する第1の変復調回
    路とを設け、 かつ、前記室内機に、 前記室内制御回路からの通信信号よりも高い周波数の信
    号を出力する発振回路と、 該発振回路の出力信号を前記室内制御回路からの通信信
    号で変調し、この変調によって得られる信号を伝送信号
    として前記接続線の直流電圧を変調する第2の変復調回
    路とを設け、 該第1の変復調回路は該第2の変復調回路からの伝送信
    号を復調して前記室外制御回路に供給し、前記第2の変
    復調回路は前記第1の変復調回路からの伝送信号を復調
    して室内制御回路に供給することにより、前記室外制御
    回路,前記室内制御回路間の通信を前記接続線を介して
    可能に構成したことを特徴とする空気調和機。
  5. 【請求項5】 室内制御回路や室内送風機などの電気品
    を備えた室内機と、圧縮機や室外制御回路,圧縮機駆動
    用の第1の直流電源回路などの電気品を備えた室外機と
    からなる空気調和機において、 該室内機で商用電源電圧を受電するようにし、かつ該室
    外機に第2の直流電源回路を夫々設けるとともに、 該室内機と該室外機との間に第1,第2の接続線を設
    け、 該室内機で商用電源電圧を受電し、該商用電源電圧を該
    第1の接続線を介して該室外機に供給し、 該室外機の該第2の直流電源回路で該商用電源電圧を直
    流電圧に変換し、該直流電圧を該第2の接続線を介して
    該室内機に供給し、該室内機での上記電気品の電源電圧
    とすることを特徴とする空気調和機。
  6. 【請求項6】 各種電気品を備え商用電源電圧を受電す
    る室内機と直流電源回路や各種電気品を備えた室外機と
    が第1,第2の接続線によって接続されてなり、該室内
    機で受電された該商用電源電圧が該第1の接続線を介し
    該室外機に供給されて該直流電源回路により直流電圧に
    変換され、該直流電圧が該第2の接続線を介し該室内機
    に供給されて該室内機の該各種電気品の電源電圧とする
    空気調和機において、 該室内機と該室外機とに夫々変復調手段を設けて該第2
    の接続線に接続して、該第2の接続線を介して該室内機
    と該室外機との間の情報信号の通信を行なうようにし、 該室内機と該室外機との間の該情報信号の通信が規定時
    間以上途絶えて通信エラーが生じたとき、通信回路の異
    常と判定して運転を停止させる手段と、 該手段の異常判定に基づいて故障表示する手段とを設け
    ことを特徴とする空気調和機。
  7. 【請求項7】 各種電気品を備え商用電源電圧を受電す
    る室内機と直流電源回路や各種電気品を備えた室外機と
    が第1,第2の接続線によって接続されてなり、該室内
    機で受電された該商用電源電圧が該第1の接続線を介し
    該室外機に供給されて該直流電源回路により直流電圧に
    変換され、該直流電圧が該第2の接続線を介し該室内機
    に供給されて該室内機の該各種電気品の電源電圧とする
    空気調和機において、 該室内機と該室外機とに夫々変復調手段を設けて該第2
    の接続線に接続して、該第2の接続線を介して該室内機
    と該室外機との間の情報信号の通信を行なうようにし、 該室内機と該室外機との間の該情報信号の通信が規定時
    間以上途絶えて通信エラーが生じたとき、通信回路の異
    常と判定して運転を停止させる手段と、 該手段の異常判定に基づいて該第2の接続線を介した該
    直流電圧の該室内機への供給を遮断する手段とを設けこ
    とを特徴とする空気調和機。
  8. 【請求項8】 室内制御回路や室内送風機などの電気品
    を備え商用電源電圧を受電する室内機と、圧縮機や室内
    制御回路,直流電源回路などの電気品を備えた室外機と
    が第1,第2の接続線によって接続されてなり、該室内
    機で受電された該商用電源電圧が該第1の接続線を介し
    該室外機に供給されて該直流電源回路により直流電圧に
    変換され、該直流電圧が該第2の接続線を介し該室内機
    に供給されて該室内機の該各種電気品の電源電圧とする
    空気調和機において、 該第2の接続線の誤接続に対して該室内機の該室内制御
    回路を保護する手段を設けたことを特徴とする空気調和
    機。
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