JP3101380B2 - 空気調和機の電源装置 - Google Patents

空気調和機の電源装置

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JP3101380B2
JP3101380B2 JP03336890A JP33689091A JP3101380B2 JP 3101380 B2 JP3101380 B2 JP 3101380B2 JP 03336890 A JP03336890 A JP 03336890A JP 33689091 A JP33689091 A JP 33689091A JP 3101380 B2 JP3101380 B2 JP 3101380B2
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由浩 中村
圭吾 鬼塚
重晴 佐々木
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    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/56Power conversion systems, e.g. maximum power point trackers

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は商用電源からの交流電力
を整流平滑して得られる直流電力と、太陽電池で発電さ
れた直流電力とを併用して用いる空気調和機の電源装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の商用電源からの交流電力と太陽電
池からの直流電力とを用いて電動機を駆動するように成
したものとしては、実開昭56−146847号公報に
記載されたようなものがあった。この公報に記載された
ものは商用交流電源と、直流電力源(太陽電池電源)と
を備え、商用交流電源と直流電力源とのいずれかを用い
て空気調和機用の圧縮機(電動機)を駆動するようにし
たものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の技術
では、直流電力源の出力が少なく空気調和機を運転する
に足りない時は、商用交流電源を用いて空気調和機の運
転を行い直流電力源の出力が充分にあるときは、この直
流電力源の出力を用いて空気調和機の運転を行うもので
あった。
【0004】すなわち、常に商用交流電源または直流電
力源のいずれか一方のみが空気調和機の運転に用いられ
ているものであった。このため、直流電力源の出力が少
ないときにはその出力が遮断され、直流電力源の利用効
率が低くなり、この直流電力源を最大限に利用できない
ものであった。
【0005】このような問題点に対して、特開昭62−
221013号公報に記載されているようなものが試み
られた。この公報に記載されているものは、商用交流電
源と直流電力源(太陽電池)とを併用して用い直流電力
の出力が低下した際には商用交流電源から不足分を補っ
て圧縮機の運転を行うようにしたものであった。
【0006】このように構成した場合、圧縮機の運転を
行なわない時、すなわち空気調和機の運転を行なわない
時にも太陽電池から圧縮機の駆動回路に直流電力が供給
されることになる。通常圧縮機の駆動に用いられる直流
電力は約直流280〔V〕であり、保守点検の際に管理
者やサービスマンが誤って触れ感電する危険があった。
【0007】また、この時は太陽電池の出力電圧が実質
的に280〔V〕の開放状態になるため、太陽電池にか
かるストレスが大きく太陽電池の寿命を短くする欠点が
あった。
【0008】さらに、太陽電池の発電電流が所定値より
小さい時には、コンバータ回路で昇圧が充分に行なえず
駆動回路への直流電力の供給が実質的に行なえなくな
り、太陽電池にとっては前記圧縮機が停止した状態と同
等になり太陽電池のストレスが増加するものであった。
【0009】本発明はこのような問題点に対して、空気
調和機の停止時の安全性と太陽電池のストレスの低減を
図った電源装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は交流電源から供
給される交流電力を直流電力に整流し平滑して出力する
整流平滑回路、及びこの直流電力を任意の周波数の交流
電力に変換して圧縮機に供給する駆動回路を有する空気
調和機の電源装置において、太陽電池と、この太陽電池
で発電された直流電力を前記整流平滑回路から得られる
直流電力の電圧より高い電圧の直流電力に変換して出力
するDC/DC(直流/直流)コンバータ回路と、前記
太陽電池の発電電流を検出する電流検出回路と、この電
流検出回路の検出した発電電流が所定値より大きい際に
前記コンバータ回路から出力される直流電力を前記整流
平滑回路から出力される直流電力に加え、前記電流値が
前記所定値より小さい際に前記コンバータ回路から出力
される直流電力を遮断させると共に前記太陽電池の出力
を短絡させる制御回路とを備えたものである。
【0011】また、駆動回路は直流電力を電動圧縮機の
夫々の固定子巻線にこの圧縮機の回転角に基づいて予め
定められた順序で供給するものである。
【0012】また制御回路は空気調和機の運転停止時に
も前記コンバータ回路から出力される直流電力を遮断さ
せると共に前記太陽電池の出力を短絡させる安全制御回
路を備えたものである。
【0013】
【作用】このように構成された空気調和機の電源装置を
用いると、空気調和機の運転が停止している時は太陽電
池から駆動回路に高圧の直流電圧が供給されることがな
くなる。また太陽電池の電池の発電を必要としない時に
は、太陽電池の出力を短絡して太陽電池のストレスを軽
減できるものである。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は本発明の実施例を示す電源装置を用いて圧縮
機用の電動機を駆動するように成した分離型の空気調和
機の要部電気回路図(主に室外ユニットの空気回路図)
である。
【0015】この図において1は室内ユニットであり、
室外ユニットのマイクロプロセッサ2へシリアル信号回
路3と信号線を介して制御データの送受が行えるように
接続されている。室内ユニット1は圧縮機を運転させる
時にスイッチ接片1a,1bを閉じて商用交流電源15
からの交流電力を室外ユニットへ供給させる。
【0016】室内ユニット1から送られてくるデータ
は、圧縮機に供給する疑似正弦波の交流電力の周波数を
決める周波数信号F(F=0で圧縮機の停止)、冷房/
暖房信号(四方弁を切り換える信号)などである。
【0017】反対に室外ユニット(マイクロプロセッサ
2)から室内ユニット1へ送られるデータとしては、外
気温度データ、現在出力している交流電力の周波数(圧
縮機用電動機の回転数)、室外ユニットが異常状態にな
ったときの異常を示すデータなどである。
【0018】4〜6は夫々室外側熱交換器に送風できる
ように設けられたファンを駆動するための単相誘導電動
機(運転コンデンサは省略)、暖房運転時に圧縮機から
吐出された高温冷媒の一部を蒸発器に戻すためのバイパ
ス管を開く電磁弁、冷凍サイクルを逆転して冷房運転/
暖房運転の切り換えを行う四方弁であり商用交流電源の
電源母線間に接続されている。
【0019】誘導電動機4には直列に開閉接片7と切り
換え接片8とが直列に接続されている。切り換え接片8
を切り換えることによって、誘導電動機4の回転数を高
速と低速との2段階に変えることができる。この開閉接
片7、切り換え接片8の動作はマイクロプロセッサ2に
よって制御されている。
【0020】9,10はフォトトライアックでありその
ON/OFFはマイクロプロセッサ2によって制御され
ている。このフォトトライアックがON/OFFするこ
とによって電磁弁5、四方弁6の通電が行われる。尚、
このフォトトライアック9,10のON/OFFはマイ
クロプロセッサ2によって制御されている。
【0021】11,12,13は温度センサであり、夫
々外気温度、室外側熱交換器の温度、圧縮機14の温度
を検出する。マイクロプロセッサ2は外気温度と室外側
熱交換器の温度に基づいて切り換え接片8を切り換えて
誘導電動機の回転数を制御し、圧縮機14の温度に基づ
いてこの温度が所定値を越えないように圧縮機14に供
給される交流電力の周波数を強制的に減少させる保護動
作を行う。
【0022】この圧縮機14は三つの固定子巻線37,
38,39をスター状に結線した三相誘導電動機を駆動
源として用いている。
【0023】商用交流電源15から供給される交流電力
は、バリスタ16、ノイズフィルタ17,チョークコイ
ル18を介して整流回路(ダイオードブリッジ)19に
与えられる。この整流回路19では商用交流電源15か
ら供給される交流電力(実効値100Vの交流電力)を
コンデンサ20,21と共に倍電圧整流して280Vの
直流電力を得ている。22はノイズフィルタであり、2
3は平滑用のコンデンサである。この整流回路19と平
滑用コンデンサ23とから整流平滑回路を構成してい
る。尚、24は電流ヒューズである。
【0024】25はインバータ回路(駆動回路)であ
り、三相ブリッジ状に結線された6個のスイッチング素
子(トランジスタ、FET、IGBTなど)とこれらの
スイッチング素子を個々にON/OFFさせるドライブ
回路26とから成っている。
【0025】ドライブ回路26はマイクロプロセッサ2
からのスイッチング信号に応じてスイッチング素子のO
N/OFFを制御(マイクロプロセッサ2からのスイッ
チング信号をスイッチング素子を充分にドライブできる
程度まで電力増幅する)する。従って、インバータ回路
25の夫々のスイッチング素子はマイクロプロセッサ2
からの信号でON/OFFすることになる。
【0026】マイクロプロセッサ2は室内ユニットから
与えられた周波数信号の交流電力が圧縮機14に供給さ
れるようにインバータ回路25へスイッチング信号を出
力する。このスイッチング信号はPWM理論(搬送波と
周波数信号の周波数の変調波との大小から生成する。)
に基づいてマイクロプロセッサ2が演算して求めたスイ
ッチング信号である。
【0027】従って、圧縮機14へは任意の周波数の交
流電力(疑似正弦波による交流電力)を供給することが
できる。この交流電力の周波数を変えることによって圧
縮機を駆動する電動機の回転数が変わり圧縮機の能力を
変えることができることは言うまでもない。
【0028】27はスイッチング電源であり、280V
の直流電力をマイクロプロセッサ2や他の電子回路の動
作に必要な低電圧まで降下させるものである。
【0029】28は太陽電池パネル(複数の太陽電池を
接続してパネルにしたもの)であり、例えば最大出力が
約600Wである。(本実施例では圧縮機14の最大消
費電力の約1/3であり、最大消費電力の大きさに合わ
せて適当に設定する)太陽電池パネル28で発電された
直流電力は切換接片40,41がDC/DCコンバータ
回路29側にある時はDC/DCコンバータに供給さ
れ、抵抗42側にある時は抵抗42に供給される。尚、
この切換接片40,41は制御回路43で切換えられ、
非通電状態(制御回路に電力が供給されていない時)は
抵抗42側である。
【0030】DC/DCコンバータ29は太陽電池パネ
ル28からの出力を290Vに昇圧(または降圧)する
ものである。この290Vはこの電圧に限るものでなく
整流回路19、コンデンサ20,21で倍電圧整流され
た電圧(280V)より高い電圧(ダイオード30によ
る電圧降下を引いた後の電圧)であればよい。
【0031】このように電圧を設定することによってD
C/DCコンバータ29の直流出力をインバータ回路2
5に供給できる。すなわち、整流平滑回路の直流出力に
加えることができると共に、DC/DCコンバータ29
の出力、すなわち太陽電池の出力が低下したときなど太
陽電池の出力が不足し電力電圧が低下するような時に
は、交流電源15からの電力が供給されて、インバータ
回路25には常に必要な電力が供給されるものである。
【0032】30は逆流防止用のダイオードであり、太
陽電池パネル28の出力が低下したとき、また圧縮機1
4の消費電力が増加して太陽電池パネル28の出力が不
足したときに倍電圧整流による直流電力が太陽電池パネ
ル28に逆流するのを防止するものである。
【0033】44は電流検出器であり、太陽電池パネル
28で発電された直流電力の電流値を検出する。この直
流電流を検出センサとしては、例えば直流C.T(ホー
ル素子を用いたもの)の出力電圧の変化から直流電流を
検出するものを用いれば、太陽電池パネル28の出力電
圧を低下させることなく、かつ検出用の抵抗を挿入する
ことなく直流電流を検出することができる。
【0034】制御回路43は電流検出器44の検出した
直流電流の値に応じて切換接片40,41を切換えるも
のである。電流検出器44の検出する電流が所定値(太
陽電池パネル28の最大出力約600〔W〕に対して、
約10〔W〕程度の出力に相当する電流値約100〔m
A〕に設定しているが、太陽電池パネル28の最大出力
及び圧縮機の消費電力に応じて任意に設定する。)以上
の際に太陽電池パネル28で発電された直流電力をDC
/DCコンバータ29側へ供給する。
【0035】また、電流検出器44の検出する電流値が
所定値より小さい際は太陽電池パネル28で発電される
直流電力を抵抗42側へ供給させる。すなわち、太陽電
池パネル28の出力を抵抗42で短絡する。この抵抗4
2は太陽電池パネル28の出力電圧が大きくならない
値、最大で30〜40〔V〕程度に収まるような抵抗値
に設定されている。
【0036】また制御回路43はマイクロプロセッサ2
から停止信号が与えられた時は、切換接片40,41を
抵抗42側へ切り換える。尚、この切換接片40,41
は商用交流電源15が遮断された時、すなわち室外ユニ
ットの停止時には抵抗42側になるように設定されてい
る。
【0037】従って、圧縮機14が停止している時、空
気調和機を使用していない時、さらに夜間等の太陽電池
パネル28の発電量が少ない時には切換接片40,41
が抵抗42側になるものである。
【0038】図2は図1に示した室外ユニットの主な動
作を示すフローチャートである。この図において、ステ
ップS1で室外ユニットに商用交流電源15から電力が
供給されているか否かを確認する。電力がない場合はス
テップS2へ進む。ステップS2で切換接片40,41
を抵抗42側へ設定する。尚、この切換接片40,41
の位置は室外ユニットに電力が供給されていない時の位
置である。
【0039】電力が供給されている時はステップS3へ
進んでマイクロプロセッサ2のイニシャライズが行なわ
れ、続いてステップS4で室外ユニットの運転制御が行
なわれる。この運転制御は室内ユニット1からの制御信
号に基づいて圧縮機14の運転/停止や運転能力(圧縮
機14に供給する疑似正弦波の周波数)などを変える制
御である。
【0040】次いでステップS5、ステップS6の条件
を判断して太陽電池パネル28で発電された電力を使用
するか否かの判断を行なう。まずステップS5では圧縮
機14が運転しているか否かの判断を行ない、圧縮機1
4が運転している時にはさらにステップS6へ進んで太
陽電池パネル28の発電電流Tが所定値より小さいか否
かの判断を行なう。
【0041】従って、ステップS5、ステップS6の判
断から、圧縮機14が運転しており、同時に太陽電池パ
ネル28の発電電流Tが所定値以上の時にステップS9
へ進み切換接片40,41をDC/DCコンバータ29
側へ切換えるものである。すなわち、太陽電池パネル2
8から発電された直流電力を昇圧して整流平滑回路の出
力電力に加えられるものである。
【0042】また、圧縮機14が停止している時、及び
太陽電池パネル28の発電電流が所定値より小さい時に
はステップS7へ進み切換接片40,41を抵抗42側
へ設定するものである。すなわち、太陽電池パネル28
の出力を抵抗42を介して短絡するものである。
【0043】以上のように構成された電源装置では、太
陽電池パネル28の発電電流が小さい際は、太陽電池の
発電を利用せず太陽電池のストレスを軽減する。またD
C/DCコンバータ29の動作電力に太陽電池パネル2
8の出力を用いた場合は太陽電池パネル28の発電力が
低下しこの動作電力が不足する時(290〔V〕まで昇
圧できない時)にDC/DCコンバータ29の動作を停
止させることができる。
【0044】また、圧縮機14が停止している際は、太
陽電池パネル28の出力を抵抗42を介して短絡するこ
とができる。すなわち、太陽電池パネル28で発電され
た電力を抵抗42で消費でき、無負荷(出力端の実施的
な開放)による太陽電池のストレスを無くすことができ
る。
【0045】さらに室外ユニットに商用交流電源15か
ら交流電力が供給されていない際は、太陽電池パネル2
8の出力を抵抗42を介して短絡することができる。す
なわち、室外ユニットの整流平滑回路とインバータ装置
とを接続する電力線やインバータ装置と圧縮機とを接続
する電力線などの電位を0にすることができる。従っ
て、室外ユニット内には、280〔V〕の高電圧になる
所がなく、保守、点検時に作業者が誤って触れても感電
することがなくなるものである。
【0046】以上の実施例では、室外ユニットへの電力
の供給は室内ユニットの接片1a,1bで制御され、室
外ユニットに電力が供給されている時のみマイクロプロ
セッサ2が動作するように構成されているが、室外ユニ
ットに常に電力が供給されマイクロプロセッサ2が常に
動作状態にあるように構成してもよい。この時は圧縮機
の停止時に280〔V〕の高電圧が生じないように整流
平滑回路にスイッチを設けると良い。
【0047】図3は本発明の他の実施例を示す要部電気
回路図である。この図において図1に示した電気回路図
との違いは圧縮機が直流ブラシレスモータを用いる点
と、インバータ装置25に供給する直流電力の電圧をス
イッチング電源27で変える点と、圧縮機14の回転角
を検出器50で検出し、マイクロプロセッサ2が通電す
る固定子巻線を切換える点にある。直流ブラシレスモー
タの同期回転数(圧縮機の運転能力)は固定子巻線に印
加する電圧に応じて変化する。従って、スイッチング電
源27でマイクロプロセッサ2の駆動用の直流電力を作
ると共に可変電圧の直流電力を作りインバータ装置25
に供給する。この可変電圧はマイクロプロセッサ2から
の信号によって設定される。
【0048】検出器50は圧縮機14の固定子巻線3
7,38,39に回転子の回転によって生じる誘起電圧
の変化から回転子の回転角を判断するため信号をマイク
ロプロセッサに出力する。マイクロプロセッサ2はこの
信号に基づいて通電する固定子巻線を選択し、この選択
された固定子巻線が通電されるようにインバータ装置2
5のスイッチング素子のON/OFFを求め、このスイ
ッチング信号をドライブ回路26を介してインバータ装
置25へ出力する。従って、固定子巻線37,38,3
9は回転子の回転角に応じて選択されて通電されるもの
である。
【0049】
【発明の効果】本発明は太陽電池と交流電源とを用いて
圧縮機を駆動する空気調和機の電源装置において、太陽
電池の発電電流が所定値より大きい時に、太陽電池で発
電された電力をDC/DCコンバータで昇圧して圧縮機
の駆動用電力として用い、太陽電池の発電電流が小さい
時には太陽電池の出力を短絡させるので、太陽電池は常
に閉ループを形成することができ太陽電池のストレスを
防止することができる。
【0050】また圧縮機が運転していない時、及び室外
ユニットに商用交流電力が供給されていない時は、太陽
電池の出力を短絡して室外ユニット内に高電圧が生じる
のを防止でき、保守点検の際の作業者の感電を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を用いた空気調和機の要部電気
回路図である。
【図2】本発明の実施例の主な動作を示すフローチャー
トである。
【図3】本発明の他の実施例を示す空気調和機の要部電
気回路図である。
【符号の説明】
14 圧縮機 15 交流電源 25 インバータ回路 28 太陽電池パネル 29 DC/DCコンバータ 30 ダイオード 37 固定子巻線 38 固定子巻線 39 固定子巻線 40 切換接片 41 切換接片 42 抵抗 43 制御回路 44 電流検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古賀 健一 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−293937(JP,A) 特開 昭61−139226(JP,A) 特開 昭61−54820(JP,A) 実開 平3−3021(JP,U) 実開 昭62−293937(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 7/35 H01L 31/04 - 31/06 G05F 1/67 H02J 1/00 - 1/16 F25F 27/00 F24F 11/02 102

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源から供給される交流電力を直流
    電力に整流し平滑して出力する整流平滑回路、及びこの
    直流電力を任意の周波数の交流電力に変換して圧縮機に
    供給する駆動回路を有する空気調和機の電源装置におい
    て、太陽電池と、この太陽電池で発電された直流電力を
    前記整流平滑回路から得られる直流電力の電圧より高い
    電圧の直流電力に変換して出力するDC/DC(直流/
    直流)コンバータ回路と、前記太陽電池の発電電流を検
    出する電流検出回路と、この電流検出回路の検出した発
    電電流が所定値より大きい際に前記コンバータ回路から
    出力される直流電力を前記整流平滑回路から出力される
    直流電力に加え、前記発電電流が前記所定値より小さい
    際に前記コンバータ回路から出力される直流電力を遮断
    させると共に前記太陽電池の出力を短絡させる制御回路
    とを備えたことを特徴とする空気調和機の電源装置。
  2. 【請求項2】 交流電源から供給される交流電力を直流
    電力に整流し平滑して出力する整流平滑回路、及びこの
    直流電力を電動圧縮機の夫々の固定子巻線にこの圧縮機
    の回転角に基づいて予め定められた順序で供給する駆動
    回路を有する空気調和機の電源装置において、太陽電池
    と、この太陽電池で発電された直流電力を前記整流平滑
    回路から得られる直流電力の電圧より高い電圧の直流電
    力に変換して出力するDC/DC(直流/直流)コンバ
    ータ回路と、前記太陽電池の発電電流を検出する電流検
    出回路と、この電流検出回路の検出した発電電流が所定
    値より大きい際に前記コンバータ回路から出力される直
    流電力を前記整流平滑回路から出力される直流電力に加
    え、前記発電電流が前記所定値より小さい際に前記コン
    バータ回路から出力される直流電力を遮断させると共に
    前記太陽電池の出力を短絡させる制御回路とを備えたこ
    とを特徴とする空気調和機の電源装置。
  3. 【請求項3】 制御回路は空気調和機の運転停止時にも
    前記コンバータ回路の直流電力の出力を停止すると共に
    前記太陽電池の出力を短絡させる安全制御回路を備えた
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気
    調和機の電源装置。
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