JPH08152179A - Ptcヒータを用いる空気調和機の制御方法 - Google Patents

Ptcヒータを用いる空気調和機の制御方法

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JPH08152179A
JPH08152179A JP6292564A JP29256494A JPH08152179A JP H08152179 A JPH08152179 A JP H08152179A JP 6292564 A JP6292564 A JP 6292564A JP 29256494 A JP29256494 A JP 29256494A JP H08152179 A JPH08152179 A JP H08152179A
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ptc
ptc heater
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heater
microcomputer
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JP6292564A
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Yoshiaki Kurita
佳明 栗田
Tomio Yoshikawa
富夫 吉川
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Hitachi Ltd
Hitachi Shimizu Engineering Co Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Shimizu Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】PTCヒータ8,9は制御基板10上の運転・
停止用リレー6,7によって運転・停止する。電流検出
は運転電流iを変流器1によって検出し、ブリッジ整流
回路2,平滑コンデンサ3を介し、検出電圧VとしてA
/Dコンバータ4に送られ、マイコン5に取込まれる。
マイコン5は、PTCヒータ8を運転させ、始動電流を
検出し、始動電流が収束したのを確認後、PTCヒータ
9を運転する。 【効果】起動不良や電気部品定格越えを防止することを
可能とし、複数系統のPTCヒータを確実に順次起動す
る制御方法を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、暖房時の能力を補助す
る電気加熱器としてPTCヒータを用いる空気調和機に
係り、特に、PTCヒータを複数系統有した際の電流制
御及びPTCヒータの特性を生かした最適制御に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機で、暖房時の能力を補
助する電気加熱器には、温度が変化しても抵抗値がほと
んど変わらないシーズヒータ等の補助ヒータが用いられ
ていた。この種のヒータは周囲温度に係らずに発熱する
ため、温度ヒューズの接続、または、ヒータ周囲の断熱
材に耐熱性の優れたものを使用するなど、コストアップ
要因が多かった。
【0003】これに対し、PTC(Positive Temperatu
re Coefficient)ヒータ、いわゆる、セラミックヒータ
は、温度が上昇するにつれてその抵抗値が急激に高くな
り、発熱量が自動的に制限されるため、過熱しないとい
う利点があることより採用している。
【0004】従来の技術は、特開昭62−10550 号公報に
記載してあるように、同一電源から電源供給を受ける複
数台の空気調和機で、各空気調和機の圧縮機を起動する
際は、起動間隔を一定時間以上保って、順次、起動させ
る例があげられているが、各圧縮機に電流検出機構を設
けて、一号機の圧縮機を起動させ、起動電流が収束して
安定したら二号機の圧縮機を起動させるといった起動電
流を検出して、順次、起動させることは述べられていな
い。また、従来の技術は、圧縮機に係ることであり、ヒ
ータに関しては述べられていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】先ず、一般に電動機
(圧縮機)やヒータを複数有し、起動する際は、起動不
良防止,電気部品定格越え防止のため起動間隔を一定時
間保って、順次、起動しており、従来技術では、この点
が考慮されている。一方、PTCヒータを用いる空気調
和機では、PTCヒータの抵抗値が、周囲温度,送風機
回転数によって異なるため、PTCヒータ運転開始時の
始動電流の大きさ,始動電流が収束して運転電流が安定
するまでの時間が一定ではないという問題がある。
【0006】本発明の第一の目的は、PTCヒータを複
数系統有した場合において、始動電流収束時間が環境に
よって異なっても、各PTCヒータの始動電流が重なら
ずに、確実に順次起動を行う制御を確立することにあ
る。
【0007】第二に、PTCヒータを一系統有する室内
機を複数台有する場合に、室内機を据付けている各部屋
の温度が異なることにより各室内機のPTCヒータ始動
電流収束時間が一定ではないという問題がある。
【0008】本発明の第二の目的は、各室内機の環境が
異なっても、各PTCヒータの始動電流が重ならずに、
確実に順次起動を行う制御を確立する。
【0009】第三に、PTCヒータを複数系統有する室
内機を複数台有する場合に、室内機1台において複数系
統のPTCヒータは確実に、順次、起動しても、複数台
の室内機のPTCヒータが同時起動してしまう問題があ
る。
【0010】本発明の第三の目的は、PTCヒータを複
数系統有する室内機を複数台有した場合でも、確実に、
順次、起動を行う制御を確立することにある。
【0011】第四に、周囲温度が低く、送風機回転数が
大きい時など、PTCヒータに過大な電流が流れた際、
電気部品定格電流を越えて、前記部品の寿命を損なうと
いう問題がある。
【0012】本発明の第四の目的は、PTCヒータに過
大な電流が流れても、電気部品定格電流を絶対に越えな
いよう過電流保護を行う制御を確立することにある。
【0013】第五に、室内機の設定温度に応じて、複数
系統のPTCヒータを切替えなければならないという問
題がある。
【0014】本発明の第五の目的は、室内機の設定温度
に応じて、確実に複数系統のPTCヒータを切替える制
御を確立する。
【0015】第六に、室内機の設定温度に応じて、PT
Cヒータに流れる風量を変えなければならないという問
題がある。
【0016】本発明の第六の目的は、室内機の設定温度
に応じて、確実に送風機電動機回転数を切替える制御を
確立することにある。
【0017】第七に、室内機の設定温度に応じて、複数
系統のPTCヒータを切替えたり、PTCヒータに流れ
る風量を変えたりしなければならないという問題があ
る。
【0018】本発明の第七の目的は、最適なPTCヒー
タ切替制御,送風機電動機回転数切替制御を確立するこ
とにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の第一の構成は、電流検出機構として、PT
Cヒータ始動電流を検出する変流器,マイコンに検出値
を取込むための制御回路及びA/Dコンバータ,PTC
ヒータ始動電流が収束したか判断を行うマイコンを設け
る。また、複数系統のPTCヒータ各々に、運転・停止
用リレーを設ける。まず、複数系統有するPTCヒータ
との内、一系統目を始動させ始動電流を検出し、マイコ
ンにて始動電流が収束したのを確認した後、二系統目を
始動させる。この動作をくり返し、PTCヒータの順次
始動を行う。
【0020】本発明の第二構成は、各室内機に電流検出
機構として、PTCヒータ始動電流を検出する変流器,
マイコンに検出値を取込むための制御回路及びA/Dコ
ンバータ,PTCヒータ始動電流が収束したか判断を行
うマイコンを設ける。また、各室内機にPTCヒータ運
転・停止用リレーを設ける。各室内機の制御信号を送受
信するための室内間連絡信号線を接続し、各室内機の号
機設定をする。まず、一号機のPTCヒータを始動させ
始動電流を検出し、一号機マイコンにて始動電流が収束
したのを確認した後、一号機マイコンより二号機マイコ
ンにPTCヒータ運転開始信号を送り、二号機のPTC
ヒータを始動させる。この動作をくり返し、PTCヒー
タの順次始動を行う。
【0021】本発明の第三構成は、前記電流検出機構と
前記室内間連絡信号線を設け、各室内機の号機設定をす
る。まず、一号機の一系統目を始動させ始動電流を検出
し、一号機マイコンにて始動電流が収束したのを確認
後、一号機の二系統目を始動させる。この動作をくり返
し一号機のPTCヒータ順次始動を行った後、一号機マ
イコンより二号機マイコンにPTCヒータ運転開始信号
を送り、二号機の一系統目が始動する。この動作をくり
返し室内機複数台の順次始動を行う。
【0022】本発明の第四構成は、前記電流検出機構を
設け、前記マイコンにPTCヒータ過電流設定値を設け
る。まず、PTCヒータ運転電流を検出し、マイコンに
設けた過電流設定値に達した場合、PTCヒータを停止
あるいは送風機回転数を抑制する。
【0023】本発明の第五構成は、前記電流検出機構以
外に吸込温度検出機構を設け、前記マイコンに複数系統
のPTCヒータ切替制御を設ける。これにより、室内機
設定温度に応じたPTCヒータ最適運転を可能とする。
【0024】本発明の第六構成は、前記電流検出機構以
外に吸込温度検出機構を設け、前記マイコンに送風機電
動機回転数切替制御を設ける。これにより、室内機設定
温度に応じたPTCヒータ最適運転を可能とする。
【0025】本発明の第七構成は、前記電流検出機構以
外に吸込温度検出機構を設け、前記マイコンに複数系統
のPTCヒータ切替制御と送風機電動機回転数切替制御
を設ける。これにより、室内機設定温度に応じたPTC
ヒータ最適運転を可能とする。
【0026】
【作用】本発明の第一構成では、マイコンは運転開始す
るPTCヒータ運転・停止用リレーに信号を送り、運転
開始したPTCヒータの始動電流が収束したかの判断を
行い、次に運転開始するPTCヒータ運転・停止用リレ
ーに信号を送る作用を行う。
【0027】本発明の第二構成では、マイコンは各室内
機が何号機か判断を行う。次に、マイコンは運転開始す
るPTCヒータ運転・停止用リレーに信号を送り、運転
開始したPTCヒータの始動電流が収束したかの判断を
行い、次に運転開始するPTCヒータを有する室内機のマ
イコンにPTCヒータ運転開始信号を送る作用を行う。
【0028】本発明の第三構成では、マイコンは各室内
機が何号機か判断を行う。次に、マイコンは運転開始す
るPTCヒータ運転・停止用リレーに信号を送り、運転
開始したPTCヒータの始電流が収束したかの判断を行
い、次に、運転開始するPTCヒータ運転・停止用リレー
に信号を送る。さらに、マイコンは次に運転を開始する
PTCヒータを有する室内機のマイコンにPTCヒータ
運転開始信号を送る作用を行う。
【0029】本発明の第四構成では、マイコンはPTC
ヒータに過電流が流れているか否かの判断する作用を行
う。
【0030】本発明の第五構成では、マイコンは設定温
度に応じたPTCヒータの運転台数を決定する作用を行
う。
【0031】本発明の第六構成では、マイコンは設定温
度に応じた送風機回転数を決定する作用を行う。
【0032】本発明の第七構成では、マイコンは設定温
度に応じたPTCヒータ運転台数,送風機回転数を決定
する作用を行う。
【0033】
【実施例】以下、本発明のPTCヒータを用いる空気調
和機の制御方法を図1ないし図11を参照して説明す
る。PTCヒータを複数系統有する空気調和機における
PTCヒータの順次起動制御方法を図1の制御回路、図
2の運転電流波形と検出電圧波形より説明する。PTC
ヒータ8,9は制御基板10上の運転・停止用リレー
6,7をオンすることにより運転を開始する。電流検出
はPTCヒータ運転電流iを変流器1によって検出し、
ブリッジ整流回路2,平滑コンデンサ3を介して制御回
路検出電圧VとしてA/Dコンバータ4に送られ、マイ
コン5に取込まれる。ここで、PTCヒータの順次起動
制御方法を図2を参照して説明する。まずマイコン5は
PTCヒータ運転・停止用リレー6をオンしてPTCヒ
ータ8を運転する。マイコン5はPTCヒータ8の始動
電流を取込み、始動電流が収束した(A)点を確認後、
PTCヒータ運転・停止用リレー7をオンしてPTCヒ
ータ9を運転する。本発明の効果は、PTCヒータ同時
始動した際の起動不良や電気部品定格越えを防止するこ
とができ、複数系統のPTCヒータを確実に順次起動す
る制御方法の確立を図ることにある。
【0034】第二構成では、図3の制御回路、図4の検
出電圧波形より説明する。一号機室内機12aのPTC
ヒータ8aは制御基板10a上の運転・停止用リレー6
aをオンすることにより運転を開始する。二号機室内機
12bのPTCヒータ8bは制御基板10b上の運転・
停止用リレー6bをオンすることにより運転を開始す
る。電流検出は一号機でPTCヒータ運転電流i1を変
流器1aによって検出し、ブリッジ整流回路2a,平滑
コンデンサ3aを介して制御回路検出電圧V1としてA
/Dコンバータ4aに送られ、マイコン5aに取込まれ
る。二号機でも同様な手順でPTCヒータ運転電流i2
を制御回路検出電圧V2としてマイコン5bに取込まれ
る。また、一号機室内機12aと二号機室内機12bは
伝送回路11a,11bを介して信号のやり取りを行っ
ている。ここで、PTCヒータの、順次、起動制御方法
を図4を参照して説明すると、まず、マイコン5aはPT
Cヒータ運転・停止用リレー6aをオンしてPTCヒー
タ8aを運転する。前記マイコン5aはPTCヒータ8
aの始動電流を取込み、始動電流が収束した(B)点を
確認後、伝送回路11a,11bを介してマイコン5b
にPTCヒータ8bの運転開始信号を送る。信号を受け
たマイコン5bはPTCヒータ運転・停止用リレー6b
をオンしてPTCヒータ8bを運転する。本発明の効果
は、PTCヒータ同時始動した際の起動不良や電気部品
定格越えを防止することができ、複数台の室内機に有す
る一系統のPTCヒータを確実に順次起動する制御方法
の確立を図ることにある。
【0035】第三構成では、図5の制御回路、図6の検
出電圧波形より説明する。一号機室内機12aのPTC
ヒータ8a,9aは制御基板10a上の運転・停止用リ
レー6a,7aをオンすることにより運転を開始する。
二号機室内機12bのPTCヒータ8b,9bも同様な
手順で運転する。電流検出は一号機ではPTCヒータ運
転電流i1を変流器1aによって検出し、ブリッジ整流
回路2a,平滑コンデンサ3aを介して制御回路検出電
圧V1としてA/Dコンバータ4aに送られ、マイコン
5aに取込まれる。二号機でも同様な手順でPTCヒー
タ運転電流i2を制御回路検出電圧V2としてマイコン
5bに取込まれる。また、一号機室内機12aと二号機
室内機12bは伝送回路11a,11bを介して信号の
やり取りを行っている。ここで、PTCヒータの順次起
動制御方法を図6を参照して説明すると、まず、マイコ
ン5aはPTCヒータ運転・停止用リレー6aをオンし
てPTCヒータ8aを運転する。マイコン5aはPTC
ヒータ8aの始動電流を取込み、始動電流が収束した
(A)点を確認後、PTCヒータ運転・停止用リレー7
aをオンしてPTCヒータ9aを運転する。マイコン5
aはPTCヒータ9aの始動電流を取込み、始動電流が
収束した(B)点を確認後、伝送回路11a,11bを
介してマイコン5bにPTCヒータ8bの運転開始信号
を送る。信号を受けたマイコン5bはPTCヒータ運転
・停止用リレー6bをオンしてPTCヒータ8bを運転
する。マイコン5bはPTCヒータ8bの始動電流を取
込み、始動電流が収束した(C)点を確認後、PTCヒ
ータ運転・停止用リレー7bをオンしてPTCヒータ9
bを運転する。本発明の効果は、PTCヒータが同時始
動した際の起動不良や電気部品定格越えを防止すること
ができ、複数台の室内機に有する複数系統のPTCヒー
タを確実に順次起動する制御方法の確立を図ることにあ
る。
【0036】第四構成では、図7の制御回路、図8のタ
イムチャートにより説明する。PTCヒータ8,9は制御
基板10上の運転・停止用リレー6,7をオンすること
により運転を開始する。電流検出は、PTCヒータ運転
電流iを変流器1によって検出し、ブリッジ整流回路
2,平滑コンデンサ3を介して制御回路検出電圧Vとし
てA/Dコンバータ4に送られ、マイコン5に取込まれ
る。送風機用電動機17は、単相誘導電動機であり、進
相コンデンサ18を介しており、回転数の切替えは、制
御基板10上の回転数切替リレー15,16で行う。回
転数切替リレー15がオンの場合、高速回転Hiであ
り、回転数切替リレー16がオンの場合、低速回転Lo
である。吸込温度はサーミスタ14によりマイコン5に
取込まれ、室内設定温度は、リモコン19より伝送回路
11を介してマイコン5に取込まれる。マイコン5には
過電流制御のための過電流設定値テーブル13を設け
る。ここで、過電流制御方法を図8を参照して説明する
と、PTCヒータ運転電流iの検出電圧Vがマイコン5
に設けた過電流設定値に達した((D)点)場合、以下の
対応策で制御する。対応策1は、PTCヒータ8,9の
二系統が運転しており、二系統とも運転停止する制御で
ある。対応策2は、PTCヒータ8,9の二系統が運転
しており、PTCヒータ9の一系統のみ運転停止する制
御である。対応策3は、送風機電動機17の回転数を高
速回転から低速回転に切替えるか、または、低速回転の
送風機電動機を停止する制御である。本発明の効果は、
PTCヒータに過電流が流れ、電気部品の定格越えを防
止することができ、確実な過電流制御方法の確立を図る
ことにある。
【0037】第五構成では、図7の制御回路、図9のタ
イムチャートにより説明する。PTCヒータ8,9の切替
えは、リモコン19により決定する室内設定温度と吸込
温度サーミスタ14によって検出された吸込温度によっ
て行う。図9では、設定温度と吸込温度との差が−3℃
以下で一6℃以上の時PTCヒータ8の一系統のみが運
転(運転・停止用リレーYH1がオン)をし、差が−6℃
以下の時、PTCヒータヒータ8,9の二系統を運転
(運転・停止用リレーYH1,YH2がオン)する。本実施
例の効果は、設定温度と吸込温度との差によって必要な
PTCヒータ運転台数の決定をすることにより、最適な
空調ができ、PTCヒータの運転制御方法の確立を図る
ことにある。
【0038】第六構成では、図7の制御回路、図10の
タイムチャートにより説明する。送風機電動機17の回
転数切替えは、リモコン19により決定する室内設定温
度と吸込温度サーミスタ14によって検出される吸込温
度によって行う。図10では、設定温度と吸込温度との
差が−3℃以下の時送風機回転数を高速回転(回転数切
替用リレーYF1がオン)となり、差が+1℃以上となっ
た時送風機回転数を低速回転(回転数切替用リレーYF2
がオン)となる。本実施例の効果は、設定温度と吸込温
度との差によって必要な回転数を決定することにより、
最適な空調ができ、送風機回転数制御方法の確立を図る
ことにある。
【0039】第七構成では、図7の制御回路、図11の
タイムチャートにより説明する。PTCヒータ8,9の
切替え、送風機電動機17の回転数切替えは、リモコン
19により決定する室内設定温度と吸込温度サーミスタ
14によって検定される吸込温度によって行う。図11
では、設定温度が−3℃以下で−6℃以上の時、PTC
ヒータ8の一系統のみが運転(運転・停止用リレーYH1
がオン)をし、送風機は低速回転(回転数切替リレーY
F2がオン)する。差が−6℃以下で−9℃以上の時、P
TCヒータ8,9の二系統が運転(運転・停止用リレー
H1,YH2がオン)をし、送風機は低速回転する。差が
−9℃以下の時、PTCヒータ8,9の二系統が運転を
し、送風機は高速回転(回転数切替リレーYF1がオン)
する。本発明の効果は、設定温度と吸込温度との差によ
って必要なPTCヒータ運転台数、必要な送風機回転数
を決定することにより、最適な空調ができ、PTCヒー
タの運転制御方法・送風機回転数制御方法の確立を図る
ことにある。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、PTCヒータ同時始動
した際の起動不良や電気部品定格越えを防止することを
可能とした。従って、複数系統のPTCヒータを確実に
順次起動する制御方法を提供できる。
【0041】また、PTCヒータ同時始動した際の起動
不良や電気部品定格越えを防止することを可能とし、室
内機複数台に有するPTCヒータを確実に順次起動する
制御方法を提供できる。
【0042】さらに、PTCヒータ同時始動した際の起
動不良や電気部品定格越えを防止することを可能とし、
室内機複数台有する複数系統のPTCヒータを確実に順
次起動する制御方法を提供できる。
【0043】さらに、電気部品定格越えを防止すること
を可能とし、確実な過電流制御方法を提供できる。
【0044】さらに、最適な空調を可能とし、PTCヒ
ータの運転制御方法を提供できる。
【0045】さらに、最適な空調を可能とし、送風機の
回転数制御方法を提供できる。
【0046】さらに、最適な空調を可能とし、PTCヒ
ータの運転制御方法と送風機の回転数制御方法を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例でPTCヒータを複数系統有
した場合の制御回路図。
【図2】図1の制御状況を示す運転電流波形と検出電圧
波形図。
【図3】PTCヒータを一系統有する室内機を複数台有
した場合の制御回路図。
【図4】図3の制御状況を示す検出電圧波形図。
【図5】PTCヒータを複数系統有する室内機を複数台
有した場合の制御回路図。
【図6】図5の制御状況を示す検出電圧波形図。
【図7】図1の制御回路に過電流制御機構と温度検出機
構,送風機回転数制御回路を設けた場合の制御回路図。
【図8】過電流制御のタイムチャート。
【図9】設定温度に応じたPTCヒータ切替制御のタイ
ムチャート。
【図10】設定温度に応じた送風機回転数制御のタイム
チャート。
【図11】設定温度に応じたPTCヒータ切替制御と送
風機回転数制御を合わした場合のタイムチャート。
【符号の説明】
1…変流器、2…ブリッジ整流回路、3…平滑コンデン
サ、4…A/Dコンバータ、5…マイコン、6,7…P
TCヒータ運転・停止用リレー、8,9…PTCヒータ、
10…制御基板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱交換器および送風機等を有し暖房時の能
    力を補助する電気加熱器としてPTCヒータを用いる空気
    調和機において、前記PTCヒータを複数系統有し、各
    系統の前記PTCヒータ通電電流を検出する電流検出機
    構と前記電流検出機構を制御するマイコンを設け、各系
    統の前記PTCヒータを順次起動することを特徴とする
    PTCヒータを用いる空気調和機の制御方法。
JP6292564A 1994-11-28 1994-11-28 Ptcヒータを用いる空気調和機の制御方法 Pending JPH08152179A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102080865A (zh) * 2009-11-26 2011-06-01 夏普株式会社 空调
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