JP2001355943A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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- JP2001355943A JP2001355943A JP2000180170A JP2000180170A JP2001355943A JP 2001355943 A JP2001355943 A JP 2001355943A JP 2000180170 A JP2000180170 A JP 2000180170A JP 2000180170 A JP2000180170 A JP 2000180170A JP 2001355943 A JP2001355943 A JP 2001355943A
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- Japan
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- outdoor
- air conditioner
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- indoor
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- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 冷媒配管や伝送線が誤接続の場合でも、修復
工事をすることなく、正常運転を可能とする。 【解決手段】 本発明の空気調和機は、複数台の室外ユ
ニットと1台の室内ユニットとが冷媒配管で接続され、
各室外ユニットと室内ユニット間に複数の冷凍サイクル
が形成されている。このような空気調和機において、冷
凍サイクルの一つを指定して試運転を行う時に、各冷凍
サイクルの室内ユニット内での温度を検出する室内配管
温度検出部30と、この温度検出部30で検出した温度
の変化を検知し、複数の冷凍サイクルのうちどの冷凍サ
イクルが運転されているかを判定する判定部31と、試
運転が指定された冷凍サイクルと運転が確認された冷凍
サイクルとが異なっている場合、運転が確認された冷凍
サイクルに制御対象を変更する制御対象変更部32と、
制御対象変更部32での変更内容を認識して通常運転に
反映させる変更内容反映部33とを設ける。
工事をすることなく、正常運転を可能とする。 【解決手段】 本発明の空気調和機は、複数台の室外ユ
ニットと1台の室内ユニットとが冷媒配管で接続され、
各室外ユニットと室内ユニット間に複数の冷凍サイクル
が形成されている。このような空気調和機において、冷
凍サイクルの一つを指定して試運転を行う時に、各冷凍
サイクルの室内ユニット内での温度を検出する室内配管
温度検出部30と、この温度検出部30で検出した温度
の変化を検知し、複数の冷凍サイクルのうちどの冷凍サ
イクルが運転されているかを判定する判定部31と、試
運転が指定された冷凍サイクルと運転が確認された冷凍
サイクルとが異なっている場合、運転が確認された冷凍
サイクルに制御対象を変更する制御対象変更部32と、
制御対象変更部32での変更内容を認識して通常運転に
反映させる変更内容反映部33とを設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数台の室外ユニ
ットに対して1台の室内ユニットが接続され、複数の冷
凍サイクルが形成された空気調和機に関するものであ
る。
ットに対して1台の室内ユニットが接続され、複数の冷
凍サイクルが形成された空気調和機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】複数台の室外ユニットに対して1台に室
内ユニットが接続される形式の空気調和機においては、
室外ユニットと室内ユニット間の冷媒配管及び伝送線の
接続が現場にて施工される。このために、冷媒配管また
は伝送線が誤接続される可能性は高い。
内ユニットが接続される形式の空気調和機においては、
室外ユニットと室内ユニット間の冷媒配管及び伝送線の
接続が現場にて施工される。このために、冷媒配管また
は伝送線が誤接続される可能性は高い。
【0003】また、上記のような形式の空気調和機で
は、1台の室内ユニットが複数の冷凍サイクルを有する
ために、そのサイクル制御(複数台の冷凍サイクルをO
N/OFFさせる)を司る制御部が設けられており、そ
の制御部に予め冷凍サイクルを区別する号機設定が必要
となる。
は、1台の室内ユニットが複数の冷凍サイクルを有する
ために、そのサイクル制御(複数台の冷凍サイクルをO
N/OFFさせる)を司る制御部が設けられており、そ
の制御部に予め冷凍サイクルを区別する号機設定が必要
となる。
【0004】そこで、例えば特開平10−148429
号公報には、室内ユニットに搭載されている温度センサ
を利用し、自動的に冷凍サイクルの号機を認識し、冷媒
配管が正常に接続されているか否かを判別可能な空気調
和機が提案されている。この空気調和機では冷凍サイク
ルが2つ形成され、各冷凍サイクルの冷媒温度を検出す
る温度センサを室内ユニット側に設け、一方の冷凍サイ
クルを指定して試運転を行った時に、指定された側の冷
凍サイクルを流れる冷媒温度が変化すれば、冷媒配管は
正常に接続されていると判定し、変化しなければ冷媒配
管が正常に接続されていないと判定している。また同時
に、室外ユニット内で冷凍サイクルを制御する制御部
は、室外送風機、圧縮機、四方弁等の制御を認識するこ
とになるため、号機設定を自動的に行っている。
号公報には、室内ユニットに搭載されている温度センサ
を利用し、自動的に冷凍サイクルの号機を認識し、冷媒
配管が正常に接続されているか否かを判別可能な空気調
和機が提案されている。この空気調和機では冷凍サイク
ルが2つ形成され、各冷凍サイクルの冷媒温度を検出す
る温度センサを室内ユニット側に設け、一方の冷凍サイ
クルを指定して試運転を行った時に、指定された側の冷
凍サイクルを流れる冷媒温度が変化すれば、冷媒配管は
正常に接続されていると判定し、変化しなければ冷媒配
管が正常に接続されていないと判定している。また同時
に、室外ユニット内で冷凍サイクルを制御する制御部
は、室外送風機、圧縮機、四方弁等の制御を認識するこ
とになるため、号機設定を自動的に行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術では、冷媒配管や伝送線が正常に接続されている場
合には、正常であることの確認と、予め冷凍サイクルを
区別して認識させるための号機設定の作業とが不要とな
るため、作業時間の短縮や工事費の削減の点では有効で
ある。
技術では、冷媒配管や伝送線が正常に接続されている場
合には、正常であることの確認と、予め冷凍サイクルを
区別して認識させるための号機設定の作業とが不要とな
るため、作業時間の短縮や工事費の削減の点では有効で
ある。
【0006】しかし、従来技術では冷媒配管や伝送線に
誤接続であった場合には、その確認を行ってから、誤接
続の修復作業が必要となり、その修復のための作業時間
と修復のための工事費が掛かるという問題点がある。
誤接続であった場合には、その確認を行ってから、誤接
続の修復作業が必要となり、その修復のための作業時間
と修復のための工事費が掛かるという問題点がある。
【0007】本発明の目的は、冷媒配管や伝送線が誤接
続の場合でも、修復工事をすることなく、正常な運転を
可能とする空気調和機を提供することにある。
続の場合でも、修復工事をすることなく、正常な運転を
可能とする空気調和機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、圧縮機、室外熱交換器、および室外ユニ
ット制御部を有する複数台の室外ユニットと、前記室外
ユニットの台数と同数の室内熱交換器と複数の減圧装
置、および室内ユニット制御部を有する1台の室内ユニ
ットとが冷媒配管で接続され、前記各室外ユニットと前
記室内ユニット間に複数の冷凍サイクルが形成された空
気調和機において、前記冷凍サイクルの一つを指定して
試運転を行う時に、前記各冷凍サイクルの前記室内ユニ
ット内での温度を検出する温度検出手段と、この温度検
出手段で検出した温度の変化を検知し、複数の冷凍サイ
クルのうちどの冷凍サイクルが運転されているかを判定
する判定手段と、試運転が指定された冷凍サイクルと運
転が確認された冷凍サイクルとが異なっている場合、運
転が確認された冷凍サイクルに制御対象を変更する制御
対象変更手段と、前記制御対象変更手段での変更内容を
認識して通常運転に反映させる変更内容反映手段とを備
えたことを特徴としている。
に、本発明は、圧縮機、室外熱交換器、および室外ユニ
ット制御部を有する複数台の室外ユニットと、前記室外
ユニットの台数と同数の室内熱交換器と複数の減圧装
置、および室内ユニット制御部を有する1台の室内ユニ
ットとが冷媒配管で接続され、前記各室外ユニットと前
記室内ユニット間に複数の冷凍サイクルが形成された空
気調和機において、前記冷凍サイクルの一つを指定して
試運転を行う時に、前記各冷凍サイクルの前記室内ユニ
ット内での温度を検出する温度検出手段と、この温度検
出手段で検出した温度の変化を検知し、複数の冷凍サイ
クルのうちどの冷凍サイクルが運転されているかを判定
する判定手段と、試運転が指定された冷凍サイクルと運
転が確認された冷凍サイクルとが異なっている場合、運
転が確認された冷凍サイクルに制御対象を変更する制御
対象変更手段と、前記制御対象変更手段での変更内容を
認識して通常運転に反映させる変更内容反映手段とを備
えたことを特徴としている。
【0009】上記構成によれば、室外ユニットや室内ユ
ニットを現地に据え付けて試運転を行う際に、室内ユニ
ット制御部によって、一つの冷凍サイクル(つまりある
一つの室外ユニット)を指定すると、冷媒配管や伝送線
の接続に誤りがなければ、指定された方の冷凍サイクル
を流れる冷媒の温度が変化するが、冷媒配管や伝送線の
接続に誤りがあると、指定された方の冷凍サイクルを流
れる冷媒の温度が変化せず、他の冷凍サイクルを流れる
冷媒の温度が変化する。この場合、制御対象変更手段
は、冷媒の温度が変化している冷凍サイクルに制御対象
を変更する。そして変更内容反映手段は、制御対象変更
手段での変更内容を認識し通常運転に反映させるので、
通常運転では変更内容に基づいて正常な空調運転が行わ
れる。これにより、誤接続された冷媒配管や伝送線の修
復作業が不要となり、修復のための作業および工事費を
削減することができる。
ニットを現地に据え付けて試運転を行う際に、室内ユニ
ット制御部によって、一つの冷凍サイクル(つまりある
一つの室外ユニット)を指定すると、冷媒配管や伝送線
の接続に誤りがなければ、指定された方の冷凍サイクル
を流れる冷媒の温度が変化するが、冷媒配管や伝送線の
接続に誤りがあると、指定された方の冷凍サイクルを流
れる冷媒の温度が変化せず、他の冷凍サイクルを流れる
冷媒の温度が変化する。この場合、制御対象変更手段
は、冷媒の温度が変化している冷凍サイクルに制御対象
を変更する。そして変更内容反映手段は、制御対象変更
手段での変更内容を認識し通常運転に反映させるので、
通常運転では変更内容に基づいて正常な空調運転が行わ
れる。これにより、誤接続された冷媒配管や伝送線の修
復作業が不要となり、修復のための作業および工事費を
削減することができる。
【0010】前記複数の冷凍サイクルは同容量であると
都合がよい。すなわち、複数の冷凍サイクルが同容量で
あれば、制御対象を変更しても冷房や暖房の能力に差異
が生じることがない。
都合がよい。すなわち、複数の冷凍サイクルが同容量で
あれば、制御対象を変更しても冷房や暖房の能力に差異
が生じることがない。
【0011】なお、前記複数の冷凍サイクルの容量が異
なっていても、容量が低い方の冷凍サイクルに合わせて
通常運転を行わせることも可能である。
なっていても、容量が低い方の冷凍サイクルに合わせて
通常運転を行わせることも可能である。
【0012】また、前記制御対象変更手段は、制御対象
を変更する際に、前記変更内容として前記温度検出手段
と前記室外ユニットとの関係を切り換える。
を変更する際に、前記変更内容として前記温度検出手段
と前記室外ユニットとの関係を切り換える。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。図1は本発明に係る空気調和機の特
徴部分を示している。本発明に係る空気調和機には、冷
凍サイクルの一つを指定して試運転を行う時に、各冷凍
サイクルの室内ユニット内での温度を検出する室内配管
温度検出部30と、室内配管温度検出部30で検出した
温度の変化を検知し、複数の冷凍サイクルのうちどの冷
凍サイクルが運転されているかを判定する判定部31
と、試運転が指定された冷凍サイクルと運転が確認され
た冷凍サイクルとが異なっている場合、運転が確認され
た冷凍サイクルに制御対象を変更する制御対象変更部3
2と、制御対象変更部32での変更内容を認識して通常
運転に反映させる変更内容反映部33と、が設けられて
いる。
に従って説明する。図1は本発明に係る空気調和機の特
徴部分を示している。本発明に係る空気調和機には、冷
凍サイクルの一つを指定して試運転を行う時に、各冷凍
サイクルの室内ユニット内での温度を検出する室内配管
温度検出部30と、室内配管温度検出部30で検出した
温度の変化を検知し、複数の冷凍サイクルのうちどの冷
凍サイクルが運転されているかを判定する判定部31
と、試運転が指定された冷凍サイクルと運転が確認され
た冷凍サイクルとが異なっている場合、運転が確認され
た冷凍サイクルに制御対象を変更する制御対象変更部3
2と、制御対象変更部32での変更内容を認識して通常
運転に反映させる変更内容反映部33と、が設けられて
いる。
【0014】図2は本発明に係る空気調和機の全体構成
図で、冷媒配管および伝送線が正常に接続された状態を
示している。図2において、矢印は冷房時の冷媒の流れ
る方向を示している。また、配管部分が実線で示されて
いるものは、2つある冷凍サイクルのうち、No.1側
つまり室外ユニットが1号機側の冷凍サイクルを示し、
一点鎖線はNo.2側つまり室外ユニットが2号機側の
冷凍サイクルを示しており、両冷凍サイクルは同容量で
ある。
図で、冷媒配管および伝送線が正常に接続された状態を
示している。図2において、矢印は冷房時の冷媒の流れ
る方向を示している。また、配管部分が実線で示されて
いるものは、2つある冷凍サイクルのうち、No.1側
つまり室外ユニットが1号機側の冷凍サイクルを示し、
一点鎖線はNo.2側つまり室外ユニットが2号機側の
冷凍サイクルを示しており、両冷凍サイクルは同容量で
ある。
【0015】室外ユニット2aには、圧縮機5a、四方
弁6a、室外熱交換器7a、アキュムレータ8a、室外
側送風機9a、および室外ユニット制御部12aがそれ
ぞれ設けられている。同様に、室外ユニット2bには、
圧縮機5b、四方弁6b、室外熱交換器7b、アキュム
レータ8b、室外側送風機9b、および室外ユニット制
御部12bがそれぞれ設けられている。
弁6a、室外熱交換器7a、アキュムレータ8a、室外
側送風機9a、および室外ユニット制御部12aがそれ
ぞれ設けられている。同様に、室外ユニット2bには、
圧縮機5b、四方弁6b、室外熱交換器7b、アキュム
レータ8b、室外側送風機9b、および室外ユニット制
御部12bがそれぞれ設けられている。
【0016】室内ユニット1には、室内熱交換器13、
減圧装置14a,14b、室内温度センサ16、配管温
度センサ17a,17b、および室内ユニット制御部1
8がそれぞれ設けられている。
減圧装置14a,14b、室内温度センサ16、配管温
度センサ17a,17b、および室内ユニット制御部1
8がそれぞれ設けられている。
【0017】そして、室外熱交換器7a、減圧装置14
a、および室内熱交換器13は冷媒液配管3aによりそ
れぞれ接続され、室内熱交換器13、四方弁6a、アキ
ュムレータ8a、圧縮機5a、四方弁6a、および室外
熱交換器7aは冷媒ガス配管4aによりそれぞれ接続さ
れている。また、室外熱交換器7b、減圧装置14b、
および室内熱交換器13は冷媒液配管3bによりそれぞ
れ接続され、室内熱交換器13、四方弁6b、アキュム
レータ8b、圧縮機5b、四方弁6b、および室外熱交
換器7bは冷媒ガス配管4bによりそれぞれ接続されて
いる。
a、および室内熱交換器13は冷媒液配管3aによりそ
れぞれ接続され、室内熱交換器13、四方弁6a、アキ
ュムレータ8a、圧縮機5a、四方弁6a、および室外
熱交換器7aは冷媒ガス配管4aによりそれぞれ接続さ
れている。また、室外熱交換器7b、減圧装置14b、
および室内熱交換器13は冷媒液配管3bによりそれぞ
れ接続され、室内熱交換器13、四方弁6b、アキュム
レータ8b、圧縮機5b、四方弁6b、および室外熱交
換器7bは冷媒ガス配管4bによりそれぞれ接続されて
いる。
【0018】さらに、室内ユニット制御部18と室外ユ
ニット制御部12aとは伝送線19で接続され、室外ユ
ニット制御部12aと室外ユニット制御部12bとは伝
送線20で接続されている。なお、図1に示した判定部
31、制御対象変更部32、および変更内容反映部33
は室内ユニット制御部18の内部に設けられ、また図1
に示した室内配管温度検出部30は配管温度センサ17
a,17bに相当している。
ニット制御部12aとは伝送線19で接続され、室外ユ
ニット制御部12aと室外ユニット制御部12bとは伝
送線20で接続されている。なお、図1に示した判定部
31、制御対象変更部32、および変更内容反映部33
は室内ユニット制御部18の内部に設けられ、また図1
に示した室内配管温度検出部30は配管温度センサ17
a,17bに相当している。
【0019】上記構成において、室内ユニット制御部1
8では伝送線19,20の接続により、室外ユニット2
a側を1号機、室外ユニット2b側を2号機とそれぞれ
認識する。さらに、室内ユニット1側の冷凍サイクル制
御部品である配管温度センサ17aおよび減圧装置14
aはサイクルNo.1側の部品として、配管温度センサ
17bおよび減圧装置14bはサイクルNo.2側の部
品として認識されている。
8では伝送線19,20の接続により、室外ユニット2
a側を1号機、室外ユニット2b側を2号機とそれぞれ
認識する。さらに、室内ユニット1側の冷凍サイクル制
御部品である配管温度センサ17aおよび減圧装置14
aはサイクルNo.1側の部品として、配管温度センサ
17bおよび減圧装置14bはサイクルNo.2側の部
品として認識されている。
【0020】ここで、図2の空気調和機は冷媒配管や伝
送線が正常に接続された状態を示している。以下、図2
の状態で、例えば冷房運転の試運転を行う場合について
説明する。
送線が正常に接続された状態を示している。以下、図2
の状態で、例えば冷房運転の試運転を行う場合について
説明する。
【0021】サイクルNo.1側を冷房運転する場合に
は、四方弁6aは、その接続ポートAと接続ポートBと
が、接続ポートCと接続ポートDとがそれぞれ内部で連
通する状態に操作される。圧縮機5aから吐出された高
温高圧の冷媒蒸気は、四方弁6aの接続ポートA,Bを
経て室外熱交換器7aに流入し、室外側送風機9aによ
って送風される室外空気に熱を放出する。室外空気に熱
を放出した冷媒は凝縮液化して液冷媒となり冷媒液配管
3aを介して室内機1側に搬送される。室内機1側に搬
送された液冷媒は、減圧装置14aによって低温低圧と
なり室内熱交換器13に搬送される。このとき、配管温
度センサ17aが取り付けられた箇所を低温低圧の冷媒
が通過するため、運転停止時よりも変化の大きい温度変
化を検知することになる。この配管温度センサ17aで
検知した温度変化が、あらかじめ設定した値よりも大き
くなることから、現在運転している室外ユニットに対応
する室内ユニット側のサイクルは、配管温度センサ17
aおよび減圧装置14aを有しているNo.1側である
と、判定部31(図1参照)が認識し、その後も当初の
認識通り配管温度センサ17aおよび減圧装置14aに
よりサイクルを制御する。
は、四方弁6aは、その接続ポートAと接続ポートBと
が、接続ポートCと接続ポートDとがそれぞれ内部で連
通する状態に操作される。圧縮機5aから吐出された高
温高圧の冷媒蒸気は、四方弁6aの接続ポートA,Bを
経て室外熱交換器7aに流入し、室外側送風機9aによ
って送風される室外空気に熱を放出する。室外空気に熱
を放出した冷媒は凝縮液化して液冷媒となり冷媒液配管
3aを介して室内機1側に搬送される。室内機1側に搬
送された液冷媒は、減圧装置14aによって低温低圧と
なり室内熱交換器13に搬送される。このとき、配管温
度センサ17aが取り付けられた箇所を低温低圧の冷媒
が通過するため、運転停止時よりも変化の大きい温度変
化を検知することになる。この配管温度センサ17aで
検知した温度変化が、あらかじめ設定した値よりも大き
くなることから、現在運転している室外ユニットに対応
する室内ユニット側のサイクルは、配管温度センサ17
aおよび減圧装置14aを有しているNo.1側である
と、判定部31(図1参照)が認識し、その後も当初の
認識通り配管温度センサ17aおよび減圧装置14aに
よりサイクルを制御する。
【0022】次に、冷媒配管に誤接続があった場合につ
いて説明する。図3は、冷媒配管に誤接続があった場合
の一例で、1号機の室外ユニット2aに接続すべき冷媒
液配管3aおよび冷媒ガス配管4aが2号機の室内ユニ
ット2bに接続され、逆に、2号機の室外ユニット2b
に接続すべき冷媒液配管3bおよび冷媒ガス配管4bが
1号機の室内ユニット2aに接続されている。その他の
構成は、図2に示した空気調和機と同様である。
いて説明する。図3は、冷媒配管に誤接続があった場合
の一例で、1号機の室外ユニット2aに接続すべき冷媒
液配管3aおよび冷媒ガス配管4aが2号機の室内ユニ
ット2bに接続され、逆に、2号機の室外ユニット2b
に接続すべき冷媒液配管3bおよび冷媒ガス配管4bが
1号機の室内ユニット2aに接続されている。その他の
構成は、図2に示した空気調和機と同様である。
【0023】上記のように冷媒配管に誤接続があった状
態で、図2の場合と同様にNo.1側のサイクルを運転
するよう指示を出した場合、1号機の室外ユニット2a
が運転され、室外熱交換器7aによって凝縮された液冷
媒が室内ユニット1側に搬送される。ところが、液冷媒
は室外ユニット2aを出た後、液冷媒配管3bに搬送さ
れるため、温度変化を検知するのは配管温度センサ17
b側となる。ここで、試運転開始時、室内ユニット制御
部18では配管温度センサ17a側、つまりNo.1側
でサイクル制御をするよう認識しているが、温度変化を
検知した配管温度センサが当初認識していたものと異な
るため、制御対象変更部32(図1参照)により配管温
度センサ17b側、つまりNo.2側でサイクル制御を
行うよう変更する。同時に、減圧装置も14aから14
bを制御するように変更される。この場合、No.1側
とNo.2側の2つの冷凍サイクルは同容量であるか
ら、冷凍サイクル的には正常な状態が維持される。
態で、図2の場合と同様にNo.1側のサイクルを運転
するよう指示を出した場合、1号機の室外ユニット2a
が運転され、室外熱交換器7aによって凝縮された液冷
媒が室内ユニット1側に搬送される。ところが、液冷媒
は室外ユニット2aを出た後、液冷媒配管3bに搬送さ
れるため、温度変化を検知するのは配管温度センサ17
b側となる。ここで、試運転開始時、室内ユニット制御
部18では配管温度センサ17a側、つまりNo.1側
でサイクル制御をするよう認識しているが、温度変化を
検知した配管温度センサが当初認識していたものと異な
るため、制御対象変更部32(図1参照)により配管温
度センサ17b側、つまりNo.2側でサイクル制御を
行うよう変更する。同時に、減圧装置も14aから14
bを制御するように変更される。この場合、No.1側
とNo.2側の2つの冷凍サイクルは同容量であるか
ら、冷凍サイクル的には正常な状態が維持される。
【0024】その後、変更内容反映部33(図1参照)
は、試運転での変更内容を認識し、その変更内容を通常
運転に反映させる。これにより、冷媒配管の接続に誤り
があった場合でも、試運転終了後には修復作業をするこ
となく、正常運転を保持することが可能となる。
は、試運転での変更内容を認識し、その変更内容を通常
運転に反映させる。これにより、冷媒配管の接続に誤り
があった場合でも、試運転終了後には修復作業をするこ
となく、正常運転を保持することが可能となる。
【0025】次に、伝送線に誤接続があった場合につい
て説明する。図4は、伝送線に誤接続があった場合の一
例で、室内ユニット制御部18からの伝送線19は、1
号機の室外ユニット2a内の室内ユニット制御部12a
に接続されるべきところを、2号機の室外ユニット2b
内の室内ユニット制御部12bに接続されている。その
他の構成は、図2に示した空気調和機と同様である。
て説明する。図4は、伝送線に誤接続があった場合の一
例で、室内ユニット制御部18からの伝送線19は、1
号機の室外ユニット2a内の室内ユニット制御部12a
に接続されるべきところを、2号機の室外ユニット2b
内の室内ユニット制御部12bに接続されている。その
他の構成は、図2に示した空気調和機と同様である。
【0026】上記のように伝送線に誤接続があった状態
で、図2の場合と同様にNo.1側のサイクルを試運転
するよう指示を出した場合、実際に運転されるのは2号
機の室外ユニット2bとなり、室内外がアンマッチとな
った状態となる。この場合は、液冷媒は液冷媒配管3b
を介して室内ユニット1に搬送されるため、温度変化を
検知するのは配管温度センサ17b側となり、判定部3
1(図1参照)は誤接続があることを認識する。する
と、制御対象変更部32(図1参照)は、配管温度セン
サ17b側つまりNo.2側でサイクル制御を行うよう
変更すると同時に、減圧装置も14aから14bを制御
するように変更する。そして、内容変更反映部33(図
1参照)は、試運転での変更内容を認識し、その変更内
容を通常運転に反映させる。
で、図2の場合と同様にNo.1側のサイクルを試運転
するよう指示を出した場合、実際に運転されるのは2号
機の室外ユニット2bとなり、室内外がアンマッチとな
った状態となる。この場合は、液冷媒は液冷媒配管3b
を介して室内ユニット1に搬送されるため、温度変化を
検知するのは配管温度センサ17b側となり、判定部3
1(図1参照)は誤接続があることを認識する。する
と、制御対象変更部32(図1参照)は、配管温度セン
サ17b側つまりNo.2側でサイクル制御を行うよう
変更すると同時に、減圧装置も14aから14bを制御
するように変更する。そして、内容変更反映部33(図
1参照)は、試運転での変更内容を認識し、その変更内
容を通常運転に反映させる。
【0027】このように伝送線の誤接続に対しても、前
述同様制御部の号機設定に関する認識を変更するだけ
で、正常なサイクル構成とすることができるため、試運
転終了後には修復作業をすることなく、正常な運転が可
能となる。
述同様制御部の号機設定に関する認識を変更するだけ
で、正常なサイクル構成とすることができるため、試運
転終了後には修復作業をすることなく、正常な運転が可
能となる。
【0028】上記実施の形態では、1号機側の冷凍サイ
クルと2号機側の冷凍サイクルは同容量であったが、容
量が異なっていてもよい。この場合、変更内容反映部3
3は、容量が低い方の冷凍サイクルに合わせて通常運転
を行わせるようにする。
クルと2号機側の冷凍サイクルは同容量であったが、容
量が異なっていてもよい。この場合、変更内容反映部3
3は、容量が低い方の冷凍サイクルに合わせて通常運転
を行わせるようにする。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
冷媒配管や伝送線に誤接続があっても、その誤接続を修
復することなく自動的に正常運転が行われるため、修復
のための工事や費用が不要となる。また、当初室内ユニ
ットの制御部にて認識されていた号機設定条件の認識
も、自動的に試運転にて確認された状態に変更すること
が可能である。
冷媒配管や伝送線に誤接続があっても、その誤接続を修
復することなく自動的に正常運転が行われるため、修復
のための工事や費用が不要となる。また、当初室内ユニ
ットの制御部にて認識されていた号機設定条件の認識
も、自動的に試運転にて確認された状態に変更すること
が可能である。
【図1】本発明に係る空気調和機の制御構成図である。
【図2】空気調和機の全体構成図である。
【図3】冷媒配管が誤接続された空気調和機を示した図
である。
である。
【図4】伝送線が誤接続された空気調和機を示した図で
ある。
ある。
1 室内ユニット 2a,2b 室外ユニット 3a,3b 冷媒液配管 4a,4b 冷媒ガス配管 5a,5b 圧縮機 6a,6b 四方弁 7a,7b 室外熱交換器 8a,8b アキュムレータ 9a,9b 室外側送風機 12a,12b 室外ユニット制御部 13 室内熱交換器 14a,14b 減圧装置 16 室内温度センサ 17a,17b 配管温度センサ 18 室内ユニット制御部 19 室内外伝送線 20 室外間伝送線 30 室内配管温度検出部 31 判定部 32 制御対象変更部 33 変更内容反映部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 萬才 貴之 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 空調システム清水生産本部内 Fターム(参考) 3L060 AA04 CC04 DD08 EE21 3L092 AA11 DA08 EA02 GA05 JA09 KA02 KA14
Claims (3)
- 【請求項1】 圧縮機、室外熱交換器、および室外ユニ
ット制御部を有する複数台の室外ユニットと、前記室外
ユニットの台数と同数の室内熱交換器と複数の減圧装
置、および室内ユニット制御部を有する1台の室内ユニ
ットとが冷媒配管で接続され、前記各室外ユニットと前
記室内ユニット間に複数の冷凍サイクルが形成された空
気調和機において、 前記冷凍サイクルの一つを指定して試運転を行う時に、
前記各冷凍サイクルの前記室内ユニット内での温度を検
出する温度検出手段と、この温度検出手段で検出した温
度の変化を検知し、複数の冷凍サイクルのうちどの冷凍
サイクルが運転されているかを判定する判定手段と、試
運転が指定された冷凍サイクルと運転が確認された冷凍
サイクルとが異なっている場合、運転が確認された冷凍
サイクルに制御対象を変更する制御対象変更手段と、前
記制御対象変更手段での変更内容を認識して通常運転に
反映させる変更内容反映手段と、を備えたことを特徴と
する空気調和機。 - 【請求項2】 請求項1に記載の空気調和機において、 前記複数の冷凍サイクルは同容量であることを特徴とす
る空気調和機。 - 【請求項3】 請求項1に記載の空気調和機において、 前記制御対象変更手段は、制御対象を変更する際に、前
記変更内容として前記温度検出手段と前記室外ユニット
との関係を切り換えることを特徴とする空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000180170A JP2001355943A (ja) | 2000-06-15 | 2000-06-15 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000180170A JP2001355943A (ja) | 2000-06-15 | 2000-06-15 | 空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001355943A true JP2001355943A (ja) | 2001-12-26 |
Family
ID=18681320
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000180170A Pending JP2001355943A (ja) | 2000-06-15 | 2000-06-15 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001355943A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013160395A (ja) * | 2012-02-01 | 2013-08-19 | Daikin Industries Ltd | 冷凍装置の室外ユニット |
JP2014231945A (ja) * | 2013-05-29 | 2014-12-11 | 三菱電機株式会社 | 空調システム |
JP2014231914A (ja) * | 2013-05-28 | 2014-12-11 | 株式会社富士通ゼネラル | 空気調和機 |
JP2016044903A (ja) * | 2014-08-25 | 2016-04-04 | シャープ株式会社 | 空気調和機及び空気調和システム |
CN111271818B (zh) * | 2019-12-11 | 2021-07-23 | 宁波奥克斯电气股份有限公司 | 一种多联内机管路错接的检测方法、空调器及计算机可读存储介质 |
-
2000
- 2000-06-15 JP JP2000180170A patent/JP2001355943A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013160395A (ja) * | 2012-02-01 | 2013-08-19 | Daikin Industries Ltd | 冷凍装置の室外ユニット |
JP2014231914A (ja) * | 2013-05-28 | 2014-12-11 | 株式会社富士通ゼネラル | 空気調和機 |
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CN111271818B (zh) * | 2019-12-11 | 2021-07-23 | 宁波奥克斯电气股份有限公司 | 一种多联内机管路错接的检测方法、空调器及计算机可读存储介质 |
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