JP2502156B2 - エレベ―タの停電時運転装置 - Google Patents

エレベ―タの停電時運転装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、停電時に自家発電源を使用して階間停止
したかごを救出運転するエレベータの停電時運転装置に
関するものである。
〔従来の技術〕
一般にエレベータ装置には、停止時にかご内に缶詰状
態となった乗客を早期に救出するため、エレベータ電源
を自家発電源に切り換え救出運転を行なう停電時運転装
置が設けられている。そして、この救出運転を行なう場
合、乗客を早期に救出するためかごを最寄階へ帰着させ
るのが一般的である。
また、かごの階間停止位置から最寄階へ帰着させる場
合、帰着方向は、常に一定方向(上方階或は下方階)、
又は停電発生前の運転方向と逆方向に設定しておく。
例えば、停電に依る自家発電確立時に帰着運転方向が
一律一定方向の場合は、下方向が運転方向の場合停電で
階間停止すればかご停止位置を問わず下方向に運転して
最寄階へ帰着させる。又停電発生前の運転方向と逆方向
に設定してあれば、停電発生前の運転方向が上方向なら
ば下方向へ、下方向ならば上方向へ救出運転を行なうも
ので、最寄階までの走行時間が少ない事から早期に救出
出来る非常に便利な救出運転である。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、従来の帰着運転方向設定では帰着階に帰着出
来ない欠点がある。それは運転方法に依るもので、停電
時を自家発電源に依る運転と言えど通常速度で帰着運転
を行なう為、帰着階への走行距離が一定値以下であると
かごが帰着階まで加減速走行する走行距離に満たなく帰
着運転が出来ない事である。
例えば、一律下方走行の場合、最下階の直上で階間停
止した場合かごを通常運転で帰着運転させるかごから最
下階までかごを加減走行させるための走行距離不足から
最下階へ帰着できない。又、一律上方走行の場合に於て
も最上階の直下で階間停止した場合最上階への走行距離
不足から最上階へ帰着出来ない事が発生する。
同様に停電前の運転状態と逆方向の場合でも階間停止
位置が上記と同様の場合は同様な不具合が発生する。
この発明は上記のような問題点を解決するためになさ
れたもので、停電時に最寄階への帰着の場合必ず最寄階
へ帰着できるエレベータの停電時運転装置を得ることを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係るエレベータの停電時運転装置は、停電
時にエレベータ装置の電源を自家発電源に切り換え、階
間停止したかごを最寄階へ帰着させるものにおいて、停
電時に階間停止したかごの位置を検出するかご位置検出
手段と、かご位置検出結果よりかごが昇降路の中間位置
より上方或は下方に停電停止しているかを判断する停電
時かご位置検出手段と、かごが中間位置より上方に停止
時にはかごを停止位置より下方の最寄階へ帰着させ、中
間位置より下方に停止時にはかごを停止位置より上方に
最寄階へ帰着運転させる停電時帰着運転方向設定手段と
を設けたものである。
〔作用〕
この発明の停電時帰着運転方向設定手段によれば、停
電時かご位置検出手段により、例えばかごが昇降路の中
間位置より上方に階間停止していることが検出されたな
らば、かご停止位置より上方の階床へ帰着運転させる
と、かご位置から最寄階までの走行距離はかごを最寄階
まで加減速走行させるのに不足している可能性があるた
め、かごが中間位置より上方に停止時には、加減速走行
を充分に行える走行距離が確保できるように最寄階をか
ご停止位置より下方の階へ、また中間位置より下方に停
止時には、同じく加減速走行を充分に行える走行距離が
確保できるように最寄階をかご停止位置より上方の階と
なるように帰着運転方向を設定する。
〔実施例〕
第1図はこの発明によるエレベータの停電時運転装置
の全体構成図である。この実施例は、第1図から明らか
なように、停電時に昇降路(6)中で階間停止したかご
を最寄階へ帰着運転するための停電時運転装置(1)
を、外部からの停電情報(1e)入力時に、駆動制御部
(1d)からの制御信号に基づいてかご位置を検出するか
ご位置検出手段(1a)と、かご位置検出結果よりかごが
昇降路の中間位置より上方或は下方に停電停止している
かを判断する停電時かごを位置検出手段(1b)と、かご
が中間位置より上方に停止時にはかごを下方の最寄階へ
帰着運転させ、中間位置より下方に停止時にはかごを上
方の最寄階へ帰着運転させる停電時帰着運転方向設定手
段(1c)とを備えている。
次に、上記構成に基づき本実施例の動作を第2図のフ
ローチャートに従って説明する。尚、上記各手段の実行
はマイクロコンピュータによるプログラム処理にて行な
っており各種エレベータ制御用外部情報を取込み、エレ
ベータの運転を制御する。マイクロコンピュータの構成
及び各種エレベータ制御用各種外部情報は周知であるの
で説明は省略する。又マイクロコンピュータは外部へ運
転制御する外部出力装置もあるがこれも周知であるので
説明は省略する。
今、停電が発生し、エレベータは昇降路の中間位置よ
り上方に階間停止したとする。この後自家発電が確立し
た事で実施例を説明する。
このプログラムは所定周期の割込みで所定時間間隔で
毎回演算される。先ず、処理(1)では停電が発生し外
部からの停電情報が入力されたか判断し、YESなら処理
(2)に進む。処理(2)に於ては外部からの自家発電
確立情報が入力され自家発電源が確立しているので処理
(3)に進む。処理(3)では外部からかご停止位置情
報が入力されエレベータはドアゾーン外停止しているの
で処理(4)に進む。処理(4)では昇降路中間位置よ
り上方に設置されたかご位置検出手段が動作しておりこ
の情報が入力されているのでかご位置は昇降路中間位置
より上方である故処理(5)に進む。処理(5)ではか
ご位置が昇降路中間位置より上方位置である為帰着階へ
の走行方向を下方向に決定する。もし、停電時のかご停
止位置が昇降路中間位置より下方であれば処理(6)に
て帰着階への走行方向は上方向に決定される。この後処
理(7)に進み、処理(7)では周知の起動・走行手段
が動作し、エレベータは帰着階へ定格速度で走行する。
この走行は、目標停止階と決めており、周知の減速手段
でエレベータは最寄の帰着階へ減速停止する。この後処
理(8)に進み処理(8)では帰着確認を行なう。エレ
ベータがドアゾーン内へ到着していれば処理(9)に進
み、ドアゾーン内に到着してなければ再度処理(7)に
戻る。
エレベータがドアゾーン内へ到着していれば処理
(9)に進み、処理(9)では停電時の救出運転完了検
出を行なう。
また、上記実施例では昇降路中間より上方停止で帰着
階への走行方向を決定したが、中間位置より下方停止検
出で帰着階への走行方向を決定する事も出来る。
更に、昇降路中間位置より上方停止位置検出を、昇降
路に設置した近接SWで検出する方法で説明したが、プロ
グラムにて昇降路距離長を分割し、この値とかご位置と
の比較で中間位置の上方又は下方を検出する事も容易に
出来る。
〔発明の効果〕
以上のようにこの発明によれば、停電時に階間停止し
たかごの位置を検出するかご位置検出手段と、かご位置
検出結果よりかごが昇降路の中間位置より上方或いは下
方に停電停止しているかを判断する停電時かご位置検出
手段と、かごが中間位置より上方に停止時にはかごを停
止位置より下方の最寄階へ帰着させ、中間位置より下方
に停止時にはかごを停止位置より上方の最寄階へ帰着運
転させる停電時帰着運転方向設定手段とを備えたので、
昇降路の中間位置に対するかごの停止位置から判断して
かごを現停止位置より何れの方向の最寄階に向けて非常
運転すれば走行距離不足なく最寄階に帰着できるか容易
に判断することができるため、早期に乗客の救出を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるエレベータの停電時
運転装置の全体構成図、第2図は本実施例の動作を説明
するフローチャートである。 図において、(1a)はかご位置検出手段、(1b)は停電
時かご位置検出手段、(1c)は停電時帰着運転方向設定
手段、(4)はかご、(6)は昇降路である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】停電時にエレベータ装置の電源を自家発電
    源に切り替え、階間停止したかごを最寄階へ帰着させる
    エレベータの停電時運転装置において、停電時に階間停
    止したかごの位置を検出するかご位置検出手段と、かご
    位置検出結果より前記かごが昇降路の中間位置より上方
    或いは下方に停電停止しているかを判断する停電時かご
    位置検出手段と、前記かごが前記中間位置より上方に停
    止時には前記かごを停止位置より下方の最寄階へ帰着さ
    せ、前記中間位置より下方に停止時には前記かごを停止
    位置より上方の最寄階へ帰着運転させる停電時帰着運転
    方向設定手段とを備えたことを特徴とするエレベータの
    停止時運転装置。
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