JP2500855Y2 - 空調換気扇 - Google Patents

空調換気扇

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JP2500855Y2
JP2500855Y2 JP10627190U JP10627190U JP2500855Y2 JP 2500855 Y2 JP2500855 Y2 JP 2500855Y2 JP 10627190 U JP10627190 U JP 10627190U JP 10627190 U JP10627190 U JP 10627190U JP 2500855 Y2 JP2500855 Y2 JP 2500855Y2
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重文 清水
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松下精工株式会社
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は換気によって室外へ排出する室内空気の熱エ
ネルギーを回収しながら換気する空調換気扇に関するも
のである。
従来の技術 近年、建物の防音性や断熱性の向上によって気密性が
増してきた。そこで、衛生上、換気扇の設置が必要にな
るが、換気することにより冷暖房された居室内の空気が
排気されるので冷暖房負荷を増大させていた。最近この
排気流中の熱エネルギーを回収しながら換気のできる空
調換気扇が普及しつつある。
以下、第4図および第5図を参照しながら、上述した
従来の空調換気扇について説明する。図において、101
は外かくであり、室内側吸い込み口102と、室外側吐出
口103と、室外側吸い込み口104と、室内側吐出口105と
を有し、内部にはモータ支持板106に固定されたモータ1
07と排気用羽根108と排気用オリフィス109からなる排気
用送風機110と、前記モータ107と給気用羽根111と給気
用オリフィス112からなる給気用送風機113と、伝熱板11
4aと間隔板114bを交互に積層し、枠114c内に収納された
熱交換器114とを備えている。115は室外吐出口103およ
び室外側吸い込み口104を開閉するシャッタを備えたシ
ャッタユニットである。そして室内側吸い込み口102よ
り排気用送風器110と熱交換器114を介して室外側吐出口
103に至る排気通風路A→A′、および室外側吸い込み
口104より給気用送風器113と熱交換器114を介して室内
側吐出口105に至る給気通風路B→B′を形成してい
る。なお、図において117は外壁118の開口に設けた木枠
である。
上記構成によれば、室内の空気は排気通風路A→A′
を通って室外に排気される。たとえば暖房時に室内空気
は、室内側吸い込み口102から排気オリフィス109を経て
排気用送風機110内に入り、モータ107に駆動される排気
用羽根108により熱交換器114内に送り込まれ、伝熱板11
4aを介して給気される室外空気と熱交換されたのち、室
外側吐出口103から排気される。一方、室外の空気は給
気通風路B→B′を通って室内に給気される。室外空気
は給気オリフィス112の室外側吸い込み口104から給気用
送風器113内に入り、モータ107に駆動される給気用羽根
111により熱交換器114内に送り込まれ、前述のように熱
交換器114内で室内空気の持つ熱エネルギーを受け取っ
たのち、室内に給気される。冷房時には、給気される室
外空気の持つ熱エネルギーは、熱交換器114内で排気さ
れる室内空気に与えられる。したがて、冷暖房時に換気
を行っても空調換気扇であれば、換気により冷暖房負荷
の増大を防止することができた。また停止時には、シャ
ッタユニット115により室外側吐出口103と室外側吸い込
み口10とを閉鎖して雨水の浸入を防止していた。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、前記従来の構成では、激しい降雨時に
はシャッタユニット115の下部と外かく101の隙間から雨
水が浸入し、浸入した雨水はモータ支持板106の下端部
と外かく101の隙間を通って室内に浸入することがあ
り、水止め用の壁を別部品(図示せず)にて配設しなけ
ればならないという課題があった。
本考案は上記従来の課題に留意し、降雨時の雨水の浸
入を確実に防止する機能を備えた空調換気扇を提供する
ことを第1の目的とする。第2の目的は、万一雨水が外
かく101内に浸入しても、すみやかに雨水を外かく101外
に排水することにある。
課題を解決するための手段 第1の目的を達成するために本考案の第1の手段は、
室内と連通する室内側吸い込み口、室内側吐出口およ
び、室外と連通する室外側吸い込み口、室外側吐出口と
を有し、下面に室内と室外を結ぶ方向の2段差を2ヶ所
設けた外かく内に、前記室内側吸い込み口と前記室外側
吐出口を結び、モータを固定して室内側に位置する一方
の前記段差の垂直部に当接するように配設したモータ支
持板と排気用羽根と排気用オリフィスからなる排気用送
風機を備えた排気通風路と、前記室外側吸い込み口を室
外側吐出口を結び、前記モータと給気用羽根と給気用オ
リフィスからなる給気用送風機を備えた給気通風路とを
交差するように形成し、前記排気通風路と前記給気通風
路とが交差する部分に熱交換器を配設し、前記排気通風
路の前記熱交換器と前記室外側吐出口の間の設けられた
熱交換器吐出口と前記給気通風路の室外側吸い込み口と
前記給気用送風機の給気用オリフィスの間とを開閉する
シャッタを備えたシャッタユニットの下端部を室外側に
位置する他方の前記段差の垂直部に当接するように設け
た空調換気扇の構成としたものである。
第2の目的を達成する第2の手段は、外かくの下面の
室外側に位置する他方の前記段差の室内側に排水穴を設
けた空調換気扇の構成としたものである。
作用 本考案は上記した第1の手段の構成により、シャッタ
ユニットの下端部と外かくの下面の室外側に位置する段
差の垂直部およびモータ支持板と室内側に位置する段差
の垂直部が密着することにより、降雨時の雨水の浸入が
2段構えにて防止され、室内側への雨水浸入が確実に防
止されることとなる。
第2の手段の構成により、万一、外かく内に雨水が浸
入しても、外かくの下面の室外側に位置する段差の室内
側に設けられた排水穴からすみやかに排水され、雨水の
室内への浸入防止はより確実なものとなる。
実施例 以下、本考案の第1の手段による一実施例について、
第1図および第2図を参照しながら説明する。
図において、1は外かくであり、室内と連通する室内
側吸い込み口2および室内側吐出口5と、室外と連通す
る室外側吐出口3および室外側吸い込み口4とを有し、
下面に室内と室外を結ぶ方向の2ヶ所の段差1a,1bを設
けている。また外かく1の内部に、室内側に位置する段
差1aの垂直部と当接するモータ支持板6に固定されたモ
ータ7と排気用羽根8と排気用オリフィス9からなる排
気用送風機10と、前記モータ7と給気用羽根11と給気用
オリフィス12からなる給気用送風機13と、伝熱板14aと
間隔板14bを交互に積層して枠14c内に収納しモータ7の
上部に配設された熱交換器14とを備えている。また熱交
換器14と室外側吐出口3の間に設けられた熱交換吐出口
16と給気用オリフィス12とを開閉するシャッタユニット
15が、その下端部を室外側に位置する段差1bの垂直部に
当接させるようにして設けられている。そして、室内側
吸い込み口2より排気用送風機10と熱交換器14を介して
室外側吐出口3に至る排気通風路A→A′、および室外
側吸い込み口4より給気用送風機13と熱交換器14を介し
て室内側吐出口5に至る給気通風路B→B′を形成して
いる。なお第1図において、17は外壁18の開口に設けた
木枠である。
上記構成において、室内の空気は排気通風路A→A′
を通って室外に排気される。たとえば暖房時には、室内
空気は室内側吸い込み口2から排気用オリフィス9を経
て排気用送風機10内に入り、モータ7に駆動される排気
用羽根8により熱交換器14内に送り込まれ、伝熱板14a
を介して給気される室外空気と熱交換されたのち、熱交
換器吐出口16を経てシャッタユニット15のシャッタを開
き、室外側吐出口3から排気される。一方、室外の空気
は給気通風路B→B′を通って室内に給気される。室外
空気は室外側吸い込み口4から入り、シャッタユニット
15のシャッタを開いて、給気用オリフィス12を経て給気
用送風機13内に入り、モータ7に駆動される給気用羽根
11により熱交換器14内に送り込まれ、前述のように熱交
換機14内で室内空気の持つ熱エネルギーを受け取ったの
ち、室内に給気される。冷房時には、給気される室内空
気の持つ熱エネルギーは、熱交換器14内で排気される室
内空気に与えられる。
したがって、冷暖房時に換気を行っても空調換気扇で
あれば、換気による冷暖房負荷の増大を防止することが
できる。
そして、激しい降雨に対しては、シャッタユニット15
と外かく1下面の段差1bおよびモータ支持板6と段差1a
とが、段差1a,1bの垂直部の高さ分面接触して密着して
いるので、室内に雨水が浸入するのを確実に阻止でき
る。
つぎに本考案の第2の手段による一実施例について第
3図を参照しながら説明する。
本実施例は、上記第1の手段により実施例において、
外かく1下面の室外側に位置する段差1bの室内側に排水
穴19を設けているところに特徴がある。
上記構成により、万一外かく1内に雨水が浸入して
も、シャッタユニット15とモータ支持板6との間に溜ま
ることなく、すみやかに室外に排水されることとなり、
室内に流れ落ちて外壁18の室内面を汚すことが、確実に
防止される。
考案の効果 以上の実施例の説明から明らかなように本考案によれ
ば、シャッタユニットと外かくの下面およびモータ支持
板と外かくの下面を、それぞれ下面に設けた段差の垂直
部で当接させることにより、2段構えで、かつ垂直部に
おける面接触で密着するので、雨水の室内側への浸入を
確実に防止できる。
また、室外側に位置する段差の室内側に排水穴を設け
ることにより、万一雨水が外かく1内に浸入しても、シ
ャッタユニットとモータ支持板との間に滞留させること
なくすみやかに室外に排水でき、雨水の室内への浸入を
さらに確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の手段の一実施例を示す空調換気
扇の断面図、第2図は同実施例の空調換気扇の熱交換器
の斜視図、第3図は同第2の手段の一実施例を示す空調
換気扇の一部破断背面図、第4図は従来の空調換気扇の
断面図、第5図は同空調換気扇の熱交換器の斜視図であ
る。 1……外かく、2……室内側吸い込み口、3……室外側
吐出口、4……室外側吸い込み口、5……室内側吐出
口、6……モータ支持板、7……モータ、8……排気用
羽根、9……排気用オリフィス、10……排気用送風機、
11……給気用羽根、12……給気用オリフィス、13……給
気用送風機、14……熱交換器、15……シャッタユニッ
ト、16……熱交換器吐出口、19……排水穴。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】室内と連通する室内側吸い込み口,室内側
    吐出口および、室外と連通する室外側吸い込み口,室外
    側吐出口とを有し、下面に室内と室外を結ぶ方向の段差
    を2ヶ所設けた外かく内に、前記室内側吸い込み口と前
    記室外側吐出口を結び、モータを固定して室内側に位置
    する一方の前記段差の垂直部に当接するように配設した
    モータ支持板と排気用羽根と排気用オリフィスからなる
    排気用送風機を備えた排気通風路と、前記室外側吸い込
    み口と室内側吐出口を結び、前記モータと給気用羽根と
    給気用オリフィスからなる給気用送風機を備えた給気通
    風路とを交差するように形成し、前記排気通風路と前記
    給気通風路とが交差する部分に熱交換器を配設し、前記
    排気通風路の前記熱交換器と前記室外側吐出口の間に設
    けられた熱交換器吐出口と前記給気通風路の室外側吸い
    込み口と前記給気用送風機の給気用オリフィスの間とを
    開閉するシャッタを備えたシャッタユニットの下端部を
    室外側に位置する他方の前記段差の垂直部に当接するよ
    うに設けた空調換気扇。
  2. 【請求項2】外かくの下面の室外側に位置する他方の段
    差の室内側に排水穴を設けた請求項1記載の空調換気
    扇。
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