JP2500827Y2 - エンジンのフュ―エルフィルタ―取付構造 - Google Patents

エンジンのフュ―エルフィルタ―取付構造

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JP2500827Y2
JP2500827Y2 JP1989136614U JP13661489U JP2500827Y2 JP 2500827 Y2 JP2500827 Y2 JP 2500827Y2 JP 1989136614 U JP1989136614 U JP 1989136614U JP 13661489 U JP13661489 U JP 13661489U JP 2500827 Y2 JP2500827 Y2 JP 2500827Y2
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JP
Japan
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fuel filter
transmission case
mounting structure
vehicle
engine
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靖弘 岡迫
浩二 水野
成康 沖
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はエンジンのフューエルフィルターの取付構造
に関する。
(従来の技術) 従来、エンジンに供給される燃料に含まれている水分
やごみ等を取り除くためのフューエルフィルターは、例
えば実開昭63−170571号公報に示されるように、車体の
各所に取り付けられている。
(考案が解決しようとする課題) しかるに、フューエルフィルターが車体に取り付けら
れると、車両衝突時、車両に搭載された機器類がフュー
エルフィルターに衝突して該フューエルフィルターを破
損させることがあり、フューエルフィルターから燃料が
漏れて火災の発生する危険性がある。
また、燃料噴射式エンジンの場合、フューエルフィル
ターが車体に取り付けられていると、インジェクターか
ら燃料を噴射する際に脈動音が発生し、この脈動音がフ
ューエルフィルターで増幅され、車体部材を通じて室内
に伝播するため室内騒音の原因になる。
本考案は、前記各問題を一挙に解決し、車両衝突の安
全性を向上させ且つフューエルフィルターに起因する室
内騒音を発生させないようにすることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記の目的を達成するため、本考案は、フューエルフ
ィルターをトランスミッションケースに取り付けること
により、フューエルフィルターで増幅されたインジェク
ターの脈動音を車体に伝播させないようにし、且つフュ
ーエルフィルターを、トランスミッションケースの上面
後部に形成された後方下向きの傾斜部に、該傾斜部に取
り付けられた補機類の後側になるよう取り付けることに
より、車両衝突時、フューエルフィルターを補機類によ
り保護するものである。
具体的に請求項(1)の考案が講じた解決手段は、後
部上面にリヤ側へかけて下方へ傾斜した傾斜部を有し該
傾斜部に補機類が搭載されたトランスミッションケース
を備えたエンジンを前提とし、前記トランスミッション
ケースは車体に対してラバーマウントされており、フュ
ーエルフィルターは、前記トランスミッションケースの
前記傾斜部における前記補機類の後側に、当該フューエ
ルフィルターの上端が前記補機類の上端よりも下方に位
置するように取り付けられている構成とするものであ
る。
請求項(2)の考案は、請求項(1)の構成に、前記
フューエルフィルターは、当該フューエルフィルターの
後端が前記トランスミッションケースの後端よりも前方
に位置するように取り付けられている構成を付加するも
のである。
請求項(3)の考案は、請求項(1)の構成に、前記
フューエルフィルターの後方に車両部品が配設されてお
り、前記フューエルフィルターは、前記トランスミッシ
ョンケースがリヤ側に移動したときに、当該フューエル
フィルターの上端と前記車両部品の下端との間に間隔が
存在するように取り付けられている構成を付加するもの
である。
請求項(4)の考案は、請求項(1)〜(3)の構成
に、前記補機類はスターティングモータであるという構
成を付加するものである。
(作用) 請求項(1)の構成により、フューエルフィルター
は、リヤ側へかけて下方へ傾斜しているトランスミッシ
ョンケースの傾斜面における補機類の後側に、その上端
が補機類の上端より下方になるよう取り付けられてお
り、、つまりフューエルフィルターは補機類の後方にお
いて該補機類により保護されているため、車両衝突時、
トランスミッションケースの前方から車両装備品が後退
して来ても、フューエルフィルターは車両装備品と干渉
しない。
また、フューエルフィルターはトランスミッションケ
ースの後部上面に形成され、リヤ側にかけて下方に傾斜
している傾斜部に取り付けられているため、トランスミ
ッションケースの後部上方に形成されるデッドスペース
に収まる。
さらに、フューエルフィルターは、車体に対してラバ
ーマウントされているトランスミッションに取り付けら
れているため、燃料噴射式エンジンの場合インジェクタ
ーからの脈動音がフューエルフィルターで増幅されて
も、この脈動音はラバーにより吸収される。
請求項(2)の構成により、フューエルフィルター
は、その後端がトランスミッションケースの後退よりも
前方に位置するように取り付けられているため、車両衝
突時、トランスミッションケースが後退しても、トラン
スミッションケースがフューエルフィルターよりも先に
車体と干渉する。
請求項(3)の構成により、フューエルフィルター
は、トランスミッションケースがリヤ側に移動したとき
に、フューエルフィルターの上端と車両部品の下端との
間に間隔が存在するように取り付けられているため、車
両衝突時、トランスミッションケースが後退しても、フ
ューエルフィルターが車両部品と干渉しないので、フュ
ーエルフィルターの破損が防止される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図は本考案に係るエンジンのフューエ
ルフィルターの取付構造の一実施例を示し、第1図はエ
ンジンルームの一部分の側面構造、第2図はその平面構
造を各々示している。
第1図及び第2図における左方はフロント側を示して
おり、同図において10はトランスミッションを収納して
いるトランスミッションケースであって、該トランスミ
ッションケース10の右側(第2図における上方)の後部
上面には、リヤ側にかけて下方へ傾斜している傾斜部12
が設けられている。
トランスミッションケース10の傾斜部12には、エンジ
ンの始動装置である補機類としてのスターティングモー
ター14がモーター用ブラケット15を介して取り付けられ
ており、該スターティングモータ14はその下部後側にお
いて該スターティングモーター14を作動させるステーテ
ィングスイッチ16を傾斜部12から浮いた状態で支持して
いる。
スターティングモーター14の斜め後下方にはフューエ
ルフィルター18が配設されており、該フューエルフィル
ター18は、傾斜部12の上面に略水平に取り付けられたフ
ィルター用ブラケット20の上に載置されていると共に、
締付部材22a,22bによりフィルター用ブラケット20に固
持されている。この場合、フューエルフィルター18は、
その上端がスターティングモーター14の上端よりも下方
に位置し、且つ、その後端がトランスミッションケース
10の後端よりも前方に位置するよう取り付けられてい
る。
従って、車両衝突時、トランスミッションケース10の
前方からバッテリ等の車両装備品が後退して来ても、フ
ューエルフィルター18はスターティングモーター14等の
補機類に保護されるので、フューエルフィルター18の破
損が防止される。
また、トランスミッションケース10は車体からラバー
マウントされているため、フューエルフィルター18が直
接にトランスミッションケース10に取り付けられ、且つ
燃料噴射式エンジンでインジェクターからの脈動音がフ
ューエルフィルター18で増幅されても、この脈動音は騒
音として室内に伝播されない。
さらに、フューエルフィルター18は、リヤ側にかけて
下方に傾斜している傾斜部12に、その上端がステーティ
ングモーター14の上端よりも下方に、且つその後端がト
ランスミッションケース10の後端よりも前方になるよう
取り付けられているため、トランスミッションケース10
の後部上方に形成されるデッドスペースの有効利用が図
られている。
トランスミッションギヤ10の後方には、ステアリング
装置のラックアンドピニオンを収納したステアリングギ
ヤボックス24が配設されており、該ステアリングギヤボ
ックス24はギヤボックス用ブラケット26を介して車体に
取り付けられている。また、ステアリングギヤボックス
24から斜め後上方にステアリングシャフト26が延びてお
り、該ステアリングシャフト26はダッシュパネル28を車
室内へと貫通している。この場合、前記のように、フュ
ーエルフィルター18は、その後端がトランスミッション
ケース10の後端よりも前方に位置するよう取り付けられ
ているので、車両衝突時、トランスミッションケース10
ひいてはフューエルフィルター18が後退しても、フュー
エルフィルター18はステアリングギヤボックス24に衝突
しないので、フューエルフィルター18の破損が防止でき
る。
ステアリングギヤボックス24の上方つまりフューエル
フィルター18の斜め後上方に、ブレーキの踏力を増大さ
せる車両部品としてのマスターバック30が配設されてい
る。この場合、該マスターバック30の下端とフューエル
フィルター18の上端との間には間隔が設けられており、
車両衝突時、トランスミッションケース10が後退して
も、フューエルフィルター18はマスターバック30に衝突
しないので、やはりフューエルフィルター18の破損が防
止できる。
(考案の効果) 請求項(1)に係るエンジンのフューエルフィルター
取付構造によると、フューエルフィルターは、リヤ側に
かけて下方へ傾斜している傾斜部における補機類の後側
に、その上端が補機類の上端よりも下方になるよう取り
付けられているため、車両衝突時、トランスミッション
ケースの前方から車両装備品が後退して来ても、フュー
エルフィルターは補機類により保護され、車両装備品と
干渉せず、破損が防止されるので、車両衝突時の安全性
が向上する。
また、フューエルフィルターは、トランスミッション
ケースの後部上面でリヤ側にかけて下方へ傾斜する傾斜
部に取り付けられているため、トランスミッションケー
スの後部上方に形成されるデッドスペースの有効利用を
図ることができる。
さらに、フューエルフィルターは、車両にラバーマウ
ントされているトランスミッションケースに取り付けら
れているため、燃料噴射式エンジンのインジェクターか
らの脈動音がラバーにより吸収され、車体側ひいては室
内に伝播されないので、フューエルフィルターの騒音を
効果的に防止することができる。
請求項(2)の考案に係るエンジンのフューエルフィ
ルター取付構造によると、車両衝突時、トランスミッシ
ョンケースが後退しても、トランスミッションケースが
フューエルフィルターよりも先に車体と干渉するので、
フューエルフィルターの破損が防止される。
請求項(3)の考案に係るエンジンのフューエルフィ
ルター取付構造によると、車両衝突時、トランスミッシ
ョンケースが後退しても、フューエルフィルターが車両
部品と干渉しないので、フューエルフィルターの破損が
防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図(イ)及び(ロ)及び第2図は本考案の一実施例
であるエンジンのフューエルフィルターの取付構造を示
し、第1図(イ)及び(ロ)はその側面図、第2図はそ
の平面図である。 10…トランスミッションケース 12…傾斜部 14…スターティングモーター(補機類) 16…スターティングスイッチ 18…フューエルフィルター 30…マスターバック(車両部品)

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】後部上面にリヤ側へかけて下方に傾斜した
    傾斜部を有し該傾斜部に補機類が搭載されたトランスミ
    ッションケースを備えたエンジンにおいて、 前記トランスミッションケースは車体に対してラバーマ
    ウントされており、 フューエルフィルターは、前記トランスミッションケー
    スの前記傾斜部における前記補機類の後側に、当該フュ
    ーエルフィルターの上端が前記補機類の上端よりも下方
    に位置するように取り付けられていることを特徴とする
    エンジンのフューエルフィルター取付構造。
  2. 【請求項2】前記フューエルフィルターは、当該フュー
    エルフィルターの後端が前記トランスミッションケース
    の後端よりも前方に位置するように取り付けられている
    ことを特徴とする請求項(1)に記載のエンジンのフュ
    ーエルフィルター取付構造。
  3. 【請求項3】前記フューエルフィルターの後方に車両部
    品が配設されており、 前記フューエルフィルターは、前記トランスミッション
    ケースがリヤ側に移動したときに、当該フューエルフィ
    ルターの上端と前記車両部品の下端との間に間隔が存在
    するように取り付けられていることを特徴とする請求項
    (1)に記載のエンジンのフューエルフィルター取付構
    造。
  4. 【請求項4】前記補機類はスターティングモータである
    ことを特徴とする請求項(1)〜(3)のいずれか1項
    に記載のエンジンのフューエルフィルター取付構造。
JP1989136614U 1989-11-24 1989-11-24 エンジンのフュ―エルフィルタ―取付構造 Expired - Lifetime JP2500827Y2 (ja)

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JP6186894B2 (ja) * 2013-05-31 2017-08-30 三菱自動車工業株式会社 車両の前部構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60114265U (ja) * 1984-01-09 1985-08-02 ヤンマーディーゼル株式会社 横形内燃機関の燃料コシ器取付装置

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