JP2979800B2 - アンダカバー取付け構造 - Google Patents

アンダカバー取付け構造

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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/88Optimized components or subsystems, e.g. lighting, actively controlled glasses

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  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体下面を覆うことで
エンジンルーム等をスプラッシなどから保護するアンダ
カバーの取付け構造に係り、特に車体下部中央に設けら
れたセンタメンバへの取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車体下面に装着されるアンダカバ
ーは、左側の車体下面を覆う左側アンダカバーと右側の
車体下面を覆う右側アンダカバーとからなり、両アンダ
カバーは夫々、車体側方側部分を車体本体に接続固定す
ると共に、車体中央側部分を、車体下面中央に前後へ配
設されるセンタメンバに固定している。
【0003】そのセンタメンバとアンダカバーとの取付
け構造は、図5に示すように、センタメンバ1の下端部
より左右側方へ張り出した張出部1aに夫々設けられた
ボルト取付け穴と、左右のアンダカバー2a,2bの車
体中央側部分に夫々設けられたボルト取付け穴とを上下
に合わせて、下方からボルト3が挿入され該ボルト3の
先端部3aが車体内側にてナット4と螺合して固定され
た構造になっている。
【0004】なお、センタメンバ1の下側部分には左右
の張出部1aを連結するように補強板5が溶着されてセ
ンタメンバ1を補強していると共に、該補強板1の一部
がジャッキアップポイントを形成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ようなアンダカバー2a,2bのセンタメンバ1への取
付け構造では、ボルト3の先端部3aが車体下部の内側
で上方に突出しているため、そのボルト3の先端部3a
が車体内側に配設されて揺動可能なホース等の部材6と
接触し、その部材6を損傷することがあるという問題が
ある。
【0006】また、前記取付け部のボルト3の頭部3b
が車体下面から下方に突出している状態のため、車両の
走行時に、該ボルト3の頭部3bが路面と接触して該ボ
ルト3の頭部3bが損傷したり、該接触の衝撃で前記取
付け部ががたつくことがあるという問題もある。本発明
は、上記のような問題点に着目してなされたもので、ア
ンダカバーの取付け用のボルトによるホース類の損傷を
防止することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のアンダカバー取付け構造は、車体下面を覆
うアンダカバーを車体下部中央に配設されているセンタ
メンバへボルト止めにより固定するアンダカバー取付け
構造において、前記センタメンバに下側から固着されて
該センタメンバとの間に上下方向に所定の空間を設けて
取付けられるジャッキアップ部材に、ボルトの先端部が
前記所定の空間内に位置するように、アンダカバーの車
体中央側部分をボルト止めしたことを特徴としている。
【0008】このとき、ジャッキアップ部材のジャッキ
アップポイントよりも車体後方側に前記ボルトの取付け
部を配置するとよい。
【0009】
【作用】センタメンバと上下方向に所定の空間を設けて
取付けられるジャッキアップ部材に、アンダカバーの車
体中央側部分をボルト止めすることで、アンダカバーの
車体中央側部分が該ジャッキアップ部材を介してセンタ
メンバに固定されると共に、該ボルトの先端部はセンタ
メンバによって覆われて車体内部に突出することがなく
なり、車体内側に配設されるホース類に接触することが
なくなる。
【0010】また、センタメンバの左右への張出部にア
ンダカバーを固定しないため、該張出部を短くすること
が可能になる。また、取付け用のボルトをジャッキアッ
プポイントの後ろ側に配置することにより、該ボルトの
頭が路面と接触する前に該ジャッキアップポイントが該
路面と接触して該ボルトの頭と路面との接触が防止され
る。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
まず構成を説明すると、図1〜図3に示すように、車体
下部前後方向に架設されているセンタメンバ1にジャッ
キアップ部材5が固着されている。該センタメンバ1は
図1に示すように下側が開放された縦断面コ字状の形状
をして、その下端部周縁に張出部1aが設けられてい
る。そのセンタメンバ1の下側から該張出部1aに左右
の端部を溶着してジャッキアップ部材5が固定され、該
ジャッキアップ部材5の上面とセンタメンバ1の下面と
の間に上下方向に所定の空間が形成されている。そのジ
ャッキアップ部材5の中央部は下方に向かって突出して
突出部5aをなしジャッキアップポイントが形成されて
いる。また、その突出部5aには水抜き用の穴5bが設
けられている。
【0012】そのジャッキアップ部材5の車体後方側の
部分にはボルト取付け用の取付け穴5cが開設されてお
り、その取付け穴5cと同軸に該ジャッキアップ部材5
の上面にはナット4が溶着されている。前記のような車
体下面に下側からアンダカバー2が装着されている。該
アンダカバー2は、ジャッキアップ部材5のジャッキア
ップポイント部を形成する突出部5aに対応する部分が
くり抜かれて形成され、該ジャッキアップ部材5の下側
から覆うように車体に装着されている。そして、ジャッ
キアップ部材5に設けられた取付け穴5cと同軸にアン
ダカバー2の中央部に形成されたボルト取付け穴を合わ
せた状態で下側からボルト3が挿入され、ジャッキアッ
プ部材5に固着されているナット4と螺合することによ
ってアンダカバー2の車体中央側部分がジャッキアップ
部材5を介してセンタメンバ1に取付けられる。なお、
7は座金である。
【0013】該アンダカバー2の車幅方向側端部も、図
示しない車体本体にボルト止めにより取付けられてい
る。前記のように車体中央のセンタメンバ1に固定され
たアンダカバー取付け構造にあっては、ジャッキアップ
部材5を介して車体中央に配設されているセンタメンバ
1に固定され、該取付けに使用されているボルト3の先
端部3aがセンタメンバ1とジャッキアップ部材5とが
形成する空間内に位置して車体内部に突出しない構造と
なっているため、該取付け用のボルト3の先端部3aが
該車体内に配設されたホース類6と接触することがなく
なり、よって、該ボルト3の先端部3aで該ホース類6
を損傷する恐れがなくなる。
【0014】また、該ボルト3の取付け位置は、図2に
示されるように、ジャッキアップ部材5のジャッキアッ
プポイントを形成する突出部5aの車体後方側に配置さ
れているため、前進走行時に、路面が盛り上がっていて
従来であれば該ボルト3の頭部3bと路面とが接触する
ような場合でも、本実施例においては、先にジャッキア
ップ部材5の突出部5aが路面と接触するため、該ボル
ト3の頭部3aが路面と接触する恐れが少なくなる。
【0015】また、従来であれば、センタメンバ1の張
出部1aにアンダカバー2の車体中央側部分を取り付け
るために、ボルト取り付け穴が形成可能なだけの大きさ
の張り出しをする必要があったが、本実施例では、該張
出部1aにアンダカバー2を固定しないため該張出部1
aを大きくする必要がない。さらに、本実施例では、ア
ンダカバー2が左右一体に形成されているため、車体中
央側部分の取付け点が左右別体になっているアンダカバ
ーと比較して半分で済む。
【0016】なお、本実施例では、右側アンダカバーと
左側アンダカバーが一体になっているアンダカバー2の
例で説明したが、図4に示すように、右側アンダカバー
2bと左側アンダカバー2aが別体になっているアンダ
カバー2の車体中央部側の取付け部に適用しても構わな
い。この場合は、ジャッキアップ部材5に右側アンダカ
バー用のボルト穴と左側用のボルト穴の別に設けて夫々
のアンダカバー2a,2bの車体中央側部分を固定する
ボルト3の先端部がセンタメンバ1内に位置するように
すればよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のアン
ダカバー取付け構造は、該取付け部に使用されたボルト
の先端部によって車体内側に配設されるホース類を損傷
することがないという効果がある。また、ジャッキアッ
プポイント部の車体後方側にボルトを配置したことで、
該ボルトと路面との接触が少なくなって該ボルトの損傷
が抑えられ、取付け部ががたつくことが少なくなるとい
う効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例のアンダカバー取付け構造
を示す車体前面側からの側面断面図である。
【図2】同車体横方向からの側面図である。
【図3】同下面図である。
【図4】本発明に係る第2実施例のアンダカバー取付け
構造を示す側面断面図である。
【図5】従来のアンダカバーの取付け構造を示す側面断
面図である。
【符号の説明】
1 センタメンバ 2 アンダカバー 3 ボルト 4 ナット 5 ジャッキアップ部材 5a 突起部(ジャッキアップポイント部) 6 ホース

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体下面を覆うアンダカバーを車体下部
    中央に配設されているセンタメンバへボルト止めにより
    固定するアンダカバー取付け構造において、前記センタ
    メンバに下側から固着されて該センタメンバとの間に上
    下方向に所定の空間を設けて取付けられるジャッキアッ
    プ部材に、ボルトの先端部が前記所定の空間内に位置す
    るように、アンダカバーの車体中央側部分をボルト止め
    したことを特徴とするアンダカバー取付け構造。
  2. 【請求項2】 ジャッキアップ部材のジャッキアップポ
    イントよりも車体後方側に前記ボルトの取付け位置を配
    置したことを特徴とする請求項1記載のアンダカバー取
    付け構造。
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