JP2500441Y2 - ロ―タリスイツチ - Google Patents

ロ―タリスイツチ

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JP2500441Y2
JP2500441Y2 JP6299891U JP6299891U JP2500441Y2 JP 2500441 Y2 JP2500441 Y2 JP 2500441Y2 JP 6299891 U JP6299891 U JP 6299891U JP 6299891 U JP6299891 U JP 6299891U JP 2500441 Y2 JP2500441 Y2 JP 2500441Y2
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JP
Japan
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chassis
movable contact
contact plate
fixed
slider
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JP6299891U
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JPH058840U (ja
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謙一 木村
宏 車谷
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Panasonic Corp
Alps Alpine Co Ltd
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、回転操作型のモードス
イツチなどとしてシヤーシに実装されるロータリスイツ
チに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のロータリスイツチとしては、従
来、図4の分解斜視図に示す如きものが広く知られてい
る。同図において、ロータリスイツチ1は、取付片2a
を付設した有底の円筒状に成形された筐体2と、この筐
体2の固定接点部2bに基端部が固設された摺動子3
と、この摺動子3との対向面に図示せぬ導電パターンを
設けた可動接点板4とで主に構成されている。そして、
筐体2の内底面に立設されている支軸2cを可動接点板
4の中心穴4a内に挿通して高さ方向の位置決めを行う
ことにより、可動接点板4は支軸2cに軸着されて回転
可能となり、その回転に伴つて摺動子3が上記導電パタ
ーンに摺接して接点の切り替えが行われるようになつて
いる。
【0003】このようなロータリスイツチ1は、摺動子
3付きの筐体2に可動接点板4を取り付けて製品化した
後、シヤーシ5上の所定位置に搭載され、このシヤーシ
5の取付部5aに筐体2の取付片2aを固定することに
よつて実装される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、この種のロ
ータリスイツチを薄型化するためには図4における筐体
2の高さ寸法を小さく設定する必要があるが、支軸2c
の機械的強度を確保するために筐体2の底板部分はある
程度肉厚に形成しておかねばならず、また、内底面から
起立することになる摺動子3の収納空間を確保するため
に筐体2の側壁部分にも相応の高さが要求されるので、
結局、上記従来構造のロータリスイツチ1は筐体2の寸
法上の制約から大幅な薄型化が困難であり、さらなる薄
型化を実現するためには新規の構造が必要となる。
【0005】したがつて本考案の目的とするところは、
シヤーシ上における高さ寸法が大幅に低減できる超薄型
のロータリスイツチを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した本考案の目的
は、固定接点部に摺動子を固設した保持体の該固定接点
部をシヤーシの透孔内に位置させた状態で該保持体を該
シヤーシに固定するとともに、該シヤーシに立設した支
軸にて可動接点板を回転可能に支持することによつて達
成される。
【0007】
【作用】上記手段によれば、シヤーシの透孔を摺動子の
収納空間として利用することができ、しかも可動接点板
が軸着される支軸はシヤーシに立設されたものなので十
分な機械的強度が確保でき、よつて側壁の高さや底板の
厚みに相応の寸法が要求される筐体を組み込む必要がな
くなり、大幅な薄型化が実現できる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0009】図1は本考案の一実施例に係るロータリス
イツチの実装後の断面図、図2はこのロータリスイツチ
の実装前の分解斜視図、図3はこのロータリスイツチを
実装するシヤーシの平面図である。
【0010】これらの図に示すロータリスイツチは、シ
ヤーシ7にねじ止めされる取付片11aを有し固定接点
部11bに摺動子12を固設した保持体11と、摺動子
12との対向面に該摺動子12が摺接可能な導電パター
ン(図示せず)を設けて外周面に多数の歯13aを有す
る可動接点板13と、摺動子12や後述する支軸8を挿
通するための窓孔14aを有し可動接点板13とシヤー
シ7もしくは保持体11との間に介設される表面が滑ら
かな保護シート14とから主に構成されており、シヤー
シ7への実装が完了するまでは、これら保持体11、可
動接点板13および保護シート14の三者がホルダ15
によつて仮止めされてはいるものの、ロータリスイツチ
としては未完成であり、実装が完了して仮止めが不要と
なつた時点で該ホルダ15を取り外し、ロータリスイツ
チとして使用される。すなわち、このロータリスイツチ
は、その構成要素である保持体11、可動接点板13お
よび保護シート14をホルダ15にて仮止めした状態で
シヤーシ7に装着され、保持体11の固定接点部11b
をシヤーシ7の透孔7a内に位置させて取付片11aを
止めねじ16にて該シヤーシ7に固定するとともに、予
めシヤーシ7の所定位置に固設しておいた支軸8を可動
接点板13の中心穴13bに挿通して抜け止めワツシヤ
9を嵌着させるという組立作業を経て実装を完了した時
点で、ホルダ15を取り外して製品化される。したがつ
て、このホルダ15の外周部の複数個所には、保持体1
1に係脱可能な爪部15aが突設してあつて、一方向に
回すと保持体11を拘持でき他方向に回すと容易に取り
外すことができるようになつており、また、このホルダ
15の中心部には、仮止め状態のまま可動接点板13が
支軸8に軸着できるようにするための透孔15bが開設
してある。
【0011】なお、図2に明らかなように、保持体11
は、保護シート14の係止片14bを係止するための切
欠17aゃ肉薄な凹段部17bを有し略環状に成形され
たフレーム17と、摺動子12の基端部をインサートし
て成形され上記凹段部17b内に装着される基台18と
に区別できるが、予めフレーム17のボス17cを基台
18のかしめ孔18aに挿通してかしめつけておくこと
により、これらフレーム17および基台18は一体品と
して取り扱われ、凹段部17bや基台18が保持体11
の固定接点部11bとなる。同様に、可動接点板13
も、片面に導電パターンを設けた基板19と、多数の歯
13aを有する歯車20とに区別できるが、予め基板1
9のボス19aを歯車20のかしめ孔20aに挿通して
かしめつけておくことにより、これら基板19および歯
車20は一体品として取り扱われる。また、表面が滑ら
かな保護シート14として、本実施例では6−6ナイロ
ンを用いている。
【0012】上記の如くに構成されてシヤーシ7に実装
されたロータリスイツチは、支軸8に回動可能な状態に
支持された可動接点板13の歯13aに図示せぬ駆動部
材を噛み合わせ、この駆動部材を介して可動接点板13
を回動操作することにより、上記導電パターンと摺動子
12との相対位置が変化するので接点が切り替わり、可
動接点板13の回転位置に応じて複数種類のモードが選
択可能なモードスイツチとして使用できるようになつて
いる。
【0013】このように上記実施例は、保持体11の固
定接点部11bがシヤーシ7の透孔7a内に位置させて
あるので、該透孔7aを摺動子12の収納空間として利
用することができるとともに、可動接点板13を軸着す
る支軸8がシヤーシ7に固設されているので、該支軸8
に十分な機械的強度が期待でき、よつて薄型化の障害と
なつていた筐体が不要な構造、つまり摺動子の収納空間
や支軸の機械的強度を確保するために側壁の高さや底板
の厚みに相応の寸法が要求される筐体を省略した構造が
実現されており、そのため従来困難とされていた超薄型
のロータリスイツチが得られている。
【0014】また、上記実施例は、シヤーシ7や保持体
11と可動接点板13の導電パターンとの間に表面が滑
らかな保護シート14が介設してあり、該導電パターン
を保護シート14に摺接させても摩擦抵抗の増大や該導
電パターンの損傷を引き起こす虞れがないので、シヤー
シ7上におけるロータリスイツチの高さ寸法をほぼ可動
接点板13の板厚寸法にまで低減することが可能となつ
ており、そのためシヤーシ7上の突出量が極めて少なく
スペースフアクタが良好なロータリスイツチとなつてい
る。しかも、前もつて保持体11、可動接点板13およ
び保護シート14の三者をホルダ15で仮止めしておけ
ば、可動接点板13の導電パターンは保護シート14に
覆われたまま取り扱われることになるので、該導電パタ
ーンに塵埃が付着する可能性は小さく、よつて塵埃の介
在に起因する実装後の導通不良を未然に防止することが
できる。
【0015】さらにまた、筐体を省略して薄型化を図る
と実装前に製品化しておくことができず取扱い性や組立
性に多少の不利が懸念されるが、上記実施例ではホルダ
15を用いて保持体11、可動接点板13および保護シ
ート14を仮止めしておき、この仮止め状態のままシヤ
ーシ7に実装できるようになつているので、実装前の移
送や保管が容易に行え、実装時の組立性も良好である。
そして、このホルダ15を取り付ける際に、摺動子12
と可動接点板13の導電パターンとの周方向の相対位置
を定めて仮止めしておけば、実装後に改めて初期モード
位置を設定する必要がなくなるので、その分、組立ライ
ンにおける作業性が向上する。
【0016】なお、上記実施例では支軸8がかしめ等の
手法でシヤーシ7に固設してあるが、シャーシ7の一部
を突出させて支軸8となしてもよく、保持体11につい
ても、フレーム17の一部に摺動子12を直接固定した
り、あるいは基台18の一部をシヤーシ7に直接固定す
るなどしてもよい。
【0017】また、可動接点板13の導電パターンとシ
ヤーシ7との間に所定のクリアランスが確保できるよう
に該可動接点板13の高さ位置を設定しておけば、保護
シート14を省略することも可能である。
【0018】さらにまた、シヤーシ7に対する保持体1
1や可動接点板13の組付け作業が自動化できれば、仮
止め用のホルダ15を省略することも可能である。
【0019】なお、本考案がモードスイツチ以外のロー
タリスイツチにも適用できることは言うまでもない。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、シ
ヤーシの透孔が摺動子の収納空間として利用できるとと
もに、可動接点板が軸着される支軸が該シヤーシに立設
されているので十分な機械的強度が得られ、よつて従来
構造で薄型化の障害となつていた筐体を省略することが
でき、シヤーシ上における高さ寸法が極めて小さい超薄
型のロータリスイツチを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るロータリスイツチの実
装後の断面図である。
【図2】図1に示すロータリスイツチの実装前の分解斜
視図である。
【図3】図2に示すロータリスイツチを実装するシヤー
シの平面図である。
【図4】従来例に係るロータリスイツチの分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
7 シヤーシ 7a 透孔 8 支軸 11 保持体 11a 取付片 11b 固定接点部 12 摺動子 13 可動接点板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定接点部に摺動子を固設した保持体
    と、上記摺動子との対向面に該摺動子が摺接可能な導電
    パターンを設けた可動接点板とを備え、シヤーシに固定
    して使用されるロータリスイツチにおいて、上記保持体
    の上記固定接点部を上記シヤーシの透孔内に位置させた
    状態で該保持体を該シヤーシに固定するとともに、該シ
    ヤーシに立設した支軸にて上記可動接点板を回転可能に
    支持したことを特徴とするロータリスイツチ。
JP6299891U 1991-07-16 1991-07-16 ロ―タリスイツチ Expired - Lifetime JP2500441Y2 (ja)

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