JPH11266567A - センサ基板の取付方法およびアクチュエータ - Google Patents

センサ基板の取付方法およびアクチュエータ

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JPH11266567A
JPH11266567A JP10066699A JP6669998A JPH11266567A JP H11266567 A JPH11266567 A JP H11266567A JP 10066699 A JP10066699 A JP 10066699A JP 6669998 A JP6669998 A JP 6669998A JP H11266567 A JPH11266567 A JP H11266567A
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JP
Japan
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sensor substrate
casing
sensor
actuator
rotor
Prior art date
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Pending
Application number
JP10066699A
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English (en)
Inventor
Hideaki Nakamura
英昭 中村
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサとしてのポテンショメータをアクチュ
エータ内に取付ける際に、絶縁物に導体の形成された基
板がアクチュエータ内の所定個所に接着剤やネジ等を用
いて固定されるために別工程での組付けが必要となり、
位置決め精度が悪く、組付け時間がかかり、アクチュエ
ータと基板が別の材料で固定されるために耐環境的な信
頼性の面で劣る等の問題点が見られる。 【解決手段】 アクチュエータを樹脂成形する際に、樹
脂の成形収縮による応力等を極力少なくしてセンサ基板
を位置決めして固定するための爪付の係止部を設けてセ
ンサ基板を取付ける方法と、該方法により取付けられた
センサ基板を有するアクチュエータを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はセンサ基板の取付方
法および該方法によって設けられたセンサ基板を有する
アクチュエータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、回転角度を検出するセンサとして
多く使用されるポテンショメータをアクチュエータ内へ
内蔵する時に、一般的に絶縁物に導体の形成された基板
がアクチュエータ内に所定個所に接着剤およびネジ等を
用いて固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、このよう
な従来における取付方法では、接着剤やネジ止め等によ
る固定のために別工程での組付けが必要となり、位置決
め精度が悪く、組付け時間がかかり、接着等において
は、アクチュエータと基板が別の材料で固定されるため
に耐環境的な信頼性の面で劣る等の問題点が見られる。
【0004】従って、本発明の目的は、このような従来
における問題を解決するために、センサー基板に係止さ
れる爪を有する係止部によってケーシング内に簡単に、
かつ確実にセンサ基板を取付けることを特徴とする方
法、および該方法によって取付けられたセンサ基板を有
するアクチュエータを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明によれば、センサ基板の取付方法は、アク
チュエータを成形する際に、センサ基板をインサート成
形して一体化する方法において、センサ基板に係止され
る爪を有する係止部をケーシング内に設けて、該係止部
によってセンサ基板を位置決め固定することを特徴とす
る。
【0006】また、本発明のセンサ基板の取付方法は、
爪付の係止部を形成するための溝孔部が内金型に設けら
れたことを特徴とする。
【0007】更に、本発明のセンサ基板の取付方法は、
爪付の係止部のための溝付部がセンサ基板の内径の複数
個所に設けられたことを特徴とする。
【0008】更にまた、本発明のアクチュエータは、ケ
ーシングと、該ケーシング内に回転可能に支持され中心
の軸線に沿った孔部分を有するロータと、該ロータを囲
むように設けられたステータと、ロータの孔部分に形成
された雌ねじ部と螺合する雄ねじ部が設けられて軸線方
向に往復動可能に支持されたシャフトとを有するアクチ
ュエータにおいて、センサ基板に係止される爪を有する
係止部がケーシング内に設けられ、これによって、セン
サ基板を位置決めして固定することを特徴とする。
【0009】また、本発明のアクチュエータは、爪付の
係止部がセンサ基板の内径に沿って複数個所に設けられ
たことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】このように、本発明によれば、ア
クチュエータのケーシングを成形するようセンサ基板を
一体成形する際に、センサ基板の側面全周を成形せず
に、センサ基板の側面を抑える金型に複数個の切欠きを
設けて成形して、これら切欠きに入り込んだ樹脂によっ
て形成された爪によってセンサ基板を支持することがで
き、このようにセンサ基板を4個の爪により支持するこ
とによって、成形後の樹脂の成形収縮によるセンサ基板
への応力を低減でき、センサ基板を確実に固定すること
ができる。更に、このように、アクチュエータのケーシ
ングを構成する材料でセンサ基板を固定できるために、
信頼性が向上し、成形時にセンサ基板を位置決めして固
定するので、位置決め精度の向上を計ることができる。
【0011】本発明の他の目的や特徴は以下の添付図面
に沿っての詳細な説明から明らかになろう。
【0012】
【実施例】図面の図1および図2は、本発明のセンサ基
板の取付方法が実施されるアクチュエータ1を示す断面
図および端面図で、本発明におけるこのようなアクチュ
エータ1は、例えば自動車用エンジンの排気ガス再循環
制御バルブ装置等に用いられるものである。このような
本発明におけるアクチュエータ1は、図示されるよう
に、ケーシング2と、このケーシング2内に回転可能に
設けられた中空の軸孔部分を有するロータ本体3aから
成りかつ中心の軸線に沿った細長い中空の軸孔部分の周
面に雌ネジ部9が切られたロータ3と、ロータ3の外周
部に所定の間隔を置いて設けられたステータ4と、ロー
タ3の中心の軸孔部分の周面に形成された雌ネジ部9と
螺合するリードスクリュウを形成する雄ネジ部8が設け
られていてブッシュ20によって回転はできないが軸方
向に往復動可能にケーシング2に支持されたシャフト5
と、ケーシング2内に中心の軸線に対して同一円上に直
立して設けられた一対の突起6と係合可能に該突起6の
位置する同一円上に回転するようロータ3に設けられた
ロータディスク部材10と、ロータ3の他端に設けられ
たコンミテータ用ディスク部材15と、このコンミテー
タ用ディスク部材15上に支持されたセンサワイパー1
6のブラシ部材17の先端部が回転角用センサ抵抗体1
9上を摺動するよう対向して設けられたセンサ基板18
と、ロータディスク部材10の周面から直径方向外方に
突出するように設けられた突起7と、ケーシング2とロ
ータ3の間に設けられて一端がケーシング2に固着され
他端がロータ3側のロータディスク部材10に固着され
たリターンスプリング21とから成り、シャフト5の一
端部に排気ガス再循環制御バルブ部材12が連結される
ように構成されている。
【0013】ケーシング2はケーシング部材2a、2b
から形成され、ロータ3を軸受13によってケーシング
2内に回転可能に収容している。
【0014】センサ基板18はケーシング部材2a内に
予め一体成形して設けられており、複数個の爪22によ
ってケーシング部材2aに取付けられている。このよう
なセンサ基板18に対してモータ用やセンサ用等の各種
端子T1〜T5が設けられている。
【0015】すなわち、センサ基板18は図4および図
5に示されるように環状に、例えばセラミックスによっ
て作られ、センサ用端子T2、T3、T4がリベットに
よって取付けられる。このようなセンサ用端子T2、T
3、T4が取付けられたセンサ基板18が図6に示され
るようにモータ用端子T1、T5と一緒に内金型25の
上面にセットされる。
【0016】内金型25は図6乃至図10に示されるよ
うに上面の中央にモータ用端子T1、T5の入るための
2つの溝孔部26、27と、4つの爪用の溝孔部28と
が設けられると共に、周辺部の1ヶ所に3つのセンサ用
端子T2、T3、T4のための溝部29、30、31と
これら溝部29〜31の両側の2つのモータ用端子のた
めの溝部32、33とが設けられており、これらセンサ
用端子T2、T3、T4がセンサの回転方向の位置決め
用として用いられている。このような内金型25の上に
センサ用端子T2〜T4が取付けられたセンサ基板18
が一対のモータ用端子T1、T5と共に図10に示され
る如くセットされ、この上に図3のケーシング部材2a
の成形体の外形状に対応する形状の外金型(図示しな
い)がセットされて樹脂成形が行われて、センサ基板1
8がケーシング部材2aと一体的に成形される。
【0017】従って、センサ基板18は、成形体をなす
ケーシング部材2aの内側上部に4つの爪22によって
支持された状態で一体成形される。また、センサ基板1
8の下側にはセンサ抵抗体19が僅かに突出して盛り上
がって取付けられているが、このような盛り上がり部分
は、図10に示されるように内金型25の上面部分の、
センサ基板18のための環状の窪み部35内に、幾分小
さな同様な環状の窪み部36が更に設けられているの
で、この窪み部36が逃げとなってセンサ抵抗体19を
何等支障なく十分に受け入れることができるので、セン
サ基板18を所定の場所に好適にセットすることができ
る。
【0018】
【発明の効果】上述したように、本発明の請求項1記載
のセンサー基板の取付方法によれば、アクチュエータを
成形する際に、センサ基板をインサート成形して一体化
する方法において、センサ基板に係止される爪を有する
係止部をケーシング内に設けて、該係止部によってセン
サ基板を位置決め固定するので、アクチュエータのケー
シングを成形するようセンサ基板を一体成形する際に、
センサ基板の側面全周を成形せずに、センサ基板の側面
を抑える金型に複数個の切欠きを設けて成形して、これ
ら切欠きに入り込んだ樹脂によって形成された爪によっ
てセンサ基板を支持することができると共に、このよう
にセンサ基板を爪によって支持することにより、成形後
の樹脂の成形収縮によるセンサ基板への応力を低減で
き、センサ基板を確実に固定することができ、アクチュ
エータのケーシングを構成する材料でセンサ基板を固定
できるために、信頼性が向上し、成形時にセンサ基板を
位置決めして固定できるので、位置決め精度の向上を計
ることができる。
【0019】また、本発明の請求項2記載のセンサ基板
の取付方法によれば、爪付の係止部を形成するための溝
孔部が内金型に設けられるので、簡単な手段でセンサ基
板を正確に位置決めして固定することができる。
【0020】更に、本発明の請求項3記載のセンサ基板
の取付方法によれば、爪付の係止部のための溝付部がセ
ンサ基板の内径の複数個所に設けられるので、センサ基
板の支持が爪付の小さな係止部によって行うことがで
き、簡単な構成にすることができる。
【0021】更にまた、本発明の請求項4記載のアクチ
ュエータによれば、ケーシングと、該ケーシング内に回
転可能に支持され中心の軸線に沿った孔部分を有するロ
ータと、該ロータを囲むように設けられたステータと、
ロータの孔部分に形成された雌ねじ部と螺合する雄ねじ
部が設けられて軸線方向に往復動可能に支持されたシャ
フトとを有するアクチュエータにおいて、センサ基板に
係止される爪を有する係止部がケーシング内に設けら
れ、これによって、センサ基板を位置決めして固定する
ので、ケーシング内にセンサ基板をしっかりと取付ける
ことができると共に、精度良く位置決めすることができ
る。
【0022】本発明の請求項5記載のアクチュエータに
よれば、爪付の係止部がセンサ基板の内径に沿って複数
個所に設けられるので、簡単な手段でセンサ基板を正確
にしっかりと取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセンサ基板の取付方法によってセンサ
基板が取付けられたアクチュエータの縦断面図である。
【図2】図1のアクチュエータの上部における横断面図
である。
【図3】本発明に依ってセンサ基板を一体成形したケー
スの縦断面図である。
【図4】センサ基板を示す底面図である。
【図5】図4のセンサ基板の縦断面図である。
【図6】センサ用およびモータ用端子を内金型にセット
した状態を示すセンサ基板の平面図である。
【図7】図6の内金型の上面を示す平面図である。
【図8】図7の内金型の正面図である。
【図9】図8の内金型の側面図である。
【図10】図7のA−A線に沿ったセンサ基板と内金型
の縦断面図である。
【符号の説明】
1 アクチュエータ 2 ケーシング 3 ロータ 4 ステータ 5 シャフト 6 突起 8 雄ねじ部 9 雌ネジ部 10 ロータディスク部材 12 バルブ部材 13 軸受 15 コンミテータ用ディスク部材 16 センサワイパー 17 ブラシ部材 18 センサ基板 19 センサ抵抗体 20 ブッシュ 21 リターンスプリング 22 爪(係止部) 25 内金型 26 溝孔部 27 溝孔部 28 溝孔部 29 溝部 30 溝部 31 溝部 32 溝部 33 溝部 35 窪み部 36 窪み部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエータを成形する際に、センサ
    基板をインサート成形して一体化する方法において、 センサ基板に係止される爪を有する係止部をケーシング
    内に設けて、該係止部によってセンサ基板を位置決め固
    定することを特徴とするセンサ基板の取付方法。
  2. 【請求項2】 爪付の係止部を形成するための溝孔部が
    内金型に設けられたことを特徴とする請求項1記載のセ
    ンサ基板の取付方法。
  3. 【請求項3】 爪付の係止部のための溝付部がセンサ基
    板の内径の複数個所に設けられたことを特徴とする請求
    項1または2記載のセンサ基板の取付方法。
  4. 【請求項4】 ケーシングと、該ケーシング内に回転可
    能に支持され中心の軸線に沿った孔部分を有するロータ
    と、該ロータを囲むように設けられたステータと、ロー
    タの孔部分に形成された雌ねじ部と螺合する雄ねじ部が
    設けられて軸線方向に往復動可能に支持されたシャフト
    とを有するアクチュエータにおいて、 センサ基板に係止される爪を有する係止部がケーシング
    内に設けられ、これによって、センサ基板を位置決めし
    て固定することを特徴とするアクチュエータ。
  5. 【請求項5】 爪付の係止部がセンサ基板の内径に沿っ
    て複数個所に設けられたことを特徴とする請求項4記載
    のアクチュエータ。
JP10066699A 1998-03-17 1998-03-17 センサ基板の取付方法およびアクチュエータ Pending JPH11266567A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009213275A (ja) * 2008-03-05 2009-09-17 Kayaba Ind Co Ltd モータ
KR20220059332A (ko) * 2020-11-02 2022-05-10 주식회사 삼현 소형 모터 모듈용 센서보드 장착 구조체

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Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041217