JP2024515437A - ケーブルスタッカ、ケーブルスタッカを備えるケーブル処理装置、およびケーブルを滞りなく搬送する方法 - Google Patents

ケーブルスタッカ、ケーブルスタッカを備えるケーブル処理装置、およびケーブルを滞りなく搬送する方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、搬送方向Xに沿ってケーブルを搬送するための第1のベルトコンベア21を備えるケーブルスタッカ20に関し、第1のベルトコンベア21は、ベルトを受容するよう設計されており、第1のベルトコンベア21は、入力経路部分および出力経路部分を備えるコンベア経路を有する。主フレーム23が設けられ、主フレーム23上に第1のベルトコンベア21が配置され、ケーブルを誘導するために、カウンタバリア40aが設けられている。第1のベルトコンベア21は、入力経路部分の領域において、ケーブルがコンベア経路22から制御不能に滑り落ちるのを防止するための第1の落下バリア31aを備え、第1の落下バリア31aは、カウンタバリア40aに対して、少なくとも作動位置に移動可能である。

Description

本発明は、独立請求項に記載のケーブルスタッカ、ケーブルスタッカを備えるケーブル処理装置、およびケーブルを滞りなく搬送する方法に関する。
ケーブルスタッカは、通常、独立型デバイスであり、典型的には、ケーブル処理デバイス上に配置される。このタイプのケーブルスタッカは、第1のコンベアローラおよび少なくとも1つの別のコンベアローラを備えたベルトコンベアを有し、2つのコンベアローラのうちの少なくとも一方は、コンベア駆動デバイスによって駆動される。ベルトは通常、コンベアローラ上に配設されており、ベルトコンベアが作動すると、処理済みケーブルをコンベア経路に沿って移動させる。
米国特許第4,793,759A号は、搬送方向に沿ってケーブルを搬送するための第1のベルトコンベアを備えるケーブルスタッカについて開示しており、第1のベルトコンベアは、入力経路部分および出力経路部分を備えるコンベア経路を有する。基部フレームが設けられ、基部フレーム上に第1のベルトコンベアが配置され、ケーブルを誘導するために、カウンタバリアが設けられている。
この既知の解決策の欠点は、ケーブルをコンベア経路から落とすための機構が、生産頻度の高いケーブル処理工程において、ミスを犯す可能性が高いことである。
ドイツ公開特許第102017202502A1号は、ケーブル片を搬送するためのコンベアベルトを備えるケーブル用の搬送デバイスに関する。コンベアは、コンベアベルトによって制御されるケーブル片を収集用フラップ内へ搬送するために、コンベアベルトの上で、搬送方向に対して横方向に移動できる、側面要素を備える。
この既知の解決策の欠点は、ケーブルをコンベアベルトから落とすための機構が、生産頻度の高いケーブル処理工程において、遅すぎることである。
米国特許第4,793,759A号公報 独国公開特許第102017202502A1号公報
本発明の目的は、特に、前述の欠点のうちの少なくとも1つがない、改善されたケーブルスタッカを提供することである。ケーブルスタッカは、特に、投入(depositing)速度が速くなり、配置ミスも減らすことができるので、大容量のケーブルスタッカに修正される。
この目的は、独立請求項の特徴によって実現する。さらなる有利な展開が、図および従属請求項に提示される。
本発明によるケーブルスタッカは、搬送方向に沿ってケーブルを搬送するための第1のベルトコンベアを備え、第1のベルトコンベアは、ベルトを受容するのに好適であり、第1のベルトコンベアは、入力経路部分および出力経路部分を備えるコンベア経路を有する。さらに、主フレームが設けられ、主フレーム上に第1のベルトコンベアが配置され、ケーブルを誘導するために、カウンタバリアが設けられている。第1のベルトコンベアは、入口経路部分のエリアにおいて、ケーブルが制御不能にコンベア経路から滑り落ちるのを防止するための第1の落下バリアを備え、第1の落下バリアは、カウンタバリアに対して、少なくとも作動位置に移動することができる。
第1の落下バリアは、カウンタバリアに対して垂直方向、および/またはカウンタバリアに対して水平方向に、移動することができる。第1の落下バリアが、第1の落下バリアの作動位置にあるとき、第1の落下バリアは、ケーブルの先端に対する障害物として機能する。カウンタバリアは、ケーブルを誘導するのに加えて、ケーブルが制御不能にコンベア経路からずり落ちるのを防止するのにも好適である。ケーブルの先端は、搬送工程において、搬送方向に沿って、落下バリアが落下バリアの作動位置にあるとき、落下バリアを乗り越えることができない。このようにして、ケーブルが制御不能にコンベア経路から滑り落ちるのを回避できるため、投入速度を速めることができ、同時に、誤った投入を減らすことができる。第1の落下バリアは、たとえば、ベルトコンベアの第1のコンベアローラに隣り合って配置されている。さらなるコンベアローラを出力ウェブ部分のエリアに配置でき、コンベア駆動デバイスによって、能動的に駆動または移動させることができる。
カウンタバリアは、ケーブルスタッカ上の、第1の落下バリアの少なくとも反対側に配置されるように、コンベア経路の入力経路部分に配置されていることが好ましい。これにより、ケーブルの誘導が、さらに改善される。
第1の落下バリアは、搬送方向に対して直交方向に、作動位置から非作動位置まで移動できることが好ましい。第1の落下バリアは、コンベア経路に向かって、またはコンベア経路から離れる方向へ移動させること、たとえば(垂直方向に)下げるか、または上げることができる。第1の落下バリアは、ベルトコンベアのコンベア経路と交差しないため、処理済みケーブルを、妨げられることなくコンベア経路上に搬送することができる。
第1の落下バリアは、代替的または追加的に、コンベア経路の搬送方向に沿って移動することができる。第1の落下バリアは、小型でコンパクトな構造を有することができる。第1の落下バリアは、ケーブル長さおよび/またはケーブルのタイプに応じて、ケーブルスタッカ上のコンベア経路の搬送方向に沿って、位置決めすることができる。
駆動デバイスを備えた第1の落下バリアは、第1の落下バリアを移動させるための少なくとも1つの駆動装置に、機械的に接続されていることが好ましい。駆動装置は、第1の落下バリアを簡単に移動できるように、電気駆動装置として設計することができる。
駆動デバイスは、駆動装置である少なくとも1つの空気圧シリンダを備えた空気圧駆動デバイスであることが好ましい。これにより、第1の落下バリアを作動位置から非作動位置まで容易に移動させることができる。
この駆動デバイスは、弁を備えることが好ましい。弁は、圧縮空気弁として設計でき、たとえば、弁マニホールドの一部であってもよい。弁を使用すると、電気制御信号を容易に圧縮空気レベルに変換できるため、空気圧シリンダへの圧縮空気の供給が確実に制御される。
制御デバイスが設けられ、制御デバイスは、制御データを交換するために、少なくとも駆動デバイスに電気的に接続されることが好ましい。これにより、駆動デバイスを、再現可能に制御することができる。たとえば、制御デバイスは、計算ユニットを備え、制御データを交換するために、メモリおよび/またはデータベースに接続されている。
センサデバイスが設けられ、少なくとも第1の落下バリアの非作動位置を、センサデバイスを用いて検出できることが好ましい。センサデバイスは、第1の落下バリアの非作動位置を認識し、対応するセンサデータを制御デバイスに転送する。センサデータは、制御デバイスの計算ユニットで、さらに処理することができる。代替的または追加的に、センサデバイスが設けられ、少なくとも第1の落下バリアの作動位置を、センサデバイスを用いて検出することができる。センサデバイスは、第1の落下バリアの作動位置を認識し、対応するセンサデータを制御デバイスに転送する。センサデータは、制御デバイスの計算ユニットでさらに処理され、少なくとも第1の落下バリアに対する制御コマンドを形成することができる。このセンサデバイスは、この目的のために、センサデータを交換するように、制御デバイスに電気的に接続されている。
カウンタバリアは、第1のベルトコンベア上に、移動可能に配置されていることが好ましい。カウンタバリアは、ユーザが手動で移動させてもよく、またはモータ駆動もしくは空気圧でカウンタバリアを移動させる、調整機構に接続されてもよい。このようにして、たとえば、特に第1のベルトコンベア上に新しいベルトが配置されている場合に、ベルトコンベア上での処理済みケーブルの詰まりを防止できるように、カウンタバリアとコンベア経路との間の隙間を設定することができる。
第1のベルトコンベアは、水平方向に対して傾斜するように、主フレーム上に配置されていることが好ましい。第1のベルトコンベアは、搬送方向に対して曲げられているか、または傾斜しているため、ケーブルが、コンベア経路からより滑り落ち難くなっている。傾斜は、特に、1度から15度の間である。傾斜は、6度であることが好ましい。したがって、ケーブルの早すぎる滑落を防止できるか、またはケーブルの、所望の制御された状態でのコンベア経路からの滑落も、依然として可能である。
ケーブルを収集するための収集エリアが設けられ、第1の落下バリアは、収集エリアに隣り合って配置されていることが好ましい。第1の落下バリアを乗り越える必要がある、そうした処理済みケーブルは、収集エリアに滞りなく保管することができる。
収集エリアは、移動可能な収集トラフとして設計されることが好ましい。収集トラフは、空気圧シリンダを使って簡単に傾けられ、たとえば、一方の端部位置(上方に傾けられる)から他方の端部位置(下方に傾けられる)へ、移動することができる。たとえば、処理済みケーブルが、下方に傾斜した収集トラフから保管所に搬送されるように、処理済みケーブルを保管するための保管所を設けることもできる。
第1のベルトコンベア上に、ケーブルを搬送方向に沿って移送するための、ベルトが配置されていることが好ましい。ベルトは、ベルトコンベア上で、簡単かつ再現可能に位置決めし、張力デバイスを使用して固定することができる。
ベルトは、平帯ベルトであることが好ましい。平帯ベルトは、長手方向の側面(または、ベルトビード)を備えておらず、構造が単純であり、長手方向の側面を備えるベルトに比べて、製造コストが安価である。平帯ベルトは、特に、平帯ベルトの、走行面と反対側の支持面、または平帯ベルトの外面が、粘着力を高めた構造となっているため、処理済みケーブルを、より効率的に搬送することができる。平帯ベルトの走行面は、典型的には、少なくとも1つのコンベアローラと動作可能に接続されている。別法として、ベルトは、歯付きベルトであってもよい。
可動保護カバーは、第1のベルトコンベアの搬送方向に沿って配置されていることが好ましい。保護カバーは、ユーザが、コンベア経路に簡単にアクセスできるように、第1のベルトコンベアの入力経路部分から取り外すことができる。保護カバーは、特に、枢動可能である。保護カバーは、この目的のために、ヒンジと、一体化されたダンパ要素(たとえば、ガス圧バネ)を備えたスナップ留め機構および/またはバネ機構とを使用して、主フレームに接続することができ、ダンパ要素は、広げられた位置を固定し、かつ/または広げる時の力の消費を抑えるか、もしくは動き全体にわたって力をより均等に分散させる。
第1のベルトコンベアは、ケーブルが、制御不能にコンベア経路から滑り落ちるのを防止する、少なくとも1つの第2の落下バリアを備え、第2の落下バリアは、カウンタバリアに対して、作動位置に移動できることが好ましい。ケーブルが制御不能にずり落ちるのを一層防止するために、第2の落下バリアを、第1の落下バリアに隣り合って配置することができる。
少なくとも第1の落下バリアを、作動位置に固定するために、少なくとも1つの固定デバイスが設けられることが好ましい。固定デバイスは、たとえば、第1の落下バリアの駆動デバイスを遮断するか、または第1の落下バリアの移動を阻止することによって、第1の落下バリアが、第1の落下バリアの非作動位置に移動するのを防止する、独立した機械的、電気的、または磁気的固定ユニットを備える。可動収集トラフは、固定デバイスとして機能してもよく、これにより、可動収集トラフが、たとえば上方に傾いたときに、第1の落下防止バリアの非作動位置への移動を防止する。
第1のベルトコンベアは、主フレームに接続でき、したがって安定し、静止した形でケーブルコンベア上に保持される、複数のモジュールフレームを備えることが好ましい。かかるモジュールフレームは、第1のベルトコンベアのコンベア経路が、個々に調整または拡張できるように、標準化されたサイズで生産することができる。モジュール式構造のケーブルスタッカもやはり、ただ1つの1つのベルト、1つの張力デバイス、および少なくとも1つのベルト駆動装置を備えるため、生産コストが大幅に増えることなく、追加のコンベアローラなしで済ますことができるので、顧客の利益は、著しく大きくなる。
特に、モジュールフレームを互いに分離でき、かつ/または主フレームから分離できるため、モジュール性が向上し、ケーブルスタッカを初めて稼働させる前の、輸送および組立てが簡素化される。
搬送方向に沿ってケーブルを移送するために、第1のベルトコンベアから分離できる、少なくとも1つの追加のベルトコンベアが設けられることが好ましく、第1のベルトコンベアおよび追加のベルトコンベアは、単一のベルトを受容するのに好適であるため、生産コストが大幅に増加することはない。
ケーブルを搬送方向に沿って移送するために、単一の平帯ベルトが設けられることが好ましい。平帯ベルトは、簡単に、再現性よく装着することができる。
ケーブルがコンベア経路から制御不能に滑り落ちるのを防止するために、モジュールフレームのうちの1つ、および/または他のベルトコンベアのうちの1つに、さらなる落下バリアが設けられ、さらなる落下バリアが、カウンタバリアに対して、少なくとも作動位置に移動可能であることが好ましい。これにより、入力経路部分の外部で、ケーブルがコンベア経路から制御不能に滑り落ちるのを防止することができる。
ベルトコンベアのうちの少なくとも1つからケーブルを落下させるための少なくとも1つの落下デバイスが設けられ、落下デバイスは、制御データを交換するために、制御デバイスに電気的に接続されていることが好ましい。落下デバイスは、制御された落下が可能となり、落下デバイスがケーブルスタッカ上に省スペースで配置されるように、旋回アームまたは直線移動可能な落下アームとして構成することができる。
少なくとも1つのケーブル処理ステーションと、ケーブルを処理するための少なくとも1つのケーブル処理器具と、ここで説明されているケーブルスタッカとを備える本発明のケーブル処理デバイスは、少なくとも1つのベルトコンベアからケーブルを落下させるための少なくとも1つの落下デバイスを備え、落下デバイスは、ケーブル処理デバイスまたはケーブルスタッカ上に配置されている。したがって、少なくとも1つの落下デバイスは、ケーブル処理装置の一部またはケーブルスタッカの一部であってもよい。たとえば、ケーブル処理ステーションに配置された把持器が、落下デバイスとして使用され、様々な処理ステーション間のケーブル移送、および/または他の機能に使用されてもよい。把持器は、たとえば、垂直回転軸を有する旋回アーム上に配置される。
落下デバイスは、制御データを交換するために、ケーブルスタッカの制御デバイスに接続されることが好ましい。したがって、少なくとも1つの落下デバイスは、ケーブル処理装置とは独立して、設置または稼働させることができる。
この代替として、ケーブルスタッカは、制御データを交換するために、ケーブル処理デバイスの中央制御装置に電気的に接続され、少なくとも1つの落下デバイスは、制御データを交換するために、中央制御装置に接続される。ケーブルスタッカ用の別個の制御デバイスを省略できるため、ケーブルスタッカの製造コストが最適化される。
ケーブルスタッカ上でケーブルを滞りなく搬送する本発明の方法は、ケーブルスタッカが、少なくとも第1のベルトコンベアおよび第1の落下バリアを備え、少なくとも以下のステップを含む。
a)少なくとも1つのケーブルパラメータを選択するステップ、
b)第1の落下バリアを、カウンタバリアに対して、作動位置に移動させるステップ、
c)第1のベルトコンベア上で、ケーブルを搬送するステップ。
ケーブルが、制御不能にベルトコンベアのコンベア経路から滑り落ちるのを回避できるため、投入速度を速めることができ、同時に、誤った投入を減らすことができる。
ここでのケーブルパラメータとは、ケーブルのタイプ(同軸ケーブル、多芯ケーブルなど)、ケーブルの幾何形状(構造、寸法、ケーブル長さなど)ばかりでなく、処理済みケーブルの全体的な構造でもあり、これにより、全体的な構造は、ケーブルに配置されたケーブルコネクタも含んでよい。ケーブルスタッカは、特に、ここで説明されているケーブルスタッカ、または以前に説明されたケーブル処理装置の一部である、ケーブルスタッカである。
少なくとも1つのケーブルパラメータが、データベースから取得されることが好ましい。制御デバイスまたは中央制御装置は、ケーブルパラメータを交換するためにデータベースに接続されているため、既に記憶されているケーブルパラメータにアクセスでき、生産開始前の、ケーブルスタッカの初期化が改善される。
ステップb)の後に、ケーブル処理ステーションの少なくとも1つのケーブル処理器具が起動されることが好ましい。したがって、ケーブルの処理は、第1の落下バリアが第1の落下バリアの作動位置にあるときにしか開始できないため、ケーブルスタッカ上での誤った配置がさらに減少する。特に、ここで説明されているケーブル処理デバイスのケーブル処理ステーションの、ケーブル処理器具が起動される。
ステップc)の後に、第1の落下バリアを非作動位置に移動させるステップ(ステップd)が続くことが好ましい。代替的または追加的に、ステップd)の後に、ケーブルは、落下デバイスを用いて落下される(ステップe))。これにより、ケーブルが落下バリアに引っかかることなく、確実に落下する。
本発明による別のケーブルスタッカは、搬送方向に沿ってケーブルを搬送するための第1のベルトコンベアを備え、第1のベルトコンベアは、ベルトを受容するのに好適である。さらに、主フレームが設けられ、主フレーム上に第1のベルトコンベアが配置され、少なくとも1つのガイド要素が設けられている。第1のガイド要素は、搬送されるべきケーブルの搬送方向に沿って、配置することができる。第1ガイド要素によって、ケーブルが落下したときの入力経路部分でのケーブルの案内が改善され、これにより、最適な配置品質が確保される。ケーブルが、落下デバイスの枢動する動きによって落下し、たとえばトリガされると、ケーブルの後端からケーブルの先端までの、水平方向の蛇行移動が形成される。蛇行移動の幾何形状、たとえば減衰振動は、ケーブルに対する落下デバイスの落下衝撃および第1のガイド要素の位置によって、予め設定されるため、ケーブルの望ましからざる滑落が防止される。第1のガイド要素の位置は、ケーブル長さまたはケーブルパラメータに応じて設定する必要があり、短いケーブルのための第1のガイド要素の位置は、長いケーブルのための第1のガイド要素の位置とは相異なり、特に、細いケーブルのための第1のガイド要素の位置は、太いケーブルのための第1のガイド要素の位置とは相異なる。
第1のガイド要素のエリアには、ガイド要素の第1の位置を判定するために、少なくとも1つのセンサを備えたセンサデバイスが設けられ、センサデバイスは、制御デバイスまたはケーブル処理装置の中央制御装置に電気的に接続されている。センサによって、搬送されるケーブルに対する第1のガイド要素の位置決め誤差を検出できるため、ケーブルの望ましからざるずり落ちが一層防止される。
代替的または追加的に、ガイド要素を移動させるための駆動デバイスが、第1のガイド要素に接続されている。駆動デバイスにより、特に、積付けられるべきケーブルに応じた、ケーブルスタッカ上の第1のガイド要素の、正確で再現可能な位置決めが可能となる。駆動デバイスは、この目的のために、スピンドルまたは空気圧シリンダを備えることが好ましく、スピンドルは、第1のガイド要素の無段階の位置決めを可能にし、空気圧シリンダは、駆動デバイスの、費用効果の高い変形例である。
たとえば、光バリア、誘導もしくは磁気センサ、またはスイッチをセンサとして使用でき、センサは、第1のガイド要素の第1の位置を検出し、検出要素と相互作用することができる。駆動デバイスは、別法として、たとえば空気圧シリンダの位置またはスピンドルの回転運動を検出することによる、センサを備えてもよい。制御デバイスまたは中央制御装置は、計算ユニットを備え、制御データを交換するために、データベースに接続されている。制御データは、第1のガイド要素の駆動デバイスを制御するための、制御コマンドを含む。計算ユニットは、センサデータを評価し、センサデータを、たとえば積付けられるべきケーブルの事前に選択されたケーブルパラメータと、確認または比較するのに好適な、また第1の位置を計算し、データベースからの基準値と比較するのに好適な、プログラムを有する。たとえば、第1のガイド要素の第1の位置が、基準値と相異なっている場合には、少なくとも1つの警告が送信され、必要に応じて、ベルトコンベアの搬送動作が止められるか、または延期される。そうでない場合は、第1のベルトコンベアが、処理されているケーブルまたは積付けられるべきケーブルの搬送を、開始することができる。
ガイド要素を移動させるための駆動デバイスは、位置決めを、正確に制御して実行でき、特に、短いケーブル、長いケーブル、太いケーブル、または細いケーブルのために調整できるように、制御デバイスに電気的に接続されていることが好ましい。
駆動デバイスは、この代替として、ケーブル処理デバイスの中央コントローラに電気的に接続される。このようにして、ケーブル処理装置の中央コントローラが、第1のガイド要素を移動させるための制御コマンドを作成して、直接送信でき、必要に応じて、第1のベルトコンベアを停止することができる。駆動デバイスは、空気圧駆動装置を備えることができるか、または電気駆動装置を備えることもできる。
保護カバーが設けられ、第1のガイド要素が、保護カバー上に配置されることが好ましい。第1のガイド要素は、したがって、保護カバーと一体に取り外すことができるため、ユーザにとっての、コンベアベルトへのアクセスのしやすさを高めることができる。保護カバーは、たとえば、上記で説明されたような保護カバーである。
この保護カバーは、特に、移動可能、好ましくは傾斜可能に設計されており、固定要素、制振要素、および/またはバネ要素を収容している。これらは、保護カバーの開位置を固定し、保護カバーを開くのに必要な力の消費を抑え、かつ/または動き全体にわたって、力の消費を均一に分散させる。これにより、ユーザにとっての使いやすさが向上する。
本明細書で説明されているケーブルスタッカ上でケーブルを滞りなく搬送する、本発明の方法は、以下のステップを含む。
a)第1のガイド要素を、第1の位置に移動させるステップであって、第1の位置が、搬送されるべきケーブルのケーブル長さに適合する、移動させるステップ、
b)センサデバイスを使用して、第1のガイド要素の第1の位置を確認するステップ、
c)制御データを、制御デバイスに転送するステップ、
d)第1のベルトコンベア上で、ケーブルを搬送するステップ。
これにより、ケーブルスタッカ内での誤った投入が減少する。ステップb)がユーザによって手動で実行された場合、ステップc)での確認により、センサデバイスによって測定された位置が必要な位置と一致しないことが認識される。これにより、ベルトコンベアが停止し、ユーザは、警告/エラーメッセージを受信することができる。
特に、ステップa)の前に、ケーブルの少なくとも1つのケーブルパラメータが選択される。ここでのケーブルパラメータとは、ケーブルのタイプ(同軸ケーブル、多芯ケーブルなど)、ケーブルの幾何形状(構造、寸法、ケーブル長さなど)ばかりでなく、処理済みケーブルの全体的な構造でもあり、これにより、全体的な構造は、ケーブルに配置されたケーブルコネクタも含んでよい。ケーブルスタッカは、特に、ここで説明されているケーブルスタッカ、または以前に説明されたケーブル処理装置の一部である、ケーブルスタッカである。
少なくとも1つのケーブルパラメータが、データベースから取得されることが好ましい。制御デバイスまたは中央制御装置は、ケーブルパラメータを交換するためにデータベースに接続されているため、既に記憶されているケーブルパラメータにアクセスでき、生産開始前の、ケーブルスタッカの初期化が改善される。
第1のガイド要素は、ステップb)において、駆動デバイスによって、第1の位置に移動されることが好ましい。これにより、第1のガイド要素を、完全に自動で調整することができる。
本発明によるケーブルスタッカは、搬送方向に沿ってケーブルを搬送するための第1のベルトコンベアを備え、第1のベルトコンベアは、ベルトを受容するのに好適である。さらに、主フレームが設けられ、主フレーム上に第1のベルトコンベアが配置され、ケーブルを誘導するために、カウンタバリアが設けられている。カウンタバリアは、第1のベルトコンベアのコンベア経路に対する隙間を設定するために、搬送方向に対して移動可能である。
可動カウンタバリアにより、ベルトが第1のベルトコンベア上に配置されるときに、ベルトとカウンタバリアとの間の隙間を設定することができるため、この隙間における処理済みケーブルの望ましからざる詰まりを防止することができる。これにより、ケーブルスタッカ内での誤った投入が減少する。
カウンタバリアは、第1のベルトコンベアとカウンタバリアとの間の水平方向の隙間を、垂直方向に設定するために、搬送方向に対して垂直に移動可能であることが好ましい。したがって、処理済みケーブルの、水平方向の隙間内での望ましからざる詰まりを防止することができる。
カウンタバリアは、代替的または追加的に、第1のベルトコンベアとカウンタバリアとの間の垂直方向の隙間を、水平方向に設定するために、搬送方向に対して垂直に移動可能である。したがって、処理済みケーブルの、垂直方向の隙間内での望ましからざる詰まりを防止することができる。
ベルトは、平帯ベルトとして設計されることが好ましい。平帯ベルトは、少なくとも1つのベルトの移送面、および少なくとも1つのベルトの前面を備える。平帯ベルトは、長手方向の側面を備えておらず、長手方向の側面を備えるベルトに比べて構造が簡単であり、生産コストが安価である。かかる平帯ベルトは、ユーザが手作業で交換する。長手方向の側面を備えるベルトは、少なくとも1つの階段状の突起を備え、ベルトの前面は、突起上に配置される。
カウンタバリアは、第1のベルトとカウンタバリアとの間の水平方向の隙間を、垂直方向に設定するために、ベルトの移送面に対して垂直に移動可能であることが好ましい。したがって、処理済みケーブルの、水平方向の隙間内での望ましからざる詰まりを防止することができる。
カウンタバリアは、代替的または追加的に、ベルトとカウンタバリアとの間の垂直方向の隙間を、水平方向に調整するために、ベルトの前面に対して垂直に移動可能である。したがって、処理済みケーブルの、垂直方向の隙間内での望ましからざる詰まりを防止することができる。
カウンタバリアは、ケーブルスタッカ上の、収集エリアの反対側に配置されるように、コンベア経路の入力経路部分に配置されていることが好ましい。したがって、ケーブルの誘導が、さらに改善される。カウンタバリアは、特に、ベルトコンベアのコンベア経路に沿って延在する。
カウンタバリアを移動させる調整機構は、カウンタバリアが、ベルトコンベアに対して容易に調整可能となるように、カウンタバリア上に配置されることが好ましい。
カウンタバリアは、別法として、カウンタバリアを移動させるための調整機構に、機械的に接続されている。調整機構は、第1のカウンタバリアを容易かつ無段階に調整できる、スピンドル駆動装置を備えることができる。
この調整機構は、第1のベルトコンベアの搬送動作中には、この調整機構が調整できないように設計されていることが好ましい。これにより、動作中のカウンタバリアの望ましからざる調整を防止することができる。この目的のために、調整機構を、自己ロック式となるよう構成することができる。
調整機構は、長穴および固定デバイスを備えることが好ましい。調整機構は、たとえば、少なくとも1本のネジまたはボルト、およびこの長穴のエリアにおけるワッシャを用いて、ケーブルスタッカの主フレームに接続されている。ワッシャは、振動を受けてネジが緩まないように、たとえば、リブ付きワッシャまたはウェッジロックワッシャ(ノルトロック)として設計されている。調整機構ごとに、数本のネジまたはボルト、ワッシャ、および長穴が設けられている。ユーザが、固定デバイスをわずかに緩めると、調整機構および調整機構に取り付けられたカウンタバリアが、自由に動く。ネジまたはボルトが固定されるとすぐに、カウンタバリアが固定され、主フレームに対して独自に位置決めされる。
調整機構は、これの代替として、またはこれに加えて、たとえば、スピンドルもしくはピッチの大きいネジを備えること、および/またはロックナットなどの固定要素を備えることができる。かかる調整機構を備えたカウンタバリアは、訓練を受けていないユーザでも、トルクレンチなどの簡単な工具を使って、容易に調整することもできる。ネジまたはボルトが固定されるとすぐに、カウンタバリアが固定され、主フレームに対して独自に位置決めされる。
調整機構は、ベルトコンベアまたはベルトと対向する面との間の所望の隙間を、再現可能に調整できるように、調整補助具を備えることが好ましい。調整補助具は、モータ駆動で、またはユーザが手動で、隙間に押し込むことができる。カウンタバリアは、次いで、カウンタバリア、調整補助具、およびベルトコンベアまたはベルトが互いに接触するまで、調整補助具に向かって押し込まれる。試運転前に、調整補助具はここで、隙間から引き抜かれるか、または取り外される。このようにして、様々な製造業者によるベルトに対して、最適なサイズの再現可能な隙間を、いつでも、ほとんど労力をかけずに作り出すことができる。ベルトがひどくすり減っている場合(すり減り/磨耗による厚さの減少)、同じベルトに対して、調整工程を数回繰り返すこともできる。
カウンタバリアは、より長い搬送距離にわたるベルトコンベア上でのケーブルの案内が、確実に改善されるように、第1のベルトコンベアの搬送経路に沿って延在することが好ましい。
ケーブルスタッカ上、特に上記で説明されたケーブルスタッカ上で隙間を設定する、本発明による方法は、少なくとも以下のステップを含む。
a)ベルトコンベア上にベルトを配置するステップ、
b)ベルトとカウンタバリアとの間で隙間を設定するために、カウンタバリアを、第1の位置から別の位置に移動させるステップ。
可動カウンタバリアにより、ベルトが第1のベルトコンベア上に配置されるときに、ベルトとカウンタバリアとの間の隙間を容易に調整することができるため、この隙間内の処理済みケーブルの望ましからざる詰まりが、防止される。これにより、ケーブルスタッカでの誤った投入が減少し、動作の信頼性が高まる。
調整補助具は、ステップb)の前に、カウンタバリアとベルトとの間に配置されることが好ましい。このようにして、様々な製造業者によるベルトに対して、最適なサイズの再現可能な隙間を、いつでも、ほとんど労力をかけずに作り出すことができる。ベルトが激しくすり減っている場合(すり減り/磨耗による厚さの減少)、同じベルトで、調整工程を数回繰り返すこともできる。
調整補助具を用いて、処理済みケーブルの望ましからざる詰まりを防止するために、ステップb)の後に、カウンタバリアとベルトとの間の調整補助具が取り外されることが好ましい。
カウンタバリアの別の位置は、少なくとも1つのケーブルパラメータ、特にケーブルの直径によって変わることが好ましい。ここでのケーブルパラメータとは、ケーブルのタイプ(同軸ケーブル、多芯ケーブルなど)、ケーブルの幾何形状(構造、寸法、ケーブル長さなど)ばかりでなく、処理済みケーブルの全体的な構造でもあり、全体的な構造は、ケーブルに配置されたケーブルコネクタも含んでよい。
調整機構は、特に、制御データを交換するために、制御デバイスに接続されている。かかる調整機構は、カウンタバリアを移動させるための駆動装置を備えた駆動デバイスを有し、駆動装置は、制御デバイスによって、たとえばケーブルパラメータに応じて、再現可能に制御することができる。
特に、センサデバイスが設けられ、センサデバイスを用いて、コンベアベルトとカウンタバリアとの間の隙間を識別することができる。センサデバイスは、たとえば、ベルトと第1のカウンタバリアとの間の距離を検出する、距離センサを備え、センサデータを、制御デバイスに送信する。制御デバイスは、計算ユニットを備え、制御データを交換するために、データベースに接続されている。制御データは、カウンタバリアの駆動デバイスを制御するための制御コマンド、および/またはベルトコンベアのコンベアローラを制御するための制御コマンドを含む。計算ユニットは、センサデータを評価し、隙間の幅を計算して、隙間の幅を基準値と比較するのに好適なプログラムを有する。隙間の幅が、処理されることになるケーブルには大きすぎる場合、警告が少なくとも1度送出され、必要に応じて、ベルトコンベアの搬送動作が止められるか、または延期される。センサデバイスは、特に、隙間の幅を直接測定するよう構成される。センサデバイスは、たとえば、カメラなどの画像化センサを含む。
本発明のさらなる利点、特徴、および詳細は、本発明の例示的な実施形態が図面を参照して説明される、以下の説明から得られる。
特許請求の範囲および図の技術内容と同様に、参考文献リストも、本開示の一部である。図および実施形態は、一貫して包括的に説明されている。同じ参照符号は、同じ構成要素を示す一方で、添字が相異なる参照符号は、機能的に同一または類似の構成要素を示している。第1の~、第2の~、他などの列挙は、構成要素間を区別するためだけに機能する。
本発明によるケーブルスタッカを備えたケーブル処理デバイスの第1の実施形態の、概略上面図(X-Y平面)である。 図1によるケーブル処理デバイスの、概略側面図(X-Z平面)である。 図2に描かれた断面(A-A)に対応する、図2によるケーブルスタッカの断面図である。 保護カバーが見えないようにされ、収集トラフが折れ曲がって下方にある、図3によるケーブルスタッカの等角断面図である。 第1の落下バリアが作動位置にある、図4によるケーブルスタッカの落下バリアデバイスの側面図である。 第1の落下バリアが非作動位置にある、図4によるケーブルスタッカの落下バリアデバイスの側面図である。 第1の落下バリアが作動位置にある、図4によるケーブルスタッカ用の落下バリアの、代替実施形態の側面図である。 第1の落下バリアが非作動位置にある、図6aによるケーブルスタッカの落下バリアデバイスの、側面図である。 モジュール式設計の、図4によるケーブルスタッカの代替実施形態の側面図である。 複数のベルトコンベアおよび複数の放出バリアを備えた図4によるケーブルスタッカの、さらなる代替実施形態の側面図である。 修正されたカウンタバリアを備え、長手方向の側面を備えるベルトを有する、図1によるケーブル処理デバイス用ケーブルスタッカの、代替実施形態の断面図(Y-Z平面)である。 修正されたカウンタバリアを備え、平帯ベルトを備えた図1によるケーブル処理デバイス用ケーブルスタッカの、代替実施形態の断面図(Y-Z平面)である。 カウンタバリアが第1の位置にある、図1によるケーブル処理デバイス用ケーブルスタッカの、代替実施形態の断面図(Y-Z平面)である。 カウンタバリアが第2の位置にある、図9aによるケーブルスタッカの断面図(Y-Z平面)である。 カウンタバリアが第3の位置にある、図9aによるケーブルスタッカの断面図(Y-Z平面)である。 拡張されたガイド要素が第1の位置にある、図1によるケーブル処理デバイス用ケーブルスタッカの、代替実施形態の断面図(Y-Z平面)である。 拡張されたガイド要素が第2の位置にある、図10aによるケーブルスタッカの断面図(Y-Z平面)である。
図1および図2は、本発明によるケーブルスタッカ20を備えたケーブル処理デバイス90の第1の実施形態の、上面図(X-Y平面、図1)および側面図(X-Z平面、図2)を示している。ケーブルスタッカ20の内部の機能要素がよりよく見えるように、保護カバー25(図3に見られる)は見えないようにしている。ケーブル処理ステーション70、71および制御デバイス29、99は、模式的にしか示されておらず、本発明に関係のないホース、制御ケーブル、および他の詳細も図示されていない。
ケーブル処理デバイス90は、旋回アーム機として設計されており、ケーブル80の両端(図示せず)を、それぞれのケーブル処理ステーション70、71に移動または旋回させる、2本の旋回アーム60、61で構成される。ケーブル80は、ケーブル処理ステーション70、71での処理後、ケーブルスタッカ20に運ばれる。ケーブルスタッカは、搬送方向Xに沿ってケーブル80を搬送するための第1のベルトコンベア21で構成される。第1のベルトコンベア21は、ベルト211、2つの適合するコンベアローラまたは偏向ローラ213a、213b、および2つの偏向ローラのうちの一方213aを、能動的に回転させる駆動デバイス214を備える。駆動デバイス214は、たとえば駆動装置として、一体化された変速機を備える電気モータを有する。ケーブルスタッカ20のコンベア経路22は、入力経路部分221と出力経路部分222とを備える。ケーブル80は、入力経路区間221で、落下デバイス60によって落とされ、この実施形態では、ケーブル処理デバイス90の旋回アームが、この落下デバイス60の機能を受け持っている。
これの別法として、落下デバイス60は、ケーブルスタッカ20上に配置された、別個の組立体であってもよい。これは、たとえば移送機または回転式移送機として設計された、代替のケーブル処理デバイス(図示せず)では、適切であり、また必要である。
落とされたケーブル80は、典型的には、傾斜可能な収集トラフ241(図3)を備える収集エリア24内に落下する。
ケーブル80の、第1のベルトコンベア21からの意図しない、かつ/または早すぎる落下を防止するために、第1の落下バリア31aおよび第1のカウンタバリア40を備える落下バリアデバイス30が、少なくとも入力エリア221に設けられる。第1の落下バリア31aは、ケーブル80が、コンベア経路22から制御不能に滑り落ちるのを防止するために使用され、第1の落下バリア31aは、カウンタバリア40aに対して移動可能である。落下バリアデバイス30は、偏向ローラ213bのエリア内に配置され、ベルト211と共に受動的に移動する。
ケーブルスタッカ20のすべてのセンサおよび駆動要素を制御するために、これらは、制御デバイス29に電気的に接続されている。この制御デバイス29は、ケーブルスタッカ20の一部であり、さらに、ケーブル処理デバイス90の中央制御装置99に接続されている。
これの別法として、ケーブルスタッカ20のローカル制御デバイス29は、省略されてもよい。この目的のために、ケーブルスタッカ20のすべてのセンサおよび駆動要素の制御ケーブルは、ケーブル処理デバイス90の中央制御装置99に直接、電気的に接続される。
図3は、処理済みケーブル80および保護カバー25を備えた図2のケーブルスタッカ20の、断面(A-A)に沿った断面図を模式的に示しており、第1の落下バリア31aは、非作動位置、すなわち受動位置(下方)に位置し、収集トラフ241は、落下したケーブル80を収集トラフ241内に保管できるように、折れ曲がって上方に図示されている。図4は、ケーブルスタッカ20の等角断面図を示しており、保護カバー25およびケーブル80は見えないようにしているが、第1の落下バリア31aは作動位置(上方)にあり、収集トラフ241は、折れ曲がって下方にある。
第1の落下バリア31aは、駆動デバイス32aによって移動される。この駆動デバイス32aは、ホース323(図3に模式的に示されている)を介して弁マニホールド322に接続された、2つの空気圧シリンダ321a、321b(図4でしか見えない)で構成される。この弁マニホールド322はさらに、制御ケーブル332によって、制御デバイス29、99に電気的に接続されている。空気圧シリンダ321a、321bの両端の位置を、すなわち、落下バリア31aが、いつ作動位置および非作動位置に到達したかを、確実に検出するために、センサデバイス33が設けられている。センサデバイスは、典型的には、空気圧シリンダ321a(図3に模式的に示されている)ごとの2つのセンサ331と、やはりセンサ331を制御デバイス29、99に電気的に接続する、関連する制御ケーブル332とで構成される。これらのセンサ331は、磁気近接スイッチとして設計されており、この目的のために、空気圧シリンダ321a、321bに設けられた溝に固定されている。別法として、コストを節約するために、空気圧シリンダ321a、321bごとに、落下バリア31aの作動位置または非作動位置を検出するセンサ331が、1つしか使用されなくてもよい。
ケーブル80の、ベルトコンベア21からの望ましからざる落下を防止するために、ベルトコンベアは、主フレーム23および水平方向Yに対して傾斜角a、ここでは6°だけ傾斜している。傾斜した座標系は、文字Y’およびZ’で識別され、通常の座標系Y、Z(水平方向、垂直方向)に対して、X軸を中心にして傾斜角aだけ傾斜している。
カウンタバリア40は、ケーブル80が反対側に落下するのを防止する役割も果たす。平帯ベルト211fとして設計されたベルト211は、ベルトの幅方向Y’においてカウンタバリア40と重なり、平帯ベルト211fとカウンタバリア40との間に、Z’方向に隙間SZがある。その結果、(図8bのように)平帯ベルト211fの横方向の案内を不要にすることができ、平帯ベルト211fの幅は、特に正確な公差を有する必要がない。また、(図8aのような)長手方向の側面を備える高価なベルト211wではなく、単純で安価な平帯ベルト211fを使用することができる。隙間SZを可能な限り小さく設定し、それにより、この隙間SZでのケーブル80の詰まりを防止するために、カウンタバリア40は、平帯ベルト211fに対して垂直方向(すなわち、Z’方向)に、正確、容易、かつ再現可能に設定できる、調整機構41(詳細が図9aおよび図9bにおいて、ブロック矢印で模式的に示されている)を使って調整することができる。これにより、様々な厚みの平帯ベルト211fを使用でき、こうした平帯ベルト211fを、都合の良い条件で調達することができる。部分的にしかすり減っていない(摩耗の兆候により、厚さが薄くなっている)平帯ベルト211fの交換を、調整機構41を用いて隙間SZを調整することによって、もう少し延期することもできる。
ケーブルスタッカの代替実施形態(図9a、図9b)では、ここで説明される、関連する調整機構41を備えたカウンタバリア40は、落下バリア31または落下バリアデバイス30との組合せなしに、説明することもできる。
平帯ベルト211fは、特に、搬送方向Xにおけるケーブル80との摩擦係数を特に高くすることができる、特殊な表面状態を有している。さらに、平帯ベルト211fの表面状態は、一方では、すり減りおよび断裂をできるだけ小さく維持し、これにより耐用年数を長くできるように、他方では、ケーブル80にどんな損傷も与えないようするため、できるだけ優しくケーブル80に触れるように、構成される。
ケーブル80は、落下時に収集エリア24の方向(実線矢印)に移動し、次いで、傾斜可能な収集トラフ241が配置されている収集エリア24に落ちる。傾斜は、ここでは空気圧シリンダとして設計され、さらに、ホース、センサ、および制御ケーブル(図示せず)によって弁マニホールド322および制御デバイス29、99に接続された、駆動装置242によって行われる。典型的には、傾斜可能な収集トラフ241の下方に、ユーザがケーブルを取り出すための別のトラフ(図示せず)が配置されている。
傾斜可能な収集トラフ241は、固定デバイス35を備える。固定デバイス35は、第1の落下バリア31aを、第1の落下バリアの非作動位置に固定する。
この代替(図示せず)として、かかる固定デバイスは、第1の落下バリア31aを作動位置(上方)に固定するように、構成されてもよい。拡張された実施形態(図示せず)では、固定デバイスは、収集トラフ241の移動が、落下バリア31aの移動に機械的に結合され、したがって、両方の移動に必要な駆動装置が1つだけとなるように、すなわち、駆動装置32aを省略すること、および/または単純な受動的力要素(たとえばバネ)に置き換えることができるように、設計されてもよい。
ユーザの安全性を高め、ケーブル80が収集エリア24を超えて飛び出すのを防ぐために、保護カバー25が設けられている(模式的に図示されている)。保護カバー25は、典型的には、閉じているときでもユーザが工程を視覚的に観察できるようにするために、透明なエリアを含み、保守目的で上方へ折り曲げることができる。保護カバー25は、この目的のために、ヒンジを使用して開閉可能であり、広げられる位置を固定し、かつ/または広げる時の力の消費を減らすか、もしくは動き全体にわたって力をより均等に分散させる、一体化された制振要素(たとえば、ガス圧バネ、図示せず)を備えた掛止機構および/またはバネ機構が具備されている。保護カバー25は、主フレーム23に接続されることが好ましい。配置上の品質をさらに向上させるために、ガイド要素50も、この保護カバー25に一体化されることが好ましい(図9)。
図5aおよび図5bは、断面A-A(図2)の左側、すなわち図3および図4と同様の、ケーブルスタッカ20の要素の詳細な側面図(X-Z平面)を示している。両方の図において、処理済みケーブル80および保護カバー25は示されておらず、収集トラフ241は(図3のように)折れ曲がって下方にある。図5aでは、第1の落下バリア31aは、作動位置(上方)にあり、図5bでは、第1の落下バリア31aは、非作動位置(下方、図5b)にある。第1の落下バリア31aは、作動位置から非作動位置まで、搬送方向Xに対して直交方向に移動できる(Z方向の太い矢印で表されている)、長い板である。空気圧シリンダ321a、321bは、第1の落下バリア31aの対向する両端に配置され、主フレーム23に接続され、第1の落下バリア31a全体を均一に移動させる。第1の落下バリア31a上には、ガイド溝311a、311b、311cが配置され、ガイド溝を通って、ガイドアタッチメント231a、231bが延出している。
ケーブルスタッカ上でケーブル80を滞りなく移送する方法は、図1から図5bによるケーブルスタッカ20の例を使用して示され、少なくとも以下のステップを含む。
a)データベースから取得された、少なくとも1つのケーブルパラメータを選択するステップ、
b)第1の落下バリア31aを、カウンタバリア40に対して作動位置に移動させるステップ、
c)第1のベルトコンベア21上で、ケーブル80を搬送するステップ。
制御デバイス29または中央制御装置99は、既に記憶されているケーブルパラメータにアクセスできるように、ケーブルパラメータを交換するために、データベースに接続されている。
ステップc)の後、ケーブル80の後端用の、ケーブル処理ステーション70の少なくとも1つのケーブル処理用器具が作動する。
第1のベルトコンベア21上でケーブルを搬送した後(ステップc))、第1の落下バリア(31a)を非作動位置に移動させるステップ(ステップd、図5b)が続き、次いで、またはケーブル後端の全処理が完了した後に、ケーブルの後端のケーブル処理ステーション70用旋回アームに一体化されていることが好ましい、落下デバイス60を用いて、ケーブル80を落下させるステップ(ステップe)が続く。これにより、ケーブルが落下バリアに引っかかることなく、確実に落下する。
第1の落下バリア(31a)の非作動位置への移動(ステップd、図5b)は、この目的のために設けられた、ケーブル処理ステーション70(図1)でのケーブル80の後端の処理前に行われる。ステップa)およびb)は、この目的のために設けられた、ケーブル処理ステーション71でのケーブル80の先端の処理と並行して、または同時に実行されることが好ましい(図1)。ステップが並列で実行されるため、サイクル時間は節約される。
図6aおよび図6bは、代替の落下バリアデバイス30aを備えたケーブルスタッカ20aの、代替実施形態の詳細な側面図(X-Z平面)を示しており、1つは再び、落下バリア31cが作動位置で示され(上、図6a)、また1つは、非作動位置で示されている(下、図6b)。収集トラフは、図示されていない。
代替の落下バリアデバイス30a用の代替駆動デバイス32bは、代替の落下バリア31cを片側で移動させる、単一の空気圧シリンダ321cを備える。反対側では、代替の落下バリア31cが、たとえば滑り軸受34によって、回転可能に取り付けられている。過剰決定(overdetermination)を防止し、それにより、移動が円滑に進むのを維持するために、たとえば落下バリア31cの長穴(図示せず)によって、滑り軸受34のエリアにX方向のいくらかの遊びが設けられている。落下バリア31cは、さらに、伸縮自在の設計によって、または追加の旋回式継手(図示せず)の使用によって、Y’軸を中心とする小さい回転が可能になるように、空気圧シリンダ321cに固定されている。
図7aおよび図7bは、ケーブルスタッカ20b、20cの、2つのさらなる代替実施形態の、概略側面図(X-Z平面)を示しており、ケーブルスタッカは、ここでは、モジュール式設計で構築されており、1つは、単一のベルトコンベア21d(ケーブルスタッカ20b、図7a)に複数のモジュールフレーム212を備え、また1つは、複数のベルトコンベア21a、21b、21cおよび複数の落下バリア31a、31bを備えている。(ケーブルスタッカ20c、図7b)。
図7aによる代替のケーブルスタッカ20bは、単一のベルトコンベア21dだけで構成される。このベルトコンベア21dの構造は、モジュール式であり、3つのモジュールフレーム212を備える。このベルトコンベア21dは、単一の平帯ベルト211fだけを収容し、単一の駆動デバイス214、2つの偏向ローラ213a、214b、および平帯ベルトに張力をかけるための、関連する張力付与システム(図示せず)だけを備える。カウンタバリア40aもモジュール式であり、それぞれのモジュールフレーム212と同じ長さを有する。
図7bによる代替のケーブルスタッカ20cは、3つのベルトコンベア21a、21b、21cで構成される。これらのベルトコンベア21a、21b、21cのすべてが、同じ平帯ベルト211fを使用し、単一の駆動デバイス214、2つの偏向ローラ213a、214b、および平帯ベルトに張力をかけるための、関連する張力付与システム(図示せず)だけを備える。カウンタバリア40aもモジュール式設計であり、それぞれのベルトコンベア21a、21b、21cと同じ長さを有する。加えて、ケーブルスタッカ20cには、第1の落下バリア31aと構造的、機能的に一致する、関連する駆動装置およびセンサデバイス(図示せず)を備えた第2の落下バリア31bが設けられている。
先に説明された両方の実施形態において、コンベア経路の長さを増やすために、2つ以上のモジュールを、互いに隣り合って配置することも可能である。
図8aおよび図8bは、ケーブルスタッカ20d、20eの、2つのさらなる代替実施形態を示しており、これらは、以前に説明された図1から図5bによるケーブルスタッカ20と実質的に、機能的、構造的に同様に構築されており、代替設計のカウンタバリア41aが設けられている。図8aは、長手方向の側面を備えるベルト211wを備えたケーブルスタッカ20dを示し、図8bは、平帯ベルト211fおよび横方向ガイド215を備えたケーブルスタッカ20eを示している。両方のケーブルスタッカのY-Z平面の断面図が、ただ単に、模式的に示されている。この実施形態は、少なくとも落下バリアの代替例(図6aおよび図6b)との組合せ、および/またはモジュール式構造体の変形例(図7aおよび図7b)との組合せで、使用されてもよい。
平帯ベルト211f(図3)を備えたケーブルスタッカ20の実施形態とは対照的に、図8aに示されているケーブルスタッカ20dでは、長手方向の側面を備えるベルト211wが使用されている。これまでの従来型の実施形態(従来技術)は、この場合、可動のカウンタバリア40aが補足されている。この長手方向の側面を備えるベルト211wは、カウンタバリア40aからY’方向に離間されているか、またはそこに隙間SYが形成されている。平帯ベルト211fと比較して、長手方向の側面211wを備えるこのタイプのベルトは、いくぶんより高価であり、入手が、少数の製造業者からだけとなるため、より困難であり、組立てがより複雑であり、より早くすり減る。
図8bに示されているケーブルスタッカ20eは、長手方向の側面を備えるベルト211wが平帯ベルト211fに置き換えられた実施形態を表しているが、カウンタバリア40aは、依然として、図8aの代替ケーブルスタッカ20dと同様に構成される。ここでも再び、隙間SYがY’方向に形成され、この場合、長手方向の側面がもはや存在しないため、隙間内でケーブル80(図示せず)が詰まる可能性があり、それが混乱を招くことになる。この問題を改善するために、横方向ガイド215が設けられている。
カウンタバリア40a用の調整機構41aが、ケーブルスタッカ20d(図8a)およびケーブルスタッカ20e(図8b)の、他の2つの実施形態で配置されている。この代替調整機構41aは、カウンタバリア40aのY’方向への変位を可能にし、これにより、ベルト前面2112とカウンタバリア40aとの間に隙間SYを作り出し、一方、ケーブルスタッカ20の実施形態における調整機構41は、Z’方向におけるカウンタバリア40の変位を可能にし、これにより、ベルトの移送面2111とカウンタバリア40との間に隙間SZを作り出すという点で、図3によるケーブルスタッカ20の実施形態の調整機構41とは相異なる。
図9aから図9cは、落下バリアを備えていないが、図1から図5bによるケーブルスタッカと実質的に同じ機能要素および構造要素を備えるケーブルスタッカ20fの別の実施形態の、Y-Z平面での断面図を示しており、断面は、調整機構41のネジ411の位置によって画定される。また、調整機構41の要素、および所望の隙間SZを調整する方法も示されている。
調整機構41の本体は、カウンタバリア40に接続されており、Z’方向の調整/変位を可能にする、少なくとも1つの長穴413を備えている。調整機構41は、この長穴413のエリアで、固定デバイスである少なくとも1本のネジ411および1つのワッシャ412を用いて、ケーブルスタッカ20fの主フレーム23に接続される。ワッシャ412は、ここでは、振動の際にネジ411が緩まないように、たとえば、リブ付きワッシャまたはウェッジロックワッシャ(ノルトロック)として構成される。調整機構41ごとに、複数のネジ411、ワッシャ412、および長穴413が設けられている(この断面図では、1つしか見えていない)。ユーザが、すべてのネジ411をわずかに緩めると(図9a)、調整機構41および調整機構に取り付けられたカウンタバリア40は、たとえばユーザが、Z’方向に自由に移動させることができる。カウンタバリア40は、ネジ411が締められるとすぐに(図9a、図9b)固定され、主フレーム23およびケーブルスタッカ20fの残りの要素に対して、明確に位置決めされる。
平帯ベルト211fのベルト移送面2111とカウンタ平面40との間で、所望の隙間SZを設定するために、調整機構41は、調整補助具414を備える。この目的のために、最初にすべてのネジ411をわずかに緩め、平帯ベルト211fとカウンタバリア40との間の隙間が最大になるように、カウンタバリア40を備えた調整機構41を変位させる。調整補助具414は、好ましくはユーザの手で、この隙間に押し込まれる(図9a)。カウンタバリア40は、次いで、停止位置まで、すなわち、カウンタバリア40、調整補助具414、および平帯ベルト211fが互いに接触するまで、反対方向(Z’方向の矢印)に押し戻される。次いで、すべてのネジ411を再度締める(Y’方向の矢印)。
調整補助具414はまだ適位置にあるが、ネジ411が既に締められている位置が、図9bに示されている。調整補助具414は、始動前に、引き抜かれるか、または取り外される(Y’方向の矢印)。
調整補助具414が取り外された位置が、図9cに示されている。平帯ベルト211fのベルト移送面2111とカウンタバリア40との間に、隙間SZが形成されている。隙間は、調整補助具414の厚さにほぼ一致し、平帯ベルト211fの厚さとは無関係である。したがって、様々な製造業者による平帯ベルト211fに対して、最適なサイズの再現可能な隙間SZを、いつでも、ほとんど労力をかけずに作り出すことができる。平帯ベルト211fが激しくすり減っている場合(すり減り/磨耗による厚さの減少)、同じ平帯ベルト211fに対して、調整工程を数回繰り返すこともできる。
上記で説明されたケーブルスタッカのさらなる代替実施形態では、センサデバイスが追加で設けられ、センサデバイスを用いて、ベルトとカウンタバリアとの間の隙間を検出することができる(図示せず)。センサデバイスは、ベルトと第1のカウンタバリアとの間の距離を検出する、距離センサを備え、センサデータを、制御デバイスに送信する。制御デバイスは、計算ユニットを備え、制御データを交換するために、データベースに接続されている。制御データは、カウンタバリアの駆動デバイスを制御するための制御コマンド、および/またはベルトコンベアのコンベアローラを制御するための制御コマンドを含む。計算ユニットは、センサデータを評価し、隙間の幅を計算して、隙間の幅を基準値と比較するのに好適なプログラムを有する。センサデバイスは、たとえば、カメラなどの画像化センサを含む。
図10(a~b)は、保護カバー25上に配置された、能動的に移動可能なガイド要素50を備えるケーブルスタッカ20gのさらなる実施形態を示している。このガイド要素50は、ここでは、摺動板として具体化され、落下させる際の入力経路区間221でのケーブル80(図示せず)の案内を改善し、これにより、最適な投入品質を確保するよう機能する。このガイド要素50の最適な位置は、ここでは、ケーブルパラメータであるケーブル長さによって変わる。
ガイド要素50は、したがって、X方向(太矢印で表されている)に変位できるように構成されている。ガイド要素50は、図10aでは、第1のガイド要素が第1の偏向ローラ213bの近くに位置決めされた、第1の位置に示され、図10bでは、第1の偏向ローラ213bからさらに離れた、他の位置に位置決めされている。
ユーザがこの変位を忘れないように、センサデバイス52を使用して、ガイド要素50またはガイド要素上に配置された検出要素501(たとえば、磁石)の位置を検出すること、および/または駆動デバイス51を使用して、ガイド要素50の移動を能動的に駆動することは、有益であり、両方ともが、ケーブルスタッカ20の制御デバイス29、99またはケーブル処理デバイス90に、電気的に接続されている。これの別法として、検出要素が、駆動デバイス、好ましくは空気圧シリンダのシリンダピストンに一体化されてもよい。
補足的な実施形態(図示せず)では、この駆動デバイス51は、電気駆動軸として設計され、センサデバイス52は、ロータリーエンコーダまたは絶対値エンコーダとして設計されている。したがって、ガイド要素50の位置は、具体的には無段階に、またはいくつの位置でも、能動的に調整することができる。
さらなる実施形態(図示せず)では、駆動デバイスが省略され、センサデバイスは、第1のガイド要素の位置に対する、少なくとも1つの2値センサで構成される。この位置が、現在処理されているケーブル長さと適合しない場合、ケーブルスタッカもしくはケーブルスタッカの駆動デバイス、またはケーブル処理デバイスもしくはケーブル処理デバイスの駆動デバイスが停止し、ユーザへ、ガイド要素を正しい位置に移動させる必要があることを通知する。
拡張された実施形態(図示せず)では、複数のセンサまたは絶対値エンコーダが設置され、この場合、やはり駆動デバイスを省略することができる。
実施形態が、図10aおよび10bに模式的に示されており、能動的に駆動できる2つの位置へ移動させることができる。駆動デバイス51は、空気圧シリンダとして設計されており、このケーブルスタッカ20gの他の空気圧シリンダのほとんどと同じ弁マニホールド322に、ホース323を介して接続されている。センサデバイス52は、2つの2値センサまたはリミットスイッチで構成され、それぞれの端部の位置で、信号を送信するように配置されている。ガイド要素50のエリアにおける配置が、ここに示されている。
これの別法として、センサデバイス52も、図3で駆動デバイス32aとして示されたように、空気圧シリンダのエリアで一体化することができる。ここでもまた、弁マニホールド322およびセンサデバイス52は、制御ケーブル332を介して、制御デバイス29、99(図示せず)に電気的に接続されている。
ガイド要素50を保護カバー25と一体化する代わりに、ガイド要素が、ケーブルスタッカの別の要素に取り付けられてもよい。ケーブルスタッカごとに、複数のガイド要素を使用することも可能である。
ケーブルスタッカ上でケーブル80を滞りなく搬送する方法は、図10aおよび図10bによるケーブルスタッカ20gの例を使用して示され、少なくとも、
a)第1のガイド要素50を、第1の位置に移動させるステップであって、第1の位置が、搬送されるべきケーブル80のケーブル長さに適合する、ステップと、
b)センサデバイス52を使用して、第1のガイド要素50の第1の位置を確認するステップと、
c)制御データを、制御デバイス29、99に転送するステップと、
d)第1のベルトコンベア上で、ケーブルを搬送するステップとを含む。
ステップa)の前に、ケーブルの少なくとも1つのケーブルパラメータを、たとえば制御デバイス29、99に記憶されているデータベースから選択することができる。制御デバイス29または中央制御装置99は、ケーブルパラメータを交換するために、データベースに接続されている。第1のガイド要素50は、駆動デバイス51によって、第1の位置に移動される(ステップa)。
20、20a~g ケーブルスタッカ、 21、21a~d ベルトコンベア、 211 ベルト、 211f 平帯ベルト、 2111 ベルト移送面、 2112 ベルト前面、 211W 長手方向の側面を備えたベルト(ベルトビード)、 212 モジュールフレーム、 213、213a~b 偏向ローラ(コンベアローラ)、 214 駆動デバイス(電気モータ)、 215 横方向ガイド、 22 コンベア経路、 221 入力経路部分、 222 出力経路部分、 23 (主)フレーム、 231、231a~b ガイドアタッチメント、 24 収集エリア、 241 収集トラフ(傾斜トラフ)、 242 駆動装置(241用)、 25 保護カバー、 29 制御デバイス、 30、30a 落下バリアデバイス、 31 落下バリア、 31a~c 落下バリア、 311、311a~c ガイド溝、 32、32a~b 駆動デバイス、 321、321a~c 空気圧シリンダ、 322 弁(マニホールド)、 323 ホース、 33 センサデバイス、 331 センサ(31用)、 332 制御ケーブル、 34 滑り軸受、 35 固定デバイス、 40、40a カウンタバリア、 41、41a 調整機構、 411 ネジ、 412 ワッシャ、 413 長穴、 414 調整補助具、 50 (第1の)ガイド要素(ガイド板)、 501 検出要素(検出エリア)、 51 駆動デバイス(50用)、 52 センサデバイス(50用)、 60 落下デバイス(旋回アーム)、 61 主旋回装置(旋回アーム)、 70 ケーブル処理ステーション、71 ケーブル処理ステーション、 80 (処理済み)ケーブル、 90 ケーブル処理デバイス、 99 中央制御装置、 A 断面、 a 傾斜(s角度:s-angle)、 SY、SZ 隙間、 X 80の(搬送)方向、 Y 方向(水平方向、X方向と交差する)、 Y’ 方向(ベルトと平行、X方向と交差する)、 Z 方向(垂直方向)、 Z’ 方向(ベルトに対して直交、X方向と交差する)。

Claims (38)

  1. ケーブル(80)を搬送方向(X)に沿って搬送するための第1のベルトコンベア(21a)を備えるケーブルスタッカ(20)であって、前記第1のベルトコンベア(21a)が、ベルト(211)を受容するのに好適であり、前記第1のベルトコンベア(21a)が、入力経路部分(221)および出力経路部分(222)を備えるコンベア経路(22)を有し、主フレーム(23)が設けられ、前記主フレーム(23)上に、前記第1のベルトコンベア(21a)が配置され、前記ケーブル(80)を誘導するためにカウンタバリア(40a)が設けられた、ケーブルスタッカ(20)において、前記入口経路部分(221)の領域にある前記第1のベルトコンベア(21a)が、前記ケーブル(80)が前記コンベア経路(22)から制御不能に滑り落ちるのを防止するための第1の落下バリア(31a)を備え、前記第1の落下バリア(31a)を、前記カウンタバリア(40;40a)に対して、少なくとも作動位置に移動させることができることを特徴とするケーブルスタッカ(20)。
  2. 請求項1に記載のケーブルスタッカ(20)であって、前記第1の落下バリア(31a)が、前記作動位置から非作動位置まで、前記搬送方向(X)に対して直交方向に移動できること、および/または前記コンベア経路(22)の前記搬送方向(X)に沿って移動できることを特徴とするケーブルスタッカ(20)。
  3. 請求項1または2に記載のケーブルスタッカ(20)であって、前記第1の落下バリア(31a)が、前記第1の落下バリア(31a)を移動させるための少なくとも1つの駆動装置を備える駆動デバイス(32a)に機械的に接続され、好ましくは、前記駆動デバイス(32a)が、駆動装置として、少なくとも空気圧シリンダ(321a、321b、321c)、および好ましくは弁(322)を備える空気圧駆動デバイスであることを特徴とするケーブルスタッカ(20)。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のケーブルスタッカ(20)であって、制御デバイス(29、99)が設けられ、前記制御デバイス(29、99)が、制御データを交換するために、少なくとも前記駆動デバイス(32)に電気的に接続されていることを特徴とするケーブルスタッカ(20)。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のケーブルスタッカ(20)であって、センサデバイス(33)が設けられ、前記センサデバイス(33)を用いて、前記第1の落下バリア(31a)の少なくとも前記非作動位置および/または前記作動位置を検出できることを特徴とするケーブルスタッカ(20)。
  6. 請求項5に記載のケーブルスタッカ(20)であって、前記センサデバイス(33)が、センサデータを交換するために、前記制御デバイス(29、99)に電気的に接続されていることを特徴とするケーブルスタッカ(20)。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載のケーブルスタッカ(20)であって、前記カウンタバリア(40a)が、前記第1のベルトコンベア(21a)上に、移動可能に配置されていることを特徴とするケーブルスタッカ(20)。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載のケーブルスタッカ(20)であって、前記第1のベルトコンベア(21a)が、前記主フレーム(23)上に、水平方向に対して傾斜して配置され、前記傾斜(a)が、特に1度から15度の間であり、前記傾斜(a)が、好ましくは6度であることを特徴とするケーブルスタッカ(20)。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載のケーブルスタッカ(20)であって、前記ケーブル(80)を収集するための収集エリア(24)が設けられ、前記第1の落下バリア(31a)が、前記収集エリア(24)に隣り合って配置され、前記収集エリア(24)が、好ましくは、可動収集トラフ(241)として設計されていることを特徴とするケーブルスタッカ(20)。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載のケーブルスタッカ(20)であって、前記ケーブル(80)を前記搬送方向(X)に沿って移送するためのベルト(211)が、前記第1のベルトコンベア(21a)上に配置されており、前記ベルト(211)が、好ましくは平帯ベルト(211f)であることを特徴とするケーブルスタッカ(20)。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載のケーブルスタッカ(20)であって、可動、特に枢動可能な保護カバー(25)が、前記第1のベルトコンベア(21a)の前記搬送方向(X)に沿って配置されていることを特徴とするケーブルスタッカ(20)。
  12. 請求項1から11のいずれか一項に記載のケーブルスタッカ(20)であって、前記第1のベルトコンベア(21a)が、前記コンベア経路(22)から前記ケーブル(80)が制御不能に滑り落ちるのを防止するための少なくとも1つの第2の落下バリア(31b)を備え、前記第2の落下バリア(31b)が、前記カウンタバリア(40a)に対して少なくとも作動位置に移動できることを特徴とするケーブルスタッカ(20)。
  13. 請求項1から12のいずれか一項に記載のケーブルスタッカ(20)であって、少なくとも1つの固定デバイス(35)が設けられ、前記固定デバイス(35)が、少なくとも前記第1の落下バリア(31a)を前記作動位置に固定することを特徴とするケーブルスタッカ(20)。
  14. 請求項1から13のいずれか一項に記載のケーブルスタッカ(20)であって、前記第1のベルトコンベア(21a)が、前記主フレーム(23)に接続できる複数のモジュールフレーム(212)を備え、前記モジュールフレーム(212)が、特に、互いに分離できること、および/または前記主フレーム(23)から分離できることを特徴とするケーブルスタッカ(20)。
  15. 請求項1から14のいずれか一項に記載のケーブルスタッカ(20)であって、前記第1のベルトコンベア(21a)から分離できる、少なくとも1つのさらなるベルトコンベア(21b)が、前記ケーブルを前記搬送方向に沿って移送するために設けられ、前記第1のベルトコンベア(21a)および前記さらなるベルトコンベア(21b)が、単一のベルト(211)を受容するのに好適であり、好ましくは、単一の平帯ベルト(211f)が、前記搬送方向(X)に沿って前記ケーブル(80)を移送するために設けられることを特徴とするケーブルスタッカ(20)。
  16. 請求項14または15に記載のケーブルスタッカ(20)であって、前記モジュールフレームのうちの1つ、および/または前記さらなるベルトコンベア(21b)のうちの1つに、前記ケーブル(80)が前記コンベア経路(22)から制御不能に滑り落ちるのを防止するためのさらなる落下バリア(31b)が設けられ、前記さらなる落下バリア(31b)が、前記カウンタバリア(40a)に対して、少なくとも作動位置に移動できることを特徴とするケーブルスタッカ(20)。
  17. 請求項1から16のいずれか一項に記載のケーブルスタッカ(20)であって、少なくとも1つの落下デバイス(60)が設けられ、前記落下デバイス(60)が、前記ベルトコンベア(21a、21b、21c)のうちの少なくとも1つから、前記ケーブル(80)を落下させ、前記落下デバイス(60)が、制御データを交換するために、前記制御デバイス(29、99)に電気的に接続されていることを特徴とするケーブルスタッカ(20)。
  18. 前記ケーブル(80)を処理する少なくとも1つのケーブル処理器具、および請求項1から17のいずれか一項に記載のケーブルスタッカ(20)を備える少なくとも1つのケーブル処理ステーション(70、71)を有するケーブル処理装置(90)であって、前記ケーブル処理デバイス(90)または前記ケーブルスタッカ(20)上に配置された前記ベルトコンベア(21a、21b、21c)のうちの少なくとも1つから前記ケーブル(80)を落下させるために少なくとも1つの落下デバイス(60)が設けられ、前記落下デバイス(60)が、好ましくは、制御データを交換するために、前記ケーブルスタッカ(20)の前記制御デバイス(29)に接続されるか、または前記ケーブルスタッカ(20)が、制御データを交換するために、前記ケーブル処理デバイス(90)の中央コントローラ(99)に電気的に接続されることを特徴とするケーブル処理装置(90)。
  19. ケーブルスタッカ(20)、特に、請求項1から17のいずれか一項に記載のケーブルスタッカ(20)、または請求項18に記載のケーブル処理デバイス(90)の一部であるケーブルスタッカ(20)上で、ケーブル(80)を滞りなく搬送する方法であって、前記ケーブルスタッカ(20)が、少なくとも第1のベルトコンベア(21a)および第1の落下バリア(31a)を備え、
    a)少なくとも1つのケーブルパラメータを選択するステップと、
    b)前記第1の落下バリア(31a)を、カウンタバリア(40)に対して、作動位置に移動させるステップと、
    c)前記第1のベルトコンベア(21a)上で、前記ケーブル(80)を搬送するステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  20. 請求項19に記載の方法であって、前記少なくとも1つのケーブルパラメータが、データベースから取得されることを特徴とする方法。
  21. 請求項19または20に記載の方法であって、ステップb)の後に、ケーブル処理ステーション(70、71)、特に請求項18に記載のケーブル処理装置(90)のケーブル処理ステーション(70、71)の少なくとも1つのケーブル処理器具が作動されることを特徴とする方法。
  22. 請求項19から21のいずれか一項に記載の方法であって、ステップc)の後に、
    d)前記第1の落下バリア(31a)を、非作動位置に移動させるステップ、
    e)前記落下デバイス(60)を用いて、前記ケーブル(80)を落下させるステップ
    のうちの少なくとも一方が行われることを特徴とする方法。
  23. 請求項1に記載のケーブルスタッカ(20)であって、少なくとも1つのガイド要素(50)が設けられ、前記ガイド要素(50)の領域に、前記ガイド要素(50)の第1の位置を判定するための少なくとも1つのセンサを備えたセンサデバイス(52)が設けられ、前記センサデバイス(52)が、制御デバイス(29、99)またはケーブル処理装置(90)の中央制御装置(99)に電気的に接続されていること、および/または前記ガイド要素(50)を移動させる駆動デバイス(51)が、前記第1のガイド要素(50)に接続されていることを特徴とするケーブルスタッカ(20)。
  24. 請求項23に記載のケーブルスタッカ(20)であって、前記ガイド要素(50)を移動させるための前記駆動デバイス(51)が、前記制御デバイス(29、99)に電気的に接続されているか、またはケーブル処理デバイス(90)の中央制御装置(99)に電気的に接続されていることを特徴とするケーブルスタッカ(20)。
  25. 請求項23または24に記載のケーブルスタッカ(20)であって、保護カバー(25)が設けられ、前記ガイド要素(50)が、前記保護カバー(25)上に配置され、前記保護カバー(25)が、特に移動可能、好ましくは傾斜可能に設計されており、固定要素、制振要素、および/またはバネ要素を収容していることを特徴とするケーブルスタッカ(20)。
  26. 請求項23から25のいずれか一項に記載のケーブルスタッカ(20)上で、ケーブル(80)を滞りなく搬送する方法であって、
    a)少なくとも1つのケーブルパラメータを選択するステップと、
    b)前記第1のガイド要素(50)を、第1の位置に移動させるステップであって、前記第1の位置が、搬送されるべき前記ケーブルのケーブル長さに適合する、ステップと、
    c)前記センサデバイス(52)を使って、前記ガイド要素(50)の前記第1の位置を確認するステップと、
    d)制御データを前記制御デバイス(29、99)に転送するステップと、
    e)前記第1のベルトコンベア(21a)上で、前記ケーブル(80)を搬送するステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  27. 請求項26に記載の方法であって、ステップb)における、前記ガイド要素(50)の前記第1の位置への前記移動が、前記駆動デバイス(51)を用いて行われることを特徴とする方法。
  28. 請求項1に記載のケーブルスタッカ(20)であって、カウンタバリア(40a)が設けられ、前記カウンタバリア(40a)が、前記ケーブルを誘導し、前記第1のベルトコンベア(21a)の前記搬送経路に隙間(SY、SZ)を設定するために、前記カウンタバリア(40a)が、前記搬送方向(X)に対して移動可能であることを特徴とするケーブルスタッカ(20)。
  29. 請求項28に記載のケーブルスタッカ(20)であって、特に、前記第1のベルトコンベア(21a)と前記カウンタバリア(40a)との間の水平方向の隙間(SZ)を、垂直方向に設定するために、前記カウンタバリアが、前記搬送方向に対して垂直に移動できることを特徴とするケーブルスタッカ(20)。
  30. 請求項28または29に記載のケーブルスタッカ(20)であって、前記ベルト(211)が、少なくとも1つのベルト移送面(2111)、および少なくとも1つのベルト前面(2112)を備える平帯ベルト(211f)として設計されていることを特徴とするケーブルスタッカ(20)。
  31. 請求項28から30のいずれか一項に記載のケーブルスタッカ(20)であって、前記第1のカウンタバリア(40)を移動させるために、前記カウンタバリア(40)上に調整機構(41)が配置されるか、または前記カウンタバリア(40)が、調整機構(41)に機械的に接続され、前記調整機構(40)が、好ましくは、前記第1のベルトコンベア(21a)の搬送動作中に、前記機構が調整できないように設計されていることを特徴とするケーブルスタッカ(20)。
  32. 請求項31に記載のケーブルスタッカ(20)であって、前記調整機構(41)が、長穴(431)および固定デバイスを備えることを特徴とするケーブルスタッカ(20)。
  33. 請求項31または32に記載のケーブルスタッカ(20)であって、前記調整機構(41)が、調整補助具(411)を備えることを特徴とするケーブルスタッカ(20)。
  34. 請求項28から33のいずれか一項に記載のケーブルスタッカ(20)であって、前記カウンタバリア(40a)が、前記第1のベルトコンベア(21a)の前記コンベア経路に沿って延在していることを特徴とするケーブルスタッカ(20)。
  35. ケーブルスタッカ、特に請求項31から34のいずれか一項に記載のケーブルスタッカ上で、隙間を設定する方法であって、
    a)ベルトコンベア上にベルトを配置するステップと、
    b)カウンタバリアを、第1の位置から別の位置に移動させ、前記ベルトと前記カウンタバリアとの間で、隙間を設定するステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  36. 請求項35に記載の方法であって、ステップb)の前に、調整補助具が、前記カウンタバリアと前記ベルトとの間に配置されることを特徴とする方法。
  37. 請求項36に記載の方法であって、ステップb)の後に、前記カウンタバリアと前記ベルトとの間にある前記調整補助具が取り外されることを特徴とする方法。
  38. 請求項35から37のいずれか一項に記載の方法であって、前記カウンタバリアの前記別の位置が、少なくとも1つのケーブルパラメータ、特にケーブルの直径によって変わることを特徴とする方法。
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