JP2023151950A - 建設機械のキャビン構造 - Google Patents

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【課題】車両横転時に横力を受けるキャビンフレームの強度剛性の向上と意匠性の向上とを低コストで両立できる建設機械のキャビン構造を提供する。【解決手段】キャビンフレーム2の左側部3および右側部4が、夫々、キャビンサイドインナーパネル5とキャビンサイドアウターパネル6とを溶接してなる中空パネル構造であり、キャビンサイドインナーパネル5およびキャビンサイドアウターパネル6が、 夫々、上下方向にルーフからフロアまで架け渡されたセンターピラー部11を有し、センターピラー部11を含む前側開口12に形成した前側開口フランジ13同士がシーム溶接Xによって連続的に溶接され、センターピラー部11を含む後側開口14に形成した後側開口フランジ15同士がシーム溶接Yによって連続的に溶接されている。【選択図】図3

Description

本発明は、建設機械のキャビン構造に係り、特に、車両横転時に横力を受けるキャビンフレームの強度剛性の向上と意匠性の向上とを低コストで両立できる建設機械のキャビン構造に関する。
(中空パネルスポット溶接構造1a:従来例1)
図1に、従来、建設機械のキャビン構造1aに用いられていた中空パネルスポット溶接構造のキャビンフレーム2aを示す。図1(a)はキャビンフレーム2aの斜視図、図1(b)はキャビンフレーム2aの車幅方向の左側部3a、図1(c)はキャビンフレーム2aの車幅方向の右側部4a、図1(d)は図1(a)のId-Id線断面図である。このキャビンフレーム2aが適用される建設機械は油圧ショベルであり、キャビンフレーム2aの車幅方向右側には作業用のブームが配置され、図1(b)に示す反ブーム側となる左側部3aには、フロントピラー7aとセンターピラー11aとの間の開口12aに、搭乗下車用のドアが取り付けられる。
このキャビンフレーム2aにおいては、図1(b)に示す車幅方向の左側部3aと図1(c)に示す右側部4aとが、夫々、キャビンサイドインナーパネル5aとキャビンサイドアウターパネル6aとをスポット溶接してなる中空パネル構造となっている。図1(d)に、車幅方向の左側部3aの中空パネル構造を示す。図示するように、左側部3aは、キャビンサイドインナーパネル5aとキャビンサイドアウターパネル6aとが接合されて中空パネル構造となっている。なお、図示はしないが、車幅方向の右側部4aも同様の中空パネル構造となっている。
従来の中空パネル構造は、図1(b)に示す車幅方向の左側部(反ブーム側)3aにおいては、センターピラー11aの後方の開口14aが運転者の視界に必要なキャビン上部のみに形成されており、その開口14aの内周縁に形成されたフランジ15aをスポット溶接することで、キャビンサイドインナーパネル5aとキャビンサイドアウターパネル6aとが接合されていた。また、キャビンサイドインナーパネル5aのドア用の開口12a設けたフランジ13aと、キャビンサイドアウターパネル6aのドア用の開口12a設けたフランジ13aとがスポット溶接され、キャビンサイドインナーパネル5aの外周縁に設けたフランジ16aとキャビンサイドアウターパネル6aとの外周縁に設けたフランジ16aとがスポット溶接されていた。図1(b)、図1(c)に示すドットはスポット溶接を模式的に表示したものである。なお、図1(c)に示す車幅方向の右側部(ブーム側)5aにおいては、ドアが不要なため、センターピラーが設けられていない。
かかるキャビン構造1aにおいては、図1(a)に示すように、車両横転時にキャビンフレーム2の反ブーム側となる左側部3aの上部が受ける横力を模擬したROPS(Roll-Over Protective Structure)荷重Fが左側部3aに加わったとき、図1(b)に示す左側部3aのセンターピラー11aの後方の開口14aよりも下方の部分において、キャビンサイドインナーパネル5aとキャビンサイドアウターパネル6aとの接合強度が不足し、スポット溶接の点溶接部間にて口開き変形を起こし易く、現状のROPS規格を満足できない。また、図1(c)に示す右側部4aにおいては、センターピラーが無いため、車体前後方向の中央における剛性が不足する。また、図1(b)、図1(c)に示すように、キャビンサイドインナーパネル5aの逆さU字状の切欠部20aに形成したフランジをキャビンサイドアウターパネル6aに重ねてこれらをスポット溶接すると、キャビンサイドアウターパネル6aの表面にスポット溶接の点溶接痕が残ってしまい、外観上(意匠上)好ましくない。
(鋼管キャビン構造1b:従来例2)
そのため、現在のキャビン構造は、鋼管キャビン構造が主流となっている。図2(a)に鋼管キャビン構造1bのキャビンフレーム2bの斜視図を示し、図2(b)に鋼管キャビン構造1bのキャビンフレーム2bの車幅方向の左側部3bを示し、図2(c)に鋼管キャビン構造1bのキャビンフレーム2bの車幅方向の右側部4bを示し、図2(d)に図2(a)のIId-IId線断面図を示す。
この鋼管キャビン構造1bのキャビンフレーム2bにおいては、図2(b)に示す車幅方向の左側部3bと図2(c)に示す右側部4bとが、夫々、フロントピラー部7bおよびルーフレール部8bが一体的な異形鋼管から成り、ルーフレール部8bの後部に溶接されたリヤピラー部9bが角形鋼管から成り、リヤピラー部9bの下部とフロントピラー部7bの下部とがフロアレール部10bで接続されている。このように鋼管から枠状に構成された左側部3bおよび右側部4bの車幅方向外側には、化粧板21bがスポット溶接される。
キャビンフレーム2bの左側部3bと右側部4bとを鋼管から枠状に構成することで、構造体としての強度剛性が図1の中空パネルスポット溶接構造よりも向上するため、図2(a)に示すROPS荷重Fに対して必要な強度剛性を確保できる。また、図1に示す中空パネルスポット溶接構造のように、キャビンサイドインナーパネル5aとキャビンサイドアウターパネル6aとを最中状に付き合わせてスポット溶接していないので、キャビンサイドアウターパネル6aの表面にスポット溶接による点溶接痕が残ることはない。
しかし、図2に示す鋼管キャビン構造1bにおいては、鋼管が外部に露出する構造であるため、各社のキャビンの意匠が似通ってしまい、デザインによる差別化を図り難くなっており、近年、デザインが陳腐化する傾向にある。また、鋼管は強度部材として機能するため、鋼管の部分に穴を穿って部品を装着することは鋼管の強度低下を招くためできず、部品取り付け用の別パネルや別ブラケット等を増設する必要があり、コストアップが生じる。
(先行文献1、2)
特許文献1には、車両骨格構造として、4枚以上重なった部品を間隔を隔ててスポット状にレーザー溶接するものが記載されているが、本発明のようにシーム溶接によって連続的に溶接していないため、間隔を隔ててスポット状に施されたレーザー溶接部同士の間において口開き変形が生じる可能性がある。
特許文献2には、自動車の車体構造として、ドア開口部のフランジに施されるスポット溶接の一部をシーム溶接に変更したものが記載されているが、本発明のようにシーム溶接による連続溶接の領域をルーフからフロアまで上下方向に最大限に拡大したものではないため、矢張り、スポット溶接部同士の間において口開き変形が生じる可能性がある。
特開2015-123811号公報 特開2015-140142号公報
以上の事情を考慮して創案された本発明の目的は、建設機械のキャビンフレームを構成する車幅方向の左側部および右側部が、夫々、キャビンサイドインナーパネルとキャビンサイドアウターパネルとを溶接してなる中空パネル構造となっている建設機械のキャビン構造において、キャビンサイドインナーパネルとキャビンサイドアウターパネルとをシーム溶接する領域を上下方向に最大限に拡大して車両横転時に横力を受けるキャビンの強度剛性を高めると共に、低コストでキャビンサイドアウターパネルの意匠性を高めることができる建設機械のキャビン構造を提供することにある。
上記目的を達成すべく創案された本発明に係る建設機械のキャビン構造によれば、建設機械のキャビンフレームを構成する車幅方向の左側部および右側部が、夫々、キャビンサイドインナーパネルとキャビンサイドアウターパネルとを溶接してなる中空パネル構造となっており、キャビンサイドインナーパネルおよびキャビンサイドアウターパネルが、 夫々、上下方向にフロアからルーフまで延出されたフロントピラー部、フロントピラー部の上部から後方に延出されたルーフレール部、ルーフレール部の後部から下方にフロアまで延出されたリヤピラー部、リヤピラー部の下部からに延出されてフロントピラー部の下部に繋がるフロアレール部、ルーフレール部とフロアレール部とを繋いで上下方向にルーフからフロアまで架け渡されたセンターピラー部を有し、フロントピラー部、ルーフレール部、センターピラー部、フロアレール部から区画された前側開口に、その開口縁に沿ってシーム溶接用の前側開口フランジが形成され、センターピラー部、ルーフレール部、リヤピラー部、フロアレール部から区画された後側開口に、その開口縁に沿ってシーム溶接用の後側開口フランジが形成され、キャビンサイドインナーパネルの前側開口フランジとキャビンサイドアウターパネルの前側開口フランジとがシーム溶接によって連続的に溶接され、キャビンサイドインナーパネルの後側開口フランジとキャビンサイドアウターパネルの後側開口フランジとがシーム溶接によって連続的に溶接されている、ことを特徴とする建設機械のキャビン構造が提供される。
本発明に係る建設機械のキャビン構造においては、キャビンサイドインナーパネルの外周縁とキャビンサイドインナーパネルの外周縁とが周方向に全周に亘ってシーム溶接されていてもよい。
本発明に係る建設機械のキャビン構造においては、ブームが配置されるキャビンフレームの右側部において、前側開口の前側開口フランジにガラスが装着され、後側開口の後側開口フランジにガラスが装着され、反ブーム側となるキャビンフレームの左側部において、前側開口の前側開口フランジにドアが装着され、後側開口の後側開口フランジにガラスが装着されていてもよい。
本発明に係る建設機械のキャビン構造においては、キャビンフレームの左側部および右側部の後側開口には、上部に視界を確保するための透明なガラスが装着され、下部にキャビン後部に配置された機器を隠すための不透明なカバーが設けられていてもよい。
本発明に係る建設機械のキャビン構造においては、反ブーム側となるキャビンフレームの左側部において、後部開口の下部に設けられた不透明なカバーが、キャビン後部に配置された機器をメンテナンスするため、開閉自在となっていてもよい。
本発明に係る建設機械のキャビン構造によれば、次のような効果を発揮できる。
(1)建設機械のキャビンフレームを構成する車幅方向の左側部および右側部が、夫々、キャビンサイドインナーパネルとキャビンサイドアウターパネルとを溶接してなる中空パネル構造となっており、キャビンサイドインナーパネルのセンターピラー部とキャビンサイドアウターパネルのセンターピラー部がルーフレール部とフロアレール部とを繋いでルーフからフロアまで上下に架け渡され、そのセンターピラー部に沿ってシーム溶接用の前側開口フランジと後側開口フランジとが形成されている。
このため、センターピラー部に沿った前側開口フランジと後側開口フランジとにシーム溶接を施して、キャビンサイドインナーパネルとキャビンサイドアウターパネルとを接合することで、両パネルをセンターピラーに沿って上下方向にシーム溶接する領域をルーフからフロアまで最大限に拡大でき、キャビンサイドインナーパネルとキャビンサイドアウターパネルとの接合強度を向上させることができる。
この結果、車両横転時に横力を受ける建設機械のキャビンフレームの強度剛性を高めることができ、必要なROPS強度を確保できる。
(2)キャビンサイドアウターパネルは外観に露出する部分となるところ、そのキャビンサイドアウターパネルをプレス成形することで様々な形状を低コストで成形でき、デザインの自由度が向上する。
(3)以上要するに、本発明に係る建設機械のキャビン構造によれば、車両横転時に横力を受けるキャビンフレームの強度剛性の向上と意匠性の向上とを低コストで両立できる。
従来例としての中空パネルスポット溶接構造が適用された建設機械のキャビン構造の説明図であり、図1(a)はキャビンフレームの斜視図、図1(b)はキャビンフレームの車幅方向の左側部の組立図、図1(c)はキャビンフレームの車幅方向の右側部の組立図、図1(d)は図1(a)のId-Id線断面図である。 別の従来例としての鋼管キャビン構造が適用された建設機械のキャビン構造の説明図であり、図2(a)はキャビンフレームの斜視図、図2(b)はキャビンフレームの車幅方向の左側部の組立図、図2(c)はキャビンフレームの車幅方向の右側部の組立図、図2(d)は図2(a)のIId-IId線断面図である。 本発明の一実施形態に係る建設機械のキャビン構造の説明図であり、図3(a)はキャビンフレームの斜視図、図3(b)はキャビンフレームの車幅方向の左側部の組立図、図3(c)はキャビンフレームの車幅方向の右側部の組立図、図3(d)は図3(a)のIIId-IIId線断面図である。 図3に示す本実施形態に係る建設機械のキャビン構造においてシーム溶接された部分を示す説明図であり、図4(a)はキャビンフレームの車幅方向の左側部を車幅方向左方から見た図、図4(b)は左側部を車体前方から見た図、図4(c)は左側部を車体後方から見た図である。 本発明の変形実施形態に係る建設機械のキャビン構造を示す斜視図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。係る実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(建設機械のキャビン構造1の概要)
本発明の一実施形態に係る建設機械のキャビン構造1を図3に示す。図3(a)はキャビン構造1を構成するキャビンフレーム2の斜視図、図3(b)はキャビンフレーム2の車幅方向の左側部3の組立図、図3(c)はキャビンフレーム2の車幅方向の右側部4の組立図、図3(d)は図3(a)のIIId-IIId線断面図である。このキャビンフレーム2が適用される建設機械は油圧ショベルであり、キャビンフレーム2の車幅方向右側には作業用のブームが配置される。よって、車両横転時にキャビンフレーム2の上部に加わる横力を模擬したROPS荷重F(図3(a)参照)は、キャビンフレーム2の反ブーム側である車幅方向の左側部3の上部に加わる。
図3(b)、図3(c)に示すように、本実施形態に係る建設機械のキャビン構造は1、キャビンフレーム2を構成する車幅方向の左側部3および右側部4が、夫々、図3(b)、図3(c)に示すように、キャビンサイドインナーパネル5とキャビンサイドアウターパネル6とを溶接してなる中空パネル構造となっている。キャビンサイドインナーパネル5およびキャビンサイドアウターパネル6は、 夫々、上下方向にキャビンのフロアからルーフまで延出されたフロントピラー部7、フロントピラー部7の上部から後方に延出されたルーフレール部8、ルーフレール部8の後部から下方にフロアまで延出されたリヤピラー部9、リヤピラー部9の下部からに延出されてフロントピラー部7の下部に繋がるフロアレール部10、ルーフレール部8とフロアレール部10とを繋いで上下方向にルーフからフロアまで架け渡されたセンターピラー部11を有する。
図3(b)、図3(c)に示すように、フロントピラー部7、ルーフレール部8、センターピラー部11、フロアレール部10から区画された前側開口12には、その開口縁に沿ってシーム溶接用の前側開口フランジ13が形成されている。同様に、センターピラー部11、ルーフレール部6、リヤピラー部9、フロアレール部10から区画された後側開口14には、その開口縁に沿ってシーム溶接用の後側開口フランジ15が形成されている。そして、キャビンサイドインナーパネル5の前側開口フランジ13とキャビンサイドアウターパネル6の前側開口フランジ13とがシーム溶接によって連続的に溶接され、キャビンサイドインナーパネル5の後側開口フランジ15とキャビンサイドアウターパネル6の後側開口フランジ15とがシーム溶接によって連続的に溶接されている。以下、本実施形態の構成要素を詳述する。
(中空パネル構造)
このキャビンフレーム2においては、図3(b)に示す車幅方向の左側部3と図3(c)に示す右側部4とが、夫々、キャビンサイドインナーパネル5とキャビンサイドアウターパネル6とをシーム溶接によって連続的に接合した中空パネル構造となっている。図3(d)に、車幅方向の左側部3の中空パネル構造を示す。図示するように、左側部3は、キャビンサイドインナーパネル5とキャビンサイドアウターパネル6とが接合されて中空パネル構造となっている。なお、図3(c)に示す右側部4においても同様の中空パネル構造となっている。
(前側開口12におけるシーム溶接)
図3(b)に示すように、フロントピラー部7、ルーフレール部8、センターピラー部11、フロアレール部10から区画された前側開口12には、その開口縁に沿ってシーム溶接用の前側開口フランジ13が形成されている。図3(d)に示すように、前側開口フランジ13は、フロントピラー部7およびセンターピラー部11において車体の前後方向に形成され、ルーフレール部8およびフロアレール部10において車体の上下方向に形成されている。キャビンサイドアウターパネル6の前側開口12に形成された前側開口フランジ13と、キャビンサイドインナーパネル5の前側開口12に形成された前側開口フランジ13とは、重ねられ、図4(a)に示すように、シーム溶接によって連続的に接合されている。図4(a)において、前窓開口12の開口縁に沿ってグレーで表示された部分Xがシーム溶接によって連続的に接合された部分を示す。なお、図3(c)に示す右側部4の前側開口12も同様にシーム溶接されている。
(後側開口14におけるシーム溶接)
図3(b)に示すように、センターピラー部11、ルーフレール部8、リヤピラー部9、フロアレール部10から区画された後側開口14には、その開口縁に沿ってシーム溶接用の後側開口フランジ15が形成されている。図3(d)に示すように、後側開口フランジ15は、センターピラー部11およびリヤピラー部9において車体の前後方向に形成され、ルーフレール部8およびフロアレール部10において車体の上下方向に形成されている。キャビンサイドアウターパネル6の後側開口14に形成された後側開口フランジ15と、キャビンサイドインナーパネル5の後側開口14に形成された後側開口フランジ15とは、重ねられ、シーム溶接によって連続的に接合されている。図4(a)において、後側開口14の開口縁に沿ってグレーで表示さえた部分Xがシーム溶接によって連続的に接合された部分を示す。なお、図3(c)に示す右側部4の後側開口14も同様にシーム溶接されている。
(外周縁におけるシーム溶接)
図3(b)に示すキャビンフレーム2の左側部3、図3(c)に示すキャビンフレーム2の右側部4は、夫々、キャビンサイドインナーパネル5の外周縁とキャビンサイドアウターパネル6の外周縁とが周方向に全周に亘ってシーム溶接されている。図3(b)、図3(d)に示すように、左側部3のキャビンサイドインナーパネル5およびキャビンサイドアウターパネル6においては、フロントピラー部7の外周縁およびリヤピラー9の外周縁にシーム溶接用のフランジ16が車幅方向内方に形成され、同様にルーフレール部8およびフロアレール部10の外周縁にシーム溶接用のフランジ16が車幅方向内方に形成されている。
図3(d)に示すように、キャビンサイドインナーパネル5の外周縁のフランジ16とキャビンサイドアウターパネル6の外周縁のフランジ16とは、重ねられ、シーム溶接によって連続的に接合されている。図4(a)においてキャビンサイドアウターパネル6の外周縁に沿って枠状に破線で表示された部分Y、図4(b)においてフロントピラー部7の上下方向に沿ってグレーで表示された部分Y、および図4(c)においてリヤピラー部9の上下方向に沿ってグレーで表示された部分Yは、キャビンサイドインナーパネル5の外周縁のフランジ16とキャビンサイドアウターパネル6の外周縁のフランジ16とが、シーム溶接によって連続的に接合された部分を示す。なお、図3(c)に示す右側部4のキャビンサイドインナーパネル5の外周縁とキャビンサイドアウターパネル6の外周縁にも同様にフランジ16が形成されており、これらフランジ16が重ねられてシーム溶接によって連続的に接合されている。
(ガラス、ドア)
図3(a)に示す本実施形態に係る建設機械のキャビン構造は、ブームが部配置されるキャビンフレーム2の右側部4において、前側開口12の前側開口フランジ13にガラスが装着され、後側開口14の後側開口フランジ15にガラス(図示省略)が装着されている。他方、反ブーム側となるキャビンフレームの左側部3においては、前側開口12の前側開口フランジ13にドア(図示省略)が装着され、後側開口14の後側開口フランジ15にガラス(図示省略)が装着されていている。なお、図3(c)に示すように、右側部4のキャビンサイドインナーパネル5の後側開口14には、センターピラー部11とリヤピラー部16とを架け渡すように補強用の斜材17が設けられている。
(作用・効果)
図3、図4に示す本実施形態に建設機械のキャビン構造1によれば、次のような効果を発揮できる。
(強度剛性について)
図3(b)、図3(c)、図3(d)に示すように、建設機械のキャビンフレーム2を構成する車幅方向の左側部3および右側部4が、夫々、キャビンサイドインナーパネル5とキャビンサイドアウターパネル6とを溶接してなる中空パネル構造となっており、キャビンサイドインナーパネル5のセンターピラー部11とキャビンサイドアウターパネル6のセンターピラー部11がルーフレール部8とフロアレール部10とを繋いでキャビンのルーフからフロアまで上下に架け渡され、そのセンターピラー部11に沿ってシーム溶接用の前側開口フランジ13と後側開口フランジ15とが形成されている。
このため、図4(a)に示すように、センターピラー部11に沿った前側開口フランジ13と後側開口フランジ15とにシーム溶接を施して、キャビンサイドインナーパネル5とキャビンサイドアウターパネル6とを接合することで、両パネル5、6をセンターピラー部11に沿って上下方向にシーム溶接によって連続的に接合する領域をキャビンのルーフからフロアまで最大限に拡大でき、キャビンサイドインナーパネル5とキャビンサイドアウターパネル6との接合強度を向上させることができる。この結果、車両横転時に左側部3に横力Fを受ける建設機械のキャビンフレーム2の強度剛性を高めることができ、現状の厳しい法規制において必要なROPS強度を確保できる。
また、図1に示す従来の中空パネルスポット溶接構造(従来例1)の場合は、キャビンサイドインナーパネル5aとキャビンサイドアウターパネル6aとが点溶接されているので、車両横転時にキャビンフレーム2aの左側部の上部に加わる大きな横力Fによって点溶接間にズレや変形が生じ、キャビンフレーム2aが大きく変形して各ピラー部7a、9a、11aが座屈してしまう。他方、図3に示す本実施形態においては、キャビンサイドインナーパネル5とキャビンサイドアウターパネル6とがシーム溶接によって、フロントピラー部7、センターピラー部11、リヤピラー部9とも、ルーフからフロアまで連続的に溶接されているので、キャビンフレーム2の剛性が向上し、車両横転時に左側部に横力Fが加わった際、キャビンフレーム2の変形を抑えることが可能となる。
また、図1の従来例1のようにキャビンサイドインナーパネル5aとキャビンサイドアウターパネル6aとが点溶接されたタイプでは応力が局所的に集中し易く、車両横転時にキャビンフレーム2aの左側部3aの上部に大きな横力Fが加わった際、点溶接部に亀裂や破断が生じ易かった。他方、図3に示す本実施形態においては、キャビンサイドインナーパネル5とキャビンサイドアウターパネル6とがシーム溶接によって連続的に溶接されているので、横力Fに対する応力分散が図られ、キャビンフレーム2の強度が向上することになった。
(デザイン性について)
図3(a)に示すように、キャビンサイドアウターパネル6は外観に露出する部分となるところ、そのキャビンサイドアウターパネル6をプレス成形することで様々な形状を低コストで成形でき、デザインの自由度が向上する。また、図1(b)、図1(c)に示す従来例1の中空パネルスポット溶接構造のように、キャビンサイドインナーパネル5aの逆さU字状の切欠部20aに形成したフランジをキャビンサイドアウターパネル6aに重ねてこれらをスポット溶接していないので、キャビンサイドアウターパネル6の表面にスポット溶接の点溶接痕が残ることはない。
(コストについて)
図2に示す鋼管キャビン構造(従来例2)の場合には、近年厳しくなったROPS規制を満足するために鋼管の断面形状を剛性が高い形状(異形断面等)とし、その鋼管をロール成形・曲げ成形してフロントピラー部7bおよびルーフレール部8bを一体的に製造しているが、異形鋼管をロール成形・曲げ成形することは製造コストの増大を招く。他方、図3に示す本実施形態においては、キャビンサイドインナーパネル5とキャビンサイドアウターパネル6とをシーム溶接した中空パネル構造となっているので、キャビンサイドインナーパネル5およびキャビンサイドアウターパネル6を夫々プレス成形することにより低コストで製造でき、また、プレス型を変更することで、フロントピラー部7、センターピラー部11、リヤピラー部9を容易に様々な断面形状とすることができる。よって、低コストで各ピラー部7、9、11の断面形状を、ROPS規制を満足するために必要な剛性に応じた断面形状とすることができ、コストダウンと強度向上とを両立できる。
また、図2に示す鋼管キャビン構造(従来例2)では、鋼管は強度部材として機能するため、鋼管の部分に穴を穿って部品を装着することは鋼管の強度低下を招くためできず、部品取り付け用の別パネルや別ブラケット等を増設する必要があり、コストアップが生じていた。他方、図3に示す本実施形態においては、キャビンサイドインナーパネル5とキャビンサイドアウターパネル6とがシーム溶接によって連続的に溶接されており、キャビンサイドインナーパネル5やキャビンサイドアウターパネル6に内装部品や外装部品を係合するためのウェルドナット(溶接ナット)等を配設することで、強度の低下を招くことなく、内装部品や外装部品を装着でき、コストダウンを推進できる。
以上説明したように、本実施形態に係る建設機械のキャビン構造1によれば、キャビンサイドインナーパネル5とキャビンサイドアウターパネル6とをシーム溶接する領域を図4の部分Xに示すように上下方向にフロアからルーフまで最大限に拡大して車両横転時に横力Fを受けるキャビンフレームの強度剛性を高めることができると共に、キャビンサイドインナーパネル5およびキャビンサイドアウターパネル6の意匠性を低コストで高めることができ、強度とデザイン性とを低コストで両立できる。
(外周縁のシーム溶接について)
図3に示す本実施形態に係る建設機械のキャビン構造1によれば、図4(a)、図4(b)、図4(c)に示すように、キャビンサイドインナーパネル5の外周縁とキャビンサイドインナーパネル6の外周縁とが、破線やグレーで表示された部分Yで示すように周方向に全周に亘ってシーム溶接されている。よって、前側開口12の前側開口フランジ13のシーム溶接(グレー部分で表示された部分X)および後側開口14の後側開口フランジ15のシーム溶接(グレー部分で表示された部分X)と相俟って、フロントピラー部7、ルーフレール部8、リヤピラー部9、フロアレール部10、センターピラー部11が、夫々、パイプ構造となる。よって、これら部材7、8、9、10、11がパイプ構造の場合と同等の強度が得られ、鋼管キャビン構造1bと同等のROPS強度を確保できる。
(前側開口12および後側開口14へのガラス装着について)
図3(c)に示すブームが配置されるキャビンフレーム2の右側部4においては、前側開口12にガラスが装着され、後側開口14にガラスが装着されるので、前側開口12の前側開口フランジ13がガラスの取付代(接着代)となり、後側開口14の後側開口フランジ15がガラスの取付代(接着代)となる。また、図3(b)に示す反ブーム側となるキャビンフレーム2の左側部3においては、前側開口12にドアが装着され、後側開口14にガラスが装着されるので、図3(d)に示す前側開口12の前側開口フランジ13がドアの取付代(戸当り)となり、後側開口14の後側開口フランジ15がガラスの取付代(接着代)となる。よって、前側開口フランジ13および後側開口フランジ15が、シーム溶接のための溶接部材とガラス取付代・ドア取付代とを兼用することになり、ガラス取付代やドア取付代を別途設ける必要はなく、コストダウンを推進できる。
(変形例)
本発明の変形例に係る建設機械のキャビン構造1xを図5に示す。この建設機械のキャビン構造1xは、基本的な構成が図3および図4を用いて説明した前実施形態の建設機械のキャビン構造1と同様であり、キャビンフレーム2の左側部3および右側部4の後側開口14の上部に視界を確保するための透明なガラスが装着され、左側部3および右側部4の後側開口14の下部にキャビン後部に配置された機器を隠すための不透明なカバー22が設けられている点のみが、前実勢形態と異なっている。よって、前実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略し、相違点のみを説明する。
図5に示す変形例においては、キャビンフレーム2の後側開口14の上部に透明なガラスが装着され、後側開口14の下部に不透明なカバー22が設けられているので、上部の透明なガラスによって必要な視界を確保でき、下部の不透明なカバー22によってキャビン後部に配置された機器(エアコン等)を隠すことができ、視界性とデザイン性を両立できる。なお、ブーム側となる右側部4の前側開口12の下部にも、デザイン性を高めるため不透明なカバー23が設けられている。
また、図5に示す変形例において、反ブーム側となるキャビンフレーム2の左側部3において、後部開口14の下部に設けられた不透明なカバー22が開閉自在となっていてもよい。カバー22を開くことで開放される後部開口14の下部が、キャビン後部に配置されたエアコン等の機器を反ブーム側からメンテナンスするためのサービスホールとなる。
以上、添付図面を参照しつつ本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されないことは勿論であり、特許請求の範囲に記載された範疇における各種の変更例または修正例についても、本発明の技術的範囲に属することは言うまでもない。例えば、キャビンサイドインナーパネル5およびキャビンサイドアウターパネル6の前窓開口12および後窓開口14は、前窓開口フランジ13および後窓開口フランジ15によってシーム溶接用の周方向連続溶接代が確保できていれば、開口の一部が塞がれていてもよい(図3(c)の斜材17参照)。
本発明は、車両横転時に横力を受けるキャビンフレームの強度剛性の向上と意匠性の向上とを低コストで両立できる建設機械のキャビン構造に利用できる。
1 建設機械のキャビン構造
2 キャビンフレーム
3 左側部
4 右側部
5 キャビンサイドインナーパネル
6 キャビンサイドアウターパネル
7 フロントピラー部
8 ルーフレール部
9 リヤピラー部
10 フロアレール部
11 センターピラー部
12 前側開口
13 前側開口フランジ
14 後側開口
15 後側開口フランジ
X 前側開口フランジおよび後側開口フランジがシーム溶接された部分
16 キャビンサイドインナーパネルおよびキャビンサイドアウターパネルの外周縁に形成されたフランジ
Y 外周縁のフランジがシーム溶接された部分
22 不透明なカバー

Claims (5)

  1. 建設機械のキャビンフレームを構成する車幅方向の左側部および右側部が、夫々、キャビンサイドインナーパネルとキャビンサイドアウターパネルとを溶接してなる中空パネル構造となっており、
    前記キャビンサイドインナーパネルおよび前記キャビンサイドアウターパネルが、 夫々、上下方向にフロアからルーフまで延出されたフロントピラー部、該フロントピラー部の上部から後方に延出されたルーフレール部、該ルーフレール部の後部から下方に前記フロアまで延出されたリヤピラー部、該リヤピラー部の下部から前方に延出されて前記フロントピラー部の下部に繋がるフロアレール部、前記ルーフレール部と前記フロアレール部とを繋いで上下方向に前記ルーフから前記フロアまで架け渡されたセンターピラー部を有し、
    前記フロントピラー部、前記ルーフレール部、前記センターピラー部、前記フロアレール部から区画された前側開口に、その開口縁に沿ってシーム溶接用の前側開口フランジが形成され、前記センターピラー部、前記ルーフレール部、前記リヤピラー部、前記フロアレール部から区画された後側開口に、その開口縁に沿ってシーム溶接用の後側開口フランジが形成され、
    前記キャビンサイドインナーパネルの前記前側開口フランジと前記キャビンサイドアウターパネルの前記前側開口フランジとがシーム溶接によって連続的に溶接され、前記キャビンサイドインナーパネルの前記後側開口フランジと前記キャビンサイドアウターパネルの前記後側開口フランジとがシーム溶接によって連続的に溶接されている、ことを特徴とする建設機械のキャビン構造。
  2. 前記キャビンサイドインナーパネルの外周縁と前記キャビンサイドインナーパネルの外周縁とが周方向に全周に亘ってシーム溶接されていることを特徴とする請求項1に記載の建設機械のキャビン構造。
  3. ブームが配置される前記キャビンフレームの右側部において、前記前側開口の前側開口フランジにガラスが装着され、前記後側開口の後側開口フランジにガラスが装着され、
    反ブーム側となる前記キャビンフレームの左側部において、前記前側開口の前側開口フランジにドアが装着され、前記後側開口の後側開口フランジにガラスが装着されている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の建設機械のキャビン構造。
  4. 前記キャビンフレームの左側部および右側部の後側開口には、上部に視界を確保するための透明なガラスが装着され、下部にキャビン後部に配置された機器を隠すための不透明なカバーが設けられている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の建設機械のキャビン構造。
  5. 反ブーム側となる前記キャビンフレームの左側部において、前記後部開口の下部に設けられた不透明なカバーが、前記キャビン後部に配置された機器をメンテナンスするため、開閉自在となっている、ことを特徴とする請求項4に記載の建設機械のキャビン構造。
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