JP2023088673A - 路側機、及び、暴走車両被害軽減システム - Google Patents

路側機、及び、暴走車両被害軽減システム Download PDF

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Abstract

【課題】暴走車両による被害を抑制する。【解決手段】信号機が設置される交差点に設置されるように設定された路側機は、交差点に進入する車両を撮像する撮像部と、信号機の状態が入力されるように設定された入力部と、無線通信部とを備え、車両向けの信号機が赤信号である又は所定の時間内に赤信号に切り替わる予定であり、かつ、車両の速度が所定の閾値以上である又は車両の速度が加速している場合、無線通信部は、交差点に暴走車両が進入する旨を送信する。【選択図】図1

Description

本開示は、路側機、車両、及び、制御装置に関する。
運転者によるブレーキペダルとアクセルペダルの踏み間違い等により車両が暴走して発生する事故を防止することが求められている。特許文献1には、アクセルペダルが有効最大値範囲まで踏み込まれた場合にペダルアームと接触する位置に配置されたスイッチと、該スイッチの出力に基づいて、駆動力制御装置とブレーキ制御装置を制御する暴走防止装置と、を有する車両の暴走防止システムが開示される。暴走防止装置は、スイッチが検出したアクセルペダルの異常踏込の継続時間が第一閾値を超えたときに、駆動力制御装置に駆動力抑制指令を送信する構成となっている。
特開2021-041893号公報 特開2021-051414号公報
しかし、アクセルペダルが有効最大値範囲まで踏み込まれない場合にも車両が暴走する場合がある。また、暴走する車両(以下、暴走車両と称する)が存在する場合に、被害を最小限に抑えることも求められる。
本開示は、暴走車両による被害を抑制する技術の提供を目的とする。
本開示の一態様に係る路側機は、信号機が設置される交差点に設置されるように設定された路側機であって、前記交差点に進入する車両を撮像する撮像部と、前記信号機の状態が入力されるように設定された入力部と、無線通信部と、を備え、前記車両向けの前記信号機が赤信号である又は所定の時間内に赤信号に切り替わる予定であり、かつ、前記車両の速度が所定の閾値以上である又は前記車両の速度が加速している場合、前記無線通信部は、前記交差点に暴走車両が進入する旨を送信する。
なお、これらの包括的又は具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム又は記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示によれば、暴走車両による被害を抑制できる。
本実施の形態に係る車両20Aが暴走車両として交差点に進入する状況を示す模式図 本実施の形態に係る暴走車両被害軽減システムの構成例を示すブロック図 本実施の形態に係る路側機が実行する処理の一例を示すフローチャート 本実施の形態に係る車両20Aが実行する処理の一例を示すフローチャート 本実施の形態に係る携帯端末が実行する処理の一例を示すフローチャート 本実施の形態に係る車両20Bが実行する処理の一例を示すフローチャート 本実施の形態に係る暴走阻止情報を受信した車両20Bの動作の一例を説明するための模式図
以下、図面を適宜参照して、本開示の実施の形態について、詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、すでによく知られた事項の詳細説明及び実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の記載の主題を限定することは意図されていない。
(本実施の形態)
<概要>
図1は、本実施の形態に係る車両20Aが暴走車両として交差点に進入する状況を示す模式図である。なお、本実施の形態では、便宜的に、図面の上方向を北、図面の下方向を南、図面の右方向を東、図面の左方向を西として説明する。また、本実施の形態では、路側機を区別する場合は、路側機10A、10B、…のように、数字とアルファベットの組み合わせで参照符号を表現し、路側機を区別しない場合は、路側機10のように、数字のみで参照符号を表現する。当該参照符号の表現方法は、信号機及び車両についても同様である。
図1に示す車両20Aにおいて、例えば、運転者がブレーキペダルとアクセルペダルを踏み間違えたり、運転者に何らかの異常が発生したりした場合、車両20Aが暴走して交差点に進入し、大きな被害が発生し得る。本実施の形態に係る暴走車両被害軽減システムは、暴走車両を適切に検出し、暴走車両による被害を軽減するためのシステムである。
暴走車両被害軽減システムは、交差点に設置される路側機10(10A、10B、10C、10D)と、路側機10と無線通信可能な車両20(20A、20B)と、路側機10と無線通信可能な携帯端末40とを含んで構成される。ただし、暴走車両被害軽減システムは、車両20及び携帯端末40の少なくとも1つを含まなくてもよい。
なお、本実施の形態では、図1に示すように、北から南に向かう車両20Aが走行中の車線向けの信号機5Aに搭載される路側機10Aが、当該車両20Aが暴走車両であるか否かを判定する場合について説明する。ただし、本実施の形態の内容は、他の信号機5B、5C、5D、他の路側機10B、10C、10D、及び、他の車両20Bにも適用可能である。
路側機10Aは、交差点に進入する車両20Aが暴走車両であるか否かを判定する。当該判定方法の詳細については後述する。路側機10Aは、車両20Aが暴走車両であると判定した場合、当該車両20Aに対して暴走車両である旨を示す暴走判定情報を無線送信してよい。車両20Aは、暴走車両である旨を示す暴走判定情報を受信した場合、自動的に警音器(クラクション)を鳴らしたり、減速したり、安全な位置に移動して停止したりしてよい。
また、路側機10Aは、車両20Aが暴走車両であると判定した場合、交差点に設置されているスピーカから暴走車両が交差点に進入する旨を報知してよい。
また、路側機10Aは、車両20Aが暴走車両であると判定した場合、暴走車両が交差点に進入する旨を示す暴走車両情報をブロードキャストで無線送信してよい。交差点付近に存在する他の車両20Bは、当該暴走車両情報を受信した場合、自動的に減速したり、暴走車両が存在する旨を運転者に通知したりしてよい。また、交差点付近に存在する歩行者が所持する携帯端末40は、当該暴走車両情報を受信した場合、暴走車両が交差点に進入する旨を歩行者に通知してよい。
このように、路側機10Aは、暴走車両20Aを検出した場合、当該暴走車両20Aに対する制御を行ったり、暴走車両20Aの近くに存在する他の車両20B又は歩行者の携帯端末40に暴走車両の存在を知らせたりする。これにより、暴走車両20Aによる被害を軽減することができる。以下、詳細に説明する。
<暴走車両被害軽減システムの構成>
図2は、本実施の形態に係る暴走車両被害軽減システムの構成例を示すブロック図である。
暴走車両被害軽減システムは、路側機10、車両20、及び、携帯端末40を含んで構成される。路側機10、車両20、及び、携帯端末40は、互いにV2X通信(無線通信)が可能であってよい。V2X通信は、路車間(V2I;Vehicle to Infrastructure)通信、車車間(V2V;Vehicle to Vehicle)通信、車歩行者間(V2P;Vehicle to Pedestrian)通信、及び、車ネットワーク間(V2N;Vehicle to Network)通信のうち少なくとも1つを含んでよい。V2X通信方式の例として、DSRC(Dedicated Short Range Communications)、C-V2X(Cellular-V2x)が挙げられる。V2X通信方式は、4G又は5Gに対応するものであってもよい。
<<路側機の構成>>
路側機10は、制御装置11、無線通信部14、アンテナ15、撮像部16、及び、スピーカ17を備える。
制御装置11は、路側機10Aの機能を制御する装置であり、記憶部12及び制御部13を含む。
記憶部12は、路側機10が取り扱うデータ及びコンピュータプログラム等を保持する。記憶部12は、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ、又はそれらの組み合わせとして構成されてよい。
制御部13は、記憶部12に保持されるデータ及びコンピュータプログラムを読み出して実行することにより、路側機10が有する機能を実現する。制御部13は、制御回路、演算回路、プロセッサ、コントローラ、CPU(Central Processing Unit)、又は、LSI(Large Scale Integrated Circuit)といった他の用語に読み替えられてもよい。
無線通信部14は、アンテナ15を通じて、無線信号を送信及び受信する。例えば、無線通信部14は、V2X通信により、車両20又は携帯端末40と無線通信を行う。
撮像部16は、道路上における所定の撮像方向の車両を撮像するように設定される。例えば、図1に示す路側機10Aの撮像部16は、北から南に向かう車両20Aを撮像するように設定される。すなわち、路側機10Aの撮像部16の撮像方向は、北向きである。撮像部16は、撮像方向を撮像し、撮像画像を生成する。例えば、路側機10Aの撮像部16が撮像した撮像画像には、北から南に向かう車両20Aが撮像される。なお、撮像画像は、動画像又は静止画像のいずれであってもよい。
スピーカ17は、交差点に設置され、音声を出力する。例えば、スピーカ17は、暴走車両が交差点に進入する旨を知らせる音声を出力(報知)する。あるいは、スピーカ17は、暴走車両が交差点に進入することを意味する単なる警告音を出力(報知)するようにしてもよい。
入力部18は、信号機5の状態が入力される。例えば、入力部18には、信号機5が現在赤信号、黄信号、青信号の何れであるかを示す情報、及び、現在の信号が切り替わるまでの残り時間を示す情報等が入力される。なお、赤信号を示す情報は、車両に対する停止を命令する情報と読み替えられてもよい。黄信号を示す情報は、車両に対する停止を要請する情報と読み替えられてもよい。青信号を示す情報は、車両に対する進行を許可する情報と読み替えられてもよい。また、青信号は、緑信号と読み替えられてもよい。
<<車両の構成>>
車両20は、制御装置21、無線通信部24、アンテナ25、操作部26、表示部27、スピーカ28、車内カメラ29、車内センサ30、車外センサ31、及び、警音器32を備える。
制御装置21は、車両20の機能を制御する装置であり、記憶部22及び制御部23を含む。制御装置21は、1又は複数のECU(Electronic Control Unit)として車両20に搭載されてよい。
記憶部22は、車両20が取り扱うデータ及びコンピュータプログラム等を保持する。記憶部22は、ROM、RAM、フラッシュメモリ、又はそれらの組み合わせとして構成されてよい。
制御部23は、記憶部22に保持されたデータ及びコンピュータプログラムを読み出して実行することにより、車両20が有する機能を実現する。
無線通信部24は、アンテナ25を通じて、無線信号を送信及び受信する。例えば、無線通信部24は、V2X通信により、路側機10と無線通信を行う。
操作部26は、運転者から車両20の操作を受け付ける。車両20の操作の例として、ハンドル操作、アクセルペダル操作、ブレーキペダル操作等が挙げられる。
表示部27は、車両20内に設けられ、運転者に向けて様々な画像情報を出力する。表示部27の例として、液晶ディスプレイ、又は、有機ELディスプレイが挙げられる。
スピーカ28は、車両20内に設けられ、運転者に向けて様々な音声情報を出力する。
車内カメラ29は、車両20内に設けられ、運転者の状態を撮像し、撮像画像を生成する。なお、撮像画像は、動画像又は静止画像のいずれであってもよい。
車内センサ30は、車両20内に設置され、運転者の状態を計測する。例えば、車内センサ30の1つであるハンドルセンサは、運転者がハンドルを握っているか否かを計測する。車内センサ30の1つであるアクセルセンサは、運転者によるアクセルペダルの踏み込み量を計測する。車内センサ30の1つである体温センサは、運転者の体温を計測する。また、車内センサ30は、運転者の血圧、心拍数、及び発汗の少なくとも1つを計測するようにしてもよい。
車外センサ31は、車両20外に設けられ、車両20外の周囲の状況を計測する。車外センサ31の例として、LiDAR(Light Detection and Ranging)、カメラ、ミリ波センサ等が挙げられる。
警音器32は、車両20の外部に対して警告音又は、警告を意味する音声を出力する。
<<携帯端末の構成>>
携帯端末40は、制御装置41、無線通信部44、アンテナ45、操作部46、表示部47、及び、スピーカ48を備える。携帯端末40の例として、スマートフォン、タブレット、スマートウォッチ等が挙げられる。
制御装置41は、携帯端末40の機能を制御する装置であり、記憶部42及び制御部43を含む。
記憶部42は、携帯端末40が取り扱うデータ及びコンピュータプログラム等を保持する。記憶部42は、ROM、RAM、フラッシュメモリ、又はそれらの組み合わせとして構成されてもよい。
制御部43は、記憶部42に保持されたデータ及びコンピュータプログラムを読み出して実行することにより、携帯端末40が有する機能を実現する。
無線通信部44は、アンテナ45を通じて、無線信号を送信及び受信する。例えば、無線通信部44は、V2X通信により、路側機10と無線通信を行う。また、無線通信部44は、アンテナ45を通じて、セルラ網(例えばLTE、4G、5G)又はWi-Fiに無線接続してもよい。
操作部46は、携帯端末40を所持するユーザからの操作を受け付ける。操作部46は、例えば、タッチパネル、ボタン、スイッチ、マイク等によって構成されてよい。
表示部47は、ユーザに向けて様々な画像情報を出力する。表示部47の例として、液晶ディスプレイ、又は、有機ELディスプレイが挙げられる。
スピーカ48は、ユーザに向けて様々な音声情報を出力する。ここで、音声情報は、単なる警告音も含むものである。
<路側機の処理>
次に、図3を参照して、路側機10Aが実行する処理について説明する。図3は、本実施の形態に係る路側機10Aが実行する処理の一例を示すフローチャートである。なお、以下の説明において、路側機10Aが主体の処理は、路側機10Aが備える制御装置11を主体とする処理に読み替えられてよい。
路側機10Aは、撮像部16が撮像した動画像を解析し、車両20Aの車速を計測する(S101)。
路側機10Aは、車両20Aから車速情報を受信したか否かを判定する(S102)。車速情報には、車両20Aが計測した車速が含まれる。例えば、車両20Aが、後述する図4のS205又はS206において車速情報を送信した場合、路側機10Aは、この車速情報を受信する。
路側機10Aは、S102において車速情報を受信した場合(S102:YES)、当該車速情報が示す車速を採用し(S103)、処理をS105に進める。これにより、路側機10Aは、車両20Aの車速をより精度良く特定できる。
路側機10Aは、S102において車速情報を受信していない場合(S103:NO)、S101で計測した車速を採用し(S104)、処理をS105に進める。これにより、路側機10Aは、車速情報を送信できない車両20の車速も特定できる。
路側機10Aは、車両20Aから運転者異常情報を受信したか否かを判定する(S105)。運転者異常情報は、運転者に異常が発生していることを示す情報である。例えば、車両20Aが、後述する図4のS205において運転者異常情報を送信した場合、路側機10Aは、この運転者異常情報を受信する。路側機10Aは、運転者異常情報を受信した場合(S105:YES)、処理をS108に進める。
運転者異常情報を受信していない場合(S105:NO)、路側機10Aは、次のS106の処理を行う。
路側機10Aは、入力部18を通じて車両20A向けの信号機5Aの情報を取得し、車両20A向けの信号機5Aが赤信号である、又は、所定期間内に赤信号に切り替わる予定であるか否かを判定する(S106)。なお、当該所定期間の長さは、信号機5毎又は交差点毎に異なってもよい。
路側機10Aは、車両20A向けの信号機5Aが赤信号ではなく、かつ、所定期間内に赤信号に切り替わる予定でもない場合(S106:NO)、車両20Aは暴走車両でない旨を示す暴走判定情報を車両20Aに送信し(S114)、処理をS101に戻す。この場合、仮に車両20Aの車速が所定の閾値以上であったとしても、それは青信号の交差点を通過するためであって、車両20Aが暴走している可能性は低いためである。
路側機10Aは、車両20A向けの信号機5Aが赤信号である、又は、所定期間内に赤信号に切り替わる予定である場合(S106:YES)、次のS107の処理を行う。
路側機10Aは、車両20Aの車速が所定の閾値以上、又は、加速しているか否かを判定する(S107)。なお、当該車速は、S103又はS104のいずれで採用されたものであってもよい。また、当該閾値の大きさは、信号機5毎又は交差点毎に異なってもよい。
車両20Aの車速が所定の閾値未満であり、かつ、加速していない場合(S107:NO)、車両20Aは暴走車両でない旨を示す暴走判定情報を車両20Aに送信し(S114)、処理をS101に戻す。この場合、信号機5Aが赤信号又は所定期間内に赤信号に切り替わる場合であっても、運転者によって車速は制御されており、車両20Aが暴走している可能性は低いためである。
路側機10Aは、車両20Aの車速が所定の閾値以上、又は、加速している場合(S107:YES)、車両20Aを暴走車両と判定し、車両20Aは暴走車両である旨を示す暴走判定情報を車両20Aに送信する(S108)。この場合、信号機5Aが赤信号又は所定期間内に赤信号に切り替わる予定であるにも関わらず、車両20Aの車速は閾値以上又は加速しているため、運転者によって車速が制御されておらず、車両20Aが暴走している可能性が高いためである。
路側機10Aは、交差点に暴走車両(車両20A)が進入する旨を示す暴走車両情報をブロードキャストで無線送信する(S109)。この暴走車両情報は、後述する図5のS301において携帯端末40に受信されてよい。また、この暴走車両情報は、後述する図6のS404において他の車両20Bに受信されてよい。
路側機10Aは、交差点に設置されるスピーカ17から、暴走車両20Aが交差点に進入する旨を報知する(S110)。これにより、交差点付近に存在する歩行者、自転車、バイク、車両等に、暴走車両の存在を知らせることができる。
路側機10Aは、暴走車両20Aを安全に誘導できる場所(以下、誘導場所と称する)が存在するか否かを判定する(S111)。例えば、路側機10Aは、撮像部16による撮像画像を解析して、車両20Aの前方に空きスペースを検出できた場合、誘導場所が存在すると判定する。
路側機10Aは、暴走車両20Aの誘導場所が存在する場合(S111:YES)、誘導場所(空きスペース)を示す誘導場所情報を暴走車両20Aへ送信し(S112)、処理をS101に戻す。この誘導場所情報は、後述する図4のS214において車両20Aに受信されてよい。
路側機10Aは、暴走車両20Aの誘導場所が存在しない場合(S111:NO)、暴走阻止位置60(図7参照)を示す暴走阻止位置情報を他の車両20Bへ送信し(S113)、処理をS101に戻す。この暴走阻止位置情報は、後述する図6のS401において車両20Bに受信されてよい。なお、暴走阻止位置60の詳細については後述する(図6、図7参照)。
<車両20Aの処理>
次に、図4を参照して、車両20Aが実行する処理について説明する。図4は、本実施の形態に係る車両20Aが実行する処理の一例を示すフローチャートである。なお、以下の説明において、車両20Aが主体の処理は、車両20Aが備える制御装置21を主体とする処理に読み替えられてよい。
車両20Aは、アクセルペダルの踏み込み量が所定の閾値以上である状態が一定期間以上継続しているか否かを判定する(S201)。アクセルペダルの踏み込み量は、車内センサ30の1つであるアクセルセンサによって計測される。
車両20Aは、アクセルペダルの踏み込み量が所定の閾値以上である状態が一定期間以上継続している場合(S201:YES)、当該車両20Aの車速情報を路側機10Aに送信し(S206)、処理をS210へ進める。
車両20Aは、アクセルペダルの踏み込み量が所定の閾値未満である場合、又は、アクセルペダルの踏み込み量が所定の閾値以上である状態の継続時間が一定期間未満である場合(S201:NO)、処理を次のS202に進める。
車両20Aは、ハンドルが握られていない状態が一定期間以上継続しているか否かを判定する(S202)。ハンドルが握られているか否かは、車内センサ30の1つであるハンドルセンサによって計測される。
車両20Aは、ハンドルが握られていない状態が一定期間以上継続している場合(S202:YES)、処理を次のS203に進める。
車両20Aは、ハンドルが握られている場合、又は、ハンドルが握られていない状態の継続時間が一定期間未満である場合(S202:NO)、処理をS201に戻す。
車両20Aは、運転者の顔が前方を向いていない状態が一定期間以上継続しているか否かを判定する(S203)。運転者の顔が前方を向いているか否かは、車内カメラ29によって計測される。
車両20Aは、運転者の顔が前方を向いていない状態が一定期間以上継続している場合(S203:YES)、処理を次のS204に進める。
車両20Aは、運転者の顔が前方を向いている場合、又は、運転者の顔が前方を向いていない状態の継続時間が一定期間未満である場合(S203:NO)、処理をS201に戻す。
車両20Aは、運転者の体温が所定の閾値未満であるか否かを判定する(S204)。運転者の体温は、車内センサ30の1つである体温センサによって計測される。
車両20Aは、運転者の体温が所定の閾値未満である場合(S204:YES)、処理を次のS205に進める。
車両20Aは、運転者の体温が所定の閾値以上である場合(S204:NO)、処理をS201に戻す。
車両20Aは、車速情報及び運転者異常情報を路側機10Aに送信し(S205)、処理を次のS210へ進める。この場合、運転者に何らかの異常が発生している可能性が高いためである。
車両20Aは、図3のS108又はS114にて路側機10Aから送信される暴走判定情報を受信する(S210)。
車両20Aは、暴走判定情報が当該車両20Aを暴走車両と判定しているか否かを判定する(S211)。
暴走判定情報が車両20Aを暴走車両ではないと判定している場合(S211:NO)、車両20Aは減速し(S212)、処理をS201に戻す。
暴走判定情報が車両20Aを暴走車両であると判定している場合(S211:YES)、車両20Aは、警音器32(クラクション)に対して自動的に放音制御を行う(S213)。これにより、暴走車両20Aの存在を周囲に知らせることができる。
車両20Aは、誘導場所情報(図3のS112参照)を受信したか否かを判定する(S214)。
誘導場所情報を受信していない場合(S214:NO)、車両20Aは、自動的に減速制御及び停止制御を行い(S215)、処理をS201に戻す。
誘導場所情報を受信した場合(S214:YES)、車両20Aは、減速制御しながら誘導場所情報が示す誘導場所に自動的に移動して停止し(S216)、処理をS201に戻す。これにより、暴走車両20Aは安全な場所に誘導されて停止するので、暴走車両20Aによる被害を軽減できる。
<携帯端末の処理>
次に、図5を参照して、携帯端末4040が実行する処理について説明する。図5は、本実施の形態に係る携帯端末40が実行する処理の一例を示すフローチャートである。なお、以下の説明において、携帯端末40が主体の処理は、携帯端末40が備える制御装置41を主体とする処理に読み替えられてよい。
携帯端末40は、暴走車両情報(図3のS109参照)を受信したか否かを判定する(S301)。
携帯端末40は、暴走車両情報を受信していない場合(S301:NO)、S301の処理を繰り返す。
携帯端末40は、暴走車両情報を受信した場合(S301:YES)、暴走車両20Aが交差点に進入する旨を歩行者に通知し(S302)、処理をS301に戻す。例えば、携帯端末40は、暴走車両20Aが交差点に進入する旨を示す音声をスピーカ48から出力したり、暴走車両20Aが交差点に進入する旨を示す画像を表示部47に表示したり、バイブレーションを振動させたりする。これにより、携帯端末40を所持するユーザは、暴走車両20Aの存在に気付くことができる。
<車両20Bの処理>
次に、図6及び図7を参照して、交差点付近に存在する車両20B(つまり暴走車両20Aとは異なる車両)が実行する処理について説明する。図6は、本実施の形態に係る車両20Bが実行する処理の一例を示すフローチャートである。なお、以下の説明において、車両20Bが主体の処理は、車両20Bが備える制御装置21を主体とする処理に読み替えられてよい。図7は、本実施の形態に係る暴走阻止情報を受信した車両20Bの動作の一例を説明するための模式図である。
車両20Bは、暴走阻止位置情報(図3のS113参照)を受信したか否かを判定する(S401)。暴走阻止位置情報には、車両20Bを暴走車両20Aに衝突させて暴走車両20Aを強制的に停止させるために、車両20Bを配置すべき位置(つまり暴走阻止位置60)を示す情報が含まれる。例えば、図7に示すように、暴走阻止位置60は、暴走車両20Aの進行方向の先に位置する。暴走阻止位置60は、路側機10Aが、図3のS113の処理の際に特定してよい。例えば、路側機10Aは、撮像部16による撮像画像を解析して、暴走車両20Aの進行方向を予測し、その進行方向の先の位置を暴走阻止位置60として特定してよい。
車両20Bは、暴走阻止位置情報を受信した場合(S401:YES)、暴走阻止位置情報が示す暴走阻止位置60に移動可能であるか否かを判定する(S402)。例えば、車両20Bが無人車両である場合、又は、車両20Bが暴走車両20Aと比べて十分に大きな車両(例えば大型トラック)である場合、暴走阻止位置60に移動可能であると判定されてよい。
車両20Bは、暴走阻止位置情報が示す暴走阻止位置60に移動可能である場合(S402:YES)、暴走阻止位置60に移動して停止し(S403)、処理をS401に戻す。これにより、暴走車両20Aは車両20Bに衝突して停止するので、周囲への被害を最小限に抑えることができる。
車両20Bは、暴走阻止位置情報が示す暴走阻止位置60に移動可能でない場合(S402:NO)、路側機10Aから暴走車両情報を受信したか否かを判定する(S404)。
車両20Bは、路側機10Aから暴走車両情報を受信していない場合(S404:NO)、処理をS401に戻す。
車両20Bは、路側機10Aから暴走車両情報を受信した場合(S404:YES)、暴走車両20Aが交差点に進入する旨を運転者に通知する(S405)。例えば、車両20Bは、暴走車両20Aが交差点に進入する旨を示す音声をスピーカ28から出力したり、暴走車両20Aが交差点に進入する旨を示す画像を表示部27に表示したりする。これにより、車両20Bの運転者は、暴走車両20Aの存在に気付くことができる。
そして、車両20Bは、自動的に減速又は停止し(S406)、処理をS401に戻す。これにより、車両20Bは、暴走車両20Aとの接触を回避できる。
(本開示のまとめ)
本開示の内容は以下の付記のように表現できる。
<付記1>
本開示に係る路側機(10A)は、信号機(5A)が設置される交差点に設置されるように設定された路側機であって、交差点に進入する車両(20A)を撮像する撮像部(16)と、信号機の状態が入力されるように設定された入力部(18)と、無線通信部(14)と、を備え、車両向けの信号機が赤信号である又は所定の時間内に赤信号に切り替わる予定であり、かつ、車両の速度が所定の閾値以上である又は車両の速度が加速している場合、無線通信部は、交差点に暴走車両が進入する旨を送信する。
当該構成によれば、路側機は、暴走車両を高精度に検出できると共に、暴走車両を検出した場合に、交差点に暴走車両が進入する旨を無線送信によって、例えば他の車両(20B)又は携帯端末(40)に知らせることができる。よって、暴走車両による被害を軽減できる。
<付記2>
付記1に記載の路側機(10A)であって、制御回路(13)を更に備え、制御回路が、車両(20A)向けの信号機が赤信号である又は所定の時間内に赤信号に切り替わる予定であり、かつ、車両の速度が所定の閾値以上である又は車両の速度が加速している場合、無線通信部が、交差点に暴走車両が進入する旨を送信するようにしてよい。
当該構成によれば、路側機の制御回路(13)は、暴走車両を高精度に検出できると共に、暴走車両を検出した場合に、無線送信によって交差点に暴走車両が進入する旨を、例えば他の車両(20B)又は携帯端末(40)に知らせることができる。よって、暴走車両による被害を軽減できる。
<付記3>
付記1又は付記2に記載の路側機(10A)であって、車両向けの信号機が赤信号である又は所定の時間内に赤信号に切り替わる予定であり、かつ、車両の速度が所定の閾値以上である又は車両の速度が加速している場合、無線通信部は、交差点に暴走車両が進入する旨をブロードキャスト送信してよい。
当該構成によれば、路側機は、交差点付近に存在する例えば他の車両(20B)又は携帯端末(40)に対して、ブロードキャスト送信によって、交差点に暴走車両が進入する旨を知らせることができる。よって、暴走車両による被害を軽減できる。
<付記4>
付記1から付記3のいずれか1つに記載の路側機(10A)であって、車両向けの信号機が赤信号である又は所定の時間内に赤信号に切り替わる予定であり、かつ、車両の速度が所定の閾値以上である又は車両の速度が加速している場合、無線通信部は、交差点に暴走車両が進入する旨を携帯端末に送信してよい。
当該構成によれば、路側機は、交差点付近に存在する例えばユーザが所持する携帯端末(40)に対して、交差点に暴走車両が進入する旨を知らせることができる。よって、暴走車両による被害を軽減できる。
<付記5>
付記1から付記4のいずれか1つに記載の路側機(10A)であって、車両向けの信号機が赤信号である又は所定の時間内に赤信号に切り替わる予定であり、かつ、車両の速度が所定の閾値以上である又は車両の速度が加速している場合で、誘導場所が存在すると判定した場合、無線通信部は、誘導場所を示す情報を車両に送信してよい。
当該構成によれば、路側機は、暴走車両を誘導場所に移動させることができる。よって、暴走車両による被害を軽減できる。
<付記6>
付記5に記載の路側機(10A)であって、車両向けの信号機が赤信号である又は所定の時間内に赤信号に切り替わる予定であり、かつ、車両の速度が所定の閾値以上である又は車両の速度が加速している場合で、誘導場所が存在しないと判定した場合、無線通信部は、車両の暴走を阻止する停止位置を示す情報を、車両と異なる他の車両に送信してよい。
当該構成によれば、路側機は、暴走を阻止する停止位置に他の車両を移動させて、暴走車両の暴走を阻止することができる。よって、暴走車両による被害を軽減できる。
<付記7>
付記1から付記6のいずれか1つに記載の路側機(10A)であって、車両向けの信号機が赤信号である又は所定の時間内に赤信号に切り替わる予定であり、かつ、車両の速度が所定の閾値以上である又は車両の速度が加速している場合、所定のスピーカ(17)を通じて、暴走車両が存在する旨を報知してよい。
当該構成によれば、路側機は、暴走車両の存在を、スピーカを通じて、交差点付近に存在する例えば他の車両又は歩行者等に知らせることができる。よって、暴走車両による被害を軽減できる。
<付記8>
付記1から付記7のいずれか1つに記載の路側機(10A)であって、無線通信部は、車両より車両速度を受信してよい。
当該構成によれば、路側機は、受信した車両速度を用いて高精度に車両の速度を特定できるので、暴走車両であるか否かの判定を高精度に行うことができる。
<付記9>
付記8に記載の路側機(10A)であって、受信した車両速度を、車両の速度としてよい。
当該構成によれば、路側機は、受信した車両速度を用いて高精度に車両の速度を特定できるので、暴走車両であるか否かの判定を高精度に行うことができる。
<付記10>
付記8又は付記9に記載の路側機(10A)であって、無線通信部は、車両の運転者の状態が異常である場合に当該車両から送信される運転者異常情報を受信してよい。
当該構成によれば、路側機は、車両(20A)から送信される運転者異常情報によって、車両の運転者の状態が異常であるか否かを判定することができる。
<付記11>
付記10に記載の路側機であって、運転者異常情報を受信した場合、車両(20A)を暴走しているとしてよい。
当該構成によれば、路側機は、車両(20A)から送信される運転者異常情報によって、車両(20A)が暴走車両であると判定することができる。よって、路側機は、暴走車両であるか否かの判定を高精度に行うことができる。
<付記12>
付記8から付記11のいずれか1つに記載の路側機と無線通信を行うように設定された車両(20A)であって、路側機と無線通信を行うように設定された無線通信部(24)と、警音器(32)と、を備え、無線通信部を通じて交差点に暴走車両が進入する旨を受信した場合、警音器に対して放音制御を行ってよい。
当該構成によれば、車両は、交差点に暴走車両が進入する場合に警音器を鳴らし、交差点付近に存在する例えば他の車両又は歩行者等に暴走車両の存在を知らせることができる。よって、暴走車両による被害を軽減できる。
<付記13>
付記12に記載の車両(20A)であって、無線通信部を通じて交差点に暴走車両が進入する旨を受信した場合、走行の減速制御を行ってよい。なお、当該減速制御には停止制御が含まれてよい。
当該構成によれば、車両は、交差点に暴走車両が進入する場合に減速及び/又は停止するので、暴走車両による被害を軽減できる。
<付記14>
付記8から付記11のいずれか1つに記載の路側機と無線通信を行う車両(20A)であって、路側機と無線通信を行う無線通信部と、を備え、少なくとも、運転者がハンドルを握っておらず、運転者が顔を前方に向けておらず、かつ、運転者の体温が所定の閾値以下である場合、無線通信部を通じて、運転者異常情報を送信してよい。
当該構成によれば、車両は、運転者の状態が異常であるか否かをより精度良く判定することができる。
<付記15>
付記8から付記11のいずれか1つに記載の路側機と無線通信を行うように設定され、車両に搭載可能な制御装置(21)であって、路側機と無線通信を行うように設定された無線通信部(24)と、を備え、無線通信部を通じて交差点に暴走車両が進入する旨を受信した場合、車両に搭載された警音器に対して放音制御を行ってよい。
当該構成によれば、制御装置(21)は、交差点に暴走車両が進入する場合に警音器を鳴らし、交差点付近に存在する例えば他の車両又は歩行者等に暴走車両の存在を知らせることができる。よって、暴走車両による被害を軽減できる。
<付記16>
付記15に記載の制御装置(21)であって、無線通信部を通じて交差点に暴走車両が進入する旨を受信した場合、車両に対して走行の減速制御を行ってよい。なお、当該減速制御には停止制御が含まれてよい。
当該構成によれば、制御装置(21)は、交差点に暴走車両が進入する場合に減速及び/又は停止するので、暴走車両による被害を軽減できる。
<付記17>
付記8から付記11のいずれか1つに記載の路側機と無線通信を行うように設定され、車両に搭載可能な制御装置(21)であって、路側機と無線通信を行う無線通信部と、を備え、少なくとも、運転者がハンドルを握っておらず、運転者が顔を前方に向けておらず、かつ、運転者の体温が所定の閾値以下である場合、無線通信部を通じて、運転者異常情報を送信してよい。
当該構成によれば、制御装置(21)は、運転者の状態が異常であるか否かをより精度良く判定することができる。
以上、添付図面を参照しながら実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、修正例、置換例、付加例、削除例、均等例に想到し得ることは明らかであり、それらについても本開示の技術的範囲に属すると了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
本開示の技術は、路側機、並びに、当該路側機と無線通信可能な車両及び端末等に利用可能であり、道路交通の安全性向上に有用である。
5、5A、5B、5C、5D 信号機
10、10A、10B、10C、10D 路側機
11 制御装置
12 記憶部
13 制御部
14 無線通信部
15 アンテナ
16 撮像部
17 スピーカ
20、20A、20B 車両
21 制御装置
22 記憶部
23 制御部
24 無線通信部
25 アンテナ
26 操作部
27 表示部
28 スピーカ
29 車内カメラ
30 車内センサ
31 車外センサ
32 警音器
40 携帯端末
41 制御装置
42 記憶部
43 制御部
44 無線通信部
45 アンテナ
46 操作部
47 表示部
48 スピーカ
60 暴走阻止位置
本開示は、路側機、及び、暴走車両被害軽減システムに関する。

Claims (17)

  1. 信号機が設置される交差点に設置されるように設定された路側機であって、
    前記交差点に進入する車両を撮像する撮像部と、
    前記信号機の状態が入力されるように設定された入力部と、
    無線通信部と、を備え、
    前記車両向けの前記信号機が赤信号である又は所定の時間内に赤信号に切り替わる予定であり、かつ、前記車両の速度が所定の閾値以上である又は前記車両の速度が加速している場合、前記無線通信部は、前記交差点に暴走車両が進入する旨を送信する、
    路側機。
  2. 請求項1に記載の路側機であって、
    制御回路を更に備え、
    前記制御回路が、
    前記車両向けの前記信号機が赤信号である又は所定の時間内に赤信号に切り替わる予定であり、かつ、前記車両の速度が所定の閾値以上である又は前記車両の速度が加速している場合、前記無線通信部が、前記交差点に暴走車両が進入する旨を送信する、
    ようにする、
    路側機。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の路側機であって、
    前記車両向けの前記信号機が赤信号である又は所定の時間内に赤信号に切り替わる予定であり、かつ、前記車両の速度が所定の閾値以上である又は前記車両の速度が加速している場合、前記無線通信部は、前記交差点に暴走車両が進入する旨をブロードキャスト送信する、
    路側機。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の路側機であって
    前記車両向けの前記信号機が赤信号である又は所定の時間内に赤信号に切り替わる予定であり、かつ、前記車両の速度が所定の閾値以上である又は前記車両の速度が加速している場合、前記無線通信部は、前記交差点に暴走車両が進入する旨を携帯端末に送信する、
    路側機。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の路側機であって、
    前記車両向けの前記信号機が赤信号である又は所定の時間内に赤信号に切り替わる予定であり、かつ、前記車両の速度が所定の閾値以上である又は前記車両の速度が加速している場合で、誘導場所が存在すると判定した場合、前記無線通信部は、前記誘導場所を示す情報を前記車両に送信する、
    路側機。
  6. 請求項5に記載の路側機であって、
    前記車両向けの前記信号機が赤信号である又は所定の時間内に赤信号に切り替わる予定であり、かつ、前記車両の速度が所定の閾値以上である又は前記車両の速度が加速している場合で、誘導場所が存在しないと判定した場合、前記無線通信部は、前記車両の暴走を阻止する停止位置を示す情報を、前記車両と異なる他の車両に送信する、
    路側機。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の路側機であって、
    前記車両向けの前記信号機が赤信号である又は所定の時間内に赤信号に切り替わる予定であり、かつ、前記車両の速度が所定の閾値以上である又は前記車両の速度が加速している場合、所定のスピーカを通じて、暴走車両が存在する旨を報知する、
    路側機。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の路側機であって、
    前記無線通信部は、前記車両より車両速度を受信する
    路側機。
  9. 請求項8に記載の路側機であって、
    受信した前記車両速度を、前記車両の前記速度とする、
    路側機。
  10. 請求項8又は請求項9に記載の路側機であって、
    前記無線通信部は、前記車両の運転者の状態が異常である場合に当該車両から送信される運転者異常情報を受信する、
    路側機。
  11. 請求項10に記載の路側機であって、
    前記運転者異常情報を受信した場合、前記車両を暴走しているとする、
    路側機。
  12. 請求項8から請求項11のいずれか1項に記載の路側機と無線通信を行うように設定された前記車両であって、
    前記路側機と無線通信を行うように設定された無線通信部と、
    警音器と、を備え、
    前記無線通信部を通じて前記交差点に暴走車両が進入する旨を受信した場合、前記警音器に対して放音制御を行う、
    車両。
  13. 請求項12に記載の車両であって、
    前記無線通信部を通じて前記交差点に暴走車両が進入する旨を受信した場合、走行の減速制御を行う、
    車両。
  14. 請求項8から請求項11のいずれか1項に記載の路側機と無線通信を行う車両であって、
    前記路側機と無線通信を行う無線通信部と、を備え、
    少なくとも、運転者がハンドルを握っておらず、前記運転者が顔を前方に向けておらず、かつ、前記運転者の体温が所定の閾値以下である場合、前記無線通信部を通じて、運転者異常情報を送信する、
    車両。
  15. 請求項8から請求項11のいずれか1項に記載の路側機と無線通信を行うように設定され、前記車両に搭載可能な制御装置であって、
    前記路側機と無線通信を行うように設定された無線通信部と、を備え、
    前記無線通信部を通じて前記交差点に暴走車両が進入する旨を受信した場合、前記車両に搭載された警音器に対して放音制御を行う、
    制御装置。
  16. 請求項15に記載の制御装置であって、
    前記無線通信部を通じて前記交差点に暴走車両が進入する旨を受信した場合、前記車両に対して走行の減速制御を行う、
    制御装置。
  17. 請求項8から請求項11のいずれか1項に記載の路側機と無線通信を行うように設定され、前記車両に搭載可能な制御装置であって、
    前記路側機と無線通信を行う無線通信部と、を備え、
    少なくとも、運転者がハンドルを握っておらず、前記運転者が顔を前方に向けておらず、かつ、前記運転者の体温が所定の閾値以下である場合、前記無線通信部を通じて、運転者異常情報を送信する、
    制御装置。
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