JP2019147535A - 自動運転時情報伝達方法、自動運転時情報伝達装置、および自動運転時情報伝達システム - Google Patents

自動運転時情報伝達方法、自動運転時情報伝達装置、および自動運転時情報伝達システム Download PDF

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Abstract

【課題】自動運転機能を搭載した車両において、車両と運転者との間の情報伝達機能に故障等の障害が発生した場合でも、バックアップ用の情報伝達機能を確保し、ハンドオーバ要求などの重要な情報を運転者に伝達すること。【解決手段】運転者に情報を提示可能な独立した複数の表示部210、220、230が存在する場合に、表示の制御を行う統合ECU240は、複数の表示部のそれぞれに関する故障の有無を監視し、それらの中の自動運転表示部210の故障を検知した場合には、前記情報の出力先を、前記自動運転表示部から故障の発生していない他の表示部220又は230に自動的に切り替える。副ECUが統合ECU240の状態を監視して故障等を検知した場合は、副ECUが統合ECU240の代わりに表示制御する。センタ装置が車両の状態を監視して故障の場合に携帯端末宛てに情報を送信する。【選択図】図2

Description

本発明は、自動運転時情報伝達方法、自動運転時情報伝達装置、および自動運転時情報伝達システムに関し、特に故障時の安全対策のための技術に関する。
自動車の製造業においては、運転操作の一部分を自動化する技術や、ほとんど全ての運転操作を乗員の代わりにコンピュータを含むシステムが自動的に実施する自動運転の技術開発が進められている(例えば特許文献1、特許文献2)。
特許文献1の運転支援システムは、自動運転解除時に運転者がすみやかに周囲の交通状況を把握できるようにする技術を示している。具体的には、自動運転から手動運転への切替または自動運転から手動運転への切替の予告を受信した場合に、メータクラスタ内のディスプレイに、自車の車速と、後方の映像と、前方の道路形状を表す画像と、周辺の他車の配置を表す画像と、先行車両までの距離や先行車両周辺の状況を表した画像とを表示することを示している。
また、特許文献2の情報提示システムは、乗員の指示に基づいて、自動運転システムの認識情報を乗員に提示するための技術を示している。具体的には、乗員の表示切替指示に基づいて表示部の表示モードを切り替える。また、自動運転の設定情報を表示する表示モードと、自動運転システム動作時における走行情報を表示する表示モードと、自動運転システムの認識結果情報を表示する表示モードとを有している。
特開2016−182906号公報 特開2017−26417号公報
ところで、自動運転システムを搭載した車両が自動運転で走行しているときには、システムが十分に対応しきれない状況に遭遇する場合がある。したがって、そのような状況では例えば自動運転モードから手動運転モードに切り替えて(システムから運転者への引き渡し:ハンドオーバ)、運転者の判断および運転操作により車両の運転を継続するか、それができなければ車両を自動停止することが想定される。また、運転者の補助を全く必要としない自動運転モードから、運転者の補助を必要とする自動運転モードへの切り替えが行われる場合もある。
ここで、自動運転モードから手動運転モードへのハンドオーバを円滑に実施するためには、実際にハンドオーバが発生する前に、システムが運転者に対して何らかの注意喚起を行い、運転者がハンドオーバの準備をしておくように促すことが必要になる。
一方、運転者の考えや予測と、自動運転の内容とが異なった場合に、運転者が自動運転制御に対し驚きを感じる、所謂オートメーションサプライズが発生する可能性がある。このようなオートメーションサプライズが繰り返されると、運転者が自動運転に対して徐々に不信感を抱くことになる。例えば、他車両が進路を変更して自車両の前方に割り込んだ場合に、自車両の運転者は自車両の自動運転が減速動作を行うことを予想するが、実際には自動運転が減速の代わりにレーンチェンジを選択する可能性がある。その場合は、運転者があわててハンドル操作(手動操舵)を行うことになり、運転者が自動運転に対して不信感を抱く可能性がある。
また、例えば自車両の近傍を走行している他車両の加速/減速、他車両又は自車両の走行レーンの変更などに伴って、先行車両である他車両と自車両との距離が接近したような場合に、その状況に関するシステムの認識と、運転者の認識とが一致している場合は問題ない。しかし、自車両との距離が接近した他車両の存在を運転者が認識しているにもかかわらず、その他車両をシステムが認識していないかのように感じる自動運転が行われた場合には、そのまま自動運転を継続することについて運転者は不安を抱くことになる。
したがって、運転者が自動運転モードで安心して運転をシステムに任せるためには、オートメーションサプライズの発生を防止することが重要であり、そのためには、システムが正しく動作していることを運転者が常時把握できる必要がある。また、ハンドオーバの要求が突然発生しないように、ハンドオーバの可能性を事前に運転者に知らせることも必要である。
すなわち、自動運転システムを搭載した車両においては、安全対策上、あるいは運転者に対して安心感や快適性を感じさせるために、車両自体の情報、自車両周辺の状況に関する情報、ハンドオーバ要求に関する情報などを運転者に対して提示することが非常に重要になる。しかしながら、車両上で故障が発生した場合には、以下に示すように車両側から運転者への情報伝達ができなくなる可能性が考えられる。
上記のような情報伝達は、例えば、自動車用HMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)システムを用いて行うことが想定される。また、このようなシステムは、例えば1チップの集積回路上に全ての機能が統合される可能性が高い。したがって、例えば1つの集積回路の故障、接続ケーブルの断線、ディスプレイの故障などが生じた場合に、様々な情報伝達機能が一斉に機能しなくなる可能性がある。その結果、例えば自動運転モードから手動運転モードへハンドオーバする必要があるにもかかわらず、それができない状況が発生する。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、自動運転機能を搭載した車両において、車両と運転者との間の情報伝達機能に故障等の障害が発生した場合であっても、少なくとも重要な情報を運転者に伝達可能な自動運転時情報伝達方法、自動運転時情報伝達装置、および自動運転時情報伝達システムを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る自動運転時情報伝達方法、自動運転時情報伝達装置、および自動運転時情報伝達システムは、下記(1)〜(4)を特徴としている。
(1) 走行状態として運転者による運転制御に対する関与の度合いが異なる2以上の状態を有する自動運転車両において、前記運転者に対して情報を提示する自動運転時情報伝達方法であって、
前記走行状態には、前記運転制御が自動で実行される第1状態と、前記第1状態よりも前記運転者による前記関与の度合いが大きい第2状態とが含まれ、
前記運転者に対して情報を提示可能な複数の表示部が存在する場合に、
前記複数の表示部のそれぞれに関する故障の有無を監視し、
前記複数の表示部の中で、少なくとも前記第1状態と前記第2状態との切り替わりに関連のある情報を出力する自動運転表示部の故障を検知した場合に、前記情報の出力先を、前記自動運転表示部から故障の発生していない他の表示部に自動的に切り替える、
ことを特徴とする自動運転時情報伝達方法。
(2) 走行状態として運転者による運転制御に対する関与の度合いが異なる2以上の状態を有する自動運転車両において、前記運転者に対して情報を提示する自動運転時情報伝達装置であって、
前記走行状態には、前記運転制御が自動で実行される第1状態と、前記第1状態よりも前記運転者による前記関与の度合いが大きい第2状態とが含まれ、
少なくとも前記第1状態と前記第2状態との切り替わりに関連のある情報を表示する1つ以上の自動運転表示部と、
前記自動運転表示部の表示内容を制御する主表示制御部と、
前記主表示制御部の動作状態を監視する副表示制御部と、
を備え、
前記副表示制御部は、前記主表示制御部の故障を検知した場合に、前記主表示制御部に代わって前記情報を前記自動運転表示部に出力する、
ことを特徴とする自動運転時情報伝達装置。
(3) 走行状態として運転者による運転制御に対する関与の度合いが異なる2以上の状態を有する自動運転車両において、前記運転者に対して情報を提示するための自動運転時情報伝達システムであって、
前記走行状態には、前記運転制御が自動で実行される第1状態と、前記第1状態よりも前記運転者による前記関与の度合いが大きい第2状態とが含まれ、
前記自動運転車両の外側に配置された外部装置を備え、
前記自動運転車両は、少なくとも前記第1状態と前記第2状態との切り替わりに関連のある情報を表示する1つ以上の自動運転表示部と、前記自動運転表示部の表示内容を制御する表示制御部と、前記自動運転車両の情報を当該自動運転車両の外部に送信する情報送信部とを有し、
前記外部装置は、前記自動運転車両から送信される情報に基づいて前記自動運転車両の状況を把握し、前記自動運転車両における所定の故障を検知した場合には、少なくとも前記第1状態と前記第2状態との切り替わりに関連のある情報を、前記運転者の近傍に存在する所定の携帯端末に送信する、
ことを特徴とする自動運転時情報伝達システム。
(4) 前記自動運転車両は、前記表示制御部の状態を監視する監視制御部を有し、
前記監視制御部は、前記表示制御部の故障を検知した場合に、少なくとも故障を表す情報および前記走行状態を表す情報を、前記情報送信部を利用して前記外部装置に送信する、
ことを特徴とする上記(3)に記載の自動運転時情報伝達システム。
上記(1)の構成の自動運転時情報伝達方法によれば、自動運転表示部に故障が発生した場合には、第1状態と第2状態との切り替わりに関連のある重要な情報を、他の表示部で表示するように情報の出力先が自動的に切り替わる。したがって、故障発生時であっても運転者に対して情報を確実に提示でき、例えば故障時にハンドオーバが不可能になるのを避けることができる。
上記(2)の構成の自動運転時情報伝達装置によれば、主表示制御部が故障した場合には、第1状態と第2状態との切り替わりに関連のある重要な情報を、副表示制御部が自動運転表示部へ出力する。したがって、故障発生時であっても運転者に対して情報を確実に提示でき、例えば故障時にハンドオーバが不可能になるのを避けることができる。
上記(3)の構成の自動運転時情報伝達システムによれば、外部装置は、自動運転車両上の情報送信部が送信する情報に基づいて、自動運転車両の状況を把握することができる。また、例えば自動運転車両上で情報を運転者に提示できないような故障が発生した場合には、この故障を外部装置が検出してバックアップの処理を行うことができる。すなわち、第1状態と第2状態との切り替わりに関連のある情報を運転者に提示するための信号を、外部装置が運転者の近傍に存在する特定の携帯端末に対して送信する。したがって、自動運転表示部や表示制御部が故障している状況でも、運転者は携帯端末の出力により必要な情報を取得できる。したがって、例えば故障時にハンドオーバが不可能になるのを避けることができる。
上記(4)の構成の自動運転時情報伝達システムによれば、自動運転車両上の監視制御部が表示制御部の状態を監視するので、自動運転車両と外部装置との間で大量の情報を頻繁にやり取りしなくても、外部装置は自動運転車両の故障発生時にその状況を把握してバックアップのための処理を実行できる。したがって、自動運転車両と外部装置とを接続する通信回線のトラフィックや通信コストを低減でき、外部装置における処理の負荷も低減できる。
本発明の自動運転時情報伝達方法、自動運転時情報伝達装置、および自動運転時情報伝達システムによれば、自動運転機能を搭載した車両において、車両と運転者との間の情報伝達機能に故障等の障害が発生した場合であっても、バックアップ用の情報伝達機能を確保でき、少なくともハンドオーバ要求のような重要な情報を運転者に確実に伝達できる。したがって、例えば故障時にハンドオーバが不可能になるのを避けることができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、車載情報提示装置を含む車載システムの主要部の構成例を示すブロック図である。 図2は、車載HMIシステムの構成例を示すブロック図である。 図3は、第1実施形態における統合ECUの特徴的な動作例を示すフローチャートである。 図4は、車載HMIシステムの構成例を示すブロック図である。 図5は、第2実施形態における副ECUの特徴的な動作例を示すフローチャートである。 図6は、情報伝達システムの構成例を示すブロック図である。 図7は、第3実施形態における車載ネットワークマイコンの特徴的な動作例を示すフローチャートである。 図8は、第3実施形態におけるセンタ装置320の特徴的な動作例を示すフローチャートである。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
[第1実施形態]
<車載システムの主要部の構成例>
車載情報提示装置を含む車載システムの主要部の構成例を図1に示す。この車載システムは、自動車を自動運転するための機能と、自動運転に関連する情報を運転者に対して提示する車載情報提示装置100とを含んでいる。
図1に示した車載システムにおいては、自動車を自動運転するために必要な構成要素として、自動運転制御部10、無線通信機器11、道路地図データベース(DB)12、位置検出部13、車載カメラ14、レーダ15、アクセル制御部16、ブレーキ制御部17、および操舵制御部18を備えている。
無線通信機器11は、無線通信により車両外部の所定のサーバと接続することにより、自車両が現在走行している道路の進行方向前方の各地点における天候の情報や交通情報などを取得することができる。無線通信機器11が取得した天候の情報や交通情報などが、入力情報SG11として自動運転制御部10に入力される。
道路地図データベース(DB)12は、自車両が現在走行している道路を含む広範囲の道路地図や、この道路に関連する様々な情報を予め蓄積し保持している。道路地図データベース12が保持している地図などの情報が入力情報SG12として自動運転制御部10に入力される。
位置検出部13は、例えばGPS(Global Positioning System)の衛星などの電波を受信して利用することにより、自車両の現在位置を表す最新の位置情報を算出することができる。この位置情報が、入力情報SG13として自動運転制御部10に入力される。
車載カメラ14は、自車両の進行方向前方、後方、側方などの周辺のそれぞれの状況を表す映像を撮影し、映像信号を出力することができる。この映像信号が入力情報SG14として自動運転制御部10に入力される。
レーダ15は、例えばミリ波などの電波を用いた探知機能により、先行車両などの障害物の有無や、先行車両と自車両との車間距離などを検出することができる。レーダ15の検出した情報が、入力情報SG15として自動運転制御部10に入力される。
アクセル制御部16は、自車両のアクセル開度を自動的に調整するために必要な電気的に制御可能なアクチュエータを備えている。自動運転制御部10が出力する出力信号SG16に従って、アクセル制御部16はアクセル開度を調整できる。
ブレーキ制御部17は、自車両のブレーキ機構に連結された電気的に制御可能なアクチュエータを備えている。自動運転制御部10が出力する出力信号SG17に従って、ブレーキ制御部17は自車両のブレーキのオンオフや制動力を制御できる。
操舵制御部18は、自車両の操舵機構に連結された電気的に制御可能なアクチュエータを備えている。自動運転制御部10が出力する出力信号SG18に従って、操舵制御部18は自車両の操舵機構を動かしたり、運転者の操舵力を補助するための助勢トルクを発生することができる。
自動運転制御部10は、自動車の自動運転の制御を行うための電子制御ユニット(ECU)であって、例えば日本政府や米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)が規定している自動化レベルのレベル2(LV2)やレベル3(LV3)の自動運転に対応する機能を搭載している。
レベル2では、車両の加速、操舵、制動のうち複数の操作をシステムが自動的に実施する。但し、レベル2では、運転者は常時、運転状況を監視して必要に応じて運転操作を実施する必要がある。
一方、レベル3では、車両の加速、操舵、制動の制御を全てシステムが実施するので、通常は運転者は運転の状況を監視するだけでよい。また、必ずしも運転者が状況を監視する必要はない。但し、レベル3の場合であっても、緊急時やシステムの精度が低下する場合にシステムが要請したときは、この要請に運転者が応じる必要がある。つまり、運転の責任をシステムから運転者の手動操作にハンドオーバ(H/O)して、レベル3からそれよりも自動化率の低いレベル2などに移行する必要がある。また、同じレベル内でも、自車両の自動運転中に、ステアリングホイールに手を添える、運転者が監視義務を負う、ウィンカー操作を起点とした車線変更の開始、システムの判断に対する運転者の承認などの運転者の補助が不要な走行状態から、これらのいずれかの補助が必要な走行状態に移行する場合もある。つまり、運転制御が自動で実行される第1状態から、当該第1状態よりも運転者による運転制御への関与の度合いが大きい第2状態に移行する場合がある。
自動運転制御部10は、出力信号SG16を利用してアクセル制御部16に指示を与えることにより自車両の加速制御を行うことができる。また、自動運転制御部10は、出力信号SG17を利用してブレーキ制御部17に指示を与えることにより自車両の制動制御を行うことができる。また、自動運転制御部10は出力信号SG18を利用して操舵制御部18に指示を与えることにより、自車両の操舵制御を行うことができる。
また、自動運転制御部10は車載カメラ14の映像を解析することにより、走行レーン境界の各白線や自車両の左右方向の位置を把握して、左右方向の適切な自車両の位置を算出したり、前方の道路のカーブの状況などを把握できる。したがって、自動運転制御部10は例えば自車両が道路上の走行レーンの中央位置を走行するように自動的に制御する車線維持補助機能を実現できる。
また、自動運転制御部10は車載カメラ14の映像を解析した結果や、レーダ15が検出した先行車両の位置や距離情報に基づいて、例えば先行車両と自車両との間の車間距離が安全な範囲内に維持されるように加速及び減速を自動的に実施することができる。つまり、ACC(Adaptive Cruse Control System)を実現できる。
また、自動運転制御部10は、事前に定めた目標地点、位置検出部13が検出した現在位置、道路地図データベース12の道路地図、無線通信機器11が取得した交通情報などに基づいて、自車両が走行すべき道路上の適切な走行経路を算出したり、この先の道路状況の変化を予測することができる。また、車載カメラ14の実際の映像の解析結果を反映することにより、予測精度を上げることもできる。
また、自動運転制御部10は、運転者のスイッチ操作等により発生する自動/手動切替指示SG01を受け付けて、レベル3からそれよりも自動化率の低いレベル2などに移行するためのハンドオーバを実施することができる。
また、自動運転制御部10は、車載カメラ14の映像の解析結果や、レーダ15が検出した距離情報などに基づいて、安全の確保が難しい状況を検出することができる。例えば、自車両とその近傍に存在する他車両とが接触する可能性のある時刻までの残り時間TTC(Time To Collision)等に基づいて時間余裕を把握することにより、安全の確保が難しいような状況を検出できる。時間TTCは、例えば次式により算出できる。
TTC=(自車両と対象物との間の距離)/(相対速度)
したがって、自動運転制御部10は、安全の確保が難しい状況を検知した場合には、それを表す信号として警報レベルSG10を出力する。なお、この警報レベルSG10は、予想した事象の種類を表す情報を含む場合もある。この警報レベルSG10が情報出力制御部20に入力される。
情報出力制御部20は、自動運転時に必要な情報を運転者に対して提示するための制御を行う電子制御ユニット(ECU)である。なお、図1に示した自動運転制御部10と情報出力制御部20とを一体化してもよい。
本実施形態の車載情報提示装置100は、自動運転制御部10内の一部の機能と、情報出力制御部20と、表示出力デバイス21、照明出力デバイス22、音/音声出力デバイス23、振動出力デバイス24、および匂い出力デバイス25の少なくとも1つにより構成される。
表示出力デバイス21は、例えば車両に搭載されているメータユニットやセンターディスプレイのように、この車両を運転席で運転している乗員が容易に視認可能な位置に配置されている表示機器に相当する。
照明出力デバイス22は、車両に搭載されている室内の各種照明機器に相当する。音/音声出力デバイス23は、オーディオ装置などを含めた各種の聴覚出力機器に相当する。振動出力デバイス24は、電気的な制御により機械振動を発生することが可能なデバイスである。運転者が運転中に触覚などとして振動を認識できるように、振動出力デバイス24は運転席の着座部位や、ステアリングホイールに装着又は連結される。
匂い出力デバイス25は、電気的な制御により車室内に特定の匂いを発生させることが可能なデバイスである。この匂い出力デバイス25は、例えばカーエアコンの内部に装備され、芳香剤を噴霧したりその匂いを送風によって車室内の空間に広げることができる。
情報出力制御部20は、例えば自動運転制御部10から入力される警報レベルSG10に応じて、表示出力デバイス21、照明出力デバイス22、音/音声出力デバイス23、振動出力デバイス24、および匂い出力デバイス25のいずれか1つを選択し、あるいは複数を組み合わせて必要な情報を運転者に対して提示することができる。必要に応じて様々な種類の出力デバイスを使い分けることにより、情報出力制御部20は様々な種類の形態で情報を提示したり、情報提示の強度を調節することができる。
<システム障害発生への対応の必要性>
上述のような自動運転機能を搭載した車両においては、状況に応じて、例えばレベル3からそれよりも自動化率の低いレベル2などに移行するためのハンドオーバを実施することが必要不可欠である。また、このようなハンドオーバを実施する場合には、システムから運転者に対してハンドオーバ要求を明示的に通知する。運転者は、この要求を認識して承認したことを表す入力操作を行う。この入力操作を認識することにより、システムはハンドオーバを実施する。
しかし、例えば車載情報提示装置100に故障が発生し、システムから運転者に対してハンドオーバ要求を明示的に通知できないような状況になると、ハンドオーバができなくなる可能性が高い。
具体的には、表示出力デバイス21として使用するHMI(ヒューマン・マシン・インタフェース)システムの機能全体を1チップの集積回路に統合したような場合に、この1個の集積回路に故障が発生しただけで、表示により運転者に情報を通知する機能が一斉に動作しなくなる可能性が想定される。したがって、ハンドオーバができなくなる。そのため、HMIシステムに故障が生じたような場合であっても、少なくともハンドオーバ要求のように重要度の高い情報を、確実に、且つ明示的に運転者に通知するための対策が必要になる。
<車載HMIシステムの構成例>
車載HMIシステム200の構成例を図2に示す。図2に示した車載HMIシステム200は、例えば図1に示した表示出力デバイス21の一例として車載情報提示装置100の出力に接続し使用することを想定している。また、図2に示した車載HMIシステム200は後述するように、故障が生じたような場合であっても、少なくともハンドオーバ要求のように重要度の高い情報を、確実に、且つ明示的に運転者に通知するためのバックアップ機能を搭載している。
図2に示した車載HMIシステム200は、メータディスプレイ210、センタディスプレイ220、HUDユニット230、および統合ECU240を備えている。メータディスプレイ210は、車両のメータユニット、すなわち計器板に備わっている表示部である。また、統合ECU240は、前記メータユニットに内蔵された電子制御ユニット(ECU)である。
センタディスプレイ220は、車両のセンターコンソール又はダッシュボードの中央付近に設置される表示部である。HUDユニット230は、ヘッドアップディスプレイ(HUD)の表示機能を実現する装置本体である。HUDユニット230は、運転者の前方の窓ガラス(ウインドシールド)の表面などに映像を投影することにより、窓ガラスの前方に映る虚像を運転者に視認させることができる。
したがって、図2に示した車載HMIシステム200は、互いに独立した3つの表示部としてメータディスプレイ210、センタディスプレイ220、およびHUDユニット230を利用することができる。また、メータディスプレイ210、センタディスプレイ220、およびHUDユニット230と連携したスピーカ245についても出力に利用することができる。
車両が自動運転状態であるときに自動運転に関連する様々な情報を運転者に対して提示する「自動運転表示部」については、通常はメータディスプレイ210に固定的に割り当てることが想定される。しかし、メータディスプレイ210に故障が発生したり、統合ECU240とメータディスプレイ210を接続する信号経路241が断線する可能性も考えられる。そのような障害が発生すると、「自動運転表示部」の通知機能が利用できなくなるので、例えばハンドオーバ要求のように非常に重要な情報を運転者に通知できない状態になる。つまり、ハンドオーバが必要であるにもかかわらず、ハンドオーバを実施できない状況が発生する。
本実施形態においては、上記のような障害に対応するために、統合ECU240がバックアップ制御240aを実施する。例えば、「自動運転表示部」として割り当てられているメータディスプレイ210が故障した場合にそれ以外の正常な表示部、例えばセンタディスプレイ220を「自動運転表示部」として使用するように、情報の出力先を自動的に切り替える。
<車載HMIシステムの特徴的な動作例>
第1実施形態における統合ECU240の特徴的な動作例を図3に示す。すなわち、車載情報提示装置100が出力する出力信号SG21に従い、図2に示した車載HMIシステム200が情報の提示を実施する場合に、統合ECU240が図3に示した動作を実行する。これにより、図2に示したバックアップ制御240aが実現する。図3の動作について以下に説明する。
例えば、車載情報提示装置100の出力する出力信号SG21が入力されると、統合ECU240は図3のステップS11から処理を開始する。なお、図3の処理は定期的に繰り返し実行してもよい。
統合ECU240は、第1ディスプレイであるメータディスプレイ210の状態を監視する(S11)。すなわち、信号経路241を介して統合ECU240とメータディスプレイ210との間で通信を行い、メータディスプレイ210が正しく動作しているかどうか、メータディスプレイ210における故障の有無、信号経路241の断線の有無などを統合ECU240が認識する。
統合ECU240は、第2ディスプレイであるセンタディスプレイ220の状態を監視する(S12)。すなわち、信号経路242を介して統合ECU240とセンタディスプレイ220との間で通信を行い、センタディスプレイ220が正しく動作しているかどうか、センタディスプレイ220における故障の有無、信号経路242の断線の有無などを統合ECU240が認識する。
統合ECU240は、第3ディスプレイであるHUDユニット230の状態を監視する(S13)。すなわち、信号経路243を介して統合ECU240とHUDユニット230との間で通信を行い、HUDユニット230が正しく動作しているかどうか、HUDユニット230における故障の有無、信号経路243の断線の有無などを統合ECU240が認識する。
統合ECU240は、「自動運転表示部」として割り当てられているメータディスプレイ210の故障などの障害を検知したか否かをS14で識別し、障害を検知した場合はS15に進み、障害を検知しない場合はS16に進む。
ステップS15では、統合ECU240は、出力信号SG21として入力された「自動運転表示部」宛ての情報の出力先の割り当てを、故障していない他のディスプレイに切り替える。例えば、図2に示したバックアップ制御240aのように、通知する情報の出力先をメータディスプレイ210からセンタディスプレイ220に切り替える。
統合ECU240は、例えばハンドオーバ要求のような自動運転用の通知情報の発生を検知した場合には、S16からS17の処理に進む。そして、統合ECU240は発生した通知情報を故障していない切替後のディスプレイ、例えばセンタディスプレイ220に出力する。
したがって、車載HMIシステム200に障害が発生した場合であっても、統合ECU240が図3の動作を実行することにより、例えばハンドオーバ要求のように自動運転車両において重要な情報を、運転者に対して確実に且つ明示的に通知することが可能になる。これにより、ハンドオーバができなくなるような状況を避けることができる。
勿論、ハンドオーバ要求に限らず、自動運転に関連のある様々な情報の出力先についても、故障の生じたディスプレイから正常な他のディスプレイに切り替えることができる。例えば、ハンドオーバ要求の他に、次に示す(1)〜(5)のような情報の出力先を切り替えることが想定される。
(1)自車両が重要度、緊急度、遭遇度等の高そうな場所を検出した時に、ハンドオーバが発生する可能性があることを運転者に伝えるための情報。この場合の情報伝達は明示的なものでなく人間の五感の少なくとも1つに何らかの刺激を与えるものであればよいが、表示器を利用する可能性もある。ここで、重要度は事故にあったときの被害の大きさを表し、緊急度は時間的な余裕度を表し、遭遇度は、事象に出会う確率を表す。また、運転者に与える刺激の強さは、例えば、重要度、緊急度、遭遇度の総和として決定することが想定される。また、通信で入手した天候や交通情報を反映してもよい。
(2)システムが認識している対象物を表す情報。また、対象物が複数存在する場合には、それらを一部に絞り込んで方向などを簡易的に表示することが想定される。また、例えば、注目対象以外は弱く(抑制)表示してもよい。
(3)ハンドオーバの予定地点の手前で、それを運転者に徐々に知らせるための情報。
(4)システムの行動予定を運転者に通知するための情報。このような情報は、明示的でない方法で通知する場合も想定される。例えば、照明や表示を利用して、領域の違い、方向、移動などを用いて通知する。
(5)自動走行モード切り替わり後に、その切り替わりを運転者に認識させるために、特別な情報提示を行う。例えば、注意喚起提示の判定基準を一時的に引き上げて、注意喚起頻度を上げる。
なお、自動運転におけるハンドオーバについては、必要に応じて、或いは状況に応じて、例えば以下の(a)〜(c)のように様々な種類を使い分ける可能性がある。
(a)レベル3からレベル2又は手動運転に切り替えるようにハンドオーバする。
(b)レベル3のままで、運転者の運転への関与の度合が大きくなるようにハンドオーバする。
(c)レベル2(自動運転)のままで、運転者の運転への関与の度合が大きくなるようにハンドオーバする。
また、このようなハンドオーバについては、運転操作の切り替わりがないまま、運転の責任や権限のみをシステムから運転者に移譲するような状況もありうる。このような様々な種類のハンドオーバのいずれについても、図2および図3に示した車載HMIシステム200を利用することで、故障の場合でも、必要な情報を運転者に確実に通知できる。
[第2実施形態]
第1実施形態と同様に、本実施形態においても、図1に示した車載システムを搭載した自動運転車両上で使用される車載HMIシステムに本発明を適用する場合を想定している。したがって、システム障害発生への対応が必要になる。
<車載HMIシステムの構成例>
車載HMIシステム200Bの構成例を図4に示す。図4に示した車載HMIシステム200Bは、例えば図1に示した表示出力デバイス21の一例として車載情報提示装置100の出力に接続し使用することを想定している。また、図4に示した車載HMIシステム200Bは後述するように、故障などの障害が発生した場合であっても、少なくともハンドオーバ要求のように重要度の高い情報を、確実に、且つ明示的に運転者に通知するためのバックアップ機能を搭載している。
図4に示した車載HMIシステム200Bは、メータディスプレイ210、センタディスプレイ220、HUDユニット230、統合ECU240、および副ECU250を備えている。メータディスプレイ210は、車両のメータユニット、すなわち計器板に備わっている表示部である。また、統合ECU240は、前記メータユニットに内蔵された電子制御ユニット(ECU)である。
副ECU250は、主にメータユニット以外の車載装置を制御することを目的として配置された制御ユニット(ECU)であるが、統合ECU240のバックアップとして動作するための特別な機能も搭載している。すなわち、副ECU250は統合ECU240の状態を監視すると共に、統合ECU240に故障などの障害が発生したことを検知すると、統合ECU240の代わりに表示制御を実施する。
センタディスプレイ220は、車両のセンターコンソール又はダッシュボードの中央付近に設置される表示部である。HUDユニット230は、第1実施形態と同様、ヘッドアップディスプレイ(HUD)の表示機能を実現する装置本体である。
したがって、図4に示した車載HMIシステム200Bは、互いに独立した3つの表示部としてメータディスプレイ210、センタディスプレイ220、およびHUDユニット230を利用することができる。
車両が自動運転状態であるときに自動運転に関連する様々な情報を運転者に対して提示する「自動運転表示部」については、メータディスプレイ210に割り当ててある。勿論、第1実施形態のように、状況に応じて「自動運転表示部」をセンタディスプレイ220やHUDユニット230に切り替えることも可能である。
図4に示した車載HMIシステム200Bにおいては、自動運転に関連する様々な情報を、統合ECU240が「自動運転表示部」であるメータディスプレイ210に出力するように構成してある。
しかし、統合ECU240の内部で故障が発生したり、統合ECU240の動作に異常が発生したような場合には、例えばハンドオーバ要求のように非常に重要な情報をメータディスプレイ210に送出できない状況になる。このような障害が発生すると、「自動運転表示部」の通知機能が利用できなくなるので、ハンドオーバが必要であるにもかかわらず、ハンドオーバを実施できない状況が発生する。
本実施形態においては、上記のような障害に対応するために、副ECU250がバックアップ制御250aを実施する。すなわち、統合ECU240の故障時には、運転者に通知すべき情報を、統合ECU240の代わりに、副ECU250が「自動運転表示部」として割り当てられているメータディスプレイ210に出力する。したがって、車載HMIシステム200Bに障害が発生した場合でも、ハンドオーバ要求等の情報を運転者に通知することが可能になる。なお、本実施形態ではメータディスプレイ210に出力するとしたが、ディスプレイの周辺に設置された警告灯に出力してもよい。
<車載HMIシステムの特徴的な動作例>
第2実施形態における副ECU250の特徴的な動作例を図5に示す。すなわち、副ECU250が図5の「通知情報バックアップ処理」を実行することにより、統合ECU240の故障等に対してバックアップの機能を実現できる。図5の動作は、例えば定期的に繰り返し実行される。図5の動作について以下に説明する。
副ECU250は、通信経路252もしくはSG21を利用して統合ECU240との間で相互に通信を行い、お互いの状態を監視する(S21)。この監視により、例えば副ECU250は統合ECU240内部の故障の有無を把握したり、統合ECU240が正常な通信動作を行っているか否かを把握することができる。
副ECU250が統合ECU240の故障等の障害を検知した場合には、S22からS23の処理に進む。そして、副ECU250は統合ECU240における情報表示機能の代行を開始する。つまり、これ以降はS24、S25の処理を実行する。
例えば、車載情報提示装置100が出力する出力信号SG21を監視することにより、副ECU250は、例えばハンドオーバ要求のような自動運転用の通知情報の発生を把握できる。また、副ECU250は通知情報の発生を検知するとS24からS25に進み、この通知情報を「自動運転表示部」であるメータディスプレイ210宛てに出力する。
したがって、統合ECU240の内部で故障が発生したり、統合ECU240の動作に異常が発生したような場合であっても、副ECU250が図5の動作を実行することにより、ハンドオーバ要求のような通知情報を副ECU250からメータディスプレイ210に出力できる。したがって、ハンドオーバが可能になる。
[第3実施形態]
第1実施形態と同様に、本実施形態においても、図1に示した車載システムを搭載した自動運転車両上で使用される車載HMIシステムに本発明を適用する場合を想定している。したがって、システム障害発生への対応が必要になる。
<情報伝達システム300の構成例>
自動運転機能を搭載した車両を含む情報伝達システム300の構成例を図6に示す。この情報伝達システム300は、車載装置310、センタ装置320、携帯端末330、およびネットワーク340を備えている。
図6に示した車載装置310が車両に搭載されている。また、この車両には図1に示した車載システムも含まれている。車載装置310には、車上ネットワーク311、車載ネットワークマイコン312、統合ECU240、複数の表示部314、315、316、スピーカ317、およびゲートウェイ318が備わっている。
車上ネットワーク311は、CAN (Controller Area Network)として構成され、多数の独立した制御ユニット(ECU)を互いに通信可能な状態で接続している。また、HMI系統の通信を制御するための車載ネットワークマイコン312が車上ネットワーク311に接続されている。
統合ECU240は、運転者に提示すべき様々な情報を、車載ネットワークマイコン312を経由して車上ネットワーク311から取得し、複数の表示部314、315、316、およびスピーカ317のいずれかに選択的に出力することができる。図1に示した車載システムが出力信号SG21等として出力する情報も、車上ネットワーク311から車載ネットワークマイコン312を経由して統合ECU240に入力される。
したがって、統合ECU240は、例えば自動運転システムから発生するハンドオーバ要求のような通知情報も、複数の表示部314、315、316、およびスピーカ317のいずれか又は複数を利用して出力することができる。また、車載ネットワークマイコン312は、統合ECU240の状態を監視して故障などの障害を検知する機能を有している。
一方、車上ネットワーク311に接続されたゲートウェイ318は、車載装置310と車外の装置との間で通信するための広域無線通信機能を搭載している。すなわち、ゲートウェイ318は、移動体通信事業者等が提供する無線基地局との間で無線通信回線を確保し、この無線基地局を経由してネットワーク340と接続することができる。ネットワーク340は、例えばインターネットのようなIP通信網である。
センタ装置320は、例えば通信サービスを提供する所定のデータセンタ内、様々な車両を管理する企業内などに設置され、例えばネットワーク340上のクラウドとして動作する。センタ装置320は、多数の車両を管理する機能を有するサーバであり、各々の車両から送信される情報を収集して各車両の状態を把握する。また、車両上で故障などの障害が発生した場合には、該当する車両の安全を確保するために必要な制御を実施する。
携帯端末330は、例えば各車両を運転している運転者の所有物であり、当該運転者の近傍、すなわち車両上に配置されていることが想定される。携帯端末330の具体例としては、携帯電話、スマートフォン、その他の携帯型情報端末などが想定される。
車両上の車載ネットワークマイコン312は、統合ECU240に故障などの障害が発生したことを検知すると、必要な情報をゲートウェイ318を利用して車両外に送信する。ゲートウェイ318が送信する送信信号319には、統合ECU240の故障を表す情報や、当該車両が自動運転中であることを表す情報などが含まれる。
また、この送信信号319は、ネットワーク340を経由してセンタ装置320に送信される。センタ装置320は、送信信号319に対応する監視情報321を受信して該当する車両を監視し、状態を把握する。また、車両上の統合ECU240が故障したことをセンタ装置320が検知した場合には、例えば当該車両におけるシステムから運転者へのハンドオーバ要求のような通知情報を、センタ装置320が携帯端末330に対して送出する。
また、携帯端末330が音声通話のみ可能な端末であれば、センタ装置320は電話呼出信号323を用いて該当する携帯端末330を呼び出してから音声情報を送信する。また、携帯端末330がPUSH通知を受け付け可能な端末である場合には、センタ装置320はPUSH情報322、324をネットワーク340を経由して携帯端末330に送信する。したがって、当該車両の運転者は、ハンドオーバ要求のような通知情報を、自分の携帯端末330で受け取ることができる。そのため、統合ECU240等が故障した場合であっても、ハンドオーバを実施できる。
<車載ネットワークマイコンの特徴的な動作>
本実施形態における車載ネットワークマイコン312の特徴的な動作例を図7に示す。すなわち、車載ネットワークマイコン312は統合ECU240の状態を監視するために図7に示した処理を繰り返し実行する。実際には、車載ネットワークマイコン312と統合ECU240との間で例えば定期的に通信を行うことにより、相手の動作異常を検知したり、故障等の状態を把握できる。
車載ネットワークマイコン312は、S31で統合ECU240の状態を監視し、統合ECU240における故障等の障害を検知すると、S32からS33の処理に進む。そして、車載ネットワークマイコン312はゲートウェイ318を利用して、統合ECU240の故障を表す情報を車両外部に送信する。ゲートウェイ318が送信する送信信号319は、ネットワーク340を経由してセンタ装置320に通知される。
また、車載ネットワークマイコン312は、自車両の自動運転制御部10が自動運転中であるか否かをS34で識別し、自動運転中であれば、自動運転中を表す情報をゲートウェイ318を利用して送信する。この情報はネットワーク340を経由してセンタ装置320に通知される。
また、車載ネットワークマイコン312は、自車両の自動運転に関連する様々な情報、例えば自動運転制御部10が生成するハンドオーバ要求などの情報を、ゲートウェイ318を利用して送信する。この情報はネットワーク340を経由してセンタ装置320に通知される。
<センタ装置の動作>
本実施形態におけるセンタ装置320の特徴的な動作例を図8に示す。すなわち、センタ装置320は図8の動作を実行することにより、各車両の状態を監視すると共に、車両に故障などが生じた場合に安全を確保するための制御を実施できる。
図8に示した例では、センタ装置320が車両毎のユーザ情報テーブルTB1を利用できる場合を想定している。このユーザ情報テーブルTB1は、各車両における携帯端末330の宛先、電話番号、利用可能な通信の種類などの予め登録された情報を不揮発性メモリなどの領域に保持している。図8の動作について以下に説明する。
センタ装置320は、監視情報321として受信した各車両の情報に基づいて、送信元の車両の状態を監視する(S41)。また、センタ装置320は、各車両における統合ECU240の故障等の障害を検知すると、S42からS43の処理に進む。
ステップS43では、センタ装置320は故障の情報を送信した車両のID等を特定し、このIDとユーザ情報テーブルTB1の登録内容とに基づいて、事前に登録した携帯端末330の宛先等を表す情報を取得する。
該当する携帯端末330において利用可能な通信の種類が音声通話だけの場合、あるいは音声通話優先の場合には、センタ装置320はS44からS45の処理に進む。そして、センタ装置320は携帯端末330(携帯電話)の呼出(CALL)を実行してから、必要な音声メッセージを送信する。これにより、例えば「ハンドオーバしますので運転の準備をして下さい」などの音声メッセージを運転者に通知する。
また、該当する携帯端末330においてPUSH通知を利用可能な場合には、センタ装置320はS46からS47の処理に進む。そして、センタ装置320は自動運転に関連する通知情報を、PUSH通知として宛先の携帯端末330へ送信する。この場合、PUSH通知を利用しているので、携帯端末330に対して運転者が何も操作しなくても、送信した情報を携帯端末330が自動的に受け取って表示などの出力処理を実行できる。
PUSH通知の具体的な利用形態としては、電子メール、SNS(Social Networking Service)上のメッセージ、携帯端末330上で動作する車両管理用の専用のアプリケーションソフトウェアが受付可能なメッセージなどが想定される。
なお、図6に示した情報伝達システム300の構成の変形例として、Eコールシステムを利用できる可能性がある。Eコールシステムは、自動車衝突事故に遭遇した人に、どの場所でも素早い援助を提供することを目的とした欧州委員会のプロジェクトにより規定されたものである。Eコールシステムは、事故発生時には、車載通信ユニットが、エアバッグ、衝突センサー情報、位置情報などを、センターへ自動的に連絡することができる。このEコールシステムがPUSH通知に対応している場合には、図6に示した情報伝達システム300の一部分を、Eコールシステムに置き換えることができる。
なお、例えば統合ECU240はメータディスプレイ210内に設置されていてもよいし、メータディスプレイ210、センタディスプレイ220、HUDユニット230とは別の装置内に設けられていてもよい。また、副ECU250はメータディスプレイ210内に設置されていてもよいし、メータディスプレイ210、センタディスプレイ220、HUDユニット230とは別の装置内に設けられていてもよい。
ここで、上述した本発明の実施形態に係る自動運転時情報伝達方法、自動運転時情報伝達装置、および自動運転時情報伝達システムの特徴をそれぞれ以下[1]〜[4]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 走行状態として運転者による運転制御に対する関与の度合いが異なる2以上の状態を有する自動運転車両において、前記運転者に対して情報を提示する自動運転時情報伝達方法であって、
前記走行状態には、前記運転制御が自動で実行される第1状態と、前記第1状態よりも前記運転者による前記関与の度合いが大きい第2状態とが含まれ、
前記運転者に対して情報を提示可能な複数の表示部(メータディスプレイ210、センタディスプレイ220、HUDユニット230)が存在する場合に、
前記複数の表示部のそれぞれに関する故障の有無を監視し(S11〜S13)、
前記複数の表示部の中で、少なくとも前記第1状態と前記第2状態との切り替わりに関連のある情報を出力する自動運転表示部(メータディスプレイ210)の故障を検知した場合に、前記情報の出力先を、前記自動運転表示部から故障の発生していない他の表示部に自動的に切り替える(S14、S15)、
ことを特徴とする自動運転時情報伝達方法。
[2] 走行状態として運転者による運転制御に対する関与の度合いが異なる2以上の状態を有する自動運転車両において、前記運転者に対して情報を提示する自動運転時情報伝達装置であって、
前記走行状態には、前記運転制御が自動で実行される第1状態と、前記第1状態よりも前記運転者による前記関与の度合いが大きい第2状態とが含まれ、
少なくとも前記第1状態と前記第2状態との切り替わりに関連のある情報を表示する1つ以上の自動運転表示部と、
前記自動運転表示部の表示内容を制御する主表示制御部(統合ECU240)と、
前記主表示制御部の動作状態を監視する副表示制御部(副ECU250)と、
を備え、
前記副表示制御部は、前記主表示制御部の故障を検知した場合に、前記主表示制御部に代わって前記情報を前記自動運転表示部に出力する(S22〜S25)、
ことを特徴とする自動運転時情報伝達装置(車載HMIシステム200B)。
[3] 走行状態として運転者による運転制御に対する関与の度合いが異なる2以上の状態を有する自動運転車両において、前記運転者に対して情報を提示するための自動運転時情報伝達システムであって、
前記走行状態には、前記運転制御が自動で実行される第1状態と、前記第1状態よりも前記運転者による前記関与の度合いが大きい第2状態とが含まれ、
前記自動運転車両の外側に配置された外部装置(センタ装置320)を備え、
前記自動運転車両は、少なくとも前記第1状態と前記第2状態との切り替わりに関連のある情報を表示する1つ以上の自動運転表示部(表示部314〜316)と、前記自動運転表示部の表示内容を制御する表示制御部(統合ECU240)と、前記自動運転車両の情報を当該自動運転車両の外部に送信する情報送信部(車載ネットワークマイコン312、ゲートウェイ318)とを有し、
前記外部装置は、前記自動運転車両から送信される情報に基づいて前記自動運転車両の状況を把握し(S41)、前記自動運転車両における所定の故障を検知(S42)した場合には、少なくとも前記第1状態と前記第2状態との切り替わりに関連のある情報を、前記運転者の近傍に存在する所定の携帯端末(330)に送信する(S45、S47)、
ことを特徴とする自動運転時情報伝達システム(情報伝達システム300)。
[4] 前記自動運転車両は、前記表示制御部の状態を監視する監視制御部(車載ネットワークマイコン312)を有し、
前記監視制御部は、前記表示制御部の故障を検知した場合に、少なくとも故障を表す情報および前記走行状態を表す情報(送信信号319)を、前記情報送信部を利用して前記外部装置に送信する、
ことを特徴とする上記[3]に記載の自動運転時情報伝達システム。
10 自動運転制御部
11 無線通信機器
12 道路地図データベース
13 位置検出部
14 車載カメラ
15 レーダ
16 アクセル制御部
17 ブレーキ制御部
18 操舵制御部
20 情報出力制御部
21 表示出力デバイス
22 照明出力デバイス
23 音/音声出力デバイス
24 振動出力デバイス
25 匂い出力デバイス
100 車載情報提示装置
200,200B 車載HMIシステム
210 メータディスプレイ
220 センタディスプレイ
230 HUDユニット
240 統合ECU
240a,250a バックアップ制御
241,242,243,251 信号経路
245 スピーカ
250 副ECU
252 通信経路
300 情報伝達システム
310 車載装置
311 車上ネットワーク
312 車載ネットワークマイコン
314,315,316 表示部
317 スピーカ
318 ゲートウェイ
319 送信信号
320 センタ装置
321 監視情報
322,324 PUSH情報
323 電話呼出信号
330 携帯端末
340 ネットワーク
SG01 自動/手動切替指示
SG10 警報レベル
SG11,SG12,SG13,SG14,SG15 入力情報
SG16,SG17,SG18 出力信号
SG21,SG22,SG23,SG24,SG25 出力信号
TB1 ユーザ情報テーブル

Claims (4)

  1. 走行状態として運転者による運転制御に対する関与の度合いが異なる2以上の状態を有する自動運転車両において、前記運転者に対して情報を提示する自動運転時情報伝達方法であって、
    前記走行状態には、前記運転制御が自動で実行される第1状態と、前記第1状態よりも前記運転者による前記関与の度合いが大きい第2状態とが含まれ、
    前記運転者に対して情報を提示可能な複数の表示部が存在する場合に、
    前記複数の表示部のそれぞれに関する故障の有無を監視し、
    前記複数の表示部の中で、少なくとも前記第1状態と前記第2状態との切り替わりに関連のある情報を出力する自動運転表示部の故障を検知した場合に、前記情報の出力先を、前記自動運転表示部から故障の発生していない他の表示部に自動的に切り替える、
    ことを特徴とする自動運転時情報伝達方法。
  2. 走行状態として運転者による運転制御に対する関与の度合いが異なる2以上の状態を有する自動運転車両において、前記運転者に対して情報を提示する自動運転時情報伝達装置であって、
    前記走行状態には、前記運転制御が自動で実行される第1状態と、前記第1状態よりも前記運転者による前記関与の度合いが大きい第2状態とが含まれ、
    少なくとも前記第1状態と前記第2状態との切り替わりに関連のある情報を表示する1つ以上の自動運転表示部と、
    前記自動運転表示部の表示内容を制御する主表示制御部と、
    前記主表示制御部の動作状態を監視する副表示制御部と、
    を備え、
    前記副表示制御部は、前記主表示制御部の故障を検知した場合に、前記主表示制御部に代わって前記情報を前記自動運転表示部に出力する、
    ことを特徴とする自動運転時情報伝達装置。
  3. 走行状態として運転者による運転制御に対する関与の度合いが異なる2以上の状態を有する自動運転車両において、前記運転者に対して情報を提示するための自動運転時情報伝達システムであって、
    前記走行状態には、前記運転制御が自動で実行される第1状態と、前記第1状態よりも前記運転者による前記関与の度合いが大きい第2状態とが含まれ、
    前記自動運転車両の外側に配置された外部装置を備え、
    前記自動運転車両は、少なくとも前記第1状態と前記第2状態との切り替わりに関連のある情報を表示する1つ以上の自動運転表示部と、前記自動運転表示部の表示内容を制御する表示制御部と、前記自動運転車両の情報を当該自動運転車両の外部に送信する情報送信部とを有し、
    前記外部装置は、前記自動運転車両から送信される情報に基づいて前記自動運転車両の状況を把握し、前記自動運転車両における所定の故障を検知した場合には、少なくとも前記第1状態と前記第2状態との切り替わりに関連のある情報を、前記運転者の近傍に存在する所定の携帯端末に送信する、
    ことを特徴とする自動運転時情報伝達システム。
  4. 前記自動運転車両は、前記表示制御部の状態を監視する監視制御部を有し、
    前記監視制御部は、前記表示制御部の故障を検知した場合に、少なくとも故障を表す情報および前記走行状態を表す情報を、前記情報送信部を利用して前記外部装置に送信する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の自動運転時情報伝達システム。
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