JP2016115250A - 情報提供装置、情報提供方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

情報提供装置、情報提供方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 通報慣れによる歩行者に対する注意喚起度合いの低下を防止して、歩行者の安全をより高める。【解決手段】 本発明は、車両8の接近を歩行者に通報する情報提供装置3に関する。歩行者4に情報提供を行う対象エリアJと当該対象エリアJに接近する車両8との相対位置情報と、車両8の速度情報を取得する取得部(通信部34,35)と、取得した相対位置情報と速度情報に基づいて、車両8の中から異常な走行を行う異常走行車両の存否を判定する判定処理を行い、この判定処理の結果に応じた歩行者向けの提供情報を出力する制御部31と、を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、情報提供装置、情報提供方法及びコンピュータプログラムに関する。より具体的には、車両の接近を歩行者に通報する交通安全支援の改良に関する。
携帯端末との相対位置に基づいて車載端末が歩行者への接近を判定し、接近と判定した場合に警告信号を携帯端末に送信することにより、歩行者に車両の接近を通報して歩行者の安全性を高める通報装置が既に知られている(例えば、特許文献1参照)。
この従来の通報装置では、警告信号を受信した携帯端末が仮想的な警告音を生成し、この警告音をスピーカやイヤホンから音声出力することにより、車両が接近したことを歩行者に通報する。
特開2009−78632号公報
従来の通報装置では、車両の走行状態とは無関係に車両の接近が歩行者に通報されるので、例えば、交通量の多い道路では歩行者が携帯端末から頻繁に通報を受けることになる。このため、歩行者が携帯端末からの通報に慣れてしまい、歩行者に対する交通安全支援の効果が次第に薄れるという問題がある。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑み、通報慣れによる歩行者に対する注意喚起度合いの低下を防止することにより、歩行者の安全をより高めることができる情報提供装置等を提供することを目的とする。
(1) 本発明の一態様に係る情報提供装置は、車両の接近を歩行者に通報する情報提供装置であって、前記歩行者に情報提供を行う対象エリアと当該対象エリアに接近する前記車両との相対位置情報と、前記車両の速度情報を取得する取得部と、取得した前記相対位置情報と前記速度情報に基づいて、前記車両の中から異常な走行を行う異常走行車両の存否を判定する判定処理を行い、この判定処理の結果に応じた歩行者向けの提供情報を出力する制御部と、を備える。
(10) 本発明の一態様に係るコンピュータプログラムは、車両の接近を歩行者に通報する情報提供装置として、コンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、前記情報提供装置の取得部が、前記歩行者に情報提供を行う対象エリアと当該対象エリアに接近する前記車両との相対位置情報と、前記車両の速度情報を取得するステップと、前記情報提供装置の制御部が、取得した前記相対位置情報と前記速度情報に基づいて、前記車両の中から異常な走行を行う異常走行車両の存否を判定する判定処理を行い、この判定処理の結果に応じた歩行者向けの提供情報を出力するステップと、を含む。
(11) 本発明の一態様に係る情報提供方法は、車両の接近を歩行者に通報する情報提供方法であって、情報提供装置の取得部が、前記歩行者に情報提供を行う対象エリアと当該対象エリアに接近する前記車両との相対位置情報と、前記車両の速度情報を取得するステップと、前記情報提供装置の制御部が、取得した前記相対位置情報と前記速度情報に基づいて、前記車両の中から異常な走行を行う異常走行車両の存否を判定する判定処理を行い、この判定処理の結果に応じた歩行者向けの提供情報を出力するステップと、を含む。
本発明によれば、通報慣れによる歩行者に対する注意喚起効果の低下を防止することができるので、歩行者の安全をより高めることができる。
本発明の実施形態に係る情報提供システムが設置された交差点の一例を示す道路平面図である。 電光表示板及び路側拡声器の設置例を示す正面図である。 情報提供装置の構成例を示すブロック図である。 携帯端末の構成例を示すブロック図である。 情報提供装置の制御部の処理内容を示すフローチャートである。 携帯端末による歩行者向けの提供情報の表示例を示す説明図である。 情報提供装置の制御部の別の処理内容を示すフローチャートである。 携帯端末による歩行者向けの提供情報の別の表示例を示す説明図である。 車両の搭乗者に対する車両向けの提供情報の表示例を示す説明図である。 車両の搭乗者に対する車両向けの提供情報の別の表示例を示す説明図である。
<本発明の実施形態の概要>
以下、本発明の実施形態の概要を列記して説明する。
(1) 本実施形態の情報提供装置は、車両の接近を歩行者に通報する情報提供装置であって、前記歩行者に情報提供を行う対象エリアと当該対象エリアに接近する前記車両との相対位置情報と、前記車両の速度情報を取得する取得部と、取得した前記相対位置情報と前記速度情報に基づいて、前記車両の中から異常な走行を行う異常走行車両の存否を判定する判定処理を行い、この判定処理の結果に応じた歩行者向けの提供情報を出力する制御部と、を備える。
本実施形態の情報提供装置によれば、制御部が、対象エリアに接近する車両の中から異常な走行を行う異常走行車両の存否を判定する判定処理を行い、この判定処理の結果に応じた歩行者向けの提供情報を出力する。
このため、異常走行車両の場合に限り提供情報を出力したり、異常走行車両の場合とそうでない場合とで提供情報の内容を変えたりするなど、通報する提供情報の重要度に応じて出力態様を情報提供側が選択することができる。
従って、単純に車両の接近をすべて通報する従来方法に比べて、通報慣れによって歩行者の注意喚起度合いが低下するのを防止することができ、歩行者の安全をより高めることができる。
(2) 本実施形態の情報提供装置において、より具体的には、前記制御部は、前記判定処理の結果が前記異常走行車両の存在である場合にのみ、前記異常走行車両の接近を通報する前記歩行者向けの提供情報を出力することすればよい。
このようにすれば、実際に歩行者が危険に晒される場合に限り、歩行者向けの提供情報が歩行者に報知されるので、通報慣れによって歩行者の注意喚起度合いが低下するのを防止することができる。
(3) 本実施形態の情報提供装置において、前記制御部は、前記判定処理の結果が前記異常走行車両の不存在である場合は、前記歩行者向けの提供情報として、前記異常走行車両以外の通常車両の接近を通報する第1の提供情報を出力し、前記判定処理の結果が前記異常走行車両の存在である場合は、前記歩行者向けの提供情報として、前記異常走行車両の接近を通報する第2の提供情報を、前記第1の提供情報との相違を前記歩行者が判別できる形式にて出力することにしてもよい。
このようにすれば、第1の提供情報により、通常車両の接近についても歩行者に通報できるので、歩行者向けの提供情報の種類を豊富化できる。
また、第2の提供情報は、第1の提供情報との相違を歩行者が判別できる形式(例えば、形状や色彩などの視覚的な相違や、音量などの聴覚的な相違)にて出力されるので、通報慣れによって歩行者の注意喚起度合いが低下するのを防止することができる。
(4) 本実施形態の情報提供装置において、前記取得部は、前記歩行者が携帯する携帯端末から、当該携帯端末の位置情報と、前記歩行者の属性情報を取得し、前記制御部は、取得した前記位置情報と前記属性情報に基づいて、前記属性情報に該当する前記歩行者が前記対象エリアに存在することを通報する車両向けの提供情報を出力することにしてもよい。
このようにすれば、属性情報の受信側である車両が、対象エリアに存在する歩行者の属性情報を搭乗者に報知することにより、搭乗者に対する注意喚起を歩行者の属性ごとに行うことができる。
(5) 本実施形態の情報提供装置において、前記制御部は、前記属性情報を取得した場合にのみ、当該属性情報に該当する前記歩行者の存在を通報する前記車両向けの提供情報を出力することにしてもよい。
このようにすれば、歩行者が所定の属性に該当する場合に限り、車両向けの提供情報が車両の搭乗者に報知されるので、通報慣れによって搭乗者の注意喚起度合いがの低下するのを防止することができる。
(6) 本実施形態の情報提供装置において、前記制御部は、前記属性情報を取得しない場合には、前記車両向けの提供情報として、前記属性情報に該当しない前記歩行者が前記対象エリアに存在することを通報する第1の提供情報を出力し、前記属性情報を取得した場合には、前記車両向けの提供情報として、前記属性情報に該当する前記歩行者が前記対象エリアに存在することを通報する第2の提供情報を、前記第1の提供情報との相違を前記車両の搭乗者が判別できる形式にて出力することにしてもよい。
このようにすれば、第1の提供情報により、通常の歩行者の存在についても車両の搭乗者に通報できるので、車両向けの提供情報の種類を豊富化できる。
また、第2の提供情報は、第1の提供情報との相違を車両の搭乗者が判別できる形式(例えば、形や色彩などの視覚的な相違や、音量などの聴覚的な相違)にて出力されるので、通報慣れによって搭乗者の注意喚起度合いが低下するのを防止することができる。
(7) 本実施形態の情報提供装置において、前記判定処理には、例えば、前記対象エリアから所定距離だけ離れた位置で所定速度以上の高速で走行する、高速走行車両を判定する処理が含まれる。
この場合、高速走行車両の存在を歩行者に報知できるようになる。
(8) 本実施形態の情報提供装置において、前記判定処理には、交差点である前記対象エリアに通行権がない状態で通行することが推定される、信号無視車両を判定する処理を含めてもよい。
この場合、信号無視車両の存在を歩行者に報知できるようになる。
(9) 本実施形態の情報提供装置において、前記判定処理には、前記対象エリアから所定距離だけ離れた位置において所定頻度以上で蛇行を繰り返す、蛇行走行車両を判定する処理を含めてもよい。
この場合、蛇行走行車両の存在を歩行者に報知できるようになる。
(10) 本実施形態のコンピュータプログラムは、車両の接近を歩行者に通報する上述の(1)〜(9)の情報提供装置として、コンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムに関する。従って、本実施形態のコンピュータプログラムは、上述の(1)〜(9)の情報提供装置と同様の作用効果を奏する。
(11) 本実施形態の情報提供方法は、車両の接近を歩行者に通報する上述の(1)〜(9)の情報提供装置が実行する方法に関する。従って、本実施形態の情報提供方法は、上述の(1)〜(9)の情報提供装置と同様の作用効果を奏する。
<本発明の実施形態の詳細>
以下、図面を参照して、本発明の実施形態の詳細を説明する。なお、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
〔システムの全体構成〕
図1は、本発明の実施形態に係る情報提供システムが設置された交差点Jの一例を示す道路平面図である。
図1に示す情報提供システムは、交差点Jに向かって流入する複数の車両8の中から、速度超過、信号無視及び蛇行走行などの異常な走行を行う車両(以下、「異常走行車両」という。)を抽出し、交差点J付近の歩行者4に通報するシステムである。
本実施形態の情報提供システムは、信号灯器1、交通信号制御機2、情報提供装置3、歩行者4が携帯する携帯端末5、電光表示板6、路側センサ7、及び車両8に搭載された車載端末9などを備える。
信号灯器1は、交差点Jに向かって走行する車両8に通行権の有無を灯色で表示する車両灯器よりなる。図1では省略しているが、交差点Jには、横断歩道を通行する歩行者4に通行権の有無を灯色と点滅で表示する歩行者灯器10(図2参照)も設置されている。
交通信号制御機2は、交通管制センターの中央装置(図示せず)から通知された信号制御指令或いは定周期制御による所定のステップに従って、信号灯器1の灯色切り替えタイミングを決定する。
また、交通信号制御機2は、右折感応制御や歩行者支援制御などの地点感応制御を行った場合には、その制御によって変更されたステップ秒数に従って、信号灯器1の灯色切り替えタイミングを決定する。
情報提供装置3は、情報提供の対象エリアである交差点Jに存在する携帯端末5との通信がより確実となるように、交差点Jの近傍(例えば、交通信号制御機2が設置された支柱など)に設置されている。
情報提供装置3は、交差点Jを横断する歩行者4にとって危険となる異常走行車両を車両8の中から検出すると、異常走行車両の接近を知らせる歩行者向けの提供情報を、携帯端末5と電光表示板6などの路側装置に送信する。
図2は、電光表示板6及び路側拡声器11の設置例を示す正面図である。
図2に示すように、電光表示板6は、例えば、LED(Light Emitting Diode)などの縦横に並ぶ多数の発光素子を有する掲示板を有し、情報提供装置3から受信した提供情報の内容に応じて、所定の文字及び図形などを電光表示する。電光表示板6は、できるだけ多くの歩行者4に情報提供できるように、歩行者灯器10を支持するブラケットに取り付けられ、歩行者灯器10に隣接した位置に配置されている。
電光表示板6の代わりに、或いは、電光表示板6に加えて路側拡声器(スピーカ)11を交差点Jの適所に設けることにしてもよい。図2の例では、路側拡声器11が電光表示板6に隣接した位置に設置されているが、設置位置はこれに限定されない。
路側拡声器11は、情報提供装置3から受信した提供情報の内容を読み上げたり、大音響の仮想音源を交差点Jに向けて出力したりして、異常走行車両の接近を注意喚起する音声や音響を交差点Jの周囲の歩行者4に放送する。
図1に戻り、路側センサ7は、交差点Jに流入する車両8の走行状態(位置及び速度など)を計測する機能を有する路側に設置されたセンサである。
路側センサ7は、交差点Jから上流側の所定位置(例えば、200mの位置)までの範囲を監視エリアとする、例えば3次元レーザレーダ又は監視カメラなどよりなる。3次元レーザレーダは、車両8にパルスレーザ光を三次元的に照射し、反射光の帰還時間を計測することで、監視エリアを通行する車両8の位置と速度を検出する。
監視カメラは、車両8の受像データに所定の画像処理を行って車両8を識別し、車両8と判定された受像データが、道路位置と対応づけられた座標のどの位置にあるかにより、車両8の位置と速度を検出する。
図1では、東向きの流入路を走行する車両8を監視する1つの路側センサ7が例示されているが、交差点Jの他の西向き、南向き及び北向きの流入路にも、車両8を監視する路側センサ7が設置されている。
車載端末9は、例えば700MHz帯ITS規格に従って車車間通信する通信機能を備えた通信装置よりなる。車載端末9は、自機が搭載された車両8の現時点における位置、速度、方位及びハンドルの操舵角などの車両状態情報を、他の車両8の車載端末9と無線で情報交換している。
情報提供装置3は、路側センサ7の監視エリア内で車載端末9がブロードキャストした上記の車両状態情報を受信することができる。
〔情報提供装置の構成〕
図3は、情報提供装置3の構成例を示すブロック図である。
図3に示すように、情報提供装置3は、制御部31、駆動部32、記憶部33、無線通信部34、及び有線通信部35を含む。
制御部31は、1又は複数のマイクロコンピュータよりなる。制御部31は、内部バスなどを介して他のハードウェア各部32〜35と接続されており、これらのハードウェア各部32〜35の動作を制御する。
制御部31は、交差点Jに流入する車両8が異常走行車両か否かを判定し、異常走行車両である場合に、異常走行の種別と存在方向などを含む歩行者向けの提供情報を、駆動部32と無線通信部34に出力する。なお、上記判定処理の詳細については後述する。
駆動部32は、歩行者向けの提供情報の内容通りに外部装置を駆動するための駆動信号を生成し、生成した駆動信号を電光表示板6及び路側拡声器11のうちの少なくとも1つに送信する。
電光表示板6は、受信した駆動信号に応じて、提供情報の内容(例えば、「西から信号無視車両が接近中」など)を電光表示する。路側拡声器11は、受信した駆動信号に応じて、提供情報の内容を読み上げて出力したり、大音響の仮想音源を出力したりする。
無線通信部34は、無線LAN及びBluetooth(「Bluetooth」は登録商標である。)など、携帯端末5が対応する通信プロトコルにて当該携帯端末5と無線通信を行う通信インタフェースを有する。無線通信部34は、所定の通信プロトコル(例えば、700MHz帯ITS規格)にて車載端末9と無線通信を行う通信インタフェースも有する。
有線通信部35は、交通信号制御機2、電光表示板6及び路側拡声器11などの路側装置と有線通信を行うための通信インタフェースである。
有線通信部35は、信号灯色の切り替え替えタイミングを含む信号情報を交通信号制御機2から受信すると、受信した信号情報を制御部31に渡す。制御部31は、有線通信部35から取得した信号情報を、異常走行車両の判定処理(図5参照)に用いる。
有線通信部35は、車両8の位置及び速度などを含むセンサ情報を路側センサ7から受信すると、受信したセンサ情報を制御部31に渡す。制御部31は、有線通信部35から取得したセンサ情報を、異常走行車両の判定処理(図5参照)に用いる。
無線通信部34は、車車間通信で送受信される車両状態情報を車載端末9から受信すると、受信した車両状態情報を制御部31に渡す。制御部31は、無線通信部34から取得した車両状態情報を、異常走行車両の判定処理(図5参照)に用いる。
無線通信部34は、制御部31が歩行者向けの提供情報を格納した歩行者用パケットを生成すると、生成された歩行者用パケットを歩行者4の携帯端末5にブロードキャスト送信する。
無線通信部34は、制御部31が車両向けの提供情報(例えば、高齢者又は身障者などの歩行者が横断中などの情報)を含む車両用パケットを生成すると、生成された車両用パケットを車載端末9にブロードキャスト送信する。
記憶部33は、ハードディスクや半導体メモリ等から構成されている。記憶部33は、信号情報などの各種データの一時的なメモリ領域のほか、所定の情報処理を行うためのコンピュータプログラムの格納領域を備えている。
記憶部33に格納されたコンピュータプログラムは、情報提供装置3の制御部31を、異常走行車両の判定処理や判定後の提供情報の出力など(図5参照)を実行する、情報処理部として機能させるためのコンピュータプログラムである。
このコンピュータプログラムは、CD−ROMやDVD−ROMなどの周知の記録媒体に記録した状態で譲渡することもできるし、サーバコンピュータなどのコンピュータ装置からの情報伝送(ダウンロード)によって譲渡することもできる。
〔携帯端末の構成〕
図4は、携帯端末5の構成例を示すブロック図である。
図4では、歩行者4が保持する携帯端末5の一例として、折り畳み式の携帯電話機とスマートフォンが例示されている。もっとも、携帯端末5は、歩行者4が携帯可能でかつ情報提供装置3と通信可能な情報処理装置であればよく、例えば、タブレット型コンピュータやノートPCなどであってもよい。
図4に示すように、携帯端末5は、制御部51、通信部52、記憶部53、表示部54、スピーカ55及び操作部56を含む。
通信部52は、通信キャリアの基地局装置を介した電話及びデータ通信が可能な通信インタフェースと、無線LAN及びBluetoothなどの、所定の通信プロトコルにて情報提供装置3と無線通信する通信インタフェースとを有する。
制御部51は、CPU、ROM及びRAMなどを含む。制御部51は、記憶部53に記憶されたOS(Operating System)などのコンピュータプログラムを読み出して実行することにより、携帯端末5の全体の動作を制御する。
記憶部53は、ハードディスクや不揮発性のメモリなどより構成されており、各種のコンピュータプログラムやデータを記憶する。
記憶部53は、歩行者4(以下、「利用者」ともいう。)が自身の嗜好に応じて所定のサーバからインストールした各種のアプリケーションソフトウェア(以下、「アプリケーション」と略記する。)を記憶している。
このアプリケーションには、情報提供装置3からの歩行者向けの提供情報の取得を契機として起動し、取得した提供情報の内容を所定の方式にて歩行者4に報知するアプリケーションが含まれる。
表示部54は、例えば液晶ディスプレイよりなる。表示部54は、情報提供装置3から受信した歩行者用パケットに含まれる提供情報を利用者に表示する。
例えば、表示部54は、提供情報に含まれる異常走行車両の種別や、危険である旨を文字や図形などで表示する(図6参照)。また、携帯端末5が交差点Jの図形情報を保持する場合には、表示部54に、交差点Jの平面図又は鳥瞰図よりなる画像データを一緒に表示させることにしてもよい。
スピーカ55は、情報提供装置3から受信した歩行者用パケットに含まれる提供情報の内容を利用者に音声出力する。スピーカ55は、携帯端末5の内蔵スピーカでもよいし、イヤホン装着時のイヤホンスピーカでもよい。
例えば、提供情報の内容が「南側からの高速走行車両の接近」である場合には、制御部51は、読み上げ形式でその内容が音声出力されるようにスピーカ55を駆動する。制御部51は、大音響の仮想音源をスピーカ55に出力させてもよい。また、振動モータを有する携帯端末5の場合には、振動モータを駆動させることにしてもよい。
操作部56は、表示部54の画面タッチに応じて操作信号を生成するタッチインタフェース、押しボタン操作に応じて操作信号を生成する操作インタフェース、及び、マイクへの音声入力に応じて操作信号を生成する音声インタフェースなどよりなる。
操作部56は、上記の少なくとも1つのインタフェースに対する利用者の操作入力に応じた操作信号を制御部51に出力し、制御部51は、操作部56から取得した操作信号に応じた情報処理を行う。
本実施形態の携帯端末5は、GPS信号から現在時刻を取得して時刻を補正する時刻同期機能を有する。従って、携帯端末5と情報提供装置3の通信が確立すると、両者間のローカル時刻は同期する。
また、携帯端末5は、GPS信号から歩行者4の現在位置(緯度、経度及び高度)を計測する位置検出機能、及び、内蔵する方位センサによって歩行者4の方位及び角速度などを計測する方位検出機能などを有していてもよい。
〔情報提供装置の処理内容〕
図5は、情報提供装置3の制御部31の処理内容を示すフローチャートである。
情報提供装置3の制御部31は、図5に示す処理を所定の制御周期(例えば、0.2秒)ごとに実行する。
図5に示すように、制御部31は、まず、対象エリアである交差点Jに車両8が接近中であるか否かの判定を、繰り返し実行する(ステップST1)。
上記の判定は、センサ情報に含まれる車両8の現在位置が、交差点Jの基準位置(例えば停止線位置)から所定の監視距離(例えば、200m)までの監視エリア内であるか否かによって行うことができる。
或いは、上記の判定は、車両状態情報に含まれる車両8の方位が交差点Jの流入側であり、当該車両8の現在位置が、交差点Jの基準位置から所定の監視距離までの監視エリア内であるか否かによって行うこともできる。
上記の判定を言い換えると、交差点Jの基準位置から見た車両8の現在位置の相対位置情報(=道のり距離)が監視エリア内か否かの判定である。
従って、記憶部33が交差点Jの基準位置を記憶しておれば、制御部31は、車両8の現在位置を、通信部34,35が受信する情報から取得すれば足りる。もっとも、交差点Jの基準位置を他装置から受信する場合は、情報提供装置3は、相対位置情報の算出のために、交差点Jの基準位置と車両8の現在位置の双方を外部から取得する必要がある。
上記の判定結果が肯定的である場合には、制御部31は、監視エリア内でかつ交差点Jに接近中の車両8の中に、異常走行車両が存在するか否かを判定する、「異常走行車両の判定処理」を実行する(ステップST2)。
本実施形態では、異常走行車両の種別として、「規制速度を超過した高速走行車両」(以下、「高速走行車両」という。)、「信号無視又は信号見落とし車両」(以下、「信号無視車両」という。)、及び「蛇行走行車両」の3種類を想定している。
制御部31は、接近中の1又は複数の車両8が、上記の3種類の出力に該当するか否かを判定する。
例えば、制御部31は、監視エリア内で接近中の車両8が、交差点Jの基準位置から所定の警戒距離(例えば150m)以内に存在しており、かつ、接近中の車両8の速度が所定の閾値(例えば時速100km)以上である場合には、当該車両8を「高速走行車両」であると判定する。
また、制御部31は、接近中の車両8に対する信号灯色が赤の状態で、接近中の車両8が、交差点Jの基準位置から所定の警戒距離(例えば、30m)以内に存在しており、かつ、その車両8の減速度が所定の閾値以下である場合には、当該車両8を「信号無視車両」と判定する。
更に、制御部31は、接近中の車両8の走行軌跡が、所定時間内において所定回数以上車線を跨ぐ変動を繰り返しており、その繰り返し頻度が所定の閾値以上である場合には、当該車両8を「蛇行走行車両」と判定する。
車両状態情報にハンドルの操舵角が含まれる場合には、所定時間内において所定回数以上ハンドルの操舵角の方向反転が繰り返され、その繰り返し頻度が所定の閾値以上である場合に、当該車両8を「蛇行走行車両」と判定することにしてもよい。
上記の判定処理の結果、異常走行車両ありと判定した場合(ステップST3でYes)、すなわち、「高速走行車両」、「信号無視車両」又は「蛇行走行車両」である車両8が存在する場合は、制御部31は、歩行者向けの提供情報を出力する(ステップST4)。
上記の判定処理の結果、異常走行車両なしと判定した場合(ステップST3でNo)、すなわち、「高速走行車両」、「信号無視車両」又は「蛇行走行車両」である車両8が存在しない場合は、制御部31は、歩行者向けの提供情報を出力せずに処理を終了する。
制御部31は、歩行者向け提供情報には、判定処理(ステップST2)において検出した異常走行車両の「存在方向」と、「異常走行の種別」(高速走行、信号無視又は蛇行走行)を含める。
存在方向とは、交差点J(対象エリア)から見た場合の異常走行車両の存在位置の方向である。例えば、異常走行車両の流入方向が「東向き」の場合は、その異常走行車両の存在方向は、交差点Jから見て「西」となる。
制御部31は、「存在方向」と「異常の種別」を含む歩行者向けの提供情報を、駆動部32と無線通信部34の双方に出力する。駆動部32は、制御部31が出力する提供情報の内容の通りに路側の電光表示板6及び路側拡声器11などを駆動する。
また、無線通信部34は、歩行者向けの提供情報を歩行者用パケットに含めて携帯端末5にブロードキャスト送信し、携帯端末5は、無線通信部34から受信した歩行者向けの提供情報を、表示部54に表示するなどにより歩行者4に提供する。
〔携帯端末による情報提供〕
次に、情報提供装置3から受信した提供情報を、携帯端末5が歩行者4に提供する情報提供処理の一例を説明する。
なお、以下において、提供情報を表示するなどにより、歩行者4などの人に対して情報提供を継続する所定の期間(情報提供の開始から終了までの期間)を、「提供期間」(例えば10秒間)という。
図6は、携帯端末5による歩行者向けの提供情報の表示例を示す説明図である。
具体的には、異常走行車両の存在のみを情報提供する情報提供装置3(図5の処理を実行する情報提供装置3)から歩行者用パケットを受信する、携帯端末5による提供情報の表示例である。
図6に示すように、携帯端末5の制御部51は、情報提供装置3から歩行者向けの提供情報を含む歩行者用パケットを受信すると、注意喚起のための表示領域57を含む表示画面58を表示部54に表示させる。
また、制御部51は、歩行者向けの提供情報から異常走行車両の「存在方向」と「異常の種別」を抽出し、それらの情報の組み合わせに応じた警告内容を、表示領域57の内部に表示する。
例えば、存在方向が「西」でかつ異常の種別が「信号無視車両」である場合には、制御部51は、交差点Jの西側の道路に対応して表示領域57を配置し、「危険! 西から信号無視車両が接近中」などの注意喚起の文章を表示領域57の内部に表示する。
同様に、存在方向が「南」でかつ異常の種別が「高速走行車両」である場合には、制御部31は、交差点Jの南側の道路に対応して表示領域を配置し、「危険! 北から高速走行車両が接近中」などの注意喚起の文章を表示領域に表示する。
なお、異常走行車両の存在方向は、東西南北などの絶対方位ではなく、例えば、地名を含む方面(例えば、「○○町方面」)で表現するなど、歩行者4が咄嗟に理解し易い表現にしてもよい。
上記の表示領域57の立ち上げと同時に、制御部31は、表示領域57と同様の内容をスピーカ55に音声出力させたり、警告音をスピーカ55に出力させたり、振動モータを駆動して携帯端末5をバイブレートさせたりすることが好ましい。
このようにすれば、単に表示領域57を立ち上げて歩行者4に注意喚起する場合に比べて、歩行者4が異常走行車両の発生に気づき易くなる。
また、本実施形態では、交差点Jに設置された電光表示板6及び路側拡声器11の少なくとも1つが、情報提供装置3から受信した歩行者向けの提供情報の内容通りの駆動信号によって駆動される。
このため、携帯端末5による歩行者向けの提供情報を歩行者4に報知するだけの場合に比べて、歩行者4が異常走行車両の発生に気づき易くなるという効果がある。
なお、図6の表示例では、表示部54の表示画面58に、交差点Jと対応する画像データが表示されているが、交差点Jの画像データを表示せずに、注意喚起の文章などを含む表示領域57のみを、表示画面58に表示することにしてもよい。
携帯端末5の制御部51は、表示部54やスピーカ55などを用いた上記の情報提供を、所定の提供期間だけ継続する。従って、提供期間が経過した場合又は提供期間中に操作部56に所定の操作が行われた場合は、制御部51は上記の情報提供を終了する。
〔情報提供装置の効果〕
以上の通り、本実施形態の情報提供装置3によれば、制御部31が、異常走行車両の判定処理の結果が異常走行車両の存在である場合にのみ、異常走行車両の接近を通報する歩行者向けの提供情報を出力するので(図5のステップST2,ST3)、実際に歩行者4が危険に晒される場合に限り、歩行者向けの提供情報が歩行者4に報知される。
従って、単純に車両8の接近をすべて通報する場合に比べて、通報慣れによって歩行者4の注意喚起度合いが低下するのを防止できすることができ、歩行者4の安全をより高めることができる。
〔第1の変形例〕
図7は、情報提供装置3の制御部31の別の処理内容を示すフローチャートである。
第1の変形例においても、情報提供装置3の制御部31は、図7に示す処理を所定の制御周期(例えば、0.2秒)ごとに実行する。
第1の変形例に係る処理(図7)では、異常走行車両の存否に応じて、歩行者向けの提供情報の内容を変更する点で、上述の実施形態に係る処理(図5)と相違する。
すなわち、第1の変形例に係る情報提供装置3において、制御部31は、異常走行車両が存在しない場合(ステップST3でNoの場合)には、歩行者向けの「第1の提供情報」を出力し(ステップST5)、異常走行車両が存在する場合(ステップST3でYesの場合)には、歩行者向けの「第2の提供情報」を出力する(ステップST6)。
ここで、歩行者向けの第1の提供情報とは、例えば、異常走行車両ではない通常の車両8(以下、「通常車両」という。)が交差点Jに接近中であることを報知する情報をいう。歩行者向けの第2の提供情報の内容は、上述の実施形態の場合における歩行者向けの提供情報と同様である。
従って、情報提供装置3の制御部31は、監視エリア内において交差点Jに接近中の車両8が存在する場合には、異常走行車両が存在しなくても、通常車両の存在方向を含む第2の提供情報を、駆動部32と無線通信部34の双方に出力する。
また、制御部31は、第1の提供情報と第2の提供情報との相違を歩行者4が判別できる形式にて、両者を出力する。
歩行者4が情報を判別できる形式とは、例えば、第1の提供情報と第2の提供情報とで歩行者4に対する形状や色彩などの視覚的な相違を与えたり、第2の提供情報だけ音声出力して歩行者4に対する聴覚的な相違を与えたりすることをいう。
図8は、携帯端末5による歩行者向け提供情報の別の表示例を示す説明図である。
具体的には、異常走行車両の存在と通常車両の存在の双方を情報提供する情報提供装置3(図7の処理を実行する情報提供装置3)から歩行者用パケットを受信する、携帯端末5による提供情報の表示例である。
図8(a)は、携帯端末5が所定の提供期間中に第1の提供情報のみを受信した場合の表示例である。図8(a)に示すように、携帯端末5の制御部51は、情報提供装置3から歩行者向けの第1の提供情報を含む歩行者用パケットを受信すると、注意喚起のための表示領域59を含む表示画面58を表示部54に表示させる。
また、制御部51は、第1の提供情報から通常車両の「存在方向」を抽出し、その方向に対応する道路に表示領域59を配置する。
例えば、存在方向が「西」である場合には、制御部51は、交差点Jの西側の道路に対応して表示領域59を配置し、「西側に車両あり」などの注意喚起の文章をその表示領域59の内部に表示する。
同様に、存在方向が「南」である場合には、制御部31は、交差点Jの南側の道路に対応して表示領域を配置し、「南側に車両あり」などの注意喚起の文章を表示領域に表示する。
図8(a)に示すように、第1の提供情報の表示領域59は、後述の第2の提供情報の表示領域60(図8(b)及び(c)参照)よりも小さくなっており、両情報が異なることを歩行者4が視覚的に判別できるようになっている。
図8(b)は、携帯端末5が所定の提供期間中に第2の提供情報のみを受信した場合の表示例である。図8(b)に示すように、携帯端末5の制御部51は、情報提供装置3から歩行者向けの第2の提供情報を含む歩行者用パケットを受信すると、注意喚起のための表示領域60を含む表示画面58を表示部54に表示させる。
また、制御部51は、第2の提供情報から異常走行車両の「存在方向」と「異常の種別」を抽出し、それらの組み合わせに応じた警告内容を、表示領域60の内部に表示する。この点は、上述の実施形態の場合と同様である。
図8(c)は、携帯端末5が所定の提供期間中に第1及び第2の提供情報の双方を受信した場合の表示例である。
携帯端末5の制御部51は、例えば次の条件A1又はA2が成立する場合に、通常車両の存在を注意喚起するための表示領域59と、異常走行車両の存在を注意喚起するための表示領域60とを表示画面58に表示させる。
条件A1:第1の提供情報の受信を契機として、通常車両の存在を注意喚起するための表示領域59を含む表示画面58(図8(a)の表示画面58)を表示した後、所定の提供期間が経過する前に、第2の提供情報を受信した場合
条件A2:第2の提供情報の受信を契機として、異常走行車両の存在を注意喚起するための表示領域60を含む表示画面58(図8(b)の表示画面58)を表示した後、所定の提供期間が経過する前に、第1の提供情報を受信した場合
条件A1の場合には、携帯端末5の制御部51は、通常車両の存在方向を含む表示領域59に加えて、異常走行車両の存在方向と種別を含む表示領域60を、表示画面58に追加的に表示する。
条件A2の場合には、携帯端末5の制御部51は、異常走行車両の存在方向と種別を含む表示領域60に加えて、通常車両の存在方向を含む表示領域59を、表示画面58に追加的に表示する。
なお、図8(c)の表示例では、通常車両と異常走行車両がいずれも西側から進入する場合を例示しているが、通常車両と異常走行車両の存在方向が異なる場合には、それぞれの車両の存在方向に対応する道路位置に、各表示領域59,60が配置される。
第1の変形例において、第1の提供情報と第2の提供情報の視覚的な相違は、表示領域59,60の大きさ及び形状の相違だけでなく、色彩及び点滅/非点滅などのその他の視覚的な相違によって表現することもできる。
また、第1の提供情報を表示する場合にはスピーカ55から音声出力せず、第2の提供情報を表示する場合には、スピーカ55から読み上げや音響を出力するなどにより、両情報の相違を聴覚的に歩行者4に知らせることにしてもよい。
上記の通り、第1の変形例によれば、歩行者向けの第1の提供情報により、通常車両の接近についても歩行者4に通報できるので、歩行者向けの提供情報の種類を豊富化することができる。
また、歩行者向けの第2の提供情報が、第1の提供情報との相違を歩行者4が判別できる形式にて出力されるので、通報慣れによって歩行者4の注意喚起度合いが低下するのを防止することができる。
〔第2の変形例〕
上述の実施形態において、携帯端末5の記憶部53が歩行者4の属性情報を予め記憶している場合には、携帯端末5の制御部51は、携帯端末5の現在位置の位置情報とその属性情報を通知する制御パケットを情報提供装置3宛に送信することにしてもよい。
ここで、歩行者4の属性情報とは、身障者、高齢者、学童、乳幼児を伴う婦人などの、歩行者4の属性を識別するための情報のことをいう。
第2の変形例に係る情報提供装置3では、制御部31は、例えば、制御パケットに含まれる現在位置が交差点Jの中心位置から所定距離以内であり、パケット受信時点が交差点Jの歩行者青時間内である場合は、歩行者4が交差点Jを横断中であると判定する。
そして、制御部31は、歩行者4が交差点Jを横断中であると判定した場合には、制御パケットから抽出した属性情報を車両用パケットに含めて車載端末9に向けてブロードキャスト送信し、横断中の歩行者4の存在を通報する。
このようにすれば、車両8のナビゲーション装置などを利用して、「身障者が横断歩道を通行中」などの情報提供を車両の搭乗者に行うことができ、安全運転に繋がる情報提供を車両8の搭乗者に行うことができる。
ここで、情報提供装置3による通報処理には、属性情報に該当する該当歩行者の存在のみを通報する「限定通報処理」と、該当歩行者に限定せず、属性情報に該当しない通常歩行者の存在についても通報する「非限定通報処理」とを採用し得る。
前者の限定通報処理の場合、情報提供装置3の制御部31は、属性情報を取得した場合にのみ、当該属性情報に該当する歩行者4の存在を通報する車両向けの提供情報を出力し、属性情報を取得しなかった場合は、歩行者4の存在を通報する車両向けの提供情報を出力しない。
このようにすれば、歩行者4が所定の属性に該当する場合に限り、その存在を通報するための車両向けの提供情報が車両8の搭乗者に報知されるので、通報慣れによって搭乗者の注意喚起度合いが低下するのを防止することができる。
後者の非限定通報処理では、情報提供装置3の制御部31は、属性情報を取得しない場合には、車両向けの提供情報として、属性情報に該当しない通常歩行者が交差点Jに存在することを通報する車両向けの第1の提供情報を出力する。
また、制御部31は、属性情報を取得した場合には、車両向けの提供情報として、属性情報に該当する該当歩行者が交差点Jに存在することを通報する第2の提供情報を、第1の提供情報との相違を車両の搭乗者が判別できる形式にて出力する。
このようにすれば、第1の提供情報により、通常歩行者の存在についても車両8の搭乗者に通報できるので、車両向けの提供情報の種類を豊富化できる。
また、第2の提供情報は、第1の提供情報との相違を車両8の搭乗者が判別できる形式にて出力されるので、通報慣れによって搭乗者の注意喚起度合いが低下するのを防止することができる。
なお、車両8の搭乗者が情報を判別できる形式とは、第1の変形例の場合と同様に、例えば、第1の提供情報と第2の提供情報とで搭乗者に対する形状や色彩などの視覚的な相違を与えたり、第2の提供情報だけ音声出力して搭乗者に対する聴覚的な相違を与えたりすることをいう。
図9は、車両8の搭乗者に対する車両向けの提供情報の表示例を示す説明図である。具体的には、限定通報処理を行う情報提供装置3から車両用パケットを受信する、車載端末9による車両8の搭乗者に対する提供情報の表示例である。
図9の表示例では、車両向け情報の表示部として、ナビゲーション装置61の表示画面62が採用されているが、車両8のフロントガラスを表示部とすることにしてもよい。この点は、図10の表示例の場合も同様である。
図9に示すように、車載端末9は、情報提供装置3から車両向けの提供情報を含む車両用パケットを受信すると、注意喚起のための表示領域63をナビゲーション装置61の表示画面62に表示させる。
また、車載端末9は、提供情報から歩行者4の属性情報を抽出し、抽出した属性を含む注意喚起の文章を表示領域63の内部に表示する。例えば、属性情報が「身障者」である場合には、車載端末9は、表示画面62に下部などに表示領域63を配置し、「身障者が横断歩道を通行中」などの注意喚起の文章を表示領域63の内部に表示する。
上記の表示領域63の立ち上げと同時に、車載端末9は、表示領域63と同様の内容を車載スピーカに音声出力させたり、警告音を車載スピーカに出力させたりすることが好ましい。
このようにすれば、単に表示領域63を立ち上げて車両8の搭乗者に注意喚起する場合に比べて、搭乗者が所定の属性である歩行者4の存在に気づき易くなる。
図10は、車両8の搭乗者に対する車両向けの提供情報の別の表示例を示す説明図である。具体的には、非限定通報処理を行う情報提供装置3から車両用パケットを受信する、車載端末9による車両8の搭乗者に対する提供情報の表示例である。
図10(a)は、車両端末9が所定の提供期間中に第1の提供情報のみを受信した場合の表示例である。図10(a)に示すように、車載端末9は、情報提供装置3から車両向けの第1の提供情報を含む車両用パケットを受信すると、注意喚起のための表示領域64をナビゲーション装置61の表示画面62に表示させる。
また、車載端末9は、「歩行者が横断方向を通行中」などの注意喚起の文章を表示領域64の内部に表示する。
図10(a)に示すように、第1の提供情報の表示領域64は、後述の第2の提供情報の表示領域65(図8(b)及び(c)参照)よりも小さくなっており、両情報が異なることを車両8の搭乗者が視覚的に判別できるようになっている。
図10(b)は、車両端末9が所定の提供期間中に第2の提供情報のみを受信した場合の表示例である。図10(b)に示すように、車載端末9は、情報提供装置3から車両向けの第2の提供情報を含む車両用パケットを受信すると、注意喚起のための表示領域65をナビゲーション装置61の表示画面62に表示させる。
また、車載端末9は、第2の提供情報から歩行者4の「属性情報」を抽出し、抽出した属性情報の種別に応じた内容を、表示領域65の内部に表示する。この点は、上述の図9の場合と同様である。
図10(c)は、車載端末9が所定の提供期間中に第1及び第2の提供情報の双方を受信した場合の表示例である。
車載端末9は、例えば次の条件B1又はB2が成立する場合に、所定の属性情報に該当しない通常歩行者の存在を注意喚起するための表示領域64と、所定の属性情報に該当する該当歩行者の存在を注意喚起するための表示領域65とを表示画面62に表示させる。
条件B1:第1の提供情報の受信を契機として、通常歩行者の存在を注意喚起するための表示領域64を含む表示画面62(図10(a)の表示画面62)を表示した後、所定の提供期間が経過する前に、第2の提供情報を受信した場合
条件B2:第2の提供情報の受信を契機として、該当歩行者の存在を注意喚起するための表示領域65を含む表示画面62(図10(b)の表示画面62)を表示した後、所定の提供期間が経過する前に、第1の提供情報を受信した場合
条件B1の場合には、車載端末9は、通常歩行者の横断歩道の通行を知らせる表示領域64に加えて、該当歩行者の横断歩道の通行を知らせる表示領域65を、表示画面62に追加的に表示する。
条件B2の場合には、車載端末9は、該当歩行者の横断歩道の通行を知らせる表示領域65に加えて、通常歩行者の横断歩道の通行を知らせる表示領域64を、表示画面62に追加的に表示する。
第2の変形例において、第1の提供情報と第2の提供情報の視覚的な相違は、表示領域64,65の大きさ及び形状の相違だけでなく、色彩及び点滅/非点滅などのその他の視覚的な相違によって表現することもできる。
また、第1の提供情報を表示する場合には車載スピーカ(図示せず)から音声出力せず、第2の提供情報を表示する場合には、車載スピーカから読み上げや音響を出力するなどにより、両情報の相違を聴覚的に搭乗者に知らせることにしてもよい。
〔その他の変形例〕
今回開示した実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の権利範囲は、上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された構成と均等の範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上述の実施形態では、十字路交差点の場合(図1参照)を例示したが、本実施形態の情報提供システムは、T字路交差点やスクランブル交差点など、十字路以外の構造の交差点に適用することもできる。
また、情報提供装置3が情報提供する「対象エリア」は、交差点Jに限定されるものではなく、例えば、見通し不良のカーブ道路の出口周辺や、老人ホームなどの特定施設の出入り口周辺などであってもよい。
上述の実施形態では、情報提供装置3が路側装置である場合を例示したが、歩行者4の携帯端末5などのモバイルコンピュータであってもよい。
この場合、図5及び図7の処理内容を携帯端末5などのモバイルコンピュータの制御部51が行うことになる。
1 信号灯器
2 交通信号制御機
3 情報提供装置
4 歩行者
5 携帯端末
6 電光表示板
7 路側センサ
8 車両
9 車載端末
10 歩行者灯器
11 路側拡声器
31 制御部
32 駆動部
33 記憶部
34 無線通信部(取得部)
35 有線通信部(取得部)
51 制御部
52 通信部
53 記憶部
54 表示部
55 スピーカ
56 操作部
57 表示領域
58 表示画面
59 表示領域
60 表示領域
61 ナビゲーション装置
62 表示画面
63 表示領域
64 表示領域
65 表示領域
J 交差点(対象エリア)

Claims (11)

  1. 車両の接近を歩行者に通報する情報提供装置であって、
    前記歩行者に情報提供を行う対象エリアと当該対象エリアに接近する前記車両との相対位置情報と、前記車両の速度情報を取得する取得部と、
    取得した前記相対位置情報と前記速度情報に基づいて、前記車両の中から異常な走行を行う異常走行車両の存否を判定する判定処理を行い、この判定処理の結果に応じた歩行者向けの提供情報を出力する制御部と、を備える情報提供装置。
  2. 前記制御部は、
    前記判定処理の結果が前記異常走行車両の存在である場合にのみ、
    前記異常走行車両の接近を通報する前記歩行者向けの提供情報を出力する
    請求項1に記載の情報提供装置。
  3. 前記制御部は、
    前記判定処理の結果が前記異常走行車両の不存在である場合は、
    前記歩行者向けの提供情報として、前記異常走行車両以外の通常車両の接近を通報する第1の提供情報を出力し、
    前記判定処理の結果が前記異常走行車両の存在である場合は、
    前記歩行者向けの提供情報として、前記異常走行車両の接近を通報する第2の提供情報を、前記第1の提供情報との相違を前記歩行者が判別できる形式にて出力する請求項1に記載の情報提供装置。
  4. 前記取得部は、前記歩行者が携帯する携帯端末から、当該携帯端末の位置情報と、前記歩行者の属性情報を取得し、
    前記制御部は、取得した前記位置情報と前記属性情報に基づいて、前記属性情報に該当する前記歩行者が前記対象エリアに存在することを通報する車両向けの提供情報を出力する請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の情報提供装置。
  5. 前記制御部は、
    前記属性情報を取得した場合にのみ、
    当該属性情報に該当する前記歩行者の存在を通報する前記車両向けの提供情報を出力する請求項4に記載の情報提供装置。
  6. 前記制御部は、
    前記属性情報を取得しない場合には、
    前記車両向けの提供情報として、前記属性情報に該当しない前記歩行者が前記対象エリアに存在することを通報する第1の提供情報を出力し、
    前記属性情報を取得した場合には、
    前記車両向けの提供情報として、前記属性情報に該当する前記歩行者が前記対象エリアに存在することを通報する第2の提供情報を、前記第1の提供情報との相違を前記車両の搭乗者が判別できる形式にて出力する請求項4に記載の情報提供装置。
  7. 前記判定処理は、前記対象エリアから所定距離だけ離れた位置で所定速度以上の高速で走行する、高速走行車両を判定する処理を含む請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の情報提供装置。
  8. 前記判定処理は、交差点である前記対象エリアに通行権がない状態で通行することが推定される、信号無視車両を判定する処理を含む請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の情報提供装置。
  9. 前記判定処理は、前記対象エリアから所定距離だけ離れた位置において所定頻度以上で蛇行を繰り返す、蛇行走行車両を判定する処理を含む請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の情報提供装置。
  10. 車両の接近を歩行者に通報する情報提供装置として、コンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記情報提供装置の取得部が、前記歩行者に情報提供を行う対象エリアと当該対象エリアに接近する前記車両との相対位置情報と、前記車両の速度情報を取得するステップと、
    前記情報提供装置の制御部が、取得した前記相対位置情報と前記速度情報に基づいて、前記車両の中から異常な走行を行う異常走行車両の存否を判定する判定処理を行い、この判定処理の結果に応じた歩行者向けの提供情報を出力するステップと、を含むコンピュータプログラム。
  11. 車両の接近を歩行者に通報する情報提供方法であって、
    情報提供装置の取得部が、前記歩行者に情報提供を行う対象エリアと当該対象エリアに接近する前記車両との相対位置情報と、前記車両の速度情報を取得するステップと、
    前記情報提供装置の制御部が、取得した前記相対位置情報と前記速度情報に基づいて、前記車両の中から異常な走行を行う異常走行車両の存否を判定する判定処理を行い、この判定処理の結果に応じた歩行者向けの提供情報を出力するステップと、を含む情報提供方法。
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