JP3549850B2 - 交通支援システム及び交通支援方法 - Google Patents

交通支援システム及び交通支援方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、交通支援システムに関するものであり、更に詳細には歩行者や自動車の運転者等に道路上の状況を通知することのできる交通支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、視覚障害者や高齢者等の交通支援方法としては、例えば信号機の状態を音により通知する方法等が知られている。また、誘導システムに信号機の状態を通知するシステムも交通支援システムとして提案されている。
【0003】
しかしながら、信号機が赤になっているにもかかわらず、自動車の運手者の不注意により信号無視によって自動車が交差点に進入してくる場合もある。また、信号機の無い横断歩道等においては、横断可能であるか否かの判断ができない場合もあり、上述したような交通支援システムが必ずしも視覚障害者や高齢者等の歩行時の安全性を確保しているとは言い難い。
【0004】
また、特開2000−149198号公報には、歩行者が通常歩行中であるのか、又は走っているのか等の挙動に関する情報を得ることができ、運転者の注意を喚起し得る自動車用歩行システムが開示されている。
【0005】
また、特開平6−251282号公報には、視聴覚の不自由な人が道路を歩行し、または横断するときなどに積極的に誘導案内して安全歩行をはかり、交通事故を防止するための道路案内交通管理方式が開示されている。
【0006】
上記公報に開示されたシステム、方式によれば、視覚障害者や高齢者の歩行時の安全性がある程度は確保されるが、安全性の確保は十分なものではなく、歩行者や自動車の運転者に道路上の状況を通知することができ、視覚障害者や高齢者の歩行時の安全性を確保するための交通支援システムが望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、歩行者や自動車の運転者に道路上の状況を通知することができ、視覚障害者や高齢者の歩行時の安全性を確保し得る交通支援システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する本出願の第1の発明は、交通支援システム管理者側に設けられた情報処理装置と、該情報処理装置と移動体通信網を介して通信可能な複数の移動体端末とからなる交通支援システムであって、前記情報処理装置が、前記移動体端末の位置情報を取得する手段と、前記取得した移動体端末の位置情報に基づいて、この移動体端末の地図上の位置を割り出し、さらに、この移動体端末の移動方向、移動速度及び加速度を解析する手段と、前記複数の移動体端末のうちの1つの移動体端末から、前記解析された各移動体端末の地図上の位置と移動方向と移動速度と加速度とを含む情報である道路状況情報の取得を要求されると、前記要求された移動体端末から一定の範囲内にある他の移動体端末に係る道路状況情報を前記要求された移動体端末に送信すると共に、前記他の移動体端末に、前記要求された移動体端末の位置情報と注意を促す情報とを送信する送信手段とを有し、前記移動体端末が、現在位置を検出する位置検出手段と、前記検出した現在位置を位置情報として前記情報処理装置に通知する手段と、前記道路状況情報の取得を前記情報処理装置に要求する手段と、前記情報処理装置から取得した道路状況情報に基づいて、前記移動体端末の利用者に周囲の危険情報を通知する通知手段とを有し、前記他の移動体端末が、前記要求された移動体端末の位置情報と注意を促す情報とを前記情報処理装置から受信すると、前記受信した移動体端末の位置情報と前記要求された移動体端末の利用者に注意する旨の情報とを前記他の移動体端末の利用者に通知することを特徴とする交通支援システムである。
【0009】
かかる構成とすることにより、移動体端末を保持する人、特に視覚障害者や高齢者が自動車の接近による危険等の道路状況を容易に知ることができ、また夜などの暗い場合の歩行者や自動車の有無のわかり難い場合であっても道路状況の把握が可能となる。
なお、本明細書において「道路状況情報」とは、自動車が接近している、歩行者が横断歩道を横断しようとしている等の情報のことをいうものとする。
また、かかる構成とすることにより、不必要な情報を受信することを防止でき、必要な場合にのみ道路状況情報を得ることができるので、本システムを有効に活用できる。
また、かかる構成とすることにより、利用者の利便性が向上する。
また、かかる構成とすることにより、歩行者に対しては自動車が接近している等の危険情報を、また自動車の運転手に対しては、近くに歩行者がいるとの注意を促す情報を送信することが可能となる。
また、かかる構成とすることにより、自動車が接近してくる等の情報を早めに得ることができるので、特に移動体端末を保持する人が視覚障害者や高齢者等であっても、自動車が接近してくる等の危険情報を早めに通知することができる。
【0010】
また、本出願の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の交通支援システムにおいて、前記位置検出手段が、人工衛星からの電波を受信して位置を検出するGPS装置を用いた手段であることを特徴とする。
【0011】
かかる構成とすることにより、交通支援システムの管理者は移動体端末の利用者の現在位置を正確に把握することが可能となり、また移動体端末の位置をリアルタイムに把握でき、本発明の交通支援システムがより有効に活用される。
【0014】
また、本出願の請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の交通支援システムにおいて、前記通知手段は、前記情報処理装置から取得した道路状況情報に基づいて、音声又は文字により、前記移動体端末の利用者に周囲の危険情報を通知する手段であり、前記他の移動体端末が、前記情報処理装置から受信した前記要求された移動体端末の位置情報と注意を促す情報とに基づいて、音声又は文字により、前記受信した移動体端末の位置情報と前記要求された移動体端末の利用者に注意する旨の情報とを前記他の移動体端末の利用者に通知することを特徴とする。
【0018】
また、本出願の請求項4に記載の発明は、交通支援システム管理者側に設けられた情報処理装置と、該情報処理装置と移動体通信網を介して通信可能な複数の移動体端末とからなる交通支援システムにおける交通支援方法であって、前記移動体端末が、現在位置を検出するステップと、前記移動体端末が、前記検出した現在位置を位置情報として前記情報処理装置に通知するステップと、前記情報処理装置が、前記移動体端末の位置情報を取得するステップと、前記情報処理装置が、前記取得した移動体端末の位置情報に基づいて、この移動体端末の地図上の位置を割り出し、さらに、この移動体端末の移動方向、移動速度及び加速度を解析するステップと、前記複数の移動体端末のうちの1つの移動体端末が、前記解析された各移動体端末の地図上の位置と移動方向と移動速度と加速度とを含む情報である道路状況情報の取得を前記情報処理装置に要求するステップと、前記情報処理装置が、前記1つの移動体端末から前記道路状況情報の取得を要求されると、前記要求された移動体端末から一定の範囲内にある他の移動体端末に係る道路状況情報を前記要求された移動体端末に送信すると共に、前記他の移動体端末に、前記要求された移動体端末の位置情報と注意を促す情報とを送信するステップと、前記要求された移動体端末が、前記情報処理装置から取得した道路状況情報に基づいて、前記移動体端末の利用者に周囲の危険情報を通知するステップと、前記他の移動体端末が、前記要求された移動体端末の位置情報と注意を促す情報とを前記情報処理装置から受信すると、前記受信した移動体端末の位置情報と前記要求された移動体端末の利用者に注意する旨の情報とを前記他の移動体端末の利用者に通知するステップとを有することを特徴とする交通支援方法である。
【0019】
かかる構成とすることにより、移動体端末を保持する人、特に視覚障害者や高齢者が自動車の接近による危険等の道路状況を容易に知ることができ、また夜などの暗い場合の歩行者や自動車の有無のわかり難い場合であっても道路状況の把握ができる交通支援方法となる。
また、かかる構成とすることにより、歩行者に対しては自動車が接近している等の危険情報を、また自動車の運転手に対しては、近くに歩行者がいるとの注意を促す情報を送信することが可能となる。
【0020】
また、本出願の請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の交通支援方法において、前記移動体端末の現在位置を検出するステップは、人工衛星からの電波を受信して位置を検出するGPS装置を用いて、前記移動体端末の現在位置を検出するステップであることを特徴とする。
【0022】
また、本出願の請求項6に記載の発明は、交通支援システム管理者側に設けられた情報処理装置と、該情報処理装置と移動体通信網を介して通信可能な複数の移動体端末とからなる交通支援システムにおける交通支援方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記移動体端末が、現在位置を検出するステップと、前記移動体端末が、前記検出した現在位置を位置情報として前記情報処理装置に通知するステップと、前記情報処理装置が、前記移動体端末の位置情報を取得するステップと、前記情報処理装置が、前記取得した移動体端末の位置情報に基づいて、この移動体端末の地図上の位置を割り出し、さらに、この移動体端末の移動方向、移動速度及び加速度を解析するステップと、前記複数の移動体端末のうちの1つの移動体端末が、前記解析された各移動体端末の地図上の位置と移動方向と移動速度と加速度とを含む情報である道路状況情報の取得を前記情報処理装置に要求するステップと、前記情報処理装置が、前記1つの移動体端末から前記道路状況情報の取得を要求されると、前記要求された移動体端末から一定の範囲内にある他の移動体端末に係る道路状況情報を前記要求された移動体端末に送信すると共に、前記他の移動体端末に、前記要求された移動体端末の位置情報と注意を促す情報とを送信するステップと、前記要求された移動体端末が、前記情報処理装置から取得した道路状況情報に基づいて、前記移動体端末の利用者に周囲の危険情報を通知するステップと、前記他の移動体端末が、前記要求された移動体端末の位置情報と注意を促す情報とを前記情報処理装置から受信すると、前記受信した移動体端末の位置情報と前記要求された移動体端末の利用者に注意する旨の情報とを前記他の移動体端末の利用者に通知するステップとを有する交通支援方法をコンピュータに実行させるプログラムである。
【0023】
かかる構成とすることにより、移動体端末を保持する人、特に視覚障害者や高齢者が自動車の接近による危険等の道路状況を容易に知ることができ、また夜などの暗い場合の歩行者や自動車の有無のわかり難い場合であっても道路状況の把握ができる交通支援方法をコンピュータに実行させることができる。
また、かかる構成とすることにより、歩行者に対しては自動車が接近している等の危険情報を、また自動車の運転手に対しては、近くに歩行者がいるとの注意を促す情報を送信することのできる交通支援システムをコンピュータに実行させることが可能となる。
【0024】
また、本出願の請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の交通支援方法をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、前記移動体端末の現在位置を検出するステップは、人工衛星からの電波を受信して位置を検出するGPS装置を用いて、前記移動体端末の現在位置を検出するステップであることを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下に、先ず本発明の交通支援システムについて、図面を参照して説明する。図1は、本発明の交通支援システムの構成を示す図である。
図1に示すように、本発明の交通支援システムは、センター(交通支援システム管理者)10側に設けられた情報処理装置12と、該情報処理装置12と移動体通信網100を介して通信可能な移動体端末20とからなる。
【0027】
図1に示す移動体端末20は、携帯電話やPHS等の移動体端末であり、図1においては、歩行者及び自動車の運転者が移動体端末20を保持している。
【0028】
前記移動体端末20は、現在位置を検出する手段と、検出した現在位置を位置情報として前記情報処理装置12に通知する手段とを有している。
図1に示す移動体端末20においては、人工衛星30からの電波を受信して位置を検出するGPS装置(図示せず)を用いており、該GPS装置により自己の位置を検出し、検出した現在位置を位置情報として情報処理装置12に通知する。位置情報は、移動体端末20から移動体通信網100を介して情報処理装置12に通知される。
【0029】
上述したように、移動体端末20はGPS装置を用いて自己の現在位置を検出するので、移動体端末20の現在位置はリアルタイムで前記交通支援システム管理者10側に設けられた情報処理装置12に通知される。
【0030】
また、移動体端末20は、情報処理装置12から取得した道路状況情報を音声又は文字により移動体端末20の利用者に通知する手段を有している。なお、「道路状況情報」とは、自動車が接近している、歩行者が横断歩道を横断しようとしている等の情報のことをいい、例えば図3に示すように「自動車接近中 ==横断注意==」、「歩行者に注意してください」等の情報が音声又は文字により移動体端末20の利用者に通知される。
【0031】
交通支援システム管理者10側に設けられた情報処理装置12は、移動体端末20の移動速度及び加速度を検知する手段を有している。このような移動速度及び加速度を検知する手段を有していることにより、自動車が接近してくる等の情報を早めに得ることができるので、特に移動体端末20を保持する人が視覚障害者や高齢者等であっても、自動車が接近してくる等の危険情報を早めに通知することが可能となる。
【0032】
また、交通支援システム管理者10側に設けられた情報処理装置12は、移動体端末20の利用者が、移動体端末20を操作することにより道路状況情報の取得を要求することを契機として、情報処理装置12が移動体端末20に道路状況情報を送信する手段を有している。この場合、道路状況情報は移動体通信網100を介して移動体端末20に送信される。
【0033】
情報処理装置12がこのような手段を有することにより、移動体端末20の保持者にとって不要な情報を受信することが防止できるとともに、必要な場合には道路状況情報を得ることができる。道路状況情報を得る必要があるとは、例えば視覚障害者や高齢者が横断歩道を横断しようとする際に自動車が接近しているが否か等の道路状況を知りたい場合等をいう。夜などの暗い場合の自動車の有無のわかり難い場合に特に有用である。
【0034】
また、交通支援システム管理者10側に設けられた情報処理装置12は、移動体端末20に道路状況情報を送信する際に、移動体端末20から一定の範囲内にある他の移動体端末に、移動体端末20の位置情報を送信する手段を有している。
【0035】
情報処理装置12がこのような手段を有しているので、歩行者に対しては自動車が接近している等の危険情報を、また自動車の運転手に対しては、近くに歩行者がいるとの注意を促す情報を送信することが可能となり、本発明の交通支援システムがより有効に利用することが可能となる。
【0036】
なお、横断歩道等に歩行者を感知するセンサー等の簡易な装置を設置しておき、歩行者が横断歩道に近づいた場合に自動的に道路状況を取得する手段を有する専用端末を用いることもできる。
【0037】
次に、本発明の交通支援システムの動作について図面を参照して説明する。
図2は、交通支援システム管理者10側に設けられた情報処理装置12が移動体端末20の位置を把握する手段を示す図である。また、図3は交通支援システム管理者10側に設けられた情報処理装置12が道路状況情報を移動体端末20に送信する動作を示す図である。なお、図2及び図3においては、図中に示される自動車にも移動体端末が搭載されているものとする。
【0038】
図2に示すように、移動体端末20が人工衛星30からの電話を受信し、GPS装置を用いた位置検出手段(図示せず)により自己の位置情報を検出する(図2の▲1▼)。次いで、移動体通信網100を介して移動体端末20の位置情報が交通支援システム管理者10側に設けられた情報処理装置12に送信される(図2の▲2▼)。なお、位置情報は定期的に情報処理装置12に送信されている。
【0039】
位置情報を受信した情報処理装置12においては、受信した位置情報を元に地図上の位置を割り出し、また移動体端末20から定期的に送信される情報から移動体端末20の移動方向、移動速度及び加速度等の解析が行われる(図2の▲3▼)。
【0040】
次に、図3を用いて情報処理装置12から移動体端末20に道路状況情報が送信される動作について説明する。
先ず、移動体端末20の保持者が道路を横断しようとする際に、移動体端末20を操作し、道路状況情報(解析情報)の取得要求を交通支援システム管理者10側に設けられた情報処理装置12に送信する(図3の▲4▼)。情報処理装置12は、道路状況情報の取得要求のなされた移動体端末20に対して道路状況情報を送信する(図3の▲5▼)。また、移動体端末20に道路状況情報を送信するのと同時に、移動体端末20から一定範囲内にある他の移動体端末(図3においては自動車内に搭載されている移動体端末に道路状況情報を送信する(図3の▲6▼)。交通支援システム管理者10側に設けられた情報処理装置12から送信された道路状況情報をもとに、移動体端末20の保持者に対して危険の有無等を音声や文字で通知する(図3の▲7▼)。
【0041】
移動体端末20に通知される情報としては、例えば図3に示されるように、「自動車接近中 =横断注意=」等の文字が歩行者の保持する移動体端末に表示されたり、または「自動車接近中 =横断注意=」等の音声が流れる。
また、自動車を運転している運転手に対しては、「歩行者に注意してください」等の音声が流れるようになっている。
【0042】
次に、本発明の交通支援方法について図面を参照して説明する。本発明の交通支援方法は、前述した本発明の交通支援システムを用いて実施される。
本発明の交通支援方法は、交通支援システム管理者側に設けられた情報処理装置と、該情報処理装置と移動体通信網を介して通信可能な複数の移動体端末とからなる交通支援システムにおける交通支援方法であって、前記移動体端末が、現在位置を検出するステップと、前記移動体端末が、前記検出した現在位置を位置情報として前記情報処理装置に通知するステップと、前記情報処理装置が、前記移動体端末の位置情報を取得するステップと、前記情報処理装置が、前記取得した移動体端末の位置情報に基づいて、この移動体端末の地図上の位置を割り出し、さらに、この移動体端末の移動方向、移動速度及び加速度を解析するステップと、前記複数の移動体端末のうちの1つの移動体端末が、前記解析された各移動体端末の地図上の位置と移動方向と移動速度と加速度とを含む情報である道路状況情報の取得を前記情報処理装置に要求するステップと、前記情報処理装置が、前記1つの移動体端末から前記道路状況情報の取得を要求されると、前記要求された移動体端末から一定の範囲内にある他の移動体端末に係る道路状況情報を前記要求された移動体端末に送信すると共に、前記他の移動体端末に、前記要求された移動体端末の位置情報と注意を促す情報とを送信するステップと、前記要求された移動体端末が、前記情報処理装置から取得した道路状況情報に基づいて、前記移動体端末の利用者に周囲の危険情報を通知するステップと、前記他の移動体端末が、前記要求された移動体端末の位置情報と注意を促す情報とを前記情報処理装置から受信すると、前記受信した移動体端末の位置情報と前記要求された移動体端末の利用者に注意する旨の情報とを前記他の移動体端末の利用者に通知するステップとからなる。
【0043】
図2に示すように、移動体端末20は人工衛星30からの電波を受信し、GPS装置を用いた位置検出手段(図示せず)により自己の現在位置を検出する(図2の▲1▼)。次いで、移動体端末20は、検出した現在位置を位置情報として交通支援システム管理者10側に設けられた情報処理装置12に通知する(図2の▲2▼)。なお、位置情報は定期的に情報処理装置12に通知される。
【0044】
また、位置情報を受信した情報処理装置12においては、受信した位置情報をもとに地図上の位置を割り出し、また移動体端末20から定期的に送信される情報から移動体端末20の移動方向、移動速度及び加速度の解析が行われる(図2の▲3▼)。
【0045】
また、図3に示されるように、移動体端末20の利用者は道路を横断しようとする際に、移動体端末を操作することにより道路状況情報の取得を交通支援システム管理者10側に設けられた情報処理装置12に要求する(図3の▲4▼)。かかる要求を契機として、情報処理装置12は移動体端末20に対して道路状況情報を送信する(図3の▲5▼)。 また、移動体端末20に道路状況情報を送信するのと同時に、移動体端末20から一定範囲内にある他の移動体端末(図3においては自動車内に搭載されている移動体端末9に道路状況情報を送信する(図3の▲6▼)。交通支援システム管理者10側に設けられた情報処理装置12から送信された道路状況情報をもとに、移動体端末20の保持者に対して危険の有無等を音声や文字で通知する(図3の▲7▼)。
【0046】
移動体端末20に通知される情報としては、例えば図3に示されるように、「自動車接近中 =横断注意=」等の文字が歩行者の保持する移動体端末に表示されたり、または「自動車接近中 =横断注意=」等の音声が流れる。
また、自動車を運転している運転手に対しては、「歩行者に注意してください」等の音声が流れるようになっている。
【0047】
次に、本発明の交通支援方法をコンピュータに実行させるプログラムについて説明する。
本発明の交通支援方法をコンピュータに実行させるプログラムは、コンピュータの動作を制御し、以上に説明した本発明の交通支援方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであり、プログラム制御されたコンピュータがプログラムにより指令され、以上に説明した本発明の交通支援方法を実施するためのプログラムである。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の交通支援システムは、移動体端末を保持する人、特に視覚障害者や高齢者が自動車の接近による危険等の道路状況を容易に把握することができ、また夜などの暗い場合の自動車の有無のわかりにくい場合であっても道路状況の把握が可能となり、視覚障害者や高齢者等の安全性を確保し得るシステムである。
【0049】
また、本発明の交通支援方法によれば、移動体端末を保持する人、特に視覚障害者や高齢者が自動車の接近による危険等の道路状況を容易に把握することができ、また夜などの暗い場合の自動車の有無のわかりにくい場合であっても道路状況の把握することが可能となり、特に視覚障害者や高齢者等の安全性の確保が可能となる。
また、本発明の交通支援方法をコンピュータに実行させるプログラムによれば、本発明の交通支援方法をコンピュータに実行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の交通支援システムの構成を示す図である。
【図2】交通支援システム管理者側に設けられた情報処理装置が移動体端末の位置を把握する手段を示す図である。
【図3】交通支援システム管理者側に設けられた情報処理装置が道路状況情報を移動体端末に送信する動作を示す図である。
【符号の説明】
10 交通支援システム管理者
12 情報処理装置
20 移動体端末
30 人工衛星
100 移動体通信網

Claims (7)

  1. 交通支援システム管理者側に設けられた情報処理装置と、該情報処理装置と移動体通信網を介して通信可能な複数の移動体端末とからなる交通支援システムであって、
    前記情報処理装置が、
    前記移動体端末の位置情報を取得する手段と、
    前記取得した移動体端末の位置情報に基づいて、この移動体端末の地図上の位置を割り出し、さらに、この移動体端末の移動方向、移動速度及び加速度を解析する手段と、
    前記複数の移動体端末のうちの1つの移動体端末から、前記解析された各移動体端末の地図上の位置と移動方向と移動速度と加速度とを含む情報である道路状況情報の取得を要求されると、前記要求された移動体端末から一定の範囲内にある他の移動体端末に係る道路状況情報を前記要求された移動体端末に送信すると共に、前記他の移動体端末に、前記要求された移動体端末の位置情報と注意を促す情報とを送信する送信手段と、
    を有し、
    前記移動体端末が、
    現在位置を検出する位置検出手段と、
    前記検出した現在位置を位置情報として前記情報処理装置に通知する手段と、
    前記道路状況情報の取得を前記情報処理装置に要求する手段と、
    前記情報処理装置から取得した道路状況情報に基づいて、前記移動体端末の利用者に周囲の危険情報を通知する通知手段と、
    を有し、
    前記他の移動体端末が、前記要求された移動体端末の位置情報と注意を促す情報とを前記情報処理装置から受信すると、前記受信した移動体端末の位置情報と前記要求された移動体端末の利用者に注意する旨の情報とを前記他の移動体端末の利用者に通知することを特徴とする交通支援システム。
  2. 前記位置検出手段が、人工衛星からの電波を受信して位置を検出するGPS装置を用いた手段である、請求項1に記載の交通支援システム。
  3. 前記通知手段は、前記情報処理装置から取得した道路状況情報に基づいて、音声又は文字により、前記移動体端末の利用者に周囲の危険情報を通知する手段であり、
    前記他の移動体端末が、前記情報処理装置から受信した前記要求された移動体端末の位置情報と注意を促す情報とに基づいて、音声又は文字により、前記受信した移動体端末の位置情報と前記要求された移動体端末の利用者に注意する旨の情報とを前記他の移動体端末の利用者に通知することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の交通支援システム。
  4. 交通支援システム管理者側に設けられた情報処理装置と、該情報処理装置と移動体通信網を介して通信可能な複数の移動体端末とからなる交通支援システムにおける交通支援方法であって、
    前記移動体端末が、現在位置を検出するステップと、
    前記移動体端末が、前記検出した現在位置を位置情報として前記情報処理装置に通知するステップと、
    前記情報処理装置が、前記移動体端末の位置情報を取得するステップと、
    前記情報処理装置が、前記取得した移動体端末の位置情報に基づいて、この移動体端末の地図上の位置を割り出し、さらに、この移動体端末の移動方向、移動速度及び加速度を解析するステップと、
    前記複数の移動体端末のうちの1つの移動体端末が、前記解析された各移動体端末の地図上の位置と移動方向と移動速度と加速度とを含む情報である道路状況情報の取得を前記情報処理装置に要求するステップと、
    前記情報処理装置が、前記1つの移動体端末から前記道路状況情報の取得を要求されると、前記要求された移動体端末から一定の範囲内にある他の移動体端末に係る道路状況情 報を前記要求された移動体端末に送信すると共に、前記他の移動体端末に、前記要求された移動体端末の位置情報と注意を促す情報とを送信するステップと、
    前記要求された移動体端末が、前記情報処理装置から取得した道路状況情報に基づいて、前記移動体端末の利用者に周囲の危険情報を通知するステップと、
    前記他の移動体端末が、前記要求された移動体端末の位置情報と注意を促す情報とを前記情報処理装置から受信すると、前記受信した移動体端末の位置情報と前記要求された移動体端末の利用者に注意する旨の情報とを前記他の移動体端末の利用者に通知するステップと、
    を有することを特徴とする交通支援方法。
  5. 前記移動体端末の現在位置を検出するステップは、人工衛星からの電波を受信して位置を検出するGPS装置を用いて、前記移動体端末の現在位置を検出するステップであることを特徴とする請求項4に記載の交通支援方法。
  6. 交通支援システム管理者側に設けられた情報処理装置と、該情報処理装置と移動体通信網を介して通信可能な複数の移動体端末とからなる交通支援システムにおける交通支援方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記移動体端末が、現在位置を検出するステップと、
    前記移動体端末が、前記検出した現在位置を位置情報として前記情報処理装置に通知するステップと、
    前記情報処理装置が、前記移動体端末の位置情報を取得するステップと、
    前記情報処理装置が、前記取得した移動体端末の位置情報に基づいて、この移動体端末の地図上の位置を割り出し、さらに、この移動体端末の移動方向、移動速度及び加速度を解析するステップと、
    前記複数の移動体端末のうちの1つの移動体端末が、前記解析された各移動体端末の地図上の位置と移動方向と移動速度と加速度とを含む情報である道路状況情報の取得を前記情報処理装置に要求するステップと、
    前記情報処理装置が、前記1つの移動体端末から前記道路状況情報の取得を要求されると、前記要求された移動体端末から一定の範囲内にある他の移動体端末に係る道路状況情報を前記要求された移動体端末に送信すると共に、前記他の移動体端末に、前記要求された移動体端末の位置情報と注意を促す情報とを送信するステップと、
    前記要求された移動体端末が、前記情報処理装置から取得した道路状況情報に基づいて、前記移動体端末の利用者に周囲の危険情報を通知するステップと、
    前記他の移動体端末が、前記要求された移動体端末の位置情報と注意を促す情報とを前記情報処理装置から受信すると、前記受信した移動体端末の位置情報と前記要求された移動体端末の利用者に注意する旨の情報とを前記他の移動体端末の利用者に通知するステップと、
    を有する交通支援方法をコンピュータに実行させるプログラム。
  7. 前記移動体端末の現在位置を検出するステップは、人工衛星からの電波を受信して位置を検出するGPS装置を用いて、前記移動体端末の現在位置を検出するステップであることを特徴とする請求項6に記載の交通支援方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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