JP2023081128A - チューブ - Google Patents

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Hiroaki Takahashi
晃弘 小暮
Akihiro Kogure
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Abstract

【課題】押し潰したときの左右へのずれが小さい長尺チューブを提供すること。【解決手段】本開示に係る長尺チューブは、弾性材料で形成されたクローズドタイプの長尺チューブにおいて、印刷可能な上面を含む上部と、前記上部と対向する下部と、前記上部と前記下部とを接続する第1側壁と、前記上部と前記下部とを接続し、前記第1側壁と対向する第2側壁と、前記上部と前記第1側壁との接続部に位置し、前記上部に対して前記第1側壁を屈曲させる第1上部関節部と、前記下部と前記第1側壁との接続部に位置し、前記下部に対して前記第1側壁を屈曲させる第1下部関節部と、前記第1側壁を屈曲させる第1側壁関節部とを備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、チューブに関する。
ケーブルや電線等の線状体(以下、ケーブルその他の細長く形成されている物を「線状体」という。)を他の線状体と識別するためのスリーブ(「チューブ」の一例。以下、「スリーブ」を「チューブ」と呼ぶ場合がある。)が知られている。文字、記号又は図形等の識別情報をチューブの表面に印刷し、線状体を挿通させることにより、線状体を他の線状体と識別することが可能となる。
特許文献1には、上部と下部とを有し、断面において波形をなす表面を印刷面の下方に設けたチューブが記載されている。
国際特許出願公開WO87/05740号明細書
しかしながら、特許文献1に記載のチューブは、そもそも印刷するために上部を下部に接近する方向に押し潰す必要を有するチューブではなく、仮に押し潰したとしても、上部の位置が下部の位置に対して一意に決まらないという課題を生じ得る点に、本出願の発明者らは着目した。特許文献1に記載のチューブは、断面において均肉で波形をなしており、上部を下部に接近する方向に押し潰したとき、上部の位置が下部の位置に対して一意に決まらない。さらにこのような課題は、長尺チューブをドラム等に巻き付ける際の巻き付け方の不均一、長尺チューブの成形時の寸法ばらつき、成形後の冷却時の温度不均一等に起因する場合もある。チューブの上部を下部に接近する方向に押し潰して印刷する際、上部の位置が下部の位置に対して一意に決まらないと、印刷位置がずれたり、文字がかすれたりして、うまく印刷できない。例えば、別の生産ロットのチューブを使用すると印字位置がずれるといったことや、同じドラムの中でも巻きついていた位置が違うと印字位置がずれるといったことが生じることがある。
そこで本発明は、押し潰したときの上部の位置が下部の位置に対して一意に決まる(左右へのずれが小さい)長尺のチューブを提供することを目的とする。
本出願は、弾性材料で形成された、例えば、クローズドタイプの長尺のチューブを開示する。
このチューブは、印刷可能な上面を含む上部と、前記上部と対向する下部と、前記上部と前記下部とを接続する第1側壁と、前記上部と前記下部とを接続し、前記第1側壁と対向する第2側壁と、前記上部と前記第1側壁との接続部に位置し、前記上部に対して前記第1側壁を屈曲させる第1上部関節部と、前記下部と前記第1側壁との接続部に位置し、前記下部に対して前記第1側壁を屈曲させる第1下部関節部と、前記第1側壁を屈曲させる第1側壁関節部とを備える。
前記チューブは、前記第1上部関節部は、前記第1側壁を前記上部に対して内方に屈曲させ、前記第1下部関節部は、前記第1側壁を前記下部に対して内方に屈曲させ、前記第1側壁関節部は、前記第1上部関節部及び前記第1下部関節部よりも内側に位置し、前記第1側壁を内方に屈曲させるように構成されてもよい。
ここで「内方」とは、チューブの内壁面で囲まれる領域の内部に向かう方向をいい、前記第1側壁にとっての内方とは前記第2側壁に接近する方向を含み、前記第2側壁にとっての内方とは前記第1側壁に接近する方向を含む。
前記チューブにおいて、前記第1上部関節部は、前記上部の厚みよりも薄肉に形成され、前記第1下部関節部は、前記下部の厚みよりも薄肉に形成され、前記第1側壁関節部は、前記第1側壁の厚みよりも薄肉に形成されてもよい。
前記チューブにおいて、前記上部と前記第2側壁との接続部に位置し、前記第2側壁を前記上部に対して内方に屈曲させる第2上部関節部を備えてもよい。
前記チューブにおいて、前記下部と前記第2側壁との接続部に位置し、前記第2側壁を前記下部に対して内方に屈曲させる第2下部関節部を備えてもよい。
前記チューブにおいて、前記第2上部関節部及び前記第2下部関節部よりも内側に位置し、前記第2側壁を内方に屈曲させる第2側壁関節部を備えてもよい。
ここで前記上部は、前記第1側壁上部に接触可能に構成され、かつ、前記第2側壁上部に接触可能に構成され、前記下部は、前記第1側壁下部に接触可能に構成され、かつ、前記第2側壁下部に接触可能に構成されてもよい。
前記チューブにおいて、前記第1側壁は、前記第1上部関節部と前記第1側壁関節部との間に位置する第1上部側壁と、前記第1下部関節部と前記第1側壁関節部との間に位置する第1下部側壁とを有し、前記第2側壁は、前記第2上部関節部と前記第2側壁関節部との間に位置する第2上部側壁と、前記第2下部関節部と前記第2側壁関節部との間に位置する第2下部側壁とを有し、断面視において、前記第1上部側壁、前記第1上部関節部、前記上部、前記第2上部関節部及び前記第2上部側壁からなる部位は、前記第1下部側壁、前記第1下部関節部、前記下部、前記第2下部関節部及び前記第2下部側壁からなる部位と上下対称に構成されてもよい。
前記チューブにおいて、前記第1側壁は、前記第1上部関節部と前記第1側壁関節部との間に位置する第1上部側壁と、前記第1下部関節部と前記第1側壁関節部との間に設けられる第1下部側壁とを有し、前記第2側壁は、前記第2上部関節部と前記第2側壁関節部との間に位置する第2上部側壁と、前記第2下部関節部と前記第2側壁関節部との間に位置する第2下部側壁とを有し、断面視において、前記第1上部関節部と前記第2上部関節部との距離から、前記第1側壁関節部と前記第1上部関節部との距離及び前記第2側壁関節部と前記第2上部関節部との距離の和を減算した値は、前記第1下部関節部と前記第2下部関節部との距離から、前記第1側壁関節部と前記第1下部関節部との距離及び前記第2側壁関節部と前記第2下部関節部との距離の和を減算した値と同一であってもよい。
前記チューブの断面視において前記上部は、前記第1側壁及び前記第2側壁の厚み以上の厚みを有してもよい。
前記上面は平面を有し、前記下部は、前記平面に平行な平面を含む下面を有してもよい。
前記チューブの断面視において、前記第1上部関節部と前記第2上部関節部との距離と、前記第1下部関節部と前記第2下部関節部との距離とは同一であり、前記第1関節部と前記第1上部関節部との距離と、前記第2関節部と前記第2上部関節部との距離と、前記第1関節部と前記第1下部関節部との距離と、前記第2関節部と前記第2下部関節部との距離とは同一であり、前記第1関節部と前記第1上部関節部との距離は、前記第1上部関節部と前記第2上部関節部との距離の50%以下であってもよい。
本出願は、異なるチューブを開示する。このチューブは、弾性材料で形成された、例えば、クローズドタイプの長尺のチューブである。さらに、このチューブは、印刷可能な上面を含む上部と、下部と、前記上部と接続する第1上部接続部と、前記下部と接続する第1下部接続部と、前記上部と前記第1上部接続部を介して接続し、かつ、前記下部と前記第1下部接続部を介して接続し、前記上部と前記下部とを接近させたとき前記上部と前記下部との間の第1所定位置で屈曲する第1関節部を有する第1側壁と、前記上部と接続する第2上部接続部と、前記下部と接続する第2下部接続部と、前記上部と前記第2上部接続部を介して接続し、かつ、前記下部と前記第2下部接続部を介して接続し、前記上部と前記下部とを接近させたとき前記第1側壁から離間する方向に変位して前記上部と前記下部との間の第2所定位置で屈曲する第2関節部を有する第2側壁とを備える。
前記チューブにおいて、前記チューブの内壁面から突出し、前記内壁面で囲まれる領域に線状体を挿通させたとき、弾性変形して前記線状体と接触可能に構成される接触片をさらに備えてもよい。
本出願は、異なる長尺のチューブを開示する。このチューブは、印刷可能な上面を含む上部と、前記上面と反対方向を向いた下面を含む下部と、前記上部と前記下部とを接続し、前記上部と前記下部とを接近させたとき前記上部と前記下部との間の第1所定位置で変形する第1関節部を有する第1側壁と、前記上部と前記下部とを接続し、前記上部と前記下部とを接近させたとき前記上部と前記下部との間の第2所定位置で変形する第2関節部を有する第2側壁と、を備える。
前記チューブにおいて、前記第1側壁は、前記第1関節部と前記上部との間に設けられ、断面において第1厚さより大きい厚みを有する第1側壁上部と、前記第1関節部と前記下部との間に設けられ、断面において前記第1厚さより大きい厚みを有する第1側壁下部と、前記第1側壁上部と前記第1側壁下部との間に設けられ、断面において前記第1厚さの厚みを有する前記第1関節部とを備え、前記第2側壁は、前記第2関節部と前記上部との間に設けられ、断面において前記第1厚さより大きい厚みを有する第2側壁上部と、前記第2関節部と前記下部との間に設けられ、断面において前記第1厚さより大きい厚みを有する第2側壁下部と、前記第2側壁上部と前記第2側壁下部との間に設けられ、断面において前記第1厚さの厚みを有する前記第2関節部とを備えてもよい。
前記いずれかに記載されたチューブにおいて、前記第1側壁は、前記第1関節部と前記上部との間に設けられ、断面において前記第1上部接続部から、前記下部及び前記第2側壁に接近する方向に延伸する第1側壁上部と、前記第1関節部と前記下部との間に設けられ、断面において前記第1下部接続部から、前記上部及び前記第2側壁に接近する方向に延伸する第1側壁下部と、前記第1側壁上部と前記第1側壁下部との間に設けられ、断面において内壁面に沿って第1曲率半径以上の曲率半径を有し、外壁面に沿って前記第1曲率半径未満の曲率半径を有する前記第1関節部とを備え、前記第2側壁は、前記第2関節部と前記上部との間に設けられ、断面において前記第2上部接続部から、前記下部及び前記第1側壁に接近する方向に延伸する第2側壁上部と、前記第2関節部と前記下部との間に設けられ、断面において前記第2下部接続部から、前記上部及び前記第1側壁に接近する方向に延伸する第2側壁下部と、前記第2側壁上部と前記第2側壁下部との間に設けられ、断面において内壁面に沿って前記第1曲率半径以上の曲率半径を有し、外壁面に沿って前記第1曲率半径未満の曲率半径を有する前記第2関節部とを備えてもよい。
または、前記第1側壁は、前記第1関節部と前記上部との間に設けられ、断面において前記第1上部接続部から、前記下部に接近する方向に延伸する第1側壁上部と、前記第1関節部と前記下部との間に設けられ、断面において前記第1下部接続部から、前記上部に接近する方向に延伸する第1側壁下部と、前記第1側壁上部と前記第1側壁下部との間に設けられ、断面において外壁面に沿って第1曲率半径以上の曲率半径を有し、内壁面に沿って前記第1曲率半径未満の曲率半径を有する前記第1関節部とを備え、前記第2側壁は、前記第2関節部と前記上部との間に設けられ、断面において前記第2上部接続部から、前記下部に接近する方向に延伸する第2側壁上部と、前記第2関節部と前記下部との間に設けられ、断面において前記第2下部接続部から、前記上部に接近する方向に延伸する第2側壁下部と、前記第2側壁上部と前記第2側壁下部との間に設けられ、断面において外壁面に沿って前記第1曲率半径以上の曲率半径を有し、内壁面に沿って前記第1曲率半径未満の曲率半径を有する前記第2関節部とを備えてもよい。
前記いずれかに記載されたチューブにおいて、前記第1側壁は、第1弾性率以上の弾性率を有する弾性材料から形成され、前記第1関節部と前記上部との間に設けられる第1側壁上部と、前記第1弾性率以上の弾性率を有する弾性材料から形成され、前記第1関節部と前記下部との間に設けられる第1側壁下部と、前記第1弾性率未満の弾性率を有する弾性材料から形成され、前記第1側壁上部と前記第1側壁下部との間に設けられる前記第1関節部とを備え、前記第2側壁は、前記第1弾性率以上の弾性率を有する弾性材料から形成され、前記第2関節部と前記上部との間に設けられる第2側壁上部と、前記第1弾性率以上の弾性率を有する弾性材料から形成され、前記第2関節部と前記下部との間に設けられる第2側壁下部と、前記第1弾性率未満の弾性率を有する弾性材料から形成され、前記第2側壁上部と前記第2側壁下部との間に設けられる前記第2関節部とを備えてもよい。
前記いずれかに記載されたチューブにおいて、前記第1関節部が前記第1上部接続部及び前記第1下部接続部を結ぶ直線よりも第2側壁側に設けられ、かつ、前記第2関節部が前記第2上部接続部及び前記第2下部接続部を結ぶ直線よりも第1側壁側に設けられている場合、断面において前記第1上部接続部と前記第2上部接続部との距離から、前記第1関節部と前記第1上部接続部との距離及び前記第2関節部と前記第2上部接続部との距離の和を減算した値は、前記第1下部接続部と前記第2下部接続部との距離から、前記第1関節部と前記第1下部接続部との距離及び前記第2関節部と前記第2下部接続部との距離の和を減算した値と同一であってもよい。
前記いずれかに記載されたチューブにおいて、前記第1関節部が前記第1上部接続部及び前記第1下部接続部よりも前記第2側壁から離間して設けられ、かつ、前記第2関節部が前記第2上部接続部及び前記第2下部接続部よりも前記第1側壁から離間して設けられている場合、断面において前記第1上部接続部と前記第2上部接続部との距離と、前記第1関節部と前記第1上部接続部との距離と、前記第2関節部と前記第2上部接続部との距離との和は、前記第1下部接続部と前記第2下部接続部との距離と、前記第1関節部と前記第1下部接続部との距離と、前記第2関節部と前記第2下部接続部との距離との和と同一であってもよい。
前記いずれかに記載された長尺のチューブのうち、内方に屈曲するタイプの長尺のチューブにおいて、前記第1側壁は、前記上部に接続する第1上部接続部と、前記下部に接続する第1下部接続部と、前記第1関節部と、前記第1上部接続部と前記第1関節部との間に設けられる第1側壁上部と、前記第1下部接続部と前記第1関節部との間に設けられる第1側壁下部とを備え、前記第2側壁は、前記上部に接続する第2上部接続部と、前記下部に接続する第2下部接続部と、前記第2関節部と、前記第2上部接続部と前記第2関節部との間に設けられる第2側壁上部と、前記第2下部接続部と前記第2関節部との間に設けられる第2側壁下部とを備え、断面において、前記下面上の前記第1側壁側の第1点及び前記下面上の前記第2側壁側の第2点の少なくとも2点において前記下面に接する仮想的な接線を軸とするときに、前記第1下部接続部のうち前記軸方向において前記第2点に最も接近した位置は、前記軸方向において前記第1点と前記第2点との間に位置し、かつ、前記第2下部接続部のうち前記軸方向において前記第2点から最も離れた位置の内壁は、前記軸方向において前記第1点と前記第2点との間に位置するように構成されてよい。
前記いずれかに記載されたチューブにおいて、前記第1側壁は、前記第1関節部と前記第1上部接続部との間に設けられ、断面において第1厚さ以上の厚みを有する第1側壁上部と、前記第1関節部と前記第1下部接続部との間に設けられ、断面において前記第1厚さ以上の厚みを有する第1側壁下部と、前記第1側壁上部と前記第1側壁下部との間に設けられ、断面において前記第1厚さ未満の厚みを有する前記第1関節部と、前記第1側壁上部と前記第1側壁下部との間に設けられ、断面において前記第1厚さ未満の厚みを有する前記第3関節部と、前記第1関節部と前記第3関節部との間に設けられ、断面において前記第1厚さ以上の厚みを有する第1側壁中部とを備え、前記第2側壁は、前記第2関節部と前記第2上部接続部との間に設けられ、断面において前記第1厚さ以上の厚みを有する第2側壁上部と、前記第2関節部と前記第2下部接続部との間に設けられ、断面において前記第1厚さ以上の厚みを有する第2側壁下部と、前記第2側壁上部と前記第2側壁下部との間に設けられ、断面において前記第1厚さ未満の厚みを有する前記第2関節部と、前記第2側壁上部と前記第2側壁下部との間に設けられ、断面において前記第1厚さ未満の厚みを有する前記第4関節部と、前記第2関節部と前記第4関節部との間に設けられ、断面において前記第1厚さ以上の厚みを有する第2側壁中部とを備えてもよい。
前記チューブにおいて、前記第1側壁及び前記第2側壁は、前記上部の厚さの半分未満の厚さを有してもよい。
前記チューブにおいて、前記第1側壁及び前記第2側壁は、前記下部の厚さの半分未満の厚さを有してもよい。
本出願は、弾性材料で形成されたクローズドタイプの長尺のチューブをさらに開示する。このチューブは、印刷可能な上面を含む上部と、下部と、前記上部と接続し、前記上部と前記下部とを接近させたとき変形する第1上部関節部と、前記下部と接続し、前記上部と前記下部とを接近させたとき変形する第1下部関節部と、前記上部と前記第1上部接続部を介して接続し、かつ、前記下部と前記第1下部接続部を介して接続し、前記上部と前記下部とを接近させたとき前記上部と前記下部との間の第1所定位置で屈曲する第1関節部を有する第1側壁と、前記上部と接続し、前記上部と前記下部とを接近させたとき変形する第2上部関節部と、前記下部と接続し、前記上部と前記下部とを接近させたとき変形する第2下部関節部と、前記上部と前記第2上部関節部を介して接続し、かつ、前記下部と前記第2下部関節部を介して接続し、前記上部と前記下部とを接近させたとき前記第1側壁に接近する方向に変位して前記上部と前記下部との間の第2所定位置で屈曲する第2関節部を有する第2側壁とを備え、前記上部は、断面において前記第1側壁及び前記第2側壁の厚さ以上の厚みを上下方向に有し、前記チューブに外力が作用しない第1状態において、前記上部の上面は、断面において平坦となり、前記チューブの前記上面に下方に向かう外力が作用して前記上部と前記下部とが接近した第2状態において、前記上部の上面は、断面において平坦となることを特徴とする。
前記チューブにおいて、前記第2状態において、前記第1側壁及び前記第2側壁は屈曲して前記上部及び前記下部とそれぞれ接触するように構成されてもよい。
前記下部は、断面において前記第1側壁及び前記第2側壁の厚さ以上の厚みを上下方向に有してもよい。
前記下部の下面は、断面において上面と平行であってもよい。
前記第1状態の前記チューブにおいて、前記上面は平坦面を有し、かつ、断面における前記上面と前記下面との距離は、断面における前記上面の幅の80%以上であってもよい。
前記長尺のチューブを分離してなるチューブに線状体を内挿した第3状態において、前記上面は平坦面を有し、かつ、断面における前記上面と前記下面との距離は、前記第2状態の断面における前記上面と前記下面との距離より大きくてもよい。
ここで「クローズドタイプ」のチューブとは、チューブを延伸方向に垂直な断面で切断したときに内壁面が閉じた線となるチューブをいう。長尺のチューブは、好適には、サーマルヘッド等の押圧部材で押し潰された状態で印刷され、その後印刷された部分を切断し、切断されたチューブの内壁面で囲まれる領域にケーブル等の線状体を挿通させることにより、線状体を他の線状体と識別する用途で使用される。
また「関節部」は、周辺の部位と比較して外力に対して変形しやすいために変形の起点となる部位のことをいう。「関節部」は、例えば、断面二次モーメントを周辺の部位と比較して小さくすることにより実現される場合がある。「関節部」は、例えば、所定部位の断面における厚さ(肉厚)を周辺の部位よりも小さくすることにより、または、所定部位に切れ込み(エッジ)を設けることにより、または、所定部位に溝や穴を設けることにより、または、周辺の部位と比較して小さい曲率で変形している部位を設けることにより、または、周辺の部位と比較して弾性率の小さい材料からなる部位を設けることにより、実現される場合がある。
また「厚み」又は「肉厚」は、チューブの延伸方向に垂直な断面において、主要部における内壁面から外壁面に到達する線分の長さに基づいて定められる。
また「屈曲」は折れ曲がることをいい、「湾曲」は弓形に曲がることをいう。「屈曲」は、「湾曲」と比較して相対的に小さな曲率半径で曲がる場合、及び、不連続な曲率で曲がる場合を含む。例えば、側壁が関節部において曲げられた結果、関節部を挟む二つの隣接する部分が互いに接触するほど折り曲げられているとき、側壁の関節部は屈曲しているといえる。言い換えると「屈曲」は鋭角に曲がることを言う。
また「同一」は、二つの値が完全に同一となるように設計されている場合のほか、二つの値が大小関係を有する場合であっても、大きい値Xと、小さい値Yとの差が小さいために、(X-Y)/X≦20%の関係を満足する場合を含む。例えば、X=10、Y=9の場合、(10-9)/10=10%≦20%であるから、XとYとは「同一」である。
図1(A)乃至(D)は、一実施形態に係る長尺チューブ又はチューブ
を延伸方向に垂直な断面で切断した断面図である。
図2(A)及び(B)は、他の一実施形態に係る長尺チューブを延伸方向に垂直な断面で切断した断面図である。 図3(A)乃至(D)は、他の一実施形態に係る長尺チューブ又はチューブ
を延伸方向に垂直な断面で切断した断面図である。
図4(A)及び(B)は、他の一実施形態に係る長尺チューブを延伸方向に垂直な断面で切断した断面図である。 図5(A)及び(B)は、他の一実施形態に係る長尺チューブを延伸方向に垂直な断面で切断した断面図である。 図6(A)及び(B)は、他の一実施形態に係る長尺チューブを延伸方向に垂直な断面で切断した断面図である。 図7(A)及び(B)は、他の一実施形態に係る長尺チューブを延伸方向に垂直な断面で切断した断面図である。 図8は、他の一実施形態に係る長尺チューブを延伸方向に垂直な断面で切断した断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。以下の実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施形態のみに限定する趣旨ではない。
[第1実施形態]
本実施形態に係る長尺チューブ10(図1(A))は、印刷装置(不図示)によって上面10USに文字、図形、色彩又は記号等(以下、「文字等」という。)が印刷された後、所望の長さに切断される。このようなチューブ(以下、切断された長尺チューブの一部を、区別なく「長尺チューブ」又は単に「チューブ」と呼ぶ場合がある。)に光ファイバーケーブル等のケーブル、電線、その他の細長い線状体を内挿し、挿通させることによって、他の線状体と識別することが可能となる。
印刷装置(不図示)は、例えば、ドラム等に巻回された状態の長尺チューブ10を搭載するためのカセットホルダと、インクリボンカセットを搭載するためのリボンホルダと、カセットホルダに搭載された長尺チューブ10を搬送するためのプラテンローラと、プラテンローラで搬送される長尺チューブ10をインクリボンカセットのインクリボン越しに押圧して長尺チューブ10の上面10USに文字等を印刷するためのサーマルヘッドと、印刷された長尺チューブ10を切断するためのハーフカット機構とを備える。サーマルヘッドがプラテンローラに接近する方向に移動して、サーマルヘッドとプラテンローラによってインクリボンと長尺チューブ10が挟持され、サーマルヘッドの熱によってインクリボンのインクが長尺チューブ10の上面に転写されるため、長尺チューブの上面に文字等を印刷することが可能となる。このとき、筒状に形成されている長尺チューブは、サーマルヘッドによって押し潰される。印刷時に一時的に押し潰されていた長尺チューブは、弾性によって筒状に復元する。その後、長尺チューブ10は、ハーフカット機構によってハーフカットされてチューブ10として外部に排出される。
このような長尺チューブ10は、図1に示されるように長尺チューブ10の延伸方向に垂直な断面で切断したときに、内壁面が閉じた線となるクローズドタイプである。このためチューブ10の内壁面で囲まれる領域に線状体を内挿し、挿通させた後に線状体から外れることがない。また、このような長尺チューブ10は、弾性材料で形成されている。このためサーマルヘッドによって押し潰された後に復元し、線状体を内壁面で囲まれる領域に内挿可能(挿通可能)に構成されている。このような長尺チューブ10は、例えば、弾性を有する樹脂材料を押出成形することによって製造される。
以下このような長尺チューブ10の構成について説明する。図1(A)は、本実施形態にかかる長尺チューブ10を長尺チューブ10の延伸方向に垂直な断面で切断した断面図を示している。図1(B)は、サーマルヘッド等の押圧部材によって押し潰された状態の長尺チューブ10の断面を示している。図1(C)及び(D)は、径が異なる線状体であるケーブルC1及びケーブルC2をチューブ10に内挿したときの断面を示している。以下、図1(A)のように外力(重力等、線状体の形状を変形させないほど小さい力を除く)が作用せず上部と下部とが離間して内壁面で囲まれる領域に線状体を内挿可能な状態のことを平常時又は第1状態と呼び、図1(B)のように外力が作用して長尺チューブ10が押し潰されて、上部10Uと下部10Lとが接近した状態のことを印刷時又は第2状態と呼ぶ場合がある。なお相対的な位置関係を説明する目的で、印刷される表面(上面10US)を有する部分を便宜的に上部(例えば上部10U)と呼び、プラテンローラ等の支持体によって支持される部分を便宜的に下部(例えば下部10L)と呼び、下部から上部に向かう方向を上方と呼び、上部から下部に向かう方向を下方と呼ぶが、絶対的な位置関係を定めるものではない。例えば、下方は必ずしも鉛直方向を示すわけではない。
図1(A)に示されるように、長尺チューブ10は、印刷可能な上面10USを含む上部10Uと、上部10Lと対向する下部10Lと、上部10Uと接続する第1上部接続部11UCと、下部10Lと接続する第1下部接続部11LCと、上部10Uと第1上部接続部11UCを介して接続し、かつ、下部10Lと第1下部接続部11LCを介して接続する第1側壁11Wと、上部10Uと接続する第2上部接続部12UCと、下部10Lと接続する第2下部接続部12LCと、上部10Uと第2上部接続部12UCを介して接続し、かつ、下部10Lと第2下部接続部12LCを介して接続し、第1側壁11Wと対向する第2側壁12Wとを有する。
本実施形態において第1側壁11Wは、上部10Uと下部10Lの中間地点に設けられた第1関節部11C及び第3関節部13Cという2個の関節部を有する。ただし後述するように第1側壁11Wは、単一の関節部を有してもよいし、3個以上の関節部を有してもよい。同様に第2側壁12Wは、上部と下部の中間地点に設けられた第2関節部12C及び第4関節部14Cという2個の関節部を有するが、単一の関節部を有してもよいし、3個以上の関節部を有してもよい。
第1側壁11Wはさらに第1関節部11Cと第1上部接続部11UCとの間に設けられた第1側壁上部11WUと、第1関節部11Cと第1下部接続部11LCとの間に設けられた第1側壁下部11WLとを備える。本実施形態において第1側壁11Wは第3関節部13Cを備えるから、第1側壁下部11WLは、第3関節部13Cと第1下部接続部11LCとの間に設けられているともいえる。加えて第1側壁11Wは、第1関節部11Cと第3関節部13Cとの間に設けられた第1側壁中部11WMを備える。
同様に第2側壁12Wは第2関節部12Cと第2上部接続部12UCとの間に設けられた第2側壁上部12WUと、第2関節部12Cと第2下部接続部12LCとの間に設けられた第2側壁下部12WLとを備える。本実施形態において第2側壁12Wは第4関節部14Cを備えるから、第2側壁下部12WLは、第4関節部14Cと第2下部接続部12LCとの間に設けられているともいえる。加えて第2側壁12Wは、第2関節部12Cと第4関節部14Cとの間に設けられた第2側壁中部12WMを備える。
上部10Uは、印刷可能な上面10USを含む部分である。図1(A)に示されるように本実施形態において上面10USは平坦に形成され、図1(B)に示されるように潰されて上部10Uと下部10Lとを接近させたときにおいても上面10USは平坦を維持する。このため印刷装置は、凹凸を有する表面と比較して上面10USに好適に印刷を施すことが可能である。ただし上面10USは、一部または全部に凹面又は凸面を有してもよく、又は、凹部及び凸部を有してもよい。たとえば上面10USは上方に凸となるように緩やかに湾曲して形成されてもよい。あるいは上面10USは下方に凸となるように緩やかに湾曲して形成されてもよい。上面10USは印刷に影響しない部分に凹凸を有してもよい。
図1(A)に示されるように、上部10Uは第1側壁11W及び第2側壁12Wよりも肉厚に形成されている。例えば上部10Uは、第1側壁11W及び第2側壁12Wの肉厚の最大値の2倍以上の肉厚を有してよい(換言すると、第1側壁11W及び第2側壁12Wは、上部10Uの厚さの半分未満の厚さを有してよい)。このように上部10Uを肉厚に(特に上下方向に肉厚に)形成することにより、上部10Uと下部10Lとを接近させたときにおいても上部10Uは他の部分と比較して大きく変形しない。よって潰されたときにおいても上面10USを平坦に維持することが可能となる。本実施形態において上部10Uは、断面において上下方向に厚さ(肉厚)10UT以上の肉厚を有する。一方で第1側壁11Wは、第1側壁上部11WU(及び対称的に形成される第1側壁下部11WL)において最大の厚さ(肉厚)11WUT(及び厚さ11WLT)を有する。ここで厚さ10UTは、厚さ11WUT(及び厚さ11WLT)の2倍以上である。このため図1(B)に示されるように潰されて上部10Uと下部10Lとを接近させたときにおいても、上部10Uと下部10Lとの間に挟まれる第1側壁11W及び第2側壁12Wに起因して、上面10USが大きくうねってしまうことを抑制することが可能となる。
下部10Lは、プラテンローラ等の支持体によって支持される部分である。図1(A)に示されるように本実施形態において下部10Lの下面10LSは上面10USと平行に平坦に形成され、図1(B)に示されるように潰されて上部10Uと下部10Lとを接近させたときにおいても下面10LSは平坦を維持する。
本実施形態において上部10Uと下部10Lは上下対称に形成されている。よって下部10Lは、上部と同様に肉厚に形成されており、例えば、第1側壁11W及び第2側壁12Wの肉厚の最大値の2倍以上の肉厚を有してよい(換言すると、第1側壁11W及び第2側壁12Wは、下部10Lの厚さの半分未満の厚さを有してよい)。このように下部10Lを肉厚に形成することにより、下部は他の部分と比較して大きく変形しない。よって潰されたときにおいても上面10USを平坦に維持することが可能となる。本実施形態において下部10Lは、断面において上下方向に厚さ(肉厚)10LT以上の肉厚を有する。厚さ10LTは、厚さ10UTと同一である。
第1側壁11Wは、上部10Uと下部10Lとを接続すると共に、潰されて上部10Uと下部10Lとを接近させたときに屈曲する第1関節部11Cを有する。第1上部接続部11UCは、第1側壁11Wと上部10Uとを接続する部分に相当する。
図1(A)と(B)とを比較することによって示されるように、図1(A)の通常時(第1状態)において上部10Uと離間して設けられていた第1側壁上部11WUは、図1(B)の印刷時(第2状態)において、上部10Uの内壁面と少なくとも一部において接触する。その理由は、第1上部接続部11UCが変形したためである。より具体的にはサーマルヘッド等の押圧部材によって下方に向かう外力が上面10USに作用すると、上部10Uと下部10Lは接近するため、上部10Uと下部10Lとを接続する第1側壁11W(及び第2側壁12W)は屈曲する必要がある。図1(B)に示されるように印刷時(第2状態)において、第1側壁上部11WUは向きを変えて水平方向に延伸した状態となる。このように第1側壁上部11WUの向きを変えるために、第1上部接続部11UCは、内壁面側の部分が圧縮し外壁面側の部分が伸長するように変形して屈曲する。このため第1上部接続部11UCに接続する第1側壁上部11WUは向きを変えるように変位して上部10Uの内壁面と少なくとも一部において接触する。このように第1上部接続部11UCは、変形する関節部として機能するから、第1上部関節部11UCと呼ばれる場合がある。
図1(A)に示されるように本実施形態において第1上部接続部11UCの断面における肉厚(同図において内壁面から外壁面に到達する線分の長さに基づいて定められ、例えば、第1上部接続部11UCの断面における肉厚の最小値である肉厚11UCT)は、上部10Uの肉厚より小さく、かつ、第1側壁上部11WUの肉厚より小さい。換言すると、厚さ(肉厚)11UCTは、上部10Uの厚さ(肉厚)10UTより小さい。また、第1側壁上部11WUの厚さ(肉厚)は、厚さ(肉厚)11UCTより大きく、かつ、厚さ(肉厚)10UTより小さい。
このような構成により、第1上部接続部11UCを、外力に対して大きく変形する関節部として機能させることが可能となる。換言すると第1上部接続部11UCの周辺の部位に相当する上部10U及び第1側壁上部11WUを、外力に対して相対的に小さくしか変形しない、又は、ほとんど変形させない部位として機能させることが可能となる。
上部10Uと下部10Lとを接続する第1側壁11Wは、本実施形態において上下対称に形成される。第1側壁上部11WUは、第1関節部11Cと第1上部接続部11UCとの間に設けられる壁部である。本実施形態における長尺チューブ10は、潰されて上部10Uと下部10Lとを接近させたときに第1側壁11Wは内方(第2側壁12Wに接近する方向)に屈曲する。このように屈曲させるために第1側壁上部11WUは、断面において第1上部接続部11UCから下部10L及び第2側壁12Wに接近する傾斜方向に延伸して設けられる。その結果、第1関節部11Cは、第1上部接続部11UC及び第1下部接続部11LCと比較して第2側壁12Wに接近した位置に設けられる。よって第1関節部11Cは、断面において上部10Uと下部10Lとの間の領域に設けられる。
第1側壁上部11WUの肉厚は、第1上部接続部11UCの肉厚11UCTより大きく、かつ、第1関節部11Cの肉厚11CTより大きい。このため外力に対して第1上部接続部11UC及び第1関節部11Cを相対的に大きく変形させ、第1側壁上部11WUを相対的に小さく変形させることが可能となる。
第1関節部11C(「第1側壁関節部」の一例)は、上部10Uと下部10Lとを接近させたとき屈曲して変形する部分である。すなわち図1(B)に示されるように印刷時(第2状態)において、第1側壁11Wは第1関節部11Cを起点に折れ曲がっているといえるから、第1関節部11Cは屈曲している。その結果印刷時(第2状態)において、第1関節部11Cを挟んで隣接する第1側壁上部11WUの外壁面と第1側壁下部11WLの外壁面とは接触する。
図1(A)の平常時(第1状態)における第1関節部11Cと第2関節部12Cとの紙面左右方向の距離(間隔)は、図1(B)の印刷時(第2状態)における第1関節部11Cと第2関節部12Cとの紙面左右方向の距離(間隔)よりも大きいことから示されるように、第1関節部11Cは、上部10Uと下部10Lとを接近させたとき第2側壁12Wに接近する方向に変位して屈曲する。より具体的にはサーマルヘッド等の押圧部材によって下方に向かう外力が上面10USに作用することにより、第1関節部11Cは第2側壁12Wに接近する方向(図1(A)における紙面右方向)に変位するとともに、第1関節部11Cの内壁面側の部分(第2側壁12Wに対向する部分を含む)は伸長し、外壁面側の部分(外方に露出する部分を含む)は圧縮するように変形する。このように第1関節部11Cは、屈曲して変形する部分として機能する。第1関節部11Cを第1側壁11Wの上部と下部との間の所定位置に設けることにより、決まった位置で第1側壁11Wを屈曲させることが可能となる。このため、印刷時に下面10LSに対して上面10USが右又は左にずれてしまう事態を抑制し、図1(B)に示される印刷時における長尺チューブ10の断面形状を一意に定めることが可能となる。
第1関節部11Cの断面における肉厚(図1(A)において第1関節部11Cの内壁面から外壁面に到達する線分の長さに基づいて定められ、例えば第1関節部11Cの断面における肉厚の最小値である肉厚11CT(「第1厚さ」の一例)は、第1側壁上部11WUの肉厚より小さく、かつ、第1側壁中部11WMの肉厚11WMTより小さい。このため外力に対して第1関節部11Cを相対的に大きく変形する関節部として機能させ、第1側壁上部11WU及び第1側壁中部11WMを相対的に小さく変形し、又は、ほとんど変形しない非関節部として機能させることが可能となる。
第1側壁中部11WMは、第1関節部11Cと第3関節部13Cを接続する。第1側壁中部11WMは、断面において上下対称に設けられる第1側壁11Wの中間部に相当する。図1(A)に示されるように第1側壁中部11WMの内壁面は断面において上面10US及び下面10LSに対して垂直に上下方向に延伸する部分を有する。このため図1(B)に示されるように印刷時においても第1側壁中部11WMの内壁面は断面において上面10US及び下面10LSに対して垂直に上下方向に延伸する部分を有するため、上下方向に圧縮して上部10Uを下方から支持する。従って印刷時において上面10USが押圧されたときに上面10USの変形を抑制することが可能となる。このように第1側壁中部11WMを上部10Uと下部10Lとで上下から挟み込んでいるため、印刷時に潰れたときの長尺チューブ10の断面形状を一意に定めることが可能となる。このとき第1側壁中部11WMは上部10Uの下面と接触し、かつ、下部10Lの上面と接触する。
第1側壁中部11WMの断面における肉厚(図1(A)において内壁面から外壁面に到達する線分の長さに基づいて定められ、例えば肉厚11WMT)は、第1関節部11Cの肉厚11CTより大きく、かつ、第3関節部13Cの肉厚13CTより大きい。このため外力に対して第1関節部11C及び第3関節部13Cを相対的に大きく変形させ、第1側壁中部11WMを相対的に小さく変形させることが可能となる。
第3関節部13Cは第1関節部11Cと、第1側壁下部11WLは第1側壁上部11WUと、第1下部接続部11LCは第1上部接続部11UCと、断面においてそれぞれ上下対称に設けられるため以下のとおり説明を簡略化する。
第3関節部13Cは、第1関節部11Cと同様に、上部10Uと下部10Lとを接近させたとき第2側壁12Wに接近する方向に変位して屈曲する。このとき第3関節部13Cの内壁面側は伸長し、外壁面側は圧縮する。このため平常時において傾斜方向に延伸して設けられる第1側壁下部11WLは、印刷時に変位して略水平方向に延伸した状態で下部10Lの内壁面と少なくとも一部において接触する。また第3関節部13Cの断面における肉厚(例えば肉厚13CT)は、第1側壁下部11WLの肉厚(例えば肉厚11WLT)より小さく、かつ、第1側壁中部11WMの肉厚(例えば肉厚11WMT)より小さい。
第1側壁下部11WLは、第3関節部13Cと第1下部接続部11LCとの間に設けられる壁部である。第1側壁11Wを内方に屈曲させるために第1側壁下部11WLは、断面において第1下部接続部11LCから上部10U及び第2側壁12Wに接近する傾斜方向に延伸して設けられる。その結果、第3関節部13Cは、第1上部接続部11UC及び第1下部接続部11LCと比較して第2側壁12Wに接近した位置に設けられる。よって第3関節部13Cは、断面において上部10Uと下部10Lとの間の領域に設けられる。第1側壁下部11WLの肉厚(例えば、11WLT)は、第1下部接続部11LCの肉厚(例えば11LCT)より大きく、かつ、第1関節部11Cの肉厚(例えば、11CT)より大きい。このため外力に対して第1下部接続部11LC及び第3関節部13Cを相対的に大きく変形させ、第1側壁上部11WUを相対的に小さく変形させることが可能となる。
第1下部接続部11LCは、第1側壁11Wと下部10Lとを接続する部分に相当する。サーマルヘッド等の押圧部材によって下方に向かう外力が上面に作用することにより、第1下部接続部11LCの内壁面側は圧縮し、外壁面側は伸長するように変形して屈曲する。このように第1下部接続部11LCは、変形する関節部として機能するから、第1下部関節部と呼ばれる場合がある。
図1(A)及び図1(B)に示されるように第2上部接続部12UC、第2側壁12W及び第2下部接続部12LCは、第1上部接続部11UC、第1側壁11W及び第1下部接続部11LCとそれぞれ左右対称に設けられるため以下のとおり説明を簡略化する。
第2上部接続部12UC(第2上部関節部)は、第2側壁12Wと上部10Uとを接続する部分に相当する。下方に向かう外力が上面10USに作用することにより、第2上部接続部12UCの内壁面側は圧縮し、外壁面側は伸長するように変形して屈曲するため第2上部接続部12UC、第2上部関節部12UCと呼ばれる場合がある。第2上部接続部12UCの断面における肉厚は、上部10Uの肉厚より小さく、かつ、第2側壁上部12WUの肉厚より小さい。
第2側壁12Wは、本実施形態において上下対称に形成される。第2側壁上部12WUは、第2関節部12Cと第2上部接続部12UCとの間に設けられる壁部であり、断面において第2上部接続部12UCから下部10L及び第1側壁11Wに接近する傾斜方向に延伸して設けられ、その結果、第2関節部12Cは、第2上部接続部12UC及び第2下部接続部12LCと比較して第1側壁11Wに接近した位置に設けられる。よって第2関節部12Cは、断面において上部10Uと下部10Lとの間の領域に設けられる。第2側壁上部12WUの肉厚は、第2上部接続部12UCの肉厚より大きく、かつ、第2関節部12Cの肉厚より大きい。
第2関節部12C(「第2側壁関節部」の一例)は、上部10Uと下部10Lとを接近させたときに屈曲して変形する部分である。第2関節部12Cは、上部10Uと下部10Lとを接近させたとき、第1側壁11Wに接近する方向(図1(A)における紙面左方向)に変位するとともに、第2関節部12Cの内壁面側は伸長し、外壁面側は圧縮するように屈曲して変形する。第2関節部12Cの断面における肉厚は、第2側壁上部12WUの肉厚より小さく、かつ、第2側壁中部12WMの肉厚より小さい。
第2側壁中部12WMは、第2関節部12Cと第4関節部14Cを接続する。第2側壁中部12WMは、断面において上下対称に設けられる第2側壁12Wの中間部に相当し、その内壁面は断面において上面10US及び下面10LSに対して垂直に上下方向に延伸する部分を有する。このため印刷時において上面10USが押圧されたときに上面10USの変形を抑制することが可能となる。第2側壁中部12WMの断面における肉厚は、第2関節部12Cの肉厚より大きく、かつ、第4関節部14Cの肉厚より大きい。
第4関節部14Cは第3関節部13Cと、第2側壁下部12WLは第2側壁上部12WUと、断面においてそれぞれ上下対称に設けられるため説明を簡略化する。第4関節部14Cは、上部10Uと下部10Lとを接近させたとき、第1側壁11Wに接近する方向に変位して屈曲する。このとき第4関節部14Cの内壁面側は伸長し、外壁面側は圧縮する。このため平常時において傾斜方向に延伸して設けられる第2側壁下部12WLは、印刷時に変位して略水平方向に延伸した状態で下部10Lの内壁面と少なくとも一部において接触する。また第4関節部14Cの断面における肉厚は、第2側壁下部12WLの肉厚より小さく、かつ、第2側壁中部12WMの肉厚より小さい。
第2側壁下部12WLは、第4関節部14Cと第2下部接続部12LCとの間に設けられる壁部である。第2側壁12Wを内方に屈曲させるために第2側壁下部12WLは、断面において第2下部接続部12LCから上部10U及び第1側壁11Wに接近する傾斜方向に延伸して設けられる。その結果、第4関節部14Cは、第2上部接続部12UC及び第2下部接続部12LCと比較して第1側壁11Wに接近した位置に設けられる。よって第4関節部14Cは、断面において上部10Uと下部10Lとの間の領域に設けられる。第2側壁下部12WLの肉厚は、第2下部接続部12LCの肉厚より大きく、かつ、第4関節部14Cの肉厚より大きい。
第2下部接続部12LC(第2下部関節部)は、第2側壁12Wと下部10Lとを接続する部分に相当する。サーマルヘッド等の押圧部材によって下方に向かう外力が上面10USに作用することにより、第2下部接続部12LCの内壁面側は圧縮し、外壁面側は伸長するように変形する。
以上のような構成を備えることにより、平常時において第1側壁上部11WU(第2側壁上部12WU)と上部10Uとの間、第1側壁下部11WL(第2側壁下部12WL)と下部10Lとの間及び第1側壁上部11WU(第2側壁上部12WU)と第1側壁下部11WL(第2側壁下部12WL)との間にそれぞれ間隙を有し、内方にV字型に曲げられて下部10Lから立設して設けられる第1側壁11W(第2側壁12W)は、印刷時において第1上部接続部11UC(第2上部接続部12UC)、第1下部接続部11LC(第2下部接続部12LC)、第1関節部11C(第2関節部12C)及び第3関節部13C(第4関節部14C)がそれぞれ屈曲して変形した結果、第1側壁上部11WU(第2側壁上部12WU)の内壁面と上部10Uの内壁面とは接触し、第1側壁上部11WU(第2側壁上部12WU)の外壁面と第1側壁下部11WL(第2側壁下部12WL)の外壁面とは接触し、第1側壁下部11WL(第2側壁下部12WL)の内壁面と下部10Lの内壁面とは接触すると共に、上部10Uと下部10Lとは、断面において略同じ形状を維持したまま接近する。
このように決まった位置で変形するように、決まった部分(第1上部接続部11UC、第2上部接続部12UC、第1下部接続部11LC、第2下部接続部12LC及び第1関節部11C乃至第4関節部14C)の肉厚を周辺の部分の肉厚より小さくすることにより、外力に対して決まった位置で第1側壁11W(第2側壁12W)を屈曲させることが可能となる。このため、長尺チューブをドラム等に巻き付ける際の巻き付け方の不均一や製造誤差等が生じたとしても、決まった部分で屈曲させることにより、印刷時に下面10LSに対して上面10USが右又は左にずれてしまう事態を抑制し、印刷時における長尺チューブ10の断面形状を一意に定めることが可能となる。
また図1(A)に示されるように平常時(第1状態)において、第1側壁11W及び第2側壁12Wは、下部10Lから立設して上部10Uを支持している。このため上部10Uと下部10Lとは大きく離間し、上部10U、下部10L、第1側壁11W及び第2側壁12Wの内壁面で囲まれる領域(即ち、長尺チューブ10の内壁面で囲まれる領域)は、十分な大きさを有する。よって長尺チューブ10には、十分な大きさの線状体を内挿することが可能となる。
一方で図1(B)に示されるように印刷時(第2状態)において、第1側壁上部11WUの内壁面と上部10Uの内壁面とは接触し、第1側壁上部11WUの外壁面と第1側壁下部11WLの外壁面とは接触し、第1側壁下部11WLの内壁面と下部10Lの内壁面とは接触する。このためサーマルヘッド等の押圧部材によって下方に向かう外力が上面10USに作用しても、第1側壁11W及び第2側壁12Wは、上部10Uを支持する。その結果、印刷時における上面10USの変形が抑制されるから、好適に上面10USの印刷領域に印刷をすることが可能となる。
加えて本実施形態における長尺チューブ10は、断面において、内壁面で囲まれる領域が左右対称に設けられている。加えて、第1側壁11W及び第2側壁12Wそのものも左右対称に設けられている。このため、印刷時に下面10LSに対して上面10USが右又は左にずれてしまう事態を抑制することが可能となる。また、第1側壁11W及び第2側壁12Wが左右対称に設けられているので、線状体を内挿したときに線状体をチューブ10の左右方向中心に支持できるから、線状体に印刷された識別情報を容易に視認することが可能となる。さらに複数のチューブ10にそれぞれ線状体を内挿して隣接して並べた場合であっても、複数のチューブ10を整列できるから、線状体に印刷された各識別情報を容易に視認することが可能となるとともに見栄えが向上する。
さらに本実施形態における長尺チューブ10は、断面において、内壁面で囲まれる領域が上下対称に設けられている。このような構成により長尺チューブ10の上下を誤って印刷装置に搭載することを抑制することが可能となる。
図1(C)は、相対的に小径の線状体C1を内挿した様子を示し、図1(D)は、相対的に大径の線状体C2を内挿した様子を示す断面図である。
これら図面に示されるように、第1側壁11Wは、上部10Uと下部10Lとの中間部分(第1関節部11C、第1側壁中部11WM及び第3関節部13C付近)において内方に屈曲しており、長尺チューブ10の中心軸(上部10U、下部10L、第1側壁11W及び第2側壁12Wで囲まれる領域の中心)に最も接近する部分に相当する。同様に第2側壁12Wは、上部10Uと下部10Lとの中間部分(第2関節部12C、第2側壁中部12WM及び第4関節部14C付近)において内方に屈曲しており、同様に中心軸に最も接近する部分に相当する。このため長尺チューブ10は、線状体を挿通させたときに第1側壁11W及び第2側壁12Wの中間部分が線状体に接触し、線状体を弾性的に支持可能に構成されている。
図1(C)に示されるように相対的に小径の線状体C1を内挿したとき、線状体C1は上部10Uの下面(又は下部10Lの上面)、第1側壁11Wの中間部分及び第2側壁12Wの中間部分に当接して支持される。
図1(D)に示されるように相対的に大径の線状体C2を内挿したとき、線状体C2は上部10Uの下面(又は下部10Lの上面)、第1側壁11Wの中間部分及び第2側壁12Wの中間部分に当接して支持される。このとき第1側壁11Wの第1上部接続部11UC、第1関節部11C及び第1下部接続部11LCは、印刷時と反対方向にそれぞれ変形可能に構成されている。このため上部10Uと下部10Lとは第1状態と比較してさらに離間し、上面10USと下面10LSとの距離は第2状態における上面10USと下面10LSとの距離よりも大きくなる(以下、このように大径の線状体C2を内挿して上面10USと下面10LSとの距離は第2状態における上面10USと下面10LSとの距離よりも大きくなる状態を、「第3状態」と呼ぶ場合がある)。第1側壁11Wと第2側壁12Wとは左右対称に形成されているから、線状体C2の側面に押圧されることにより、同様に伸長する。それとともに、上面10USの下面中央部付近は、線状体C2の上面に押し上げられる。このため第3状態においても、上面10USは平坦を維持することが可能となる。
このような構成により、長尺チューブ10は、大径の線状体C2を支持することが可能に構成されている。特に第1側壁11W及び第2側壁12Wが上下に延伸するため、圧縮方向に弾性力が発生するから、グリップ力を高めることが可能となる。また第1側壁11W及び第2側壁12Wが上下に延伸するため、上面10USを平坦に維持することが可能となる。
[断面形状について]
さらに本実施形態に係る長尺チューブ10は、以下のような構成を付加的に備えている。
すなわち長尺チューブ10は、方形状(正方形状乃至縦長の長方形状)の断面構成を有する。例えば、図1(A)に示されるように、平常時における長尺チューブ10の上面10US及び下面10LSは断面において互いに平行な平坦面をそれぞれ有し、かつ、断面における上面10USと下面10LSとの距離H1(長尺チューブ10の高さ)は、断面における上面10USの幅W1の80%以上であってよい。
このような構成によれば図1(D)に示されるように複数のチューブ10にそれぞれ線状体C2を内挿して隣接して並べたときに、あるチューブ10が内挿されている線状体C2を中心に回転しようとしても、隣接する他のチューブ10の第1側壁11W又は第2側壁12Wが衝突するため、そのチューブ10が回転することを抑制することが可能となる。このため複数のチューブ10の各上面10USが同じ方向を向くように複数のチューブ10を配列することが可能となる。加えて各上面10USがそれぞれ平坦面を有する場合、複数のチューブ10の識別情報が概ね同一平面上に表示されることとなるから、従来と比較して、各線状体を容易に識別することが可能となる。
さらに本実施形態の長尺チューブ10は、図1(A)に示されるとおり長尺チューブ10に大きな外力が作用しない第1状態において、上面10USは、断面において平坦となるとともに、長尺チューブ10の上面10USに下方に向かう大きな外力が作用して上部10Uと下部10Lとが接近した第2状態においても、上面USは、断面において概ね平坦となるように構成されている。このような構成を実現するための具体例の一つとして、本実施形態における長尺チューブ10は、上部10Uの下面中央にわずかに下方に突出する凸部を設けるとともに、下部10Lの上面中央にわずかに上方に突出する凸部を設け、第2状態において上部10Uに設けた凸部が第1関節部11C及び第2関節部12Cに接触し、下部10Lに設けた凸部が第3関節部13C及び第4関節部14Cに接触する構成を有している。このような構成により印刷時に潰れたときの長尺チューブ10の断面形状を一意に定めることが可能となる。
以上のとおりであるから、本実施形態によれば、押し潰したときの上部の位置が下部の位置に対して一意に決まる(左右へのずれが小さい)長尺チューブを提供することが可能となる。
ただし長尺チューブは、種々変形可能である。例えば、第1側壁は、第3関節部及び第1側壁中部を備えなくてもよく、第2側壁は、第4関節部及び第2側壁中部を備えなくてもよい。この場合、第1側壁は例えば上部と下部との中間部分に第1関節部を有し、第2側壁は上部と下部との中間部分に第2関節部を有してもよい。または第1側壁又は第2側壁はそれぞれ3個以上の関節部を有してもよい。または第1側壁関節部は、第1上部関節部及び第1下部関節部よりも外側に位置し、前記第1側壁を外方に屈曲させるように構成されてもよい。ここで「外方」とは、チューブの外壁から外部に向かう方向をいい、第1側壁にとっての外方とは第2側壁から離間する方向を含み、第2側壁にとっての外方とは第1側壁から離間する方向を含む。
加えて関節部は、肉厚を小さくする以外の手段により実現してもよい。例えば、切り込みを入れることにより関節部を設けてもよい。例えば、貫通穴又は貫通溝を形成することにより関節部を設けてもよい。例えば、周辺の部分の材料の弾性率よりも小さい弾性率を有する材料から構成することにより関節部を設けてもよい。周辺の部分の材料の弾性率よりも小さい弾性率を有する材料から関節部を構成することにより、同一の肉厚であっても、関節部による変形を促進することが可能となる。その他後述する他の実施形態に記載の手段により関節部を設けてもよい。
[第2実施形態]
図2(A)は、本実施形態にかかる長尺チューブ20の第1状態における断面を示し、図2(B)は、長尺チューブ20の第2状態における断面を示している。なお、他の実施形態に記載された同一又は同様の機能又は構成を有する要素については、同様の名称を付して詳細な説明を省略する。また他の実施形態に記載されたのと同様に発揮されると理解される作用効果については、説明を省略又は簡略化し異なる部分を中心に説明する(他の実施形態においても同様に説明を省略又は簡略化する)。
本実施形態にかかる長尺チューブ20は、長尺チューブ10と同様に、弾性材料で形成されており、サーマルヘッド等の押圧部材によって押し潰された状態で表面に文字等を印刷された後、線状体を内壁面で囲まれる領域に内挿することで他の線状体と識別する用途で使用される(他の実施形態にかかる長尺チューブも同様の用途を有するため説明を省略する)。
この長尺チューブ20は、長尺チューブ10と同様に、印刷可能な上面20USを含む上部20Uと、下面20LSを含む下部20Lと、上部20Uと接続する第1上部接続部(第1上部関節部)21UCと、下部20Lと接続する第1下部接続部(第1下部関節部)21LCと、上部20Uと第1上部接続部21UCを介して接続し、下部20Lと第1下部接続部21LCを介して接続し、上部20Uと下部20Lとを接近させたとき屈曲して変形する第1関節部21Cを有する第1側壁21Wと、上部20Uと接続する第2上部接続部(第2上部関節部)22UCと、下部20Lと接続する第2下部接続部(第2下部関節部)22LCと、上部20Uと第2上部接続部22UCを介して接続し、下部20Lと第2下部接続部22LCを介して接続し、上部20Uと下部20Lとを接近させたとき屈曲して変形する第2関節部22Cを有する第2側壁22Wを備える。
さらに第1関節部21Cは、第2側壁22Wに接近する方向に変位して上部20Uと下部20Lとの間の所定位置で屈曲し、第2関節部22Cは、上部20Uと下部20Lとを接近させたとき第1側壁21Wに接近する方向に変位して上部20Uと下部20Lとの間の所定位置で屈曲するように構成されている点、かつ、第1側壁上部21WU(第2側壁上部22WU)は断面において第1上部接続部21UC(第2上部接続部22UC)から下部20L及び第2側壁22W(第1側壁21W)に接近する傾斜方向に延伸して設けられ、第1側壁下部21WL(第2側壁下部22WL)は断面において第1下部接続部21LC(第2下部接続部22LC)から上部20U及び第2側壁22W(第1側壁21W)に接近する傾斜方向に延伸して設けられる点においても、長尺チューブ10と同様である。
しかしながら長尺チューブ10と異なり、第1側壁21Wは単一の関節部である第1関節部21Cを上部20Uと下部20Lとの中間地点に備え、第2側壁22Wは、単一の関節部である第2関節部22Cを上部20Uと下部20Lとの中間地点に備えている点で、各側壁が複数の関節部を備えている長尺チューブ10と異なる。
さらに長尺チューブ20は、第1側壁21W及び第2側壁22Wが概ね均等の肉厚(断面における厚さ)21WT及び22WTを有する点で、肉厚を異ならせることにより関節部を設けた側壁を有する長尺チューブ10と異なる。ただし肉厚21WT及び肉厚22WTは、断面における上部20Uの上下方向の肉厚20UT及び下部20Lの上下方向の肉厚20LTより小さく設けられる点では、長尺チューブ10と共通する。
本実施形態に係る長尺チューブ20は、屈曲させたい部位の曲率半径を小さくすること(屈曲させたい部位にエッジ等の切れ込みを入れることを含む)によって、極めて小さいRが形成された関節部を設けている。
図2(B)は、図2(A)において第1関節部21Cを含む領域ARA1の拡大図である。第1関節部21Cは、内壁面側と外壁面側とで異なる曲率半径を有して形成されている。内壁面に沿った曲率半径R1は、図1(B)の矢印AR1として示されるように相対的に大きい値を有するために湾曲して形成される。一方で外壁面に沿った曲率半径は、図1(B)の矢印AR2として示されるようにエッジ(切れ込み)を設けることにより不連続の曲率乃至曲率半径R1よりも十分に小さい値を有するために屈曲して形成される。
同様に第2関節部22Cは、内壁面に沿った曲率半径R1は相対的に大きい値を有するために内壁面に沿った部分において湾曲して形成され、一方で外壁面に沿った曲率半径は、エッジ(切れ込み)を設けることにより不連続の曲率乃至曲率半径R1よりも十分に小さい値を有するために外壁面に沿った部分は屈曲して形成される。
さらに第1上部接続部21UC、第1下部接続部21LC、第2上部接続部22UC及び第2下部接続部22LCにおいても、屈曲させたい内壁側の部位の曲率半径が小さく形成されている。すなわち、第1上部接続部21UC、第1下部接続部21LC、第2上部接続部22UC及び第2下部接続部22LCは、それぞれ、断面において外壁面に沿って第1曲率半径R1以上の曲率半径を有して湾曲して形成され、外壁面に沿って第1曲率半径R1未満の相対的に小さな曲率半径を有して形成される。
以上のような構成により、あたかも切れ込みを設けて木材を所定方向に倒れるように伐採するのと同様に、外力に対して決まった位置で第1側壁21W及び第2側壁22Wを屈曲させることが可能となる。このため、印刷時に下面20LSに対して上面20USが右又は左にずれてしまう事態を抑制し、印刷時における長尺チューブ20の断面形状を一意に定めることが可能となる。
図2(B)は、サーマルヘッド等の押圧部材によって押し潰された状態(第2状態)の長尺チューブ20の断面を示している。同図に示されるように、印刷時において第1側壁上部21WU(第2側壁上部22WU)の内壁面と上部20Uの内壁面とは接触し、第1側壁上部21WU(第2側壁上部22WU)の外壁面と第1側壁下部21WL(第2側壁下部22WL)の外壁面とは接触し、第1側壁下部21WL(第2側壁下部22WL)の内壁面と下部20Lの内壁面とは接触すると共に、上部20Uと下部20Lとは、断面において略同じ形状を維持したまま接近する。長尺チューブ20の第1側壁21W及び第2側壁22Wの肉厚は概ね同一であるから、潰されて上部20Uと下部20Lとを接近させたときにおいても上面20USは平坦を維持する。このため印刷装置は、凹凸を有する表面と比較して上面20USに好適に印刷を施すことが可能である。
[関節部間の距離関係について]
さらに本実施形態に係る長尺チューブ20は、以下のような構成を付加的に備えている。
すなわち長尺チューブ20の断面において、第1上部関節部21UCと第2上部関節部22UCの距離D1から、第1関節部21Cと第1上部関節部21UCとの距離D2と、第2関節部22Cと第2上部関節部22UCとの距離D3との和である値(D2+D3)を減算した値(D1-(D2+D3))は、第1下部関節部21LCと第2下部関節部22LCの距離D4から、第1関節部21Cと第1下部関節部21LCとの距離D5と、第2関節部22Cと第2下部関節部22LCとの距離D6との和である値(D5+D6)を減算した値(D4-(D5+D6))は、同一となるように長尺チューブ20は構成されている。すなわち(D1-(D2+D3))=(D4-(D5+D6))という関係式である(以下、「第1の関係式」という。)。
ここで距離D1乃至D6は、図2(C)に示されるように、外力が作用して長尺チューブ10が押し潰されて、上部10Uと下部10Lとが接近した第2状態における関節間の水平方向距離に基づいて測定される。
本出願の発明者らは、上述した第1の関係式を満足することにより、印刷時に上面20USが湾曲することを抑制することが可能となる点に着目した。すなわち距離D1から、距離D2と距離D3との和である値(D2+D3)を減算した値(D1-(D2+D3))は、第2状態における第1側壁上部21WUと第2側壁上部22WUとの間隔(距離)に相当する。また距離D4から、距離D5と距離D6との和である値(D5+D6)を減算した値(D4-(D5+D6))は、第2状態における第1側壁下部21WLと第2側壁下部22WLとの間隔(距離)に相当する。このため、両者の値が大きく相違する場合、第2状態において上面20USが湾曲する。例えば、値(D4-(D5+D6))の方が、値(D1-(D2+D3))より大きい場合、上面20USが下方に窪む一因となる。
そこで上述した第1の関係式を満足する位置に関節部を設けることにより、印刷時に上面20USが湾曲することを抑制することが可能となる。例えば、第1側壁上部21WU(第2側壁上部22WU)の長さと第1側壁下部21WL(第2側壁下部22WL)の長さが異なる結果距離D2と距離D5とが異なる場合であっても、または、上部20Uの幅と下部20Lの幅とが異なる結果距離D1と距離D4とが異なる場合であっても、あるいは、第1側壁下部21WLと第2側壁下部22WLの長さが異なる結果距離D5と距離D6とが異なり第1関節部21Cと第2関節部22Cの高さが異なる場合であっても、上述した第1の関係式を満足する場合、印刷時に上面20USが湾曲することを抑制することが可能となる。
例えば、本実施形態に示される長尺チューブ20等において、第1上部関節部21UCは、第1下部関節部21LCの直上に設けられており、同様に、第2上部関節部22UCは、第2下部関節部22LCの直上に設けられている。しかしながら、仮に第1上部関節部21UC及び第2上部関節部22UCは、第1下部関節部21LC及び第2下部関節部22LCの直上にそれぞれ設けられておらず、水平方向に異なる位置に設けられていたとしても、内方に屈曲するタイプの長尺チューブにおいて上述した第1の関係式を満足していれば、印刷時における長尺チューブ20の断面形状を一意に定めることが可能となる。
さらに本実施形態に係る長尺チューブ20は、上述した距離関係とは独立に以下のような構成を付加的に備えている。
すなわち長尺チューブ20の断面において、第1上部関節部21UCと第2上部関節部22UCとの距離D1と、第2関節部22Cと第2上部関節部22UCとの距離D4とは同一であり、第1関節部21Cと第1上部関節部21UCとの距離D2と、第2関節部22Cと第2上部関節部22UCとの距離D3と、第1関節部21Cと第1下部関節部21LCとの距離D5と、第2関節部22Cと第2下部関節部22LCとの距離D6とは同一であり、かつ、距離D2は、距離D1の50%以下となるように長尺チューブ20は構成されている。すなわち、D2=D3=D5=D6≦(D1/2)=(D4/2)という第関係式である(以下、「第2の関係式」という。)。
ここで距離D1乃至D6は、図2(C)に示されるように、外力が作用して長尺チューブ10が押し潰されて、上部10Uと下部10Lとが接近した第2状態における関節間の水平方向距離に基づいて測定される。
本出願の発明者らは、第2の関係式を満足する位置に関節部を設けることにより、印刷時に上面20USが湾曲することを抑制することが可能となる点に着目した。すなわち距離D1と距離D4を互いに同一とするとともに、距離D2、距離D3、距離D5及び距離D6を互いに同一とすることにより、上部20U、下部20L、第1側壁21W及び第2側壁22Wで囲まれる領域の対称性を高めることが可能となる。加えて、距離D2及び距離D3は、それぞれ距離D1の50%以下であるから、第2状態において、第1側壁上部21WUと第2側壁上部22WUとが接触することがないか、接触したとしても端部がわずかに接触するに過ぎない。このため第2状態において、第1側壁上部21WUと第2側壁上部22WUが衝突することに起因して、上面20USが大きく変形する事態を抑制することが可能となる。同様に距離D5及び距離D6は、それぞれ距離D4の50%以下であるから、第2状態において第1側壁下部21WLと第2側壁下部22WLが衝突することに起因して、上面20USが大きく変形する事態を抑制することが可能となる。
なお距離D2、距離D3、距離D5及び距離D6は、距離D1及び距離D4の30%以上(50%以下)であることが好ましい。このような構成とすることにより第1側壁21W及び第2側壁22Wは、上部20Uを好適に支持することが可能となる。
以上のような長尺チューブ20によれば、予め定められた位置(第1上部接続部21UC、第2上部接続部22UC、第1下部接続部21LC、第2下部接続部22LC、第1関節部21C及び第2関節部22C)に小さな曲率を有する部位を設けたことにより、外力に対してその位置で第1側壁21W及び第2側壁22Wを屈曲させることが可能となる。このため、印刷時に下面20LSに対して上面20USが右又は左にずれてしまう事態を抑制し、印刷時における長尺チューブ20の断面形状を一意に定めることが可能となる。
また、長尺チューブ20においては第1側壁21W及び第2側壁22Wの膜厚が概ね同一であるから、第2状態において第1側壁21W等の膜厚変化に起因して上面20USが大きくうねってしまう事態を抑制することが可能となる。ただし長尺チューブ10と同様に関節部の膜厚を周辺の部位の膜厚より小さくして、より変形しやすく関節部を構成してもよい。なお長尺チューブ10と同様に長尺チューブ20においても、異なる径を有する複数種類の線状体を内挿することが可能である。大径の線状体C2を、長尺チューブ20を分離してなるチューブに内挿した場合、第1側壁21W及び第2側壁22Wは、上下方向に延伸し、上面20USと下面20LSとの距離は第1状態の距離よりも大きくなる。
[第3実施形態]
図3(A)は、本実施形態にかかる長尺チューブ30の第1状態における断面を示し、図3(B)は、長尺チューブ30の第2状態における断面を示している。
この長尺チューブ30は、長尺チューブ10と同様に、印刷可能な上面30USを含む上部30Uと、下面30LSを含む下部30Lと、上部30Uと接続する第1上部接続部(第1上部関節部)31UCと、下部30Lと接続する第1下部接続部(第1下部関節部)31LCと、上部30Uと第1上部接続部31UCを介して接続し、下部30Lと第1下部接続部31LCを介して接続し、上部30Uと下部30Lとを接近させたとき屈曲して変形する第1関節部31Cを有する第1側壁31Wと、上部30Uと接続する第2上部接続部(第2上部関節部)32UCと、下部30Lと接続する第2下部接続部(第2下部関節部)32LCと、上部30Uと第2上部接続部32UCを介して接続し、下部30Lと第2下部接続部32LCを介して接続し、上部30Uと下部30Lとを接近させたとき屈曲して変形する第2関節部32Cを有する第2側壁32Wを備える。
さらに図3(A)に示されるように、断面における第1上部接続部31UC、第1下部接続部31LC、第2上部接続部32UC、第2下部接続部32LC、第1関節部31C及び第2関節部32C(第1上部接続部31UC等)の肉厚を、周辺の部位である上部30U、下部30L、第1側壁上部31WU、第1側壁下部31WL、第2側壁上部32WU及び第2側壁下部32WL(上部30U等)の肉厚より小さく形成することにより、外力に対して第1上部接続部31UC等を相対的に大きく変形する関節部として機能させ、上部30U等を相対的に小さく変形し、又は、ほとんど変形しない非関節部として機能させることが可能となる。
しかしながら長尺チューブ10と異なり、第1側壁31Wは単一の関節部である第1関節部31Cを上部30Uと下部30Lとの中間地点に備え、第2側壁32Wは、単一の関節部である第2関節部32Cを上部20Uと下部20Lとの中間地点に備えている。
さらに長尺チューブ10と異なり、第1側壁31W及び第2側壁32Wは、下部30Lから略垂直に立設して上部30Uを支持している。加えて第1関節部31C及び第2関節部32Cの外壁面に内方に窪む凹部を設けることにより、第1関節部31C及び第2関節部32Cの肉厚を小さくしている。
図3(B)に示されるように、このような構成により長尺チューブ30の第1側壁31W及び第2側壁32Wは外方に広がるように屈曲する点においても、第1側壁11W及び第2側壁12Wが内方に屈曲する長尺チューブ10と異なる。具体的には、第1関節部31Cは、上部30Uと下部30Lとを接近させたとき第2側壁32Wから離間する方向に変位して屈曲し、第2関節部32Cは、上部30Uと下部30Lとを接近させたとき第1側壁31Wから離間する方向に変位して屈曲する。
さらに長尺チューブ30は、上部30U、下部30L、第1側壁31W及び第2側壁32Wで囲まれる領域から突出し、線状体を挿通させたときに弾性変形して線状体と接触することにより線状体をグリップする2つの接触片である第1接触片31及び第2接触片32を備える点においても、長尺チューブ10と異なる。
第1側壁31W及び第2側壁32Wは外側に広がるように屈曲するタイプの長尺チューブ30においては、第1側壁31W及び第2側壁32Wで線状体を支持することが困難であるため、接触片を設けることが好ましい。接触片の数は単一であっても、3以上であってもよい。接触片は、上部10U又は下部10Lの内壁面から突出するように設けられてもよい。
図3(B)に示されるように、第1側壁31W及び第2側壁32Wは外側に広がるように屈曲するため、第2状態において、第1側壁上部31WUの内壁面と第1側壁下部31WLの内壁面とは接触し、第2側壁上部32WUの内壁面と第2側壁下部32WLの内壁面とは接触し、かつ、長尺チューブ30の上部30Uと下部30Lとは接触するように長尺チューブ30は構成されている。上部30Uと下部30Lとの間に第1側壁31W及び第2側壁32Wが存在しないから、第2状態において長尺チューブ30の薄型化を促進することが可能となる。このためサーマルヘッドで押し付けられた際の上面30USの変形を抑制することが可能となる。
本実施形態において上部30Uと下部30Lは、第2状態において第1接触片31及び第2接触片32をそれぞれ上下から挟んで接触する。さらに上部30Uは下面において下方に突出する凸部30UPを備え、下部30Lは上面において上方に突出する凸部30LPを備えて、第2状態において凸部30UPと凸部30LPとが接触するように構成されている。このような構成により上面30USを安定して支持することが可能となる。
図3(C)及び図3(D)に示されるように、第1接触片31及び第2接触片32を長尺チューブ30の中心軸を基準に回転対称に設けることにより、第1接触片31及び第2接触片32で異なる径の線状体C1及び線状体C2を保持することが可能となる。
[関節部間の距離関係について]
さらに本実施形態に係る長尺チューブ30は、以下のような構成を付加的に備えている。
すなわち長尺チューブ30の断面において、第1上部関節部31UCと第2上部関節部32UCの距離D1と、第1関節部31Cと第1上部関節部31UCとの距離D2と、第2関節部32Cと第2上部関節部32UCとの距離D3との和である値(D1+D2+D3)は、第1下部関節部31LCと第2下部関節部32LCの距離D4と、第1関節部31Cと第1下部関節部31LCとの距離D5と、第2関節部32Cと第2下部関節部32LCとの距離D6との和である値(D4+D5+D6)と、同一となるように長尺チューブ30は構成されている。
ここで距離D1乃至D6は、図3(B)に示されるように、外力が作用して長尺チューブ30が押し潰されて、上部30Uと下部30Lとが接近した第2状態における関節間の水平方向距離に基づいて測定される(なお、第1上部関節部31UCと第1下部関節部31LCとの距離は互いに相殺され、第2上部関節部32UCと第1下部関節部32LCとの距離は互いに相殺されるため、同図においてはこれら部位による影響が軽微とみなしてこれら部位の距離を省略している)。
本出願の発明者らは、このような構成を備えることにより、印刷時に上面30USが湾曲することを抑制することが可能となる点に着目した。すなわち第1側壁31W及び第2側壁32Wのように外側に広がるように屈曲するタイプの長尺チューブ30において、距離D1と距離D2と距離D3との和である値(D1+D2+D3)は、第2状態における長尺チューブ30の上半分の幅に相当する。一方で距離D4と距離D5と距離D6との和である値(D4+D5+D6)は、第2状態における長尺チューブ30の下半分の幅に相当する。このため、両者の値が大きく相違する場合、第2状態において上面20USが湾曲する。例えば、値(D4+D5+D6)の方が、値(D1+D2+D3)より大きい場合、上面30USが下方に窪む一因となる。
そこで、距離D2と距離D5が異なる場合であっても、距離D1と距離D4とが異なる場合であっても、あるいは、距離D5と距離D6とが異なる場合であっても、上述した関係を満足することにより印刷時に上面30USが湾曲することを抑制することが可能となる。
ここで本実施形態に示される長尺チューブ30等において、第1上部関節部31UCは、第1下部関節部31LCの直上に設けられており、同様に、第2上部関節部32UCは、第2下部関節部32LCの直上に設けられているが、仮に第1上部関節部31UC及び第2上部関節部32UCは、第1下部関節部31LC及び第2下部関節部32LCの直上にそれぞれ設けられておらず、水平方向に異なる位置に設けられていたとしても、外側に屈曲するタイプの長尺チューブにおいて上述した関係、すなわち(D1+D2+D3)=(D4+D5+D6)を満足していれば、印刷時に下面に対して上面が決まった位置から右又は左にずれてしまう事態を抑制し、印刷時における長尺チューブ20の断面形状を一意に定めることが可能となる。
以上のとおりであるから、本実施形態によれば、押し潰したときの左右へのずれが小さい長尺チューブを提供することが可能となる。
なお当業者による通常の創作能力の発揮内において、一の実施形態に示された構成要素を、他の実施形態に追加又は置換してもよい。例えば、第1側壁31W及び第2側壁32Wのように外側に広がるように屈曲するタイプの長尺チューブにおいて、第2実施形態のように関節部の曲率を異ならせることにより、関節部を外側に広がるように屈曲するための起点として機能させてもよい。例えば、第1関節部31C(第2関節部32C)が断面において外壁面に沿って第1曲率半径以上の曲率半径を有し、かつ、内壁面に沿って前記第1曲率半径未満の曲率半径を有することにより、第1側壁上部31WU(第2側壁上部32WU)の内壁面と第1側壁下部31WL(第2側壁下部32WL)の内壁面とが接近する方向への屈曲を促進することが可能となる。
[第4実施形態]
図4(A)は、本実施形態にかかる長尺チューブ40の第1状態における断面を示し、図4(B)は、長尺チューブ40の第2状態における断面を示している。
この長尺チューブ40は、長尺チューブ10と同様に、印刷可能な上面40USを含む上部40Uと、下面40LSを含む下部40Lと、上部40Uと接続する第1上部接続部(第1上部関節部)41UCと、下部40Lと接続する第1下部接続部(第1下部関節部)41LCと、上部40Uと第1上部接続部41UCを介して接続し、下部40Lと第1下部接続部41LCを介して接続し、上部40Uと下部40Lとを接近させたとき屈曲して変形する第1関節部41Cを有する第1側壁41Wと、上部40Uと接続する第2上部接続部(第2上部関節部)42UCと、下部40Lと接続する第2下部接続部(第2下部関節部)42LCと、上部40Uと第2上部接続部42UCを介して接続し、下部40Lと第2下部接続部42LCを介して接続し、上部40Uと下部40Lとを接近させたとき屈曲して変形する第2関節部42Cを有する第2側壁42Wを備える。
第1上部接続部(第1上部関節部)41UC、第1側壁41W及び第1下部接続部(第1下部関節部)41LCは、長尺チューブ20の第1上部接続部21UC、第1側壁21W及び第1下部接続部21LCと同様の構成を備えているため詳細な説明を省略する。
第2関節部42Cは、第2関節部32Cと同様の構成を備えているため詳細な説明を省略する。
上記構成の長尺チューブ40によれば、サーマルヘッド等の押圧部材によって下方に向かう外力が上面40USに作用すると、上部40Uと下部40Lは接近するため、第1側壁41Wは、第1側壁21Wと同様に内方に屈曲するため第1関節部41Cは第2側壁42Wに接近する方向(内方)に変位しながら屈曲する。一方で第2側壁42Wは、第2側壁32Wと同様に第1側壁41Wから離間する方向(外方)に変位しながら屈曲する。
ここで上部40Uは、下面において下方に突出する凸部40UPを備え、下部40Lは上面において上方に突出する凸部40LPを備えて、第2状態において凸部40UPと凸部40LPとが接触するように構成されている。このため、第2状態においても上面30USを安定して平坦に維持することが可能に構成される。
なお長尺チューブ40は、第1側壁41Wが内方に屈曲し第2側壁42Wが外方に屈曲するため、値(D1-D2+D3)が値(D4-D5+D6)と同一となるように構成することが好ましい。ここで、距離D1は第1上部関節部41UCと第2上部関節部42UCの距離に相当し、距離D2は第1関節部41Cと第1上部関節部41UCとの距離に相当し、距離D3は第2関節部42Cと第2上部関節部42UCとの距離に相当し、距離D4は第1下部関節部41LCと第2下部関節部42LCとの距離に相当し、距離D5は第1関節部41Cと第1下部関節部41LCとの距離に相当し、距離D6は第2関節部42Cと第2下部関節部42LCとの距離に相当する。
以上のとおり長尺チューブの2つの側壁は、共に内方に屈曲してもよいし、共に外方に屈曲してもよいし、一方が内方に屈曲し他方が外方に屈曲してもよい。いずれの構成においても、所定位置に関節部を設けることにより決まった位置で側壁を屈曲させることが可能となるから、第2状態における断面形状を一意に定めることが可能となる。
[第5実施形態]
図5(A)は、本実施形態にかかる長尺チューブ50の第1状態における断面を示し、図5(B)は、長尺チューブ50の第2状態における断面を示している。
この長尺チューブ50は、長尺チューブ10と同様に、印刷可能な上面50USを含む上部50Uと、下面50LSを含む下部50Lと、上部50Uと接続する第1上部接続部(第1上部関節部)51UCと、下部50Lと接続する第1下部接続部(第1下部関節部)51LCと、上部50Uと第1上部接続部51UCを介して接続し、下部50Lと第1下部接続部51LCを介して接続し、上部50Uと下部50Lとを接近させたとき屈曲して変形する第1関節部51Cを有する第1側壁51Wと、上部50Uと接続する第2上部接続部(第2上部関節部)52UCと、下部50Lと接続する第2下部接続部(第2下部関節部)52LCと、上部50Uと第2上部接続部52UCを介して接続し、下部50Lと第2下部接続部52LCを介して接続し、上部50Uと下部50Lとを接近させたとき屈曲して変形する第2関節部52Cを有する第2側壁52Wを備える。
本実施形態における上部50Uは、第1上部接続部51UCから外方(紙面左方)に延伸する部分と、第2上部接続部52UCから反対の外方(紙面右方)に延伸する部分を備え、一方で下部50Lは、第1下部接続部51LCから外方(紙面左方)に延伸する部分と、第2上部接続部52UCから反対の外方(紙面右方)に延伸する部分を備える点で、他の実施例とは異なる。このような構成によれば、印刷可能な上面50USの幅を広く確保することができる。
また第1側壁上部51WU(第2側壁上部52WU)は、第1上部接続部51UC(第2上部接続部52UC)から下方かつ第2側壁52W(第1側壁51W)から離間する方向に延伸して第1関節部51C(第2関節部52C)に接続し、第1側壁下部51WL(第2側壁下部52WL)は、第1下部接続部51LC(第2上部接続部52LC)から上方かつ第2側壁52W(第1側壁51W)から離間する方向に延伸して第1関節部51C(第2関節部52C)に接続する。
図5(A)に示されるように第1上部接続部51UCと第2上部接続部52UCは近接しており、同様に第1下部接続部51LCと第2下部接続部52LCは近接しているが、上面50USは延伸する部分備えるため印字可能な平面を確保することが可能となる。
図5(B)に示されるように第2状態において、第1関節部51C及び第2関節部52Cが外方に屈曲するため、第1側壁上部51WU及び第2側壁上部52WUの内壁面が、それぞれ、第1側壁下部51WL及び第2側壁下部52WLの内壁面と接触する。その結果、下部50L上に、第1側壁下部51WL及び第2側壁下部52WLが積層され、第1側壁下部51WL及び第2側壁下部52WLの上に、第1側壁上部51WU及び第2側壁上部52WUが積層され、第1側壁上部51WU及び第2側壁上部52WUの上に上部50Uが積層される。このため第2状態においても、上面50USを安定して平坦に維持することが可能となる。加えて上部50Uは、下面から下方に突出する2つの凸部50UPを有し、凸部50UPは第2状態において第1側壁上部51WU又は第2側壁上部52WUの外周面に当接するように構成されている。また下部50Lは、上面から上方に突出する2つの凸部50LPを有し、凸部50LPは第2状態において第1側壁下部51WL又は第2側壁下部52WLの外周面に当接するように構成されているから、より上面50USを安定して平坦に維持可能に構成されている。
[第6実施形態]
図6(A)は、本実施形態にかかる長尺チューブ60の第1状態における断面を示し、図6(B)は、長尺チューブ60の第2状態における断面を示している。
長尺チューブ10と異なり、長尺チューブ60の下部60Lには、屈曲されており、変形可能な下部関節部60LCが設けられている。このため下部10Lと異なり、下部60Lは変形可能に構成されている。すなわち、下部60Lは、上面60USとは反対方向を向いた下面60LS(対向面)を有し、上部60Uと下部60Lとを接近させたとき変形する下部関節部60LCを有する。
湾曲しているために平坦にすることが困難な下部を有する場合と異なり、同図に示されるように、第2状態において下部60Lは下部関節部60LCが屈曲されている状態から平坦に変形する。このため下部60Lは、上面60USが平坦となるように上部60Uを支持することが可能となる。
なお下部60L以外の上部60U、第1側壁61W及び第2側壁62Wは、それぞれ、上部20U、第1側壁21W及び第2側壁22Wと同様の構成を有するから説明を省略する。
以上のとおりであるから、下部は第1状態において屈曲されており、第2状態において平坦となるように変形する部分を有してもよい。本実施形態によっても、押し潰したときの左右へのずれが小さい長尺チューブを提供することが可能となる。なお他の実施形態の下部として、本実施形態に示される下部の構成を採用してもよい。
[第7実施形態]
図7(A)は、本実施形態にかかる長尺チューブ70の第1状態における断面を示し、図7(B)は、長尺チューブ70の第2状態における断面を示している。
長尺チューブ70は、第1側壁71W及び第2側壁72W共に外方に広がるように屈曲する。長尺チューブ70は、2つの側壁が有する関節部の数が異なる点において、長尺チューブ10等と異なる。具体的には長尺チューブ70の第1側壁71Wは2つの関節部である第1関節部71C及び第3関節部73Cを有し、一方で第2側壁72Wは1つの関節部である第2関節部72Cを有する。よって第1側壁71Wは、第1関節部71Cと第1上部接続部71UCとの間に設けられる第1側壁上部71WUと、第1関節部71Cと第3関節部73Cとの間に設けられる第1側壁中部71WMと、第3関節部73Cと第1下部接続部71LCとの間に設けられる第1側壁下部71WLとを備える。一方で第2側壁72Wは、第2関節部72Cと第2上部接続部72UCとの間に設けられる第2側壁上部72WUと、第2関節部72Cと第2下部接続部72LCとの間に設けられる第2側壁下部72WLとを備える。
さらに長尺チューブ70は、第2状態において側壁の外壁面の一部が上面と連続した面をなすように側壁が屈曲する点においても、長尺チューブ10等と異なる。具体的には同図に示されるように長尺チューブ70の第1側壁上部71WUは第1関節部71Cの屈曲により上面70USと連続した面をなし、第1側壁下部71WLは第3関節部73Cの屈曲により下面70LSと連続した面をなす。このとき第1側壁上部71WUの内壁面と第1側壁下部71WLの内壁面とは接触するため、上面70USが平坦となるように支持することが可能となる。加えて第2状態において、第1側壁中部71WMは、第1側壁上部71WUの突起状の斜面と接触し、かつ、第2側壁下部71WLの突起状の斜面と接触するように構成されているから、第1関節部71C及び第3関節部73Cの位置が定まる。このため、印刷時における長尺チューブ70の断面形状を一意に定めることが可能となる。
一方で第2側壁72Wは、第2関節部72Cが外方に変位しながら屈曲する。このとき上部70Uは、下面において下方に突出する凸部70UPを備え、下部70Lは、上面において上方に突出する凸部70LPを備え、第2状態において凸部70UPと凸部70LPとが接触するように構成されているから、上面70USが平坦となるように支持することが可能となる。
以上のとおりであるから、本実施形態によれば、押し潰したときの左右へのずれが小さい長尺チューブを提供することが可能となる。
また、第2状態において、側壁の外壁面の一部が上面と連続するように側壁は関節部において屈曲する。このため印刷可能な領域を拡張し、上面と側面に印刷することが可能となる。例えば上面70USに文字を印刷するとともに、第1側壁上部71WUの外周面に色を印刷するように構成してもよい。
さらに側壁の外壁面の一部が上面と連続するように側壁は関節部において屈曲する結果、第2状態における長尺チューブの薄型化を図ることが可能となる。このため、安定して上面を支持することが可能となる。なお上部又は下方の一方に凸部を設けなくてもよい。例えば凸部70LPを設けずに、凸部70UPが下部70Lの上面に接触するように構成してもよいし、凸部70LPが上部70Uの下面に接触するように構成してもよい。前者の場合、上面70USが平面を維持するように凸部70UPの突出量を大きくすることが好ましい。
以上各実施形態において説明したとおり、本出願は、弾性材料で形成されたクローズドタイプの長尺チューブを開示する。この長尺チューブは、関節部を所定位置に設けたから、上部と下部とが接近して長尺チューブが押し潰されるとき、所定位置で屈曲する。屈曲位置が安定した結果、長尺チューブが押し潰されたときの形状が安定するため、押し潰されたときの左右へのずれが小さい長尺チューブを提供することが可能となる。
さらに長尺チューブは、断面において内壁面が閉じる線となるクローズドタイプであるから、長尺チューブを分離したチューブに線状体を内挿した後は、チューブが抜けることがない。
くわえて長尺チューブは弾性材料で形成されているから複数の径を有する線状体に係合することが可能である。
押し潰されたときに側壁が屈曲するため、上面の変形は抑制される。このため上面を印字面とすることにより、好適に印刷が可能となる。
さらに長尺チューブは、下記の点を考慮して変形されてもよい。
[上面について]
本出願の発明者らは、上面の形状を変形したときの上面に印刷された文字等の見え方の変化について検討した。例えば、断面における長尺チューブの外壁面を円としたとき、45度傾斜した方向から、印刷された文字等を識別することは困難となる。例えば、「E」と「F」は、下端の横線の有無を視認できないと識別することが困難であるところ、断面における長尺チューブの幅(例えば図1(A)における幅W1)を5mmとし、断面における上面を半径2.5mmの円弧(中心角が180度の円弧)として3mmの高さを有する「E」と「F」を印刷すると、下端が見えにくくなるため、45度傾斜した方向から「E」と「F」を識別することは困難となることが確認された。
一方で長尺チューブの幅(例えば図1(A)における幅W1)を5mmとし、断面における上面を半径3.53(2.5×20.5)mmの円弧(中心角が90度の円弧)として3mmの高さを有する「E」と「F」を印刷すると、45度傾斜した方向から「E」と「F」を識別可能であることが確認された。
よって上面は平面であっても、曲面であってもよい。ただし第1状態における断面において上面を表す直線または曲線は、断面において上面の左端及び右端に内接する中心角が90度の円弧またはこの円弧よりも下方に存在する直線または曲線であることが好ましい。
[関節部の曲率半径について]
上述したように関節部は、様々な構成により実現可能であり、その構成の一つとして、屈曲させたい部位の曲率半径を小さくする構成が開示された。例えば、関節部を内方に屈曲させたい場合、関節部の外壁面の曲率を、周囲の部位の曲率より小さくすることにより、関節部を変形の起点とすることが可能となる(なお関節部の内壁面の曲率は湾曲していてもよい)。図2(A)に示される構成の場合、第1関節部21Cの外壁面の曲率は小さく、第1関節部21Cに隣接する第1側壁上部21WU及び第1側壁下部21WLの外壁面の曲率は大きい(直線の場合、無限大となる)。このため外壁面に沿った位置を横軸とし、曲率を縦軸とするグラフにおいて、第1関節部21Cにおいて曲率は極小値をとることとなる。同様に内壁面に沿った位置を横軸とし、曲率を縦軸とするグラフにおいて、第1上部接続部21UCにおいて曲率は極小値をとることとなる。
本出願の発明者らは、関節部の曲率の最適化について検討し、関節部の曲率が大きすぎると印刷時に下面に対する上面のずれが大きくなることに着目した。例えば、断面における長尺チューブの幅(例えば図1(A)における幅W1)を5mmとし、そのうち4mmの範囲内に、2.5mmの高さの文字等を印刷する場合を想定すると、第2状態のずれ量は、0.75mm(=(4-2.5)/2)以下にする必要がある。仮に第2状態のずれ量が0.75mmより大きくなると、4mmの範囲内の印刷領域から文字等がはみ出してしまい、場合によっては、文字等の下端や上端が上面に印刷されない事態を招き得る。そこで上記具体例では、第1状態から第2状態に至る際に下面に対する上面のずれ量を0.75mm以下にすることが好ましい。
しかしながら、屈曲させたい部位の曲率半径を小さくしても、ずれ量がゼロになるわけではない。例えば図2(A)において上部20Uの下面と第1側壁上部21WUの内壁面とのなす角が約40度の場合、第1上部接続部21UCの内壁面の曲率半径を0.25mmとすると、上部20Uの下面と第1側壁上部21WUの内壁面に内接する半径0.25mmの円弧は、約0.6mmの長さを有する。このため第1上部接続部21UCで屈曲するとしても、円弧長さの半分の約0.3mm以下のずれを生じ得る。同様に下部20Lの上面と第1側壁下部21WLの内壁面とのなす角が約40度の場合、第1下部接続部21LCの内壁面の曲率半径を0.25mmとすると、約0.3mm以下のずれを生じ得る。また、第1関節部21Cを挟んだ第1側壁上部21WUの外壁面と第1側壁下部21WLの外壁面とがなす角が約80度の場合、第1関節部21Cの外壁面の曲率半径を0.25mmとすると、第1側壁上部21WUの外壁面と第1側壁下部21WLの外壁面に内接する半径0.25mmの円弧は、約0.425mmの長さを有する。ただし図において第1関節部21Cに隣接する第1側壁上部21WUは右方に傾斜して延伸し、第1側壁下部21WLが反対の左方に傾斜して延伸するから、その半分の約0.21mm以下のずれを生じ得る。
その結果、第1上部接続部21UC、第1下部接続部21LC及び第1関節部21Cのずれ量の合計の最大値は、約0.81mmとなる。この値は、0.75mmを超えるため、文字等の下端や上端が上面に印刷されない事態を招き得る。
以上を考慮すると、屈曲させたい部位の曲率半径は小さい方が好ましい。例えば、断面における屈曲させたい部位の曲率半径は、その部位の膜厚より小さいことが好ましい。例えば、膜厚を0.3mmとすると、内方に屈曲する第1関節部21Cの外壁面に沿った曲率は0.3mm未満が好ましく、内壁面に沿った曲率は0.3mm以上であってよい。
また、長尺チューブの幅の80%の領域を印字領域とし、幅の50%の高さを有する文字等を印字する標準的な場合を考慮すると、ずれ量は断面における長尺チューブの幅Wの15%以下が好ましい。従って、内方に屈曲する第1側壁(例えば第1側壁21W)において、断面における第1上部接続部(例えば第1上部接続部21UC)の内壁面に沿った曲率半径を曲率半径R1とし、第1下部接続部(例えば第1下部接続部21LC)の内壁面に沿った曲率半径を曲率半径R2とし、上部(例えば上部20U)の内壁面と第1側壁上部の内壁面に内接する半径R1の円弧の長さを第1ずれ量DS1とし、下部部(例えば下部20L)の内壁面と第1側壁下部の内壁面に内接する半径R2の円弧の長さを第2ずれ量L2とするとき、すくなくとも第1ずれ量と第2ずれ量の和である値(DS1+DS2)は、0.15×W以下となるように、すなわち(DS1+DS2)≦0.15Wの関係を満足するように、半径R1及び半径R2を定めることが好ましい。
[接続部と下面との位置関係について]
内方に屈曲するタイプの長尺チューブの断面において、第1下部接続部及び第2下部接続部の内壁面は、下部の下面のうちプラテンローラ等の支持体によって支えられる支持点よりも内側に位置したほうが好ましい。このような構成により、第1下部接続部が内方に屈曲することを促進することが可能となる。
図8は、一例として、長尺チューブ10を延伸方向に垂直な断面で切断した断面図である。この図において、線L1は、下部10Lの下面10LSに接する仮想的な接線である。線L1は、少なくとも、第1側壁11W側の第1点P1及び第2側壁12W側の第2点P2で下面10LSと交わる。この仮想的な接線は、支持体の表面に相当する。
一方で第1下部接続部11LCのうち、線L1を軸とするときに第2点P2に最も接近した位置PS1は、線L1を軸とするときに第1点P1と第2点P2との間に位置するから、第1点P1において支持体から作用する外力によって第1側壁下部11WLが内方に変位することを促進する。同様に第2下部接続部12LCのうち、線L1を軸とするときに第1点P1に最も接近した位置PS2は、線L1を軸とするときに第1点P1と第2点P2との間に位置するから、第2点P2において支持体から作用する外力によって第2側壁下部12WLが内方に変位することを促進する。
このような構成は、内方に屈曲するタイプの長尺チューブに適用可能である。
なお、外方に屈曲するタイプの長尺チューブにおいては、逆の位置関係を適用することが好ましい。すなわち第1下部接続部11LCのうち、線L1を軸とするときに第2点P2に最も接近した位置PS1は、線L1を軸とするときに第1点P1の外側に位置させ、第2下部接続部12LCのうち、線L1を軸とするときに第1点P1に最も接近した位置PS2は、線L1を軸とするときに第2点P2の外側に位置することが好ましい。
その他本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。たとえば、当業者の通常の創作能力の範囲内で、ある実施形態における一部の構成要素を、他の実施形態に追加することができる。また、ある実施形態における一部の構成要素を、他の実施形態の対応する構成要素と置換することができる。
10、20、30、40、50、60、70 チューブ、長尺チューブ
10L~70L 下部
10LS~70LS 下面
10U~70U 上部
10US~70US 上面
11C~71C 第1関節部
11LC~71LC 第1下部接続部
11UC~71UC 第1上部接続部
11W~71W 第1側壁
11WL~71WL 第1側壁下部
11WU~71WU 第1側壁上部
12C~72C 第2関節部
12LC~72LC 第2下部接続部
12UC~72UC 第2上部接続部
12W~72W 第2側壁
12WL~72WL 第2側壁下部
12WU~72WU 第2側壁上部
13C 第3関節部
14C 第4関節部
30LP 凸部
30UP 凸部
31 第1接触片
32 第2接触片
40LP 凸部
40UP 凸部
50LP 凸部
50UP 凸部
70LP 凸部
70UP 凸部

Claims (13)

  1. 弾性材料で形成された長尺のチューブであって、
    印刷可能な上面を含む上部と、
    前記上部と対向する下部と、
    前記上部と前記下部とを接続する第1側壁と、
    前記上部と前記下部とを接続し、前記第1側壁と対向する第2側壁と、
    前記上部と前記第1側壁との接続部に位置し、前記上部に対して前記第1側壁を屈曲させる第1上部関節部と、
    前記下部と前記第1側壁との接続部に位置し、前記下部に対して前記第1側壁を屈曲させる第1下部関節部と、
    前記第1側壁を屈曲させる第1側壁関節部と
    を備えるチューブ。
  2. 前記第1上部関節部は、前記第1側壁を前記上部に対して内方に屈曲させ、
    前記第1下部関節部は、前記第1側壁を前記下部に対して内方に屈曲させ、
    前記第1側壁関節部は、前記第1上部関節部及び前記第1下部関節部よりも内側に位置し、前記第1側壁を内方に屈曲させる請求項1に記載のチューブ。
  3. 前記第1上部関節部は、前記上部の厚みよりも薄肉に形成され、
    前記第1下部関節部は、前記下部の厚みよりも薄肉に形成され、
    前記第1側壁関節部は、前記第1側壁の厚みよりも薄肉に形成される
    請求項1又は2に記載のチューブ。
  4. 前記上部と前記第2側壁との接続部に位置し、前記第2側壁を前記上部に対して内方に屈曲させる第2上部関節部を備える
    請求項1から3のいずれか1項に記載のチューブ。
  5. 前記下部と前記第2側壁との接続部に位置し、前記第2側壁を前記下部に対して内方に屈曲させる第2下部関節部を備える
    請求項1から4のいずれか1項に記載のチューブ。
  6. 前記第2上部関節部及び前記第2下部関節部よりも内側に位置し、前記第2側壁を内方に屈曲させる第2側壁関節部を備える
    請求項4を引用する請求項5に記載のチューブ。
  7. 前記第1側壁は、前記第1上部関節部と前記第1側壁関節部との間に位置する第1上部側壁と、前記第1下部関節部と前記第1側壁関節部との間に位置する第1下部側壁とを有し、
    前記第2側壁は、前記第2上部関節部と前記第2側壁関節部との間に位置する第2上部側壁と、前記第2下部関節部と前記第2側壁関節部との間に位置する第2下部側壁とを有し、
    断面視において、
    前記第1上部側壁、前記第1上部関節部、前記上部、前記第2上部関節部及び前記第2上部側壁からなる部位は、前記第1下部側壁、前記第1下部関節部、前記下部、前記第2下部関節部及び前記第2下部側壁からなる部位と上下対称に構成される
    請求項6に記載のチューブ。
  8. 前記第1側壁は、前記第1上部関節部と前記第1側壁関節部との間に位置する第1上部側壁と、前記第1下部関節部と前記第1側壁関節部との間に設けられる第1下部側壁とを有し、
    前記第2側壁は、
    前記第2上部関節部と前記第2側壁関節部との間に位置する第2上部側壁と、前記第2下部関節部と前記第2側壁関節部との間に位置する第2下部側壁とを有し、
    断面視において、
    前記第1上部関節部と前記第2上部関節部との距離から、前記第1側壁関節部と前記第1上部関節部との距離及び前記第2側壁関節部と前記第2上部関節部との距離の和を減算した値は、前記第1下部関節部と前記第2下部関節部との距離から、前記第1側壁関節部と前記第1下部関節部との距離及び前記第2側壁関節部と前記第2下部関節部との距離の和を減算した値と同一である
    請求項4及び5を引用する請求項6に記載のチューブ。
  9. 断面視において前記上部は、前記第1側壁及び前記第2側壁の厚み以上の厚みを有する請求項1乃至8の何れか一項に記載のチューブ。
  10. 前記上面は、平面を含み、
    前記下部は、前記平面に平行な平面を含む下面を有する
    請求項1乃至9の何れか一項に記載のチューブ。
  11. 断面視において、
    前記第1上部関節部と前記第2上部関節部との距離と、前記第1下部関節部と前記第2下部関節部との距離とは同一であり、
    前記第1側壁関節部と前記第1上部関節部との距離と、前記第2側壁関節部と前記第2上部関節部との距離と、前記第1側壁関節部と前記第1下部関節部との距離と、前記第2側壁関節部と前記第2下部関節部との距離とは同一であり、
    前記第1側壁関節部と前記第1上部関節部との距離は、前記第1上部関節部と前記第2上部関節部との距離の50%以下である
    ことを特徴とする請求項7又は請求項7を引用する請求項8又は9に記載のチューブ。
  12. 弾性材料で形成された長尺のチューブにおいて、
    印刷可能な上面を含む上部と、
    前記上部と対向する下部と、
    前記上部と接続する第1上部接続部と、
    前記下部と接続する第1下部接続部と、
    前記上部と前記第1上部接続部を介して接続し、かつ、前記下部と前記第1下部接続部を介して接続し、前記上部と前記下部とを接近させたとき前記上部と前記下部との間の第1所定位置で屈曲する側壁関節部を有する第1側壁と、
    前記上部と接続する第2上部接続部と、
    前記下部と接続する第2下部接続部と、
    前記上部と前記第2上部接続部を介して接続し、かつ、前記下部と前記第2下部接続部を介して接続し、前記上部と前記下部とを接近させたとき前記第1側壁から離間する方向に変位して前記上部と前記下部との間の第2所定位置で屈曲する第2関節部を有する第2側壁と
    を備えるチューブ。
  13. 前記チューブの内壁面から突出し、前記内壁面で囲まれる領域に線状体を挿通させたとき、弾性変形して前記線状体と接触可能に構成される接触片をさらに備えることを特徴とする請求項12に記載のチューブ。
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