JP2022175363A - 塗布容器 - Google Patents

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Kota Sakata
清彦 力石
Kiyohiko Rikiishi
義徳 伊藤
Yoshinori Ito
喜利 小山
Yoshitoshi Koyama
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Abstract

【課題】使用時に内容液が漏出することを抑制しつつ、使用前に塗布部材に内容液を含侵させることが可能な塗布容器を提供する。【解決手段】塗布容器1は、容器本体2内に連通する連通孔21、および連通孔21に連通し、内容液を吐出する吐出孔22が形成された筒状の中栓部材20と、中栓部材20との間に収容部31内と容器本体2内とを連通する連通路40が形成されたホルダ30と、収容部31内に配置されてホルダ30から上方に突出した塗布部材50と、中栓部材20に対してホルダ30を上方付勢する付勢部材60と、容器本体2の口部10に装着され、ホルダ30の上昇を規制した状態で吐出孔22を閉塞するオーバーキャップ4と、オーバーキャップ4が口部10から離脱され栓体35が連通孔21を閉塞した状態で、中栓部材20の内周面と収容部31の外周面との間を通した連通路40と外部との連通を遮断するシール部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、塗布容器に関するものである。
従来、薬液等の内容液を例えば人体の頭皮や皮膚等の被塗布部に対して塗布する塗布容器が知られている。例えば、下記特許文献1に示されるように、容器本体の口部に装着されると共に、容器本体内に連通する連通孔、及び連通孔に連通し、且つ内容液を吐出する吐出孔が形成された筒状の中栓部材と、中栓部材の内側に、先端部が吐出孔から外部に突出した状態で連通孔側に向けて移動可能に配設された塗布部材と、塗布部材を吐出孔側に向けて付勢する付勢部材と、を備え、中栓部材には、連通孔と吐出孔との間に位置する部分に、塗布部材に形成された弁体が連通孔側から離反可能に当接する弁座が形成された塗布容器が知られている。
特開2018-34859号公報
しかしながら、上記従来の塗布容器では、不使用時において連通孔と吐出孔との連通が弁体および弁座によって遮断されているので、塗布部材に内容液を含侵させるためには、オーバーキャップを取り外した上で塗布部材を押して開弁させる必要がある。このため、使用前に塗布部材に内容液を追加的に含侵させることが困難である。また、仮に連通孔と吐出孔とが常時連通していると、使用時に内容液が吐出孔から漏出するおそれがある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、使用時に内容液が漏出することを抑制しつつ、使用前に塗布部材に内容液を含侵させることが可能な塗布容器を提供することを目的とする。
<1>本発明の一態様に係る塗布容器は、容器本体の口部に装着され、前記容器本体内に連通する連通孔、および前記連通孔に連通し、前記容器本体の内容液を吐出する吐出孔が形成された上下方向に延びる筒状の中栓部材と、前記中栓部材の内側に上下方向に沿って移動可能に支持された有底筒状の収容部、および前記容器本体内で前記連通孔を前記連通孔の下方から閉塞可能に開放した栓体を有し、前記中栓部材との間に前記収容部内と前記容器本体内とを連通する連通路が形成されたホルダと、前記収容部内に配置されて前記ホルダから上方に突出した塗布部材と、前記中栓部材に対して前記ホルダを上方付勢する付勢部材と、前記容器本体の口部に装着され、前記ホルダの上昇を規制した状態で前記吐出孔を閉塞するオーバーキャップと、前記オーバーキャップが前記口部から離脱され前記栓体が前記連通孔を閉塞した状態で、前記中栓部材の内周面と前記収容部の外周面との間を通した前記連通路と外部との連通を遮断するシール部と、を備える。
本発明によれば、オーバーキャップが容器本体の口部に装着された状態では、栓体が中栓部材の連通孔を開放しているので、連通路を通じて収容部内と容器本体内とが連通している。このため、オーバーキャップを装着したまま塗布容器を倒立させる、または振ることにより、容器本体内の内容液を収容部内に供給できる。この際、中栓部材の吐出孔はオーバーキャップにより閉塞されているので、内容液の漏出を抑制しつつ使用前に塗布部材に内容液を含侵させることができる。
さらに、オーバーキャップを容器本体の口部から取り外すと、ホルダの上昇の規制が解除されるので、栓体が上昇して連通孔を閉塞する。これにより、収容部内と容器本体内との連通が遮断され、使用時に内容液が漏出することを抑制できる。しかもこのとき、シール部が、収容部の外周面と中栓部材の内周面との間を通した連通路と外部との連通を遮断する。よって、例えば、連通路に残留した内容液が、収容部の外周面と中栓部材の内周面との間から漏出することも抑制できる。
以上により、使用時に内容液が漏出することを抑制しつつ、使用前に塗布部材に内容液を含侵させることが可能な塗布容器を提供することができる。
<2>上記<1>に係る塗布容器では、前記シール部は、前記中栓部材の内周面に設けられた第1シール凸部と、前記収容部の外周面に設けられ、前記第1シール凸部に対して下方に位置する第2シール凸部と、を備え、前記オーバーキャップが前記口部から離脱され前記栓体が前記連通孔を閉塞した状態で、前記第1シール凸部と前記第2シール凸部とが当接することで、前記中栓部材の内周面と前記収容部の外周面との間がシールされる構成を採用してもよい。
オーバーキャップが口部から離脱され栓体が連通孔を閉塞した状態で、第1シール凸部と第2シール凸部とが当接することで、中栓部材の内周面と収容部の外周面との間がシールされる。これにより、中栓部材の内周面と収容部の外周面との間をシール部によって確実にシールすることができる。
しかも、オーバーキャップが口部に装着された状態で、第1シール凸部と第2シール凸部とが当接しておらず、オーバーキャップが口部から取り外された後にホルダが中栓部材に対して上昇する過程で第1シール凸部と第2シール凸部とが当接する場合には、ホルダと中栓部材との間の摺動抵抗を低く抑えることが可能になり、中栓部材に対するホルダの上下動をスムーズにすることができる。
<3>上記<1>または<2>に係る塗布容器では、前記中栓部材の内周面に設けられた第1規制凸部と、前記収容部の外周面に設けられた第2規制凸部と、を更に備え、前記オーバーキャップが前記口部から離脱され、かつ、前記栓体が前記連通孔を閉塞し、かつ、前記シール部が前記連通路と外部との連通を遮断した状態で、前記第1規制凸部と前記第2規制凸部とが上下方向に当接する構成を採用してもよい。
中栓部材やホルダが経時変化すると、付勢部材の付勢力によって中栓部材に栓体が過剰に食い込むおそれがある。なお、このような経時変化は、例えば、容器本体の口部からオーバーキャップが離脱された状態や中栓部材およびホルダが組み合わされた中間製品(塗布栓)を塗布容器の部品として使用しない状態が長期間維持された場合に生じることが懸念される。
ここで、オーバーキャップが口部から離脱され、かつ、栓体が連通孔を閉塞し、かつ、シール部が連通路と外部との連通を遮断した状態で、第1規制凸部と第2規制凸部とが上下方向に当接する。そのため、前述のように、付勢部材の付勢力によって中栓部材に栓体が過剰に食い込もうとしても、第1規制凸部と第2規制凸部とが係止することでホルダの上昇を規制することができる。これにより、中栓部材に栓体が過剰に食い込むことが規制される。
本発明によれば、使用時に内容液が漏出することを抑制しつつ、使用前に塗布部材に内容液を含侵させることが可能な塗布容器を提供できる。
第1実施形態の塗布容器を示す断面図である。 図1に示す断面図における要部を拡大した断面図である。 図2に示す断面図における要部を拡大した断面図である。 図1に示す状態からオーバーキャップを取り外した状態における塗布容器の断面図である。 図4に示す断面図における要部を拡大した断面図である。
以下、本発明に係る塗布容器の一実施形態について図1から図5を参照して説明する。
図1から図3に示すように、本実施形態の塗布容器1は、被塗布部に塗布する内容液が収容される有底筒状の容器本体2と、容器本体2の口部10の内側に装着された筒状の塗布栓3と、容器本体2の口部10に離脱可能に装着され、塗布栓3を覆う有頂筒状のオーバーキャップ4と、を備える。なお、内容液としては特に限定されるものではないが、例えば人体や皮膚等の被塗布部に塗布される薬剤や化粧料等の液体が挙げられる。
容器本体2、塗布栓3およびオーバーキャップ4は、それぞれの中心軸線が共通軸上に配置されている。本実施形態では、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸Oに沿う方向を上下方向といい、上下方向に沿うオーバーキャップ4側を上方、その反対側(容器本体2側)を下方という。また、容器軸Oから見た平面視で容器軸Oに交差する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
容器本体2の口部10は、容器本体2のうち口部10以外の部位(肩部、胴部および底部)よりも小径に形成されている。図示の例では、容器本体2の口部10の外周面には雄ねじが形成されている。
塗布栓3は、容器本体2の口部10に装着され、下方に開口して容器本体2内に連通する連通孔21、および連通孔21に連通し、上方に開口して内容液を吐出する吐出孔22が形成された筒状の中栓部材20と、中栓部材20の内側に配置されたホルダ30と、ホルダ30に保持されてホルダ30から上方に突出した塗布部材50と、中栓部材20に対してホルダ30を上方付勢する付勢部材60と、を備える。
中栓部材20は、容器本体2の口部10に装着された装着筒部23と、連通孔21および吐出孔22が形成された吐出筒部26と、を備える。装着筒部23は、円筒状に形成されて容器本体2の口部10の内側に密に嵌合された嵌合部24と、嵌合部24の上端部から径方向の外側に延びて口部10の上端開口縁上に配置された環状のフランジ部25と、を備える。これにより、装着筒部23は、口部10内に挿入された状態で口部10に装着されている。
吐出筒部26は、装着筒部23に接続され、装着筒部23から上下両側に延びている。
吐出筒部26の上端開口は、吐出孔22とされている。吐出筒部26の下端開口は、連通孔21とされている。吐出筒部26は、上下方向における中間部で装着筒部23に接続している。吐出筒部26は、装着筒部23の嵌合部24の上端部から上方に延びる突出筒27と、突出筒27の下端部から装着筒部23の内側を下方に延びる垂下筒28と、を備える。
突出筒27の外径は、装着筒部23のフランジ部25の外径よりも小さい。図2および図3に示すように、突出筒27の内周面には、第1凹部27aと、第1規制凸部27bと、が設けられている。
第1凹部27aは、突出筒27における上下方向の中央よりも上側に配置されている。第1凹部27aは、環状であり、周方向の全周にわたって延びる。第1凹部27aの上下方向の大きさ(幅)は、第1凹部27aの径方向の大きさ(深さ)よりも大きい。突出筒27において、第1凹部27aよりも上側に位置する部分は、第1シール凸部27cとなっている。
第1シール凸部27cは、突出筒27の上端部に配置されている。第1シール凸部27cは、環状であり、周方向の全周にわたって延びる。第1シール凸部27cの上下方向の大きさは、第1凹部27aの上下方向の大きさよりも小さい。上下方向に沿う縦断面視において、第1シール凸部27cの表面は、上下方向に延びる直線状である。第1シール凸部27cは、上下方向の全体にわたって一定の内径で延びている。第1シール凸部27cの内部(突出筒27の上端部の内部)は、吐出孔22である。
第1規制凸部27bは、第1凹部27aの下方に配置されている。第1規制凸部27bは、環状であり、周方向の全周にわたって延びる。上下方向に沿う縦断面視において、第1規制凸部27bの表面は、径方向の内側に向けて突となる半円状である。
図1に示すように、垂下筒28は、嵌合部24に対して径方向に隙間をあけて配置されている。垂下筒28の下端部は、嵌合部24の下端部と上下方向で同じ位置に位置している。ただし、垂下筒28の下端部の位置は特に限定されるものではない。垂下筒28は、その内径が突出筒27の内径よりも小さくなるように形成されている。垂下筒28の内周面は、下端部を除いて一定の内径で延びている。垂下筒28の下端部には、径方向の内側に突出した環状の台座部29が形成されている。台座部29の下端部には、連通孔21が形成されている。
ホルダ30は、中栓部材20の内側に上下方向に沿って移動可能に支持された有底筒状の収容部31と、連通孔21を連通孔21の下方から閉塞可能に開放した栓体35と、を有する。収容部31は、容器軸Oと同軸に配設されている。収容部31は、周壁31aおよび底壁31bを有し、吐出筒部26の突出筒27に囲われている。周壁31aの上端部は、突出筒27の上端部と上下方向に同等の位置に配置されている。周壁31aの上端部は、突出筒27よりも上方に突出可能とされている。
周壁31aの内周面には、径方向の内側に突出し、上下方向に延びる嵌合リブ32が形成されている。嵌合リブ32は、周方向に間隔をあけて複数形成されている。底壁31bの外径は、垂下筒28の上部における内径よりも大きい。底壁31bの上面には、上方に突出する台座突部33が形成されている。台座突部33は、底壁31bの上面の外周部で周方向に間隔をあけて複数形成されている。台座突部33の周方向の位置は、嵌合リブ32の周方向の位置と同等である。台座突部33における径方向の外側の端部は、嵌合リブ32における下端部に連続している。
収容部31には、流通孔34が形成されている。流通孔34は、周壁31aおよび底壁31bにわたって形成されている。流通孔34は、周方向に間隔をあけて複数形成されている。これにより、収容部31の内側は、流通孔34を通じて収容部31の外側に連通している。ただし、流通孔34の形成箇所は上述した位置に限定されない。例えば、底壁31bを上下方向に貫通するように形成されていてもよいし、周壁31aを径方向に貫通するように形成されていてもよい。
図2および図3に示すように、収容部31の外周面には、第2凹部31cと、第2規制凸部31eと、第2シール凸部31dと、が設けられている。
第2凹部31cは、環状であり、周方向の全周にわたって延びる。第2凹部31cの上下方向の大きさは、収容部31における上下方向の大きさの半分以上である。第2凹部31cの上端縁から収容部31の上端縁までの距離は、第2凹部31cの下端縁から収容部31の下端縁までの距離よりも長い。第2凹部31cの下端縁は、流通孔34の上端縁よりも上方に位置している。第2凹部31cの上下方向の大きさ(幅)は、第2凹部31cの径方向の大きさ(深さ)よりも大きい。第2凹部31cには、第1規制凸部27bが、上下方向に移動可能に配置されている。
第2規制凸部31eは、収容部31において、流通孔34よりも上方に、かつ、第2凹部31cよりも下方に設けられている。第2規制凸部31eは、流通孔34に上下方向に隣接して設けられている。第2規制凸部31e(第2規制凸部31eの上面)は、第2凹部31cの側面を構成している。第2規制凸部31eは、環状であり、周方向の全周にわたって延びる。第2規制凸部31e(第2規制凸部31eの上面)は、第1規制凸部27bに対して下側から対向している。第2規制凸部31eの上面は、径方向に延びる平坦面である。第2規制凸部31eの下面は、下方に向かうに従い径方向の内側に延びる湾曲面である。このような第2規制凸部31eの下面の形状により、ホルダ30を中栓部材20に対して上方から組み合わせるときに、第2規制凸部31eが第1規制凸部27bを上下方向に円滑に乗り越えやすい。
第2シール凸部31dは、第2凹部31cの上方に配置されている。第2シール凸部31dは、環状であり、周方向の全周にわたって延びる。上下方向に沿う縦断面視において、第2シール凸部31dの表面は、径方向の内側に向けて突となる半円状である。第2シール凸部31dは、第1凹部27aに、上下方向に移動可能に配置されている。第2シール凸部31dの外径は、第1シール凸部27cの内径よりも大きい。
図1に示すように、栓体35は、吐出筒部26の内側から連通孔21を通過して吐出筒部26の下方まで延びている。栓体35は、収容部31の底壁31bから下方に延びる軸部36と、軸部36の下端部に支持された栓本体37と、を備える。軸部36は、容器軸Oを中心に上下方向に延びている。軸部36は、吐出筒部26に径方向で対向する部分の全体が吐出筒部26の内周面に径方向に間隔をあけるように形成されている。軸部36の下端部は、垂下筒28の内側に位置している。ただし、軸部36の下端部は、垂下筒28の連通孔21から下方に突出していてもよい。軸部36の外周面には、径方向の外側に突出し、上下方向に延びる縦リブ38が形成されている。縦リブ38は、周方向に間隔をあけて複数形成されている。縦リブ38の上端部は、収容部31の底壁31bの下面に接続している。縦リブ38は、吐出筒部26の内周面に対して径方向に間隔をあけて延びている。縦リブ38の上端部には、径方向の外側に突出した突出部38aが形成されている。突出部38aにおける径方向外側の端縁は、垂下筒28の内面よりも径方向の内側に位置し、かつ流通孔34に径方向で重なっている。
栓本体37は、栓体35の下部を形成している。栓本体37は、容器軸Oを中心とする回転体状に形成され、逆V字状の縦断面形状を有している。栓本体37の下端部は、垂下筒28の下端部よりも下方に位置しているとともに、外径が連通孔21の内径よりも大きくなるように形成されている。栓本体37は、軸部36の外周面に連なるとともに周方向に延びる外周面37aを備える。栓本体37の外周面37aは、下端縁が上端縁よりも径方向の外側に位置するように、全体としておおよそ円錐面状に形成されている。外周面37aにおける上下方向の一部には、連通孔21の内周面又は下端面(下端縁)に密接される第1シール面37bが形成されている。
栓体35は、吐出筒部26に径方向で対向する部分の全体が吐出筒部26の内周面に径方向に間隔をあけるように形成されている。これにより、ホルダ30と吐出筒部26との間には、流通孔34および連通孔21を両端として収容部31内と容器本体2内とを連通する連通路40が形成されている。そして、栓本体37が吐出筒部26に対して上昇して第1シール面37bが連通孔21の内周面又は下端面(下端縁)に密接することで、栓本体37が連通孔21を下方から閉塞し、連通路40を通じた収容部31内と容器本体2内との連通が遮断される。
塗布部材50は、容器軸Oと同軸の円柱状に形成されている。塗布部材50は、収容部31よりも上方に突出するように、収容部31内に配設されている。塗布部材50は、台座突部33に載置されている。塗布部材50は、吐出孔22から上方に突出している。図示の例では、塗布部材50の上端部は、径方向にカット面51が向かい合うように加工されることで、最上部に稜線部が配置された形状とされている。ただし塗布部材50の上端部の形状は図示の例に限定されず、被塗布部に応じて適宜変更して構わない。塗布部材50は内容液を含浸可能な含浸材で形成されている。含浸材としては、例えばスポンジ等の多孔質材料や、合成繊維が樹脂溶液によって固化され、毛細管現象を利用して内容液を含浸させることが可能な繊維体等が挙げられる。
付勢部材60は、容器軸Oを中心とするコイルスプリングである。付勢部材60は、中栓部材20の垂下筒28とホルダ30との間に圧縮状態で配置されている。付勢部材60の上端部は、ホルダ30の収容部31の底壁31bに底壁31bの下方から接触した状態で縦リブ38の突出部38aに外嵌されている。付勢部材60の下端部は、中栓部材20の垂下筒28の台座部29に付勢部材60の下方から支持されている。
オーバーキャップ4は、上面視で円形状に形成された頂壁部70と、頂壁部70の外周縁から下方に延びる外筒部71と、頂壁部70から下方に延びるとともに外筒部71の内側に配置された内筒部72と、を備える。
外筒部71の下端部は、容器本体2の口部10を囲うように配置されている。外筒部71の下端部は、内周面に雌ねじを有し、口部10に螺着されている。外筒部71の下端部の内径は、外筒部71の残部(下端部よりも上側に位置する部分)の内径よりも大きい。外筒部71の下端部の内周面と残部の内周面とは、環状の段差面71aを介して連なっている。段差面71aは、中栓部材20の装着筒部23のフランジ部25にフランジ部25の上方から接触している。
内筒部72の下端部は、突出筒27の上端部を囲うように配置されている。内筒部72の下端部の内径は、内筒部72の残部(下端部よりも上側に位置する部分)の内径よりも大きい。内筒部72の残部は、塗布部材50のうち吐出筒部26から上方に突出した部分を囲うように配置されている。内筒部72の下端部の内周面と残部の内周面とは、環状の段差面である第2シール面72aを介して連なっている。第2シール面72aは、内筒部72の下端部から残部に向けて上方かつ径方向の内側に延びる。第2シール面72aは、傾斜面である。第2シール面72aは、吐出筒部26の上端縁に全周にわたって密接している。これにより、内筒部72および頂壁部70は、吐出孔22を閉塞している。具体的には、吐出筒部26の上端縁における外縁が第2シール面72aに当接している。なお本実施形態では、吐出筒部26の上端縁における外縁は曲面である。
内筒部72の内周面には、径方向の内側に突出し、上下方向に延在する規制リブ75が形成されている。規制リブ75は、内筒部72の前記残部に設けられている。規制リブ75の上端縁は、頂壁部70に連なっている。規制リブ75は、周方向に間隔をあけて複数形成されている。規制リブ75は、塗布部材50に対して離間するように形成されている。規制リブ75の下端縁は、吐出筒部26に対して離間している。規制リブ75の下端縁の一部は、下方に突出してホルダ30の収容部31の上端縁に収容部31の上方から接触している。これにより、オーバーキャップ4は、付勢部材60によって上方付勢状態にあるホルダ30の上昇を規制している。
次に、上述した塗布容器1の作用について説明する。
図1から図3に示すように、オーバーキャップ4が容器本体2の口部10に装着された状態(以下、初期状態ともいう)では、ホルダ30の栓体35が中栓部材20の連通孔21を開放しているので、連通路40を通じて収容部31内と容器本体2内とが連通している。このため、オーバーキャップ4を装着したまま塗布容器1を倒立させる、または振ることにより、容器本体2内の内容液を収容部31内に供給できる。中栓部材20の吐出孔22はオーバーキャップ4の内筒部72により閉塞されているので、内容液の漏出を抑制しつつ使用前に塗布部材50に内容液を含侵させることができる。
なおこのとき、連通路40と、塗布栓3の外部(内筒部72の内部)と、の間は、突出筒27の内周面と収容部31の外周面との間(吐出孔22)を通して連通している。
さらに図4および図5に示すように、オーバーキャップ4を容器本体2の口部10から取り外すと、規制リブ75によるホルダ30の上昇の規制が解除されるので、栓体35が上昇して連通孔21を閉塞する。これにより、収容部31内と容器本体2内との連通が遮断され、使用時に内容液が漏出することを抑制できる。しかもこのとき、第1シール凸部27cと第2シール凸部31dとが当接することで、中栓部材20の内周面と収容部31の外周面との間がシールされる。すなわち、初期状態において第1凹部27a内に位置していた第2シール凸部31dが、第1凹部27aから上方に抜け出して、第1シール凸部27cに対して径方向の内側に位置する。このとき、例えば、第1シール凸部27cの表面と第2シール凸部31dの表面とが圧接し合い、中栓部材20の内周面と収容部31の外周面との間がシールされる。第1シール凸部27cおよび第2シール凸部31dは、シール部80として機能する。シール部80は、オーバーキャップ4が口部10から離脱され栓体35が連通孔21を閉塞した状態で、収容部31の外周面と中栓部材20の内周面との間(吐出孔22)を通した連通路40と外部との連通を遮断する。以上により、例えば、連通路40に残留した内容液が、収容部31の外周面と中栓部材20の内周面との間(吐出孔22)から漏出することも抑制できる。
以上により、使用時に内容液が漏出することを抑制しつつ、使用前に塗布部材50に内容液を含侵させることが可能な塗布容器1を提供することができる。
また、図1から図3に示すように、オーバーキャップ4が装着された状態では吐出孔22が閉塞され、図4および図5に示すように、オーバーキャップ4を取り外すと吐出孔22が開放されるとともにホルダ30が上昇し始めた後に連通孔21が閉塞される。このため、オーバーキャップ4が取り外される際に容器本体2の内圧が一旦解放された状態で、塗布容器1を使用可能な状態とすることができる。したがって、容器本体2の内圧上昇によって使用時に内容液が漏出することを抑制できる。
また、使用時において、収容部31の外周面と中栓部材20の内周面との間を通した連通路40と外部との連通の遮断を、シール部80によって実現できる。
ここで、使用時において、シール部80を用いることなく、収容部31の外周面と中栓部材20の内周面との間を通した連通路40と外部との連通の遮断をする構成として、収容部31の外周面と中栓部材20の内周面とを、両者の間に潤滑剤が塗布された状態で摺接させる構成が挙げられる。この構成では、潤滑剤の影響で内容液に制約が生じる恐れがある。
これに対して、本実施形態では、収容部31の外周面と中栓部材20の内周面との間を通した連通路40と外部との連通の遮断を、シール部80によって実現できる。よって、前述のような潤滑剤が不要となり、内容液の自由度を高めることができる。
中栓部材20やホルダ30が経時変化したり、ホルダ30が勢いよく上昇したりすると、付勢部材60の付勢力によって中栓部材20に栓体35が過剰に食い込むおそれがある。
ここで図4および図5に示すように、オーバーキャップ4が口部10から離脱され、かつ、栓体35が連通孔21を閉塞し、かつ、シール部80が連通路40と外部との連通を遮断した状態で、第1規制凸部27bと第2規制凸部31eとが上下方向に当接する(なお、第1規制凸部27bと第2規制凸部31eとが上下方向に当接することには、一般的な使用時には両者が当接しないものの、中栓部材20に栓体35が一定量食い込んだ状態で両者が当接する形態が含まれる)。そのため、前述のように、付勢部材60の付勢力によって中栓部材20に栓体35が過剰に食い込もうとしても、第1規制凸部27bと第2規制凸部31eとが係止することでホルダ30の上昇を規制することができる。これにより、中栓部材20に栓体35が過剰に食い込むことが規制される。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、オーバーキャップ4がホルダ30に直接接触してホルダ30の上昇を規制しているが、これに限定されず、オーバーキャップが塗布部材に接触して塗布部材を下方に押圧することによりホルダの上昇を規制していてもよい。
また、上記実施形態では、塗布部材50はオーバーキャップ4が容器本体2の口部10に装着された状態で吐出孔22から上方に突出しているが、少なくともオーバーキャップが取り外された状態で吐出孔から上方に突出していればよい。
また、上記実施形態では、オーバーキャップ4が、二重筒状であるが、例えば、上方から下方に向けて段状に拡径する多段の筒状であってもよい。この場合、例えば、上筒部と下筒部との間の段差が、前記第2シール面72aとして機能してもよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 塗布容器
2 容器本体
4 オーバーキャップ
10 口部
20 中栓部材
21 連通孔
22 吐出孔
27b 第1規制凸部
27c 第1シール凸部
30 ホルダ
31 収容部
31d 第2シール凸部
31e 第2規制凸部
35 栓体
40 連通路
50 塗布部材
60 付勢部材
80 シール部

Claims (3)

  1. 容器本体の口部に装着され、前記容器本体内に連通する連通孔、および前記連通孔に連通し、前記容器本体の内容液を吐出する吐出孔が形成された上下方向に延びる筒状の中栓部材と、
    前記中栓部材の内側に上下方向に沿って移動可能に支持された有底筒状の収容部、および前記容器本体内で前記連通孔を前記連通孔の下方から閉塞可能に開放した栓体を有し、前記中栓部材との間に前記収容部内と前記容器本体内とを連通する連通路が形成されたホルダと、
    前記収容部内に配置されて前記ホルダから上方に突出した塗布部材と、
    前記中栓部材に対して前記ホルダを上方付勢する付勢部材と、
    前記容器本体の口部に装着され、前記ホルダの上昇を規制した状態で前記吐出孔を閉塞するオーバーキャップと、
    前記オーバーキャップが前記口部から離脱され前記栓体が前記連通孔を閉塞した状態で、前記中栓部材の内周面と前記収容部の外周面との間を通した前記連通路と外部との連通を遮断するシール部と、
    を備える塗布容器。
  2. 前記シール部は、
    前記中栓部材の内周面に設けられた第1シール凸部と、
    前記収容部の外周面に設けられ、前記第1シール凸部に対して下方に位置する第2シール凸部と、を備え、
    前記オーバーキャップが前記口部から離脱され前記栓体が前記連通孔を閉塞した状態で、前記第1シール凸部と前記第2シール凸部とが当接することで、前記中栓部材の内周面と前記収容部の外周面との間がシールされる、請求項1に記載の塗布容器。
  3. 前記中栓部材の内周面に設けられた第1規制凸部と、
    前記収容部の外周面に設けられた第2規制凸部と、を更に備え、
    前記オーバーキャップが前記口部から離脱され、かつ、前記栓体が前記連通孔を閉塞し、かつ、前記シール部が前記連通路と外部との連通を遮断した状態で、前記第1規制凸部と前記第2規制凸部とが上下方向に当接する、請求項1または2に記載の塗布容器。
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