JP2024051683A - 塗布容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】塗布栓を被塗布部に押し付けた当初から、十分な量の内容液を被塗布部に吐出する。【解決手段】塗布栓13には、塗布部24と基部23とが備えられ、塗布部の外周面と吐出孔15の内周面との間に流通路Xが設けられ、塗布部は、基部を形成する材質より軟らかい材質で形成され、基部には、表裏面が上下方向を向く板部25と、板部から上方に向けて延び、塗布部内に嵌合された支持突部26と、が備えられ、板部の上面に、中栓12の内面における吐出孔15の開口周縁部に対して下方に向けて離反可能に当接し、流通路と容器本体11内との連通を遮断する環状シール部13aが設けられ、支持突部は、板部の上面のうち、環状シール部より径方向の内側に位置する部分に設けられ、板部の上面のうち、環状シール部より径方向の内側に位置する部分と、塗布部の下端開口縁と、の間には、流通路に連通して内容液が貯留可能な上下方向の隙間が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、塗布容器に関する。
従来から、例えば下記特許文献1に示されるような、口部を有する有底筒状の容器本体と、口部に装着されるとともに、容器本体内に連通する吐出孔が形成された中栓と、吐出孔に上方付勢状態で下方移動可能に挿入された塗布栓と、を備えた塗布容器が知られている。
実用新案登録第2553493号公報
この種の塗布容器においては、塗布栓を被塗布部に押し付けた当初から、十分な量の内容液を被塗布部に吐出することに改善の余地があった。
本発明は、塗布栓を被塗布部に押し付けた当初から、十分な量の内容液を被塗布部に吐出することができる塗布容器を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る塗布容器は、口部を有する有底筒状の容器本体と、前記口部に装着されるとともに、前記容器本体内に連通する吐出孔が形成された中栓と、前記吐出孔に上方付勢状態で下方移動可能に挿入された塗布栓と、を備え、前記塗布栓には、前記吐出孔に挿入された有頂筒状の塗布部と、前記塗布部を支持する基部と、が備えられ、前記塗布部の外周面と前記吐出孔の内周面との間に、前記容器本体内の内容液が流通する流通路が設けられ、前記塗布部は、前記基部を形成する材質より軟らかい材質で形成され、前記基部には、表裏面が上下方向を向く板部と、前記板部から上方に向けて延び、前記塗布部内に嵌合された支持突部と、が備えられ、前記板部の上面に、前記中栓の内面における前記吐出孔の開口周縁部に対して下方に向けて離反可能に当接し、前記流通路と前記容器本体内との連通を遮断する環状シール部が設けられ、前記支持突部は、前記板部の上面のうち、前記環状シール部より径方向の内側に位置する部分に設けられ、前記板部の上面のうち、前記環状シール部より径方向の内側に位置する部分と、前記塗布部の下端開口縁と、の間には、前記流通路に連通して内容液が貯留可能な上下方向の隙間が設けられている。
板部の上面のうち、環状シール部より径方向の内側に位置する部分と、塗布部の下端開口縁と、の間に、流通路に連通して内容液が貯留可能な上下方向の隙間(以下、貯留空間という)が設けられているので、塗布部の頂壁を被塗布部に押し付けた当初から、流通路だけでなく貯留空間の内容液も吐出されることとなる。これにより、塗布部の頂壁を被塗布部に押し付けた当初から、十分な量の内容液を被塗布部に吐出しやすくすることができる。
なお、貯留空間を設けず、単に流通路の径方向の大きさを大きくすると、塗布部の頂壁を被塗布部に押し付け、流通路と容器本体内とが連通した状態に保たれたときに、容器本体内の内容液が大量に被塗布部に流出してしまうおそれがある。
前記塗布部のうち、前記吐出孔から上方に突出した部分の外周面に、径方向の外側に向けて突出し、周方向の全長にわたって連続して延びるフランジ部が形成され、前記フランジ部には、上下方向に貫く縦孔が形成され、前記縦孔は、前記流通路と上下方向で対向してもよい。
フランジ部に、上下方向に貫く縦孔が形成され、縦孔が、流通路と上下方向で対向しているので、容器本体内の内容液が、流通路および縦孔を通して吐出されることとなり、塗布栓が下方に移動したときに、フランジ部が、中栓の外面における吐出孔の開口周縁部に当接、若しくは近接しても、内容液を被塗布部に円滑に吐出することができる。
前記塗布部の頂壁に、上方に向けて突出する複数の突起が、周方向に間隔をあけて形成され、前記突起における周方向の中央部を通る縦断面視において、径方向の内側を向く内面は、上方に向かうに従い径方向の外側に向けて延びるとともに、前記内面の勾配は、径方向の外側を向く外面の勾配より小さくなってもよい。
塗布部が、基部を形成する材質より軟らかい軟材質で形成され、塗布部の頂壁に、上方に向けて突出する複数の突起が、周方向に間隔をあけて形成されているので、被塗布部に内容液を塗布する際に、軟材質からなる突起が被塗布部に押し当てられることとなり、被塗布部に対するマッサージ効果が高められる。
突起における周方向の中央部を通る縦断面視において、径方向の内側を向く内面が、上方に向かうに従い径方向の外側に向けて延び、前記内面の勾配が、径方向の外側を向く外面の勾配より小さくなっているので、突起を被塗布部に押し付けたときに、突起が、径方向の内側に向けて倒れるのを抑制することができる。これにより、突起を被塗布部に押し付けたときに、突起の倒れに追従して塗布部の周壁が弾性変形するのを抑えることが可能になり、内容液の吐出時に、例えば塗布栓の上下動が阻害されたり、流通路の流路断面積が変動したりするのを防ぐことができる。
前記塗布部の頂壁の上面において、前記突起より径方向の内側に位置する部分に、凹部が形成されてもよい。
塗布部の頂壁の上面において、突起より径方向の内側に位置する部分に、凹部が形成されているので、突起を被塗布部に押し付けたときに、突起が、径方向の内側に向けて倒れやすくなっているにもかかわらず、前述の通り、突起の倒れが抑えられることから、顕著な効果を有する。
塗布部の頂壁の上面において、突起より径方向の内側に位置する部分を、塗布部を射出成形する際のゲート位置とすると、塗布部を容易に成形することができ、また、ゲート位置に凹部を形成すると、ゲート位置にバリが生じても、バリを被塗布部に触れにくくすることができる。
本発明の上記態様によれば、塗布栓を被塗布部に押し付けた当初から、十分な量の内容液を被塗布部に吐出することができる。
一実施形態に係る塗布容器の縦断面図である。 図1の塗布部の上面図である。 図1の塗布部の下面図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態について説明する。
本実施形態に係る塗布容器1は、図1に示されるように、容器本体11、中栓12、塗布栓13、およびキャップ14を備えている。
容器本体11は、口部11bおよび底部を有する有底筒状に形成され、中栓12、塗布栓13、およびキャップ14は有頂筒状に形成されている。容器本体11、中栓12、塗布栓13、およびキャップ14は、共通軸Oと同軸に配設されている。
以下、共通軸Oに沿う容器本体11の口部11b側を上側といい、共通軸Oに沿う容器本体11の底部側を下側といい、共通軸Oに沿う方向を上下方向という。上下方向から見て共通軸Oに交差する方向を径方向といい、上下方向から見て共通軸O回りに周回する方向を周方向という。
容器本体11の口部11bの外周面に、嵌合突起11c、および雄ねじ部11dが上方から下方に向けてこの順に設けられている。嵌合突起11cに中栓12がアンダーカット嵌合されることにより、中栓12が口部11bに装着されている。雄ねじ部11dに、キャップ14が着脱可能に螺着されている。
なお、キャップ14は、口部11bに着脱可能に嵌合等されてもよく、また、キャップ14は、中栓12に着脱可能に装着されてもよい。
中栓12は、頂壁21および周壁22を有する有頂筒状に形成されている。
周壁22は、嵌合突起11cにアンダーカット嵌合されている。
頂壁21は、環状に形成され、共通軸Oと同軸に配設されている。頂壁21は、口部11bの上端開口縁に載置されている。頂壁21の内周縁部に、上方に向けて突出した吐出筒16が形成されている。吐出筒16のうち、上部の直径は、下部の直径より小さくなっている。吐出筒16の上部の内側が、容器本体11内に連通し、内容液が吐出される吐出孔15となっている。頂壁21の内周縁部に、下方に向けて突出し、口部11b内に液密に嵌合されたシール筒21bが形成されている。
塗布栓13は、吐出孔15に上方付勢状態で下方移動可能に挿入されている。塗布栓13は、吐出孔15に挿入された有頂筒状の塗布部24と、塗布部24を支持する基部23と、を備えている。塗布部24の外周面と吐出孔15の内周面との間に、容器本体11内の内容液が流通する流通路Xが設けられている。
基部23は、表裏面が上下方向を向く環状の板部25と、板部25の内周縁部から上方に向けて延びる有頂筒状の支持突部26と、を備えている。板部25および支持突部26は、共通軸Oと同軸に配設されている。
支持突部26の頂壁の上面における径方向の中央部に第1凹部26aが形成されている。第1凹部26aは、共通軸Oと同軸に配設されている。
板部25の上面に、中栓12の内面における吐出孔15の開口周縁部12aに対して下方に向けて離反可能に当接し、流通路Xと容器本体11内との連通を遮断する環状シール部13aが設けられている。環状シール部13aは、板部25の上面のうち、支持突部26より径方向の外側に位置する部分に設けられている。環状シール部13aは、板部25の上面における外周縁部に設けられている。環状シール部13aは、吐出筒16のうち、上部と下部とを連結し、上方に向かうに従い径方向の内側に向けて延びる段部16aの内面に当接している。板部25の下面が、塗布栓13を上方付勢するばね部材27に支持されている。図示の例では、ばね部材27は、板部25と一体に形成されている。ばね部材27は、板部25の下面における外周縁部から下方に向けて延びている。ばね部材27の下端部は、中栓12のシール筒21bに係止されている。なお、ばね部材27は、板部25と別体であってもよい。
塗布部24は、基部23を形成する材質よりも軟らかい材質で形成されている。例えば、基部23が、ポリプロピレン等の硬質の樹脂材料で形成されている場合、塗布部24は、低密度ポリエチレン、エラストマー、シリコンゴム等の比較的軟らかい材質で形成されている。
塗布部24は、頂壁および周壁を有する有頂筒状に形成され、基部23の支持突部26に外嵌されて固定されている。塗布部24の頂壁の下面は、支持突部26の頂壁の上面に支持されている。
図1および図2に示されるように、塗布部24の頂壁に、上方に向けて突出する複数の突起17が、周方向に間隔をあけて形成されている。突起17における周方向の中央部を通る縦断面視において、径方向の内側を向く内面17aは、上方に向かうに従い径方向の外側に向けて延び、内面17aの勾配は、径方向の外側を向く外面17bの勾配より小さくなっている。突起17における周方向の中央部を通る縦断面視において、突起17の外面17bは、上方に向かうに従い径方向の内側に向けて延びている。前記縦断面視において、突起17の外面17bは、上下方向に真直ぐ延びてもよい。
塗布部24の頂壁の上面において、突起17より径方向の内側に位置する部分に、第2凹部(凹部)24cが形成されている。第2凹部24cは、共通軸Oと同軸に配設されている。第2凹部24cの内径は、支持突部26の第1凹部26aの内径より大きくなっている。
塗布部24の周壁の外周面は、吐出孔15の内周面に当接、若しくは近接している。図1および図3に示されるように、塗布部24の周壁の外周面に、上下方向に延びる縦溝24bが、周方向に間隔をあけて複数形成されている。縦溝24bは、周方向に等間隔をあけて3つ配設されている。縦溝24bは、塗布部24の周壁の下端開口縁に開口している。
流通路Xの径方向の大きさ、および縦溝24bの周方向の大きさ(幅)は、突起17を被塗布部に1秒間押し付けたときに、流通路Xの内容積の半分以上の内容液が吐出されるように、例えば、内容液の粘度等の物性、塗布部24を形成する材質の濡れ性、および中栓12を形成する材質の濡れ性等に合わせて設計される。例えば、流通路Xの径方向の大きさは、0.4mm以上0.7mm以下となっている。
突起17を被塗布部に1秒間押し付けたときに吐出される内容液の量は、適宜設定されるものであり、例えば、流通路Xの内容積と、後述する貯留空間Yの内容積と、の総和に基づいて調整してもよい。
塗布部24の周壁の下端開口縁と、板部25の上面のうち、環状シール部13aより径方向の内側に位置する部分と、の間に、流通路Xに連通して内容液が貯留可能な上下方向の隙間(以下、貯留空間Yという)が設けられている。貯留空間Yは、縦溝24bの下端開口に接続されている。貯留空間Yは、流通路Xの下端開口における径方向の全域にわたって接続されている。貯留空間Yは、周方向の全長にわたって連続して延びている。貯留空間Yは、流通路Xより径方向の内側に張り出している。貯留空間Yは、吐出孔15の内周面を内面の一部に有している。
塗布部24のうち、吐出孔15から上方に突出した部分の外周面に、径方向の外側に向けて突出し、周方向の全長にわたって連続して延びるフランジ部32が形成されている。フランジ部32は、塗布部24の上端部に設けられている。フランジ部32の下面は、平坦面となっている。
フランジ部32に、上下方向に貫く縦孔32aが形成されている。縦孔32aは、フランジ部32における径方向の全域にわたって設けられている。縦孔32aは、周方向に間隔をあけて複数(図示の例では4つ)設けられている。縦孔32aは、流通路Xと上下方向で対向している。縦孔32aは、中栓12の外面における吐出孔15の開口周縁部と上下方向で対向している。縦孔32aの下端開口は、吐出筒16の上端開口と上下方向で対向し、かつ縦溝24bの上端開口に接続されている。
縦孔32aの内面のうち、径方向の内端部に位置して径方向の外側を向く内端面は、上方に向かうに従い径方向の外側に向けて延びている。縦孔32aの内端面の上端部は、突起17の外面17bの下端部と同じ径方向の位置に位置している。縦孔32aの内端面の下端部は、縦溝24bの内面のうち、径方向の内端部に位置して径方向の外側を向く内端面の上端部に上下方向に連なっている。
縦孔32aの周方向の大きさは、縦溝24bの周方向の大きさより小さくなっている。図示の例では、3つの縦溝24bのうち、1つの縦溝24bに、2つの縦孔32aが開口し、残り2つの縦溝24bに、1つの縦孔32aが各別に開口している。
キャップ14は、塗布栓13を上方から覆う天壁部28を有する有頂筒状に形成されている。キャップ14の周壁部29の内周面に、雌ねじ部29aが形成されている。雌ねじ部29aは、容器本体11の口部11bの雄ねじ部11dに螺合している。
キャップ14は、天壁部28から下方に向けて延びるシール筒31を備えている。シール筒31は、周壁部29の径方向の内側に設けられ、塗布栓13、および吐出筒16を径方向の外側から囲っている。シール筒31の下端開口縁は、中栓12の頂壁21の上面に液密に当接している。シール筒31の下端部は、キャップ14の周壁部29の内周面のうち、雌ねじ部29aより上方に位置する部分に連結されている。
以上説明したように、本実施形態による塗布容器1によれば、板部25の上面のうち、環状シール部13aより径方向の内側に位置する部分と、塗布部24の下端開口縁と、の間に、流通路Xに連通して内容液が貯留可能な貯留空間Yが設けられているので、突起17を被塗布部に押し付けた当初から、流通路Xだけでなく貯留空間Yの内容液も吐出されることとなる。これにより、突起17を被塗布部に押し付けた当初から、十分な量の内容液を被塗布部に吐出しやすくすることができる。
なお、貯留空間Yを設けず、単に流通路Xの径方向の大きさを大きくすると、突起17を被塗布部に押し付け、流通路Xと容器本体11内とが連通した状態に保たれたときに、容器本体11内の内容液が大量に被塗布部に流出してしまうおそれがある。
フランジ部32に、上下方向に貫く縦孔32aが形成され、縦孔32aが、流通路Xと上下方向で対向しているので、容器本体11内の内容液が、流通路Xおよび縦孔32aを通して吐出されることとなり、塗布栓13が下方に移動したときに、フランジ部32が、中栓12の外面における吐出孔15の開口周縁部に当接、若しくは近接しても、内容液を被塗布部に円滑に吐出することができる。
塗布部24が、基部23を形成する材質より軟らかい軟材質で形成され、塗布部24の頂壁に、上方に向けて突出する複数の突起17が、周方向に間隔をあけて形成されているので、被塗布部に内容液を塗布する際に、軟材質からなる突起17が被塗布部に押し当てられることとなり、被塗布部に対するマッサージ効果が高められる。
突起17における周方向の中央部を通る縦断面視において、径方向の内側を向く内面17aが、上方に向かうに従い径方向の外側に向けて延び、内面17aの勾配が、径方向の外側を向く外面17bの勾配より小さくなっているので、突起17を被塗布部に押し付けたときに、突起17が、径方向の内側に向けて倒れるのを抑制することができる。これにより、突起17を被塗布部に押し付けたときに、突起17の倒れに追従して塗布部24の周壁が弾性変形するのを抑えることが可能になり、内容液の吐出時に、例えば塗布栓13の上下動が阻害されたり、流通路Xの流路断面積が変動したりするのを防ぐことができる。
塗布部24の頂壁の上面において、突起17より径方向の内側に位置する部分に、第2凹部24cが形成されているので、突起17を被塗布部に押し付けたときに、突起17が、径方向の内側に向けて倒れやすくなっているにもかかわらず、前述の通り、突起17の倒れが抑えられることから、顕著な効果を有する。
塗布部24の頂壁の上面において、突起17より径方向の内側に位置する部分を、塗布部24を射出成形する際のゲート位置とすると、塗布部24を容易に成形することができ、また、ゲート位置に第2凹部24cを形成すると、ゲート位置にバリが生じても、バリを被塗布部に触れにくくすることができる。
なお、本発明の技術範囲は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、塗布部24の頂壁に突起17を形成しなくてもよい。
塗布部24の頂壁の上面において、突起17より径方向の内側に位置する部分に、第2凹部24cを形成せず、この部分を平坦面にしてもよい。
塗布部24のフランジ部32に、縦孔32aを形成しなくてもよく、塗布部24にフランジ部32を形成しなくてもよい。
塗布部24の周壁の外周面に縦溝24bを形成しなくてもよい。
中栓12の頂壁21に吐出筒16を形成しなくてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記実施形態および変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 塗布容器
11 容器本体
11b 口部
12 中栓
13 塗布栓
13a 環状シール部
14 キャップ
15 吐出孔
17 突起
17a 内面
17b 外面
23 基部
24 塗布部
24c 第2凹部(凹部)
25 板部
26 支持突部
32 フランジ部
32a 縦孔
X 流通路
Y 貯留空間

Claims (4)

  1. 口部を有する有底筒状の容器本体と、
    前記口部に装着されるとともに、前記容器本体内に連通する吐出孔が形成された中栓と、
    前記吐出孔に上方付勢状態で下方移動可能に挿入された塗布栓と、を備え、
    前記塗布栓には、
    前記吐出孔に挿入された有頂筒状の塗布部と、
    前記塗布部を支持する基部と、が備えられ、
    前記塗布部の外周面と前記吐出孔の内周面との間に、前記容器本体内の内容液が流通する流通路が設けられ、
    前記塗布部は、前記基部を形成する材質より軟らかい材質で形成され、
    前記基部には、表裏面が上下方向を向く板部と、前記板部から上方に向けて延び、前記塗布部内に嵌合された支持突部と、が備えられ、
    前記板部の上面に、前記中栓の内面における前記吐出孔の開口周縁部に対して下方に向けて離反可能に当接し、前記流通路と前記容器本体内との連通を遮断する環状シール部が設けられ、
    前記支持突部は、前記板部の上面のうち、前記環状シール部より径方向の内側に位置する部分に設けられ、
    前記板部の上面のうち、前記環状シール部より径方向の内側に位置する部分と、前記塗布部の下端開口縁と、の間には、前記流通路に連通して内容液が貯留可能な上下方向の隙間が設けられている、塗布容器。
  2. 前記塗布部のうち、前記吐出孔から上方に突出した部分の外周面に、径方向の外側に向けて突出し、周方向の全長にわたって連続して延びるフランジ部が形成され、
    前記フランジ部には、上下方向に貫く縦孔が形成され、
    前記縦孔は、前記流通路と上下方向で対向している、請求項1に記載の塗布容器。
  3. 前記塗布部の頂壁に、上方に向けて突出する複数の突起が、周方向に間隔をあけて形成され、
    前記突起における周方向の中央部を通る縦断面視において、径方向の内側を向く内面は、上方に向かうに従い径方向の外側に向けて延びるとともに、前記内面の勾配は、径方向の外側を向く外面の勾配より小さくなっている、請求項1または2に記載の塗布容器。
  4. 前記塗布部の頂壁の上面において、前記突起より径方向の内側に位置する部分に、凹部が形成されている、請求項3に記載の塗布容器。
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