JP2022138167A - スイングベル - Google Patents

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JP2022138167A
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俊博 小泉
Toshihiro Koizumi
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Koizumi Seisakusho Co Ltd
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Koizumi Seisakusho Co Ltd
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Abstract

【課題】軽く振るだけで音が鳴り、余韻の長く雑音の少ないスイングベルの提供を目的とする。【解決手段】ベル本体部と、ベル本体部の内側に設けた振子とを備え、前記振子は前記ベル本体部から直接的又は間接的に弾性糸を用いて垂下してあることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、ハンドベル,卓上ベル等として使用できるスイングベルに関する。
従来からベル本体部の内側に振子を吊り下げたベルは知られている。
しかし、例えば特許文献1に示すように振子は、ひも等にて吊り下げられたものである。
このように、振子をひもで単に吊り下げたものは、ベル本体を軽く振る程度では振子に停止したままになろうとする慣性力が作用し、音が鳴りにくい。
また、振子がベル本体の内側壁に当たる際には、吊り下げられたひもが自由状態になり、振子が元の位置に戻ろうとする力は、働かない。
特許文献2には、ベル内部にコイルバネを用いてクラッパーを取り付けたハンドベルを開示する。
しかし、コイルバネでは曲がりにくく、この場合にもハンドベルを大きく振らないと音が鳴らない。
実公昭37-20026号公報 特開2005-309088号公報
本発明は、軽く振るだけで音が鳴り、余韻の長く雑音の少ないスイングベルの提供を目的とする。
本発明に係るスイングベルは、ベル本体部と、ベル本体部の内側に設けた振子とを備え、前記振子は前記ベル本体部から直接的又は間接的に弾性糸を用いて垂下してあることを特徴とする。
従来、振子をひも等を用いて、この振子の重力にて吊り下げていたのに対して本発明は、弾性糸を用いて振子をベル本体から垂下させたものである。
ここで弾性糸とは、バネのように曲げ弾性を有する糸状の線材であることをいう。
本発明に用いることができる弾性糸は、弾性を有するものであれば金属線材,樹脂線材,複合線材等、その材質に制限はない。
例えば、細くて弾性に富むものとしては、線径が0.08mm~1.0mmの硬鋼線,0.08mm~1.0mmのバネ用ピアノ線等が例として挙げられる。
このような弾性糸を用いて振子をベル本体部に垂下させる態様としては、弾性糸は一端側をベル本体部に固定連結してあり、他端側を前記振子に固定連結してある態様と、弾性糸は前記一端側をリング部材又はフック部材を介して前記ベル本体部側に連結してあり、他端側を前記振子に固定連結してある態様が例として挙げられる。
本発明において、振子を弾性糸を用いてベル本体部から垂下させたことにより、ベル本体部を軽く振っただけでもその力が弾性糸を経由して振子に伝播するので、音が鳴りやすい。
また、振子がベル本体部の内側壁に当たった際には、振子には弾性糸の元に戻ろうとする反発力が働き、ベル本体部が振動する際に雑音が生じにくい。
(a)は本発明に係るスイングベル(実施例1)の外観例、(b)その断面構造例を示す。 スイングベルを逆さにした状態を示す。 スイングベルの実施例2を示す。
本発明に係るスイングベルの構造例を以下、図に基づいて説明するが、本発明はこれに限定されない。
図1(a)に外観図、(b)に断面図を示す。
本発明に係るスイングベルは、ベル本体部11とその内側の天井部から垂下した振子12を有する。
本実施例では、下側が開口し、いろいろな所に載置しておけるように、開口端部が平坦な卓上ベルの例になっている。
ベル本体部11は、内側に振子12を設けることができるものであれば、その構造や形状に制限はない。
ベル本体部11の内側に設けた振子12は、糸状の弾性線材からなる弾性糸13の下端側(他端側)13bに固定連結され、上端側(一端側)13aは、ベル本体部11の内側の天井部に固定連結されている。
この弾性糸は、ばね性を有するものであれば線径や強さに制限がない。
その中でも本発明に適しているのは、図2に示すようにベル本体部11を逆さにすると、弾性糸13は撓みながらも振子12を立設支持できるものが好ましい。
ベル本体部11の外側の上部には、つまみ部14を設けて、指(手)でつまみ上げ、スイングしやすいようになっている。
これもベル本体部11を手で持ち上げてスイングすることができれば、その形状に制限はない。
図1に示した実施例(実施例1)では、ベル本体部11の天井部と振子12とが弾性糸13にて連結されているので、つまみ部14にて持ち上げ、軽く振るだけでその力が弾性糸を経由して振子12に伝播されるので、振子12にはその慣性力に抗して、左右に振れる力が働く。
このような弾性糸12の効果は、振子12が振れ、ベル本体部11の内側壁に当たった際には、弾性糸による反発力も作用する。
この反発力に着目すれば、図3に示した実施例2も本発明に含まれる。
実施例2は、振子12を弾性糸13の下端側に固定してあるものの、上端側はリング13cに固定連結してあり、このリング13cはベル本体部11の天井部に直接、あるいは図3に示すように補助弾性糸15に設けた補助リング15aと相互に揺動可能に連結してもよい。
このリング13,補助リング15aはフック形状による連結でもよい。
11 ベル本体部
12 振子
13 弾性糸
14 つまみ部

Claims (3)

  1. ベル本体部と、ベル本体部の内側に設けた振子とを備え、
    前記振子は前記ベル本体部から直接的又は間接的に弾性糸を用いて垂下してあることを特徴とするスイングベル。
  2. 前記弾性糸は一端側をベル本体部に固定連結してあり、他端側を前記振子に固定連結してあることを特徴とする請求項1記載のスイングベル。
  3. 前記弾性糸は前記一端側をリング部材又はフック部材を介して前記ベル本体部側に連結してあり、他端側を前記振子に固定連結してあることを特徴とする請求項1記載のスイングベル。
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