JP3194789U - 起き上がり小法師 - Google Patents
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Abstract
【課題】揺動体の製造が容易で、強度的にも優れ、軽量で、揺動動作が長く続き、発生音も良好であり、製造コストも安価で済む等の利点を有する起き上がり小法師を提供する。【解決手段】揺動体2と、この揺動体内部に収容させた音発生装置4とを有する起き上がり小法師において、揺動体2を、発泡スチロールにより一体的に形成し、その外周から中心部に向けて前記音発生装置を挿入収容させる収容凹部21を設けたものとし、音発生装置4は、厚紙などの軽量の材料で構成した円筒状の共鳴体ケース41と、この共鳴体ケースの内底部に取り付けたところの上面側に薄い金属板を取り付けて成る木製などの軽量の錘体と、この錘体の上面に所定間隔を隔てて周設された長さの異なる複数本の金属製の振動発音棒44a〜44fと、共鳴体ケース内に揺動可能に吊り下げられ、前記揺動体の揺動時にこれらの振動発音棒に当たって音を発生させる打撃手段45とにより構成する。【選択図】図2
Description
本考案は、通称起き上がり小法師と称される縁起物或は玩具に関するものである。
従来、起き上がり小法師は、倒しても、倒しても自動的に起き上がることから、「七転八起」の精神を象徴するものとして、古くから広く世間に普及している。この従来公知の起き上がり小法師は、一般的に球体状を呈した通称オルゴール球と称される中空の揺動体の外側に絵や図形や模様を施し、内部に音発生装置を収容させており、揺動体を卓上に置いて軽く押してやって手を放すと、360°いずれの方向にも揺動し何回かの揺動動作の後、錘体の力で元位置に戻って静止するが、揺動した際に音発生装置がカランコロンという様々に音程の異なる音を発するものである。近年、この起き上がり小法師の揺動体に縫いぐるみをまとわせたものが、下記特許文献1や2に開示されている。
また、特許文献3には、上記のような起き上がり小法師の前記中空揺動体を、上部半球体と下部半球体の開口端部を互いに接着することにより作製し、その場合に、上部半球体としては真空成形で製造した肉薄のものを用い、下部半球体としてはブロー成形で製造した上部半球体より肉厚のものを用いることによって、前記中空揺動体の製造作業を行い易くすると同時に、音質等の改善を図ったものが開示されている。
更にまた、特許文献4には、製造工程で混入する破損縫製針の有無を検針機によって検査する必要のない起き上がり玩具が開示されている。即ち、玩具本体を軟質で軽量な合成樹脂によって形成し、その外皮を、接着剤層を有する綴じ片を貼り付けることによって作製することにより、針が混入することがなく、作業能率を低下させることもない起き上がり玩具が開示されている。
しかしながら、前記揺動体の製造が容易で、強度的にも優れ、軽量で、揺動動作が長く続き、発生音も良好であり、製造コストも安価で済む、等々の多くの利点を併せ持った起き上がり小法師はこれまでに提供されていない。
そこで、本考案の目的は、前記揺動体の製造が容易で、強度的にも優れ、軽量で、揺動動作が長く続き、発生音も良好であり、製造コストも安価で済む、等々の多くの利点を有する起き上がり小法師を提供せんとするにある。
上述した目的を達成するために本考案に係る起き上がり小法師は、揺動体と、この揺動体内部に収容させた音発生装置とを有する起き上がり小法師において、前記揺動体を、発泡スチロールにより一体的に形成し、その外周から中心部に向けて前記音発生装置を挿入収容させる収容凹部を設けたものとし、前記音発生装置は、例えば厚紙などの軽量の材料で構成した円筒状の共鳴体ケースと、この共鳴体ケースの内底部に取り付けたところの上面側に薄い金属板を取り付けて成る例えば木製などの軽量の錘体と、この錘体の上面に所定間隔を隔てて周設された長さの異なる複数本の金属製の振動発音棒と、前記共鳴体ケース内に揺動可能に吊り下げられ、前記揺動体の揺動時にこれらの振動発音棒に当たって音を発生させる打撃手段とにより構成すると共に、前記揺動体の外面に、絵柄を表示した薄肉軽量の表装シートを貼付して成ることを特徴とする。
その場合、本考案においては、前記音発生装置の前記複数本の振動発音棒の下端部を、前記錘体の少なくとも一部を構成する前記木材の上面に固定した金属板を貫通させて前記木材に打ち込むように構成することが推奨される。
本考案はさらに、前記木材の上面に固定した前記金属板に、前記振動発音棒の振動伝達部材としての機能と、前記錘体の補助錘としての機能と、前記振動発音棒の安定保持部材としての機能とを併有させるように構成することが推奨される。
そして、本発明に係る揺動体と共鳴体ケースの重量比は、約2対1であることを特徴とする。
本考案は上記のように、前記揺動体を発泡スチロールにより一体的に形成したため、軽量で、強度的にも優れ、へこむようなことがなく、球形に成形することも容易で、製造コストも安くて済むものである。また、前記音発生装置の共鳴体ケースを厚紙製の筒体で構成した場合には、共鳴効果に優れ、振動発音棒の振動を効率よく大きな音に変換できる。また、前記揺動体が発泡スチロール製で軽量であるため、前記錘体も軽量のもので済み、そのための錘体を木材で構成することが可能となり、これによって、起き上がり小法師全体の重量を大幅に軽量化でき、揺動動作の持続時間も長くできる。更にまた、前記揺動体の外面に表装シートを貼付し、これに描いた絵柄により起き上がり小法師のキャラクターを表示するようにしたため、縫いぐるみ等を纏わせるよりも格段に簡易かつ安価に製造でき、揺動動作も、柔軟で厚みのある布製の縫いぐるみで覆うよりも円滑かつ長時間継続されるようになる。更にまた、本考案においては、前記音発生装置の前記複数本の振動発音棒の下端部を、前記錘体の少なくとも一部を構成する前記木材の上面に固定した金属板を貫通させて前記木材に打ち込んで固定するようにしたことによって、複数本の振動発音棒の振動が前記金属板を介して前記木材や共鳴体ケースにロスなく伝達されて、音の振動伝達特性が向上し、共鳴体ケースを効率よく共鳴させることができ、これにより、前記金属板に、前記振動発音棒の振動伝達部材としての機能と、前記錘体の補助錘としての機能と、前記振動発音棒の安定保持部材としての機能とを併せ持たせることができる。
以下、本考案に係る起き上がり小法師の一実施例を図面に基いて具体的に説明する。
図1〜図4において、この実施例に係る起き上がり小法師1は、揺動体2と、その内部に収容される音発生装置4と、前記揺動体2の外面に貼付された例えば紙製の薄肉軽量の表装シート6a〜6dとから構成されている。図1に示した例において、表装シート6a〜6dの表面には、全体として相撲取りを表す絵図が描かれ、この表装シートは、顔面部を表した表装シート6aと、ちょん髷部を表した表装シート6bと、胴部を表した表装シート6cと、接地部を形成する表装シート6dとから構成されている。ただし、これらの表装シートの材料や枚数、並びに形状、絵図等は、このものに限定されるものではない。表装シートは、例えば薄い布地であってもよい。
本考案における前記揺動体2は、発泡スチロールにより一体的に成形さており、前記音発生装置4を収容するための収容凹部21が外周から中心部に向けて同心状に形成されている以外は、全体として無垢状のものである。収容凹部21は、揺動体2の中心から外周に向けて垂線を垂らした際にその垂線と軸心を共通にして設けられている。揺動体2は全体として球体であるが、完全な真球体である必要はなく、テーブル等の上に載置時に揺動可能とするために、下半部の底部側の形状を緩やかな湾曲形状に形成すれば足り、その上半部は、起き上がり小法師が表現するキャラクターに応じて、所望の形状に形成することが可能であって、図示した形状に限定されるものではない。
発泡スチロール製の揺動体2の製造は、揺動体2の形状に対応する金型内に、炭化水素ガスを吸収させた細粒状ポリスチレンビーズを封入し、ここに高温蒸気を導入して軟化、発泡させる等の公知の製法により製造できる。
揺動体2に設けた収容凹部21の口径は、音発生装置4の共鳴体ケース41の外径と同一に形成され、共鳴体ケース41の外周面と収容凹部21の内周面とがピッタリと接触した状態で嵌まり合い、前記振動発音棒44a〜44f及び共鳴体ケース41の振動が揺動体2にロスなく伝動されるようにする。
前記音発生装置4は、図2〜図4に示す如く、厚紙製の上部に蓋体42を被せ下部開放の丸筒状を呈した共鳴体ケース41と、この共鳴体ケース41の底部に嵌着されその上面側に金属板43を取り付けて成る錘体5と、共鳴体ケース41内において前記錘体5の上に所定間隔を隔てて周設された長さの異なる複数本の振動発音棒44a〜44fと、前記共鳴体ケース41内に前記蓋体42から吊り下げられ、起き上がり小法師1の揺動時にこれらの振動発音棒44a〜44fに揺動体2の揺動方向によりランダムに当たる打撃手段45とで構成されている。
前記共鳴体ケース41は、厚紙で構成することにより、その共鳴効果と軽量化が図られている。また、錘体5も、揺動体2が軽量であるため、この揺動体2の搖動時における揺動動作の繰り返しを容易とする必要のあることから、木材51として軽量化が図られている。
前記音発生装置4の前記長さの異なる複数本の振動発音棒44a〜44fは、共鳴体ケース41の内周に沿って輪状に配列してある。図4に詳しく示すように、これらの振動発音棒44a〜44fの下端部44a−1〜44f−1は釘状に尖らせ、前記錘体5の少なくとも一部を構成する前記木材51の上面に固定した金属板43を貫通させて前記木材51に打ち込むように構成されている。即ち、図示した実施例において、金属板43には、パンチ等によって3つの爪孔43g、43h、43iが形成され、下面側へ向けて複数の固定爪43g−1、43g−2等(図4では、爪孔43gのものだけを示す)が突出するよう形成されており、金属板43を木材51から成る錘体5の上面に打ちつけると、これらの固定爪43g−1、43g−2等によって金属板43が木材51の上面に固着されるようになっている。金属板43には、更に、振動発音棒貫通孔43a〜43fが明けられ、これらの孔に前記複数本の振動発音棒44a〜44fが貫通する状態で、各振動発音棒44a〜44fの先端が前記木材51に打ち込まれている。
このように、本考案においては、前記複数本の振動発音棒44a〜44fの下端部を、前記錘体5を構成する木材51の上面に固定した金属板43を貫通させて前記木材に打ち込んで固定することによって、これら振動発音棒の振動が前記金属板43や木材51を介して共鳴体ケース41にロスなく伝達され、共鳴体ケース41を効率よく共鳴させることができ、更には、その振動を発泡スチロール製の揺動体2に伝達させて、起き上がり小法師1自体を大きく鳴り響かせることが可能となる。この場合、木材51の上面に固定した前記金属板43は、前記振動発音棒44a〜44fの振動伝達部材としての機能と、前記錘体5の補助錘としての機能と、前記振動発音棒44a〜44fの安定保持部材としての機能とを併せ持つものである。金属板43が錘体5の補助錘として作用する場合、金属板43は木材51の上面に固着されているため、木材51だけの場合に比べて、錘体5の重心位置を若干上方へ変移させ、起き上がり小法師1の揺動時における揺動動作を助長させ、揺動継続時間を長引かせる効果がある。なお、金属板43の木材51の上面への固定は接着剤によっても可能であるが、振動発音棒の振動伝達効果の点では、図示した実施例の如く、金属板43自体に設けた前記複数の固定爪43g−1、43g−2による方が優れている。
次に、長さの異なる前記の複数本の振動発音棒44a〜44fにぶつかって音を発生させる打撃手段45は、振動発音棒44a〜44fを叩く小さな金属円板から成る打撃槌部45aと、これを吊り下げる吊下げ部材45bと、この吊下げ部材45bを、共鳴体ケース41の蓋体42の下面中央部から吊り下げる吊り紐45cと、この吊り紐45cを蓋体42の下面に取り付ける接着テープ45dとから構成されている。図示した実施例では、吊下げ部材45bは例えば針金であり、その下端は、打撃槌部45aに明けた2つの孔に挿通して折り曲げられ、その上端近くは、折り曲げられてその折り曲げ部を前記吊り紐45cに引っ掛けて、360°任意の方向へ揺動可能に吊り下げるようにする。
上記の如き音発生装置4を、揺動体2の前記収容凹部21内に収納した後、所望の絵柄等を描いた表装シート6a〜6dを揺動体2の表面に貼り付ける。表装シート6a〜6dとしては、予め片面に接着剤が塗布された粘着紙を用いることが作業効率上推奨されるが、千代紙その他を糊付けするようにしてもよく、その種類は特に限定されない。以上により、図1に示した起き上がり小法師1が完成する。
以上のように構成した起き上がり子法師1の各部材の寸法と重量は以下の通りである。
まず、揺動体2の外径寸法は100mmであり、その重量は約12gである。この揺動体2内部に設けた収容凹部21の内径寸法は深さが66mm、内径が27mmである。この収容凹部21内に収容される共鳴体ケース41の外形寸法は、その材厚が1.5mm、高さが65.5mm前後、外径が27mmである。共鳴体ケース41の内底部に取り付けられる錘体5は、木製のもので、その外形寸法は、外径が26mm、高さが9mmであり、その重さが約3gである。この錘体5の上面に約0.8gの金属板43が取り付けられ、この金属板43の外周に立設されている振動発音棒の長さは、40mm〜60mmのものであり、その下端部は、金属板43を貫通して錘体5に打ち込まれている。また、打撃手段45の吊下げ部材45bの長さは、44mmであり、錘体5を取り付けた共鳴体ケース41の重さは、全体で6gである。したがって、本実施例においては、揺動体2と共鳴体ケース41の重量比は、2対1であり、この重量比と共鳴体ケース41の大きさで、揺動体2は、その静止位置で共鳴体ケース41が直立状態となり、この静止位置から360度いずれかの方向へ手で押した後手を離すと、自然にほど良い回数揺動し、音声を発生しながら自然に揺動幅を減少させて元の静止位置に戻るものである。
まず、揺動体2の外径寸法は100mmであり、その重量は約12gである。この揺動体2内部に設けた収容凹部21の内径寸法は深さが66mm、内径が27mmである。この収容凹部21内に収容される共鳴体ケース41の外形寸法は、その材厚が1.5mm、高さが65.5mm前後、外径が27mmである。共鳴体ケース41の内底部に取り付けられる錘体5は、木製のもので、その外形寸法は、外径が26mm、高さが9mmであり、その重さが約3gである。この錘体5の上面に約0.8gの金属板43が取り付けられ、この金属板43の外周に立設されている振動発音棒の長さは、40mm〜60mmのものであり、その下端部は、金属板43を貫通して錘体5に打ち込まれている。また、打撃手段45の吊下げ部材45bの長さは、44mmであり、錘体5を取り付けた共鳴体ケース41の重さは、全体で6gである。したがって、本実施例においては、揺動体2と共鳴体ケース41の重量比は、2対1であり、この重量比と共鳴体ケース41の大きさで、揺動体2は、その静止位置で共鳴体ケース41が直立状態となり、この静止位置から360度いずれかの方向へ手で押した後手を離すと、自然にほど良い回数揺動し、音声を発生しながら自然に揺動幅を減少させて元の静止位置に戻るものである。
上記の如く構成された起き上がり小法師1を、図5に示すように机やテーブルの上に置き、360°いずれかの方向(図5において、例えば右方向)に押して手を離すと、起き上がり小法師1は押された方向へ揺動した後、錘体5により元位置に戻り、更にその反動により元位置を通過して反対側(図5において、左方向)へ揺動し、以下同様の動作を数回繰り返した後、定位置で停止する。このように起き上がり小法師1が揺動すると、音発生装置4の打撃槌部45aが揺動体2の揺動方向によりランダムに振動発音棒44a〜44fのどれかに当って(図5において、右方向へ揺動したときは打撃槌部45aが例えば振動発音棒44dに当たり、左方向へ揺動したときは打撃槌部45aが例えば振動発音棒44aに当たって)、カラン、コロンという音を発生する。その際、本考案にあっては、前記共鳴体ケース41を硬質の紙筒で構成したり、前記振動発音棒44a〜44fの下端部を、前記木材51の上面に固定した金属板43を貫通させて前記木材に打ち込んで固定したりすることによって、音の振動伝達特性を向上させてあるため、共鳴体ケース41を効率よく共鳴させることができ、これにより、音質の良い音を大きく響かせることができるものである。
本考案に係る起き上がり小法師1は、上記のように、前記揺動体2を発泡スチロールにより一体的に形成したため、軽量で、球形に成形することも容易で、製造コストも安くて済むものである。また、前記音発生装置4の共鳴体ケース41を厚紙製の筒体で構成したため、プラスチック製のものより共鳴効果に優れ、振動発音棒44a〜44fの振動を効率よく大きな音に変換できる。また、前記揺動体2が発泡スチロール製で軽量であるため、前記錘体5も軽量のもので済み、そのための錘体を木材51で構成することが可能となり、これによって、起き上がり小法師全体の重量を大幅に軽量化でき、揺動動作の持続時間も長くできる。更にまた、前記揺動体2の外面に表装シート6a〜6dを貼付し、これに描いた絵柄により起き上がり小法師のキャラクターを表示するようにしたため、縫いぐるみ等を纏わせるよりも格段に簡易かつ安価に製造でき、揺動動作も、柔軟で厚みのある布製の縫いぐるみで覆うよりも円滑かつ長時間継続されるようになる。更にまた、本考案においては、前記音発生装置4の前記複数本の振動発音棒44a〜44fの下端部を、前記錘体5の少なくとも一部を構成する前記木材51の上面に固定した金属板43を貫通させて前記木材に打ち込んで固定するようにしたことによって、複数本の振動発音棒の振動が前記金属板を介して前記木材や共鳴体ケース41にロスなく伝達されて、音の振動伝達特性が向上し、共鳴体ケース41を効率よく共鳴させることができ、これにより、前記金属板43に、前記振動発音棒44a〜44fの振動伝達部材としての機能と、前記錘体5の補助錘としての機能と、前記振動発音棒44a〜44fの安定保持部材としての機能とを併せ持たせることができる。
本考案は以上のように構成したので、揺動体の製造が容易で、強度的にも優れ、軽量で、揺動動作が長く続き、発生音も良好であり、製造コストも安価で済む、等々の多くの利点を有する起き上がり小法師を提供し得る。
1 起き上がり小法師
2 揺動体
21 収容凹部
4 音発生装置
41 共鳴体ケース
42 蓋体
43 金属板
43a〜43f 振動発音棒貫通孔
43g〜43i 爪孔
43g−1、43g−2 固定爪
44a〜44f 振動発音棒
44a−1〜44f−1 下端部
45 打撃手段
45a 打撃槌部
45b 吊下げ部材
45c 吊り紐
45d 接着テープ
5 錘体
51 木材
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21 収容凹部
4 音発生装置
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42 蓋体
43 金属板
43a〜43f 振動発音棒貫通孔
43g〜43i 爪孔
43g−1、43g−2 固定爪
44a〜44f 振動発音棒
44a−1〜44f−1 下端部
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45a 打撃槌部
45b 吊下げ部材
45c 吊り紐
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5 錘体
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Claims (4)
- 揺動体と、この揺動体内部に収容させた音発生装置とを有する起き上がり小法師において、
前記揺動体を、発泡スチロールにより一体的に形成し、その外周から中心部に向けて前記音発生装置を挿入収容させる収容凹部を設けたものとし、
前記音発生装置は、例えば厚紙などの軽量の材料で構成した円筒状の共鳴体ケースと、この共鳴体ケースの内底部に取り付けたところの上面側に薄い金属板を取り付けて成る例えば木製などの軽量の錘体と、この錘体の上面に所定間隔を隔てて周設された長さの異なる複数本の金属製の振動発音棒と、前記共鳴体ケース内に揺動可能に吊り下げられ、前記揺動体の揺動時にこれらの振動発音棒に当たって音を発生させる打撃手段とにより構成すると共に、
前記揺動体の外面に、絵柄を表示した薄肉軽量の表装シートを貼付して成ることを特徴とする、前記の起き上がり小法師。 - 前記複数本の振動発音棒は、その下端部を前記金属板を貫通させて前記錘体に打ち込まれていることを特徴とする、請求項1に記載の起き上がり小法師。
- 前記錘体の上面に固定した前記金属板に、前記振動発音棒の振動伝達部材としての機能と、前記錘体の補助錘としての機能と、前記振動発音棒の安定保持部材としての機能とを併有させたことを特徴とする、請求項2に記載の起き上がり小法師。
- 前記揺動体と共鳴体ケースの重量比は約2対1であることを特徴とする、請求項1に記載の起き上がり小法師。
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JP2016214346A (ja) * | 2015-05-15 | 2016-12-22 | 株式会社小泉製作所 | うちわ |
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