JP3158902U - 起き上がり小法師 - Google Patents

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【課題】上部半球体を下部半球体の各開口端部を接着して球体部を作る作業を行い易く、かつ、その上内部の音発生装置の音の音質を良くし、外へ響き易いように成した起き上がり小法師を提供する。【解決手段】上部半球体2と下部半球体3の互いの開口部を接着し、内部に音発生装置6と錘体5とから成る内部構成手段7を取り付けて成る球体部を有する起き上がり小法師において、前記上部半球体を真空成形で構成した肉薄のものを用い、前記下部半球体をブロー成形で形成した上部半球体より肉厚のものを用いて構成する。【選択図】図3

Description

本考案は、起き上がり小法師に関するものである。
従来、起き上がり小法師は、主として子供向けの玩具として古くから広く世間に普及している。この従来公知の起き上がり小法師は、一般的に球体状を呈した通称オルゴール球と称される中空の球体部の外側に絵や図形や模様を施し、内部に音発生装置や錘体から成る内部構成手段を収容させており、球体部を卓上に置いて軽く押してやって手を放すと、360°いずれの方向にも揺動し何回かの揺動動作の後、錘体の力で元位置に戻って静止するが、揺動した際に音発生装置がカランコロンという様々に音程の異なる音を発するものである。近年、この起き上がり小法師の球体部に縫いぐるみをまとわせたものが、下記特許文献1に示したように、出回っている。
実開昭61−130291号公報
上記した従来公知の起き上がり小法師の通称オルゴール球と称せられる球体部は、真空成形か或は射出成形で作られるのが一般である。真空成形で作るには、プラ製板(通常PAT材)をプレスで円形に打ち抜き、この円板を真空成形型を用いて半球形状の上部半球体と下部半球体を作り、下部半球体の中に音発生装置(オルゴール)や錘体から成る内部構成手段をセットした後、この上部半球体と下部半球体の各開口部端部を合わせて接着剤で接着して球体部を作るものである。
他方、球体部を射出成形で作る場合には、上部半球体用の上部成形用金型と下部半球体用の下部成形金型を作り、それぞれに樹脂を射出により流し込んで上部半球体と下部半球体を作り、下部半球体の中へ音発生装置(オルゴール)と錘体から成る内部構成手段を取り付けた後、互いの開口部を嵌合させて重合部を接着剤で接着して球体部を作るものである。
上述した両製造方法の両者の欠点と利点は次のとおりである。真空成形品の方は、上部半球体と下部半球体の各開口端部を合わせて接着する工程が難しく熟練を要するため、加工に時間がかかるという問題がある上に、材質が柔らかくて触った感触が良い反面へこみ易いという問題がある。しかし、中の音発生装置からの音の音質が良く、外に響き易いという利点を有している。
射出成形品の方は、上部成形用金型と下部成形用金型を雄型と雌型にすることができるため、上部半球体と下部半球体は雄型と雌型になるので、各開口部の接着が容易となるという利点を有するが、材厚が真空成形品より厚くなるので音発生装置が発する音が内部にこもってしまう上に、弾力性がないので音が響かないという欠点がある。また、材質を薄くすると強度が弱くなり、材質が割れ易くなるという欠点がある。
そこで、本考案の目的は、上部半球体を下部半球体の各開口端部を接着して球体部を作る作業を行い易く、かつ、その上内部の音発生装置の音の音質を良くし、外へ響き易いように成した起き上がり小法師を提供せんとするにある。
上述した目的を達成するために本考案は、上部半球体と下部半球体の互いの開口部を接着し、内部に音発生装置と錘体とから成る内部構成手段を取り付けて成る球体部を有する起き上がり小法師において、前記上部半球体を真空成形で構成した肉薄のものを用い、前記下部半球体をブロー成形で構成した上部半球体より肉厚のものを用いたことを特徴とする。
本考案はその際に、前記球体部に縫いぐるみを着付けさせることができる。
本考案はさらに、前記球体部或は縫いぐるみに小物入れを取り付けたことを特徴とする。
本考案は以上のように構成したので、上部半球体と下部半球体を接続する場合に接続し易く、かつ、組立て後に音発生装置が発する音の音質が良く響き易くなるという効果を奏し得る。
本考案に係る起き上がり小法師の正面図である。 図1に示した起き上がり小法師の球体部の斜視図である。 図2に示した球体部の分解斜視図である。 図1に示した起き上がり小法師の縦断面図である。 本考案に係る起き上がり小法師のさらに他の実施例を示す斜視図である。
以下に本考案に係る起き上がり小法師の実施例を図面に基いて詳細に説明する。
図1乃至図4において、この実施例1に係る起き上がり小法師1は、上部半球体2と下部半球体3とから成る球体部4と、球体部4内部の下部半球体3に収容固定された錘体5とオルゴールなどの音発生手段6から成る内部構成手段7と、球体部4の外側に被せられた縫いぐるみ人形8とで構成されている。尚、縫いぐるみ人形8は、実施例のものは動物人形であるが、このものに限定されない。
そして、この上部半球体2と下部半球体3の互いの開口部の一方を他方の開口部へ嵌入させて重ね合わせた上で、その重合部分を接着剤で接着することによって球形の球体部4としたものである。下部半球体3の底部にはボス部3aが設けられると共に、その側部に空気流通用の小孔3bが設けられ、さらにその上端部には内側へ伸びる庇部3cが設けられている。
上部半球体2は、ほぼ真球体を半分にした状態のものである。しかるに、下部半球体3は、その開口部の口径は上部半球体2の開口部の口径とほぼ同じであるが、底部側の形状を真球体の輪郭とはせず、やや緩やかな湾曲形状に形成してある。もっとも、この形状に限定されない。
錘体5はリング状を呈し、合成樹脂製の筒状を呈したケース体9の内底部に取り付けられており、下部半球体3のボス部3aを嵌入させることにより、ケース体9が位置ずれを起こさないように工夫されている。
音発生手段6は、錘体5の周縁部より立設した複数の長短の振動発音棒10、10・・・と、ケース体9の上部に被せた蓋体9aの略中央部より吊下げた吊下げ部材11aを介して360°の方向へ揺動可能に吊下げた打撃槌部11とで構成されている。ケース体9は、球体部4の内部にその上部と下部を突っ張らせる状態で、かつ、それ自身が移動しないように、その上部と下部を上部半球体2の頂部内面と下部半球体3の底部内面に当接させて設けられている。また、振動発音棒10は図面ではその一部しか図示してないが、錘体5の周囲に輪状に設けてある。さらに、音発生手段6は、実施例のものに限定されず、その他の公知構成のものに変えることはできる。尚、実施例では、吊下げ部材11aは例えば針金であり、折り曲げてその折り曲げ部を蓋体9aの中央部に取り付けられた取付体11bに係止させた上で、蓋体9aの上面に接着テープ11cで固定されている。
縫いぐるみ人形8を構成する動物人形は布製のもので、その腹部8aに球体部4を収容させる構成となっており、後部側に横断させて設けたファスナー8bを開いて球体部4を腹部8aに収容した上でファスナー8bを閉めて球体部4へ着付けてある。この縫いぐるみ人形8は、実施例では少女を模した人形であるが、このものに限定されない。それは前述したように、その他のキャラクター人形や動物人形、その他の人形とすることができる。また、ファスナー8bはこれをフック留め、或はボタン留め、その他の固定手段とすることができる。尚、球体部4には縫いぐるみを着付けさせず、その外周面に彩色を施したり、絵を描くことによって、球体部のまま用いることもできる。
上部半球体2は、薄いプラ製板(ABS或はPAT材)をプレスを用いて円形状に打ち抜き、この円板を真空成形型を用いて真空成形して、中空の半球状に形成したものを用いており、肉厚が薄いことから、音が良く響き、押すとへこむ構成である。
下部半球体3は、薄いプラ製板(ABS或はPP材)をブロー成形して作られている。このブロー成形は、押出し機から押出された図示してないプラスチックパリソンを、一対の割り金型の間に挟み、この挟み込んだプラスチックパリソンへ気体を吹き込み割り金型の内で膨らませて割り金型の内側に押し当てて容器に成形する公知のものである。実施例のものは雄形であり開口上端部に庇部3cが設けられると共に、その上端部側の外周を少し小径に形成して、上部半球体へ嵌入させる差し込み部3dが設けられている。
したがって、球体部4を組み立てる際には、上部半球体2より分離した状態の下部半球体3内へ、内部構成手段7をそのケース体9の下端部へ取り付けたリング状の錘体5へボス部3aを嵌め込んで装着させた後、上部半球体2を上から被せてその開口端部へ下部半球体3の接着剤を塗布した差し込み部3eを嵌入させて暫く放置おくと、接着剤により下部半球体3と上部半球体2は互いの開口部に固着されて球体部4を形成する。その時同時に内部構成手段7のケース体9の縁部が上部半球体2の内部上端に接して固定される。
その後、縫いぐるみ人形8を球体部4に被せてファスナー4aを締めると、図1に示した起き上がり小法師1が完成する。
このように起き上がり小法師1を机やテーブルの上に置いて360°いずれかの方向に押して手を離すと、起き上がり小法師1は押された方向へ揺動した後、錘体5により元位置に戻り若干の反動を繰り返した後、定位置で停止する。このように起き上がり小法師1が揺動すると、内部構成手段7の音発生手段6の打撃槌部11が振動発音棒10、10・・・に当ってカラン、コロンという音を発生する。その際に本考案にあっては、上部半球体2を真空成形によって薄い材厚で構成したので、音が良く響き、音質の良い音を発することができるものである。
一方、下部半球体3はブロー成形で作ったので、材厚もあってしっかりとしており、手で押しても容易に変形することがないので、壊れにくく耐久性を有する構成となっている。
図5は本考案のさらに他の実施例を示し、図面によればこの実施例2に係る起き上がり小法師15は、図示してない球体部に被せた動物の縫いぐるみ人形16に小物入れ用のポケット17が取り付けられている。この実施例2の場合、図示してないが下部半球体のカーブは実施例1のものよりも弛やかに構成してある。また、錘体の重量を重くしてある。
このように構成すると、小物入れ用のポケット17に小物を入れてもその重量で起き上がり小法師15が傾斜してしまうのを防止できるものである。また、揺動した場合の復元力を強くして起き上がり小法師15が傾斜したままになってしまうことを防止できるものである。
本名考案は以上のように構成したので、上部半球体と下部半球体の各開口端側を接合して球体部を作り易い上に、頑丈で音質の良い音を出すことのできる起き上がり小法師、或は起き上がりおもちゃ、小物入れを具えた起き上がり小法師として広く利用することができるものである。
1、15 起き上がり小法師
2 上部半球体
3 下部半球体
3a ボス部
3b 小孔
3c 庇部
3d 差し込み部
4 球体部
8b ファスナー
5 錘体
6 音発生手段
7 内部構成手段
8、16 縫いぐるみ人形
8a 腹部
9 ケース体
9a 蓋体
10 振動発音棒
11 打撃槌部
11a 吊下げ部材
17 ポケット

Claims (3)

  1. 上部半球体と下部半球体の互いの開口部を接着し、内部に音発生装置と錘体とから成る内部構成手段を取り付けて成る球体部を有する起き上がり小法師において、前記上部半球体を真空成形で構成した肉薄のものを用い、前記下部半球体をブロー成形で構成した上部半球体より肉厚のものを用いたことを特徴とする、起き上がり小法師。
  2. 前記球体部に縫いぐるみを着付けさせたことを特徴とする、請求項1に記載の起き上がり小法師。
  3. 前記球体部或は縫いぐるみに小物入れを取り付けたことを特徴とする、請求項1又は2のいずれか1項に記載の起き上がり小法師。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019170788A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 克人 山本 起き上がり小法師

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