JP6429057B1 - 鈴 - Google Patents

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Abstract

【課題】デザイン性に優れ、新規の音色からなる鈴を提供する。【解決手段】網目構造の共鳴体部10で、下側が開口した開口部からなる逆さお椀形状の共鳴体部10とし、お椀の開口部に沿って、帯状からなるリング形状のベルト部11を形成し、項部14からこのベルト部11に向けて複数のフレーム部12を交互に交差させながら、放射状に連結する。このような共鳴体部10を採用したことにより、例えば打鈴部材にてベルト部11の側部を叩くと、その振動がベルト部11からフレーム部12に伝わり、ベルト部11がフレーム部12の揺れを伴って振動するので、従来にない音色が得られる。また、振動の減衰が遅くなり、余韻が長くなる。【選択図】図1

Description

本発明は、仏りんやベル等として使用でき、デザイン性に優れた鈴に関する。
本出願人は、葬祭用具として用いられる仏りんや、呼び鈴等として用いられるベルにおいて、小型化が可能であったり、新たな音色が出る鈴を提供している(特許文献1,2)。
特許文献1は、りん側部にスリット部を設けたものであり、特許文献2は、りん側部に貫通孔を設けたものである。
これらは、小型でこれまでにない音色が得られる点で優れている。
本発明は、さらに新しい音色や斬新なデザインを検討した結果、得られたものである。
特開2011−253171号公報 特開2011−101784号公報
本発明は、デザイン性に優れ、新規の音色からなる鈴の提供を目的とする。
本発明に係る鈴は、網目構造の共鳴体部を備えたことを特徴とする。
ここで、共鳴体部とは、打鈴部材等で叩くと、音が鳴るものをいう。
共鳴体部に網目構造を有する部分が備えられていれば、この共鳴体部の形状や構造に制限はない。
共鳴体部は、打鈴することで音が鳴るようになっていれば、その支持構造に制限はない。
例えば、支持台から立設した支持部材に支持される態様、上方から垂下した支持部材に吊り下げる態様、りん座布団等に載置する態様等が例として挙げられる。
本発明において、共鳴体部は網目部からなる側壁部と、帯状のベルト部からなる開口部とを有する略椀形状であってもよい。
ここで略椀形状とは、外形が球面形状のものや釣鐘形状のもの等、内側に空間部を有するものをいう。
本発明において、網目部の構造や形状に制限がない。
例えば、網目部が複数のフレーム部を交差させて複数の目開き部を形成したものであってよく、目開き部の形状は菱形,長方形,正方形,三角形,円形状等、各種形状になるように形成してあってよい。
この場合に、共鳴しやすい構造として、複数のフレーム部を一体的に交差させた目開き部としてもよい。
本発明に係る鈴は、網目構造を有する共鳴体部としたので、軽量でありながら余韻のある鈴となる。
また、網目形状を変えることで、いろいろなデザインを楽しむことができる。
網目を通して内部が見え、光沢のある金属材料で製作すると、神秘的な外観となる。
本発明に係る鈴の構造例を示し、(a)は正面図、(b)は斜視図を示す。 鈴の断面図を示し、(a)は共鳴体部を支持部材に一体的に連結した例、(b)は共鳴体部を支持部材にビス等にて連結した例を示す。 (a)はベルト部の幅を相対的に小さくした例を示し、(b)は支持台の底面を緩やかな凸面形状にした例を示す。 横方向のフレームと縦方向のフレームとを格子状に連結した共鳴体部の例を示す。 上方が開口した椀形状の共鳴体部にした例を示す。
本発明に係る鈴の例を以下図に基づいて説明するが、仏りんや各種ベルに適用できる。
図1に外観図、図2に断面図を示す。
本実施例は、支持台21から立設した支持部材22の上端部22bに共鳴体部10を連結した例になっている。
図2(a)は、支持部材22の上端部22bに共鳴体部10の項部14の裏面部を一体的に連結した例であり、図2(b)は支持部材22の上端部22bとビス部材23の間に、共鳴体部10の項部14を挟み込むように連結した例である。
この連結部は、Oリング等の弾性部材を介したり、スプリング等の弾性部材に連結してもよい。
また、共鳴体部10の項部14の裏面部を支持部材22の上端部22bに、やじろべえのように載置してもよい。
支持部材22の下端部22aは、支持台21にねじ止めした例になっている。
共鳴体部の下端と支持台21の上面との間には、所定の隙間dを有している。
支持台21の底部21aは、図1(a)に示すように平坦部に形成してもよく、図3(b)に示すように緩やかな凸面部21bにすることで、左右に揺動するようにしてもよい。
本発明にて特徴的なのは、共鳴体部10に網目構造を有する部分を設けた点にある。
図1に示した実施例は、下側が開口した開口部からなる逆さお椀形状の共鳴体部10とした例である。
お椀の開口部に沿って、帯状からなるリング形状のベルト部11を形成し、項部14からこのベルト部11に向けて複数のフレーム部12を交互に交差させながら、放射状に連結した例になっている。
これにより、フレーム部12が交互に交差してできた菱形形状の目開き部13と、ベルト部11及びフレーム部12にて形成された三角形状の目開き部13aとを有する。
この目開き部の形状に制限はなく、例えば図4に示すように横フレーム12aと縦フレーム12bとにて格子状に形成する等、いろいろな形状が採用される。
このような共鳴体部10を採用したことにより、例えば打鈴部材にてベルト部11の側部を叩くと、その振動がベルト部11からフレーム部12に伝わる。
ベルト部11がフレーム部12の揺れを伴って振動するので、従来にない音色が得られる。
また、振動の減衰が遅くなり、余韻が長くなる。
従って、図3に示すようにベルト部11の幅Wの寸法を変えることで、共鳴音の調整が可能になる。
フレーム12の交差部及びベルト部を一体的に形成することで振動の伝達が速く、共鳴性に優れる。
本発明に係る共鳴体部10は、上記のように支持部材22の上端部に載置するように支持してもよく、例えば各種支持部材の下端側に吊り下げるように支持してもよい。
また、図5に示すように上部が開口したお椀形状にし、底部15をりん座布団等に載置してもよい。
本発明に係る鈴にあっては、共鳴体部10に網目構造を有しているので、デザイン性に優れる。
共鳴体部の材質としては金属が好ましく、プラチナ,金,銀等の貴金属や、黄銅等の銅合金が例として挙げられる。
貴金属を用いると、デザイン性に優れたフレーム部12の形状及び目開き部13から内部が見えることにより、高級感がある。
よって、装飾置物としても利用できる。
10 共鳴体部
11 ベルト部
12 フレーム部
13 目開き部
14 項部
21 支持台
21a 底部
22 支持部材

Claims (1)

  1. 網目構造の共鳴体部を備え
    記共鳴体部は網目部からなる側壁部と、帯状のベルト部からなる開口部とを有する略椀形状であり、
    記網目部は複数のフレーム部を一体的に交差させて目開き部を形成したものであることを特徴とする
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国土交通省総合政策局観光資源課: "ビジット・ジャパン・キャンペーン魅力ある日本のおみやげコンテスト2008の開催結果について", [ONLINE], JPN6018021997, 21 February 2008 (2008-02-21) *

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