JP6886743B1 - りん - Google Patents

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Abstract

【課題】美しく長く響く音を発生させることができ、かつ、りん棒によって打たれた際の発音体部の揺動の振動周期が長く、独特の余韻を生じさせ得るりんを提供する。【解決手段】所定の球に対して占める割合が半球より大きい球欠の内部が空洞になっており、一部が欠けた略球郭状の外形状を有する発音体部20と、前記発音体部における開口24の中心である開口中心24aを通り前記発音体部の外曲面に直交する仮想線25に沿って、前記発音体部の内面から前記開口中心に向けて突出する突起部30と、前記仮想線に沿って前記発音体部の外部から前記開口中心を通って延びて前記突起部に接触し、前記発音体部および前記突起部を、前記発音体部の前記開口が下向きになる姿勢で支持する支持柱部40と、を有し、前記発音体部の重心位置から前記突起部と前記支持柱部との接触位置までの長さは、前記球の半径の0.625倍より短いことを特徴とするりん10。【選択図】図2

Description

本発明は、家庭仏壇用の仏具等として好適に用いられるりんに関する。
近年、家庭用の仏壇が小型化してきており、その仏壇に用いられる仏具も、仏壇のサイズに合わせて小型化する傾向がある。また、りんは読経中などで鳴らすものであるため、美しく余韻のある音色のものが求められる。
たとえば、近年のりんとして、開放部を下方に向けた椀型の発音体を、先端を細くするか、または球状とした支柱により支えるりんが提案されている(特許文献1参照)。このようなりんは、発音体と支持部との接触面積が小さいために、小型であっても美しい音色を生じるとともに、りん棒によって打たれた際に発音体が揺動することにより、音色の余韻に影響を与える。
また、開放部を下方に向けた椀型の発音体を有する他のりんとして、発音体を略半球郭形状とし、半球郭内面に突起を設け、その突起を支柱により支えるりんが提案されている(特許文献2参照)。このようなりんは、文献1に記載のりんに比べて、りん棒によって打たれた際に、発音体が揺動しやすい特性を有する。
特開2006−130305号公報 特開2017−138385号公報
開放部を下方に向けた椀型の発音体を、先端を細くした支柱により支えるりんは、美しく反響し、長く響く音を発生させることができるが、りん棒によって打たれた際の発音体の揺動は振動周期が短く振幅も小さい傾向にあり、発音体の揺動により余韻に影響を与える効果が小さい。一方、発音体を略半球郭形状とし、半球郭内面に突起を設け、その突起を支柱により支えるりんは、発音体は揺動しやすいものの、発音体の構造による反響が少ない傾向にあるため、美しく反響する音を発生させることが難しいという問題がある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、美しく長く響く音を発生させることができ、かつ、りん棒によって打たれた際の発音体部の揺動の振動周期が長く、独特の余韻を生じさせ得るりんを提供する。
本願発明に係るりんは、所定の球に対して占める割合が半球より大きい球欠の内部が空洞になっており、一部が欠けた略球郭状の外形状を有する発音体部と、
前記発音体部における開口の中心である開口中心を通り前記発音体部の外曲面に直交する仮想線に沿って、前記発音体部の内面から前記開口中心に向けて突出する突起部と、
前記仮想線に沿って前記発音体部の外部から前記開口中心を通って延びて前記突起部に接触し、前記発音体部および前記突起部を、前記発音体部の前記開口が下向きになる姿勢で支持する支持柱部と、を有し、
前記発音体部の重心位置から前記突起部と前記支持柱部との接触位置までの長さは、前記球の半径の0.625倍より短いことを特徴とする。
本発明に係るりんは、発音体部が半球より大きい球欠の内部が空洞になった形状を有しているため、発音体部の空洞部分で多くの反響を生じ、美しく響く音を発生させることができる。また、発音体部の内面から延びる突起部を設けることにより、突起部と支持柱部との接触位置を、発音体部における外郭の中心位置から開口面方向にずらすことにより、発音体部の重心位置と接触位置との間の長さを短くし、りん棒に打たれた際における発音体部の揺動の振動周期を長くすることができる。特に、発音体部の重心位置と接触位置の長さを、中実半球体の重心位置と頂点までの距離である半径の0.625(5/8)倍より短くすることにより、このようなりんは、美しく長く響く音を発生させることができ、かつ、りん棒によって打たれた際の発音体部の揺動の振動周期が長く、独特の余韻を生じさせ得る。
また、たとえば、前記発音体部は、前記突起部が接続しており前記発音体部における他の部分より前記球郭の厚みが厚い接続肉厚部を有してもよい。
このような接続肉厚部は、発音体部の外郭が仮想線に交わる付近、すなわち発音体部の頂点近傍に配置されるため、発音体部の重心を開口側から頂点側へ移動させ、突起部と支持柱部の接触位置と重心位置との長さを短くする効果がある。また、接続肉厚部は、突起部と発音体部の接続構造を補強する効果を奏するため、このようなりんは、耐久性が良好である。
また、たとえば、前記突起部は、前記仮想線に対する母線のなす角が15度以上45度以下の略逆円錐状であってもよい。
突起部を逆円錐状として、仮想線に対する母線のなす角を所定の角度以上とすることにより、突起部の強度を確保するとともに、振動による突起部の過剰な傾斜を制限できる。また、仮想線に対する母線のなす角を所定の角度以下とすることにより、発音体部の適切な範囲内での揺動時において、突起部と支持柱部とが干渉する問題を回避することができる。
また、たとえば、前記突起部における前記支持柱部との接触部分である突起接触部は、凸曲面形状であってもよい。
突起部接触部を凸曲面形状とすることにより、発音体部が傾いたときに、突起部が支持柱部の先端から逸脱することを防止し、発音体部の開口が下向きとなる元の姿勢に戻る復元力を、より好適に生じさせることができる。
また、たとえば、前記支持柱部の頂部には、前記突起部に接触する凹曲面形状の凹曲面部と、前記凹曲面部の外周縁に形成されており平面状の縁部を有してもよい。
支持柱部の頂部に凹曲面部を形成することにより、発音体部が傾いたときに、突起部が支持柱部の先端から逸脱することを防止し、発音体部の開口部が下向きとなる元の姿勢に戻る復元力を、より好適に生じさせることができる。また、凹曲面部の外周縁に平面状の縁部を形成することにより、発音体部の適切な範囲内での揺動時において、突起部と支持柱部とが干渉する問題を回避することができる。
また、たとえば、前記支持柱部は前記りんの設置面となる設置底面を有する略錐台形状であり、前記発音体部の開口縁と前記支持柱部との最短距離は、前記開口の半径の0.5倍以上であってもよい。
このような支柱柱部は、受け皿部分がなくても安定して発音体部を支えることができ、形状がシンプルであり部品点数が少ない。また、開口縁と支持柱部との最短距離が所定以上であるため、発音体部の揺動時において、開口縁と支持柱部が衝突する問題も防止できる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るりんの外観図である。 図2は、図1に示すりんの断面図である。 図3は、図1に示すりんにおける発音体部および突起部の断面図である。 図4は、図1に示すりんにおける支持柱部の端面図である。 図5は、図2に示すりんの突起部と支持柱部との接触部分を拡大した拡大断面図である。 図6は、本発明の第2実施形態に係るりんの外観図である。 図7は、図6に示すりんの断面図である。 図8は、本発明の第3実施形態に係るりんの外観図である。 図9は、図8に示すりんの断面図である。
図1は、本発明の第1実施形態に係るりん10を正面から見た外観図である。りん10は、一部が欠けた略球郭状の外形状を有する発音体部20を有する。りん10の断面図である図2に示すように、発音体部20は、内部が空洞である球郭部分(球郭23、図2参照)を有しており、球郭部分は、開口24が下向きになる姿勢で、支持柱部40によって間接的に支持されている。
図2に示すように、りん10は、発音体部20の他に、突起部30と、支持柱部40とを有する。図1および図2から理解できるように、りん10は、球または球の一部が平面で切り取られた球欠を連想する外観を有する。
図2に示すように、発音体部20は、内部が空洞になっている球欠形状を有しており、その球欠は、所定の球に対して占める割合が半球より大きい。発音体部20は、全球の球郭の一部が欠けた形状を有する球郭23で構成され、発音体部20の開口24を下向きにして、支持柱部40に対して、上方から覆いかぶせるように設置される。発音体部20の外曲面20aは、略一様な曲率の曲面(凸曲面)となっているが、外曲面20aの状態はこれに限定されない。たとえば、外曲面20aは、曲率が徐々に変化する曲面であってもよく、外曲面20aに凹凸や彫刻などが形成されていてもよい。
発音体部20の球郭23は、一様な厚みではなく、発音体部20の他の部分である周辺部23bより、球郭23の厚みが厚い接続肉厚部23aを有する。図2および図3に示すように、開口24の中心である開口中心24a(図3参照)を通り発音体部20の外曲面20aに直交する仮想線25は、発音体部20の中央頂部20cで球郭23に交差する。図2に示すように、接続肉厚部23aは、球郭23に仮想線25が交差する中央頂部20cに形成されており、接続肉厚部23aには、突起部30が接続している。
図5は、りん10における突起部30の周辺部分を拡大した部分拡大断面図である。発音体部20において接続肉厚部23aが形成されている部分では、発音体部20の内面20bが突起部30より緩やかな傾斜で膨らんでいる膨張面部分20baが形成されている。発音体部20において接続肉厚部23aが形成されていない部分では、発音体部20の内面20bが略一様な曲率を有する曲面(凹曲面)である曲面内面部分20bbが形成されている。図2および図5に示す断面図において、曲面内面部分20bbと外曲面20aとは、同心円弧の関係にあり、この部分の球郭23の厚みは略一定である。
図3は、仮想線25を通る断面による発音体部20の断面図である。図3に示すように、突起部30は、仮想線25に沿って、発音体部20の内面20bから開口中心24aへ向けて突出する。図5に示すように、突起部30の下端が、支持柱部40の上端40aに接触している。発音体部20および突起部30は、支持柱部40の上に載せられており、支持柱部40に支えられた状態で揺動可能である。
図5に示すように、突起部30は、下向きに尖る略逆円錐状の外形状を有する。仮想線25に対する逆円錐の母線32のなす角θは、特に限定されないが、15度以上45度以下であることが好ましい。仮想線25に対する母線32のなす角θを所定の角度以上とすることにより、突起部30の強度を確保するとともに、振動による突起部30の過剰な傾斜を制限できる。また、仮想線25に対する母線32のなす角θを所定の角度以下とすることにより、発音体部20が適切な範囲内で揺動する際に、突起部30と支持柱部40の上端40aとが揺動を阻害する干渉を生じる問題を、回避することができる。なお、仮想線25は、突起部30の逆円錐の中心軸に一致する。
また、図5に示すように、突起部30における支持柱部40との接触部(すなわち突起部30の下端)である突起接触部34は、凸曲面形状であることが好ましい。突起接触部34を凸曲面形状とすることにより、発音体部20が傾いた際に、突起部30が支持柱部40の先端から逸脱することを防止し、揺動する発音体部20を、より安定して支持することができる。
図2および図4に示すように、りん10の支持柱部40は、仮想線25に沿って延びる軸部41と、軸部41の下端に接続しており平皿状の形状を有する受け皿部48とを有する。軸部41の下端は、受け皿部48の中央に形成されたネジ穴に対してねじ止めされているが、軸部41と受け皿部48との固定方法は特に限定されない。また、軸部41と受け皿部48とは、一体成型されていてもよい。
図2に示すように、支持柱部40は、仮想線25に沿って、発音体部20の外部から開口中心24aを通って延びて突起部30に接触し、発音体部20および突起部30を、発音体部20の開口24が下向きになる姿勢で支持する。支持柱部40の断面図である図4に示すように、支持柱部40の上端40aには、突起部30に接触する(図5参照)凹曲面形状の凹曲面部42と、凹曲面部42の外周縁42aに形成されており平面状の縁部44とを有する。
図5に示すように、支持柱部40の上端40aに、上向きの凹曲面部42を形成することにより、発音体部20が傾いたときに、突起部30が支持柱部40の柱上端40aから逸脱することを防止し、発音体部20を元の姿勢に戻す復元力を、好適に生じさせることができる。また、凹曲面部42の外周縁42aに平面状の縁部44を形成することにより、縁部44に対向する発音体部20の膨張面部分20baとの間に、仮想線25から遠ざかるにつれて大きくなる隙間が形成される。このように、互いに対向する縁部44と膨張面部分20baとの間に、仮想線25から遠ざかるにつれて大きくなる隙間を形成することにより、発音体部20の適切範囲内での揺動時において、突起部30および接続肉厚部23aと支持柱部40とが干渉する問題を回避することができる。
図3に示すように、りん10が有する発音体部20は、半球より大きい球欠の外形状を有する。このような発音体部20では、発音体部20が半球または半球より小さい球欠の球郭状である場合に比べて内部の空洞が大きくなり、また、半球の球郭状である場合に比べて開口24の面積が小さくなる。したがって、このような発音体部20を有するりん10では、発音体部20で生じる音が、発音体部20内に形成される空洞内で反響しやすく、美しく長く響く音を発生させることができる。
一方で、図3に示すような発音体部20では、外形状の球欠の形状により、重心位置Gのが変化する。ここで、均質な中実の半球体における重心位置は、頂点からの距離が半径の0.625倍(5/8倍)となる中心軸上であるが、球欠が半球から全球へと大きくなるにつれて、頂点から重心位置までの距離が長くなり、全球では半径の1.0倍となる。図3に示す発音体部20では、突起部30を形成することにより、外形状を規定する球欠が半球よりも大きいにもかかわらず、発音体部20の重心位置Gから突起部30と支持柱部40との接触位置Pまでの長さL1が、球欠を規定する球の半径r1の0.625倍より短い。
このように、図1〜図5に示すりん10では、発音体部20の重心位置Gから突起部30と支持柱部40との接触位置Pまでの長さL1を、半径r1の0.625倍より短くすることにより、傾いた発音体部20を元の姿勢に戻す方向に作用する復元力の大きさを抑制することができる。したがって、このようなりん10は、発音体部20の外形状が半球より大きい球欠であるにもかかわらず、りん棒に打たれた際における発音体部20の揺動の振動周期を、半球郭状の従来の発音体と同等若しくはそれ以上に、長くすることができる。
したがって、このようなりん10は、美しく長く響く音を発生させることができ、かつ、りん棒によって打たれた際の発音体部20の揺動の振動周期が長く、独特の余韻を生じさせる。また、図3に示すように、発音体部20が接続肉厚部23aを有することも、発音体部20の重心位置Gを開口24側から中央頂部20c側へ移動させ、発音体部20の揺動を容易にさせる効果がある。
なお、図3に示す発音体部20の重心位置Gから突起部30と支持柱部40との接触位置Pまでの長さL1は、半径r1の0.375倍以上とすることが、発音体部20の揺動が大きくなりすぎて、支持柱部40による発音体部20の支持が不安定になることを防止する観点から好ましい。
りん10における発音体部20および突起部30の材質は、合金を含む金属、ガラス、セラミックなどが例示されるが、音の響き、質感、耐久性などの観点から金属が好ましい。また、支持柱部40の材質としては、合金を含む金属、ガラス、セラミック、樹脂、木材などが挙げられるが、特に限定されない。また、発音体部20、突起部30の材質と、支持柱部40の材質とは、同一であってもよく、異なっていてもよい。
第2実施形態
図6は、本発明の第2実施形態に係るりん110を示す外観図であり、図7は図6に示すりん110の概略断面図である。第2実施形態に係るりん110は、支持柱部140における軸部141の形状が、図2に示す軸部41とは異なる点で相違するが、その他の部分は第1実施形態に係るりん10と同様である。りん110については、りん10との相違点を中心に説明を行い、りん10との共通点については説明を省略する。
図7に示すように、りん110の軸部141はくびれ部147を有しており、軸部141は、くびれ部147より上方および下方に向かって徐々に太くなっている。支持柱部140の上端40aには、凹曲面部42および縁部44が形成されており、支持柱部140は、図2および図5に示す支持柱部40と同様に、発音体部20および突起部30を揺動可能に支持する。
図6および図7に示すりん110のように、支持柱部140における軸部141の形状は、図1〜図5に示すりん10における軸部41のような直同の円柱形状のみには限定されず、くびれ部147を有する形状であってもよい。図6および図7に示すりん110も、図1〜図5に示すりんと同様の効果を奏する。
第3実施形態
図8は、本発明の第3実施形態に係るりん210を示す外観図であり、図9は図8に示すりん210の概略断面図である。第3実施形態に係るりん210は、支持柱部240の形状が、図2に示す支持柱部40とは異なる点で相違するが、その他の部分は第1実施形態に係るりん10と同様である。りん210については、りん10との相違点を中心に説明を行い、りん10との共通点については説明を省略する。
図8に示すように、りん210の支持柱部240は、りん10の受け皿部48に相当する部分を有しない。図9に示すように、支持柱部240は、軸部241が略円錐台形状であり、軸部241が、りん210の設置面となる設置底面241bを有する。りん210において、発音体部20の開口縁24bと支持柱部240との最短距離L2は、開口24の半径r2の0.5倍以上0.7倍以下であることが好ましい。りん210は、受け皿部48を有さず、支持柱部240と発音体部20と間の間隔が大きいため、発音体部20が大きく揺動した場合にも、発音体部20が支持柱部240に衝突する問題を防止できる。また、りん210は、受け皿部48を有さなくても、支持柱部240が十分な重量と設置面積を有するため、支柱柱部240が安定的に発音体部20を支えることができる。
また、支持柱部240は、軸部241が略円錐台形状であるため、適切な面積の設置底面241bを確保することができ、受け皿部を有さなくても、軸部141が安定してりん210全体を支持することができる。なお、支持柱部240の上端40aには、凹曲面部42および縁部44が形成されており、支持柱部240は、図2に示す支持柱部40と同様に、発音体部20および突起部30を揺動可能に支持する。また、設置底面241bの上下方向に関する投影面積は、支持柱部240の上端40aの上下方向に関する投影面積の2倍以上とすることが、発音体部20と支持柱部40との干渉を避けつつ、支持柱部40が発音体部20を安定的に支持する観点から好ましい。
支持柱部240の材質は、支持柱部40と同様であり、特に限定されない。ただし、支持柱部240が発音体部20および突起部30をより安定した状態で支持するために、支持柱部240の重量は、発音体部20の重量と同等か、発音体部20の重量より重くてもよい。
以上、本発明のりんを、実施形態を挙げて説明したが、本発明はこれらの実施形態のみに限定されるものではない。たとえば、発音体部20の球欠を規定する球は、必ずしも厳密な真球のみに限定されるものではなく、真球を若干変形させた楕円球なども、この場合における球の概念に含まれ得る。また、発音体部20には、デザイン的または音響的な観点から、支持柱部240が通る開口24以外の他の孔が形成されていてもよい。
10、110、210…りん
20…発音体部
20a…外曲面
20b…内面
20ba…膨張面部分
20bb…曲面内面部分
23…球郭
23a…接続肉厚部
23b…周辺部
24…開口
24a…開口中心
24b…開口縁
25…仮想線
θ…角
G…重心位置
P…接触位置
r1…球の半径
r2…開口の半径
L1、L2…長さ
30…突起部
32…母線
34…突起接触部
40、140、240…支持柱部
40a…上端
41、141、241…軸部
42…凹曲面部
42a…外周縁
44…縁部
48…受け皿部
147…くびれ部
241b…設置底面

Claims (4)

  1. 所定の球に対して占める割合が半球より大きい球欠の内部が空洞になっており、一部が欠けた略球郭状の外形状を有する発音体部と、
    前記発音体部における開口の中心である開口中心を通り前記発音体部の外曲面に直交する仮想線に沿って、前記発音体部の内面から前記開口中心に向けて突出する突起部と、
    前記仮想線に沿って前記発音体部の外部から前記開口中心を通って延びて前記突起部に接触し、前記発音体部および前記突起部を、前記発音体部の前記開口が下向きになる姿勢で支持する支持柱部と、を有し、
    前記発音体部の重心位置から前記突起部と前記支持柱部との接触位置までの長さは、前記球の半径の0.625倍より短く
    前記支持柱部の上端には、前記突起部に接触する凹曲面形状の凹曲面部と、前記凹曲面部の外周縁に形成されており平面状の縁部を有しており、
    前記発音体部は、前記突起部が接続しており前記発音体部における他の部分より前記球郭の厚みが厚く、前記発音体部の内面が前記突起部より緩やかな傾斜で膨らんでいる膨張面部分が形成されている接続肉厚部を有することを特徴とするりん。
  2. 前記突起部は、前記仮想線に対する母線のなす角が15度以上45度以下の略逆円錐状である請求項1に記載のりん。
  3. 前記突起部における前記支持柱部との接触部分である突起接触部は、凸曲面形状である請求項1または請求項に記載のりん。
  4. 前記支持柱部は前記りんの設置面となる設置底面を有する略錐台形状であり、前記発音体部の開口縁と前記支持柱部との最短距離は、前記開口の半径の0.3倍以上である請求項1から請求項までのいずれかに記載のりん。
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