JPH10127322A - アクセサリー用品構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【解決手段】半割り状の枠体８，１１へ突状的にケージ
１３を一体に取り付け、どぶ漬け状のメッキを施し、両
ケージを半割り状の枠体を介し合体する。内部に鈴１'
を収納し内部から網目１６を介して鈴が見え、その動き
による音色が網目を通して確実に外部へ漏れる。紐体４
' でバッグなどに取り付けるように構成する。 【効果】外殻の形もさまざまなキャラクターや果物に類
似させることができ、所持者の心理的な満足感が得られ
る。意匠的にも、また、内部の核体の動きや匂いが外部
から知覚することができるなど、商品価値が高く実用性
にも優れている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】開示技術は、ハンドバッグやポシ
ェット等の携帯用小物入れ等に条体を介して一体的に取
り付ける小サイズのアクセサリー用品の構造の技術分野
に属する。

【０００２】

【従来の技術】周知の如く、社会生活が向上し、市民生
活が豊かになると衣服のファッション性や携帯用備品の
豪華さや奢侈性の高いものが常用されるようになり、例
えば、昔における煙管類の根付け類に似たハンドバッグ
やポシェット等の小物入れにアクセサリー用品として根
付け相当のアクセサリー用品が取り付けられるようにな
り、近時は携帯電話やポケットベル等にも紐体を介して
一体的に取り付けられる態様が流行ようになってきい
る。

【０００３】当該アクセサリー用品はその初期にあって
は図６に示す様なアクセサリーとしてのガラス製やプラ
スチック製の外殻容器１内に核体としての芳香体や見映
えの良い宝玉２等を収納し、キャップ３にチェン４を介
しスナップリング５を取り付けた態様のアクセサリー用
品６や図７に示す様に、見映え良く金メッキされた鈴１
' に紐体４' を一体的に取り付けたようなアクセサリー
用品６' が広く用いられていた。

【０００４】そして、婦女子にとってはかかるアクセサ
リー用品６，６' の取り付けはハンドバッグのみなら
ず、カバン等のバッグや文房具等の端部にも取り付けて
合格祈願や一種のお守りやアイデンティティな機能をも
有して用いられる態様も次第に広まりつつある。

【０００５】したがって、当該アクセサリー用品６，６
' は小サイズの所謂小物商品ではあるが、その取り扱い
の販売，購買量が多く、商品として極めて重要な地位を
占めるようになってきた。

【０００６】又、これらの携帯用備品にはキーホルダー
に対して用いる態様も旧くからある。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図６に
示す様な態様のアクセサリー用品６にあっては香水等の
芳香液を収納したり、宝玉等のピース２を収納している
外殻容器１が経時的に擦過傷等により透視感が損われて
デザイン的に見映えの良さが失われ、又、芳香液２の発
散性がほとんど機能をしないという欠点があり、又、図
７に示す様なアクセサリー用品６' の態様においては、
メッキ処理を施した鈴１' が経時的にメッキの剥離が生
じたり、まだら状に傷がついたりして意匠的審美性が維
持出来ないという難点があり、当該図６，図７における
アクセサリー用品６，６' では外観がシンプルであり、
小物ゆえにその豪華さが維持出来ないというデメリット
があった。

【０００８】

【発明の目的】この出願の発明の目的は上述従来技術に
基づくバッグやポシェットや携帯電話やポケットベル等
の携帯用品にチェンや紐体を介し一体的に取り付ける小
サイズのアクセサリー用品の商品価値等の問題点を解決
すべき技術的課題とし、その外殻の容器のデザインをマ
スコット等のさまざまなバラエティーに富んだ形状に
し、しかも、当該外殻内部に収納する核体が容易に透視
状態にされ、ミニチュアブロックとしてさまざまなタイ
プのものが収納され、芳香の発散性や宝玉類の経時的な
意匠性が保持出来、ファッション性が保持出来るように
して携帯用小物備品産業におけるデザイン技術利用分野
に益する優れたアクセサリー用品構造を提供せんとする
ものである。

【０００９】

【課題を解決するための手段・手段】上述目的に沿い先
述特許請求の範囲を要旨とするこの出願の発明の構成
は、前述課題を解決するために、外殻内にミニチュアピ
ースのモデル等を収納するに、該外殻を各々鋳造された
枠体に金や銀やメッキを施したケージを半割り状態に
し、該枠体を工業用ボンド等を介し内部に所定モデルの
ミニチュアピースを収納し、該枠体にユニバーサルジョ
イントを介しチェンや紐体を介しスナップリングに連結
一体化し、ハンドバッグやポシェットは勿論のこと、携
帯電話やポケットベル等に取り外し自在に取り付け、更
に、キーホルダー等にも取り付けするようにし、豪華な
アクセサリー用品とし、しかも、ケージを通して内部に
収納されているミニチュアモデルピースが外視され、鈴
が移動するたびに音が周囲に良く響き、又、芳香を滲み
込ませたボール状の核体からは芳香が周囲に容易に発散
され、お守りや合格祈願用やアイデンティティの機能を
も備えるようにし、根付け用品に類似する機能をも確実
に有するようにした技術的手段を講じたものである。

【００１０】

【発明の実施の形態】次に、この出願の発明の実施形態
を図１〜図５に基づいて説明すれば以下の通りである。

【００１１】尚、図６，図７と同一形態部分は同一符号
を用いて説明するものとする。

【００１２】図１〜図３に示す実施形態の態様におい
て、６''はこの出願の発明の要旨の中心を成す小サイズ
のアクセサリー用品であり、その一端に取り付けられた
紐体４' を介しハンドバッグやポシェットや携帯電話や
ポケットベルや衣服のポケットの端部に一体的に接続連
結された常時携帯に供される態様であり、そのアクセサ
リー用品本体７は当該実施形態の態様においては銀メッ
キ処理が施されているものであり、全体的な形状として
はペンギン型にされ、半割り状のベースの枠体８，８の
底部には安定用の突起９，９が一体的に形成されてお
り、該核半割り状の枠体８にはウイング状の突起１０，
１０を有するサブ枠体１１が全体的に形成され、その頂
部にはフックリング１２が一体的に形成されており、該
枠体８、及び、サブ枠体１１は凸面状に外殻を成すケー
ジ１３が初期成形時に一体成形され、該枠体８とサブ枠
体１１と共に、どぶ漬けメッキ処理が銀メッキとして施
されている。

【００１３】尚、当該ケージ１３の所定部位には口ばし
状のウイング状の突起１４がケージ１３の成形時に一体
形成され、同じく銀メッキが施されている。

【００１４】そして、各半割り状のアクセサリー用品本
体７に対し、鈴のミニチュアモデルピース１' を収納
し、各枠体８、サブ枠体１１に図示しない工業用ボンド
を塗布して図２に示す半割り状のアクセサリー用品本体
７を図１に示す立体形状のものに形成させ、フックリン
グ１２に紐体４' の先端のフックリング１５を連係させ
てアクセサリー用品６''とする。

【００１５】上述構成において、ハンドバッグやポシェ
ットに当該アクセサリー用品６''を取り付ける以前にお
いては、或いは、取り外した状態で机等に置く場合には
枠体８の平面を介して載置することにより、一種のミニ
チュア置物としての装飾品としても機能し、又、紐体を
介しハンドバッグやポシェットや携帯電話やポケットベ
ルに取り付けてアクセサリー用品として持ち歩き、その
際、ミニチュアモデルピースとしての鈴１' はケージ１
３の網目１６から充分に外視出来、又、持ち運びや取り
出しに際しての移動する該鈴１' の音がケージ１３の網
目１６から確実に周囲に発散して綺麗な音を発し、図７
に示すアクセサリー用品６' と実質的にその音による機
能は代わりはない。

【００１６】又、当該鈴１' に代えて香水等の芳香を滲
み込ませたボール状の多孔性の金属や宝玉をミニチュア
モデルピースとして鈴１' と共に、或いは、これに代え
てケージ１３の外殻内に収納しておけば、該ケージ１３
の網目１６から内部にある当該ミニチュアモデルピース
の存在が外視出来、その芳香の発散は該網目１６を介し
周囲に確実に発散され、アクセサリー用品６''としての
機能は経時的に充分に保持することが出来る。

【００１７】而して、アクセサリー用品６''の取り付け
対象はハンドバッグやポシェットのみならず、携帯電話
やポケットベルやポシェットや衣服のポケットの端に取
り付けたり、合格祈願用や適宜の携帯用小物備品に取り
付けアイデンティティ商品とすることが出来ることは勿
論のことである。

【００１８】そして、外殻のケージ１３内に収納してい
るミニチュアモデルピース１' を交換したり、芳香が消
失したものを交換する場合には半割り状の枠体８やサブ
枠体１１のボンドを介して軽く接合されているのを適宜
に剥離して収納交換をすれば良い。

【００１９】次に、図４に示す実施形態は上述図１〜図
３に示す実施形態の一般婦女子用のアクセサリー用品に
対し、女子学生等のカバンの端に連結して持ち歩くアク
セサリー用品６''' の態様であり、そのアクセサリー用
品本体７' は断面六角形状の鉛筆の外形を有するように
され、その上面の半割り状の枠体８に対しその先端側の
枠体８' はテーパー状に尖突状に形成されており、各半
割り状の枠体８，８'の各々には外殻としてのケージ１
３が一体的に形成され、上述実施例同様にどぶ付けの金
メッキ処理が施されており、高価な外形を形成されてお
り、枠体８にはフックリング１２が一体的に取り付けら
れており、該フックリング１２に対してはユニバーサル
ジョイント１７を介しスナップリング５が他のフックリ
ング１５を介しフレキシブルに連結されてカバン等の端
の図示しないジッパーのフックに連結されるようにされ
ている。

【００２０】而して、ケージ１３の枠体８、枠体８' の
ボンドを介しての合体に際し、内部にミニチュアタイプ
の算盤のモデルピースや球体１''が収納されて学生のア
クセサリー用品としての雰囲気が充分に出せるようにさ
れており、当該ミニチュアモデルピース１''はケージ１
３の網目１６を介し充分に外視出来、ボール状の宝玉に
は香水等の芳香液を含浸させておくことが出来る。

【００２１】そして、アクセサリー本体７' の長さやサ
イズは適宜に選択設計し得るものである。

【００２２】そして、図５に示す実施形態は上述各実施
形態の如く、若年層，青年層の携帯用備品に用いるアク
セサリー用品６'', ６''' に対して中高年層の携帯用備
品のハンドバッグやショルダーバッグやポシェットやキ
ーホルダー，携帯電話やポケットベル等に一体的に接続
させて携帯するに、鶴亀千年万年の意味合いもあり、心
理的に極めて安定した状態で当該アクセサリー用品６''
''を携帯することが出来、亀の外形形状のケージ１３内
に収納されている鶴のミニチュアモデルピース２１もケ
ージ１３の網目１６から常時容易に透視することが出
来、長寿の意味合いに合せて穏やかな心理状態を保持
し、日常生活における心理的安定状態をも現出出来るも
のである。

【００２３】尚、当該実施形態の態様において、核体と
して外殻のケージ１３内に収納するミニチュアモデルピ
ースは鶴に限らず、該鶴と同様に香水等の芳香液等を含
浸させたボール状の核体を共に、或いは、単独に収納す
ることも容易である。

【００２４】尚、この出願の発明の実施形態は上述各実
施形態に限るものでないことは勿論であり、例えば、半
割り状にした各枠体をボンド等を介して接合する変わり
にネジ式、或いは、フックピン式にして容易に開閉が出
来、外殻内に収納する核体を適宜に交換することが容易
に出来るようにすることが可能であり、又、アクセサリ
ー内に収納する核体はミニチュアモデルピースに限ら
ず、飴や包装した散剤等の薬剤や丸薬等を入れたり、お
守り札を入れたりする等種々の態様が採用可能である。

【００２５】そして、外形的には動物等の他に果実や車
等の人工物の外形品を成形することも出来、使用者の選
択によって保持することが出来る利点がある。

【００２６】又、外殻の外形は動物や人工物の他の果物
やキャラクター商品の外形に類似したものが採用可能で
ある。

【００２７】又、設計変更的には全体的なメッキ処理に
際し、金メッキや銀メッキに代えて流動亜鉛メッキ処理
等を行ったり、或いは、どぶ漬けペンキ処理等の色彩選
択が可能であり、又、複数タイプのアクセサリー用品を
チェンや紐体を介しスナップリングにより、複数個ブロ
ック状にして携帯するような一種のファッションアクセ
サリー用品として使用することも可能である。

【００２８】

【発明の効果】以上、この出願の発明の基本的にアクセ
サリー用品構造によれば、外殻を半割り状態の枠体相互
にメッキ処理等をされた外殻のケージを介して内部に各
種のミニチュアモデルピースの核体を収納して合体し、
所定の形状とすることにより全体的な見映えも良く、
又、外殻は鋳造処理等によりケージでありながら、所定
の強度剛性を有し変形や破壊等を免れ、又、当該外殻内
部に収納している核体としての各タイプのミニチュアモ
デルピースが該ケージの網目から容易に、且つ、常に外
視出来、所持して揺動する時のその音や芳香が当該網目
を介し容易に周囲に及び外観的意匠性は勿論のこと、形
態的な斬新な意匠性からファッション的なアクセサリー
用品として所持者に心理的な満足感を与え、合格祈願や
お守り等の心理的な期待感を満足させることが出来る優
れた効果が奏される。

【００２９】又、外殻は枠体を介し分割可能であること
により、内部に収納されている核体としてのミニチュア
モデルピースを所望に入れ換えたり、取り換えたりする
ことが出来るという利便さもある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この出願の発明の１実施形態の概略斜視図であ
る。

【図２】同、半割り状態の外殻と核体の取り合い斜視図
である。

【図３】同、底面図である。

【図４】他の実施形態の概略斜視図である。

【図５】別の実施形態の概略斜視図である。

【図６】在来態様のアクセサリー用品の概略斜視図であ
る。

【図７】同、在来態様のピース類似アクセサリー用品の
斜視図である。

【符号の説明】

１' ，２１ 核体（ミニチュアモデルピース） ６''，６''' ，６'''' アクセサリー用品 １３ ケージ

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【手続補正書】

【提出日】平成８年１１月２７日

【手続補正１】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【図２】

【図３】

【図５】

【図４】

【図６】

【図７】

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】外殻内に核体が変位自在に収納されている
   アクセサリー用品構造において、該外殻が一対のケージ
   に形成され、該核体がミニチュア形状のモデル体に形成
   されていることを特徴とするアクセサリー用品構造。
2. 【請求項２】上記両ケージが枠体を介して一体的に接合
   されていることを特徴とする請求項１記載のアクセサリ
   ー用品構造。
3. 【請求項３】上記ケージがキャラクター商品の外形形状
   に形成されていることを特徴とする請求項１記載のアク
   セサリー用品構造。
4. 【請求項４】上記ケージがメッキ処理にされていること
   を特徴とする請求項１記載のアクセサリー用品構造。
5. 【請求項５】上記モデル体が鈴に形成されていることを
   特徴とする請求項１〜４いずれか記載のアクセサリー用
   品構造。
6. 【請求項６】上記モデル体が発香性芳香体にされている
   ことを特徴とする請求項１〜４いずれか記載のアクセサ
   リー用品構造。
7. 【請求項７】上記ケージに条体が連結されていることを
   特徴とする請求項１〜４いずれか記載のアクセサリー用
   品構造。