JP2017211600A

JP2017211600A - 鈴

Info

Publication number: JP2017211600A
Application number: JP2016106487A
Authority: JP
Inventors: 小泉　俊博; Toshihiro Koizumi; 俊博小泉
Original assignee: Koizumi Seisakusho Co Ltd
Current assignee: Koizumi Seisakusho Co Ltd
Priority date: 2016-05-27
Filing date: 2016-05-27
Publication date: 2017-11-30
Anticipated expiration: 2036-05-27
Also published as: JP6717458B2

Abstract

【課題】風を受けたり、手で触れる等、小さな力で揺らすだけで音が鳴る鈴の提供を目的とする。【解決手段】揺動することで音が鳴る発音体と、風や手で触れる等の小さい力を受けて前記発音体を揺動させる作用体とを備えたことを特徴とする。【選択図】図１

Description

本発明は風を受けたり、手等で軽く触れるだけで揺れ、音が鳴る鈴に関する。

従来の風鈴は色々な改良がされているものの、特許文献１，２等に開示されているように、いずれも吊り下げた短冊体や、風受体が風で振れ舌が風鈴本体を打ち鳴らすものである。
これに対して本発明者は、鈴本体を家具や建築物の平面部等に置いておき、風を受けて揺れたり、軽く手で触れて揺らすことで音が鳴る鈴を検討した結果、本発明に至った。

実用新案第３０１７４５０号公報実開昭６０−１８６４９８号公報

本発明は、風を受けたり、手で触れる等、小さな力で揺らすだけで音が鳴る鈴の提供を目的とする。

本発明に係る鈴は、揺動することで音が鳴る発音体と、風や手で触れる等の小さい力を受けて前記発音体を揺動させる作用体とを備えたことを特徴とする。
ここで、発音体に前記作用体が脱着自在に取り付けられているのが好ましい。
作用体は、風や小さい力を受けて、発音体を揺らすものである。
この作用体を季節や環境に合せて取り替えることで、意匠性に優れた鈴となる。

本発明において、発音体は内部に打鈴部材を吊り下げてもよいが、発音体は自立揺動可能なベース部と、当該ベース部に支承部を介して取り付けた発音部とで内部空間を形成してあり、前記ベース部に設けた転がり部に転がり可能に打鈴部材を載置してあり、前記内部空間内を前記打鈴部材が転がることで音が鳴るものである構造例が例として挙げられる。

本発明に係る鈴は、色々な場所においておくことができ、作用体が風を受けて揺れたり、作用体を軽く手で触れるだけで発音体が揺れ、音が鳴る。
また、作用体のデザインを季節の移り変わりや、置いておく場所、周囲の環境等に合せて取り替え、楽しむことができる。

（ａ），（ｂ）は作用体が風を受けて発音体が揺れる状態を示す。（ａ）は発音体の断面構造例を示し、（ｂ）は外観図を示す。作用体を発音体から取り外した状態を示す。発音体の分解図を示す。作用体の各種例を示す。

本発明に係る鈴の構造例を図１に示し、発音体の構造例を図２に示す。
本発明に係る鈴は、自立した状態で揺動可能な発音体１０と風を受けたり、手で軽く触れることで、この発音体１０を揺らすための作用体２０からなる。
作用体２０は、図３に示すように発音体に着脱自在に取り付けられている。
取り付け，取り外し可能であればどのような着脱手段でもよいが、本実施例は図２に示すように、羽根状の作用体２０の下端部２１を発音体１０に取り付けた取付具１４のスリット状の差し込み部１４ａに差し込む例になっている。
作用体２０の形状例を図５に示す。
軽い素材で鳥の羽根のようにしたもの、春に合せて双葉や花びらの形状にしたもの、夏に合せてうちわ状にしたもの、秋に合せて短冊状にしたもの、あるいは半月状や発音体に絵を描いたもの等、各種デザインの作用体２０を用いることができる。

発音体１０の構造例を図２に示し、分解図を図４に示す。
自立した状態で揺動可能であれば、構造そのものに制限がない。
例えば、中空の内部空間に打鈴部材を紐等で吊り下げてもよい。
本実施例は錘となり、底面が球面状の重量部１１ａを備えたベース部１１と、打鈴部材１５が転がり当たることで、音が鳴る発音部１２とを有する。
作用体２０は、風が受けやすいように軽い素材で大きな面積を有するものが好ましいのに対して、発音体１０は音が出やすい、例えば金属製やガラス製が好ましい。

発音体１０のベース部１１の中央部には、立設した円柱状の立設部１１ｃと、その周囲に凹部状の転がり部１１ｂが形成されている。
立設部１１ｃにめねじ部１１ｄを形成し、支柱となる支承部材１３をおねじ部１３ａで連結し、この支承部材１３の上部に設けためねじ部１３ｃに取付具のおねじ部１４ｂを螺着する際に、この取付具１４と支承部材１３の受け部１３ｂで挟み込むように発音部１２を連結してある。
発音部は、内側に空間部が形成されるようにお椀状であり、ベース部１１との間に隙間ｄを形成し、共鳴音が響くようになっている。
外形が球体状の発音体の底部が重量部１１ａとなり、底面が球面形状となっているので、左右，前後に揺動可能でありながら自立している。

打鈴部材１５は、ベース部１１の上面凹部状の転がり部１１ｂに沿って転がるようになっていて、作用体に風や手等による小さい力が加わり、発音体が左右，前後に揺れることで、この打鈴部材１５がお椀状の発音部１２の下側端部に当たり発音部１２が振動し、共鳴音がなる。
打鈴部材１５は、転がるものであれば球形だけでなく、異形状であってもよい。
また、発音部を支承できれば本実施例のように、支承部材１３と発音部１２とを別部品にすることなく、一体的に形成してもよい。

本発明に係る鈴は、デザイン性に優れ、風を受けて鳴る風鈴として使用できる。
また、手で軽く作用体を振れても鳴るので、それを楽しんだり、呼び鈴のように、置きベル等としても使用できる。

１０発音体
１１ベース部
１１ａ重量部
１１ｂ転がり部
１２発音部
１３支承部材
１４取付具
１５打鈴部材
２０作用体

Claims

揺動することで音が鳴る発音体と、
風や手で触れる等の小さい力を受けて前記発音体を揺動させる作用体とを備えたことを特徴とする鈴。
前記発音体に前記作用体が脱着自在に取り付けられていることを特徴とする請求項１記載の鈴。
前記発音体は自立揺動可能なベース部と、当該ベース部に支承部を介して取り付けた発音部とで内部空間を形成してあり、前記ベース部に設けた転がり部に転がり可能に打鈴部材を載置してあり、
前記内部空間内を前記打鈴部材が転がることで音が鳴るものであることを特徴とする請求項１又は２記載の鈴。