JP1708556S - 鈴 - Google Patents

Abstract

この物品は、仏具として用いられる鈴（りん）であり、上端側に所定の直径の開口部を有すると共に底部中央が偏平となった全体として球形の椀体構造の鈴本体と、該鈴本体の内側にあって同鈴本体の底部中央から上端側開口部中央に伸びる支軸と、該支軸の上端部に中央部を支持され、上記鈴本体の開口部との間に所定の隙間を開けた状態で上記鈴本体の開口部を覆う鈴カバーとから構成されている。そして、上記鈴本体と鈴カバーによって全体として球形の鈴が構成されている。鈴本体の外周面を鈴棒で打つと、鈴本体の断面円弧状の周壁部全体が効果的に振動すると共に、鈴本体内の略球形の空間が適切な共鳴空間となって、長く余韻のある澄んだ音が発生し、上記開口部と鈴カバーとの間の隙間から効果的に外部に伝えられる。一方、上記略球形に近い椀体構造の鈴本体の底部中央は、所定の直径の偏平面に形成されている。したがって、鈴本体は全体として略球形の椀体構造でありながら、設置状態の安定度は高く、強く打たれても容易には倒れない。