JP2022134796A - 液体吐出装置 - Google Patents

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啓典 ▲高▼▲崎▼
Hironori Takasaki
賢太 洞出
Kenta Horade
敏郎 上田
Toshiro Ueda
達也 新藤
Tatsuya Shindo
善一郎 佐々木
Zenichiro Sasaki
竜児 洞田
Ryuji Dota
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Abstract

【課題】被吐出媒体への液体の吐出が指示されてから、被吐出媒体への液体の吐出が完了するまでの時間を極力短くする。【解決手段】所定時刻になったことを示す時刻信号を受信したときに(S101:YES)、ノズルが異常ノズルであるか否かを検査するための検査動作を開始させる(S103)。検査動作の途中に記録指令を受信したときに(S105:YES)、検査動作を中断させ(S106)、記録動作を行わせる(S107)。記録指令を受信したときには(S102:YES)、記録動作を開始させる(S114)。記録動作の途中に、所定時刻になったことを示す時刻信号を受信したときには(S116:YES)、記録動作の完了後に(S117:YES)、検査動作を行わせる(S103)。【選択図】図5

Description

本発明は、ノズルから液体を吐出する液体吐出装置に関する。
ノズルから液体を吐出する液体吐出装置の一例として、特許文献1には、ノズルからインクを吐出して記録を行うプリンタが記載されている。特許文献1のプリンタでは、所定の期間毎に定期的にクリーニングを行う定期クリーニングモードである場合に、所定期間毎に各ノズルの吐出状態が検査され、検査結果に基づいてクリーニング処理が行われる。
特開2020-157483号公報
ここで、特許文献1では、上記定期クリーニングモードにおいて、各ノズルの吐出状態が検査されている途中に、記録を行うことを指示する信号を受信することがある。このとき、吐出状態の検査、及び、その結果に基づくクリーニング処理の完了を待ってから記録を開始すると、記録を行うことを指示する信号を受信してから、記録が完了するまでの時間が長くなってしまう。
本発明の目的は、被吐出媒体への液体の吐出が指示されてから、被吐出媒体への液体の吐出が完了するまでの時間を極力短くすることが可能な液体吐出装置を提供することである。
本発明の液体吐出装置は、被吐出媒体へ液体を吐出する複数のノズルを有する液体吐出ヘッドと、前記ノズルが液体の吐出に異常のある異常ノズルであるか否かを確認するための検査用駆動を前記液体吐出ヘッドに行わせたときに、前記ノズルが前記異常ノズルであるか否かに応じた判定用信号を出力する信号出力部と、制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記液体吐出ヘッドに前記複数のノズルから液体を吐出させる吐出動作を行うことを指示する吐出指示信号と、前記吐出動作のタイミングに関係なく受信される信号であって、前記ノズルが前記異常ノズルであるか否かを検査することを指示する検査指示信号と、を受信可能であり、前記吐出指示信号を受信したときに、前記液体吐出ヘッドに前記吐出動作を行わせ、前記検査指示信号を受信したときに、前記複数のノズルのうち少なくとも2つのノズルそれぞれについての前記検査用駆動を順に行う検査動作を前記液体吐出ヘッドに行わせ、前記検査動作の途中に前記吐出指示信号を受信したときに、前記液体吐出ヘッドに前記検査動作を中断させて前記吐出動作を行わせる。
また、本発明の液体吐出装置は、被吐出媒体へ液体を吐出する複数のノズルを有する液体吐出ヘッドと、前記ノズルが液体の吐出に異常のある異常ノズルであるか否かを確認するための検査用駆動を前記液体吐出ヘッドに行わせたときに、前記ノズルが前記異常ノズルであるか否かに応じた判定用信号を出力する信号出力部と、制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記液体吐出ヘッドに前記複数のノズルから液体を吐出させる吐出動作を行うことを指示する吐出指示信号と、前記吐出動作のタイミングに関係なく受信される信号であって、前記ノズルが前記異常ノズルであるか否かを検査することを指示する検査指示信号と、を受信可能であり、前記吐出指示信号を受信したときに、前記液体吐出ヘッドに前記吐出動作を行わせ、前記検査指示信号を受信したときに、前記複数のノズルのうち少なくとも2つのノズルそれぞれについての前記検査用駆動を順に行う検査動作を前記液体吐出ヘッドに行わせ、前 記吐出動作の途中に前記検査指示信号を受信したときに、前記吐出動作を継続し、前記吐出動作の完了後に前記液体吐出ヘッドに前記検査動作を行わせる。
また、本発明の液体吐出装置は、被吐出媒体へ液体を吐出する複数のノズルを有する液体吐出ヘッドと、前記ノズルが液体の吐出に異常のある異常ノズルであるか否かを確認するための検査用駆動を前記液体吐出ヘッドに行わせたときに、前記ノズルが前記異常ノズルであるか否かに応じた判定用信号を出力する信号出力部と、制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記液体吐出ヘッドに前記複数のノズルから液体を吐出させる吐出動作を行うことを指示する吐出指示信号と、前記吐出動作のタイミングに関係なく受信される信号であって、前記ノズルが前記異常ノズルであるか否かを検査することを指示する検査指示信号と、を受信可能であり、前記吐出指示信号を受信したときに、前記液体吐出ヘッドに前記吐出動作を行わせ、前記検査指示信号を受信したときに、前記複数のノズルのうち少なくとも2つのノズルそれぞれについての前記検査用駆動を順に行う検査動作を前記液体吐出ヘッドに行わせ、前記吐出動作の途中に前記検査指示信号を受信し、且つ、前記吐出動作中に待機期間が存在する場合に、前記吐出動作を継続し、前記待機期間に前記液体吐出ヘッドに前記検査動作を行わせる。
また、本発明の液体吐出装置は、被吐出媒体へ液体を吐出する複数のノズルを有する液体吐出ヘッドと、前記ノズルが液体の吐出に異常のある異常ノズルであるか否かを確認するための検査用駆動を前記液体吐出ヘッドに行わせたときに、前記ノズルが前記異常ノズルであるか否かに応じた判定用信号を出力する信号出力部と、時刻を示す時刻信号を出力する時計部と、制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記液体吐出ヘッドに前記複数のノズルから液体を吐出させる吐出動作を行うことを指示する吐出指示信号と、前記時刻信号と、を受信可能であり、前記吐出指示信号を受信したときに、前記液体吐出ヘッドに前記吐出動作を行わせ、所定時刻になったことを示す前記時刻信号を受信したときに、前記複数のノズルのうち少なくとも2つのノズルそれぞれについての前記検査用駆動を順に行う検査動作を前記液体吐出ヘッドに行わせ、前記吐出動作の途中に、前記所定時刻になったことを示す前記時刻信号を受信したときに、前記液体吐出ヘッドに当該時刻信号に基づく前記検査動作を行わせずに、前記液体吐出ヘッドに前記吐出動作を継続させ、次に前記所定時刻になったことを示す前記時刻信号を受信したときに、前記液体吐出ヘッドに前記検査動作を行わせる。
本発明では、吐出指示信号を受信してから吐出動作が完了するまでの時間を極力短くすることができる。
本発明の実施形態に係るプリンタの概略構成図である。 キャップ内に配置された検出用電極、及び、検出用電極と高電圧電源回路及び判定回路との接続関係を説明するための図である。 (a)はノズルからインクが吐出された場合の検出用電極の電位の変化を示す図であり、(b)はノズルからインクが吐出されなかった場合の検出用電極の電位の変化を示す図である。 プリンタの電気的構成を示すブロック図である。 制御装置による処理の流れを示すフローチャートである。 異常ノズルの数と回復動作との関連付けを説明するための図である。 変形例1における制御装置による処理の流れを示すフローチャートである。 変形例2における制御装置による処理の流れを示すフローチャートである。 図8に示すA以降の処理の流れを示すフローチャートである。 変形例3のプリンタの電気的構成を示すブロック図である。 変形例3における制御装置による処理の流れを示すフローチャートである。 変形例4における制御装置による処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施形態について説明する。
<プリンタの全体構成>
図1に示すように、本実施形態に係るプリンタ1(本発明の「液体吐出装置」)は、キャリッジ2、サブタンク3、インクジェットヘッド4(本発明の「液体吐出ヘッド」)、プラテン5、搬送ローラ6,7、メンテナンスユニット8(本発明の「回復手段」)などを備えている。
キャリッジ2は、走査方向に延びた2本のガイドレール11,12に支持されている。キャリッジ2は、図示しないベルトなどを介してキャリッジモータ86(図4参照)に接続されており、キャリッジモータ86を駆動させると、キャリッジ2がガイドレール11,12に沿って走査方向に移動する。なお、以下では、図1に示すように、走査方向の右側及び左側を定義して説明を行う。
サブタンク3は、キャリッジ2に搭載されている。ここで、プリンタ1は、カートリッジホルダ13を備えており、カートリッジホルダ13に4つのインクカートリッジ14が取り外し可能に装着されている。4つのインクカートリッジ14は、走査方向に並んでおり、走査方向の右側に配置されたものから、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタのインク(本発明の「液体」)を貯留している。サブタンク3は、4本のチューブ15を介してカートリッジホルダ13に装着された4つのインクカートリッジ14と接続されている。これにより、4つのインクカートリッジ14からサブタンク3に上記4色のインクが供給される。
インクジェットヘッド4は、キャリッジ2に搭載され、サブタンク3の下端部に接続されている。インクジェットヘッド4には、サブタンク3から上記4色のインクが供給される。また、インクジェットヘッド4は、その下面であるノズル面4aに形成された複数のノズル10からインクを吐出する。より詳細に説明すると、複数のノズル10は、走査方向と直交する搬送方向に配列されることによってノズル列9を形成しており、ノズル面4aにおいて、4列のノズル列9が走査方向に並んでいる。複数のノズル10からは、走査方向の右側のノズル列9を構成するものから、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタのインクが吐出される。
プラテン5は、インクジェットヘッド4の下方に配置され、複数のノズル10と対向している。プラテン5は、走査方向に記録用紙P(本発明の「被吐出媒体」)の全長にわたって延び、記録用紙Pを下方から支持する。搬送ローラ6は、インクジェットヘッド4及びプラテン5よりも搬送方向の上流側に配置されている。搬送ローラ7は、インクジェットヘッド4及びプラテン5よりも搬送方向の下流側に配置されている。搬送ローラ6,7は、図示しないギヤなどを介して搬送モータ87(図4参照)に接続されている。搬送モータ87を駆動させると、搬送ローラ6,7が回転し、記録用紙Pが搬送方向に搬送される。
メンテナンスユニット8は、キャップ71と、吸引ポンプ72と、廃液タンク73とを備えている。キャップ71は、プラテン5よりも走査方向の右側に配置されている。そして、キャリッジ2を、プラテン5よりも走査方向の右側のメンテナンス位置に位置させると、複数のノズル10がキャップ71と対向する。
また、キャップ71は、キャップ昇降機構88(図4参照)によって昇降可能となっている。そして、キャリッジ2を上記メンテナンス位置に位置させることによって複数のノズル10とキャップ71とを対向させた状態で、キャップ昇降機構88によりキャップ71を上昇させると、キャップ71の上端部がノズル面4aに密着し、複数のノズル10がキャップ71に覆われる。なお、キャップ71はノズル面4aに密着することで複数のノズル10を覆うものであることには限られない。キャップ71は、例えば、インクジェットヘッド4のノズル面4aの周囲に配置される図示しないフレーム等に密着することで、複数のノズル10を覆うものであってもよい。
吸引ポンプ72はチューブポンプなどであり、キャップ71及び廃液タンク73と接続されている。そして、メンテナンスユニット8では、上述したように複数のノズル10がキャップ71によって覆われた状態で吸引ポンプ72を駆動させると、複数のノズル10からインクジェットヘッド4内のインクを排出させる、いわゆる吸引パージを行うことができる。吸引パージによって排出されたインクは廃液タンク73に貯留される。
また、本実施形態では、弱パージ、中パージ、強パージの3種類の吸引パージのいずれかを選択的に行わせることができる。中パージは弱パージよりもインクの排出量が多く、強パージは中パージよりもインクの排出量が多い。弱パージ、中パージ、強パージ間では、例えば、吸引ポンプ72の駆動時間及び吸引ポンプ72の回転速度のうち少なくとも片方が異なっていることにより、インクの排出量が異なっている。
なお、ここでは、便宜上、キャップ71が全てのノズル10をまとめて覆い、吸引パージにおいて、全てのノズル10からインクジェットヘッド4内のインクを排出させるものとして説明を行ったが、これには限られない。例えば、キャップ71が、ブラックインクを吐出する最も右側のノズル列9を構成する複数のノズル10を覆う部分と、カラーインク(イエロー、シアン、マゼンタのインク)を吐出する左側3列のノズル列9を構成する複数のノズル10を覆う部分とを別々に備えており、吸引パージにおいて、インクジェットヘッド4内のブラックインク及びカラーインクのいずれかを選択的に排出させることができるようになっていてもよい。あるいは、例えば、キャップ71が、ノズル列9毎に個別に設けられ、吸引パージにおいて、ノズル列9毎に個別に、ノズル10からインクを排出させることができるようになっていてもよい。
また、図2に示すように、キャップ71内には、矩形の平面形状を有する検出用電極76が配置されている。検出用電極76は、抵抗79を介して高電圧電源回路77に接続されている。そして、検出用電極76には、後述する判定用駆動の際に、高電圧電源回路77により所定の正の電位(例えば600V程度)が付与される。一方で、インクジェットヘッド4は、グランド電位に保持されている。これにより、インクジェットヘッド4と検出用電極76との間に所定の電位差が生じる。検出用電極76には、判定回路78が接続されている。判定回路78は、検出用電極76から出力された信号の電位と、閾値Vtとを比較し、その結果に応じた信号を出力する。
より詳細に説明すると、インクジェットヘッド4と、検出用電極76との間には電位差が生じているため、ノズル10から吐出されたインクは帯電している。キャリッジ2を上記メンテンナンス位置に位置させた状態で、ノズル10から検出用電極76に向けてインクを吐出させると、図3(a)に示すように、帯電したインクが検出用電極76に近づき、検出用電極76にインクが着弾するまで、検出用電極76の電位が、インクジェットヘッド4が駆動されていないときの電位Vaから低下し、電位Vaよりも低い電位Vbに達する。そして、帯電したインクが検出用電極76に着弾した後、検出用電極76の電位が徐々に上昇して電位Vaに戻る。すなわち、インクジェットヘッド4の駆動期間Tdにおいて、検出用電極76の電位が変化する。
一方で、ノズル10からインクが吐出されていない場合には、図3(b)に示すように、インクジェットヘッド4の駆動期間Tdにおいて、検出用電極76の電位は、電位Vaからほとんど変化しない。そこで、判定回路78は、これらを区別するために閾値Vt(Vb<Vt<Va)が設定されている。そして、判定回路78は、インクジェットヘッド4の駆動期間Tdにおいて、検出用電極76から出力される電圧信号の最大の電位と閾値Vtとを比較し、その判定結果に応じた判定用信号を出力する。なお、本実施形態では、検出用電極76と、高電圧電源回路77と抵抗79と判定回路78とを合わせたものが、本発明の「信号出力部」に相当する。そして、この信号出力部は、ノズル10が、インクが吐出されない異常ノズルであるか否かに応じた判定用信号を出力する。
また、ここでは、高電圧電源回路77により、検出用電極76に正の電位が付与されているが、高電圧電源回路77により、検出用電極76に負の電位(例えば-600V程度)が付与されていてもよい。この場合には、上述したのとは逆に、キャリッジ2を上記メンテンナンス位置に位置させた状態で、ノズル10から検出用電極76に向けてインクを吐出させると、帯電したインクが検出用電極76に近づき、検出用電極76にインクが着弾するまで、検出用電極76の電位が電位Vaから上昇し、検出用電極76にインクが着弾した後、検出用電極76の電位が徐々に低下して電位Vaに戻る。
<プリンタの電気的構成>
次に、プリンタ1の電気的構成について説明する。図4に示すように、プリンタ1は、制御装置80を備えている。制御装置80は、CPU(Central Processing Unit)81、ROM(Read Only Memory)82、RAM(Random Access Memory)83、フラッシュメモリ84、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)85などからなる。制御装置80は、キャリッジモータ86、インクジェットヘッド4、搬送モータ87、キャップ昇降機構88、吸引ポンプ72、高電圧電源回路77等の動作を制御する。
また、プリンタ1は、以上で説明した構成のほかに、時計部70を備えている。時計部70は時刻を計時し、現在の時刻を示す時刻信号を出力する。制御装置80は、時計部70から時刻信号を受信する。
なお、制御装置80は、CPU81のみが各種処理を行うものであってもよいし、ASIC85のみが各種処理を行うものであってもよいし、CPU81とASIC85とが協働して各種処理を行うものであってもよい。また、制御装置80は、1つのCPU81が単独で処理を行うものであってもよいし、複数のCPU81が処理を分担して行うものであってもよい。また、制御装置80は、1つのASIC85が単独で処理を行うものであってもよいし、複数のASIC85が処理を分担して行うものであってもよい。
<制御装置によるプリンタの制御>
次に、制御装置80によるプリンタ1の制御について説明する。制御装置80は、図5のフローに沿って処理を行うことによってプリンタ1の動作を制御している。
より詳細に説明すると、制御装置80は、時計部70から所定時刻となったことを示す時刻信号(本発明の「検査指示信号」)を受信しておらず(S101:NO)、且つ、記録用紙Pへの記録を指示する記録指令(本発明の「吐出指示信号」)を受信していない間(S102:NO)、待機している。
所定時刻となったことを示す時刻信号を受信したときに(S101:YES)、制御装置80は、インクジェットヘッド4に検査動作を開始させる(S103)。検査動作とは、キャリッジ2をメンテナンス位置に位置させた状態で、インクジェットヘッド4が複数のノズル10のそれぞれについての検査用駆動を順に行う動作のことである。検査用駆動とは、ノズル10からインクを吐出させるためのインクジェットヘッド4の駆動のことである。すなわち、検査用駆動とは、ノズル10がインクの吐出に異常のある異常ノズルであるか否かを確認するためのインクジェットヘッド4を駆動のことである。
そして、検査動作が完了しておらず(S104:NO)、且つ、検査動作の途中に記録指令を受信していない間は(S105:NO)、検査動作を継続させる。検査動作が完了したときには(S104:YES)、S108に進む。検査動作の途中に(S104:NO)、記録指令を受信したときには(S105:YES)、制御装置80は、インクジェットヘッド4に検査動作を中断させ(S106)、記録動作(本発明の「吐出動作」)を行わせる(S107)。
より詳細に説明すると、制御装置80は、キャリッジモータ86を制御してキャリッジ2を走査方向に移動させつつ、インクジェットヘッド4に複数のノズル10から記録用紙Pに向けてインクを吐出させる記録パスと、搬送モータ87を制御して、搬送ローラ6,7に記録用紙Pを搬送方向に搬送させる搬送動作と、を繰り返して記録用紙Pへの記録を行う記録動作を行わせる。そして、記録動作の完了後、S108に進む。
S108では、検査動作の際に判定回路78から出力された信号に基づいて、異常ノズルが存在するか否かを判定する。なお、検査動作が完了している場合には、S108において、インクジェットヘッド4の全てのノズル10の中に異常ノズルが存在するか否かを判定する。一方、S105で検査動作が中断された場合には、S108において、検査動作が中断されるまでに検査用駆動が行われたノズル10の中に異常ノズルが存在するか否かを判定する。
異常ノズルが存在しない場合には(S108:NO)、S101に戻る。異常ノズルが存在する場合には(S108:YES)、制御装置80は、回復動作が必要であることを示す回復フラグをフラッシュメモリ84に記憶させる(S109)。続いて、制御装置80は、検査動作の結果に基づいて、回復動作を決定し、決定した回復動作の情報をフラッシュメモリ84に記憶させ(S110)、S101に戻る。
ここで、本実施形態では、図6に示すように、異常ノズルの数Nと回復動作(弱パージ、中パージ、強パージ)とが関連付けられたテーブルがフラッシュメモリ84に記憶されている。S110では、検査動作によって得られた異常ノズルの数Nと、図6のテーブルとに基づいて回復動作を決定し、フラッシュメモリ84に記憶させる。
一方、所定時刻となったことを示す時刻信号を受信することなく(S101:NO)、記録指令を受信したときには(S102:YES)、制御装置80は、フラッシュメモリ84に回復フラグが記憶されているか否かを判定する(S111)。フラッシュメモリ84に回復フラグが記憶されていない場合には(S111:NO)、S114に進む。フラッシュメモリ84に回復フラグが記憶されている場合には(S111:YES)、制御装置80は、キャップ昇降機構88、吸引ポンプ72等を制御して、S110で決定した回復動作(吸引パージ)を行わせ(S112)、フラッシュメモリ84に記憶されている回復フラグを消去してから(S113)、S114に進む。これにより、本実施形態では、制御装置80は、検査動作の結果に基づいて異常ノズルが存在すると判定した場合に、当該検査動作の後、最初に記録指令を受信したときに回復動作が行われることになる。
S114では、制御装置80は、記録動作を開始させる。その後、所定時刻であることを示す時刻信号を受信することなく(S116:NO)、記録動作が完了したときには(S115:YES)、S101に戻る。記録動作の途中で(S115:NO)、所定時刻であることを示す時刻信号を受信したときには(S116:YES)、記録動作が完了するまで記録動作を継続し(S117:NO)、記録動作が完了したときに(S117:YES)、S103に進む。
<効果>
本実施形態では、検査動作の途中に記録指令を受信したときに、検査動作を中断させて記録動作を行わせる。これにより、記録指令を受信してから記録動作が完了するまでの時間を極力短くすることができる。
また、本実施形態では、検査動作を中断させて記録動作を行わせたときに、記録動作の完了後、中断されるまでの検査動作時に出力された判定用信号が、異常ノズルが存在することを示している場合に、回復動作を行わせる。これにより、異常ノズルを回復させることができる。
また、本実施形態では、所定時刻となったことを示す時刻信号を、ノズル10が異常ノズルであるか否かを検査することを指示する検査指示信号としているため、所定時刻となる毎に検査動作を行わせることができる。また、所定時刻となるタイミング(所定時刻であることを示す時刻信号を受信するタイミング)は、記録動作のタイミングとは関係がない。
また、記録動作の途中に、所定時刻となったことを示す時刻信号を受信したときに、本実施形態と異なり、記録動作を中断して検査動作を行わせると、検査動作を行わせる分、記録指令を受信してから記録動作が完了するまでの時間が長くなってしまう。本実施形態では、記録動作の途中に、所定時刻となったことを示す時刻信号を受信したときに、記録動作が完了してから、検査動作を行わせる。これにより、記録指令を受信してから記録動作が完了するまでの時間を極力短くすることができる。
また、本実施形態では、検査動作にて回復動作が必要となった場合には、検査動作の完了又は中断後、最初に受信した記録指令に基づく記録動作の直前に、回復動作を行わせる。これにより、異常ノズルが存在しない状態で記録動作を行わせることができる。
また、本実施形態では、異常ノズルの数に応じて弱パージ、中パージ及び強パージのいずれかを選択的に行わせる。これにより、異常ノズルの数に応じて適切な回復動作を行わせることができる。
<変形例>
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態には限られず、特許請求の範囲に記載の限りにおいて様々な変更が可能である。
上述の実施形態では、検査動作の途中で記録指令を受信して、検査動作を中断した場合に、記録動作の完了後、中断されるまでの検査動作において検査用駆動が行われたノズル10の中に異常ノズルが存在するか否かを判定したが、これには限られない。
変形例1では、制御装置80が、図7のフローに沿って処理を行う。図7のフローは、S101~S107,S111~S117の処理が、上述の実施形態と同様である。また、変形例1では、上述の実施形態と同様、S104で検査動作が完了したと判定された場合に(S104:YES)、S108~S110の処理を実行する。また、変形例1では、上述の実施形態と異なり、S107の記録動作が完了した後、制御装置80は、検査動作を再開させて(S201)、S104に戻る。S201で再開させた検査動作では、中断されるまでに検査用駆動が完了していないノズル10について、検査用駆動を行わせる。
これにより、変形例1では、検査動作の途中に記録指令を受信して、検査動作を中断した場合に、記録動作の完了後に検査動作が再開される。そして、中断されるまでの検査動作、及び、再開されてから検査動作によって、検査用駆動が行われた全てのノズル10の中に異常ノズルが存在するか否かが判断される。
変形例1では、検査動作を中断させて記録動作を行わせたときに、記録動作の完了後に検査動作を再開させて、検査動作の中断前に検査用駆動が完了していないノズル10についての検査用駆動を行わせる。これにより、検査動作を中断する場合でも、記録動作の後に、複数のノズル10のそれぞれについての検査用駆動を行わせることができる。
また、変形例1では、中断されるまでの検査動作時に出力された判定用信号、及び、再開された後の検査動作時に出力された判定用信号のいずれかが、異常ノズルが存在することを示している場合に、回復動作を行わせる。これにより、異常ノズルを回復させることができる。
また、変形例1では、記録動作の完了後に検査動作を再開させて、検査動作が中断されるまでに検査用駆動が完了していないノズル10についてのみ検査用駆動を行わせたが、これには限られない。例えば、記録動作の完了後に検査動作を再開させたときに、検査動作が中断されるまでに検査用駆動が完了していないノズル10について検査用駆動を行わせるのに加えて、検査動作が中断されるまでに検査用駆動が完了しているノズル10のうち少なくとも一部のノズル10について、再度検査用駆動を行わせてもよい。
また、本実施形態では、記録動作前の検査動作と、記録動作の完了後の検査動作の両方の結果に応じて回復動作が必要か否かを決定し、回復動作が必要となった場合には、検査動作の完了後、最初に受信した記録指令に基づく記録動作の直前に、回復動作を行わせる。これにより、異常ノズルが存在しない状態で記録動作を行わせることができる。
また、変形例1では、検査動作の途中に記録指令を受信したときに、検査動作を中断して記録動作を行わせ、記録動作の完了後に検査動作を再開させたが、これには限られない。
変形例2では、制御装置80が、図8のフローに沿って処理を行う。図8のフローは、S101~S106,S111~S117の処理が、上述の実施形態と同様である。また、変形例1では、上述の実施形態と同様、S104で検査動作が完了したと判定された場合に(S104:YES)、S108~S110の処理を実行する。一方、変形例1では、上述の実施形態と異なり、制御装置80は、S106で検査動作を中断させた後、記録動作を開始させ(S301)、図9のフローに進む。また、変形例1では、上述の実施形態と異なり、制御装置80は、S117で所定時刻であることを示す時刻信号を受信したと判定したときに(S117:YES)図9のフローに進む。
図9のフローについてより詳細に説明すると、制御装置80は、まず、記録動作が完了したか否かを判定する(S401)。記録動作が完了した場合には(S401:YES)、制御装置80は、検査動作を開始又は再開させ(S402)、S104に戻る。ここで、S402で検査動作を開始させる場合とは、例えば、S117で所定時刻であることを示す時刻信号を受信したと判定した後に(S117:YES)、S114で開始させた記録動作が完了した場合である。また、S402で検査動作を再開させる場合とは、例えば、S301で開始させた記録動作が完了した場合、及び、後述するS407で検査動作を中断した後に、S115又はS301で開始させた記録動作が完了した場合である。
記録動作が完了するまでは(S401:NO)、制御装置80は、記録動作の途中の待機時間(以下、単に「待機時間」とすることがある)となったか否かを判定する(S403)。待機時間とは、例えば、記録パスを所定回数行う毎、所定枚数の記録用紙Pに記録を行う毎等に設けられる、記録パスでの駆動によって上昇したインクジェットヘッド4の温度を下げるための待機時間のことである。また、紙切れやエラーなどによる記録が続行できない状態も待機時間に含まれる。待機時間になっていない場合には(S403:NO)、S401に戻る。
また、待機時間となったときには(S403:YES)、制御装置80は、検査動作を開始又は再開させる(S404)。S404で検査動作を開始させる場合とは、例えば、S301の記録動作の開始後、最初に待機時間となった場合である。また、S404で検査動作を再開させる場合とは、例えば、後述のS407で検査動作が中断された後に、再度待機時間となった場合である。
待機時間が継続し(S405:NO)、且つ、検査動作が完了していない間は(S406:NO)、検査動作を継続させる。検査動作の途中で待機時間が終了した場合には(S405:YES)、制御装置80は、検査動作を中断させ(S407)、S401に戻る。
待機時間が終了するまでに(S405:NO)、検査動作が完了した場合には(S406:YES)、制御装置80は、S108と同様に異常ノズルが存在するか否かを判定する(S408)。異常ノズルが存在しない場合には(S408:NO)、S412に進む。異常ノズルが存在する場合には(S408:YES)、S110と同様に回復動作を決定してフラッシュメモリ84に記憶させる(S409)。
続いて、制御装置80は、待機時間の残り時間Trが、S409で決定した回復動作に必要な時間Tk以上であるか否かを判定する(S410)。ここで、例えば、待機時間が紙切れによって生じたものであり、長さを推定できない場合には、記録用紙P紙の交換に想定される時間を、待機時間の残り時間TrとしてS410の判定を行う。
待機時間の残り時間Trが、S409で決定した回復動作に必要な時間Tk以上の場合には(S410:YES)、制御装置80は、S112と同様に回復動作を行わせ(S411)、S412に進む。S412では、S301又はS113で開始させた記録動作が完了したか否かを判定する。S301又はS113で開始させた記録動作が完了するまでは記録動作を継続させ(S412:NO)、当該記録動作が完了したときに(S412:YES)、S101に戻る。
待機時間の残り時間Trが、S409で決定した回復動作に必要な時間Tk未満の場合には(S410:NO)、現在の待機時間が終了して記録動作が再開された後、次の待機時間となるまで、又は、記録動作が完了するまでの間(S413:NO、S414:NO)、現在の待機時間が終了するまで待機し、その後、記録動作を再開させて当該記録動作を継続させる。そして、上記次の待機時間になったときには(S413:YES)、S410に戻る。また、記録動作が完了したときには(S414:YES)、S109と同様に、回復フラグをフラッシュメモリ84に記憶させ(S415)、S101に戻る。
変形例2では、検査動作の途中に記録指令を受信して検査動作を中断した場合に、記録動作の途中に設けられる待機期間を利用して、中断した検査動作を再開させることができる。
また、変形例2では、検査動作の途中に記録指令を受信して検査動作を中断した場合で、且つ、記録動作の途中に設けられる待機時間が十分ある場合に、検査動作の完了後、必要に応じて回復動作を行わせることができる。
また、変形例2では、記録動作の途中に、所定時刻となったことを示す時刻信号を受信したときに、記録動作中に待機時間がある場合には、待機時間に検査動作を行わせる。これにより、検査動作を行わせつつも、記録指令を受信してから記録動作が完了するまでの時間を極力短くすることができる。
また、変形例2では、記録動作の途中に、所定時刻となったことを示す時刻信号を受信したときに、上記待機時間が十分ある場合に、検査動作の完了後、必要に応じて回復動作を行わせることができる。
また、変形例2では、待機時間に検査動作が完了した後、待機時間の残り時間Trが回復動作に必要な時間Tk以上の場合に、回復動作を行わせたが、これには限られない。例えば、待機時間に検査動作が完了した場合に、待機時間の残り時間に関係なく、回復フラグをフラッシュメモリ84に記憶させ、検査動作後、最初に記録指令を受信したときにフラッシュメモリ84に回復フラグが記憶されている場合に、回復動作を行わせるようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、所定時刻になったことを示す時刻信号を、ノズル10が異常ノズルであるか否かを検査することを指示する検査指示信号として受信したが、これには限られない。
変形例3では、図10に示すように、プリンタ100が、プリンタ1において、時計部70の代わりにタイマー101を備えたものとなっている。タイマー101は、リセットされてからの経過時間を示す経過時間信号を出力する。
変形例3では、最初にプリンタ100の電源がオンになったときに、制御装置80は、検査動作を行わせ、当該検査動作が完了したときに、タイマー101をリセットする。また、その後、後述するように、検査動作が完了する又は中断されたときに、制御装置80は、タイマー101をリセットする。
そして、変形例3では、制御装置80が、図11のフローに沿って処理を行う。より詳細に説明すると。制御装置80は、タイマー101から、所定時間が経過したことを示す経過時間信号(本発明の「検査指示信号」)を受信しておらず(S501:NO)、且つ、記録指令を受信していない間は(S102:NO)、待機している。
所定時間が経過したことを示す経過時間信号を受信したときに(S501:YES)、制御装置80は、上述の実施形態と同様に、S103~S106の処理を実行する。また、制御装置80は、S104で検査動作が完了したと判定された場合に(S104:YES)、タイマー101をリセットしてから(S502)、S108~S110の処理を実行する。一方、上述の実施形態と異なり、制御装置80は、S106で検査動作を中断させた後、タイマー101をリセットしてから(S503)、S107~S110の処理を実行する。
これにより、変形例3では、検査動作が完了する又は中断される毎にタイマー101がリセットされる。すなわち、タイマー101から出力される経過時間信号は、最後に検査動作が行われてからの経過時間を示している。なお、変形例3では、検査動作が、本発明の「所定動作」に相当する。
一方、検査動作を行っていない状態で記録指令を受信したときには(S102:YES)、制御装置80は、上述の実施形態と同様、S111~S115の処理を実行する。また、制御装置80は、S115で記録動作が完了していないと判定され(S115:NO)、且つ、所定時間が経過したことを示す経過時間信号を受信していない間は(S504:NO)、そのまま記録動作を継続する。そして、上述の実施形態と同様、記録動作が完了したときに(S115:YES)、S101に戻る。記録動作の途中で(S115:NO)、所定時間が経過したことを示す経過時間信号を受信したときには(S504:YES)、S117に進む。
変形例3では、最後に検査動作が行われてから(検査動作が完了又は中断してから)の経過時間が所定時間になったことを示す経過時間信号を、検査指示信号として受信するため、所定時間が経過する毎に検査動作を行わせることができる。また、最後に所定動作が行われてからの経過時間が所定時間になるタイミングは、吐出動作のタイミングとは関係ない。そのため、検査動作の途中に記録指令を受信することがある。そこで、変形例3では、検査動作中の途中に、記録指令を受信したときに、検査動作を中断させて記録動作を行わせる。これにより、記録指令を受信してから記録動作が完了するまでの時間を極力短くすることができる。
また、変形例3では、上述の実施形態と同様に、検査動作を中断した後に検査動作を再開しない構成において、所定時間が経過したことを示す経過時間信号を、検査指示信号として受信する例について説明したが、これには限られない。例えば、変形例1,2のように、検査動作を中断した後に検査動作を再開する構成において、所定時間が経過したことを示す経過時間信号を、検査指示信号として受信するようにしてもよい。この場合には、例えば、図7~図9のフローにおいて、S101,S116の判断の代わりに、S501,S504と同様の判断を行い、S104、S406で検査動作が完了したと判定したときに、タイマー101をリセットすればよい。
また、変形例3では、タイマー101から出力される経過時間信号が、検査動作が完了又は中断してからの経過時間を示すものであったが、これには限られない。タイマー101から出力される経過時間信号は、例えば、回復動作などの別の所定動作が最後に行われてからの経過時間を示すものであってもよい。
また、以上の例では、記録動作のタイミングとは関係のない検査指示信号が、所定時刻になったことを示す時刻信号、及び、最後に所定動作が行われてから所定時間が経過したことを示す経過時間信号のいずれかであったが、これには限られない。検査指示信号は、記録動作のタイミングとは関係のない別の信号であってもよい。
また、上述の実施形態では、記録の途中に、所定時刻になったことを示す時刻信号を受信したときに、記録動作の完了後に、当該時刻信号に基づく検査動作を行わせたが、これには限られない。
変形例4では、制御装置80は、図12のフローに沿って処理を行う。図12のフローは、S101~S114の処理が、上述の実施形態と同様である。また、変形例4では、上述の実施形態と異なり、S114で記録動作を開始させた後、所定時刻となったことを示す時刻信号を受信したか否かに関係なく、記録動作が完了するまで記録動作を継続し(S115:NO)、記録動作が完了したときに(S115:YES)、S101に戻る。これにより、変形例4では、記録動作の途中に、所定時刻となったことを示す時刻信号を受信した場合に、当該時刻信号に基づく検査動作が行われず、次に所定時刻となったことを示す時刻信号を受信したときに、検査動作が行われることになる。
変形例4では、所定時刻となる毎に検査動作を行わせている場合において、記録動作の途中に所定時刻となったことを示す時刻信号を受信したときには、当該時刻信号に基づく検査動作を行わせずに、次に所定時刻となったことを示す時刻信号を受信したときに回復動作を行わせる。これにより、記録指令を受信してから記録動作が完了するまでの時間を極力短くすることができる。また、次に所定時刻となったときに検査動作を行わせることができる。
また、以上の例では、検査動作の後、最初に記録指令を受信したとき、あるいは、記録の途中に設けられる待機時間に、回復動作を行わせるようにしたが、これには限られない。例えば、プリンタにおいて、高画質モードと低画質モードのいずれかで選択的に記録を行うことができるようになっており、検査動作の後、最初に高画質モードで記録を行うことを指示する記録指令を受信し、且つ、フラッシュメモリ84に回復フラグが記憶されているときに、回復動作を行わせてもよい。あるいは、例えば、S108,S408で異常ノズルが存在すると判定されたときに、直ちに回復動作を行わせるようにしてもよい。あるいは、例えば、検査動作後のいずれかのタイミングで、異常ノズルが存在する場合にユーザにそのことを報知して、回復動作を行うか否かを選択させ、回復動作を行うことが選択された場合に、回復動作を行わせるようにしてもよい。
また、以上の例では、異常ノズルの数に応じて、回復動作として、弱パージ、中パージ及び強パージのいずれかを選択的に行わせたが、これには限られない。例えば、異常ノズルの分布の仕方など、異常ノズルの数以外の条件に応じて、回復動作として、弱パージ、中パージ及び強パージのいずれかを選択的に行わせてもよい。あるいは、例えば、異常ノズルが存在する場合に、異常ノズルの数に関係なく一律の吸引パージを行わせてもよい。あるいは、例えば、回復動作として、インクジェットヘッド4に少なくとも異常ノズルからインクを排出させるフラッシングを行わせてもよい。この場合には、インクジェットヘッド4が、本発明の「回復手段」を兼ねる。あるいは、回復動作として、フラッシングと吸引パージの両方を行わせてもよい。この場合には、メンテナンスユニット8とインクジェットヘッド4とが、本発明の「回復手段」に相当する。
また、以上の例では、パージとして吸引パージを行わせたが、これには限られない。例えば、サブタンク3とインクカートリッジ14とを接続するチューブ15の途中部分に加圧ポンプが設けられていてもよい。あるいは、プリンタにインクカートリッジと接続された加圧ポンプが設けられていてもよい。そして、複数のノズル10がキャップ71で覆われた状態で、上記加圧ポンプを駆動させることで、インクジェットヘッド4内のインクを加圧してノズル10からインクジェットヘッド4内のインクを排出させる、いわゆる加圧パージを行ってもよい。この場合には、上記加圧ポンプが、本発明の「回復手段」に相当する。
さらには、パージにおいて、吸引ポンプ72による吸引と加圧ポンプによる加圧の両方を行わせてもよい。この場合には、メンテナンスユニット8と加圧ポンプとが、本発明の「回復手段」に相当する。
また、上述の実施形態では、インクジェットヘッド4の全てのノズル10について、検査用駆動を行わせたが、これには限られない。例えば、各ノズル列9における1つおきのノズル10等、インクジェットヘッド4の一部のノズル10についてのみ、検査用駆動を行わせ、それ以外のノズル10については、当該検査用駆動時に判定回路78から出力された判定用信号に基づいて、異常ノズルであるか否かを推定してもよい。
また、上述の実施形態では、ノズル10から検出用電極76に向けてインクを吐出させたときの検出用電極76の電位に応じて、判定回路78が異常ノズルであるか否かに応じた信号を出力したが、これには限られない。
例えば、鉛直方向に延びた検出用電極を配置し、ノズル10から検出用電極と対向する領域を通過するようにインクを吐出させたときの検出用電極の電位に応じて、判定回路から、異常ノズルであるか否かに応じた信号を出力してもよい。あるいは、ノズル10から吐出されたインクを検出する光センサ(本発明の「信号出力部」)を設け、光センサから、異常ノズルであるか否かに応じた信号を出力してもよい。
あるいは、例えば、特許第4929699号公報に記載されているのと同様に、インクジェットヘッドのノズルが形成されたプレートに、ノズルからインクが吐出されたときの電圧の変化を検出する電圧検出回路(本発明の「信号出力部」)を接続して、電圧検出回路から制御装置80に、異常ノズルであるか否かに応じた信号を出力するようにしてもよい。
あるいは、例えば、特許第6231759号公報に記載されているのと同様に、インクジェットヘッドの基板を、温度検知素子(本発明の「信号出力部」)を備えたものとしてもよい。そして、インクの吐出のために第1印加電圧を印加してヒータを駆動した後に、インクが吐出されないように第2印加電圧を印加してヒータを駆動し、第2印加電圧を印加してから、その後、所定時間が経過するまでの間の、温度検知素子で検知された温度の変化に基づいて、ノズル10が異常ノズルであるか否かに応じた信号を出力するようにしてもよい。
また、以上の例では、信号出力部が、ノズル10からインクが吐出されたか否かに応じた信号を出力するものであったが、これには限られない。例えば、ノズル10にインクが吐出されないこと以外の異常が生じているか否かに応じた信号を出力する信号出力部を設け、信号出力部からの信号に基づいて、ノズル10異常ノズルであるか否かを判定してもよい。インクが吐出されないこと以外の異常とは、例えば、インクの吐出方向に異常があることなどである。
また、以上では、キャリッジとともに走査方向に移動しつつ複数のノズルからインクを吐出する、いわゆるシリアルヘッドを備えたプリンタに本発明を適用した例について説明したが、これには限られない。例えば、走査方向に記録用紙Pの全長にわたって延びたいわゆるラインヘッドを備えたプリンタに本発明を適用することも可能である。
また、以上では、ノズルからインクを吐出して記録用紙Pに記録を行うプリンタに本発明を適用した例について説明したが、これには限られない。Tシャツ、屋外広告用のシート、スマートフォン等の携帯端末のケース、段ボール、樹脂部材など、記録用紙以外の被記録媒体に画像を記録するプリンタにも適用され得る。また、インク以外の液体、例えば、液体状にした樹脂や金属を吐出する液体吐出装置にも適用され得る。
1 プリンタ
4 インクジェットヘッド
8 メンテナンスユニット
10 ノズル
70 時計部
72 吸引ポンプ
76 検出用電極
77 高電圧電源回路
78 判定回路
79 抵抗
80 制御装置
84 フラッシュメモリ
100 プリンタ
101 タイマー

Claims (14)

  1. 被吐出媒体へ液体を吐出する複数のノズルを有する液体吐出ヘッドと、
    前記ノズルが液体の吐出に異常のある異常ノズルであるか否かを確認するための検査用駆動を前記液体吐出ヘッドに行わせたときに、前記ノズルが前記異常ノズルであるか否かに応じた判定用信号を出力する信号出力部と、
    制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記液体吐出ヘッドに前記複数のノズルから液体を吐出させる吐出動作を行うことを指示する吐出指示信号と、前記吐出動作のタイミングに関係なく受信される信号であって、前記ノズルが前記異常ノズルであるか否かを検査することを指示する検査指示信号と、を受信可能であり、
    前記吐出指示信号を受信したときに、前記液体吐出ヘッドに前記吐出動作を行わせ、
    前記検査指示信号を受信したときに、前記複数のノズルのうち少なくとも2つのノズルそれぞれについての前記検査用駆動を順に行う検査動作を前記液体吐出ヘッドに行わせ、
    前記検査動作の途中に前記吐出指示信号を受信したときに、前記液体吐出ヘッドに前記検査動作を中断させて前記吐出動作を行わせる
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記ノズルからインクを排出させる回復動作を行う回復手段、を備え、
    前記制御装置は、
    前記液体吐出ヘッドに前記検査動作を中断させて行わせた前記吐出動作が完了した後に、
    中断されるまでの前記検査動作時に前記信号出力部から出力された前記判定用信号が、前記異常ノズルが存在することを示している場合に、前記回復手段に前記回復動作を行わせることを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。
  3. 前記制御装置は、
    前記液体吐出ヘッドに前記検査動作を中断させて行わせた前記吐出動作が完了した後に、
    前記液体吐出ヘッドに前記検査動作を再開させて、少なくとも前記吐出動作の中断前に前記検査用駆動が完了していない前記ノズルについての前記検査用駆動を行わせることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  4. 前記ノズルからインクを排出させる回復動作を行う回復手段、を備え、
    前記制御装置は、
    前記検査動作の完了後、中断されるまでの前記検査動作時に前記信号出力部から出力された前記判定用信号、及び、再開された後の前記検査動作時に前記信号出力部から出力された前記判定用信号の少なくともいずれかが、前記異常ノズルが存在することを示している場合に、前記回復手段に前記回復動作を行わせることを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。
  5. 前記制御装置は、
    前記液体吐出ヘッドに前記検査動作を中断させて行わせた前記吐出動作中に、待機期間が存在する場合には、
    前記待機期間に、前記液体吐出ヘッドに前記検査動作を再開させて、少なくとも前記吐出動作の中断前に前記検査用駆動が完了していない前記ノズルについての前記検査用駆動を行わせることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  6. 前記ノズルからインクを排出させる回復動作を行う回復手段、を備え、
    前記待機期間に、前記検査動作の完了後、中断されるまでの前記検査動作時に前記信号出力部から出力された前記判定用信号、及び、再開された後の前記検査動作時に前記信号出力部から出力された前記判定用信号の少なくともいずれかが、前記異常ノズルが存在することを示している場合に、前記回復手段に前記回復動作を行わせることを特徴とする請求項5に記載の液体吐出装置。
  7. 時刻を示す時刻信号を出力する時計部、を備え、
    前記検査指示信号は、所定時刻になったことを示す前記時刻信号であることを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の液体吐出装置。
  8. 前記液体吐出装置において最後に所定動作が行われてからの経過時間を示す経過時間信号を出力するタイマー、を備え、
    前記検査指示信号は、前記経過時間が所定時間となったことを示す前記経過時間信号であることを特徴とする請求項1~7のいずれかに記載の液体吐出装置。
  9. 被吐出媒体へ液体を吐出する複数のノズルを有する液体吐出ヘッドと、
    前記ノズルが液体の吐出に異常のある異常ノズルであるか否かを確認するための検査用駆動を前記液体吐出ヘッドに行わせたときに、前記ノズルが前記異常ノズルであるか否かに応じた判定用信号を出力する信号出力部と、
    制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記液体吐出ヘッドに前記複数のノズルから液体を吐出させる吐出動作を行うことを指示する吐出指示信号と、前記吐出動作のタイミングに関係なく受信される信号であって、前記ノズルが前記異常ノズルであるか否かを検査することを指示する検査指示信号と、を受信可能であり、
    前記吐出指示信号を受信したときに、前記液体吐出ヘッドに前記吐出動作を行わせ、
    前記検査指示信号を受信したときに、前記複数のノズルのうち少なくとも2つのノズルそれぞれについての前記検査用駆動を順に行う検査動作を前記液体吐出ヘッドに行わせ、
    前記吐出動作の途中に前記検査指示信号を受信したときに、前記吐出動作を継続し、
    前記吐出動作の完了後に前記液体吐出ヘッドに前記検査動作を行わせることを特徴とする液体吐出装置。
  10. 被吐出媒体へ液体を吐出する複数のノズルを有する液体吐出ヘッドと、
    前記ノズルが液体の吐出に異常のある異常ノズルであるか否かを確認するための検査用駆動を前記液体吐出ヘッドに行わせたときに、前記ノズルが前記異常ノズルであるか否かに応じた判定用信号を出力する信号出力部と、
    制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記液体吐出ヘッドに前記複数のノズルから液体を吐出させる吐出動作を行うことを指示する吐出指示信号と、前記吐出動作のタイミングに関係なく受信される信号であって、前記ノズルが前記異常ノズルであるか否かを検査することを指示する検査指示信号と、を受信可能であり、
    前記吐出指示信号を受信したときに、前記液体吐出ヘッドに前記吐出動作を行わせ、
    前記検査指示信号を受信したときに、前記複数のノズルのうち少なくとも2つのノズルそれぞれについての前記検査用駆動を順に行う検査動作を前記液体吐出ヘッドに行わせ、
    前記吐出動作の途中に前記検査指示信号を受信し、且つ、前記吐出動作中に待機期間が存在する場合に、前記吐出動作を継続し、前記待機期間に前記液体吐出ヘッドに前記検査動作を行わせることを特徴とする液体吐出装置。
  11. 前記ノズルからインクを排出させる回復動作を行う回復手段、を備え、
    前記待機期間に、前記検査動作の完了後、前記検査動作時に前記信号出力部から受信した前記判定用信号が、前記異常ノズルが存在することを示しているときに、前記回復手段に前記回復動作を行わせることを特徴とする請求項10に記載の液体吐出装置。
  12. 被吐出媒体へ液体を吐出する複数のノズルを有する液体吐出ヘッドと、
    前記ノズルが液体の吐出に異常のある異常ノズルであるか否かを確認するための検査用駆動を前記液体吐出ヘッドに行わせたときに、前記ノズルが前記異常ノズルであるか否かに応じた判定用信号を出力する信号出力部と、
    時刻を示す時刻信号を出力する時計部と、
    制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記液体吐出ヘッドに前記複数のノズルから液体を吐出させる吐出動作を行うことを指示する吐出指示信号と、前記時刻信号と、を受信可能であり、
    前記吐出指示信号を受信したときに、前記液体吐出ヘッドに前記吐出動作を行わせ、
    所定時刻になったことを示す前記時刻信号を受信したときに、前記複数のノズルのうち少なくとも2つのノズルそれぞれについての前記検査用駆動を順に行う検査動作を前記液体吐出ヘッドに行わせ、
    前記吐出動作の途中に、前記所定時刻になったことを示す前記時刻信号を受信したときに、前記液体吐出ヘッドに当該時刻信号に基づく前記検査動作を行わせずに、前記液体吐出ヘッドに前記吐出動作を継続させ、次に前記所定時刻になったことを示す前記時刻信号を受信したときに、前記液体吐出ヘッドに前記検査動作を行わせることを特徴とする液体吐出装置。
  13. 前記ノズルからインクを排出させる回復動作を行う回復手段、を備え、
    前記制御装置は、
    前記検査動作の完了又は中断後、最初に前記吐出指示信号を受信したときに、
    前記検査動作時に前記信号出力部から出力された前記判定用信号が、前記異常ノズルが存在することを示している場合には、
    前記回復手段に前記回復動作を行わせてから、前記液体吐出ヘッドに前記吐出動作を行わせることを特徴とする請求項1~5,7~10,12のいずれかに記載の液体吐出装置。
  14. 前記制御装置は、
    前記判定用信号に応じた前記回復動作を、前記回復手段に行わせることを特徴とする請求項2,4,6,11,13のいずれかに記載の液体吐出装置。
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