JP2022132880A - チューブ容器 - Google Patents

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実 川▲崎▼
Minoru Kawasaki
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Abstract

【課題】美粧性、耐久性、およびバリア性に優れ、かつ、テープ材にバリア層および接着剤が設けられておらず、テープ材およびシートの接着成分の溶出が抑制された、チューブ容器を提供する。【解決手段】紙層と最内層のシーラント層とを含み、対向する一対の端縁を有するシートを筒状に丸めて形成した胴部と、胴部の一方端に取り付けられた注出口部と、胴部の内面に設けられるテープ材とを備え、胴部には、一方の端縁から所定範囲の部分の最外層に、他方の端縁から所定範囲の部分の最内層がシールされたオーバーラップ部が形成されており、テープ材は、シーラント層と接着可能であり、かつ、接着剤を含まないフィルムからなり、一方の端縁を覆うように胴部を構成するシートの最内層にシールされる、チューブ容器。【選択図】図1

Description

本発明は、チューブ容器に関する。
医薬品や化粧品、食品等の包装材として、樹脂を主体とした材料からなるチューブ容器が広く用いられている。例えば、特許文献1には、内容物を抽出する注出ユニットと、注出ユニットに溶着され、内容物を収容する胴部とから構成されるチューブ容器が記載されている。
特開2016-199280号公報
近年、環境負荷の軽減や資源保護の観点から、包装容器に使用する樹脂量の低減が要望されている。そこで、特許文献1に記載されるような樹脂性のチューブ容器において、樹脂量を低減するために、例えば、胴部を構成するフィルムを薄膜化することが考えられる。ところが、胴部を構成するフィルムを単に薄膜化すると、胴部のコシが弱くなり、容器の自立性が低下する。そのため、容器の自立性に必要なコシを確保するため、胴部を構成する素材の一部に紙を用いることが検討されている。
胴部は、胴部を構成するシートを筒状にして両端を貼り合わせることで形成される。シートを貼り合わせる方法としては、シートの内面どうしを貼り合わせて溶着する合掌貼り、シートの両端を突き合わせた突付け部をテープ材でシールする突付けテープ貼り、シートの内面と外面とを溶着する封筒貼り等がある。しかし、合掌貼りは、貼り合わせ部が胴部から突出してチューブ容器の外観を損なうため、好ましくない。
突付けテープ貼りは、突付け部の強度が弱くなるためチューブ容器の使用中に紙剥けなどが発生する恐れがあり、耐久性に問題がある。さらに、テープ材には、胴部を構成するシートの最内層と溶着するためのシーラント層に加え、チューブ容器のバリア性を担保するためのバリア層が必要であり、バリア層を貼り合わせるために層間に設けられる接着剤の成分がテープ材の端面から胴部の内部に溶出する問題がある。
また、シートの内面と外面とを溶着する封筒貼りにおいては、貼り合わせ部の強度は確保できるが、胴部の内側のシートの端面から、シートに含まれる接着剤がチューブ容器内に溶出する恐れがあり、さらに、胴部の内側のシートの端面から紙層に内容物が侵入して内容物がチューブ容器外に漏れ出る恐れがある。
それ故に、本発明は、美粧性、耐久性、およびバリア性に優れ、かつ、テープ材にバリア層および接着剤が設けられておらず、テープ材およびシートの接着成分の溶出が抑制された、チューブ容器を提供することを目的とする。
本発明に係るチューブ容器は、紙層と最内層のシーラント層とを含み、対向する一対の端縁を有するシートを筒状に丸めて形成した胴部と、胴部の一方端に取り付けられた注出口部と、胴部の内面に設けられるテープ材とを備え、胴部には、一方の端縁から所定範囲の部分の最外層に、他方の端縁から所定範囲の部分の最内層がシールされたオーバーラップ部が形成されており、テープ材は、シーラント層と接着可能であり、かつ、接着剤を含まないフィルムからなり、一方の端縁を覆うように胴部を構成するシートの最内層にシールされる。
本発明によれば、美粧性、耐久性、およびバリア性に優れ、かつ、テープ材にバリア層および接着剤が設けられておらず、テープ材およびシートの接着成分の溶出が抑制された、チューブ容器を提供できる。
実施形態に係るチューブ容器の概略構成を示す正面図 図1に示したII-IIラインに沿う断面図 チューブ容器の胴部を構成するシートの一例を示す断面図 図1に示した注出口部の斜視図 図4に示したV-Vラインに沿う断面図
図1は、実施形態に係るチューブ容器の概略構成を示す正面図であり、図2は、図1に示したII-IIラインに沿う断面図であり、図3は、チューブ容器の胴部を構成するシートの一例を示す断面図であり、図4は、図1に示した注出口部の斜視図であり、図5は、図4に示したV-Vラインに沿う断面図である。図4及び図5は、注出口部に胴部をシールする前の状態を示している。
チューブ容器100は、チューブ状の胴部1と、胴部1に取り付けられた注出口部2と、テープ材20とを備える。
胴部1は、内容物を収容するための部材であり、略平行な対向する一対の端縁を有するシート41を筒状に丸めて形成される。シート41の両端を貼り合わせる方法としては、シート41の内面と外面とをテープ材20で貼り合わせる封筒貼りが用いられる。胴部1の一方の端部5a(図1における下端)はシールされて閉塞されている。一方、胴部1の他方の端部5b(図1における上端)の近傍部分は、折り畳まれた状態で、後述するフランジ部4の外面8にシールされている。胴部1とフランジ部4との溶着部には、胴部1を構成するシート41が折り畳まれてなるプリーツ12が複数形成される。また、胴部1には、オーバーラップ部7(背貼り部)が形成される。
オーバーラップ部7は、シート41の一方の端縁から所定範囲の部分の最外層に、他方の端縁から所定範囲の部分の最内層がシールされた部分である。オーバーラップ部7の胴部1の円周方向における幅Lは、1.0~8.0mmであり、1.0~3.0mmであることが好ましい。オーバーラップ部の幅が8.0mmを超える場合、オーバーラップ部のコシが強すぎてプリーツ12が胴部1から突出し、外観を損なう恐れがある。オーバーラップ部7の幅が1.0mm未満の場合、製袋時のバラツキにより、シート41の内面と外面とが重ならず、チューブ容器100のバリア性および耐久性が損なわれる恐れがある。
チューブ容器100の胴部1を構成するシート41は、図3に示すように、紙層32の一方面側に、基材フィルム層33、バリア層34及びシーラント層35をこの順に積層し、紙層32の他方面側に、インキ層38をおよび紙保護層37を積層した多層シートである。インキ層38と紙保護層37の積層順は図3と逆であってもよく、また、各層間には各層どうしを接着する接着剤が使用さてもよい。
(紙層)
紙層32は、チューブ容器100に強度及びコシを付与する構造層である。紙層32を構成する用紙の種類は特に限定されないが、強度、屈曲耐性、印刷適性を備える点で、片艶クラフト紙または両艶クラフト紙を用いることが好ましい。また、紙層32を構成する用紙として、必要に応じて、耐水紙、耐油紙、またはカップ原紙等を使用しても良い。
紙層32に用いる紙の坪量は、30~300g/mであり、50~150g/mであることが好ましい。紙層32に用いる紙の坪量が30g/m未満である場合、胴部1のコシが不足する。コシを補うためには、例えば、紙層32より内側に設ける樹脂フィルムを厚くする必要があるが、樹脂比率の上昇に繋がり、環境負荷低減の面で望ましくない。また、紙層32に用いる紙の坪量が300g/mを超える場合、紙のコシや断熱性により、製筒性(製袋性)、成型性及び溶着性が悪化する上、製造コストも増加するため好ましくない。また、紙層32に含まれるセルロース繊維の質量は、紙層32の全質量の50%以上である。
(基材フィルム層)
基材フィルム層33は、シート41に耐熱性と強靱性等の物理的強度とを付与する層である。基材フィルム層33は、バリア層34の基材となる層でもある。基材フィルム層33を構成するフィルムの材質は特に限定されないが、耐熱性及び物理的強度の観点から、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド等の延伸フィルムを用いることが好ましい。また、基材フィルム層33の代わりに紙層を設けても良い。
(バリア層)
バリア層34は、酸素や水蒸気等を遮断して、内容物の保存性を向上させる機能層である。バリア層34は、例えば、シリカやアルミナ等の無機化合物の蒸着膜、アルミニウム等の金属蒸着膜、アルミニウム等の金属箔、板状鉱物及び/またはバリア性樹脂を含むバリアコート剤の塗膜の1種以上により構成することができる。バリアコート剤に用いるバリア性樹脂としては、エチレン-ビニルアルコール共重合体(EVOH)やポリ塩化ビニリデン(PVDC)等を使用することができ、バリアコート剤にはバリア性樹脂以外のバインダー樹脂が適宜配合される。バリア層34は、予め基材フィルム層33などの基材上に積層されてバリアフィルムを構成していても良いし、単層膜として設けられても良い。
(シーラント層)
シーラント層35は、オーバーラップ部7におけるテープ材20と胴部1との溶着および注出口部2と胴部1との溶着のために設けられる層である。シーラント層35の材質は特に限定されないが、ポリプロピレン、ポリエチレン、環状ポリオレフィン、ポリエステル等の熱可塑性樹脂であることが好ましい。シーラント層35は、軟化温度が基材フィルム層33の軟化温度より20℃以上低い樹脂を用いる。シーラント層35の軟化温度が、基材フィルム層33の軟化温度より20℃以上低くない場合、シール時に基材フィルム層33が軟化してピンホールが発生する可能性が高くなるため好ましくない。シーラント層35の軟化温度は、基材フィルム層33の軟化温度より40℃以上低いことが好ましい。
シーラント層35に用いる熱可塑性樹脂は、後述する注出口部2の材料を構成する熱可塑性樹脂に対して接着性を有するものであれば良いが、注出口部2に用いる熱可塑性樹脂と同じ材質であることが好ましい。シーラント層35に用いる熱可塑性樹脂と注出口部2に用いる熱可塑性樹脂層とを同じにすることにより、胴部1と注出口部2とのシール強度を向上させることができる。
(紙保護層)
紙保護層37は、シート41を構成する紙層32への内容物や汚れの付着から保護するための層である。紙保護層37の材料は特に限定されないが、胴部1のシーラント層35と溶着可能な材料により構成されることでオーバーラップ部7においてシーラント層35と紙保護層37とが完全溶着され、オーバーラップ部7の捲れを抑制することができ、また、胴部1のバリア性および耐久性も高めることができる。紙保護層37の形成方法についても特に限定されないが、熱可塑性樹脂の押出コートや、耐水剤あるいは耐油剤等のコート剤のコートにより紙保護層37を積層することができる。紙保護層37の厚みは、0.2~50μmであることが好ましく、0.5~20μmであることがより好ましい。紙保護層37の厚みが0.2μm未満である場合、紙保護層37にピンホールが発生する可能性があり、紙層32の保護が不十分となる場合がある。また、紙保護層37の厚みが50μmを超える場合、樹脂使用量や製造コストの面で好ましくない。なお、紙保護層37が設けられない場合であっても、シーラント層35が紙層32の表面と疑似接着し、さらにオーバーラップ部7がテープ材20で補強されるため、バリア性および耐久性に問題はない。しかし、上述した通り、オーバーラップ部7の捲れ抑制およびバリア性および耐久性をさらに高める観点から、紙保護層37が設けられるのが好ましい
(インキ層)
インキ層38は、各種表示を行うために印刷により施される層である。インキ層38と紙保護層37の積層順序が図3と逆の場合は、耐摩性等を付与するために、インキ層38上にオーバーコートニス層を積層してもよい。
胴部1を構成するシート41の厚み(総厚)は、特に限定されないが、30~300μmであることが好ましい。胴部1を構成するフィルムの厚みが、この範囲であれば、製袋機やピロー・スティック包装機等を用いて胴部1を容易に筒状に加工することができる。また、紙層32によって強度とコシが付与されるため、一般的なラミネートチューブ(厚み300~500μm)と比べて、薄くすることができ、樹脂使用量も低減できる。
胴部1を構成するシート41の樹脂比率を低減するため、シート41の質量のうち、紙層32の占める割合が50%以上であることが好ましい。樹脂の使用量を低減する観点では紙層32の割合は高いほど好ましい。
尚、胴部1を構成するシート41は、基材フィルム層33、紙保護層37、インキ層38の1層以上を省略しても良い。
(テープ材)
テープ材20は、シーラント層35と接着可能であり、かつ、接着剤を含まないフィルムからなり、胴部1の最内層側に位置するシート41の端縁全体を覆うように胴部1の内側にシールされる。テープ材20は、テープ材20のセンターと最内層側に位置するシート41の端縁とが略一致するように設けられる。テープ材20の材質は特に限定されないが、例えば、シーラント層35と同じ材料を用いることができる。また、テープ材20は単層でもよいし、接着剤を含まなければ複数の積層構造でもよく、例えば、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のヒートシール性を有する樹脂からなる単層フィルム、ヒートシール性を有する樹脂の共押出フィルム、ヒートシール性を有する樹脂を他のフィルムに押し出しラミネートしたフィルムである。
本実施形態におけるチューブ容器100の胴部1は、封筒貼りによって形成されるため、シート41のバリア層34によってバリア性が確保される。そのため、テープ材にバリア層を貼り合わせることが不要となり、バリア層をテープ材に貼り合わせるための接着剤も不要となる。このように、テープ材20が接着剤を含まないことで、胴部1の貼り合わせにテープ材を用いた場合でも、テープ材の接着成分が溶出してしまう恐れがない。さらに、テープ材20が胴部1の内側に位置するシート41の端面を覆うように設けられることにより、シート41の端面保護が可能となり、端面からシート41に含まれる接着剤がチューブ容器内に溶出すること、および、端面からチューブ容器100の内容物が紙層32に染み出ることを抑制できる。
再度、図1、図4および図5を参照して、注出口部2は、胴部1に収容された内容物を外部に抽出するためのスパウトであり、筒状の注出筒部3とフランジ部4とを備える。フランジ部4は、注出筒部3の一方の端部6a(図1における下端)に接続され、注出筒部3の外方に延伸する平板状の部分である。本実施形態では、フランジ部4は、注出筒部3の軸方向と直交する方向(図1における左右方向)に延伸するように形成されている。本実施形態では、フランジ部4は、円環状に形成されているが、胴部1を接合することができる限り、フランジ部4の形状は限定されず、楕円形、長円形、トラック形、多角形等であっても良い。
注出口部2は、熱可塑性樹脂により成型されてもよいし、熱可塑性樹脂と樹脂以外のフィラーを含む材料により成型されてもよい。注出口部2の材料に用いる熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド及びシクロポリオレフィンのいずれか1種、または、2種以上を組み合わせて用いることができる。フィラーとしては、タルク、カオリン、紙粉及びセルロース繊維のいずれか1種、または、2種以上を組み合わせて用いることができる。注出口部2の材料として、熱可塑性樹脂と、樹脂以外のフィラーの混合物を用いることにより、成型性や胴部1のシート材との熱溶着性を維持しつつ、樹脂の使用量を低減することが可能となる。注出口部2の成型方法は特に限定されないが、射出成形、真空成形・熱板圧空成型等のサーモフォーミング、コンプレッション成型等の既存の成型方法を利用可能である。
図4及び図5に示すように、フランジ部4の外面8(注出筒部3の端部6b側の面)には、円環状の凸部9及び凹部10が設けられている。注出口部2のフランジ部4に胴部1を溶着する際、凸部9が最初に溶融し、溶融した樹脂が胴部1の内面とフランジ部4との間に広がる。また、溶融した樹脂の一部は凹部10に流れ込む。この結果、凸部9が溶融した樹脂を介して、胴部1の内面とフランジ部4の外面8とを面で溶着することができ、溶着強度を向上できる。
チューブ容器100の製造時に胴部1及び注出口部2を溶着する方法としては、超音波溶着、高周波溶着、ヒートシール溶着、ホットエア溶着、胴部インサートのコンプレッション成型等を利用することができるが、紙の断熱性に左右されにくい点で超音波溶着を採
用することが好ましい。
チューブ容器100は、図1に示すように、注出口部2の注出筒部3に螺合により着脱可能なスクリューキャップ11を更に備えていても良い。チューブ容器100がスクリューキャップ11を備える場合、チューブ容器100の開封後に再封することが容易と
なる。
また、チューブ容器100は、スクリューキャップ11に代えて、ヒンジキャップを備えていても良い。ヒンジキャップを設ける場合、図1に示した注出筒部3に螺合によりヒンジキャップを注出口部2に取り付けても良い。あるいは、注出筒部3の外面にネジ山の代わりにリブを設け、リブを介した嵌合によりヒンジキャップを注出口部2に取り付けても良い。
また、チューブ容器100は、スクリューキャップ11に代えて、注出筒部3と打栓により嵌合するキャップを備えてもよい。
また、注出筒部3の端部6bには、チューブ容器100の未開封状態において注出筒部3を閉鎖するフィルムがシールされていても良い。
更に、注出筒部3の内部は、チューブ容器100の未開封状態において容器内部を密閉状態に保つために、隔壁により閉鎖されていても良い。隔壁を設ける場合、注出筒部3の内周に沿って円形状のハーフカットを設けると共に、ハーフカットによって囲まれた部分に接続されるプルリングを設けることが好ましい。このように構成すれば、チューブ容器100の開封時には、使用者がプルリングを引っ張って隔壁のハーフカットの部分を破断させることにより、ハーフカットで囲まれた隔壁の一部を除去して、胴部1から注出筒部3へと内容物を注出するための開口部を形成することができる。
以上、説明したように、本実施形態においては、シート41の一方の端縁から所定範囲の部分の最外層に、他方の端縁から所定範囲の部分の最内層を重ねた封筒貼りによって胴部1を形成する。これにより、オーバーラップ部7の耐久性が高く、また、オーバーラップ部7が胴部1から突出することがないため美粧性が高く、さらに、テープ材にバリア層が設けられていなくてもバリア性の高い、チューブ容器100を提供することができる。
また、胴部1の形成に封筒貼りを用いた場合であっても、テープ材20が胴部1の内側に位置するシート41の端面を保護する。これにより、端面からシート41に含まれる接着剤がチューブ容器内に溶出すること、および、端面からチューブ容器100の内容物が紙層32に染み出ることを抑制できる。
また、封筒貼りによる貼り合わせには、接着剤を含まないフィルムから構成されるテープ材20が用いられるため、テープ材の接着成分がチューブ容器内に溶出してしまう恐れがない。
以下、本発明を具体的に実施した実施例を説明する。
(実施例1)
坪量120g/mの未晒クラフト紙(王子製紙株式会社製)上に、厚み12μmの透明バリアフィルム(凸版印刷株式会社製、商品名:GL-RD)と、厚み15μmの延伸ナイロンフィルム(ユニチカ株式会社製、商品名:ONBC)と、厚み50μmの直鎖状低融点ポリエチレン(LLDPE、タマポリ化学株式会社製、商品名:SE625N)とをこの順に、2液硬化型ウレタン系接着剤を用いてドライラミネートにより貼り合わせた。未晒クラフト紙上にインキを施し、その上にポリエチレン(PE)を押し出し加工して胴部形成用のシートを作製した。
作製したシートを、オーバーラップ部の幅が1.0mmとなるように、幅4mmのテープ材を挿入しながら背張り製袋機で加工し、直径35mm×長さ180(175.1±1.50)mmの封筒貼りのパウチ(胴部)を作製した。このとき、テープ材のセンターと胴部の内側に位置するシートの端縁とは略一致させた。用いたテープ材は、厚み50μmの直鎖状低融点ポリエチレン(LLDPE、タマポリ化学株式会社製、商品名:SE625N)の単一フィルムをマイクロスリットして得たものである。
注出口栓を、ポリエチレン樹脂を用い、射出成型により成型した。
作製した胴部及び注出口部を専用の加工装置を用いて熱溶着することにより、内径35mmのチューブ容器を作製した。
(実施例2)
坪量100g/mの未晒クラフト紙(王子製紙株式会社製)上に、厚み9μmのアルミニウム箔(東洋アルミニウム株式会社製)と、厚み15μmの延伸ナイロンフィルム(ユニチカ株式会社製、商品名:ONBC)と、厚み50μmの直鎖状低融点ポリエチレン(LLDPE、タマポリ化学株式会社製、商品名:SE625N)とをこの順に、2液硬化型ウレタン系接着剤を用いてドライラミネートにより貼り合わせた。オーバーラップ部の幅を3.0mm、テープ材の幅を8.0mmとした。その他は、実施例1と同様にして、内径35mmのチューブ容器を作製した。
(実施例3)
坪量150g/mの未晒クラフト紙(王子製紙株式会社製)上に、厚み15μmの延伸ナイロンフィルム(ユニチカ株式会社製、商品名:ONBC)と、厚み9μmのアルミニウム箔(東洋アルミニウム株式会社製)と、厚み50μmの直鎖状低融点ポリエチレン(LLDPE、タマポリ化学株式会社製、商品名:SE625N)とをこの順に、2液硬化型ウレタン系接着剤を用いてドライラミネートにより貼り合わせた。未晒クラフト紙上にインキを施し、その上にエチレン-メタクリル酸共重合体(EMAA)を押し出し加工して胴部形成用のシートを作製した。オーバーラップ部の幅を5.0mm、テープ材の幅を12.0mmとした。その他は、実施例1と同様にして、内径35mmのチューブ容器を作製した。
(実施例4)
坪量70g/mの未晒クラフト紙(王子製紙株式会社製)上に、厚み12μmの透明バリアフィルム(凸版印刷株式会社製、商品名:GL-RD)と、厚み15μmの延伸ナイロンフィルム(ユニチカ株式会社製、商品名:ONBC)と、厚み50μmの直鎖状低融点ポリエチレン(LLDPE、タマポリ化学株式会社製、商品名:SE625N)とをこの順に、2液硬化型ウレタン系接着剤を用いてドライラミネートにより貼り合わせた。未晒クラフト紙上にインキを施し、その上にエチレン-メタクリル酸共重合体を押し出し加工して胴部形成用のシートを作製した。オーバーラップ部の幅を8.0mm、テープ材の幅を15.0mmとした。その他は、実施例1と同様にして、内径35mmのチューブ容器を作製した。
(比較例1)
坪量120g/mの未晒クラフト紙(王子製紙株式会社製)上に、厚み12μmの透明バリアフィルム(凸版印刷株式会社製、商品名:GL-RD)と、厚み15μmの延伸ナイロンフィルム(ユニチカ株式会社製、商品名:ONBC)と、厚み50μmの直鎖状低融点ポリエチレン(LLDPE、タマポリ化学株式会社製、商品名:SE625N)とをこの順に、2液硬化型ウレタン系接着剤を用いてドライラミネートにより貼り合わせた。オーバーラップ部の幅を0.0mm、テープ材の幅を3.0mmとした。その他は、実施例1と同様にして、内径35mmのチューブ容器を作製した。
(比較例2)
坪量150g/mの未晒クラフト紙(王子製紙株式会社製)上に、厚み15μmの延伸ナイロンフィルム(ユニチカ株式会社製、商品名:ONBC)と、厚み9μmのアルミニウム箔(東洋アルミニウム株式会社製)と、厚み50μmの直鎖状低融点ポリエチレン(LLDPE、タマポリ化学株式会社製、商品名:SE625N)とをこの順に、2液硬化型ウレタン系接着剤を用いてドライラミネートにより貼り合わせた。未晒クラフト紙上にインキを施し、その上にエチレン-メタクリル酸共重合体を押し出し加工して胴部形成用のシートを作製した。オーバーラップ部の幅を3.0mm、テープ材の幅を2.0mmとした。その他は、実施例1と同様にして、内径35mmのチューブ容器を作製した。
(比較例3)
坪量100g/mの未晒クラフト紙(王子製紙株式会社製)上に、厚み9μmのアルミニウム箔(東洋アルミニウム株式会社製)と、厚み15μmの延伸ナイロンフィルム(ユニチカ株式会社製、商品名:ONBC)と、厚み50μmの直鎖状低融点ポリエチレン(LLDPE、タマポリ化学株式会社製、商品名:SE625N)とをこの順に、2液硬化型ウレタン系接着剤を用いてドライラミネートにより貼り合わせた。オーバーラップ部の幅を0.5mm、テープ材の幅を15.0mmとした。その他は、実施例1と同様にして、内径35mmのチューブ容器を作製した。
(比較例4)
坪量70g/mの未晒クラフト紙(王子製紙株式会社製)上に、厚み12μmの透明バリアフィルム(凸版印刷株式会社製、商品名:GL-RD)と、厚み15μmの延伸ナイロンフィルム(ユニチカ株式会社製、商品名:ONBC)と、厚み50μmの直鎖状低融点ポリエチレン(LLDPE、タマポリ化学株式会社製、商品名:SE625N)とをこの順に、2液硬化型ウレタン系接着剤を用いてドライラミネートにより貼り合わせた。未晒クラフト紙上にインキを施し、その上にエチレン-メタクリル酸共重合体を押し出し加工して胴部形成用のシートを作製した。オーバーラップ部の幅を9.0mm、テープ材の幅を16.0mmとした。その他は、実施例1と同様にして、内径35mmのチューブ容器を作製した。
(比較例5)
厚み12μmの透明バリアフィルム(凸版印刷株式会社製、商品名:GL-RD)と、厚み15μmの延伸ナイロンフィルム(ユニチカ株式会社製、商品名:ONBC)と、厚み100μmの直鎖状低融点ポリエチレン(LLDPE、タマポリ化学株式会社製、商品名:SE625N)とをこの順に、2液硬化型ウレタン系接着剤を用いてドライラミネートにより貼り合わせて胴部形成用のシートを作製した。オーバーラップ部の幅を1.0mm、テープ材の幅を8.0mmとした。その他は、実施例1と同様にして、内径35mmのチューブ容器を作製した。
実施例1~4および比較例1~5で作製したチューブ容器に対して、バリア性評価、振動試験、落下試験、口栓溶着適正評価、使用感評価を行った。
バリア性評価では、酸素と反応すると黄から青に変色するメチレンブルーを用いた。具体的には、メチレンブルーを含有させた寒天ゲルをチューブ容器に充填して常温で3日間静置した後、胴部をオーバーラップ部が延びる方向に対して垂直に切断して輪切りにし、断面の寒天ゲルの変色の有無を確認した。
落下試験では、100mLの水をチューブ容器に充填した状態で、1.5mの高さからチューブ容器の姿勢がランダムになるように10回落下させ、破袋の有無を確認した。
振動試験では、チューブ容器に与える振動の振幅および周波数がランダムになるようにz軸方向(垂直方向であり、容器の軸方向)に15分間振動させ、破袋の有無を確認した(JIS Z 0200)。
口栓溶着適正評価では、実施例1~4および比較例1~5の胴部と注出口部とを熱溶着する工程において、当該熱溶着を200本連続で行い、作製したチューブ容器の胴部が真円成型できないことに由来する検査機の誤検知の有無および、胴部と注出口部との接着不良の有無を確認した。
使用感の評価では、10人のモニターに対して、実際に使用した際の違和感や使いにくさについてヒアリングを行った。
表1に各実施例及び各比較例に係るチューブ容器の構成、オーバーラップ部の幅(重ね幅)、テープ幅、各試験および評価の結果、および総合評価の結果を示す。なお、表1における胴部の構成欄に記載の数値は、紙の坪量(g/m)または層の厚み(μm)を表す。
表1における各試験、評価、総合評価は以下の基準により評価した。
<バリア性評価>
〇:寒天ゲルの変色なし
×:寒天ゲルの変色あり
<落下試験・振動試験>
〇:破袋なし
×:破袋あり
<口栓溶着適正評価>
〇:誤検知または接着不良が生じたチューブ容器の本数が50%未満
×:誤検知または接着不良が生じたチューブ容器の本数が50%以上
<使用感評価>
〇:使用感に違和感や使いにくさを感じた人数が0
×:使用感に違和感や使いにくさを感じた人数が1以上
<総合評価>
〇:バリア性評価、振動試験、落下試験、口栓溶着適正評価、使用感の評価結果がすべて良好(〇)
×:バリア性評価、振動試験、落下試験、口栓溶着適正評価、使用感の評価結果のいずれかが不良(×)
Figure 2022132880000002
表1に示すように、実施例1~4に係るチューブ容器はいずれもオーバーラップ幅が1.0~8.0mmの範囲かつ、テープ幅が4.0~15.0mmの範囲であったため、いずれの試験および評価においても結果が良好であり、バリア性および使用感に優れ、破袋や形成不良も生じておらず耐久性も優れていた。
比較例1は、シートの両端を突き合わせた構成のため、封筒貼りのチューブ容器に比べてバリア性および耐久性が低く、それに加え、テープ幅が4mm未満であったため、製袋時のバラツキにより貼り合わせ部に隙間が発生してテープ材が剥き出しになる場合があった。このため、検査機の誤検知や、溶着した際にテープ切れが発生し、口栓溶着適正評価の結果が不良であった。また、テープ材が剥き出しとなったチューブ容器は、使用途中に破袋してしまい、いずれの試験および評価においても結果が不良であった。
比較例2は、オーバーラップ幅については1.0~8.0mmの範囲であったため、口栓溶着適正評価の結果は良好であった。しかし、テープ幅が4mm未満であったため、製袋時のバラツキにより貼り合わせ部のシールが不十分となり、使用途中に破袋してしまう場合があった。そのため、バリア性評価、振動試験、落下試験、使用感評価の結果が不良であった。
比較例3は、テープ幅が4.0~15.0mmの範囲であったため、振動試験、落下試験、口栓溶着適正評価、使用感評価の結果は良好であった。しかし、オーバーラップ幅が1.0mm未満であったため製袋時のバラツキにより貼り合わせが不十分となり、バリア性評価の結果は不良であった。
比較例4は、オーバーラップ幅が8.0mmを超えており、テープ幅も15.0mmを超えていたため、バリア性評価、落下試験および振動試験において結果は良好であった。しかし、オーバーラップ部のコシが強すぎたため、口栓溶着適正評価および使用感評価の結果は不良であった。口栓溶着適正評価において結果が不良となったのは、胴部の真円成型ができず、検査機の誤検知が多くなったためである。
比較例5は、オーバーラップ幅が1.0~8.0mmの範囲かつ、テープ幅が4.0~15.0mmの範囲であったため、バリア性評価、落下試験および振動試験において結果は良好であった。しかし、比較例5のチューブ容器は、紙層を用いることなくチューブ容器の自立が可能となるように胴部のコシを樹脂で補ったため、他の実施例および比較例に比べてシートが厚く、オーバーラップ部のコシが強くなった。そのため、胴部と注出口部との溶着が困難となり、口栓溶着適正評価の結果は不良であった。また、チューブ容器内の内容物が押し出しにくく残量が多くなったため使用感も悪く、使用感評価の結果も不良であった。
本発明に係るチューブ容器は、医薬品化粧品、食品等の包装材として利用できる。
1 胴部
2 注出口部
3 注出筒部
4 フランジ部
5a、5b 端部
6a、6b 端部
7 オーバーラップ部
20 テープ材
32 紙層
33 基材フィルム層
35 シーラント層
41 シート
100 チューブ容器

Claims (4)

  1. 紙層と最内層のシーラント層とを含み、対向する一対の端縁を有するシートを筒状に丸めて形成した胴部と、
    前記胴部の一方端に取り付けられた注出口部と、
    前記胴部の内面に設けられるテープ材とを備え、
    前記胴部には、一方の前記端縁から所定範囲の部分の最外層に、他方の前記端縁から所定範囲の部分の最内層がシールされたオーバーラップ部が形成されており、
    前記テープ材は、前記シーラント層と接着可能であり、かつ、接着剤を含まないフィルムからなり、前記一方の端縁を覆うように前記胴部を構成する前記シートの最内層にシールされる、チューブ容器。
  2. 前記オーバーラップ部の幅が、1.0mm以上8.0mm未満である、請求項1に記載のチューブ容器。
  3. 前記テープ材の幅が、4.0mm以上15.0mm以下である、請求項1または2に記載のチューブ容器。
  4. 前記シートの最外層に、前記シーラント層に対する溶着性を有する樹脂からなる紙保護層が設けられる、請求項1~3のいずれかに記載のチューブ容器。
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