JP2022138463A - チューブ状容器の胴部、チューブ状容器 - Google Patents

チューブ状容器の胴部、チューブ状容器 Download PDF

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Abstract

【課題】内容物の残量を視認でき、輸送時や使用時に、胴部における積層シートの接合部の強度を保ち、かつ、使用時における内容物の押し出し易さに影響させないチューブ状容器の胴部を提供する。【解決手段】チューブ状容器の胴部は、少なくとも積層シートと透視可能なテープ材とを備え、積層シートは、最外層側から、少なくとも紙層とシーラント層とがこの順で積層されており、積層シートを巻き回して積層シートの対向する一対の端縁同士を離間させた状態で、テープ材が、前記一対の端縁を胴部の内周面側で覆いつつ前記一対の端縁同士を接合するように、積層シートにおける胴部の内周面側に貼り付けられ、前記一対の端縁同士は、1.0mmより長く13.0mmより短い幅で離間されており、積層シートとテープ材は、1.0mmより長く7.0mmより短い幅でシールされており、テープ材の突き刺し強度は、1.0Nより高く20.0Nより低い。【選択図】図2

Description

本発明は、チューブ状容器の胴部およびそれを用いたチューブ状容器に関する。
医薬品、化粧品、食品等を充填して包装することができるチューブ状容器が知られている。このチューブ状容器を構成する胴部の構成として、積層シートの接合部にテープ材が貼り付けられて筒状に形成されたものがある。
例えば、特許文献1には、表面樹脂層と裏面樹脂層とを有する積層シ-トにより、該積層シ-トの裏面樹脂層が容器胴部の内周面層となるようにして成形されている筒状成形体からなり、該筒状成形体の背貼り部が、前記積層シ-トの左、右の側辺部同士の端面を突き合わせた突き合わせ部と、該突き合わせ部における筒状成形体の少なくとも内周面側に貼着されているプラスチック製のシ-ルテ-プとで形成されているチューブ容器胴部が記載されている。
上記特許文献1に記載のチューブ状容器は、チューブ容器胴部を形成している積層シートとチューブ容器内の内容物とが直接接触することが無く、内容物の品質保持特性に対して優れた効果が奏される。
特許第3484542号公報
特許文献1に記載のチューブ容器は、その胴部を用いた容器内部における内容物の残量を視認できないという問題がある。
そこで、本発明は、内容物の残量を視認でき、輸送時や使用時に、胴部における積層シートの接合部の強度を保ち、かつ、使用時における内容物の押し出し易さに影響させないチューブ状容器の胴部を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、少なくとも積層シートと透視可能なテープ材とを備えるチューブ状容器の胴部であって、前記積層シートは、最外層側から、少なくとも紙層とシーラント層とがこの順で積層されており、前記積層シートを巻き回して前記積層シートの対向する一対の端縁同士を離間させた状態で、前記テープ材が、前記一対の端縁を前記胴部の内周面側で覆いつつ前記一対の端縁同士を接合するように、前記積層シートにおける前記胴部の内周面側に貼り付けられ、前記積層シートの一対の端縁同士は、1.0mmより長く13.0mmより短い幅で離間されており、前記積層シートとテープ材は、1.0mmより長く7.0mmより短い幅でシールされており、前記テープ材の突き刺し強度は、1.0Nより高く20.0Nより低い、ことを特徴とするチューブ状容器の胴部である。
請求項2に記載の発明は、前記積層シートは、厚みが30μm以上300μm以下であることを特徴とする、請求項1に記載のチューブ状容器の胴部である。
請求項3に記載の発明は、前記紙層は、セルロース繊維を50%以上含むことを特徴とする、請求項1または2に記載のチューブ状容器の胴部である。
請求項4に記載の発明は、前記テープ材は、少なくともシーラント層とバリア層とを含む積層フィルムからなることを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載のチューブ状容器の胴部である。
請求項5に記載の発明は、前記請求項1から4のいずれかに記載のチューブ状容器の胴部を用いたチューブ状容器である。
請求項6に記載の発明は、一端が閉塞され、内容物を収容することができる、前記請求項1から4のいずれかに記載のチューブ状容器の胴部と、前記チューブ状容器の胴部の他端に取り付けられた、前記チューブ状容器の胴部の前記他端を閉塞可能な注出口部とを含むチューブ状容器であって、前記チューブ状容器の胴部の前記他端は、前記注出口部の周縁部において、前記注出口部の前記チューブ状容器の胴部の前記一端側とは反対側の面に取り付けられていることを特徴とする、請求項5に記載のチューブ状容器である。
請求項7に記載の発明は、前記注出口部は、前記チューブ状容器の胴部の高さ方向に直交する平板状の閉塞部を備え、前記周縁部は、前記閉塞部の端部であって、前記チューブ状容器の胴部の前記他端は、前記閉塞部の前記周縁部において、前記閉塞部の前記チューブ状容器の胴部の前記一端側とは反対側の面に接着されている、請求項6に記載のチューブ状容器である。
本発明のチューブ状容器の胴部は、離間された積層シートの対向する一対の端縁同士を接合するように透視可能なテープ材が胴部の内周面側に貼り付けられているため、積層シートの端縁の間のテープ材を通して内容物の残量を視認することができる。また、積層シートの端縁同士の離間幅および積層シートとテープ材とのシール幅を所定の幅とし、さらに、テープ材の突き刺し強度を所定の強度とすることで、輸送時や使用時に、胴部における積層シートの接合部の強度を保ち、かつ、使用時における内容物の押し出し易さに影響させない。
(a)本発明の実施形態に係るチューブ状容器の胴部を用いたチューブ状容器の一例の正面図である。(b)本発明の実施形態に係るチューブ状容器の胴部を用いたチューブ状容器の一例の側面図である。 (a)図1(a)のA-A線における拡大断面図である。(b)図1(a)における胴部の接合部を胴部の内周面側から見た図である。 本発明の実施形態に係るチューブ状容器の胴部における積層シートの層構成の一例を示す断面図である。 本発明の実施形態に係るチューブ状容器の胴部におけるテープ材の層構成の一例を示す断面図である。 図1(b)のB-B線における拡大断面図である。 (a)実施例1~6および比較例1~6のチューブ状容器の正面図である。(b)図6(a)のチューブ状容器のC-C線における断面図である。
以下、必要に応じて図面を参照して、本発明に係るチューブ状容器100の胴部10およびそれを用いたチューブ状容器100の実施形態の例について説明する。
<チューブ状容器100の胴部10>
図1(a)は、本発明の実施形態に係るチューブ状容器100の胴部10を用いたチューブ状容器100の一例の正面図である。図2(a)は、図1(a)のA-A線における
拡大断面図である。図2(b)は、図1(a)における胴部10の接合部を胴部10の内周面側から見た図である。
本発明の実施形態に係るチューブ状容器100の胴部10は、少なくとも積層シート50と透視可能なテープ材40とを備える。図1、図2に示されるように、胴部10は、例えば略矩形状の積層シート50を巻き回して積層シート50の対向する一対の端縁同士を離間させた状態で、テープ材40が、積層シート50の対向する一対の端縁を胴部10の内周面側で覆いつつ、積層シート50の対向する一対の端縁同士を接合するように、積層シート50における胴部10の内周面側に貼り付けられている。テープ材40は、積層シート50の対向する一対の端縁を胴部10の内周面側で覆い、かつ胴部10の高さ方向に沿って延伸するように設けられている。よって、積層シート50の一対の端縁同士の間の透視可能なテープ材40を通して胴部10に収納された内容物(図示せず)の残量を視認でき、最後まで内容物を使用することが可能となる。ここで、「積層シート50の一対の端縁」とは、積層シート50における、胴部10の高さ方向に沿った一対の端縁を意味する。また「胴部10の高さ方向」とは、図2に示される胴部10の一端に位置する底部31と胴部10の他端に取り付けられた注出口部11とを結ぶ胴部10の軸線方向を意味する。
なお、内容物の残量をより視認しやすくするために、テープ材40および積層シート50に、内容物の残量を示す目盛りの役割を持たせた印刷を施しても良い。
積層シート50の一対の端縁同士がテープ材40により接合された部分(以下、接合部という)において、積層シート50の一対の端縁同士は、1.0mmより長く13.0mmより短い幅で離間されている。図2(b)におけるXが、積層シート50の対向する一対の端縁同士の離間幅を示す。また、積層シート50とテープ材40は、1.0mmより長く7.0mmより短い幅でシールされている。図2(b)におけるYが、積層シート50とテープ材40とのシール幅を示す。さらに、テープ材40の突き刺し強度は、1.0Nより高く20.0Nより低い。1.0N未満の場合、突き刺し強度が弱く、使用中に破袋するおそれがある。20.0N以上の場合、コシが強く、胴部10に収納された内容物を押し出しにくくなる。
積層シート50の一対の端縁同士の離間幅(X)および積層シート50とテープ材40とのシール幅(Y)をそれぞれ上記の幅とし、さらに、テープ材40の突き刺し強度を上記の強度とすることで、輸送時や使用時に、胴部10における積層シート50の接合部の強度を保ち、かつ、使用時における内容物の押し出し易さに影響させない胴部10を提供することができる。
図3は、本発明の実施形態に係るチューブ状容器100の胴部10における積層シート50の層構成の一例を示す断面図である。
積層シート50は、紙を主体とし、最外層側から、少なくとも紙層51とシーラント層54とがこの順で積層される。積層シート50の総厚は、30μm以上300μm以下であることが好ましい。この厚さにより、積層シート50を備える胴部10を用いたチューブ状容器100において、軽い力で内容物を絞り出しやすい。また、内容物を絞り出す際に胴部10を端部までむらなく押しつぶして、胴部10の幅方向端部における曲率半径を小さくし、内容物の残留を抑制できる。
積層シート50は、紙層51の一方面に、基材フィルム層52、バリア層53およびシーラント層54をこの順に積層し、紙層51の他方面に、紙保護層55を積層し、紙保護層55上にインキ層56及びオーバーコートニス層57を積層した多層シートである。以
下、各層の詳細を説明する。
(紙層)
紙層51は、チューブ状容器100の胴部10に強度及びコシを付与する構造層である。紙層51を構成する用紙の種類は特に限定されないが、強度、屈曲耐性、印刷適性を備える点で、片艶クラフト紙または両艶クラフト紙を用いることが好ましい。また、紙層51を構成する用紙として、必要に応じて、耐水紙または耐油紙を使用しても良い。また、紙層51はセルロース繊維を50%以上含む紙であれば良く、セルロース繊維の他に樹脂繊維を含む混抄紙であっても良い。
紙層51に用いる紙の坪量は、30g/m以上300g/m以下が好ましく、50g/m以上150g/m以下であることがより好ましい。紙層51に用いる紙の坪量が30g/m未満である場合、内層フィルムを厚くする必要があり、プラスチック比率が上がってしまい、300g/mを超える場合、紙のコシや断熱性が影響し、製筒性、成型性、溶着性が悪くなり、また製造コストの面でも好ましくない。
(基材フィルム層)
基材フィルム層52は、積層シート50に耐熱性、加熱時の強靭性、および物理的強度を付与する層である。基材フィルム層52は、バリア層53の基材となる層でもある。基材フィルム層52を構成するフィルムの材質は特に限定されないが、耐熱性、加熱時の強靭性、および物理的強度の観点から、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド等の延伸フィルムを用いることが好ましい。ただし、基材フィルム層52を紙により構成しても良い。
(バリア層)
バリア層53は、酸素や水蒸気等を遮断して、内容物の保存性を向上させる機能層である。バリア層53は、例えば、ナイロン、シリカやアルミナ等の無機化合物の蒸着膜、アルミニウム等の金属蒸着膜、アルミニウム等の金属箔、板状鉱物及び/またはバリア性樹脂を含むバリアコート剤の塗膜の1種以上により構成することができる。バリアコート剤に用いるバリア性樹脂としては、エチレン-ビニルアルコール共重合体(EVOH)やポリ塩化ビニリデン(PVDC)等を使用することができ、バリアコート剤にはバリア性樹脂以外のバインダー樹脂が適宜配合される。バリア層53は、予め基材フィルム層52上に積層されてバリアフィルムを構成していても良いし、単層膜として設けられても良い。なお、アルミニウムなど遮光性の高い材料を使用することで、インキよりも高い遮光性を付与できる。
(シーラント層)
シーラント層54の材質は特に限定されないが、ポリプロピレン、ポリエチレン、環状ポリオレフィン、ポリエステル等の熱可塑性樹脂であることが好ましい。シーラント層54には、軟化温度が基材フィルム層52の軟化温度より20℃以上低い樹脂を用いる。シーラント層54の軟化温度が、基材フィルム層52の軟化温度より20℃以上低くない場合、シール時に基材フィルム層52が軟化してピンホールが発生する可能性が高くなるため好ましくない。シーラント層54の軟化温度は、基材フィルム層52の軟化温度より40℃以上低いことがより好ましい。
シーラント層54に用いる熱可塑性樹脂は、後述するテープ材40における第2のシーラント層43に用いる樹脂および注出口部11の材料を構成する熱可塑性樹脂のそれぞれに対して密着性を有するものであれば良いが、テープ材40における第2のシーラント層43に用いる樹脂および注出口部11に用いる熱可塑性樹脂と同じ材質であることが好ましい。シーラント層54に用いる熱可塑性樹脂を、テープ材40における第2のシーラン
ト層43に用いる樹脂および注出口部11に用いる熱可塑性樹脂と同じにすることにより、積層シート50とテープ材40とのシール強度、および、積層シート50と注出口部11とのシール強度をそれぞれ向上させることができる。
(紙保護層)
紙保護層55は、紙層51への内容物や汚れの付着から保護するための層である。紙保護層55の材料や形成方法は特に限定されないが、熱可塑性樹脂の押出コートや、耐水剤あるいは耐油剤等のコート剤のコートにより紙保護層55を積層することができる。紙保護層55の厚みは、0.2μm~50μmであることが好ましく、0.5μm~20μmであることがより好ましい。紙保護層55の厚みが0.2μm未満である場合、紙保護層55にピンホールが発生する可能性があり、紙層51の保護が不十分となる場合がある。また、紙保護層55の厚みが50μmを超える場合、製造コストの面や、樹脂使用量が多くなることによる省資源化や環境保護の面で好ましくない。
(インキ層、オーバーコートニス層)
インキ層56は、各種表示を行うために印刷により施される層であり、オーバーコートニス層57は、耐摩性等を付与するための層である。インキ層56とオーバーコートニス層57の積層順序は図3と逆であっても良い。また、オーバーコートニス層57が紙保護層55を兼ねていても良い。
なお、図3に示した積層シート50の層構成において、基材フィルム層52、バリア層53、紙保護層55、インキ層56及びオーバーコートニス層57の1層以上を省略しても良い。
図4は、本発明の実施形態に係るチューブ状容器100の胴部10におけるテープ材40の層構成の一例を示す断面図である。
図4に示されるように、テープ材40は、例えば、内容物側(内層側)から、第1のシーラント層41、バリア層42、第2のシーラント層43の順で積層した積層フィルムである。
第1のシーラント層41は、注出口部11の材料を構成する熱可塑性樹脂に対して密着性を有するものであれば良い。第2のシーラント層43は、積層シート50の最内層であるシーラント層54に対して密着性を有するものであれば良いが、内容物と直接接触するため、少なくとも第2のシーラント層43は、接着剤等を使用しない熱接着性の材料を用いることが望ましい。
また、テープ材40における第2のシーラント層43に用いる材料は、積層シート50におけるシーラント層54に用いる熱可塑性樹脂および注出口部11の材料を構成する熱可塑性樹脂と同じ材質であることが好ましい。積層シート50とテープ材40とのシール強度、および、テープ材40と注出口部11とのシール強度をそれぞれ向上させることができるためである。
また、図4において、テープ材40は、例えば3層としたが、少なくとも1層のシーラント層より構成され、積層シート50および注出口部11と密着可能であればよく、用いる積層シート50の材質等によって適宜任意に変更される。図4に示されるように、バリア層42も積層することで、テープ材40にバリア性が付与され、胴部10全体でバリア性を確保できる。
<チューブ状容器100の胴部10を用いたチューブ状容器100の一例>
図1(a)は、本発明の実施形態に係るチューブ状容器100の胴部10を用いたチューブ状容器100の一例の正面図である。図1(b)は、本発明の実施形態に係るチューブ状容器100の胴部10を用いたチューブ状容器100の一例の側面図である。
図1に示されるように、チューブ状容器100は、上述したチューブ状容器100の胴部10と注出口部11を含む。チューブ状容器100の胴部10は一端が閉塞され、注出口部11は、その胴部10の他端に取り付けられている。また、チューブ状容器100は、一例として、注出口部11に取り付けられるヒンジキャップ(図示せず)をさらに備える。なお、図1では、便宜上、注出口部11は、ヒンジキャップ(図示せず)が取り付けられていない状態を示している。
チューブ状容器100の胴部10は、一端に位置する底部31が閉塞され、内容物(図示せず)が収容されている。底部31における積層シート50同士の接着方法は、特に限定されないが、例えば対向させた積層シート50の最内層同士の間、および、対向させたテープ材40の最内層と積層シート50の最内層との間に、それぞれポリエチレンを含んだ接着層を設けて、これらを熱溶着する方法を用いることができる。
図5は、図1(b)のB-B線における拡大断面図である。注出口部11は、胴部10の他端に位置する頂部11に取り付けられ、胴部10の頂部11を閉塞可能とする部材である。注出口部11は、胴部10の高さ方向に直交する平板状の閉塞部21を備える。
閉塞部21は、一例として円板形状であるが、平板状であれば形状は限定されず、楕円、長円、多角形等であってもよい。注出口部11の材料は、特に限定されないが、低密度ポリエチレン等の樹脂材料を好適に用いることができる。また、胴部10と共に注出口部11にもバリア機能を付与した材料を用いることで、チューブ状容器100全体のバリア機能が向上し、内容物の品質をより保護することができる。閉塞部21を平板状に形成した注出口部11は、テーパ形状に形成された従来技術に係る注出口部11と比較して、使用する材料を低減することができる。
閉塞部21は、一例として略中心部に円環状のハーフカット22を有し、ハーフカット22の内側にプルリング23を備える。閉塞部21が、ハーフカット22とプルリング23とを備えることにより、チューブ状容器100の使用者は、プルリング23を引っ張りハーフカット22に沿って閉塞部21の一部を除去することで、閉塞部21に内容物を取り出すための開口を形成することができる。なお、ハーフカット22とプルリング23とを設けずに、閉塞部21に内容物を取り出すための開口をあらかじめ形成してもよい。
胴部10の頂部11は、注出口部11の周縁部において、注出口部11の胴部10の底部31側とは反対側の面に取り付けられている。図5では、胴部10の頂部11は、閉塞部21の端部(周縁部)において、閉塞部21の胴部10の底部31側とは反対側の面に接着されている。
胴部10と閉塞部21との接着方法は、特に限定されないが、例えば積層シート50の最内層にポリエチレンを含んだシーラント層を設けるとともにポリエチレンを含んだ材料で注出口部11を形成して、これらを熱溶着する方法を用いることができる。
ヒンジキャップ(図示せず)は、注出口部11に取り付けられ、注出口部11に形成された開口の閉塞および開放を可能にする部材である。
なお、注出口部11に形成された開口の閉塞および開放を実現するための形態はヒンジキャップに限定されず、例えば、注出口部11に設けた外ネジを有する円筒部と、この外
ネジに螺着可能な内ネジを備えるキャップとを含む形態としてもよい。
チューブ状容器100では、注出口部11が胴部10の高さ方向に直交する平板状の閉塞部21を備えるとともに、胴部10の頂部11は、閉塞部21の端部において、閉塞部21の胴部10の底部31側とは反対側の面に接着されている。このため、指等で胴部10を閉塞部21の端部で折り曲げることにより、胴部10にわずかに残った内容物を、閉塞部21の内方側の平面と胴部10の内面とで挟み込むことにより注出口部11の開口の周辺へ向かって押し出すことができる。
また、注出口部11の閉塞部21は平板状であるため、従来技術のようにテーパ形状に形成された注出口部とは異なり、内方側に内容物の残留を可能とする空間を有さない。このため、注出口部11の開口の周辺へ向かって押し出された内容物を、胴部10および注出口部11の内部へ残留させることなく開口から絞り出すことができる。この結果、容器内部における内容物の残留を抑制することができる。
なお、チューブ状容器100では、上述のように、胴部10を折り曲げながら内容物を絞り出すことで内容物の残留を抑制することができる。このため、胴部10を容易に折り曲げることが可能となる、剛性が低い(コシが強くない)積層シート50で胴部10を形成することが好ましい。
上述したとおり、チューブ状容器100の胴部10を構成する積層シート50の厚みを30μm以上300μm以下とすることで、その積層シート50を備える胴部10を用いたチューブ状容器100において、軽い力で内容物を絞り出しやすく、内容物の残留を抑制できる。また、胴部10を容易に折り曲げることも可能となる。
また、キャップとして、上述のヒンジキャップを設けると、閉塞部21と螺合し、回転させて開栓するキャップを設ける場合に比べて、開栓時に手でつかまれる胴部10に要求される捩じれに対する剛性を低減できるので、剛性が低い積層シート50を採用しやすく好ましい。
本願発明者は、実施例1~6および比較例1~6のチューブ状容器を用いて、使用感としての揉み試験、落下試験、振動試験、使用後の内容物残量、および内容物視認性を確認する試験を実施した。
図6(a)は、実施例1~6および比較例1~6のチューブ状容器の正面図である。図6(b)は、図6(a)のチューブ状容器のC-C線における断面図である。実施例1~6および比較例1~6は、すべて積層シートとテープ材とを備える胴部、および注出口部より構成されている。
実施例1~6および比較例1~6における注出口部は、ポリエチレン樹脂が用いられ、射出成型により成型されている。また、実施例1~6および比較例1~6は、胴部と注出口部を熱溶着され、注出口部近傍の胴部の内径(図6(b)におけるDの長さ)が35mmで、胴部の高さ方向の長さ(図6(a)におけるEの長さ)が175.1±1.50mmのチューブ状容器を用いた。
実施例1~6および比較例1~6におけるテープ材の層構成は、下記のとおりである。
ポリエチレン(タマポリ株式会社製、商品名:SE625N)(50μm)の2層の間に、無機蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム(凸版印刷株式会社製、商品名:GL-RD)(12μm)を積層し、2液硬化型ウレタン系接着剤を用いてドライラミネート
で貼り合わせた。
上記テープ材を15mmの幅にマイクロスリットし、胴部形成時における積層シートの対向する一対の端縁同士の接合に使用した。
実施例1~6および比較例1~6のそれぞれの胴部の構造について説明する。
(実施例1)
積層シートの層構成は下記のとおりである。
最外層側から、未晒クラフト紙(王子製紙株式会社製)(120g/m)、無機蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム(凸版印刷株式会社製、商品名:GL-RD)(12μm)、延伸ナイロン(ONY)(ユニチカ株式会社製、商品名:ONBC)(15μm)、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)(タマポリ株式会社製、商品名:SE625N)(50μm)の順で積層し、2液硬化型ウレタン系接着剤を用いてドライラミネートで貼り合わせた。また、未晒クラフト紙の無機蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルムと反対側に、インキ、オーバーコートニスを施して、胴部における積層シートを作製した。
その積層シートを略矩形状に形成した。
胴部の筒状形成の方法は下記のとおりである。
上記略矩形状の積層シートを巻き回して積層シートの対向する一対の端縁同士を離間させた状態で、上述したテープ材を、前記一対の端縁を胴部の内周面側で覆いつつ前記一対の端縁同士を接合するように、積層シートにおける胴部の内周面側に貼り付けた。
積層シートの一対の端縁同士は、13.0mmの幅で離間されている。積層シートとテープ材は、1.0mmの幅でシールされている。テープ材の突き刺し強度は、20.0Nである。
(実施例2)
積層シートの層構成は下記のとおりである。
最外層側から、未晒クラフト紙(王子製紙株式会社製)(100g/m)、アルミ箔(9μm)、延伸ナイロン(ONY)(ユニチカ株式会社製、商品名:ONBC)(15μm)、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)(タマポリ株式会社製、商品名:SE625N)(50μm)の順で積層し、2液硬化型ウレタン系接着剤を用いてドライラミネートで貼り合わせた。また、未晒クラフト紙のアルミ箔と反対側に、インキ、オーバーコートニスを施して、胴部における積層シートを作製した。
その積層シートを略矩形状に形成した。
胴部の筒状形成の方法は、実施例1と同じである。
積層シートの一対の端縁同士は、9.0mmの幅で離間されている。積層シートとテープ材は、3.0mmの幅でシールされている。テープ材の突き刺し強度は、1.0Nである。
(実施例3)
積層シートの層構成は下記のとおりである。
最外層側から、未晒クラフト紙(王子製紙株式会社製)(70g/m)、無機蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム(凸版印刷株式会社製、商品名:GL-RD)(12μm)、延伸ナイロン(ONY)(ユニチカ株式会社製、商品名:ONBC)(15μm)、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)(タマポリ株式会社製、商品名:SE625N)(50μm)の順で積層し、2液硬化型ウレタン系接着剤を用いてドライラミネートで貼り合わせた。また、未晒クラフト紙の無機蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルムと反対側に、インキ、オーバーコートニスを施して、胴部における積層シートを作製した。
その積層シートを略矩形状に形成した。
胴部の筒状形成の方法は、実施例1と同じである。
積層シートの一対の端縁同士は、5.0mmの幅で離間されている。積層シートとテープ材は、5.0mmの幅でシールされている。テープ材の突き刺し強度は、10.0Nである。
(実施例4)
積層シートの層構成は下記のとおりである。
最外層側から、ポリエチレン(15μm)、未晒クラフト紙(王子製紙株式会社製)(120g/m)、無機蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム(凸版印刷株式会社製、商品名:GL-RD)(12μm)、延伸ナイロン(ONY)(ユニチカ株式会社製、商品名:ONBC)(15μm)、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)(タマポリ株式会社製、商品名:SE625N)(50μm)の順で積層し、2液硬化型ウレタン系接着剤を用いてドライラミネートで貼り合わせて、胴部における積層シートを作製した。
その積層シートを略矩形状に形成した。
胴部の筒状形成の方法は、実施例1と同じである。
積層シートの一対の端縁同士は、2.0mmの幅で離間されている。積層シートとテープ材は、6.5mmの幅でシールされている。テープ材の突き刺し強度は、12.0Nである。
(実施例5)
積層シートの層構成は下記のとおりである。
最外層側から、EMAA樹脂(8μm)、未晒クラフト紙(王子製紙株式会社製)(150g/m)、アルミ箔(9μm)、延伸ナイロン(ONY)(ユニチカ株式会社製、商品名:ONBC)(15μm)、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)(タマポリ株式会社製、商品名:SE625N)(50μm)の順で積層し、2液硬化型ウレタン系接着剤を用いてドライラミネートで貼り合わせて、胴部における積層シートを作製した。
その積層シートを略矩形状に形成した。
胴部の筒状形成の方法は、実施例1と同じである。
積層シートの一対の端縁同士は、4.0mmの幅で離間されている。積層シートとテープ材は、5.5mmの幅でシールされている。テープ材の突き刺し強度は、6.0Nである。
(実施例6)
積層シートの層構成は下記のとおりである。
最外層側から、未晒耐油紙(84g/m)、無機蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム(凸版印刷株式会社製、商品名:GL-RD)(9μm)、延伸ナイロン(ONY)(ユニチカ株式会社製、商品名:ONBC)(15μm)、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)(タマポリ株式会社製、商品名:SE625N)(50μm)の順で積層し、2液硬化型ウレタン系接着剤を用いてドライラミネートで貼り合わせた。また、未晒耐油紙の無機蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルムと反対側に、インキ、オーバーコートニスを施して、胴部における積層シートを作製した。
その積層シートを略矩形状に形成した。
胴部の筒状形成の方法は、実施例1と同じである。
積層シートの一対の端縁同士は、1.0mmの幅で離間されている。積層シートとテープ材は、7.0mmの幅でシールされている。テープ材の突き刺し強度は、15.0Nである。
(比較例1)
積層シートの層構成は、実施例1と同じである。
胴部の筒状形成の方法は、実施例1と同じである。
積層シートの一対の端縁同士は、0.0mmの幅で離間されており、外部からテープ材は見えない。積層シートとテープ材は、7.5mmの幅でシールされている。テープ材の突き刺し強度は、7.0Nである。
(比較例2)
積層シートの層構成は、実施例2と同じである。
積層シートの一対の端縁同士は、15.0mmの幅で離間されている。積層シートとテープ材は重ね合わされておらず(シール幅0.0mm)、シールできなかった。テープ材の突き刺し強度は、1.0Nである。
(比較例3)
積層シートの層構成は下記のとおりである。
最外層側から、未晒クラフト紙(王子製紙株式会社製)(70g/m)、アルミ箔(9μm)、ポリエチレンテレフタレート(PET)(12μm)、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)(タマポリ株式会社製、商品名:SE625N)(50μm)の順で積層し、2液硬化型ウレタン系接着剤を用いてドライラミネートで貼り合わせた。また、未晒クラフト紙のアルミ箔と反対側に、インキ、オーバーコートニスを施して、胴部における積層シートを作製した。
その積層シートを略矩形状に形成した。
胴部の筒状形成の方法は、実施例1と同じである。
積層シートの一対の端縁同士は、13.0mmの幅で離間されている。積層シートとテープ材は、1.0mmの幅でシールされている。テープ材の突き刺し強度は、0.7Nである。
(比較例4)
積層シートの層構成は、実施例4と同じである。
胴部の筒状形成の方法は、実施例1と同じである。
積層シートの一対の端縁同士は、1.0mmの幅で離間されている。積層シートとテー
プ材は、7.0mmの幅でシールされている。テープ材の突き刺し強度は、29.0Nである。
(比較例5)
積層シートの層構成は、実施例5と同じである。
胴部の筒状形成の方法は、実施例1と同じである。
積層シートの一対の端縁同士は、0.9mmの幅で離間されている。積層シートとテープ材は、7.1mmの幅でシールされている。テープ材の突き刺し強度は、0.9Nである。
(比較例6)
積層シートの層構成は、実施例6と同じである。
胴部の筒状形成の方法は、実施例1と同じである。
積層シートの一対の端縁同士は、14.0mmの幅で離間されている。積層シートとテープ材は、0.5mmの幅でシールされている。テープ材の突き刺し強度は、21.0Nである。
(試験方法)
実施例1~4、比較例1~6のチューブ状容器について、下記の通り、試験を行った。
(揉み試験)
チューブ状容器に100mlの水を入れ、スクイーズを想定して100回揉み、使用感を確認した。
(落下試験)
チューブ状容器に100mlの水を入れ、1.5mの高さからランダムに10回落下して、テープ材の破れの有無を確認した(JIS Z 0232参考)。
(振動試験)
ランダム振動試験15分/z軸(振動方向は垂直方向(z軸)とする)にて、テープ材へのピンホール発生や破袋の有無を目視にて確認した。(JIS Z 0232参考)。
(使用後の内容物残量確認)
モニター10人で使用後の内容物残量を確認した。具体的には、同じ種類のチューブ状容器5本/人にて、100mlの粘体を封入したチューブ状容器から粘体を絞り出して粘体(内容物)の残量を確認し、その平均値を示した。
(内容物視認性)
チューブ状容器に内容物(色水)を入れ、内容物の水嵩が分かるか否かを確認した。
(試験結果・考察)
上記試験方法による試験結果を表1に示す。
なお、表1において、「揉み試験」における「〇」は、揉んだ時の使用感が良好であることを示し、「×」は、揉んだ時の使用感が不良であることを示す。「落下試験」における「〇」は、テープ材が破れなかったことを示し、「×」は、テープ材が破れたことを示す。また、「振動試験」における「〇」は、テープ材にピンホールの発生や破袋がなかっ
たことを示し、「×」は、テープ材にピンホールの発生や破袋があったことを示す。「視認性」における「〇」は、水嵩が目視で分かったことを示し、「×」は、水嵩が目視で分かりにくかったことを示す。
また、表1における積層シートの構成欄に記載の数値は、紙の坪量(g/m)、樹脂量の厚み(μm)、またはアルミ箔の厚み(μm)を表す。
実施例1~4は、揉み試験、落下試験、振動試験、および内容物視認性の全てにおいて〇であった。
一方、比較例1、3、および比較5、6は、揉み試験、落下試験、振動試験、または内容物視認性のいずれかが×であった。比較例2は、積層シートとテープ材がシールされていないため、胴部を形成することができず、試験の全項目において評価できなかった。比較例3は、テープ材の強度が低く、テープ材が容易に破れた。比較例4は、テープ材のコシが強く、内容物が押し出しにくかった。比較例5および6は、胴部形成時に積層シートとテープ材とのシール部が蛇行することによりシールが不十分である、または、胴部において積層シートとテープ材がシールされていない部分があった。
以上の試験結果より、積層シートの端縁同士は、1.0mmより長く13.0mmより短い幅で離間され、積層シートとテープ材は、1.0mmより長く7.0mmより短い幅でシールされ、かつ、テープ材の突き刺し強度が、1.0Nより高く20.0Nより低い場合、内容物の残量を視認でき、胴部における積層シートの接合部の強度を保ち、かつ、胴部を揉んだ時の使用感が良好(胴部における内容物の押し出し易さに影響させない)ことが分かる。
Figure 2022138463000002
以上の通り、本発明のチューブ状容器の胴部は、離間された積層シートの対向する一対の端縁同士を接合するように透視可能なテープ材が胴部の内周面側に貼り付けられているため、積層シートの端縁の間のテープ材を通して内容物の残量を視認することができる。また、積層シートの端縁同士の離間幅(図2(b)で示されるX)および積層シートとテープ材とのシール幅(図2(b)で示されるY)を所定の幅とし、さらに、テープ材の突き刺し強度を所定の強度とすることで、輸送時や使用時に、胴部における積層シートの接合部の強度を保ち、かつ、使用時における内容物の押し出し易さに影響させない。
10・・・チューブ状容器の胴部
11・・・頂部
20・・・注出口部
21・・・閉塞部
22・・・ハーフカット
23・・・プルリング
31・・・底部
40・・・テープ材
41・・・第1のシーラント層
42・・・バリア層
43・・・第2のシーラント層
50・・・積層シート
51・・・紙層
52・・・基材フィルム層
53・・・バリア層
54・・・シーラント層
55・・・紙保護層
56・・・インキ層
57・・・オーバーコートニス層
100・・・チューブ状容器
X・・・積層シートの一対の端縁同士の離間幅
Y・・・積層シートとテープ材とのシール幅

Claims (7)

  1. 少なくとも積層シートと透視可能なテープ材とを備えるチューブ状容器の胴部であって、
    前記積層シートは、最外層側から、少なくとも紙層とシーラント層とがこの順で積層されており、
    前記積層シートを巻き回して前記積層シートの対向する一対の端縁同士を離間させた状態で、前記テープ材が、前記一対の端縁を前記胴部の内周面側で覆いつつ前記一対の端縁同士を接合するように、前記積層シートにおける前記胴部の内周面側に貼り付けられ、
    前記積層シートの一対の端縁同士は、1.0mmより長く13.0mmより短い幅で離間されており、
    前記積層シートとテープ材は、1.0mmより長く7.0mmより短い幅でシールされており、
    前記テープ材の突き刺し強度は、1.0Nより高く20.0Nより低い、ことを特徴とするチューブ状容器の胴部。
  2. 前記積層シートは、厚みが30μm以上300μm以下であることを特徴とする、請求項1に記載のチューブ状容器の胴部。
  3. 前記紙層は、セルロース繊維を50%以上含むことを特徴とする、請求項1または2に記載のチューブ状容器の胴部。
  4. 前記テープ材は、少なくともシーラント層とバリア層とを含む積層フィルムからなることを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載のチューブ状容器の胴部。
  5. 前記請求項1から4のいずれかに記載のチューブ状容器の胴部を用いたチューブ状容器。
  6. 一端が閉塞され、内容物を収容することができる、前記請求項1から4のいずれかに記載のチューブ状容器の胴部と、前記チューブ状容器の胴部の他端に取り付けられた、前記チューブ状容器の胴部の前記他端を閉塞可能な注出口部とを含むチューブ状容器であって、前記チューブ状容器の胴部の前記他端は、前記注出口部の周縁部において、前記注出口部の前記チューブ状容器の胴部の前記一端側とは反対側の面に取り付けられていることを特徴とする、請求項5に記載のチューブ状容器。
  7. 前記注出口部は、前記チューブ状容器の胴部の高さ方向に直交する平板状の閉塞部を備え、前記周縁部は、前記閉塞部の端部であって、前記チューブ状容器の胴部の前記他端は、前記閉塞部の前記周縁部において、前記閉塞部の前記チューブ状容器の胴部の前記一端側とは反対側の面に接着されている、請求項6に記載のチューブ状容器。
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