JP2019182463A - スパウト付き袋 - Google Patents

スパウト付き袋 Download PDF

Info

Publication number
JP2019182463A
JP2019182463A JP2018073326A JP2018073326A JP2019182463A JP 2019182463 A JP2019182463 A JP 2019182463A JP 2018073326 A JP2018073326 A JP 2018073326A JP 2018073326 A JP2018073326 A JP 2018073326A JP 2019182463 A JP2019182463 A JP 2019182463A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
spout
layer
adhesive resin
resin layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018073326A
Other languages
English (en)
Inventor
渕田 泰司
Taiji Fuchita
泰司 渕田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyodo Printing Co Ltd
Original Assignee
Kyodo Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyodo Printing Co Ltd filed Critical Kyodo Printing Co Ltd
Priority to JP2018073326A priority Critical patent/JP2019182463A/ja
Publication of JP2019182463A publication Critical patent/JP2019182463A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】自立可能であり、高度の耐衝撃性を有し、かつ、高度のバリア性を有する、スパウト付き袋を提供すること。【解決手段】袋本体と、袋本体に固定されたスパウトとを有するスパウト付き袋であって、袋本体が、基材層11、第3の接着性樹脂層12、内部シーラント層13、第1の接着性樹脂層14、バリア層15、第2の接着性樹脂層16、及び外部シーラント層17をこの順に有する袋形成用積層体10から構成されており、バリア層15が、エチレン−ビニルアルコール共重合体を含み、第1の接着性樹脂層14及び第2の接着性樹脂層16が、熱可塑性樹脂から構成されており、かつ、スパウトが、袋本体を構成する袋形成用積層体10の外部シーラント層17の面に固定されている、スパウト付き袋。【選択図】図1

Description

本発明は、スパウト付き袋に関する。
液状物品(例えば液状食品)の流通には、バッグインボックスが多用されている。バッグインボックスとは、折り畳み可能な合成樹脂製の薄肉内容器と、積み重ね性、持ち運び性、及び印刷適正を有する外装段ボール箱とを組み合わせた容器をいう。
このようなバッグインボックスに用いる内容器は、内容物の保護、内容物の香気の発散等を抑制するためのバリア性と、輸送、落下等の際の衝撃に耐えうる耐衝撃性とを具備していることが要求され、従来、種々の検討がなされている。
例えば特許文献1には、特定のエチレン含有量及びケン化度のエチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)と、ポリアミノアミドとから成る樹脂組成物層を有するバッグインボックス内容器が開示されており、この内容器は、EVOHの高いガス遮断性を維持しながら、輸送時及び持ち運び時の屈曲、振動等によるピンホールの発生が極めて少ないものであると説明されている。
特許文献2には、内容物を注入・排出するための注出口(スパウト)が取り付けられたバッグインボックス用袋が記載されている。このバッグインボックス用袋の袋本体は、表面にEVOH樹脂層を有する内袋用シートと、内袋用シートの非表面層の面に重ね合わされる外袋用シートとから成る包装材料が袋体を構成し、かつ袋体の片面に注出口を取付けるための開口部が儲けられた構成を有する。この特許文献2には、上記構成のバッグインボックス用袋が、内容物の香気を袋体外部に発散することなく、袋体材料の樹脂臭が内容物に移行等して内容物の香気を損なうことなく、かつ、シール部の熱融着が安定していると説明されている。
一方、袋とともに外装段ボール箱を用いるバッグインボックスとは異なり、外装段ボール箱を用いずに、袋自体が単独で用いられるスパウト付き袋についても、検討されている。
例えば、特許文献3は、外装段ボール箱を用いないスパウト付きガセット袋に関する。この特許文献3には、例えば、ナイロンフィルム、アルミニウムを蒸着したポリエステルフィルム、及び鎖状低密度ポリエチレンフィルムがこの順に積層されて成る合成樹脂製シートから構成されたガセット袋が開示されている。
また、特許文献4〜6には、それぞれ、把持部(取手)付のガセット袋の構造が記載されている。
特開平10−128883号公報 特開平7−300141号公報 特開2017−119529号公報 特開2017−43403号公報 特開2017−81593号公報 特開2018−24453号公報
食品容器、容器、包装等についての衛生規則を国際整合的に整備するために、食品衛生法等の改正が検討されており、食品工場への段ボールの持ち込み規制が見込まれている。そのため、食品流通分野において、バッグインボックス容器からスパウト付き袋、特にスパウト付き重量袋への転換が求められている。
スパウト付き袋は、外装段ボール箱を持たないため、袋自体で自立できる必要がある。また、外装段ボール箱の保護がない状態でも、輸送時の振動、落下時の衝撃等によって破袋が生じ難い、高度の耐衝撃性が求められる。更に、特に食品流通分野では、内容物である食品の保護等のために、高度のバリア性が求められる。
本発明の目的は、上記の要請を満たすことであり、具体的には、自立可能であり、高度の耐衝撃性を有し、かつ、高度のバリア性を有する、スパウト付き袋を提供することである。
本発明は、以下のとおりである。
《態様1》袋本体と、上記袋本体に固定されたスパウトと
を有するスパウト付き袋であって、
上記袋本体が、基材層、第3の接着性樹脂層、内部シーラント層、第1の接着性樹脂層、バリア層、第2の接着性樹脂層、及び外部シーラント層をこの順に有する袋形成用積層体から構成されており、
上記バリア層が、エチレン−ビニルアルコール共重合体を含み、
前記第1の接着性樹脂層及び前記第2の接着性樹脂層が、熱可塑性樹脂から構成されており、かつ、
上記スパウトが、上記袋本体を構成する上記袋形成用積層体の上記外部シーラント層側の面に固定されている、
スパウト付き袋。
《態様2》上記エチレン−ビニルアルコール共重合体のエチレン含量が、33モル%以上46モル%以下である、《態様1》に記載のスパウト付き袋。
《態様3》上記エチレン−ビニルアルコール共重合体のエチレン含量が、35モル%以上42モル%以下である、《態様2》に記載のスパウト付き袋。
《態様4》上記外部シーラント層の厚みの上記袋形成用積層体の厚みに対する比が25%上65%以下である、
《態様1》〜《態様3》のいずれか一項に記載のスパウト付き袋。
《態様5》上記外部シーラント層の厚みが50μm以上100μm以下である、《態様1》〜《態様4》のいずれか一項に記載のスパウト付き袋。
《態様6》上記外部シーラント層がポリオレフィンを含む、《態様1》〜《態様5》のいずれか一項に記載のスパウト付き袋。
《態様7》上記外部シーラント層が鎖状低密度ポリエチレンを含む、《態様6》に記載のスパウト付き袋。
《態様8》上記第1の接着性樹脂層及び上記第2の接着性樹脂層が、不飽和ジカルボン酸変性ポリオレフィンを含む、《態様1》〜《態様7》のいずれか一項に記載のスパウト付き袋。
《態様9》上記第1の接着性樹脂層及び上記第2の接着性樹脂層が、マレイン酸変性ポリエチレンを含む、《態様8》に記載のスパウト付き袋。
《態様10》上記基材層がポリアミドを含む、《態様1》〜《態様9》のいずれか一項に記載のスパウト付き袋。
《態様11》上記基材層がナイロンを含む、《態様10》に記載のスパウト付き袋。
《態様12》上記スパウトがポリオレフィンを含む、《態様1》〜《態様11》のいずれか一項に記載のスパウト付き袋。
《態様13》上記スパウトが鎖状低密度ポリエチレンを含む、《態様12》に記載のスパウト付き袋。
《態様14》平パウチ、スタンディングパウチ、ガセット袋、又はピロー袋である、《態様1》〜《態様13》のいずれか一項に記載のスパウト付き袋。
《態様15》容量が1L以上の重量袋である、《態様1》〜《態様14》のいずれか一項に記載のスパウト付き袋。
《態様16》使用時、又は持ち運び時に手を入れることができる把持部を有する、《態様1》〜《態様15》のいずれか一項に記載のスパウト付き袋。
《態様17》《態様1》〜《態様16》のいずれか一項に記載のスパウト付き袋と、
上記スパウト付き袋に収納された内容物と
を有する、内容物入りスパウト付き袋。
《態様18》上記内容物が液状又は粘稠体状の物品である、《態様17》に記載の内容物入りスパウト付き袋。
本発明によると、自立可能であり、高度の耐衝撃性を有し、かつ、高度のバリア性を有する、スパウト付き袋が提供される。
図1は、本発明のスパウト付き袋に用いられる袋形成用積層体の構成例を示す概略断面図である。 図2(a)は、本発明のある実施態様で好ましく用いられるスパウトの一例を示す概略斜視図である。図2(b)は、図2(a)のスパウトと、袋形成用積層体の外部シーラント層とを固定する態様の一例を示す概略断面図である。 図3(a)は、本発明の別の実施態様で好ましく用いられるスパウトの一例を示す概略斜視図である。図3(b)は、図3(a)のスパウトと、袋形成用積層体の外部シーラント層とを固定する態様の一例を示す概略断面図である。 図4(a)は、本発明の更に別の実施態様で好ましく用いられるスパウトの一例を示す概略斜視図である。図4(b)は、図4(a)のスパウトと、袋形成用積層体の外部シーラント層とを固定する態様の一例を示す概略断面図である。 図5は、本発明のスパウト付き袋の一例の構成を示す概略正面図である。 図6は、図5のスパウト付き袋の内容物充填時の形態を示す概略斜視図である。 図7は、本発明のスパウト付き袋の別の一例の内容物充填時の形態を示す概略斜視図である。 図8は、本発明のスパウト付き袋の更に別の一例の内容物充填時の形態を示す概略斜視図である。
《スパウト付き袋》
本発明のスパウト付き袋は、
袋本体と、袋本体に固定されたスパウトと
を有するスパウト付き袋であって、
袋本体が、基材層、第3の接着性樹脂層、内部シーラント層、第1の接着性樹脂層、バリア層、第2の接着性樹脂層、及び外部シーラント層をこの順に有する袋形成用積層体から構成されており、
バリア層が、エチレン−ビニルアルコール共重合体を含み、
第1の接着性樹脂層及び第2の接着性樹脂層が、熱可塑性樹脂から構成されており、かつ、
スパウトが、袋本体を構成する袋形成用積層体の外部シーラント層側の面に固定されている。
包装袋に用いられる、バリア性を有する積層体として従来知られている積層体、例えば特許文献3の実施例に記載された積層体は、厚み15μmのナイロンフィルム、アルミニウムを蒸着した厚み12μmのポリエステルフィルム、及び厚み130μmの鎖状低密度ポリエチレンフィルムがこの順に積層されて成る。
これに対して本発明のスパウト付き袋を構成する積層体では、一般に比較的硬質の材料から成る基材層とバリア層とを積層方向において離隔させ、かつ、硬質のバリア層の両面を、熱可塑性樹脂から構成される接着性樹脂層(第1の接着性樹脂層及び第2の接着性樹脂層)と、シーラント層(内部シーラント層及び外部シーラント層)とで挟んでいる。このような構成をとると、積層体に衝撃が加えられたときの歪みを、軟質の接着性樹脂層及びシーラント層によって緩和することができ、これにより、硬質の基材層及びバリア層の破断を抑制することができると考えられる。
したがって、このような構成の積層体によって構成される本発明のスパウト付き袋は、極めて高い耐衝撃性を示し、特に、落下による衝撃に対する耐性に優れるものである。
〈袋形成用積層体〉
本発明のスパウト付き袋の袋本体は、基材層、第3の接着性樹脂層、内部シーラント層、第1の接着性樹脂層、バリア層、第2の接着性樹脂層、及び外部シーラント層をこの順に有する袋形成用積層体から構成されている。
図1に、本発明のスパウト付き袋に用いられる袋形成用積層体の構成例を、概略断面図として示した。図1の袋形成用積層体(10)は、基材層(11)、第3の接着性樹脂層(12)、内部シーラント層(13)、第1の接着性樹脂層(14)、バリア層(15)、第2の接着性樹脂層(16)、及び外部シーラント層(17)をこの順に有する積層体である。袋形成用積層体(10)において、基材層(11)が袋の外側層として使用され、外部シーラント層(17)が内容物と接する内側層として使用される。
以下、本発明における袋形成用積層体を構成する袋形成用積層体の各層について説明する。
(基材層)
基材層は、スパウト付き袋の袋本体に、袋としての保形性と、自立性とを付与することの他、袋外部からの衝撃に対する防御層として機能する。また、所望により、印刷可能な材料から成っていてもよく、内容物の明示、内容物の説明、消費意欲向上のための意匠等が印刷されていてもよい。
基材層は、ポリアミドを含む層であってよく、例えば、ナイロンを含む層であってよく、具体的には、例えば、6−ナイロン、6,6−ナイロン等を含む層であってよい。
基材層は、延伸フィルム及び無延伸フィルムのどちらであってもよい。延伸は、1軸延伸及び2軸延伸のどちらであってもよい。2軸延伸の場合の延伸方法は任意であり、例えば、チューブラー2軸延伸、同時2軸延伸、逐次2軸延伸等によって延伸されたフィルムを使用してよい。
基材層は、単層であっても多層であってもよい。多層は、ナイロンから成る複数のフィルムによって構成されていてもよいし、これらのフィルムと他のフィルムとの組み合わせであってもよい。他のフィルムは例えば、ポリオレフィン等から成るフィルムであってよい。本発明における基材層は、典型的には、上記の好ましいナイロンから成るフィルムの単層、このようなナイロンフィルムが2層以上積層された多層、又は単層若しくは多層のナイロンフィルムの最表面側(第3の接着性樹脂層とは反対の面側)にポリオレフィンフィルムの層を有するものであってよい。
袋本体に保形性及び自立性を付与し、防御層としての機能を果たすために、基材層の厚みは、例えば、5μm以上、8μm以上、10μm以上、12μm以上、又は15μm以上であってよい。一方、袋形成用積層体が適当な柔軟性を維持し、積層体の総厚みを過度に大きくしないとの観点から、基材層の厚みは、例えば、50μm以下、40μm以下、30μm以下、又は20μm以下であってよい。
(第3の接着性樹脂層)
第3の接着性樹脂層は、基材層と内部シーラント層とを接着して、袋形成用積層体の一体性を確保する機能を有する。したがってこの第3の接着性樹脂層は、基材等及び内部シーラント層の双方と親和性を持つ材料から構成されていてよい。
第3の接着性樹脂剤層は、ドライラミネート用接着剤の硬化物から成る単層であってよく、又はアンカーコート剤と熱可塑性樹脂との組み合わせから得られる2層であってよい。
ドライラミネート用接着剤は、例えば、ポリオールとイソシアネートから成る2液系の接着剤であってよい。ポリオールは、例えば、ポリエステル系、ポリエステルポリウレタン系等の骨格を有するものであってよい。イソシアネートは、芳香族系及び脂肪族系のどちらであってもよい。芳香族系イソシアネートを用いると、接着力に優れる接着性樹脂層が得られる。脂肪族系イソシアネートを用いると、臭気等の問題のない接着性樹脂層が得られる。食品、医薬品等を収納する袋に用いる場合には、ポリエステル系又はポリエステルポリウレタン系ポリオールと、脂肪族イソシアネートとの組み合わせから構成されるドライラミネート用接着剤を使用してよい。
第3の接着性樹脂剤層の厚みは、1μm以上100μm以下であってよい。第3の接着性樹脂剤層がドライラミネート用接着剤の硬化物から成る層である場合、その厚みは、例えば、1μm以上、2μm以上、又は3μm以上であってよく、例えば、10μm以下、8μm以下、又は5μm以下であってよい。第3の接着性樹脂層がアンカーコート剤と熱可塑性樹脂との組み合わせから得られる2層である場合、その厚みは、これら2層の合計として、例えば、5μm以上、7μm以上、又は10μm以上であってよく、例えば、100μm以下、80μm以下、又は50μm以下であってよい。
(内部シーラント層)
内部シーラント層は、後述の第1の接着性樹脂層、第2の接着性樹脂層、及び外部シーラント層とともにバリア層を挟み込み、積層体外部からの衝撃を緩和させてバリア層を保護する機能を有する。
内部シーラント層を構成する材料は、熱可塑性樹脂を含んでいてよく、特にポリオレフィンを含んでいてよい。このポリオレフィンは、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等であってよく、特にポリエチレンが好ましい。内部シーラント層のポリエチレンとして、具体的には例えば、高密度ポリエチレン(HDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)等が挙げられ、これらから選択される1種以上を使用してよい。内部シーラント層は、良好な低温ヒートシール性、加工性等を付与する観点からは、LLDPEを含むポリオレフィンフィルムから構成されることが好ましく、LLDPEフィルムから構成されることがより好ましい。
内部シーラント層は、上記に例示された材料から選択される1種以上を含む単層であってもよく、上記材料から選択される1種以上を含む層が2層以上積層された多層であってもよい。多層である場合は、各層が同種の材料から構成されていてもよく、それぞれ別の材料から構成されていてもよい。
内部シーラント層の厚みは、バリア層の保護、及び基材層とバリア層との接着を確実なものとする観点から、例えば、10μm以上、15μm以上、20μm以上、25μm以上、又は30μm以下であってよく、袋形成用積層体を過度に厚くしない観点から、例えば、50μm以下、45μm以下、40μm以下、35μm以下、又は30μm以下であってよい。
(第1の接着性樹脂層)
第1の接着性樹脂層は、後述のバリア層と内部シーラント層とを接着し、袋形成用積層体の一体性を確保する機能を有する。したがって、この第1の接着性樹脂層は、バリア層の構造との親和性が高い極性部位、及び内部シーラント層の構造との親和性が高い例えばポリオレフィン骨格の双方を有していてよい。
第1の接着性樹脂層は、内部シーラント層、後述する第2の接着性樹脂層、及び外部シーラント層とともにバリア層を挟み込んで、積層体外部からの衝撃を緩和させてバリア層を保護する機能を更に有していてもよい。したがって、この第1の接着性樹脂層は、比較的軟質の樹脂から構成されていてもよい。
第1の接着性樹脂層を構成する材料は、熱可塑性樹脂である。この熱可塑性樹脂は、例えば、カルボン酸変性ポリオレフィン等であってよく、特に不飽和ジカルボン酸変性ポリオレフィン等であってよく、好ましくはα,β−不飽和ジカルボン酸変性ポリオレフィンであってよい。ここで、ポリオレフィンは、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等であってよい。ポリオレフィンの修飾に好ましく用いられるα,β−不飽和ジカルボン酸は、例えば、マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸等であってよい。第1の接着性樹脂層を構成する熱可塑性樹脂は、好ましくは、マレイン酸変性ポリエチレン、又はマレイン酸変性ポリプロピレンを含み、好ましくはマレイン酸変性ポリエチレンを含み、典型的にはマレイン酸変性ポリエチレンから構成されてよい。
第1の接着性樹脂層がカルボン酸変性ポリオレフィンを含む場合、ポリオレフィンの酸変性度は任意である。
第1の接着性樹脂層の厚みは、例えば、1μm以上、3μm以上、又は5μm以上であってよく、例えば、20μm以下、15μm以下、又は10μm以下であってよい。
(バリア層)
バリア層は、本発明のスパウト付き袋の袋本体に酸素遮断機能を与え、袋に収納された内容物を酸化から保護するとともに、袋に収納された内容物が袋の外部に漏れ出ることを抑制する機能を有する。このような機能を発現するため、袋形成用積層体のバリア層は、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)を含む。
バリア層におけるエチレン−ビニルアルコール共重合体のエチレン含量は、スパウト付き袋の袋本体におけるバリア性、特に酸素遮断性を確保する観点から、例えば、50モル%以下、48モル%以下、46モル%以下、45モル%以下、44モル%以下、43モル%以下、42モル%以下、又は40%以下であってよく、一方で、スパウト付き袋の耐衝撃性、特に落下耐性を確保する観点から、例えば、30モル%以上、33モル%以上、34モル%以上、35モル%以上、又は36モル%以上であってよい。エチレン−ビニルアルコール共重合体のエチレン含量は、典型的には例えば、33モル%以上46モル%以下、又は35モル%以上42モル%以下であってよい。
袋形成用積層体におけるバリア層の厚みは、十分に高い酸素遮断性を確保する観点から、例えば、1μm以上、3μm以上、5μm以上、7μm以上、8μm以上、9μm以上、又は10μm以上であってよく、スパウト付き袋としたときの袋としての柔軟性を確保する観点から、例えば、20μm以下、18μm以下、16μm以下、14μm以下、12μm以下、11μm以下、又は10μm以下であってよい。
(第2の接着性樹脂層)
第2の接着性樹脂層は、バリア層と、後述の外部シーラント層とを接着し、袋形成用積層体の一体性を確保する機能を有する。したがって、この第2の接着性樹脂層は、バリア層の構造との親和性が高い極性部位、及び外部シーラント層の構造との親和性が高い例えばポリオレフィン骨格の双方を有していてよい。
第2の接着性樹脂層は、内部シーラント層、第1の接着性樹脂層、及び後述の外部シーラント層とともにバリア層を挟み込んで、積層体外部からの衝撃を緩和させてバリア層を保護する機能を更に有していてもよい。したがって、この第2の接着性樹脂層は、比較的軟質の樹脂から構成されていてもよい。
第2の接着性樹脂層を構成する材料は、熱可塑性樹脂である。この熱可塑性樹脂は、第1の接着性樹脂層を構成する材料として上記に例示したものの中から適宜に選択して用いてよく、カルボン酸変性ポリオレフィン、例えば不飽和ジカルボン酸変性ポリオレフィン等、特にα,β−不飽和ジカルボン酸変性ポリオレフィン、具体的には例えばマレイン酸変性ポリエチレン等であってよい。これらにおけるポリオレフィンの酸変性度は任意であってよい。
第2の接着性樹脂層の厚みは、例えば、1μm以上、3μm以上、又は5μm以上であってよく、例えば、20μm以下、15μm以下、又は10μm以下であってよい。
(外部シーラント層)
外部シーラント層は、袋形成用積層体を製袋するときのシーラント層となり、本発明のスパウト付き袋の袋本体にスパウトを固定するための接着剤となる他、上述の内部シーラント層とともにバリア層を挟み込み、積層体外部からの衝撃を緩和させてバリア層を保護する機能を有する。
外部シーラント層を構成する材料は、内部シーラント層を構成する材料として上記に例示したものの中から適宜に選択して用いてよく、例えば熱可塑性樹脂を含んでいてよく、好ましくはポリオレフィンを含んでいてよく、特にポリオレフィンから成っていてよい。外部シーラント層は、具体的には例えば、LLDPEを含むポリオレフィンフィルムから構成されることが好ましく、LLDPEフィルムから構成されることがより好ましい。
外部シーラント層は、上記に例示された材料から選択される1種以上を含む単層であってもよく、上記材料から選択される1種以上を含む層が2層以上積層された多層であってもよい。多層である場合は、各層が同種の材料から構成されていてもよく、それぞれ別の材料から構成されていてもよい。
外部シーラント層を構成する材料は、上記のような例えば熱可塑性樹脂とともに、ブロッキング防止剤を含んでいてもよい。ブロッキング防止剤は、例えば無機酸化物粒子等であってよく、具体的には例えばシリカ粒子、ゼオライト粒子等であってよい。
外部シーラント層は、内容物と直接接する層であるから、ブリードアウトが懸念される添加剤は使用しなくてよい。
本発明における袋形成用積層体は、外部シーラント層とともに、好ましくは同種の材料から成る内部シーラント層を有する。したがって、積層体及び袋本体として要求される柔軟性を発揮するためには、外部シーラント層の厚みをあまり厚くしなくてもよい。この観点から、外部シーラント層の厚みは、例えば、100μm以下、95μm以下、90μm以下、85μm以下、又は80μm以下であってよい。一方で、袋本体として必要なシール強度及び柔軟性を確保する観点からは、外部シーラント層の厚みは、例えば、25μm以上、30μm以上、40μm以上、50μm以上、60μm以上、又は70μm以上であってよい。
上記と同様の観点から、外部シーラント層の厚みの袋形成用積層体の総厚みに対する比は、例えば、65%以下、64%以下、63%以下、62%以下、61%以下、又は60%以下であってよく、例えば、25%以上、27%以上、29%以上、31%以上、33%以上、又は35%以上であってよい。
〈スパウト、及びスパウトと外部シーラント層との固定の態様〉
本発明のスパウト付き袋におけるスパウトは、袋の内容物を必要に応じて袋外部に取り出すための注ぎ口であり、袋本体を構成する袋形成用積層体の外部シーラント層側の面に固定されている。
本発明のある実施態様では、例えば、スパウトの注出口部材が、袋本体を構成するために外部シーラント層を内側に向けて対向する2枚の袋形成用積層体の端部に挟み込まれた状態で、スパウトの注出口部材の外壁と、外部シーラント層とが、両者の接触部において固定されていてよい。この実施態様にて好ましく使用されるスパウトの一例を図2(a)に、図2(a)のスパウトと外部シーラント層とを固定する態様の一例を図2(b)に、それぞれ示した。
図2(a)のスパウト(20)は、円筒状の注出口部材(21)と、注出口部材(21)に係合して着脱自在のキャップ(22)とを有している。注出口部材(21)は外壁に雄ネジを有し、かつキャップ(22)は内壁に雌ネジを有し、これらの雄ネジと雌ネジとが互い螺合して滑動することにより、キャップ(22)が注出口部材(21)から着脱自在であってよい。
図2(a)のスパウト(20)は、図2(b)に示したように、外部シーラント層(17)を内側に向けて対向した2枚の袋形成用積層体(10)それぞれの端部に挟み込まれた状態で、注出口部材(21)の外壁と外部シーラント層(17)との接触部において固定されてよい。
本発明の別の実施態様では、注出口部材がフランジ部を有するスパウトを用い、袋本体の一部に形成された孔にスパウトの注出口部材が貫通し、かつ、フランジが外部シーラント層に接するように、袋本体にスパウトを配置した状態で、スパウトのフランジ部と、外部シーラント層の接触部とが固定されていてよい。この実施態様にて好ましく使用されるスパウトの一例を図3(a)に、図3(a)のスパウトと外部シーラント層とを固定する態様の一例を図3(b)に、それぞれ示した。
図3(a)のスパウト(20)は、円筒状の注出口部材(21)と、注出口部材(21)に係合して着脱自在のキャップ(22)とを有している。注出口部材(21)は外壁に雄ネジを有し、かつキャップ(22)は内壁に雌ネジを有し、これらの雄ネジと雌ネジとが互い螺合して滑動することにより、キャップ(22)が注出口部材(21)から着脱自在であってよい。注出口部材(21)は、キャップ(22)が係合する側とは逆側の端部近傍に、注出口部材(21)と同軸に半径方向外側に突出するフランジ部(21a)を更に有している。
図3(a)のスパウト(20)は、図3(b)に示したように、注出口部材(21)の円筒形の部分が、袋本体を構成する袋形成用積層体(10)に形成された孔に挿入されている。この孔は、注出口部材(21)うちの円筒形の部分は貫通できるが、フランジ部(21a)は貫通しない大きさに調整されている。フランジ部(21a)を有する注出口部材(21)が、このような大きさの孔に外部シーラント層(17)側の面から挿入されると、フランジ部(21a)の片面が外部シーラント層(17)と接触する。そして、スパウト(20)は、この接触部において、袋本体を構成する袋形成用積層体(10)に固定されてよい。
スパウトは、舟形の形態を有していてもよい。例えば、図4(a)のスパウト(20)は、円筒状の注出口部材(21)と、注出口部材(21)に係合して着脱自在のキャップ(22)とを有している。注出口部材(21)は外壁に雄ネジを有し、かつキャップ(22)は内壁に雌ネジを有し、これらの雄ネジと雌ネジとが互い螺合して滑動することにより、キャップ(22)が注出口部材(21)から着脱自在であってよい。注出口部材(21)は、キャップ(22)が係合する側とは逆側の端部近傍に、底面が略菱形の四角柱の形状を有する舟形部(21b)を更に有している。
図4(a)のスパウト(20)は、図4(b)に示したように、外部シーラント層(17)を内側に向けて対向した2枚の袋形成用積層体(10)それぞれの端部に挟み込まれた状態で、舟形部(21b)の側面と外部シーラント層(17)との接触部において固定されてよい。
上記いずれの場合であっても、スパウトと袋本体との固定手段は、例えば、ヒートシール、接着剤による固定等であってよい。
スパウトは、例えば、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、金属、ガラス等から構成されていてよい。袋本体へ固定するときの工程上の便宜、衝撃耐性の確保等の観点から、スパウトは、熱可塑性樹脂から構成されてよい。スパウトを構成する熱可塑性樹脂は、例えば、ポリオレフィン、ポリエステル、及びその他の熱可塑性樹脂であってよい。
ポリオレフィンは、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等であってよく、特にポリエチレンが好ましい。ポリエチレンとして、具体的には例えば、高密度ポリエチレン(HDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)等が挙げられる。
ポリエステルは、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート等であってよい。その他の熱可塑性樹脂には、例えば、ポリメタクリル酸メチル、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合体樹脂、ポリウレタン、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル等が含まれる。
スパウトが、袋形成用積層体の外部シーラント層と同種の材料から構成されていると、スパウトと袋本体との融着による固定が容易となり、内容物の密閉性及び衝撃耐性の点で有利である。したがって、スパウト(特に注出口部材)は、ポリオレフィン、特にポリエチレン、なかんずくLLDPEを含む材料から構成されていてよい。
スパウトの注出口部材とキャップとは、同じ材料から構成されていてよく、それぞれ違う材料から構成されていてよい。注出口部材がフランジ部を有する場合、これらは同じ材料から構成されていてよく、それぞれ違う材料から構成されていてよい。
〈スパウト付き袋の実施形態〉
本発明のスパウト付き袋は、
袋本体と、袋本体に固定されたスパウトと
を有するスパウト付き袋であって、
袋本体が、上記に説明した袋形成用積層体から構成されており、かつ、
スパウトが、袋本体を構成する袋形成用積層体の外部シーラント層側の面に固定されている。
本発明のスパウト付き袋は、任意の形態であってよく、例えば、ガセット袋、スタンディングパウチ、平パウチ、ピロー袋等であってよい。本発明のスパウト付き袋がガセット袋である場合、例えば、特許文献4〜6に記載された構造を有していてよい。
本発明のスパウト付き袋の容量は、任意の所望の容量であってよく、例えば、スパウト付き袋の容量は、例えば、10mL以上、50mL以上、100mL以上、500mL以上、1L以上、5L以上、10L以上、又は20L以上であってよく、例えば、100L以下、80L以下、50L以下、40L以下、30L以下、又は20L以下であってよい。本発明のスパウト付き袋は、一般に「重量袋」と呼ばれる大容量(例えば容量1L以上又は3L以上、特に5L以上)の袋として適用されてもよい。
本発明のスパウト付き袋は、使用時、又は持ち運び時に手を入れることができる把持部を有していてもよい。本発明のスパウト付き袋を、特に重量袋として適用する場合には、使用時、及び持ち運び時の利便性を考慮して、把持部を有する形態とすることが好ましい。
把持部は、袋本体の、例えば、上部、下部、及び側部から選択される1つ以上の場所に配置されてよい。
把持部は、手により把持される柄部と、柄部と袋本体とを連結するための1つ以上の懸垂部とを有していてよい。柄部、懸垂部、及び袋本体に囲まれる部分には、手を入れるための開口部又は切込みが設けられていてもよい。柄部の把持を容易とするために、開口部又は切込みは、大人が手の指先から少なくとも指尖球(掌のうちの指の付け根に近い部分)までを挿入することができる形状及び大きさを有していてよい。
本発明のスパウト付き袋における、把持部を構成する柄部及び懸垂部は、それぞれ、袋本体と同じ材質で構成されていてもよく、また異なる材質から構成されていてもよい。
(スパウト付き袋の具体例)
図5〜図8に、本発明のスパウト付き袋の具体的な実施形態の例を示した。
図5は、本発明のスパウト付き袋のある実施形態の構成を示す概略正面図であり、図6は、図5のスパウト付き袋に内容物を充填したときの状態を示す概略斜視図である。
図5のスパウト付き袋(100)は、袋本体(102)と、袋本体(102)に固定されたスパウト(20)とを有する。スパウト(20)は、注出口部材(21)及びキャップ(22)を有する。スパウト(20)は、例えば図2(b)に示した態様で、袋本体に固定されていてよい。
図5のスパウト付き袋(100)の袋本体(102)は、外部シーラント層が内側を向くように対向配置された2枚の略矩形の積層体と、これら2枚の積層体の間に左右対称に折り込まれた2枚の折込部(102a)とを有し、外周シール部(111)及び傾斜シール部(112)が、例えばヒートシールされている。これにより、対向配置された2枚の積層体は、シール部によって囲まれた八角形の領域を形成している。
そして、袋本体(102)に内容物が充填されたときに、2枚の積層体の八角形状の上下の台形部、及び2枚の折込部(102a)がそれぞれ図5の紙面に対して略垂直な平面状に復元して、略立方体状の袋部(102)が形成される。
図5のスパウト付き袋(100)に内容物を収納し、袋本体(102)が略立方体状に復元された状態の概略斜視図を図6に示した。
図7及び図8は、それぞれ、本発明のスパウト付き袋の別の実施形態の構成を示す概略斜視図である。
図7のスパウト付き袋(200)は、略直方体状の袋本体と、この袋本体に固定されたスパウトと、スパウト付き袋(200)の使用時又は持ち運び時に手を入れることができる把持部を有する。スパウトは、注出口部材及びキャップを有していてよく、注出口部材は、これと同軸に半径方向外側に突出するフランジ部を有していてよい。図7のスパウト付き袋(200)では、このようなスパウトが、例えば図3(b)に示した態様で、袋本体に固定されていてよい。把持部は、手で把持するための柄部、及びこの柄部を袋本体に連結するための2つの懸垂部を含み、柄部及び2つの柱状懸垂部に囲まれた把持開口部が形成されている。
図8のスパウト付き袋(300)は、略かまぼこ型の袋本体と、この袋本体に固定されたスパウトとを有する。スパウトは、注出口部材及びキャップを有していてよく、注出口部材は、底面が略菱形の四角柱の形状を有する舟形部を有していてよい。図8のスパウト付き袋(300)では、このようなスパウトが、例えば図4(b)に示した態様で、袋本体に固定されていてよい。
《スパウト付き袋の製造方法》
本発明のスパウト付き袋は、任意の方法によって製造されてよいが、例えば、
基材層、第3の接着性樹脂層、内部シーラント層、第1の接着性樹脂層、バリア層、第2の接着性樹脂層、及び外部シーラント層をこの順に有する袋形成用積層体を形成する袋形成用積層体形成工程と、
袋形成用積層体を袋状に成形して袋本体を形成する袋本体形成工程と、
袋本体を構成する袋形成用積層体にスパウトを固定するスパウト固定工程と、
を含む方法によって製造されてよい。
ここで、袋本体形成工程とスパウト固定工程とは、任意の順で行ってよい。例えば、袋本体形成工程において、スパウト固定工程を経てスパウトが固定された袋形成用積層体と、スパウトを有さない袋形成用積層体とを組み合わせて使用することにより、スパウト付き袋を製造してもよいし;スパウトを有さない袋形成用積層体を2枚用いて袋本体形成工程に着手し、袋本体の少なくとも1つの端部が開放されている状態でスパウト固定工程を行い、然る後に袋本体の開放端を閉じることにより、スパウト付き袋を製造してもよい。
〈袋形成用積層体形成工程〉
袋形成用積層体形成工程では、基材層、第3の接着性樹脂層、内部シーラント層、第1の接着性樹脂層、バリア層、第2の接着性樹脂層、及び外部シーラント層をこの順に有する袋形成用積層体を形成する。袋形成用積層体の形成方法は任意であってよい。
袋形成用積層体の形成方法として、具体的には例えば、
基材層、内部シーラント層、バリア層、及び外部シーラント層をそれぞれ別個に形成したうえ、
基材層と内部シーラント層との間は、第3の接着性樹脂層により、
内部シーラント層とバリア層との間は、第1の接着性樹脂層により、
バリア層と外部シーラント層との間は、第2の接着性樹脂層により、
それぞれ接着することによって積層してもよいし;
袋形成用積層体を構成する一部の層を形成した後、この層上に他の層を形成してもよいし;
袋形成用積層体を構成する複数の層を同時に形成してもよいし;
これらのうちの複数の方法を組み合わせて行ってもよい。
別個に形成された複数の層を接着により積層するには、例えば、ドライラミネート、ホットメルトラミネート等の方法によってよい。形成された層上に他の層を形成するには、例えば、押出ラミネート等の方法によってよい。複数の層を同時に形成するには、例えば、共押出等の方法によってよい。
袋形成用積層体の好ましい形成方法は、
内部シーラント層、第1の接着性樹脂層、バリア層、第2の接着性樹脂層、及び外部シーラント層をこの順に有する5層構成の積層体を、共押出しによって形成した後、
得られた5層積層体の内部シーラント層側の面上に、第3の接着性樹脂層をドライラミネート用接着剤として用いて基材層をドライラミネートする方法であってよい。このような方法によると、所望の機能を有する袋形成用積層体が容易に得られる点で、好ましい。
〈袋本体形成工程〉
袋本体形成工程では、袋形成用積層体が袋状に成形されることにより、袋本体が形成される。所望の用途に応じて、袋本体は折込部(マチ)を有するように成形されてもよく、1つ以上の把手が形成されていてもよい。
袋形成用積層体を袋本体の形状に成形する方法として、具体的には以下の方法によってよい。例えば、所定形状の積層体を所定の枚数準備し、外部シーラント層が内側を向くように組み合わせ、必要に応じて所定の折込部を配置したうえで、外部シーラント層の周縁部がシールされることによって成形されてよく;積層体を、外部シーラント層が内側を向くように折り曲げて外部シーラント層同士を対向させ、必要に応じて所定の折込部を配置したうえで、外部シーラント層の周縁部がシールされることによって成形されてよく;又は、積層体を筒状に形成し、この筒状体を適当な大きさにカットし、必要に応じて所定の折込部を配置したうえで、カットの両端部がシールされることによって成形されてよい。これらの方法におけるシールは、例えばヒートシールであってよい。
〈スパウト固定工程〉
スパウト固定工程では、袋本体を構成する袋形成用積層体の外部シーラント層側の面にスパウトが固定される。
具体的には例えば、袋本体を構成する袋形成用積層体の外部シーラント層の側の面と、スパウトの注出口部材とが、互いに接触するように配置すること、及び
スパウトの注出口部材と、外部シーラント層の接触部とを、固定すること
を含む方法によってよい。
袋形成層積層体とスパウトの注出口部材との配置は、例えば、上記で説明した図2(b)及び図3(b)、並びにこれら以外の態様から、適宜に設定された形態で行われてよい。
スパウトの注出口部材と、袋形成用積層体の外部シーラント層とを固定するには、例えば両者を融着する方法によってよい。
以上の工程を経由することにより、本発明所定の構成を有するスパウト付き袋を製造することができる。
《内容物入りスパウト付き袋》
本発明の内容物入りスパウト付き袋は、上記に説明したような本発明のスパウト付き袋と、このスパウト付き袋に収納された内容物とを有する。
本発明の内容物入りスパウト付き袋における内容物は、例えば液状又は粘稠体状の物品であってよい。
液状の物品は、例えば、食品、医薬品、化粧品、塗料等であってよい。食品としては、例えば、飲料、食用油、スープ、液体調味料(例えば、醤油、酢、麺つゆ、割下、みりん、ウスターソース、タバスコ等)等を含む。医薬品は、例えば、注射薬、点滴薬、輸液薬、灌流薬、煎剤等を含む。化粧品は、例えば、シャンプー、コンディショナー、整髪料(例えば、ヘアウォーター、ヘアリキッド等)等を含む。塗料は、例えば、ペンキ、ニス、オイルステイン等を含む。
粘稠体状の物品は、例えば、食品、医薬品、化粧品、塗料等であってよい。食品としては、例えば、クリーム、粘調体状調味料(例えば、味噌、豆板醤、ケチャップ、甘味料、麹、メニュー用調味料(合わせ調味料)等)等を含む。医薬品は、例えば、外用薬(例えば、クリーム、軟膏、ゲル状薬剤等)等を含む。化粧品は、例えば、クリーム、クレンジング剤、整髪料(例えば、グリース等)等を含む。塗料は、例えば、水彩絵具、油彩絵具、アクリル塗料等を含む。
《実施例1》
(1)袋形成用積層体の作製
(1−1)5層シーラントフィルムの作製
内部シーラント層として厚み30μmのLLDPE層、第1の接着性樹脂層として厚み5μmのマレイン酸変性PE層、バリア層として厚み10μmのエチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)(エチレン含量38mol%)層、第2の接着性樹脂層として厚み5μmのマレイン酸変性PE層、及び外部シーラント層として厚み80μmのLLDPE層が、この順に積層された総厚み130μmの5層シーラントフィルムを、共押出インフレーション成形によって作製した。
(1−2)基材層と5層シーラントフィルムとの積層(袋形成用積層体の作製)
上記で得られた5層シーラントフィルムの内部シーラント層側の面上に、基材層をドライラミネートにより積層して、袋形成用積層体を作製した。このとき、基材層としては厚み25μmのナイロンフィルムを用いた。また、ドライラミネートには、ポリエステル系ポリオール及び脂肪族イソシアネートから成る2液系のドライラミネート用接着剤を用い、基材層と5層シーラントフィルムとの間に厚み5μmの第3の接着性樹脂層を形成した。
(2)袋形成用積層体のバリア性(酸素透過率)の評価
上記で得られた袋形成用積層体の酸素透過率(cc/(m・day・atm))を、JIS K7126−2の等圧法に準拠して測定し、以下の基準により評価した。結果は表1に示した。
A:酸素透過率が2.00cc/(m・day・atm)以下であった場合
B:酸素透過率が2.00cc/(m・day・atm)を超え4.00cc/(m・day・atm)以下であった場合
C:酸素透過率が4.00cc/(m・day・atm)を超えた場合
(3)スパウト付き袋の落下耐性の評価
(3−1)スパウト付き袋の作製
上記で得られた袋形成用積層体を用い、図5及び図6に示した形状を有する容量5Lのスパウト付きガセット袋(スパウト付き重量袋)を作製した。上述のとおり、このガセット袋は、内容物を充填すると袋部が略立方体の形状になり、スパウトは、立方体の1つの面の中央に配置される。以下では、立方体の6面のうち、スパウト配置面及びその対向面を「底面」とし、その他の4面を「側面」として参照する。
(3−2)落下耐性の評価
上記で作製したスパウト付きガセット袋に、内容物として水5Lを充填し、スパウトを密栓して、内容物入りガセット袋を作製した。この内容物入りガセット袋について、落下高さを1mとして、以下のように落下試験を実施して落下耐性を評価した。
先ず、内容物入りガセット袋を、スパウトを配置した底面の反対側の底面が下になるように落下させた。次いで、ガセット袋を、4つの側面のうちの1つの面が下になるように落下させた。この側面が下になる落下を、下になる側面を変えながら順番に行い、各側面が2回ずつ下になるように8回の落下を行った。1つのガセット袋について以上の計9回の落下を行い、内容物の漏れ(破袋)の有無を確認した。この操作を、50個のガセット袋について行い、漏れが発生した個数を調べ、以下の基準により評価した。結果は表1に示した。
A:50個すべてのガセット袋に漏れが発生しなかった場合
B:50個のガセット袋のうち、漏れの発生したものが25個以下であった場合
C:50個のガセット袋のうち、漏れの発生したものが26個以上であった場合
《実施例2〜6》
バリア層におけるEVOHのエチレン含量、及び各層の厚みを、それぞれ、表1に記載のとおりとした他は実施例1と同様にして、袋形成用積層体及び内容物入りガセット袋を作製し、評価した。結果は表1に示した。
《比較例1》
(1)袋形成用積層体の作製
基材層としての厚み25μmのナイロンフィルムと、シーラント層としての厚み130μmのLLPDEフィルムとを、ドライラミネートにより積層して、袋形成用積層体を作製した。ドライラミネートには、ポリエステル系ポリオール及び脂肪族イソシアネートから成る2液系のドライラミネート用接着剤を用い、基材層とシーラント層との間に厚み5μmの第3の接着性樹脂層を形成した。
(2)袋形成用積層体のバリア性(酸素透過率)の評価
上記で得られた袋形成用積層体を用いて、実施例1と同様にして袋形成用積層体のバリア性(酸素透過率)を評価した。結果は表1に示した。
(3)スパウト付き袋の落下耐性の評価
上記で得られた袋形成用積層体を用いて、実施例1と同様にしてスパウト付き袋を作製し、その落下耐性を評価した。結果は表1に示した。
《比較例2〜4》
基材層として、表1に記載のバリア性を有する基材をそれぞれ用いた他は比較例1と同様にして、袋形成用積層体及び内容物入りガセット袋を作製し、評価した。結果は表1に示した。
表1において、各層の種類欄の略称は、それぞれ以下の意味である。
〈基材層〉
ナイロン:ナイロンフィルム(興人フィルム&ケミカルズ(株)製、品名「RX」)、厚み25μm
Al/Ny:アルミニウム層を蒸着したナイロンフィルム、厚み15μm
PVDC/Ny:ポリ塩化ビニリデン層をコートしたナイロンフィルム、厚み25μm
Ny/EVOH/Ny:ナイロンフィルム、エチレン−ビニルアルコール共重合体層、及びナイロンフィルムがこの順に積層された3層構成の積層体フィルム、総厚み25μm
〈第3の接着性樹脂層〉
ポリエステル系2液:ポリエステル系ポリオール及び脂肪族イソシアネートから成る2液系のドライラミネート用接着剤の硬化物
〈内部シーラント層及び外部シーラント層〉
LLDPE:鎖状低密度ポリエチレンフィルム(タマポリ(株)製、品名「TS200」)
〈第1の接着性樹脂層及び第2の接着性樹脂層〉
マレイン酸変性PE:マレイン酸変性ポリエチレン
〈バリア層〉
EVOH:エチレン−ビニルアルコール共重合体
表1の結果から、以下のことが理解される。
包装袋材料として汎用のナイロンフィルム、及びシーラント層(外部シーラント層)の2層で構成された比較例1のスパウト付き袋は、落下耐性には優れるものの、バリア性(酸素遮断性)を有さなかった。バリア性を付与するために、基材層に直接バリア層を設けた比較例2〜4のスパウト付き袋では、落下耐性が著しく損なわれた。
これらに対して、実施例1〜6として例示された本発明のスパウト付き袋は、優れたバリア性と、高度の落下耐性とが両立されたものであることが理解される。特に、バリア層として、エチレン含有量38モル%のEVOHを使用した実施例1及び2、並びにエチレン含有量44モル%のEVOHを使用した実施例4〜6では、落下試験に供した50個すべてのガセット袋に漏れの発生が見られず、極めて優れた落下耐性を有していることが検証された。
10 袋形成用積層体
11 基材層
12 第3の接着性樹脂層
13 内部シーラント層
14 第1の接着性樹脂層
15 バリア層
16 第2の接着性樹脂層
17 外部シーラント層
20 スパウト
21 注出口部材
21a フランジ部
21b 舟形部
22 キャップ
100、200、300 スパウト付き袋
102 袋本体
102a 折込部
111 外周シール部
112 傾斜シール部

Claims (18)

  1. 袋本体と、前記袋本体に固定されたスパウトと
    を有するスパウト付き袋であって、
    前記袋本体が、基材層、第3の接着性樹脂層、内部シーラント層、第1の接着性樹脂層、バリア層、第2の接着性樹脂層、及び外部シーラント層をこの順に有する袋形成用積層体から構成されており、
    前記バリア層が、エチレン−ビニルアルコール共重合体を含み、
    前記第1の接着性樹脂層及び前記第2の接着性樹脂層が、熱可塑性樹脂から構成されており、かつ、
    前記スパウトが、前記袋本体を構成する前記袋形成用積層体の前記外部シーラント層側の面に固定されている、
    スパウト付き袋。
  2. 前記エチレン−ビニルアルコール共重合体のエチレン含量が、33モル%以上46モル%以下である、請求項1に記載のスパウト付き袋。
  3. 前記エチレン−ビニルアルコール共重合体のエチレン含量が、35モル%以上42モル%以下である、請求項2に記載のスパウト付き袋。
  4. 前記外部シーラント層の厚みの前記袋形成用積層体の厚みに対する比が25%上65%以下である、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のスパウト付き袋。
  5. 前記外部シーラント層の厚みが50μm以上100μm以下である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のスパウト付き袋。
  6. 前記外部シーラント層がポリオレフィンを含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載のスパウト付き袋。
  7. 前記外部シーラント層が鎖状低密度ポリエチレンを含む、請求項6に記載のスパウト付き袋。
  8. 前記第1の接着性樹脂層及び前記第2の接着性樹脂層が、不飽和ジカルボン酸変性ポリオレフィンを含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載のスパウト付き袋。
  9. 前記第1の接着性樹脂層及び前記第2の接着性樹脂層が、マレイン酸変性ポリエチレンを含む、請求項8に記載のスパウト付き袋。
  10. 前記基材層がポリアミドを含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載のスパウト付き袋。
  11. 前記基材層がナイロンを含む、請求項10に記載のスパウト付き袋。
  12. 前記スパウトがポリオレフィンを含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載のスパウト付き袋。
  13. 前記スパウトが鎖状低密度ポリエチレンを含む、請求項12に記載のスパウト付き袋。
  14. 平パウチ、スタンディングパウチ、ガセット袋、又はピロー袋である、請求項1〜13のいずれか一項に記載のスパウト付き袋。
  15. 容量が1L以上の重量袋である、請求項1〜14のいずれか一項に記載のスパウト付き袋。
  16. 使用時、又は持ち運び時に手を入れることができる把持部を有する、請求項1〜15のいずれか一項に記載のスパウト付き袋。
  17. 請求項1〜16のいずれか一項に記載のスパウト付き袋と、
    前記スパウト付き袋に収納された内容物と
    を有する、内容物入りスパウト付き袋。
  18. 前記内容物が液状又は粘稠体状の物品である、請求項17に記載の内容物入りスパウト付き袋。
JP2018073326A 2018-04-05 2018-04-05 スパウト付き袋 Pending JP2019182463A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018073326A JP2019182463A (ja) 2018-04-05 2018-04-05 スパウト付き袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018073326A JP2019182463A (ja) 2018-04-05 2018-04-05 スパウト付き袋

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019182463A true JP2019182463A (ja) 2019-10-24

Family

ID=68339215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018073326A Pending JP2019182463A (ja) 2018-04-05 2018-04-05 スパウト付き袋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019182463A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021132683A1 (ja) * 2019-12-26 2021-07-01 三菱ケミカル株式会社 積層体、包装材及び食品包装材
WO2021156898A1 (en) 2020-02-07 2021-08-12 Taghleef Industries S.P.A. Con Socio Unico Packaging for food products made of a multilayer film
KR20220107518A (ko) * 2021-01-25 2022-08-02 삼성에스디아이 주식회사 이차전지

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008056248A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Toppan Printing Co Ltd 口栓付きガセットパウチおよびその製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008056248A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Toppan Printing Co Ltd 口栓付きガセットパウチおよびその製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021132683A1 (ja) * 2019-12-26 2021-07-01 三菱ケミカル株式会社 積層体、包装材及び食品包装材
EP4082786A4 (en) * 2019-12-26 2023-02-08 Mitsubishi Chemical Corporation LAMINATE, PACKAGING MATERIAL AND FOOD PACKAGING MATERIAL
WO2021156898A1 (en) 2020-02-07 2021-08-12 Taghleef Industries S.P.A. Con Socio Unico Packaging for food products made of a multilayer film
KR20220107518A (ko) * 2021-01-25 2022-08-02 삼성에스디아이 주식회사 이차전지
KR102593177B1 (ko) 2021-01-25 2023-10-24 삼성에스디아이 주식회사 이차전지

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI577612B (zh) 製造撓性容器之方法
JPH02242747A (ja) 自己拡張性可撓性袋
JP6454732B2 (ja) 可撓性容器
MX2014013574A (es) Envases flexibles.
JP2017514764A (ja) 可撓性容器及びそれを製作するためのプロセス
JP2019182463A (ja) スパウト付き袋
US20100172600A1 (en) Flexible container and method of making the same
JP6378907B2 (ja) 容器
JP5098578B2 (ja) 二つ折りパウチ
JP2015522442A (ja) 可撓性容器のための可撓性材料
JP2020059535A (ja) ガセット袋
JP6187649B2 (ja) 液体用紙容器用積層体および液体用紙容器
CN112930309B (zh) 具有分配泵的柔性容器
JP2009248986A (ja) ガゼット袋
JP7431131B2 (ja) 包装材料及びそれを含む容器
JP5375291B2 (ja) 二つ折りの包装容器
JP6776633B2 (ja) パウチ
JP7353078B2 (ja) 包装袋形成用積層体
JP2008081196A (ja) 紙とフィルムの複合容器
WO2023084953A1 (ja) 紙層を含む積層体、及びチューブ容器
JP7026526B2 (ja) 包装袋用積層体及び包装袋
CN112839880B (zh) 盒中袋组装件
JP2008068913A (ja) ガセット袋
JPH0853165A (ja) 液体用包装容器
JP2022108419A (ja) 口栓装着可能なパウチ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220406

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220809