JP2022128773A - シートベルト装置のバックル及びシートベルト装置 - Google Patents

シートベルト装置のバックル及びシートベルト装置 Download PDF

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Abstract

【課題】バックルベースの破壊強度及びロバスト性の向上とラッチ部材の組付け性の向上とを両立することができるシートベルト装置のバックルを提供すること。【解決手段】シートベルト装置1のバックル3は、タング2がバックル3に差し込まれた際に、タングに係止されるラッチ部材30と、底壁41及びその両側縁から上方に立ち上がる側壁42a、42bを有するバックルベース40と、を備える。側壁42a、42bは、それぞれ、ラッチ部材30を保持するラッチ保持部45a、45bを有する。ラッチ保持部45a、45bが、バックルベース40の側壁42a、42bをそれぞれ上端から切り欠いてなり、ブリッジ部材60が、ラッチ保持部45a、45bをまたぐように側壁42a、42bに組み付け可能に構成されている。【選択図】図5

Description

本発明は、シートベルト装置のバックルに関する。
車両のシートに装備されるシートベルト装置では、ウェビングに取り付けられたタングを着脱可能にロックするバックルがシート付近に設けられる。バックルは、車両衝突時にウェビングに作用する引張り荷重を車体に伝える。
一般に、バックルでは、チャンネル形状のバックルベースが、平板形状のバックルステーを介して車体に固定される(例えば特許文献1及び2参照)。また、バックルベースの一対の側壁にラッチ部材が保持され、タングがバックルの挿入口に挿入された際に、タングのラッチ孔がラッチ部材に係止され、これによりタングがバックルにロックされる(例えば特許文献3参照)。
特許文献1及び2に記載のバックルは、いわゆる首振りバックルと称されるものであり、バックル本体がバックルステーに対してシートの幅方向に傾動可能に且つシートの前後方向に回動可能に構成されている。このような首振りバックルでは、ラッチ部材を保持する位置よりも後方に(タングのための挿入口と反対側に)、コイルバネやバネ押え部材等からなる首振り構造がバックルベースに関連付けられて設けられる。
特開2014-210482号公報 特開2001-010442号公報 特開2011-167445号公報
首振りバックルの場合、通常のバックルと異なり、車両衝突時に、首振り構造に関連するバックルベースの部位(特に底壁と、一対の側壁の上部との二箇所)からの荷重の入力が発生する。この上部からの荷重の入力により、バックルベースに曲げ応力が生じ得る。特許文献1のバックルベースのように、首振り構造の前方で一対の側壁の上部が上側から切り欠かれている場合、この切り欠き箇所に曲げ応力が集中する。その結果、切り欠き箇所の上部が開くように変形するおそれがある。
このような変形を考慮して、バックルベースに上記のような切り欠きを形成しない対策を取ることも考えられ得る。例えば特許文献3に記載のように、バックルベースの一対の側壁に支持孔を形成し、この支持孔にラッチ部材の一対の支持腕を係合することが考えられる。しかし、この構成では、バックルベースにラッチ部材を組み付ける際に、ラッチ部材をねじることが必要となる。これは、作業性を低下させ、将来的な自動組み付けに対応し難い。
本発明は、バックルベースの破壊強度及びロバスト性の向上とラッチ部材の組付け性の向上とを両立することができるシートベルト装置のバックルを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るシートベルト装置のバックルは、タングがバックルに差し込まれた際に、当該タングに係止されるラッチ部材と、底壁と、当該底壁の両側縁から上方に立ち上がる第1の側壁及び第2の側壁とを有するバックルベースであって、第1及び第2の側壁が、それぞれ、ラッチ部材を保持するラッチ保持部を有する、バックルベースと、を備え、ラッチ保持部は、第1及び第2の側壁をそれぞれ上端から切り欠いてなり、ブリッジ部材が、ラッチ保持部を前後方向においてまたぐように第1及び第2の側壁に組み付け可能に構成されている。
この態様によれば、ラッチ保持部が第1及び第2の側壁を上端から切り欠いてなるため、ラッチ部材をラッチ保持部に保持させる際に、第1及び第2の側壁の上方から上端の切り欠き箇所を通してラッチ保持部に配置することができる。これにより、ラッチ部材をねじることなく、ラッチ保持部に保持させることができる。よって、バックルベースに対するラッチ部材の組付け性を向上することができる。
また、ブリッジ部材がラッチ保持部をまたぐように第1及び第2の側壁に組み付けられるため、荷重入力時に、第1及び第2の側壁の上端の切り欠き箇所が開く方向の変形を抑えることができる。よって、バックルベースの破壊強度及びロバスト性の向上を向上することができる。
本発明の一態様においては、第1及び第2の側壁は、それぞれ、ラッチ保持部よりも前方及び後方に形成された前方側係合溝及び後方側係合溝を有し、ブリッジ部材は、前方側係合溝及び後方側係合溝にそれぞれ組み付け可能な前方側係合突片及び後方側係合突片を有してもよい。
この態様によれば、ブリッジ部材は、ラッチ保持部の前後の少なくとも四か所において第1及び第2の側壁に組み付けられる。これにより、第1及び第2の側壁に対するブリッジ部材の組付けのバランスがよくなり、第1及び第2の側壁の上端の切り欠き箇所が開く方向の変形を効果的に抑制することができる。
本発明の一態様においては、前方側係合溝及び後方側係合溝は、第1及び第2の側壁の上端に形成されていてもよい。
この態様によれば、ブリッジ部材の組付け箇所が第1及び第2の側壁の上端となるため、第1及び第2の側壁の上方からブリッジ部材を嵌めるようにして組み付けることができる。これにより、バックルベースに対するブリッジ部材の組付け性についても向上することができる。
本発明の一態様においては、バックルは、ラッチ保持部よりも後方に配置された弾性部材をさらに備え、ブリッジ部材は、弾性部材を底壁に向かって押さえていてもよい。
この態様によれば、弾性部材に対する押えとして、ブリッジ部材を有効に利用することができる。
実施形態に係るシートベルト装置のバックルを示す斜視図であり、バックル本体が原位置にあるときの状態と、バックル本体が回動及び傾動したときの状態を示す図である。 図1のバックルをその外装を分解して、タングとともに示す斜視図である。 図1のバックルの分解斜視図である。 図1のバックルをその外装を取り外して示す平面図であり、ラッチ部材が係止状態にあるときの図である。 図4のバックルを側方から見た斜視図である。 変形例に係る前方側係合溝を拡大して示すバックルベースの側面図である。
添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。本書において、上下、左右及び前後を以下のとおり定義する。バックルベースの底壁の壁面に垂直な方向を上下方向とし、底壁の両側縁につながる二つの側壁の立ち上がる方向を上方とする。また、この二つの側壁が対向する方向を左右方向とし、底壁の壁面と平行で当該左右方向に直交する方向を前後方向とする。なお、本実施形態のバックルを車両のシートの脇に装備した場合、上記の上下方向がシート幅方向に、左右方向がシート前後方向に、また、前後方向がタングの挿脱方向にそれぞれ相当する。
図1及び2に示すように、シートベルト装置1は、図示省略したウェビングが取り付けられるタング2と、タング2を着脱可能にロックするバックル3と、を有する。タング2をバックル3の挿入口10に差し込むだけでタング2を固定し、解除ボタン12を押すだけでタング2を解放することができる。シートベルト装置1は、例えば車両のシートに関連付けて設けられ、バックル3は、シートに着座した乗員の腰部近傍に位置するように設けられる。
バックル3は、バックル本体14及びバックルステー16を有する。バックル本体14の外装は、上カバー18及び下カバー20で構成されており、上カバー18の前方に開口部22が形成されている。開口部22では、解除ボタン12の前部が露出し、かつ、解除ボタン12の下側にタング2用の挿入口10が形成されている。
バックルステー16は、基端部16a及び先端部16bを有する。基端部16aは、車体に固定される。先端部16bは、バックル本体14をバックルステー16に対して可動に連結している。ここでは、バックル3はいわゆる首振りバックルとして構成されている。例えば、バックル本体14は、バックルステー16に対して、矢印24に示すように、シートの前後方向に回動可能に、また、矢印26に示すように、シートの幅方向に傾動可能に構成されている。回動可能な所定範囲は例えば30度又は60度であり、傾動可能な所定範囲は例えば15度である。
図3に示すように、バックルステー16は、全体的に細長い板状からなる。バックルステー16は、例えば、金属製のステー本体16cの一端に樹脂製のカラー16dを一体成形してなる。ステー本体16cの他端がバックルステー16の基端部16aを構成しており、この基端部16aには、車体へ固定するための固定孔が形成されている。カラー16dは、バックルステー16の先端部16bを構成しており、カラー16dには、貫通孔16eが形成されている。また、カラー16dの上面には、貫通孔16eの周囲近傍にバネ固定部16fが突設されている。詳細は後述するように、貫通孔16eに支持軸70が挿通され、支持軸70の外側にコイルスプリング50が嵌った状態で配置され、バネ固定部16fに固定される(参照:図2)。
図3に示すように、バックル本体14は、ラッチ部材30、バックルベース40、コイルスプリング50(弾性部材)、ブリッジ部材60及び支持軸70を有する。また、バックル本体14は、主としてラッチ部材30及び解除ボタン12の動作に関連する部材として、イジェクタ81、イジェクタスプリング82、カンチレバー83、ロックバー84及びカウンタウェイト85を有する。なお、後者の部材(81~85)については公知技術であることに鑑み、本実施形態では、前者の部材(30、40、50、60、70)について詳細に説明し、後者の部材については必要な範囲での説明に留めることにする。
ラッチ部材30は、タング2がバックル3に差し込まれた際に、タング2に係止される。ラッチ部材30は、例えば金属から形成され、そのフレーム31は、前端にラッチ突片32を、中央に開口33を、後端に支持アーチ34を有している。ラッチ突片32は、タング2のラッチ孔2a(参照:図2)に係脱する部分であり、フレーム31から下方に延びている。開口33の支持アーチ34側の縁にはバネ掛止凸部35が形成されており、バネ掛止凸部35にイジェクタスプリング82が接続される。支持アーチ34は、上下方向に延びる一対の柱部36a、36bと、柱部36a、36bの上部同士をつなぐ梁部37と、を有している。
ラッチ部材30は、タング2の挿入に連動して柱部36a、36bの下端を中心として回動し、ラッチ突片32がタング2のラッチ孔2aに挿入し、係止される。詳細には、タング2がバックル3の挿入口10に差し込まれると、イジェクタ81が後方にスライドし、イジェクタ81に連結したカンチレバー83が、イジェクタスプリング82の反発力により回動し、ロックバー84を押し下げる。このとき、ロックバー84がラッチ部材30を押し下げ、ラッチ部材30が柱部36a、36bの下端を中心として前方に回動し、ラッチ突片32がタング2のラッチ孔2aに挿入する。図5は、ラッチ部材30が回動してタング2に係止した状態を示しており(ただし、タング2は図示省略している。)、この係止状態では、柱部36a、36bが鉛直姿勢となる。
この係止を解除するには、解除ボタン12を押す。すると、解除ボタン12によりロックバー84が移動し、イジェクタスプリング82の反発力によりカンチレバー83がイジェクタ81と一緒に挿入口10に向かっていきおいよくスライドする。このイジェクタ81のスライドによって、タング2が挿入口10から排出される。この係止解除状態では、ラッチ部材30はイジェクタスプリング82の反発力によって後方に回動しており、柱部36a、36bが後方に傾く姿勢となる。
なお、カウンタウェイト85は、解除ボタン12に回転可能に設置されており、解除ボタン12に慣性力がかかった場合に回転して、解除ボタン12が解除方向へ移動すること(タング2の不測の解除)を防ぐ。
バックルベース40は、底壁41と、底壁41の両側縁から上方に立ち上がる第1の側壁42a及び第2の側壁42bと、を有する。バックルベース40は、全体として略コ字状に形成されており、チャネルとも称される部材である。バックルベース40は、例えば金属から形成される。
底壁41の上面は、前部において、バックル本体14内においてタング2の挿入路を構成する。また、底壁41の上面は、後部において、バックルステー16の先端部16bを載置する(参照:図5)。底壁41の後部中央には、貫通孔43が形成されている。貫通孔43の位置は、バックルステー16の貫通孔16eの位置と対応している。貫通孔43、16eには、底壁41の下側から支持軸70が挿通される。
側壁42a、42bは、それぞれ、ラッチ部材30を保持するラッチ保持部45a、45bを有する。ラッチ保持部45a、45bは、側壁42a、42bをそれぞれ上端から切り欠いてなり、ラッチ部材30の柱部36a、36bを保持する。
具体的には、図5に示すように、ラッチ保持部45aは、ラッチ部材30が載る下壁451と、下壁451に対向する上壁452と、下壁451と上壁452とを前方側でつなぐ前壁453と、前壁453に対向して上端が下端よりも後方に位置する後壁454と、で画成されている。後壁454の上端と上壁452とは、側壁42aが上端から切り欠かれることによって離間している。換言すると、下壁451、上壁452、前壁453及び後壁454によって囲まれた空間は、側壁42aの上端を切り欠いてなる空間455(切り欠き部)を介して上方に開放されている。この点、ラッチ保持部45bも同様である。
このように構成されたラッチ保持部45a、45bにラッチ部材30を配置し、保持させる際には、ラッチ部材30を側壁42a、42bの上方から空間455を通して、後壁454の上端と上壁452との間を挿通し、柱部36a、36bの下端を下壁451に載せるようにする。図5に示すように、ラッチ部材30によるタング2の係止状態では、垂直姿勢となる柱部36a、36bの前面が前壁453に当接する又は近づく。一方、タング2の係止を解除した状態では、後ろ斜めの傾斜姿勢となる柱部36a、36bの後面が後壁454に当接する又は近づく。
側壁42a、42bは、ラッチ保持部45a、45bよりも前方に形成された前方側係合溝46a、46bを有し、また、ラッチ保持部45a、45bよりも後方に形成された後方側係合溝47a、47bを有する。前方側係合溝46a、46b及び後方側係合溝47a、47bには、ブリッジ部材60が組み付けられる(参照:図2、4及び5)。
前方側係合溝46a、46b及び後方側係合溝47a、47bは、側壁42a、42bの上端に形成されている。前方側係合溝46a、46b及び後方側係合溝47a、47bは、上側が開放した断面形状に形成されている。
また、前方側係合溝46a、46b及び後方側係合溝47a、47bは、上下方向において互いにオフセットされている。ここでは、前方側係合溝46a、46bの底部は、後方側係合溝47a、47bの底部よりも上方に位置している(参照:図5)。ただし、他の実施態様では、両者が上下方向において同じ高さに位置していてもよい。
また、前方側係合溝46a、46b及び後方側係合溝47a、47bは、それぞれ、前後方向に対して左右対称に配置されている(参照:図4)。したがって、前方側係合溝46a、46b同士をつなぐ仮想線と後方側係合溝47a、47b同士をつなぐ仮想線とは、互いに平行であり、かつ、前後方向に対して直交している。ただし、他の実施態様では、両者又は一方が左右非対称の配置になっていてもよい。
コイルスプリング50は、ラッチ保持部45a、45bよりも後方に配置される。また、コイルスプリング50は、ブリッジ部材60とバックルステー16の先端部16bとの間に配置される。例えば、コイルスプリング50は、上端がブリッジ部材60に接触し、下端がバックルステー16のバネ固定部16fに固定される。また、コイルスプリング50は、支持軸70の外側に嵌まった状態で配置される。
コイルスプリング50は、バックルステー16の先端部16bを下方に押している。すなわち、コイルスプリング50は、ブリッジ部材60によって、バックルベース40の底壁41に向かって押さえられている。そして、コイルスプリング50は、バックルベース40がバックルステー16に対して上記の傾動及び/又は回動したときに、バックルベース40を原位置に復帰させるように機能する。
具体的には、バックルベース40がバックルステー16に対して第1の方向(底壁41の壁面に垂直な方向であり、図1の矢印26に示す方向)に傾動したとき、コイルスプリング50は、圧縮変形することでバックルベース40を原位置に復帰させるように機能する。また、バックルベース40がバックルステー16に対して第2の方向(底壁41の壁面に平行な方向であり、図1の矢印24に示す方向である。)に回動したとき、コイルスプリング50は、捩り変形することでバックルベース40を原位置に復帰させるように機能する。
ブリッジ部材60は、板状からなり、例えば金属から形成される。ブリッジ部材60は、コイルスプリング50をバックルベース40の底壁41に向かって押さえるバネ押え(押え部材)として機能する。例えば、ブリッジ部材60は、コイルスプリング50をバックルステー16の先端部16bを介してバックルベース40の底壁41に押さえる。
ブリッジ部材60は、コイルスプリング50を押さえる本体部61と、本体部61から前方に延びる延出部62と、を有する。延出部62は、本体部61から上向きに傾斜して延びる傾斜部63と、傾斜部63から水平に延びる水平部64と、を有する。したがって、水平部64と本体部61とは、上下方向において互いにオフセットされている。これは、バックルベース40の前方側係合溝46a、46b及び後方側係合溝47a、47bのオフセットに対応したものである。ただし、他の実施態様では、水平部64と本体部61とを上下方向において同じ高さに位置させることも可能であり、この場合、傾斜部63を省略することが可能である。
ブリッジ部材60は、ラッチ保持部45a、45bを前後方向においてまたぐように側壁42a、42bに組み付け可能に構成されている。ここでは、ブリッジ部材60は、延出部62がラッチ保持部45a、45bを超えて本体部61から前方に延在しており、ブリッジ部材60は、前方側係合溝46a、46b及び後方側係合溝47a、47bに組付け可能な前方側係合突片66a、66b及び後方側係合突片67a、67bを有している。
前方側係合突片66a、66bは、延出部62に外向きに形成され、また、後方側係合突片67a、67bは、本体部61に外向きに形成されている。詳細には、前方側係合突片66a、66bは、延出部62の水平部64の前端部に外向きに形成され、また、後方側係合突片67a、67bは、本体部61の前後方向の中間部に外向きに形成されている。前方側係合突片66a、66bは、前方側係合溝46a、46bに組み付けられた際、一部(先端部)が側壁42a、42bの外側にわずかに突出するようなサイズで形成されている。同様に、後方側係合突片67a、67bは、後方側係合溝47a、47bに組み付けられた際、一部(先端部)が側壁42a、42bの外側に突出するようなサイズで形成されている。側壁42a、42bに対する前方側係合溝46a、46b及び後方側係合突片67a、67bの突出の有無及び量は適宜設計することができる。
後方側係合突片67a、67bの間には、挿通孔68が形成されている。挿通孔68は、本体部61の中央部に形成されており、支持軸70を挿通される。支持軸70は、その上端部が本体部61の上面で潰されることで、ブリッジ部材60に対して固定される。
図4及び5に示すように、ブリッジ部材60が側壁42a、42bに組み付けられた状態では、本体部61及び延出部62は側壁42a、42bの内側に位置し、前方側係合突片66a、66b及び後方側係合突片67a、67bは前方側係合溝46a、46b及び後方側係合溝47a、47bに嵌まる。これにより、側壁42a、42bに対するブリッジ部材60の水平方向の位置が規制又は固定される。
なお、この嵌まった状態では、ブリッジ部材60が側壁42a、42bの上端に載った状態であり、わずかにガタつきがあってもよい。他の実施態様では、前方側係合溝46a、46b及び後方側係合溝47a、47bに対して、前方側係合突片66a、66b及び後方側係合突片67a、67bがガタつきなく嵌まってもよいし、あるいは圧入されてもよい。
図3に示すように、支持軸70は、例えば段付きのリベット又はピンから構成される。支持軸70は、軸部71と、軸部71の下端につながる大径部72と、軸部71の上端に段部73を介してつながる頭部74と、を有している。大径部72を除き、支持軸70は、バックルベース40の貫通孔43及びバックルステー16の貫通孔16eよりも径が小さく形成されている。支持軸70が底壁41の下側から貫通孔43、16eに挿入された状態では、大径部72が底壁41の下面(外面)に当接する。
また、この挿入された状態では、バックルベース40とバックルステー16とが軸部71によって連結され、この連結部分(軸部71)を支点として、バックルステー16に対するバックルベース40の上記の傾動及び回動がなされる。軸部71の外側にはコイルスプリング50が嵌まり、段部73にはブリッジ部材60の挿通孔68が挿通される。そして、頭部74がブリッジ部材60の本体部61の上面で潰されることで、支持軸70がブリッジ部材60に対して固定される。この固定により、バックルベース40の側壁42a、42bに対するブリッジ部材60の鉛直方向(高さ方向)の位置が規制又は固定される。
他の実施態様では、支持軸70のかしめる部位を上下逆にしてもよい。具体的には、頭部74を本体部61の上面に当接させる一方、大径部72を底壁41の下面(外面)で潰すことで支持軸70をバックルベース40に対して固定してもよい。このような固定であっても、バックルベース40の側壁42a、42bに対するブリッジ部材60の鉛直方向(高さ方向)の位置が規制又は固定される。
本実施形態において、バックルベース40に対して、ラッチ部材30及びブリッジ部材60を組み付ける場合、まず、ラッチ部材30の柱部36a、36bを側壁42a、42bの空間455から挿入し、後壁454上をスライドさせ、柱部36a、36bの下端を下壁451に載せる。これにより、ラッチ部材30がラッチ保持部45a、45bに保持される。
次に、バックルベース40に対して、バックルステー16、コイルスプリング50及び支持軸70を所定位置に配置する。次いで、ブリッジ部材60の挿通孔68を支持軸70の段部73に挿通し、ブリッジ部材60の4つの係合突片66a、66b、67a、67bを側壁42a、42bの4つの係合溝46a、46b、47a、47bに嵌める。そして、ブリッジ部材60を押し下げて、コイルスプリング50を押し込むようにしながら、支持軸70の上端部をかしめてブリッジ部材60に固定する。これにより、ブリッジ部材60がラッチ保持部45a、45bをまたぐように側壁42a、42bに組み付けられる。
以上説明したとおり、本実施形態に係るシートベルト装置1のバックル3では、ラッチ保持部45a、45bが、バックルベース40の側壁42a、42bをそれぞれ上端から切り欠いてなり、ブリッジ部材60が、ラッチ保持部45a、45bをまたぐように側壁42a、42bに組み付け可能に構成されている。
かかる態様によれば、ラッチ部材30をラッチ保持部45a、45bに保持させる際に、側壁42a、42bの上方から上端の切り欠き箇所(空間455)を通してラッチ保持部45a、45bに配置することができる。これにより、ラッチ部材30をねじることなく、ラッチ保持部45a、45bに保持させることができる。また、ブリッジ部材60がラッチ保持部45a、45bをまたぐように側壁42a、42bに組み付けられるため、車両衝突などの荷重入力時に、側壁42a、42bの上端の切り欠き箇所(空間455)が開く方向の変形を抑えることができる。よって、バックルベース40に対するラッチ部材30の組付け性の向上と、バックルベース40の破壊強度及びロバスト性の向上とを両立することができる。
また、側壁42a、42bは、それぞれ、ラッチ保持部45a、45bよりも前方及び後方に形成された前方側係合溝46a、46b及び後方側係合溝47a、47bを有し、ブリッジ部材60は、前方側係合溝46a、46b及び後方側係合溝47a、47bにそれぞれ組み付け可能な前方側係合突片66a、66b及び後方側係合突片67a、67bを有している。これにより、ブリッジ部材60は、ラッチ保持部45a、45bの前後の四か所において側壁42a、42bに組み付けられるため、その組付けのバランスがよくなる。とりわけ、前方側係合溝46a、46b及び後方側係合溝47a、47bは、それぞれ、前後方向に対して左右対称に配置されているため、組付けのバランスがより一層よくなる。したがって、側壁42a、42bの上端の切り欠き箇所(空間455)が開く方向の変形をより効果的に抑制することができる。
さらに、係合溝46a、46b、47a、47bは、側壁42a、42bの上端に形成されている。このため、側壁42a、42bの上方からブリッジ部材60を嵌めるようにして組み付けることができるので、バックルベース40に対するブリッジ部材60の組付け性も向上することができる。
また、バックル3は、ラッチ保持部45a、45bよりも後方に配置されたコイルスプリング50を有し、ブリッジ部材60が、コイルスプリング50を底壁41に向かって押さえている。これにより、コイルスプリング50に対する押えとして、ブリッジ部材60を有効に利用することができる。
また、シートベルト装置1では、バックルステー16の基端部16aが車体に固定され、バックルステー16の先端部16bが、バックルベース40を車両シートの前後方向には回動可能に且つ幅方向には傾動可能に連結し、コイルスプリング50が、ブリッジ部材60とバックルステー16の先端部16bとの間に配置され、バックルベース40が傾動及び/又は回動したときに、バックルベース40を原位置に復帰させるように機能している。このような構成によれば、部品点数を増加させることなく、すなわちバックル3の首振り構造に係るパーツ(ブリッジ部材60)を有効に利用して、ラッチ部材30の組付け性の向上と、バックルベース40の破壊強度及びロバスト性の向上とを両立することができる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
例えば、弾性部材としてコイルスプリング50を用いたが、これに限られない。例えば、板ばねなど、他の種類のバネ部材を用いてもよいし、ゴム等の弾性体を用いてもよい。
また、ブリッジ部材60の係合突片(66a、66b、67a、67b)を4つとしたが、これに限られない。ブリッジ部材60の係合突片(66a、66b、67a、67b)及びこれに対応する側壁42a、42bの係合溝(46a、46b、47a、47b)の数は、それぞれ、4つを超える複数であってもよいし、4つ未満であってもよい。さらに、側壁42a、42bの係合溝のすべて又は一つ以上は、側壁42a、42bの上端以外の箇所に形成することも可能である。
さらに、ブリッジ部材60の前方側係合突片66a、66b同士は、互いに同じ形状又はサイズでなくてもよい。同様に、ブリッジ部材60の後方側係合突片67a、67b同士は、互いに同じ形状又はサイズでなくてもよい。
また、ブリッジ部材60の前方側係合突片66a、66b及び後方側係合突片67a、67bをそれぞれ前後方向に対して左右対称に配置したが、これに限られない。例えば、前方側係合突片66a、66b及び/又は後方側係合突片67a、67bは、前後方向に対して左右対称に配置された部位を有しつつも、互いに一部左右非対称になっていてもよい。一例をあげると、前方側係合突片66a、66bの一方について、左右対称の部位の端部から前方又は後方に延びる部位を形成してもよい。このように、一部を左右非対称にすることで、側壁42a、42bに対するブリッジ部材60の組付けの向きが一義的に決まるため、いわゆるポカヨケとしての効果を期待することができる。
また、前方側係合溝46a、46b及び後方側係合溝47a、47bの断面形状は、一例は図5で示す断面方形であるが、上側が開放している限り、各種の形状を採用することができる。別の一例を図6に示す。
図6に示すように、前方側係合溝46aは、上側を開放しつつ、溝空間110の一部を覆うカバー部111を有している。前方側係合溝46aの溝空間110は、溝底部112と、その両側縁から立ち上がる溝側壁部114、115と、から画成されており、カバー部111は、一方の溝側壁部115の上端から他方の溝側壁部114に向けて延びている。カバー部111と溝側壁部114との間は、前方側係合突片66aが挿通可能に離間している。また、カバー部111と溝底部112との間は、前方側係合突片66aを受け入れ可能に構成されている。
このように構成された前方側係合溝46aに前方側係合突片66aを組み付ける際には、まず、前方側係合突片66aをカバー部111と溝側壁部114との間から挿入して下方に移動させて溝底部112に載せ、次いで、前方側係合突片66aを溝側壁部115側に向けて移動させる。このようにして組み付けられた前方側係合突片66aは、カバー部111と溝底部112とによって挟まれるようになり、高さ方向への位置が規制又は固定されるようになる(参照:図6の二点鎖線)。
上記実施形態では、ブリッジ部材60と支持軸70とを別体としたが、これを一体に形成してもよい。例えば、支持軸70は、コイルスプリング50が支持軸70の外側に嵌まった状態で配置されるように、ブリッジ部60の本体部61から少なくとも下方に突出していればよい。一例として、支持軸70の軸部71の上端部を本体部61の下面に一体につなげてもよい。このような一体構造の場合、支持軸70は、必ずしも、本体部61から上方に部位を有していなくてもよく、頭部74を省略し得る。
1…シートベルト装置、2…タング、2a…ラッチ孔、3…バックル、10…挿入口、12…解除ボタン、14…バックル本体、16…バックルステー、16a…基端部、16b…先端部、16c…ステー本体、16d…カラー、16e…貫通孔、16f…バネ固定部、18…上カバー、20…下カバー、22…開口部、24、26…矢印、30…ラッチ部材、31…フレーム、32…ラッチ突片、33…開口、34…支持アーチ、35…バネ掛止凸部、36a、36b…柱部、37…梁部、40…バックルベース、41…底壁、42a…第1の側壁、42b…第2の側壁、43…貫通孔、45a、45b…ラッチ保持部、46a、46b…前方側係合溝、47a、47b…後方側係合溝、50…弾性部材(コイルスプリング)、60…ブリッジ部材、61…本体部、62…延出部、63…傾斜部、64…水平部、66a、66b…前方側係合突片、67a、67b…後方側係合突片、68…挿通孔、70…支持軸、71…軸部、72…大径部、73…段部、74…頭部、81…イジェクタ、82…イジェクタタスプリング、83…カンチレバー、84…ロックバー、85…カウンタウェイト、110…溝空間、111…カバー部、112…溝底部、114、115…溝側壁部、451…下壁、452…上壁、453…前壁、454…後壁、455…空間

Claims (13)

  1. シートベルト装置のバックルであって、
    タングが当該バックルに差し込まれた際に、当該タングに係止されるラッチ部材と、
    底壁と、当該底壁の両側縁から上方に立ち上がる第1の側壁及び第2の側壁とを有するバックルベースであって、前記第1及び第2の側壁が、それぞれ、前記ラッチ部材を保持するラッチ保持部を有する、バックルベースと、
    を備え、
    前記ラッチ保持部は、前記第1及び第2の側壁をそれぞれ上端から切り欠いてなり、
    前記ラッチ保持部を前後方向においてまたぐように前記第1及び第2の側壁に組み付け可能に構成されたブリッジ部材をさらに備えている、シートベルト装置のバックル。
  2. 前記第1及び第2の側壁は、それぞれ、前記ラッチ保持部よりも前方及び後方に形成された前方側係合溝及び後方側係合溝を有し、
    前記ブリッジ部材は、前記前方側係合溝及び前記後方側係合溝にそれぞれ組み付け可能な前方側係合突片及び後方側係合突片を有する、請求項1に記載のシートベルト装置のバックル。
  3. 前記前方側係合溝及び前記後方側係合溝は、前記第1及び第2の側壁の上端に形成されている、請求項2に記載のシートベルト装置のバックル。
  4. 前記前方側係合突片及び前記後方側係合突片の少なくとも一方は、前後方向に対して左右対称に配置された部位を有している、請求項2又は3に記載のシートベルト装置のバックル。
  5. 前記ラッチ保持部よりも後方に配置された弾性部材をさらに備え、
    前記ブリッジ部材は、前記弾性部材を前記底壁に向かって押さえている、請求項2から4のいずれか一項に記載のシートベルト装置のバックル。
  6. 前記ブリッジ部材は、
    前記第1及び第2の側壁の内側に位置し、前記弾性部材を押える本体部と、
    前記第1及び第2の側壁の内側に位置し、前記ラッチ保持部を超えて前記本体部から延びる延出部と、を有し、
    前記前方側係合突片は、前記延出部に外向きに形成され、
    前記後方側係合突片は、前記本体部に外向きに形成されている、請求項5に記載のシートベルト装置のバックル。
  7. 前記前方側係合突片は、前記前方側係合溝に組み付けられた際、一部が前記第1及び第2の側壁の外側に突出し、
    前記後方側係合突片は、前記後方側係合溝に組み付けられた際、一部が前記第1及び第2の側壁の外側に突出する、請求項6に記載のシートベルト装置のバックル。
  8. 前記弾性部材は、支持軸の外側に嵌まった状態で配置されており、
    前記ブリッジ部材の前記本体部は、前記後方側係合突片の間に、前記支持軸を挿通するための挿通孔を有する、請求項6又は7に記載のシートベルト装置のバックル。
  9. 前記弾性部材は、支持軸の外側に嵌まった状態で配置されており、
    前記支持軸は、前記ブリッジ部材の前記本体部から少なくとも下方に突出している、請求項6又は7に記載のシートベルト装置のバックル。
  10. 前記ラッチ保持部は、前記第1及び第2の側壁のそれぞれにおいて、
    前記ラッチ部材が載る下壁と、
    前記下壁に対向する上壁と、
    前記下壁と前記上壁とを前方側でつなぐ前壁と、
    前記前壁に対向し、上端が下端よりも後方に位置する後壁と、で画成されており、
    前記後壁の前記上端と前記上壁とは、前記ラッチ部材が前記後壁の前記上端と前記上壁との間を挿通して前記ラッチ保持部に配置可能となるように、前記第1及び第2の側壁が上端から切り欠かれていることによって離間している、請求項1から9のいずれか一項に記載のシートベルト装置のバックル。
  11. 前記ラッチ部材は、前記下壁に載る柱部を有し、
    前記ラッチ部材は、前記タングが前記バックルに差し込まれた際に前記柱部の下端を中心として回動するように構成されている、請求項10に記載のシートベルト装置のバックル。
  12. 前記ラッチ保持部よりも後方に配置された弾性部材と、
    先端部及び基端部を有するバックルステーであって、前記先端部が、前記バックルベースを、前記底壁の壁面に垂直な第1の方向に所定範囲で傾動可能に、且つ、前記底壁の壁面に平行な第2の方向に所定範囲で回動可能に連結し、前記基端部が、車体に固定されるように構成された、バックルステーと、
    をさらに備え、
    前記弾性部材は、前記ブリッジ部材と前記バックルステーの前記先端部との間に配置され、
    前記弾性部材は、前記バックルベースが前記第1の方向に傾動及び/又は前記第2の方向に回動したときに、前記バックルベースを原位置に復帰させる、請求項1から4のいずれか一項に記載のシートベルト装置のバックル。
  13. 請求項1から12のいずれか一項に記載のシートベルト装置のバックルを備えたシートベルト装置。
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