JP4848730B2 - メガネケース - Google Patents

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本発明は、メガネの不使用時に該メガネを収容して保護するメガネケースの改良に関するものである。
メガネの不使用時に該メガネを収容して保護するメガネケースとして、金属又は合成樹脂等からなる収容部(下蓋)と蓋部(上蓋)とをヒンジで連結してなるハードケースタイプ(例えば、特許文献1ないし3参照。)、及び、皮革、ビニール若しくは布等の柔軟性のある素材からなる袋状又は輪状のソフトケースタイプ(例えば、特許文献4及び5参照。)がある。
特開2004−202125号公報(図1) 登録実用新案第3104058号公報(図1、図4) 実開平4−74029号公報(第1図、第2図、第4図) 特開2004−129901号公報(図2−4、図11) 特開2004−73338号公報(図1−3)
上記ハードケースタイプは、収容したメガネの保護性能が高いものであるが、メガネの大きさに対してケースが大きく嵩張るものであるため、持ち運び時に邪魔になるという問題点がある。また、ケース内に厚い緩衝材等を収容しておかないとメガネをケース内で安定して保持することができないという問題点がある。さらに、構造が比較的複雑であるためコストが増大するという問題点がある。さらにまた、メガネの出入れ時には蓋部(上蓋)を開ける必要があるため、メガネを容易に出入れすることができないという問題点もある。
また、上記ソフトケースタイプは、嵩張らないため持ち運びに便利であること、構造が比較的簡素であるためコストを低減することができること、メガネの出入れが比較的容易であること等の特徴があるが、メガネケースの基本的性能であるメガネの保護性能が低いという問題点がある。
本発明は、前記のような問題点を解決するためになされたものであり、メガネの保護性能を高く維持しながら、持ち運びの容易性、メガネの出入れの容易性及びコストの低減を実現することができる実用性の高いメガネケースを得ること目的とする。
本発明に係るメガネケースは、前記課題解決のために、上下に離間して略対向する天板及び底板、並びに、該天板及び底板の後端部同士を連結する連結板からなる、前記天板と前記底板との間隔が狭い狭間隔状態から前記間隔が広い広間隔状態まで弾性変形可能な、前面が開放された左右側面視略コ字状のケース本体と、前記天板及び底板間に設けられ、前記狭間隔状態及び前記広間隔状態を切替え可能な切替手段とを備え、前記狭間隔状態において前記ケース本体内にメガネを保持し、前記広間隔状態において前記ケース本体の左右側面開口部からメガネを出入れするものである。
ここで、前記狭間隔状態において、該間隔が狭くなるのを抑制するように前記切替手段が前記天板と前記底板との間に介在すると好ましい。
また、前記連結板の板厚を前記天板及び底板の板厚よりも薄くし、前記ケース本体を前記広間隔状態とする外力に抗する前記連結板の曲げ剛性を、前記ケース本体を前記広間隔状態とする外力に抗する前記天板及び底板の曲げ剛性よりも小さくしてなると好ましい。
さらに、前記天板を、左右方向の中央から左右に行くにしたがって下降するように傾斜させてなると好ましい。
さらにまた、前記天板の前側部分を前方に行くにしたがって下降するように傾斜させ、前記ケース本体を、前記狭間隔状態から前記広間隔状態に近づくにしたがって弾性変形量が大きくなるように形成してなり、前記切替手段が、上部に前記天板の下面に当接する当接部が設けられ、下部が前記底板前部に左右方向軸まわりに揺動可能に支持された揺動部材であり、該揺動部材が後方に揺動した状態で前記狭間隔状態となり、該揺動部材が前方に揺動して前記当接部が前記天板の下面に当接した状態で前記広間隔状態となると好ましい。
また、前記天板の前側部分を前方に行くにしたがって下降するように傾斜させ、前記ケース本体を、前記狭間隔状態から前記広間隔状態に近づくにしたがって弾性変形量が大きくなるように形成してなり、前記切替手段が、上部に前記天板の下面に当接する当接部が設けられ、下部が前記底板前部に前後スライド可能に支持されたスライド部材であり、該スライド部材が後方にスライドした状態で前記狭間隔状態となり、該スライド部材が前方にスライドして前記当接部が前記天板の下面に当接した状態で前記広間隔状態となると好ましい。
さらに、前記天板の左右方向中央部前側部分を前後方向に切欠き、該切欠部から前記揺動部材又はスライド部材の上部を外側へ突出させて操作部としてなると好ましい。
本発明に係るメガネケースによれば、上下に離間して略対向する天板及び底板、並びに、該天板及び底板の後端部同士を連結する連結板からなる、前記天板と前記底板との間隔が狭い狭間隔状態から前記間隔が広い広間隔状態まで弾性変形可能な、前面が開放された左右側面視略コ字状のケース本体と、前記天板及び底板間に設けられ、前記狭間隔状態及び前記広間隔状態を切替え可能な切替手段とを備え、前記狭間隔状態において前記ケース本体内にメガネを保持し、前記広間隔状態において前記ケース本体の左右側面開口部からメガネを出入れするので、前記略対向する天板及び底板でメガネを保持しながら保護するため、メガネの保護性能を高く維持することができると共に嵩張らないため持ち運び時に邪魔になることがない。また、前記ケース本体の左右側面開口部からメガネを容易に出入れすることができる。さらに、簡素な構成により、コストを低減することができると共に意匠性を向上することができる。
また、前記狭間隔状態において、該間隔が狭くなるのを抑制するように前記切替手段が前記天板と前記底板との間に介在すると、前記天板と前記底板との間に収容したメガネの保護性能をより向上させることができる。
さらに、前記狭間隔状態又は広間隔状態とするための前記ケース本体の主な弾性変形部分が前記連結板であると、
さらに、前記連結板の板厚を前記天板及び底板の板厚よりも薄くし、前記ケース本体を前記広間隔状態とする外力に抗する前記連結板の曲げ剛性を、前記ケース本体を前記広間隔状態とする外力に抗する前記天板及び底板の曲げ剛性よりも小さくしてなると、例えば前記天板及び底板の縦弾性係数を大きくするか又は断面二次モーメントを大きくして前記天板及び底板の剛性及び強度を高くすることができるため、前記天板と前記底板との間に収容したメガネの保護性能をより向上させることができる。
さらにまた、前記天板を、左右方向の中央から左右に行くにしたがって下降するように傾斜させてなると、該天板がメガネの形状に沿うと共に前記狭間隔状態における左右側面開口部がより小さくなるため、メガネをより安定かつ確実に保持することができる。
また、前記天板の前側部分を前方に行くにしたがって下降するように傾斜させ、前記ケース本体を、前記狭間隔状態から前記広間隔状態に近づくにしたがって弾性変形量が大きくなるように形成してなり、前記切替手段が、上部に前記天板の下面に当接する当接部が設けられ、下部が前記底板前部に左右方向軸まわりに揺動可能に支持された揺動部材であり、該揺動部材が後方に揺動した状態で前記狭間隔状態となり、該揺動部材が前方に揺動して前記当接部が前記天板の下面に当接した状態で前記広間隔状態となると、前記揺動部材を前方に揺動させると、前記天板の下面に前記当接部が当接した状態で、該当接部に前記ケース本体の弾性変形の復元力が作用して前記当接状態が維持されて前記広間隔状態となり、メガネの出入れを行うことができる。そして、メガネの出入れ後は、前記復元力により前記揺動部材が容易に後方に揺動するため容易に前記狭間隔状態にすることができる。このような構成により、前記ケース本体及び揺動部材からなるメガネケースの構成がより簡素となるため、コストをより低減することができる。
さらに、前記天板の前側部分を前方に行くにしたがって下降するように傾斜させ、前記ケース本体を、前記狭間隔状態から前記広間隔状態に近づくにしたがって弾性変形量が大きくなるように形成してなり、前記切替手段が、上部に前記天板の下面に当接する当接部が設けられ、下部が前記底板前部に前後スライド可能に支持されたスライド部材であり、該スライド部材が後方にスライドした状態で前記狭間隔状態となり、該スライド部材が前方にスライドして前記当接部が前記天板の下面に当接した状態で前記広間隔状態となると、前記スライド部材を前方にスライドさせると、前記天板の下面に前記当接部が当接した状態で、該当接部に前記ケース本体の弾性変形の復元力が作用して前記当接状態が維持されて前記広間隔状態となり、メガネの出入れを行うことができる。そして、メガネの出入れ後は、前記復元力により前記スライド部材が容易に後方にスライドするため容易に前記狭間隔状態にすることができる。このような構成により、前記ケース本体及びスライド部材からなるメガネケースの構成がより簡素となるため、コストをより低減することができる。
さらにまた、前記天板の左右方向中央部前側部分を前後方向に切欠き、該切欠部から前記揺動部材又はスライド部材の上部を外側へ突出させて操作部としてなると、該操作部を前方に操作することにより容易に前記広間隔状態とすることができるため、メガネの出入れを行うための操作性を向上することができる。
次に本発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明するが、本発明は、添付図面に示された形態に限定されず特許請求の範囲に記載の要件を満たす実施形態の全てを含むものである。なお、本明細書においては、ケース本体の長手方向を左右方向とし、該ケース本体を左右側面から見た略コ字状の開放側を前、その反対を後とする。また、ケース本体の開放側に向かって(前方から後方に向かって)見た図を正面図とする。
実施の形態1.
図1〜図7は本発明の実施の形態1に係るメガネケースの構成を示す説明図であり、図1はメガネを収容して保持した状態(狭間隔状態)を示す斜視図、図2はメガネの出入れ可能な状態(広間隔状態)を示す斜視図、図3は狭間隔状態の正面図、図4は同じく平面図、図5は同じく右側面図、図6は同じく縦断右側面図(図3の矢視A−A断面図)であり、図6(a)は狭間隔状態を、図6(b)は広間隔状態を示している。また、図7はケース本体及び切替手段の分解斜視図である。
メガネケース1は、上下に離間して略対向する天板3及び底板4並びに天板3及び底板4の後端部同士を連結する連結板5からなる、前面が開放された(前面開口部F)左右側面視略コ字状のケース本体2と、天板3及び底板4間に設けられ、天板3と底板4との間隔が狭い狭間隔状態N及び該間隔が広い広間隔状態Wを切替え可能な切替手段6等とからなり、図1に示すように前記狭間隔状態Nにおいてケース本体2内にメガネGを保持することができ、図2に示すように前記広間隔状態Wにおいてケース本体2の左右側面開口部S,SからメガネGを出入れすることができるものである。
ケース本体2は、図7に示すように変形していない自由状態においては、天板3と底板4との間隔が狭い狭間隔状態Nとなっており、天板3の前側部分は前方に行くにしたがって下降するように湾曲している。なお、天板3の前側部分は前方に行くにしたがって下降するように直線的に傾斜させてもよい。したがって、ケース本体2は、前記狭間隔状態Nから前記広間隔状態Wに近づくにしたがって弾性変形量が大きくなるように形成されており、図1、図2及び図6に示すように、前記狭間隔状態Nから前記広間隔状態Wまでケース本体2が弾性変形することにより、左右側面開口部S,SからメガネGの出入れが可能となる。
ここで、ケース本体2を構成する前記天板3、底板4及び連結板5は、所望の強度及び剛性を有するように材質及び厚さ等を選択して形成される。前記天板3、底板4及び連結板5は、例えば、ポリアセタール、ポリプロピレン、ナイロン若しくはABS等のプラスチック、エポキシ樹脂、ポリブチレンテレフタレート若しくはポリアセタール等の母材をカーボン繊維、ガラス繊維若しくはアラミド繊維等により強化してなる繊維強化プラスチック、又は、薄板状の焼入れ鋼等により一体成形されるが、必ずしも一体ではなく別体の天板3、底板4及び連結板を用いてもよい。
本実施の形態では、図1、図2及び図6に示すように、ケース本体2の連結板5の板厚を天板3及び底板4の板厚よりも薄くし、ケース本体2を前記広間隔状態Wとする外力に抗する連結板5の曲げ剛性を、天板3及び底板4の該曲げ剛性よりも小さくして、ケース本体2の主な弾性変形部分が連結板5であるように構成している。したがって、例えば天板3及び底板4の縦弾性係数を大きくするか又は断面二次モーメントを大きくして天板3及び底板4の剛性及び強度を高くすることができるため、天板3と底板4との間に収容したメガネGの保護性能をより向上させることができる。
このような構成のメガネケース1によれば、所望の強度及び剛性を有し略対向する天板3及び底板4でメガネGを保持しながら保護するため、メガネGの保護性能を高く維持することができると共に嵩張らないため持ち運び時に邪魔になることがない。また、前記広間隔状態Wにおいてケース本体2の左右側面開口部S,SからメガネGを容易に出入れすることができる。さらに、簡素な構成により、コストを低減することができると共に意匠性を向上することができる。
切替手段6は、本実施の形態では、天板3の下面に当接する当接部9が上部に設けられ、底板4前部に左右方向軸11まわりに揺動可能に下部が支持された揺動部材7である。該揺動部材7の下部の通孔7aに左右方向軸11を嵌入し、底板4の左右方向中央部前側部分に形成された前後方向の長孔4aの前後方向の略中央に位置するように左右方向軸11を長孔4aに係合させ、左右方向軸11から左右に延出する固定片12を底板4の下面に当接させた状態で、底板4の通孔4a,…の上側から固定ピン13,…を固定片12の通孔12a,…に挿通し、接着又は固定ピン13,…の軸端をかしめる。このようにして、揺動部材7は、底板4前部に左右方向軸11まわりに揺動可能に支持される。ここで、揺動部材7は、例えばポリアセタール、ポリプロピレン、ナイロン若しくはABS等のプラスチック又はアルミニウム合金若しくは真鍮等の金属により成形される。
また、揺動部材7の上部には左右方向の通孔7bが形成されており、該通孔7bに当接ピン10を嵌入することにより天板3の下面に当接する当接部9となる。揺動部材7の上部及び前部は、天板3の左右方向中央部前側部分を前後方向に切欠いた切欠部3aから外側へ突出しており、揺動部材7の上部が操作部16となっているため、該操作部16を前方に操作することにより容易に前記広間隔状態Wとすることができるため、メガネGの出入れを行うための操作性を向上することができる。
図6(a)に示す前記狭間隔状態Nから操作部16を前方に操作して揺動部材7を前方に揺動させると、天板3の下面に当接ピン10が当接した状態で、当接ピン10にケース本体2の弾性変形の復元力が作用して前記当接状態が維持されて図6(b)に示す前記広間隔状態Wとなり、左右側面開口部S,SからメガネGの出入れを行うことができる。そして、メガネGの出入れ後は、前記復元力により揺動部材7が容易に後方に揺動するため容易に図6(a)に示す前記狭間隔状態Nにすることができる。このような構成により、ケース本体2及び揺動部材7からなるメガネケース2の構成がより簡素となるため、コストをより低減することができる。
図6(a)に示す前記狭間隔状態Nでは、揺動部材7の当止部7cが底板4の上面に当止めされて該揺動部材7の後方への揺動が規制され、図6(b)に示す前記広間隔状態Wでは、揺動部材7の当止部7dが底板4の上面に当止めされて該揺動部材7の前方への揺動が規制される。前記狭間隔状態Nでは、後方への揺動が規制された揺動部材7の当接部9である当接ピン10が天板3の下面に当接するため、前記狭間隔状態Nにおいて、該間隔が狭くなるのを抑制するように揺動部材7が天板3と底板4との間に介在している。したがって、天板3と底板4との間に収容したメガネGの保護性能をより向上させることができる。
また、ケース本体2の内面側には、例えばポリエチレン若しくはポリウレタン等からなる合成樹脂フォーム又は発泡スチレン等からなる緩衝材15が貼付されており、ケース本体2と収容するメガネGとの間に介在するため、メガネGの保護性能をより向上させている。なお、緩衝材15を、ケース本体2の内面側の一部のみに複数の緩衝材を分離して貼付してもよい。例えば、緩衝材15を天板3及び底板4の内面側のみに貼付する構成であってもよい。
図3に示すように、天板3は、左右方向の中央から左右に行くにしたがって下降するように湾曲する形状とされ、人の両目のまわりの形状に合わせて湾曲して形成されるメガネGの形状に合わせている。したがって、天板3がメガネGの形状に沿うと共に前記狭間隔状態Nにおける左右側面開口部S,Sがより小さくなるため、メガネGをより安定かつ確実に保持することができる。また、図1に示すように、前記狭間隔状態Nでは、メガネGの左右の鼻当ての間に揺動部材7が介挿されるため、メガネGはさらに安定かつ確実に保持される。
実施の形態2.
図8〜図13は本発明の実施の形態2に係るメガネケースの構成を示す説明図であり、図8はメガネを収容して保持した状態(狭間隔状態)を示す斜視図、図9はメガネの出入れ可能な状態(広間隔状態)を示す斜視図、図10は狭間隔状態の正面図、図11は同じく平面図、図12は同じく右側面図、図13は同じく縦断右側面図(図10の矢視B−B断面図)であり、図13(a)は狭間隔状態を、図13(b)は広間隔状態を示している。図8〜図13において、実施の形態1の図1〜図7と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
実施の形態1と同様に、天板3の前側部分は前方に行くにしたがって下降するように湾曲しており、ケース本体2は前記狭間隔状態Nから前記広間隔状態Wに近づくにしたがって弾性変形量が大きくなるように形成されている。切替手段6は、本実施の形態では、前記天板3の下面に当接する当接部9が上部に設けられ、下部が前記底板4前部に前後スライド可能に下部が支持されたスライド部材8である。また、スライド部材8の上部には左右方向の通孔8bが形成されており、該通孔8bに当接ピン10を嵌入することにより天板3の下面に当接する当接部9となる。
図13に示すように、スライド部材8の下部に形成された前後方向に延び後方を開放した切欠部8a内に底板4を介挿し、底板4の左右方向中央部前側部分に形成された前後方向の長孔4c内に前後のガイドピン14,14を挿通して該ガイドピン14,14をスライド部材8に固定すれば、長孔4a内をガイドピン14,14が前後方向にスライドするため、スライド部材8下部は底板4前部に前後スライド可能に支持される。ここで、スライド部材8は、例えばポリアセタール、ポリプロピレン、ナイロン若しくはABS等のプラスチック又はアルミニウム合金若しくは真鍮等の金属により成形される。
このような構成によれば、図13(a)に示す前記狭間隔状態Nから操作部16を前方に操作してスライド部材8を前方にスライドさせると、天板3の下面に当接ピン10が当接した状態で、当接ピン10にケース本体2の弾性変形の復元力が作用して前記当接状態が維持されて図13(b)に示す前記広間隔状態Wとなり、左右側面開口部S,SからメガネGの出入れを行うことができる。そして、メガネGの出入れ後は、前記復元力によりスライド部材8が容易に後方にスライドするため容易に図13(a)に示す前記狭間隔状態Nにすることができる。このような構成によっても、実施の形態1と同様の作用効果を奏する。
また、図13(a)に示すように、スライド部材8の当接ピン10が天板3の下面に当接して下側から天板3を支持するため、前記狭間隔状態Nにおいて、該間隔が狭くなるのを抑制するようにスライド部材8が天板3と底板4との間に介在している。したがって、実施の形態1と同様に天板3と底板4との間に収容したメガネGの保護性能をより向上させることができる。
以上の説明においては、当接部9を天板3の下面に当接するものとして、該当接部9を揺動部材7又はスライド部材8に設けた当接ピン10により構成する場合を示したが、当接部を天板3の上面及び下面に当接する上下2本のピン等として、天板3を挟持する構成としてもよい。
また、以上の説明においては、ケース本体2が変形していない自由状態で前記狭間隔状態Nとなる場合について説明したが、前記自由状態で前記広間隔状態Wであってもよいし、あるいは、前記自由状態で前記狭間隔状態Nと前記広間隔状態Wとの中間の状態であってもよい。このようなケース本体2が変形していない自由状態で前記狭間隔状態Nとならない場合であっても、切替手段6がケース本体2を前記狭間隔状態Nと前記広間隔状態Wとを切替えることにより、前記狭間隔状態Nにおいてケース本体2内にメガネGを保持し、前記広間隔状態Wにおいてケース本体2の左右側面開口部S,SからメガネGを出入れすることができる。
本発明の実施の形態1に係るメガネケースにメガネを収容して保持した状態(狭間隔状態)を示す斜視図である。 同じくメガネの出入れ可能な状態(広間隔状態)を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係るメガネケースの狭間隔状態における正面図である。 同じく平面図である。 同じく右側面図である。 図3の矢視A−A断面図であり、(a)は狭間隔状態を、(b)は広間隔状態を示している。 ケース本体及び切替手段の分解斜視図である。 本発明の実施の形態2に係るメガネケースにメガネを収容して保持した状態(狭間隔状態)を示す斜視図である。 同じくメガネの出入れ可能な状態(広間隔状態)を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係るメガネケースの狭間隔状態における正面図である。 同じく平面図である。 同じく右側面図である。 図10の矢視B−B断面図であり、(a)は狭間隔状態を、(b)は広間隔状態を示している。
符号の説明
F 前面開口部
S 側面開口部
N 狭間隔状態
W 広間隔状態
G メガネ
1 メガネケース
2 ケース本体
3 天板
3a 切欠部
4 底板
4a 長孔
4b 通孔
4c 長孔
5 連結板
6 切替手段
7 揺動部材
7a,7b 通孔
7c,7d 当止部
8 スライド部材
8a 切欠部
8b 通孔
9 当接部
10 当接ピン
11 左右方向軸
12 固定片
12a 通孔
13 固定ピン
14 ガイドピン
15 緩衝材
16 操作部

Claims (7)

  1. 上下に離間して略対向する天板及び底板、並びに、該天板及び底板の後端部同士を連結する連結板からなる、前記天板と前記底板との間隔が狭い狭間隔状態から前記間隔が広い広間隔状態まで弾性変形可能な、前面が開放された左右側面視略コ字状のケース本体と、
    前記天板及び底板間に設けられ、前記狭間隔状態及び前記広間隔状態を切替え可能な切替手段とを備え、
    前記狭間隔状態において前記ケース本体内にメガネを保持し、前記広間隔状態において前記ケース本体の左右側面開口部からメガネを出入れすることを特徴とするメガネケース。
  2. 前記狭間隔状態において、該間隔が狭くなるのを抑制するように前記切替手段が前記天板と前記底板との間に介在する請求項1記載のメガネケース。
  3. 前記連結板の板厚を前記天板及び底板の板厚よりも薄くし、前記ケース本体を前記広間隔状態とする外力に抗する前記連結板の曲げ剛性を、前記ケース本体を前記広間隔状態とする外力に抗する前記天板及び底板の曲げ剛性よりも小さくしてなる請求項1記載のメガネケース。
  4. 前記天板を、左右方向の中央から左右に行くにしたがって下降するように傾斜させてなる請求項1記載のメガネケース。
  5. 前記天板の前側部分を前方に行くにしたがって下降するように傾斜させ、前記ケース本体を、前記狭間隔状態から前記広間隔状態に近づくにしたがって弾性変形量が大きくなるように形成してなり、
    前記切替手段が、上部に前記天板の下面に当接する当接部が設けられ、下部が前記底板前部に左右方向軸まわりに揺動可能に支持された揺動部材であり、
    該揺動部材が後方に揺動した状態で前記狭間隔状態となり、該揺動部材が前方に揺動して前記当接部が前記天板の下面に当接した状態で前記広間隔状態となる請求項1記載のメガネケース。
  6. 前記天板の前側部分を前方に行くにしたがって下降するように傾斜させ、前記ケース本体を、前記狭間隔状態から前記広間隔状態に近づくにしたがって弾性変形量が大きくなるように形成してなり、
    前記切替手段が、上部に前記天板の下面に当接する当接部が設けられ、下部が前記底板前部に前後スライド可能に支持されたスライド部材であり、
    該スライド部材が後方にスライドした状態で前記狭間隔状態となり、該スライド部材が前方にスライドして前記当接部が前記天板の下面に当接した状態で前記広間隔状態となる請求項1記載のメガネケース。
  7. 前記天板の左右方向中央部前側部分を前後方向に切欠き、該切欠部から前記揺動部材又はスライド部材の上部を外側へ突出させて操作部としてなる請求項5又は6記載のメガネケース。
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