JP2001010442A - シートベルト装置 - Google Patents

シートベルト装置

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JP2001010442A
JP2001010442A JP11179994A JP17999499A JP2001010442A JP 2001010442 A JP2001010442 A JP 2001010442A JP 11179994 A JP11179994 A JP 11179994A JP 17999499 A JP17999499 A JP 17999499A JP 2001010442 A JP2001010442 A JP 2001010442A
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buckle
rotation
vehicle
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stay
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JP11179994A
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Shinobu Mogi
忍 茂木
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NSK Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両衝突等による衝撃に対する強度を向上す
ることができ、かつ小型化が達成されたバックルを備え
たシートベルト装置を提供する。 【解決手段】 バックルベース11と、バックルベース
11に固定され、バックル本体5の回動範囲を規制する
回動規制部材15と、を備え、回動規制部材15は、バ
ックルベース11の側壁11B及び11Cに形成した嵌
合部としての切欠部24B及び24Cに掛け渡される略
板状の腕部19B及び19Cを有し、緊急時にバックル
に加えられる衝撃方向に位置する当接面55B及び55
Cを切欠部24B及び24Cに当接させて配置すると共
に、バックルステー12に形成した凸部28及び29
と、回動規制部材15に形成した回動阻止部40とを当
接させて前記車両の前後方向及び幅方向の回動を規制す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、自動車等の乗り物
の座席に装備されるウエビング(ベルト)を着脱可能に
ロックすると共に、車両に取り付けられた状態で、バッ
クルステーに対し当該車両の前後方向及び幅方向に回動
可能なバックルを備えたシートベルト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の乗り物の座席には、乗
員の安全を図るために、シートベルト装置が取り付けら
れている。このシートベルト装置には、タングプレート
と、このタングプレートが挿脱されると共に、挿入され
たタングプレートを係脱可能にロックするバックル本体
と、を備えたバックルが設けられている。
【0003】このようなバックルの一種として、車両に
取り付けられた状態で、バックルステーに対し当該車両
の前後方向及び幅方向に回動可能な、いわゆる「首振り
構造」を備えたものがある。
【0004】この首振り構造を備えたバックルは、例え
ば図8及び図9に示すように、バックル本体101が、
バックルステー102に対し車両の前後方向及び幅方向
に回動可能に取付けられている。このバックル本体10
1は、バックルベース103と、バックルステー102
の開口部102Aに嵌合するブッシュ104と、バック
ルベース103に設けられて前記回動の範囲を規制する
回動規制部材105と、一端がブッシュ104に固定さ
れ、他端が回動規制部材105に固定されて回動したバ
ックル本体101を元の位置に戻すように付勢するコイ
ルスプリング106と、これらの部材を挿通するリベッ
ト107と、を備えて構成されている。
【0005】このバックルは、バックルベース103の
側壁の一端を内側に折り曲げた折り曲げ部108A及び
108Bを有し、この折り曲げ部108A及び108B
に、回動規制部材105の一端に形成した折り曲げ部1
09を引っ掛けることにより、バックルベース103に
回動規制部材105を取付けている。
【0006】なお、図8は、従来のバックルの一部を示
す平面図、図9は、図8のIX−IX線に沿った断面図であ
る。
【0007】また、このような首振り構造を備えたバッ
クルとして、特公平4−76815号公報に開示された
ものがある。この公報に開示されたバックルは、バック
ルベースと、バックルステーの先端部に形成された開口
部に遊嵌された支持軸と、この支持軸に一体的に固着さ
れ、車両の前後方向及び幅方向の回動を規制する回動規
制部材(カムプレート)と、前記回動状態を元の位置に
戻すコイルスプリングと、これらを挿通するリベット
と、を備えている。
【0008】このバックルは、回動規制部材(カムプレ
ート)に形成された突起が、バックルベースに形成され
た突起に当接することにより、前記車両の前後方向への
回動の規制を行う構造となっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】車両衝突等による衝撃
がバックルに加えられると、この衝撃は前記回動規制部
材にも加わることになる。
【0010】ここで、前述した従来のバックルは、バッ
クルベースの折り曲げ部及び回動規制部材の折り曲げ部
でこの衝撃力を受けることになる。このため、前記衝撃
力によって前記折り曲げ部が変形する虞があり、強度的
な不安があった。また、このバックルは、折り曲げ部を
設けているため、バックル全体が大きくなるという欠点
もある。
【0011】また、特公平4−76815号公報に開示
されたバックルは、前記車両の前後方向への回動を規制
するため、バックルベースに突起を形成しているが、こ
の突起の形成は、バックルベースに寸法状の制約を生じ
させ、バックルベースの寸法が大きくなるという欠点が
ある。
【0012】本発明は、このような従来の問題点を解決
することを課題とするものであり、車両衝突等による衝
撃に対する強度を向上することができ、かつ小型化が達
成されたバックルを備えたシートベルト装置を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、車両に取り付けられた状態で、バックルス
テーに対し前記車両の前後方向及び幅方向に回動可能に
設けられたバックルを備えたシートベルト装置であっ
て、前記バックルは、バックルベースと、当該バックル
ベースに固定され、前記回動範囲を規制する回動規制部
材と、を備え、前記回動規制部材は、前記バックルベー
スの両側壁に形成した嵌合部に掛け渡される略板状の腕
部を有し、前記腕部の、緊急時に前記バックルに加えら
れる衝撃方向に位置する面を前記嵌合部に当接させて配
置すると共に、前記バックルステーに形成した回動阻止
部と、前記回動規制部材に形成した回動阻止部とを当接
させて前記車両の前後方向及び幅方向の回動を規制する
シートベルト装置を提供するものである。
【0014】この構成を備えたシートベルト装置は、緊
急時に衝撃を受けた際に、前記嵌合部と、これに当接す
る面とによって、この衝撃力を受けることになる。した
がって、この衝撃によって回動規制部材やバックルベー
スが変形することを防止することができ、十分な強度を
得ることができる。
【0015】また、前記嵌合部によって、前記腕部を引
っ掛けているだけなので、回動規制部材を支持するため
に、バックルベースに、例えば従来のように折り曲げ部
を設ける必要もない。このため、バックルベースが大型
化することを防止することができ、組立も簡単になる。
【0016】そしてまた、本発明に係るバックルは、車
両の前後方向の回動の規制、及び車両の幅方向の回動の
規制を、前記回動規制部材に形成された回動阻止部と、
バックルステーに形成された回動阻止部とを互いに当接
させることにより行うため、従来のように、バックルベ
ースに前記回動の規制を行うための規制部(凸部など)
を形成する必要がなく、バックルベースに対する寸法上
の制約を最小限に抑えることができる。このため、小型
化することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態に係る
シートベルト装置について、図面を参照して説明する。
【0018】図1は、本実施の形態に係るシートベルト
装置の使用状態を示す概要図、図2は、図1に示すシー
トベルト装置に使用されるバックルの一部を示す分解斜
視図、図3は、図2に示すバックルを組み立てた状態を
示す平面図、図4は、図3の矢印A方向から見た側面
図、図5は、図3のV−V断面図、図6は、図5に示す
バックルが回動した状態を示す断面図である。
【0019】図1に示すように、本実施の形態に係るシ
ートベルト装置1は、シート2に着座する乗員3がウエ
ビング(ベルト)4を装着できるようになっている。こ
のウエビング4は、一端が図示しないアンカープレート
で車両側壁6の下部に取付られ、中間部がタング7の開
口部に移動可能に挿通されて折り返され、他端側が車両
側壁6の上部に取付けられたスルーカンカー8を介して
緊急ロック式巻取り装置9に巻き取られている。また、
タング7の先端部は、車両中央部の床に設けられたバッ
クルプリテンショナ10の先端に設けられたバックル本
体5に係合するようになっている。
【0020】なお、本実施の形態では、バックル本体5
がバックルステー12に対し、車両の前後方向及び幅方
向に回動する機構に関係した部材のみを詳述し、タング
7をラッチする機構や、これを解除する機構等に関する
説明は省略する。
【0021】バックル本体5は、図2〜図5に示すよう
に、バックルベース11と、一端がバックルベース11
に互いに回動可能に取付けられるバックルステー12
と、バックルステー12の一端に形成された円形穴13
に嵌合するブッシュ14と、バックル本体5のバックル
ステー12に対する車両の前後方向及び幅方向の回動を
規制する回動規制部材15と、一端がブッシュ14に固
定され、他端が回動規制部材15に固定されたコイルス
プリング16と、バックルベース11とバックルステー
12との間に配置され、前記回動をスムーズに行わせる
スペーサ17と、これらの部材に挿通されるリベット1
8と、を備えて構成されている。
【0022】バックルベース11は、底板11Aと、底
板11Aの両側に立設された側板11B及び11Cとを
備えて構成された略コ字状を有している。底板11Aの
一端には、円形部21が形成されており、この円形部2
1の略中央部には円形穴22が形成されている。また、
円形部21の先端部には、約15度下方に傾いた傾斜面
23が形成されている。両側板11B及び11Cの先端
部には、後に詳述する回動規制部材15の両腕部19B
及び19Cが配置される嵌合部としての切欠部24B及
び24Cが形成されている。
【0023】この切欠部24B及び24Cは、側面から
見て略コ字状に形成されており、後に詳述する回動規制
部材15の両腕部19B及び19Cの当接面55B及び
55Cが当接する壁面56B及び56Cと、両腕部19
B及び19Cの上面が当接する当接面57B及び57C
と、両腕部19B及び19Cの下面が配置される水平面
58B及び58Cと、により画定されている。この水平
面58B及び58Cと、両腕部19B及び19Cの下面
との間には、隙間59B(図示せず)及び59Cが形成
されている。
【0024】バックルステー12は、剛性のある金属に
より、全体的に細長い板状に形成されている。このバッ
クルステー12の両端には、共に円形部26及び27が
形成されており、円形部26には、後に詳述するブッシ
ュ14が嵌合する円形穴13が形成され、円形部27に
は、図示しないアンカーボルトが挿入される円形穴25
が形成されている。このバックルステー12は、円形穴
25に挿入された前記アンカーボルトによって、例え
ば、車両のシート2などに固定されるようになってい
る。
【0025】円形部26には、後に詳述するが、バック
ル本体5が反時計回りに回動した際に、回動規制部材1
5の回動規制部40の端部41に当接し、この回動がこ
れ以上進まないように規制する凸部28が形成されてい
る。バックルステー12の円形部26近傍には、後に詳
述するが、回動規制部40の端部42に当接し、バック
ル本体5が時計回りに回動することを阻止する凸部29
が形成されている。
【0026】ブッシュ14は、その略中央部に、バック
ルステー12の円形穴13に嵌合するボス部31が形成
されている。このボス部31の内側には、バックル本体
5を車両の幅方向に回動させるための斜面32を持った
長穴33が形成されている。ブッシュ14の、バックル
ステー12の凸部28に対応する位置には、凸部28を
包囲可能な凸部34が形成されている。また、ブッシュ
14の、バックルステー12の凸部29に対応する位置
には、凸部29を包囲可能な凸部35が形成されてい
る。さらに、ブッシュ14には、後に詳述するコイルス
プリング16の一端が固定される固定部36が形成され
ている。また、ブッシュ14の裏面には、バックルステ
ー12に固定するための爪部37が形成されている。
【0027】回動規制部材15は、略中央部に円形穴4
6が形成された略円形部43の一部外周に沿って下方に
向けて立設された回動規制部40を備えている。この回
動規制部40と切欠部45を挟んだ反対側には、略円形
部43に沿って下方に向けて立設されたスプリングカバ
ー部44が形成されている。また、略円形部43には、
バックルベース11の各切欠部24B及び24Cに配置
される腕部19B及び19Cが形成されている。そして
また、略円形部43には、コイルスプリング16の他端
が固定される切欠部38が形成されている。
【0028】腕部19B及び19Cは、略円形部43側
の端面である当接面55B及び55Cが、バックルベー
ス11の切欠部24B及び24Cの壁面56B及び56
Cに当接するように配置される。また、腕部19B及び
19Cの上面は、切欠部24B及び24Cの当接面57
B及び57Cに当接するよう配置される。ここで、回動
規制部材15は、後に詳述するリベット18によって、
この配置を維持するようにバックルベース11に一体的
に固定される。
【0029】このように、回動規制部材15は、両腕部
19B及び19Cが、切欠部24B及び24Cに、前述
した態様で引っ掛けられた状態となっているため、衝撃
を受けた際に、回動規制部材15の当接面55B及び5
5Cと、バックルベース11の切欠部24B及び24C
の壁面56B及び56Cとが、一直線上でこの衝撃力を
受けることになる。したがって、この衝撃によって変形
することを防止することができ、十分な強度が得られ
る。また、切欠部24B及び24Cによって、両腕部1
9B及び19Cを引っ掛けているだけなので、回動規制
部材15を支持するために、例えば従来のように折り曲
げ部を設ける必要もなく、バックルベース11が大型化
することがない。さらに、組立も簡単になる。
【0030】回動規制部40は、特に図4に示すよう
に、下方に向けて延出した延出部47が形成されてい
る。この延出部47の一方の端部42は、ブッシュ14
の凸部35に包囲された凸部29に当接してバックル本
体5の時計回りの回動を阻止するよう構成されている。
また、延出部47の他方の端部41は、バックル本体5
が反時計回りに回動した際に、ブッシュ14の凸部34
に包囲された凸部28に当接して前記時計回りの回動を
阻止するよう構成されている。そしてまた、バックル本
体5が車両の幅方向に回動した際には、回動規制部40
と、ブッシュ14の凸部34に包囲された凸部28の上
面(すなわち凸部34の上面)とが当接し、車両の幅方
向の回動が阻止されるようになっている。
【0031】このように、バックルステー12の凸部2
8及び29は、それぞれブッシュ114の凸部34及び
35に包囲されているため、バックル本体5が車両の前
後方向に回動した際に、回動規制部40の端部41及び
42が当接しても、この衝撃に十分に耐えうる強度を備
えることができる。同様に、バックル本体5が車両の幅
方向に回動した際に、回動規制部40と当接してもこの
衝撃に十分に耐えうる強度を備えることができる。
【0032】また、バックル本体5の、車両の前後方向
の回動の規制、及び車両の幅方向の回動の規制は、回動
規制部40に形成された端部41及び42と、バックル
ステー12も形成された凸部28及び29(本実施の形
態では、ブッシュ14の凸部34及び35によって包囲
されている)とによって行われる。したがって、従来の
ように、バックルベース11に前記回動の規制を行うた
めの規制部(凸部など)を形成する必要がないため、バ
ックルベース11に対する寸法上の制約が生じることが
なく、小型化することができる。
【0033】コイルスプリング16は、一端がブッシュ
14の固定部に、他端が回動規制部材15の切欠部38
に、各々固定されており、回動規制部材15を常に時計
方向に付勢している。このため、回動規制部材15は、
その初期状態において、端部42が、凸部35に当接し
た状態となっている。
【0034】リベット18は、基端側が大径部51から
なり、先端側が小径部52から構成されており、バック
ルベース11の裏側から円形穴21に挿入される。この
大径部51は、バックルベース11、スペーサ17、バ
ックルステー12の円形穴13、ブッシュ14の長穴3
3、コイルスプリング16を挿通して、これらをバック
ルベース11上に支持している。また、小径部52に
は、回動規制部材15の円形穴46が挿通されて、回動
規制部材15と一体的に固着されるようになっている。
【0035】この構成を備えたバックルは、前述したよ
うに、例えば、車両衝突等により衝撃が加えられて、回
動規制部材15及びバックルベース11に衝撃が加えら
れた際には、この衝撃を一直線上で受けることができる
ため、この衝撃力によって変形し難くなり、十分な強度
が得られる。また、小型化も達成される。
【0036】また、本実施の形態に係るバックルが通常
使用される場合は、初期状態では、バックル本体5は、
バックルステー12に対し、コイルスプリング16の付
勢力により、バックルステー12の凸部29を包囲した
ブッシュ14の凸部35に、回動規制部40の端部42
が当接している。この状態のバックル本体5は、この位
置から、反時計回りに回動規制部40の端部41が、バ
ックルステー12の凸部28を包囲したブッシュ14の
凸部34に当接するまでの範囲内で、コイルスプリング
16の付勢力に抗して、車両の前後方向に回動可能とな
っている。このため、例えば、シートバックを前傾した
際に、シートバックがバックル本体5に追従して前傾す
ることになり、シートバック及びバックル本体5が痛む
ことを防止することができる。
【0037】また、シートバックを復帰させた際には、
バックル本体5は、コイルスプリング16の付勢力によ
り、初期状態に復帰する。したがって、バックル本体5
をシート2の直近に位置することができ、シート2に着
座した乗員に対しウエビング4の装着性を良くすること
ができる。
【0038】一方、バックル本体5は、初期状態から、
回動規制部40が、バックルステー12の凸部28を包
囲したブッシュ14の凸部34の上面に当接するまでの
範囲内で、コイルスプリング16の付勢力に抗し、コイ
ルスプリング16を圧縮させることにより、車両の幅方
向に回動可能となっている(図6参照)。このため、ウ
エビング4を乗員3の身体に密着することができる。
【0039】なお、本実施の形態では、嵌合部として切
欠部24B及び24Cを形成した場合について説明した
が、これに限らず、例えば、図7に示すように、両側板
11B及び11Cの先端部に、回動規制部材15の両腕
部19B及び19Cが配置される嵌合部としての嵌合穴
124B及び124Cを形成してもよい。このように構
成することで、バックルベース11の剛性をより向上さ
せることができる。
【0040】そしてまた、本実施の形態では、ブッシュ
14に形成した凸部34及び35によって、バックルス
テー12に形成した凸部28及び29を各々包囲するこ
とにより、回動規制部材15の端部41及び42との当
接による衝撃を緩和すると共に、強度を強化した構成と
したが、これに限らず、本発明に係るバックルは、バッ
クルステー12に形成した回動阻止部(本実施の形態で
は、端部41及び42)と、回動規制部材40に形成し
た回動阻止部(本実施の形態では、凸部28及び29)
とを当接させて、車両の前後方向及び幅方向の回動を規
制する構成であればよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るシー
トベルト装置は、回動規制部材の腕部の、緊急時に前記
バックルに加えられる衝撃方向に位置する面を、バック
ルベースに形成した嵌合部に当接させて配置したため、
緊急時に衝撃を受けた際には、前記切欠部と、腕部の前
記面とによって、この衝撃力を受けることになる。した
がって、この衝撃によって回動規制部材やバックルベー
スが変形することを防止することができ、十分な強度を
得ることができる。また、前記嵌合部によって、前記腕
部を引っ掛けるという簡単な構成なので、バックルベー
スが大型化することを防止することができ、組立も簡単
に行うことができる。
【0042】また、前記バックルステーに形成した回動
阻止部と、前記回動規制部材に形成した回動阻止部とを
当接させて、前記車両の前後方向及び幅方向の回動を規
制する構成としたため、従来のように、バックルベース
に前記回動の規制を行うための規制部(凸部など)を形
成する必要がなく、バックルベースに対する寸法上の制
約を最小限に抑えることができる。
【0043】この結果、小型化が達成され、強度が向上
したバックルを備えたシートベルト装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の本実施の形態に係るシートベルト装置
の使用状態を示す概要図である。
【図2】図1に示すシートベルト装置に使用されるバッ
クルの一部を示す分解斜視図である。
【図3】図2に示すバックルを組み立てた状態を示す平
面図である。
【図4】図3の矢印A方向から見た側面図である。
【図5】図5は、図3のV−V断面図である。
【図6】図6は、図5に示すバックルが回動した状態を
示す断面図である。
【図7】本発明の他の実施の形態を示す図である。
【図8】従来のバックルの一部を示す平面図である。
【図9】図8のIX−IX線に沿った断面図である。
【符号の説明】
1 シートベルト装置 5 バックル本体 11 バックルベース 12 バックルステー 14 ブッシュ 15 回動規制部材 16 コイルスプリング 19B、19C 腕部 24B、24C 切欠部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に取り付けられた状態で、バックル
    ステーに対し前記車両の前後方向及び幅方向に回動可能
    に設けられたバックルを備えたシートベルト装置であっ
    て、 前記バックルは、バックルベースと、当該バックルベー
    スに固定され、前記回動範囲を規制する回動規制部材
    と、を備え、 前記回動規制部材は、前記バックルベースの両側壁に形
    成した嵌合部に掛け渡される略板状の腕部を有し、前記
    腕部の、緊急時に前記バックルに加えられる衝撃方向に
    位置する面を前記嵌合部に当接させて配置すると共に、
    前記バックルステーに形成した回動阻止部と、前記回動
    規制部材に形成した回動阻止部とを当接させて前記車両
    の前後方向及び幅方向の回動を規制するシートベルト装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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