JP2001133733A - 眼鏡用ばね付きヒンジ - Google Patents

眼鏡用ばね付きヒンジ

Info

Publication number
JP2001133733A
JP2001133733A JP2000008949A JP2000008949A JP2001133733A JP 2001133733 A JP2001133733 A JP 2001133733A JP 2000008949 A JP2000008949 A JP 2000008949A JP 2000008949 A JP2000008949 A JP 2000008949A JP 2001133733 A JP2001133733 A JP 2001133733A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
latch
hinge
cavity
locking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000008949A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3363422B2 (ja
Inventor
Claus Beck
クラウス,ベック
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OBE Ohnmacht and Baumgartner GmbH and Co KG
Original Assignee
OBE Ohnmacht and Baumgartner GmbH and Co KG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OBE Ohnmacht and Baumgartner GmbH and Co KG filed Critical OBE Ohnmacht and Baumgartner GmbH and Co KG
Publication of JP2001133733A publication Critical patent/JP2001133733A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3363422B2 publication Critical patent/JP3363422B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C5/00Constructions of non-optical parts
    • G02C5/22Hinges
    • G02C5/2218Resilient hinges
    • G02C5/2236Resilient hinges comprising a sliding hinge member and a coil spring
    • G02C5/2245Resilient hinges comprising a sliding hinge member and a coil spring comprising a sliding box containing a spring
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C2200/00Generic mechanical aspects applicable to one or more of the groups G02C1/00 - G02C5/00 and G02C9/00 - G02C13/00 and their subgroups
    • G02C2200/06Locking elements

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Eyeglasses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ばね部材とラッチとを収容する細長い第1の空
洞部を有し、ラッチがばね部材によって押圧力を受け、
かつロッキング部材を具備し、ロッキング部材がロッキ
ング位置で第2の空洞部に係合してロックする眼鏡用ば
ね付きヒンジにおいて、簡単な構造を有し、簡単に組立
及び解体することができるばね付きヒンジを提供するこ
と、及びばね付きヒンジの簡単な解体方法を提示するこ
とを課題とする。 【解決手段】ばね付きヒンジは、ロッキング部材37を
離脱位置に変位させるべく第1の空洞部21の端面を経
てラッチ25,25’に離脱力を働かせる操作手段63
のために、ラッチ25,25’がロッキング部材37か
ら離れた位置に力作用51を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は請求項1の上位概念
に基づく眼鏡用ばね付きヒンジ及び請求項13の上位概
念に基づく眼鏡用ばね付きヒンジの解体方法に関する。
【0002】
【従来の技術】眼鏡のつるに穿設された細長い第1の空
洞部を有し、この空洞部にばね部材及びラッチを挿入す
ることができるここで述べる種類のばね付きヒンジは欧
州特許第 0395939号明細書で明らかである。ロッキング
部材が第2の空洞部に係合してロックするラッチは、組
立状態でばね部材から押圧力を受ける。ラッチはセルフ
ロック式に形成されている。即ちラッチはロッキング部
材が第2の空洞部との重なり位置に変位されて、自動的
に第2の空洞部に係合するところまでしか第1の空洞部
に差し込まれない。このばね付きヒンジは、離脱位置に
変位させるようにロッキング部材に作用することは外部
からは不可能なので、ばね付きヒンジを破壊しなければ
解体できないという欠点がある。ばね付きヒンジの解体
の1つの方法は、第2の空洞部に接続する貫通孔を眼鏡
のつるの閉じた外面にあけ、ロッキング部材を押し出す
ために操作部材をこの貫通孔から第2の空洞部に挿入す
ることである。ところがこのやり方は眼鏡のつるの光学
系の損傷又は望ましくない影響を伴うので望ましくな
い。
【0003】ここで述べる種類の解体可能なばね付きヒ
ンジはドイツ国特許第 3628682号明細書でも知られてい
る。このばね付きヒンジはばね部材の力に抗して細長い
第1の空洞部に差し込むことができるラッチを有する。
ラッチは、平面図で見て、二面角の形状を有する。ラッ
チは上側に刻み付きねじ頭部を有する。第1の空洞部に
配設されたラッチを適当に形成されたねじ回しで垂直軸
の周りに旋回することができ、それによってラッチの弓
形部分が案内溝の中で移動させられ、そこに緊定され
る。回転体として形成されたこのラッチの欠点は、製造
に手数がかかり、従って費用がかさむことである。ラッ
チはセルフロック式に形成されていないので、眼鏡のつ
ると眼鏡の中央部を同時に保持し、かつねじ回しを操作
しなければならないから、特にその解体がすこぶる面倒
である。
【0004】球体からなるロッキング部材を備えたラッ
チを有する眼鏡用ばね付きヒンジがドイツ国特許第 223
8730号明細書で明らかである。上記の球体はラッチの穴
の中にある。第1の空洞部の中のラッチをロックするに
は、球体を内設した穴が第2の空洞部との重なり位置に
到達し、そこで球体がラッチの穴から脱落して、第2の
空洞部の中に落下するまで、ラッチを第1の空洞部の中
に差し込まなければならない。第1の空洞部に内設され
たばね部材により押圧力を受けるラッチがこのようにし
てロックされる。ばね付きヒンジを取り外すには、ばね
付きヒンジを逆さにして、ヒンジ部材を圧縮し、ラッチ
をゆるめて、球体がラッチの穴の中に落下して戻るよう
にしなければならない。ばね付きヒンジの解体が極めて
面倒で、信頼性がないことは明らかである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、簡単な構造を
有し、簡単に組立及び解体することができる冒頭に挙げ
た種類のばね付きヒンジを提供することが本発明の課題
である。もう一つの目的は、高い信頼性を保証すること
ができる眼鏡用ばね付きヒンジの簡単な解体方法を提示
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】課題の解決のために、請
求項1の特徴を有するばね付きヒンジを提案する。この
ばね付きヒンジは、ロッキング部材を離脱位置に変位さ
せるべく第1の空洞部の端面を経てラッチに離脱力を働
かせる操作手段のために、ラッチがロッキング部材から
離れた位置に力作用面を有することを特徴とする。第1
の空洞部に挿入すると自動的にロックするラッチ又は少
なくともその力作用面は、このように操作手段により第
1の空洞部の開放した端面から到達可能であるから、離
脱力を力作用面に簡単に働かせることができる。力作用
面はロッキング部材から間隔をおいて配設されており、
従ってロッキング部材の部分をなす面でない。むしろロ
ッキング部材は力作用面の反対側のラッチの端面区域に
配設することが好ましい。簡単に、従って安価に製造す
ることができるこのラッチは、第1の空洞部の開放した
端面からこの空洞部に差し込まれ、その際ラッチが第1
の空洞部の中で適当な位置に到達した後、ラッチに配設
されたロッキング部材がラッチのロッキングのために自
動的に第2の空洞部に係止することが好ましい。またロ
ッキングの解除のために眼鏡のつるに開口をあけ又は設
けないでよいから、特にばね付きヒンジの反対側に閉じ
た面を有し、従ってロッキング部材を離脱位置に変位さ
せるために操作手段が進入する可能性がない眼鏡のつる
にもばね付きヒンジを使用できることが特に有利であ
る。
【0007】好適な実施形態では、ラッチの力作用面に
押圧力が働くと、ロッキング位置から離脱位置へ変位さ
せられるように、ラッチが傾倒可能に形成されている。
力作用面に押圧力が作用することによって、このように
ロッキング部材が第2の空洞部から脱出させられる。そ
の場合ラッチがばね部材によりなお押圧力を受けている
ときでも、ロッキングの解除のためにラッチが傾倒し得
るように、ラッチを形成することが好ましい。即ちばね
付きヒンジを解体する場合、公知のばね付きヒンジのよ
うにロッキング部材を離脱位置に変位させるために、ま
ずラッチの押圧力を解除する必要はないのである。従っ
てばね付きヒンジの解体は1人の人員で簡単に行うこと
ができ、そのために眼鏡を適当な保持装置に入れないで
よい。
【0008】ばね付きヒンジの別の実施例は、ラッチが
操作手段によりラッチの基部に対して偏らせることがで
きる弾性的に形成されたばね舌片を有し、ばね舌片にロ
ッキング部材が配設されており、ロッキング部材がロッ
キング位置から離脱位置に到達するように、ばね舌片を
第2の空洞部に対して変位させることができることを特
徴とする。このためにばね舌片は離脱力を働かせること
ができる力作用面を有し、ロッキング部材が第2の空洞
部から離脱位置へ回し出されるように、ばね舌片が変形
されないしは偏らされることが好ましい。この実施例で
は離脱力がばね部材からラッチに加えられる押圧力の方
向とおおむね逆向きに差し向けられるように、ラッチを
構成することが好ましい。この実施例でもロッキングを
解除するときのラッチ又はばね舌片又はロッキング部材
の変位の結果、組立状態ですでに予圧されているばね部
材が一層圧縮されるように、ラッチを構成することが好
ましい。換言すれば、ロッキングの解除の前にラッチへ
の押圧力を解消することは必要でない。このことはばね
付きヒンジの解体を簡単にする。
【0009】ばね付きヒンジの別の実施例では第2の空
洞部が第1の空洞部の底壁に配設されている。「底壁」
の概念は、眼鏡のつるに近接して配設され又は眼鏡のつ
るに穿設された細長い第1の空洞部の縦隔壁を意味す
る。この場合力作用面に作用する離脱力の方向は、ばね
付きヒンジのヒンジ部材が旋回するヒンジ軸に対して少
なくともおおむね垂直である。別の実施形態では第2の
空洞部が第1の空洞部の側壁に配設され、力作用面に作
用する離脱力がおおむねヒンジ軸の方向に差し向けられ
るようにラッチを配設又は構成する。この実施形態では
眼鏡のつるに対して相対的に変位し得るように設けたば
ね付きヒンジのスライド部材の細長い開口又はみぞ穴を
ロッキング部材が貫通する。
【0010】ラッチが上側案内面と下側案内面を有し、
これらの案内面が相互に間隔をおいて配列され、かつ互
いに平行であるばね付きヒンジの実施例も好適である。
案内面の相互の間隔は、好ましくは長方形横断面の第1
の空洞部の高さにおおむね等しいか又はそれより小さ
い。これによって例えばばね部材が押圧力を働かせ、第
1の空洞部の開放した端面の方向にラッチを自動的に脱
出させることにより、ラッチが第1の空洞部の中で変位
するときに傾かないことが保証される。
【0011】好適な実施形態ではラッチはばね部材に面
した端面にくぼみを有し、ラッチとばね部材の間に配設
された伝動部材がこのくぼみに係合する。伝動部材は例
えば第1の空洞部の縦方向に移動し得るように通された
ばね付きピストンからなる。力作用面に離脱力が働いて
ラッチが変位するときに、伝動部材がくぼみの中で傾い
て引っ掛からずに、ばね部材の力の方向と逆向きにばね
部材の受座の方向へ、移動するラッチ又はロッキング部
材によって変位させられるように、くぼみに係合する伝
動部材の形状はくぼみの形状に整合することが好まし
い。
【0012】有利な実施態様ではくぼみがくさび形に形
成され、くぼみの底部の方向に相接する側壁を有する。
伝動部材のくぼみに係合する部分は、この場合三角形横
断面に形成され、一方、三角形の側面はくぼみの側壁と
夫々平行である。
【0013】最後にラッチが一体に形成されたばね付き
ヒンジの実施例が好適である。従ってロッキング部材は
公知の解体可能なばね付きヒンジのラッチのように、ロ
ッキング部材は別個の部材ではない。このことはラッチ
の製造、組立及び解体を簡単にする。
【0014】ラッチは例えば弾性材料例えばプラスチッ
クからなり又は場合によっては柔軟に形成することがで
きる。傾倒可能に形成されたラッチはもちろん金属から
なることもできる。
【0015】ばね付きヒンジのその他の有利な実施形態
はその他の従属請求項で明らかである。
【0016】また課題の解決のために、請求項13の特
徴を有する眼鏡用ばね付きヒンジの解体方法を提案す
る。この方法はロッキング部材を離脱位置に変位させる
離脱力を、組み立ての際にラッチが第1の空洞部に差し
込まれるときに通る第1の空洞部の開口部からラッチに
働かせることを特徴とする。このようにしてロッキング
の解除は、外部から組立用開口部を経て到達可能なラッ
チに作用することによって簡単に行うことができ、その
ためにばね付きヒンジ又は眼鏡のつるを損傷しないで済
み、又はロッキング部材に作用して離脱位置に変位させ
るために、操作手段を第2の空洞部に挿入する補助開口
部を設けないでよい。
【0017】
【発明の実施の形態】次に図面に基づいて本発明を詳述
する。図1Aは眼鏡用ばね付きヒンジ1の第1実施例の
一部の縦断面図を示す。眼鏡は眼鏡のつる3に配設され
たつるヒンジ5及び眼鏡の中央部(図示せず)に設けら
れた図示しない中央ヒンジを有し、つると中央部はヒン
ジの軸線7の周りに旋回自在に互いに連結される。ばね
付きヒンジ1は通常の着用位置を越えて開くことができ
るように形成されている。
【0018】つるヒンジ5はスライド部材9を有し、ス
ライド部材9は2枚形のヒンジ部材11を持つ。眼鏡の
つる3に細長い第1の部分空洞部13が設けられてい
る。第1の部分空洞部13はスライド部材9のための案
内17の一部である案内溝15を有する。一部を断面図
で示したばね付きヒンジ1の下面図を示す図1Cで明ら
かなように、案内溝15は2つの直線状の溝部分と湾曲
した溝部分からなるU字形をなす。ばね付きヒンジ1の
前面図を示す図1Dで明らかなように、本実施例では案
内17は平形案内として形成されている。
【0019】案内溝15に縦方向に移動可能に通された
スライド部材9は縦長の第2の部分空洞部19を有す
る。第2の部分空洞部19は眼鏡のつる3の第1の部分
空洞部13とともに細長い第1の空洞部21を形成し、
ここにばね部材23、ラッチ25及びばね部材23とラ
ッチ25の間に配設された伝動部材27を収容するす
る。第1の空洞部21はこの場合少なくともおおむね長
方形の横断面を有し、ばね部材23、伝動部材27及び
ラッチ25が挿入されるときに通る端面以外は閉鎖され
ている。
【0020】ばね部材23はこの場合圧縮コイルばねか
らなり、受座の役割をする前記縦長の第1の空洞部21
の閉じた端面に一端が支えられ、ラッチ25に対向する
伝動部材27の側面に押圧力を働かせる。伝動部材27
はこの場合ピストン状の押圧部材からなり、圧縮コイル
ばねの中に入り込む案内ピン31を有する。伝動部材2
7はばね部材23の反対側の端面にくさび形に形成され
た部分33を有する。この部分33は、ラッチ25のば
ね部材23に面した端面53の、前記部分33の形状に
対応するくぼみ35に係合する。この場合一体に形成さ
れたラッチ25はロッキング部材37を有する。ロッキ
ング部材37はこの場合第1の空洞部21の底壁39に
配設された第2の空洞部41に係合してロックする。眼
鏡のつる3の第1の空洞部21も第2の空洞部41も、
眼鏡をかけたときに見えるつる3の外面を貫通していな
いことは図1A及び1Dで明らかである。従ってこの有
利な実施例では外面42は閉じた面を有する。図示しな
い別の実施例で眼鏡のつるの外面が第1又は第2の空洞
部に接続する単数個又は複数個の開口を備えることもも
ちろん可能である。これらの開口はラッチの機能、組立
及び解体に影響しない。
【0021】ラッチ25が図1Aないし1Dにロッキン
グ位置で示されている。この位置でラッチ25は予圧さ
れたばね部材23から伝動部材27を介して押圧力を受
ける。その結果、ラッチ25の端面のくさび形のくぼみ
35及び同様に形成され、くぼみ35に係合する伝動部
材27の部分33に基づき、ロッキング部材37が第2
の空洞部41の壁部に押しやられるから、ラッチの意図
せぬロッキング解除を事実上なくすことができる。
【0022】次にラッチ25の側面図、下面図又は前面
図を示す図3Aないし3Cに基づいてラッチ25の構造
を詳述する。ラッチ25は平坦に形成された互いに平行
な上側案内面43及び下側案内面45を有する。案内面
43、45の間隔Aは第1の空洞部21の高さに等しい
か又はこれより僅かに小さいから、第1の空洞部21の
中でラッチ25のおおむね遊びのない案内が保証され
る。ラッチ25の幅は第1の空洞部21の幅と等しいか
又はこれより僅かに小さいことが好ましい。図3Aで明
らかなように、上側案内面43は下側案内面45に比し
て遥かに短い。下側案内面45にロッキング部材37が
ある。ロッキング部材37はラッチ25の幅の一部にし
か伸張せず、いわば長方形のロッキング突子の形状を有
する。
【0023】またラッチ25は下側案内面45と、ラッ
チ25の組立状態でばね部材の反対側にある端面47と
を連絡する斜面46を有する。斜面46は平坦に形成さ
れ、ラッチ25の全幅に伸張する。
【0024】端面47と上側案内面43の間に鼻端状の
突起49が形成され、例えば図2に示す操作手段のため
の力作用面51がこの突起49に形成される。
【0025】ラッチ25の組立状態でばね部材23に面
することとなる端面53にくさび状に形成されたくぼみ
35は、平坦に形成された側壁55及び57を有する。
この場合ばね部材23の作用によりラッチ25に作用す
る押圧力の少なくとも1つの力成分が下側案相面45の
方向に差し向けられるように、側壁57の配列を選定す
る。それにより、ロッキング部材37が第2の空洞部4
1の中へ押し付けられる。
【0026】上側案内面43と後側端面53の間の区域
に別のくぼみ59が設けてあり、斜面46と組合わされ
て、下側案内面45と斜面46の間の端縁61を支点と
してラッチ25が傾倒することを可能にする。この点に
ついては下記でさらに図2に基づいて詳述する。
【0027】図1Aないし1Dに示したばね付きヒンジ
1の組立のために、まずスライド部材9を眼鏡のつる3
の案内17に、図1Aに示した位置まで差し込む。次に
ばね部材23と伝動部材27を第1の空洞部21に挿入
する。最後にラッチ25を第1の空洞部21に入れ、ロ
ッキング部材37が第2の空洞部41に自動的に係合す
るまで、ばね部材23の押圧力に抗して第1の空洞部2
1に差し込む。ラッチ25のロッキングが自動的に行わ
れることは明らかである。
【0028】ばね付きヒンジ1を解体するには、ロッキ
ング部材37が第2の空洞部41から脱出するように、
ラッチ25を変位させることが必要である。これは次の
ようにして行われる。即ちこの場合ピンからなり、第1
の空洞部21の端面から力作用面51に挿通される、図
2に示す操作手段63によって、上からラッチ25の力
作用面51に離脱力を働かせる。それにより、ラッチ2
5は端縁61を支点として図2の図示で反時計回りに傾
倒し、ロッキング部材37は図2に示す離脱位置に変位
する。ラッチ25が傾倒するときに、伝動部材27の部
分33はラッチ25のくぼみ35の側壁57に沿ってす
べり、それにより、伝動部材27は図2の図示で右へ、
ばね部材23の受座の方向に押しやられる。これにより
ばね部材23が一層圧縮される。ロッキング部材37が
第2の空洞部41から脱出することによってラッチ25
が離脱位置に達した後、ばね部材23はラッチ25を図
2の図示で左へ、第1の空洞部21の開放した端面の方
向に押圧する。それにより、ラッチ25を空洞部21か
ら取り外すことができる。ばね付きヒンジ1の解体のた
めに特別の器具が必要でないことは明らかである。
【0029】操作手段63は、ばね部材23、伝動部材
33及びラッチ25自体が第1の空洞部21に挿入され
るときに通る第1の空洞部21の開放した端面を経て、
力作用面51へ案内される。本実施例では力作用面51
が第1の空洞部21の端面からある程度突出するように
して、ラッチ25がロッキング位置に配置される。従っ
て第1の空洞部21は操作手段にとって特に到達しやす
く、操作手段を扱う者に直ちに識別されるから、解体が
容易である。
【0030】図4はばね付きヒンジ1の別の実施例の縦
断面図を示す。この実施例は主にラッチの構造が図1な
いし3に基づいて説明したばね付きヒンジと相違する。
前記の図に基づいてすでに説明した部材は同じ参照符号
を付したから、その点については図1Aないし3Dの説
明を参照されたい。
【0031】図4に示すラッチ25’は本体65を有
し、本体65から比較的薄い柔軟なばね舌片67が出て
いる。本体65の反対側のばね舌片67の端部にロッキ
ング部材37が配設されており、それが図4の図示では
第2の空洞部41に係合してロックする。ロッキング部
材37を離脱位置に変位させるために、矢印69の方向
に向けた離脱力がばね舌片67に加えられる。この離脱
力は例えば図2に示す操作手段63によって作用させる
ことができる。ばね部材23の押圧力と逆向きの離脱力
によって、弾性ばね舌片67がラッチ25’の本体65
に対して偏らされ又は旋回され、ロッキング部材37が
第2の空洞部41から脱出し、離脱位置(図示せず)に
変位させられる。なおこの場合も伝動部材27はまず図
4の図示で右へ移動されるから、最後にロッキング部材
37が離脱位置に達するまで、ばね部材23が一層圧縮
される。次にばね部材23によって伝動部材27がラッ
チ25’を空洞部21から少なくとも第1の空洞部21
の開放した端面の方向に押出すことから、ロッキング部
材37が第2の空洞部に意図せずして再び係止すること
が防止される。
【0032】第2実施例によれば、ばね舌片67はラッ
チ25’の全幅にわたって伸張する。別の実施例ではば
ね舌片67はラッチ25’の幅の一部にだけ伸張し、好
ましくはラッチ25’の中央区域に配設され、それによ
って本体65の剛性が改善される。
【0033】
【発明の効果】ばね付きヒンジ1のすべての実施例に共
通するのは、第1の空洞部21の開放した端面を経てラ
ッチに通される操作手段により、力作用面に押圧力を働
かせることによって、自動ロック式のラッチをロッキン
グ位置から離脱位置へ簡単に変位させることができるこ
とである。このために特別の器具は必要でなく、1人の
人員でたやすく行うことができる。ラッチは簡単に製造
することができるから、ばね付きヒンジのコストは相応
に小さい。何回も組立と解体を行った後でも、ばね付き
ヒンジ1、特にラッチ25又は25’、ばね部材23及
び伝動部材27は再使用可能であり、従って交換しない
でよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1Aないし1Dは夫々ラッチがロッキング位
置にある本発明ばね付きヒンジの第1実施例の部分図で
ある。
【図2】ラッチが離脱位置にある図1Aないし1Dのば
ね付きヒンジの縦断面図である。
【図3】図3Aないし3Cは夫々図1及び2に示すラッチ
の図である。
【図4】別の実施形態のラッチを有するばね付きヒンジ
の第 2実施例の部分縦断面図である。
【符号の説明】
21 第1の空洞部 25 ラッチ 25’ ラッチ 37 ロッキング部材 51 力作用面 63 操作手段

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ばね部材とラッチとを収容する細長い第1
    の空洞部を有し、ラッチがばね部材によって押圧力を受
    け、かつロッキング部材を具備し、ロッキング部材がロ
    ッキング位置で第2の空洞部に係合してロックする眼鏡
    用ばね付きヒンジにおいて、 ロッキング部材37を離脱位置に変位させるべく第1の
    空洞部21の端面を経てラッチ25、25’に離脱力を
    働かせる操作手段63のために、ラッチ25、25’が
    ロッキング部材37から離れた位置に力作用面51を有
    することを特徴とするばね付きヒンジ。
  2. 【請求項2】ラッチ25が傾倒し得るように形成され、
    その力作用面51に押圧力が働くと、ラッチ25がロッ
    キング位置から離脱位置に変位させられることを特徴と
    する請求項1に記載のばね付きヒンジ。
  3. 【請求項3】ラッチ25’が弾性的に形成され、操作手
    段63によってラッチ25’の基部に対して偏らせるこ
    とができるばね舌片67を有し、ばね舌片67にロッキ
    ング部材37が配設されており、ロッキング部材37が
    ロッキング位置から離脱位置に到達するように、ばね舌
    片67が第2の空洞部41に対して変位させられること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のばね付きヒンジ。
  4. 【請求項4】第1の空洞部21が複数個の部分空洞部か
    らなり、第1の部分空洞部13が眼鏡のつる3又は眼鏡
    のつる3と連結されたキャップに、第2の部分空洞部1
    9が移動可能に取付けられたスライド部材9に設けられ
    ていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1
    つに記載のばね付きヒンジ。
  5. 【請求項5】第2の空洞部41が第1の空洞部21の底
    壁39又は側壁に配設されていることを特徴とする請求
    項1ないし4のいずれか1つに記載のばね付きヒンジ。
  6. 【請求項6】第1の空洞部21が少なくともおおむね長
    方形の横断面を有することを特徴とする請求項1ないし
    5のいずれか1つに記載のばね付きヒンジ。
  7. 【請求項7】ラッチ25が上側案内面43及び下側案内
    面45を有し、これらの案内面が相互に間隔をおいて配
    設され、互いに平行であることを特徴とする請求項1な
    いし6のいずれか1つに記載のばね付きヒンジ。
  8. 【請求項8】ラッチ25のばね部材23に面した端面が
    くぼみを有し、ラッチ25とばね部材23の間に配設さ
    れた伝動部材27がこのくぼみに係合することを特徴と
    する請求項1ないし7のいずれか1つに記載のばね付き
    ヒンジ。
  9. 【請求項9】くぼみ35が、くぼみ35の底部の方向に
    見て、相接する平坦な又はおおむね平坦な側壁55、5
    7を有することを特徴とする請求項1ないし8のいずれ
    か1つに記載のばね付きヒンジ。
  10. 【請求項10】ラッチ25がばね部材23の反対側の端
    面47から下側案内面45の方向へ延びる斜面46を有
    することを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つ
    に記載のばね付きヒンジ。
  11. 【請求項11】力作用面51がばね部材23の反対側の
    ラッチ25の端面47の区域に設けられた突起49の一
    部であることを特徴とする請求項1ないし10のいずれ
    か1つに記載のばね付きヒンジ。
  12. 【請求項12】ラッチ25、25’が一体に形成されて
    いることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1
    つに記載のばね付きヒンジ。
  13. 【請求項13】ばね付きヒンジがばね部材とロッキング
    部材を具備するラッチとを収容するための細長い第1の
    空洞部を有し、ラッチがばね部材により押圧力を受け、
    ロッキング部材がロッキング位置で第2の空洞部に係合
    してロックする特に上記の請求項1ないし12のいずれ
    か1つに記載のばね付きヒンジで使用するための、眼鏡
    用ばね付きヒンジの解体方法において、ロッキング部材
    を離脱位置に変位させる離脱力を、組立の際にラッチが
    第1の空洞部に差し込まれるときに通る第1の空洞部の
    開口部からラッチに働かせることを特徴とする方法。
JP2000008949A 1999-10-27 2000-01-18 眼鏡用ばね付きヒンジ Expired - Fee Related JP3363422B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19951821 1999-10-27
DE19951821.1 1999-10-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001133733A true JP2001133733A (ja) 2001-05-18
JP3363422B2 JP3363422B2 (ja) 2003-01-08

Family

ID=7927097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000008949A Expired - Fee Related JP3363422B2 (ja) 1999-10-27 2000-01-18 眼鏡用ばね付きヒンジ

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP3363422B2 (ja)
CN (1) CN1231790C (ja)
HK (1) HK1050055A1 (ja)
WO (1) WO2001031386A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101782691B (zh) * 2009-01-20 2012-07-18 金圣哲 一种眼镜用弹簧铰链
CN105353524A (zh) * 2015-12-09 2016-02-24 台州华强眼镜有限公司 一种用于眼镜的弹簧铰链及其安装方法

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10216514C1 (de) * 2002-04-09 2003-12-18 Obe Ohnmacht & Baumgaertner Demontierbares Federscharnier
AT500217B1 (de) * 2004-05-14 2006-01-15 Redtenbacher Praez Steile Ges Federscharnier für eine brille
ITPD20040196A1 (it) * 2004-07-22 2004-10-22 Visottica Ind Spa Cerniera elastica per occhiali
AT502196B1 (de) 2006-02-17 2007-02-15 Redtenbacher Praez Steile Ges Federscharnier für eine brille
KR100920428B1 (ko) * 2008-01-31 2009-10-08 이병만 안경테와 안경다리의 결합구조
DE102008023829A1 (de) 2008-05-08 2009-11-12 OBE OHNMACHT & BAUMGäRTNER GMBH & CO. KG Federscharnier für Brillen
US8302259B2 (en) 2008-04-30 2012-11-06 Obe Ohnmacht & Baumgartner Gmbh & Co. Kg Spring hinge for spectacles
AT506325B1 (de) * 2008-05-02 2009-08-15 Redtenbacher Praez Steile Ges Federscharnier zwischen einem bügel und einem bügelbacken einer brille
CN102279474A (zh) * 2011-08-31 2011-12-14 温州市新韩光学有限公司 一种镜脚的连接结构
IT201700121879A1 (it) 2017-10-26 2019-04-26 Visottica Ind Spa Cerniera elastica smontabile per montature di occhiali
CN108006155B (zh) * 2017-12-02 2019-10-11 新沂市腾远机械配件有限公司 一种设备减震装置中的快捷弹簧更换机构
IT201900019918A1 (it) * 2019-10-29 2021-04-29 Visottica Ind Spa Cerniera elastica per occhiali e metodo di smontaggio di detta cerniera
AT522956B1 (de) * 2020-03-17 2021-04-15 Redtenbacher Praez Ges M B H Federscharnier für eine Brille
AT17371U1 (de) * 2020-12-22 2022-02-15 Redtenbacher Praez Ges M B H Federschanier für eine Brille

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2242044C3 (de) * 1972-08-26 1979-05-23 Obe-Werk Ohnmacht & Baumgaertner Kg, 7536 Ispringen Federscharnier für Brillen
DE9114193U1 (de) * 1991-11-14 1993-03-11 OBE-Werk Ohnmacht & Baumgärtner GmbH & Co KG, 7536 Ispringen Federscharnier für Brillen
CH688666A5 (fr) * 1993-06-09 1997-12-31 Nationale Sa Charnière de lunettes.
JP3028690U (ja) 1996-03-04 1996-09-13 福井めがね工業株式会社 眼鏡枠のバネ丁番
JP2739572B2 (ja) * 1996-05-13 1998-04-15 アイテック株式会社 眼鏡用バネ機構付き蝶番
IT1288621B1 (it) * 1996-05-31 1998-09-23 Luciano Montagner Perfezionamento ad un dispositivo particolarmente ridotto per la elasticizzazione di almeno una astina per occhiali.

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101782691B (zh) * 2009-01-20 2012-07-18 金圣哲 一种眼镜用弹簧铰链
CN105353524A (zh) * 2015-12-09 2016-02-24 台州华强眼镜有限公司 一种用于眼镜的弹簧铰链及其安装方法

Also Published As

Publication number Publication date
HK1050055A1 (en) 2003-06-06
WO2001031386A1 (de) 2001-05-03
CN1231790C (zh) 2005-12-14
CN1384927A (zh) 2002-12-11
JP3363422B2 (ja) 2003-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001133733A (ja) 眼鏡用ばね付きヒンジ
US20230251436A1 (en) Fiber Optic Ferrule and A Guide Pin Clamp with Field Changeable Guide Pins
EP0512529B1 (en) Prosthetic implant locking assembly
US20180284421A1 (en) Apparatus, System, and Method for a Mounting Shoe with Locking Projection
TW200534811A (en) Stopper apparatus for slide rail
JP5137017B2 (ja) 部品を結合するための接続部材
JPH02227974A (ja) コネクタハウジングの二重ロック構造
JPH0853959A (ja) 押釦式平面ハンドル装置
CZ298839B6 (cs) Výmenná hlavice holicího strojku a holicí strojeks touto hlavicí
US6347893B1 (en) Camera having a barrier capable of single smooth operation
US6547347B2 (en) Device unit housing apparatus
KR100814358B1 (ko) 홈바 잠금장치
JP3440022B2 (ja) 光コネクタのソケット
JP2001083364A (ja) オプティカルプラグとソケットを接続するためのプラグ部品
JP2002289298A (ja) 可動型コネクタ組立体
KR20060040688A (ko) 잠금 요소
US5211419A (en) Ski binding and means and method for attachment to ski
JP2005017598A (ja) 光コネクタ
JP4023689B2 (ja) 商品展示ケースの開閉施錠装置及びその解錠装置
KR102638232B1 (ko) 시트 벨트 장치용 버클 및 시트 벨트 장치
EP1132916A3 (en) Disc cartridges
JP2781627B2 (ja) ヒンジ
JP2019066723A (ja) 光コネクタ及びフェルール
JP2002341444A (ja) 液晶プロジェクタの安全装置
JPH09122290A (ja) 一対の滑走用靴、とりわけスキー靴と、これらの靴を保持するための一対の保持具から成るセット

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081025

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081025

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091025

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees