JP2005017598A - 光コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】光コネクタのコネクタ本体にシャッター部材を組み込む場合、シャッター部材等の部品数が多く構造が複雑化し、製作費が高価になり、規格化されコネクタ本体の構造上の制約の大きな光コネクタに適用できず汎用性に欠ける。
【解決手段】光コネクタのコネクタ本体に、プラグ装着穴と、このプラグ装着穴内で出射光を遮断可能なシャッター部とコネクタ本体へ取付ける為のアンカー部とを一体形成した弾性体からなるシャッター部材とを設け、コネクタ本体の側壁部に、シャッター部材のアンカー部を、前方からプラグ装着方向と平行に挿入して固定可能なアンカー穴を形成した。シャッター部材の組み付けの際、シャッター部材のシャッター部をプラグ装着穴に挿入し、シャッター部材のアンカー部を前方からアンカー穴に挿入すると、アンカー部が復帰側に弾性変形して抜け止め状に固定保持される。
【選択図】 図10
【解決手段】光コネクタのコネクタ本体に、プラグ装着穴と、このプラグ装着穴内で出射光を遮断可能なシャッター部とコネクタ本体へ取付ける為のアンカー部とを一体形成した弾性体からなるシャッター部材とを設け、コネクタ本体の側壁部に、シャッター部材のアンカー部を、前方からプラグ装着方向と平行に挿入して固定可能なアンカー穴を形成した。シャッター部材の組み付けの際、シャッター部材のシャッター部をプラグ装着穴に挿入し、シャッター部材のアンカー部を前方からアンカー穴に挿入すると、アンカー部が復帰側に弾性変形して抜け止め状に固定保持される。
【選択図】 図10
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アダプタ型又はレセプタクル型のコネクタ本体に光を遮断可能な簡単な構造のシャッター部材を設けた光コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバの光学接続の為の光コネクタは、プラグ装着穴が形成されたコネクタ本体を主体に構成され、その1対のプラグ装着穴又は1つのプラグ装着穴にプラグを装着することで光ファイバの光学接続がなされる。但し、世間ではアダプタ型のコネクタ本体をアダプタ、レセプタクル型のコネクタ本体をレセプタクル、プラグをコネクタと称することもある。
【0003】
例えば、アダプタ型のコネクタ本体を有する光コネクタには、少なくとも1対のプラグ装着穴が形成され、その一方のプラグ装着穴のみに光ファイバのプラグが装着された状態においては、そのプラグの光ファイバから発したレーザ光が他方側のプラグ装着穴の方へ投射され、それが人間の目に入ると悪影響を及ぼす。このことは、レセプタクル型のコネクタ本体を備えた光コネクタにおいても同様である。
そこで、従来、コネクタ本体のプラグ装着穴の内部や、プラグ装着穴の付近に、プラグ未装着状態のときにレーザ光を遮断するシャッター部材を設けた光コネクタが種々提案されている。
【0004】
例えば、特許文献1に記載の光コネクタにおいては、コネクタ本体に取り付けたパネル側のブラケットに、シャッターをヒンジ結合して、プラグ装着穴を開閉可能に構成してある。特許文献2に記載の光コネクタにおいては、コネクタ本体の内部に、可動部材と、この可動部材の先端にヒンジ結合されフェルール挿入筒の先端を開閉可能な蓋部材と、可動部材を付勢するバネ部材とを設け、プラグ未装着状態においては、蓋部材でフェルール挿入筒の先端を遮断し、プラグを装着する際には、プラグの先端部で可動部材を押動しつつ、蓋部材を90度回動させて可動部材と直列姿勢にして、遮断状態を解除して後退させる。
【0005】
特許文献3に記載の光コネクタにおいては、合成樹脂製の側面視横向き「レ」の字形のシャッター板と、このシャッター板をコネクタ本体に固定する金属製の支持板とを設け、シャッター板は、取り付けー用の底板部と、この底板部の先端から斜めに立ち上がったシャッター用の立ち上がり部とを有する。支持板は、十文字状の底部板と、この底部板の左右両端から立ち上がった側部板とを有し、コネクタ本体の左右の側壁部の外面部には、支持板の左右の側部板を嵌合固定する為の浅溝が形成されている。シャッター板を組み付ける場合、シャッター板の底板部をコネクタ本体の底面の浅溝に装着し、シャッター板の立ち上がり部をプラグ装着穴に傾斜状に配置し、シャッター板の外面側に、支持板の底部板を配置し、支持板の左右の側部板を、コネクタ本体の左右の側壁部の浅溝に嵌合固定することで、シャッター板を支持板でコネクタ本体に固定している。
【0006】
【特許文献1】特開平9−203870号公報(2頁,図1,図4)
【特許文献2】特開平11−352357号公報(3頁,図1)
【特許文献3】特開2001−194562号公報(5,6頁,図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特許文献1の光コネクタでは、シャッターを取り付ける為に、ブラケットやヒンジ結合が必要であるため部品数が多く製作費の面で不利であるうえ、シャッターを手動にて開位置と閉位置に位置切り換えする必要があるので、シャッターの開閉操作が面倒で、到底実用に適するものではない。
【0008】
特許文献2の光コネクタでは、プラグの装着に連動して、シャッターとして機能する蓋部材を開位置に切り換えることができるものの、可動部材、この可動部材にヒンジ結合した蓋部材等を設けなければならないので、部品数が多く製作費の面で不利であり、コネクタ本体内に可動部材や蓋部材を配置する関係上、特殊構造のコネクタ本体となるので、規格化されコネクタ本体の構造上の制約の大きいLC型光コネクタに適用することは期待できない。
【0009】
特許文献3に記載の光コネクタにおいては、シャッター板、支持板など複雑な構造でかなり大きな部品が必要であるため、部品の製作費が高価になり、シャッター板と支持板の取り付けの費用も高価になる。しかも、シャッター板や支持板を取り付けるために、コネクタ本体の構造にも影響がでるため、LC型光コネクタに適用するのに適したものではない。
前記の特許文献の光コネクタ以外に、シャッター部材を接着にて固定する構造を採用すれば、シャッター部材の周辺の構造は簡単化できるものの、組み付けの際に接着剤を塗布する工程が必要となり、製作費が高価になる。
【0010】
本発明の目的は、部品数が少なく構造が簡単で安価に製作でき簡単に組み付け得るようなシャッター部材を設けた光コネクタを提供すること、LC型光コネクタなどのような規格化された光コネクタにも適用可能なシャッター部材付き光コネクタを提供すること、等である。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の光コネクタは、アダプタ型又はレセプタクル型のコネクタ本体であって、光ファイバの端部を保持するプラグを少なくとも前方から着脱可能なコネクタ本体を備えた光コネクタにおいて、前記コネクタ本体に、前記プラグを装着する為のプラグ装着穴と、このプラグ装着穴内で出射光を遮断可能なシャッター部とコネクタ本体へ取付ける為のアンカー部とを一体形成した弾性体からなるシャッター部材とを設け、前記コネクタ本体のプラグ装着穴の外側の側壁部に、前記シャッター部材のアンカー部を、前方からプラグ装着方向と平行に挿入して固定可能なアンカー穴を形成したことを特徴とするものである。
【0012】
この光コネクタにおいてシャッター部材を組み付ける際には、シャッター部材のアンカー部を、シャッター部材のシャッター部をプラグ装着穴に挿入しながら、シャッター部材のシャッター部をプラグ装着穴の外側の側壁部に形成したアンカー穴に挿入すると、そのアンカー穴にアンカー部が固定されるため、シャッター部がプラグ装着穴内に保持され、プラグ装着穴内で出射光を遮断可能になる。プラグ装着穴にプラグが装着されると、そのプラグによりシャッター部が弾性変形して退避するため、出射光を遮断しない状態になる。
【0013】
請求項2の光コネクタは、請求項1の発明において、前記シャッター部材のシャッター部は、プラグ装着穴内で出射光を遮断する遮断位置と、プラグ装着穴に装着されたプラグにより前記側壁部側へ押圧された退避位置とに亙って弾性変形可能に構成されたことを特徴とするものである。プラグを装着しない状態では、シャッター部材のシャッター部により出射光を遮断可能であり、プラグを装着した状態では、プラグによりシャッター部材が側壁部側へ押圧されて退避位置へ弾性変形する。そのため、シャッター部材の位置切り換えは、プラグの装着・取り外しにより自動的になされる。
【0014】
請求項3の光コネクタは、請求項2の発明において、前記コネクタ本体のプラグ装着穴の内面のうち前記側壁部側の内面に、前記退避位置に切り換えられた前記シャッター部材のシャッター部を逃す逃し溝を形成したことを特徴とするものである。シャッター部材のシャッター部が退避位置に切り換えられた際には、前記逃し溝に逃れるため、シャッター部材がプラグで無理に圧迫されることもないからシャッター部材の撓みを小さくすることができ、シャッター部材がヘタリにくくなり、耐久性を確保することができる。
【0015】
請求項4の光コネクタは、請求項1の発明において、前記シャッター部材は弾性のある薄金属板で構成され、前記シャッター部材は、シャッター部とアンカー部の境界部に形成され前記側壁部の前端の前端溝に当接する前端板部を有し、前記アンカー部はその前端板部の端部から後方へ前記アンカー穴内へほぼ直線的に延びるアンカー本体板部と、このアンカー本体板部の後端から前方且つ内側へV字状に折り返えした抜止め板部とを備えたことを特徴とするものである。
この光コネクタにおいて、シャッター部材は、シャッター部と前端板部とアンカー部材とを有し、アンカー部は、アンカー本体板部と抜け止め板部とを有する簡単な構造のものである。前記前端板部によりシャッター部材の前後方向の位置を決めることができる。抜け止め板部を設け、この抜け止め板部をアンカー穴に挿入装着することでシャッター部材をコネクタ本体に簡単に固定することができる。
【0016】
請求項5の光コネクタは、請求項4の発明において、前記アンカー穴は、前記側壁部の前端に開口するように形成されアンカー部が偏平に弾性変形した態で通過可能な偏平穴部と、この偏平穴部の奥端に連通し偏平穴部よりも内側へ拡大した拡大穴部とを備えたことを特徴とするものである。
シャッター部材のアンカー部を偏平に弾性変形させた態で偏平穴部に通過させると、アンカー部材が偏平穴部の奥端に連通した拡大穴部に突入して、アンカー部の抜け止め板部が復帰側へ弾性変形して抜け止め状態に固定される。
【0017】
請求項6の光コネクタは、請求項5の発明において、前記拡大穴部の前端部の内側部に、前記アンカー部の抜止め板部の前端の自由端部が当接する傾斜状又は湾曲状の受止め部を形成したことを特徴とするものである。
アンカー部のアンカー本体板部に対して抜け止め板部を偏平状態に変形させて偏平穴部に挿入していくと、抜け止め板部が拡大穴部に入って、復帰側へ弾性変形し、抜止め板部の前端の自由端部が傾斜状又は湾曲状の受止め部に確実に当接するため、コネクタ本体に対してシャッター部材をガタツキのない状態に組み付けることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態は、アダプタ型のコネクタ本体であって、光ファイバの端部を保持するプラグを着脱可能なコネクタ本体を備えた光コネクタに本発明を適用した場合の一例である。
【0019】
図1に示すように、前方と上方を定義して説明すると、この光コネクタ1におけるアダプタ型のコネクタ本体2は、前後両側から夫々1対のLC型プラグ3を装着して2本の光ファイバを光接続する為のものであり、図1には、1つのLC型プラグ3が図示されている。コネクタ本体2は、合成樹脂製の第1本体分割体4と、合成樹脂製の第2本体分割体5とを背中合わせ状態にして一体的に固着したものであり、第1本体分割体4に、後述の係止爪11(図10参照)とシャッター部材30(図10参照)を設ける関係上、第1本体分割体4の下側壁部10の厚さが、第2本体分割体5の下側壁部の厚さよりも大きく形成されている。
【0020】
第1本体分割体4には1対のプラグ装着穴6が前端開放状に形成され、第2本体分割体5には1対のプラグ装着穴(図示略)が後端開放状に形成されているが、このプラグ装着穴はプラグ装着穴6とほぼ同様のものである。但し、第2本体分割体5にはシャッター部材を設けない。前記第1本体分割体4の後端と第2本体分割体5の前端にはそれら両者の結合と、コネクタ本体2のパネルP(図10参照)への固定の為にフランジ部7,8が形成され、第1本体分割体4の上側壁部には、コネクタ本体2をパネルPに固定した状態に固定保持する為の弾性変形可能な1対の係止爪9(図1〜図4参照)が形成され、コネクタ本体2の下側壁部10には1つの係止爪11(図5〜図7参照)が形成されている。
【0021】
光ファイバの端部を別の光ファイバに接続する為のLC型プラグ3は、一般的な構造のものであるので詳しい説明は省略するが,プラグ3の内部には光ファイバの端部を保持したフェルールが可動に装着されてスプリングにより弾性付勢され、プラグ3の上面側にはレバー部12、1対の係止突起13、操作レバー部14が形成され、プラグ3をプラグ装着穴6に装着した状態では、レバー部12が下方へ弾性変形し、1対の係止突起13がコネクタ本体2の1対の係止段部15(図10参照)で係止されて抜け止めされた状態になる。
【0022】
次に、図2〜図11に示すように、コネクタ本体2の第1本体分割体4には、1対のプラグ装着穴6が左右に並べて形成されている。図8、図9に示すように、薄板状の弾性体からなるシャッター部材30は、この実施形態の場合は、例えば厚さ160μmのステンレス板で構成されている。シャッター部材30は、1対のプラグ装着穴6に配置される左右1対のシャッター部31と、左右1対のアンカー部32と、これらシャッター部31とアンカー部32とを連結する左右に連続した前端板部33とを一体形成したものである。つまり、このシャッター部材30は2組のシャッター部材を一体的に構成したものであるから、部品数を半減でき組み付けの面でも有利である。
【0023】
1対のシャッター部31は前端板部33の上端から後方へ斜め上方へ延び、1対のアンカー部32は、前端板部33の下端から後方へ延びている。各シャッター部31の前部には第1屈曲部34と第2屈曲部35とが形成されている。
各アンカー部32は、前端板部33の端部から後方へアンカー穴37内へほぼ直線的に延びるアンカー本体板部36と、アンカー本体板部36の後端から前方且つ内側(上側)へV字状に折り返えした抜止め板部37とを備えている。シャッター部材30の各シャッター部31は、プラグ装着穴6内でレーザ光(出射光に相当する)を遮断する遮断位置と、プラグ装着穴6に装着されたプラグ3により下側壁側10へ押圧された退避位置とに亙って弾性変形可能に構成されている(図10参照)。
【0024】
次に、コネクタ本体2のうちの第1本体分割体4にシャッター部材30を取り付ける為の構造について詳しく説明する。図2〜図7、図10、図11に示すように、コネクタ本体2の第1本体分割体4の1対のプラグ装着穴6の外側(下側)の下側壁部10に、シャッター部材30の1対のアンカー部32を、前方からプラグ装着方向と平行に挿入して固定可能な1対のアンカー穴38が形成されている。
【0025】
各アンカー穴38は、下側壁部10の前端に開口するように形成され且つシャッター部材30のアンカー部32が偏平に弾性変形した態で通過可能な偏平穴部38と、この偏平穴部38aの奥端に連通し偏平穴部38aよりも内側(上側)へ拡大した拡大穴部38bとを備えている。1対の拡大穴部38bは、係止爪11の内側(上側)において連通している。各拡大穴部38bの前端部の内側部に、アンカー部32の抜止め板部37の前端の自由端部37aが当接する傾斜状(又は湾曲状)の受止め部39が形成されている(図11参照)。
【0026】
コネクタ本体2の各プラグ装着穴6の内面のうち下側壁部10側の内面に、退避位置に切り換えられたシャッター部材30のシャッター部31を逃す浅い角溝状の逃し溝40が形成されている。コネクタ本体2にシャッター部材30を組み付けた状態では、図10、図11に示すように、シャッター部31とアンカー部32の境界部に形成された前端板部33は、下側壁部10の前端の前端溝41に嵌合して当接し、シャッター部31がプラグ装着穴6内に後方上がりの約45度の傾斜状に配設され、アンカー部32のアンカー本体板部36が偏平穴部38aを挿通して拡大穴部38bに突入し、アンカー部31の抜止め板部37の自由端部が傾斜状の受止め部39で受け止められている。図11に示すように、シャッター部材30の前端板部33と抜止め板部37の自由端部37aとで下側壁部10の前端壁部10aを挟持することで、シャッター部材30が前後方向に移動不能状態に組み付けられる。
【0027】
次に、シャッター部材30を設けた光コネクタ1の作用、効果について説明する。シャッター部材30を組み付ける際には、シャッター部材30のシャッター部31をプラグ装着穴6に挿入した状態で、アンカー部32の抜止め板部37をアンカー本体板部36側へ弾性変形させてへ偏平状態にして、アンカー穴37の偏平穴部38aにプラグ装着方向と平行に後方へ挿入していく。
【0028】
その後、抜け止め板部37が拡大穴部38bに入ると、抜け止め板部37が復帰側へ弾性変形し、その自由端部37aの前端が拡大穴部38bの前端部の内側部の受止め部39に当接し、前端板部33が前端溝41に当接状態となり、シャッター部31がプラグ装着穴6内でレーザ光の通路を遮断する遮断位置(図10の実線図示位置)になる。プラグ装着穴6にプラグ3が装着されない状態では、シャッター部31が常に遮断位置に位置するため、第2本体分割体5に装着されたプラグの光ファイバからレーザ光が投射されたとしても、そのレーザ光はシャッター部31で確実に遮断される。
【0029】
プラグ装着穴6にプラグ3を装着すると、そのプラグ3によりシャッター部31が下方へ逃し溝40内へ押圧されて退避位置になり、プラグ3のフェルールの先端部がフェルール挿入筒42(図10参照)に挿入されるから、プラグ3のフェルールを介しての光ファイバ同士の接続に支障をきたすことはない。しかも、シャッター部材30が逃し溝40に入ってプラグ3により強く押圧されないため、シャッター部材30がヘタリにくくなり、耐久性に優れたものとなる。その後、プラグ3を取り外すと、シャッター部材30のシャッター部31が再び遮断位置に自動的に切り換わるため、シャッター部31を切り換える操作を別途行う必要はない。
【0030】
この光コネクタ1において、シャッター部材30がシャッター部31と前端板部33とアンカー部32とからなる簡単な構造の小さな軽量の一体品であるから、シャッター部材30の製作費は非常に安価である。シャッター部材30を組み付ける際には、シャッター部材30のアンカー部32をアンカー穴37に挿入するという簡単な作業で簡単に組み付けることができる。しかも、シャッター部材30の取り付けの為にコネクタ本体2の下側壁部10に、小型の偏平穴部38と拡大穴部39とからなるアンカー穴37を形成するだけでよいから、アンカー穴
37の形成の為にコネクタ本体2の構造が殆ど複雑化することもない。
そのため、光コネクタ1にシャッター部材30を組み込む為の製作費は全体として非常に安価で済む。しかも、プラグ装着穴6に殆ど影響なく、シャッター部材30を組み込むことができるから、規格化された例えばSC型光コネクタにも適用可能であり、汎用性と実用性に優れる。但し、逃し溝40は必須のものではなく、省略してもよい。
【0031】
次に、前記実施形態を部分的に変更する例について説明する。
1)図12、図13に示すように、弾性を有する薄い金属板製のシャッター部材30Aに3カ所以上の屈曲部43,44,45を形成してもよい。尚、シャッター部31の形状は前記のものに限定される訳ではなく、プラグ装着穴6内でレーザ光を遮断可能な形状であればよい。
2)前記光コネクタ1では、2本の光ファイバを接続可能な光コネクタを例にして説明したが、1本の光ファイバを接続する光コネクタにも同様に本発明を適用することができる。また、前記コネクタ本体2の代わりに、レセプタクル型のコネクタ本体を装備した光コネクタにも本発明を同様に適用可能である。
【0032】
3)前記光コネクタ1は、LC型光コネクタに本発明を適用した場合を例にして説明したが、LC型光コネクタに限らず、MU型光コネクタや,SC型光コネクタにも、本発明の技術思想を適用してシャッター部材を設けることができる。
4)前記シャッター部材30は、ステンレス板製に限らず、種々の金属薄板で構成してもよく、強度、剛性に優れる種々の不透明な合成樹脂材料で弾性のある構造に構成してもよい。
その他、当業者ならば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で前記実施形態に種々の変更を付加した形態で実施可能であることは勿論である。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、弾性体からなるシャッター部材がシャッター部とアンカー部とからなる簡単な構造のものであり、そのシャッター部をプラグ装着穴に挿入しつつ、アンカー部をコネクタ本体の側壁部のアンカー穴にプラグ装着方向と平行に挿入するという簡単な方法でシャッター部材を組み付けることができる。それ故、シャッター部材とそれに付随する構造が非常に簡単であり、簡単に組み付けることができ、安価に製作可能な光コネクタとなる。しかも、シャッター部材を取り付ける為に、アンカー穴をコネクタ本体の側壁部に形成すればよいので、LC型光コネクタのような規格化された光コネクタにも適用可能なシャッター部材付き光コネクタを実現することができる。
【0034】
請求項2の発明によれば、シャッター部材のシャッター部は、プラグ装着穴内で出射光を遮断する遮断位置と、プラグ装着穴に装着されたプラグにより前記側壁側へ押圧された退避位置とに亙って弾性変形可能に構成されているため、シャッター部材の位置切り換えを、プラグの装着・取り外しにより自動的に行うことができる。
【0035】
請求項3の発明によれば、コネクタ本体のプラグ装着穴の内面のうち前記側壁部側の内面に、退避位置に切り換えられたシャッター部材のシャッター部を逃す逃し溝を形成したので、シャッター部材のシャッター部が退避位置に切り換えられた際には、前記逃し溝に逃れるためシャッター部がプラグで無理に押圧されることもなく、シャッター部材がヘタリにくくなり、耐久性を確保することができる。
【0036】
請求項4の発明によれば、シャッター部材の前端板部を側壁部の前端の前端溝に当接させることで、シャッター部材の前後方向の位置を規制することができる。アンカー部にアンカー本体板部と抜止め板部とを設けるため、この抜止め板部をアンカー穴に挿入装着することでシャッター部材をコネクタ本体に簡単に固定することができる。
【0037】
請求項5の発明によれば、側壁部に偏平穴部とその奥側の拡大穴部とを形成し、これら偏平穴部と拡大穴部を介してシャッター部材のアンカー部を簡単に固定することができる。
【0038】
請求項6の発明によれば、拡大穴部の前端部の内側部に、アンカー部の抜止め板部の前端の自由端部が当接する傾斜状又は湾曲状の受止め部を形成したので、コネクタ本体に対してシャッター部材をガタツキのない状態に組み付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る光コネクタの斜視図である。
【図2】コネクタ本体の斜視図である。
【図3】コネクタ本体の斜視図である。
【図4】コネクタ本体(シャッター部材未装着)の斜視図である。
【図5】コネクタ本体(シャッター部材未装着)の斜視図である。
【図6】コネクタ本体の斜視図である。
【図7】コネクタ本体の斜視図である。
【図8】シャッター部材の斜視図である。
【図9】シャッター部材の斜視図である。
【図10】コネクタ本体の第1本体分割体の縦断面図である。
【図11】図10の要部拡大図である。
【図12】変更例のシャッター部材の斜視図である。
【図13】変更例のシャッター部材の側面図である。
【符号の説明】
1 光コネクタ
2 コネクタ本体
3 プラグ
6 プラグ装着穴
30 シャッター部材
31 シャッター部
32 アンカー部
33 前端板部
36 アンカー本体板部
37 抜け止め板部
38 アンカー穴
38a 偏平穴部
38b 拡大穴部
【発明の属する技術分野】本発明は、アダプタ型又はレセプタクル型のコネクタ本体に光を遮断可能な簡単な構造のシャッター部材を設けた光コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバの光学接続の為の光コネクタは、プラグ装着穴が形成されたコネクタ本体を主体に構成され、その1対のプラグ装着穴又は1つのプラグ装着穴にプラグを装着することで光ファイバの光学接続がなされる。但し、世間ではアダプタ型のコネクタ本体をアダプタ、レセプタクル型のコネクタ本体をレセプタクル、プラグをコネクタと称することもある。
【0003】
例えば、アダプタ型のコネクタ本体を有する光コネクタには、少なくとも1対のプラグ装着穴が形成され、その一方のプラグ装着穴のみに光ファイバのプラグが装着された状態においては、そのプラグの光ファイバから発したレーザ光が他方側のプラグ装着穴の方へ投射され、それが人間の目に入ると悪影響を及ぼす。このことは、レセプタクル型のコネクタ本体を備えた光コネクタにおいても同様である。
そこで、従来、コネクタ本体のプラグ装着穴の内部や、プラグ装着穴の付近に、プラグ未装着状態のときにレーザ光を遮断するシャッター部材を設けた光コネクタが種々提案されている。
【0004】
例えば、特許文献1に記載の光コネクタにおいては、コネクタ本体に取り付けたパネル側のブラケットに、シャッターをヒンジ結合して、プラグ装着穴を開閉可能に構成してある。特許文献2に記載の光コネクタにおいては、コネクタ本体の内部に、可動部材と、この可動部材の先端にヒンジ結合されフェルール挿入筒の先端を開閉可能な蓋部材と、可動部材を付勢するバネ部材とを設け、プラグ未装着状態においては、蓋部材でフェルール挿入筒の先端を遮断し、プラグを装着する際には、プラグの先端部で可動部材を押動しつつ、蓋部材を90度回動させて可動部材と直列姿勢にして、遮断状態を解除して後退させる。
【0005】
特許文献3に記載の光コネクタにおいては、合成樹脂製の側面視横向き「レ」の字形のシャッター板と、このシャッター板をコネクタ本体に固定する金属製の支持板とを設け、シャッター板は、取り付けー用の底板部と、この底板部の先端から斜めに立ち上がったシャッター用の立ち上がり部とを有する。支持板は、十文字状の底部板と、この底部板の左右両端から立ち上がった側部板とを有し、コネクタ本体の左右の側壁部の外面部には、支持板の左右の側部板を嵌合固定する為の浅溝が形成されている。シャッター板を組み付ける場合、シャッター板の底板部をコネクタ本体の底面の浅溝に装着し、シャッター板の立ち上がり部をプラグ装着穴に傾斜状に配置し、シャッター板の外面側に、支持板の底部板を配置し、支持板の左右の側部板を、コネクタ本体の左右の側壁部の浅溝に嵌合固定することで、シャッター板を支持板でコネクタ本体に固定している。
【0006】
【特許文献1】特開平9−203870号公報(2頁,図1,図4)
【特許文献2】特開平11−352357号公報(3頁,図1)
【特許文献3】特開2001−194562号公報(5,6頁,図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特許文献1の光コネクタでは、シャッターを取り付ける為に、ブラケットやヒンジ結合が必要であるため部品数が多く製作費の面で不利であるうえ、シャッターを手動にて開位置と閉位置に位置切り換えする必要があるので、シャッターの開閉操作が面倒で、到底実用に適するものではない。
【0008】
特許文献2の光コネクタでは、プラグの装着に連動して、シャッターとして機能する蓋部材を開位置に切り換えることができるものの、可動部材、この可動部材にヒンジ結合した蓋部材等を設けなければならないので、部品数が多く製作費の面で不利であり、コネクタ本体内に可動部材や蓋部材を配置する関係上、特殊構造のコネクタ本体となるので、規格化されコネクタ本体の構造上の制約の大きいLC型光コネクタに適用することは期待できない。
【0009】
特許文献3に記載の光コネクタにおいては、シャッター板、支持板など複雑な構造でかなり大きな部品が必要であるため、部品の製作費が高価になり、シャッター板と支持板の取り付けの費用も高価になる。しかも、シャッター板や支持板を取り付けるために、コネクタ本体の構造にも影響がでるため、LC型光コネクタに適用するのに適したものではない。
前記の特許文献の光コネクタ以外に、シャッター部材を接着にて固定する構造を採用すれば、シャッター部材の周辺の構造は簡単化できるものの、組み付けの際に接着剤を塗布する工程が必要となり、製作費が高価になる。
【0010】
本発明の目的は、部品数が少なく構造が簡単で安価に製作でき簡単に組み付け得るようなシャッター部材を設けた光コネクタを提供すること、LC型光コネクタなどのような規格化された光コネクタにも適用可能なシャッター部材付き光コネクタを提供すること、等である。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の光コネクタは、アダプタ型又はレセプタクル型のコネクタ本体であって、光ファイバの端部を保持するプラグを少なくとも前方から着脱可能なコネクタ本体を備えた光コネクタにおいて、前記コネクタ本体に、前記プラグを装着する為のプラグ装着穴と、このプラグ装着穴内で出射光を遮断可能なシャッター部とコネクタ本体へ取付ける為のアンカー部とを一体形成した弾性体からなるシャッター部材とを設け、前記コネクタ本体のプラグ装着穴の外側の側壁部に、前記シャッター部材のアンカー部を、前方からプラグ装着方向と平行に挿入して固定可能なアンカー穴を形成したことを特徴とするものである。
【0012】
この光コネクタにおいてシャッター部材を組み付ける際には、シャッター部材のアンカー部を、シャッター部材のシャッター部をプラグ装着穴に挿入しながら、シャッター部材のシャッター部をプラグ装着穴の外側の側壁部に形成したアンカー穴に挿入すると、そのアンカー穴にアンカー部が固定されるため、シャッター部がプラグ装着穴内に保持され、プラグ装着穴内で出射光を遮断可能になる。プラグ装着穴にプラグが装着されると、そのプラグによりシャッター部が弾性変形して退避するため、出射光を遮断しない状態になる。
【0013】
請求項2の光コネクタは、請求項1の発明において、前記シャッター部材のシャッター部は、プラグ装着穴内で出射光を遮断する遮断位置と、プラグ装着穴に装着されたプラグにより前記側壁部側へ押圧された退避位置とに亙って弾性変形可能に構成されたことを特徴とするものである。プラグを装着しない状態では、シャッター部材のシャッター部により出射光を遮断可能であり、プラグを装着した状態では、プラグによりシャッター部材が側壁部側へ押圧されて退避位置へ弾性変形する。そのため、シャッター部材の位置切り換えは、プラグの装着・取り外しにより自動的になされる。
【0014】
請求項3の光コネクタは、請求項2の発明において、前記コネクタ本体のプラグ装着穴の内面のうち前記側壁部側の内面に、前記退避位置に切り換えられた前記シャッター部材のシャッター部を逃す逃し溝を形成したことを特徴とするものである。シャッター部材のシャッター部が退避位置に切り換えられた際には、前記逃し溝に逃れるため、シャッター部材がプラグで無理に圧迫されることもないからシャッター部材の撓みを小さくすることができ、シャッター部材がヘタリにくくなり、耐久性を確保することができる。
【0015】
請求項4の光コネクタは、請求項1の発明において、前記シャッター部材は弾性のある薄金属板で構成され、前記シャッター部材は、シャッター部とアンカー部の境界部に形成され前記側壁部の前端の前端溝に当接する前端板部を有し、前記アンカー部はその前端板部の端部から後方へ前記アンカー穴内へほぼ直線的に延びるアンカー本体板部と、このアンカー本体板部の後端から前方且つ内側へV字状に折り返えした抜止め板部とを備えたことを特徴とするものである。
この光コネクタにおいて、シャッター部材は、シャッター部と前端板部とアンカー部材とを有し、アンカー部は、アンカー本体板部と抜け止め板部とを有する簡単な構造のものである。前記前端板部によりシャッター部材の前後方向の位置を決めることができる。抜け止め板部を設け、この抜け止め板部をアンカー穴に挿入装着することでシャッター部材をコネクタ本体に簡単に固定することができる。
【0016】
請求項5の光コネクタは、請求項4の発明において、前記アンカー穴は、前記側壁部の前端に開口するように形成されアンカー部が偏平に弾性変形した態で通過可能な偏平穴部と、この偏平穴部の奥端に連通し偏平穴部よりも内側へ拡大した拡大穴部とを備えたことを特徴とするものである。
シャッター部材のアンカー部を偏平に弾性変形させた態で偏平穴部に通過させると、アンカー部材が偏平穴部の奥端に連通した拡大穴部に突入して、アンカー部の抜け止め板部が復帰側へ弾性変形して抜け止め状態に固定される。
【0017】
請求項6の光コネクタは、請求項5の発明において、前記拡大穴部の前端部の内側部に、前記アンカー部の抜止め板部の前端の自由端部が当接する傾斜状又は湾曲状の受止め部を形成したことを特徴とするものである。
アンカー部のアンカー本体板部に対して抜け止め板部を偏平状態に変形させて偏平穴部に挿入していくと、抜け止め板部が拡大穴部に入って、復帰側へ弾性変形し、抜止め板部の前端の自由端部が傾斜状又は湾曲状の受止め部に確実に当接するため、コネクタ本体に対してシャッター部材をガタツキのない状態に組み付けることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態は、アダプタ型のコネクタ本体であって、光ファイバの端部を保持するプラグを着脱可能なコネクタ本体を備えた光コネクタに本発明を適用した場合の一例である。
【0019】
図1に示すように、前方と上方を定義して説明すると、この光コネクタ1におけるアダプタ型のコネクタ本体2は、前後両側から夫々1対のLC型プラグ3を装着して2本の光ファイバを光接続する為のものであり、図1には、1つのLC型プラグ3が図示されている。コネクタ本体2は、合成樹脂製の第1本体分割体4と、合成樹脂製の第2本体分割体5とを背中合わせ状態にして一体的に固着したものであり、第1本体分割体4に、後述の係止爪11(図10参照)とシャッター部材30(図10参照)を設ける関係上、第1本体分割体4の下側壁部10の厚さが、第2本体分割体5の下側壁部の厚さよりも大きく形成されている。
【0020】
第1本体分割体4には1対のプラグ装着穴6が前端開放状に形成され、第2本体分割体5には1対のプラグ装着穴(図示略)が後端開放状に形成されているが、このプラグ装着穴はプラグ装着穴6とほぼ同様のものである。但し、第2本体分割体5にはシャッター部材を設けない。前記第1本体分割体4の後端と第2本体分割体5の前端にはそれら両者の結合と、コネクタ本体2のパネルP(図10参照)への固定の為にフランジ部7,8が形成され、第1本体分割体4の上側壁部には、コネクタ本体2をパネルPに固定した状態に固定保持する為の弾性変形可能な1対の係止爪9(図1〜図4参照)が形成され、コネクタ本体2の下側壁部10には1つの係止爪11(図5〜図7参照)が形成されている。
【0021】
光ファイバの端部を別の光ファイバに接続する為のLC型プラグ3は、一般的な構造のものであるので詳しい説明は省略するが,プラグ3の内部には光ファイバの端部を保持したフェルールが可動に装着されてスプリングにより弾性付勢され、プラグ3の上面側にはレバー部12、1対の係止突起13、操作レバー部14が形成され、プラグ3をプラグ装着穴6に装着した状態では、レバー部12が下方へ弾性変形し、1対の係止突起13がコネクタ本体2の1対の係止段部15(図10参照)で係止されて抜け止めされた状態になる。
【0022】
次に、図2〜図11に示すように、コネクタ本体2の第1本体分割体4には、1対のプラグ装着穴6が左右に並べて形成されている。図8、図9に示すように、薄板状の弾性体からなるシャッター部材30は、この実施形態の場合は、例えば厚さ160μmのステンレス板で構成されている。シャッター部材30は、1対のプラグ装着穴6に配置される左右1対のシャッター部31と、左右1対のアンカー部32と、これらシャッター部31とアンカー部32とを連結する左右に連続した前端板部33とを一体形成したものである。つまり、このシャッター部材30は2組のシャッター部材を一体的に構成したものであるから、部品数を半減でき組み付けの面でも有利である。
【0023】
1対のシャッター部31は前端板部33の上端から後方へ斜め上方へ延び、1対のアンカー部32は、前端板部33の下端から後方へ延びている。各シャッター部31の前部には第1屈曲部34と第2屈曲部35とが形成されている。
各アンカー部32は、前端板部33の端部から後方へアンカー穴37内へほぼ直線的に延びるアンカー本体板部36と、アンカー本体板部36の後端から前方且つ内側(上側)へV字状に折り返えした抜止め板部37とを備えている。シャッター部材30の各シャッター部31は、プラグ装着穴6内でレーザ光(出射光に相当する)を遮断する遮断位置と、プラグ装着穴6に装着されたプラグ3により下側壁側10へ押圧された退避位置とに亙って弾性変形可能に構成されている(図10参照)。
【0024】
次に、コネクタ本体2のうちの第1本体分割体4にシャッター部材30を取り付ける為の構造について詳しく説明する。図2〜図7、図10、図11に示すように、コネクタ本体2の第1本体分割体4の1対のプラグ装着穴6の外側(下側)の下側壁部10に、シャッター部材30の1対のアンカー部32を、前方からプラグ装着方向と平行に挿入して固定可能な1対のアンカー穴38が形成されている。
【0025】
各アンカー穴38は、下側壁部10の前端に開口するように形成され且つシャッター部材30のアンカー部32が偏平に弾性変形した態で通過可能な偏平穴部38と、この偏平穴部38aの奥端に連通し偏平穴部38aよりも内側(上側)へ拡大した拡大穴部38bとを備えている。1対の拡大穴部38bは、係止爪11の内側(上側)において連通している。各拡大穴部38bの前端部の内側部に、アンカー部32の抜止め板部37の前端の自由端部37aが当接する傾斜状(又は湾曲状)の受止め部39が形成されている(図11参照)。
【0026】
コネクタ本体2の各プラグ装着穴6の内面のうち下側壁部10側の内面に、退避位置に切り換えられたシャッター部材30のシャッター部31を逃す浅い角溝状の逃し溝40が形成されている。コネクタ本体2にシャッター部材30を組み付けた状態では、図10、図11に示すように、シャッター部31とアンカー部32の境界部に形成された前端板部33は、下側壁部10の前端の前端溝41に嵌合して当接し、シャッター部31がプラグ装着穴6内に後方上がりの約45度の傾斜状に配設され、アンカー部32のアンカー本体板部36が偏平穴部38aを挿通して拡大穴部38bに突入し、アンカー部31の抜止め板部37の自由端部が傾斜状の受止め部39で受け止められている。図11に示すように、シャッター部材30の前端板部33と抜止め板部37の自由端部37aとで下側壁部10の前端壁部10aを挟持することで、シャッター部材30が前後方向に移動不能状態に組み付けられる。
【0027】
次に、シャッター部材30を設けた光コネクタ1の作用、効果について説明する。シャッター部材30を組み付ける際には、シャッター部材30のシャッター部31をプラグ装着穴6に挿入した状態で、アンカー部32の抜止め板部37をアンカー本体板部36側へ弾性変形させてへ偏平状態にして、アンカー穴37の偏平穴部38aにプラグ装着方向と平行に後方へ挿入していく。
【0028】
その後、抜け止め板部37が拡大穴部38bに入ると、抜け止め板部37が復帰側へ弾性変形し、その自由端部37aの前端が拡大穴部38bの前端部の内側部の受止め部39に当接し、前端板部33が前端溝41に当接状態となり、シャッター部31がプラグ装着穴6内でレーザ光の通路を遮断する遮断位置(図10の実線図示位置)になる。プラグ装着穴6にプラグ3が装着されない状態では、シャッター部31が常に遮断位置に位置するため、第2本体分割体5に装着されたプラグの光ファイバからレーザ光が投射されたとしても、そのレーザ光はシャッター部31で確実に遮断される。
【0029】
プラグ装着穴6にプラグ3を装着すると、そのプラグ3によりシャッター部31が下方へ逃し溝40内へ押圧されて退避位置になり、プラグ3のフェルールの先端部がフェルール挿入筒42(図10参照)に挿入されるから、プラグ3のフェルールを介しての光ファイバ同士の接続に支障をきたすことはない。しかも、シャッター部材30が逃し溝40に入ってプラグ3により強く押圧されないため、シャッター部材30がヘタリにくくなり、耐久性に優れたものとなる。その後、プラグ3を取り外すと、シャッター部材30のシャッター部31が再び遮断位置に自動的に切り換わるため、シャッター部31を切り換える操作を別途行う必要はない。
【0030】
この光コネクタ1において、シャッター部材30がシャッター部31と前端板部33とアンカー部32とからなる簡単な構造の小さな軽量の一体品であるから、シャッター部材30の製作費は非常に安価である。シャッター部材30を組み付ける際には、シャッター部材30のアンカー部32をアンカー穴37に挿入するという簡単な作業で簡単に組み付けることができる。しかも、シャッター部材30の取り付けの為にコネクタ本体2の下側壁部10に、小型の偏平穴部38と拡大穴部39とからなるアンカー穴37を形成するだけでよいから、アンカー穴
37の形成の為にコネクタ本体2の構造が殆ど複雑化することもない。
そのため、光コネクタ1にシャッター部材30を組み込む為の製作費は全体として非常に安価で済む。しかも、プラグ装着穴6に殆ど影響なく、シャッター部材30を組み込むことができるから、規格化された例えばSC型光コネクタにも適用可能であり、汎用性と実用性に優れる。但し、逃し溝40は必須のものではなく、省略してもよい。
【0031】
次に、前記実施形態を部分的に変更する例について説明する。
1)図12、図13に示すように、弾性を有する薄い金属板製のシャッター部材30Aに3カ所以上の屈曲部43,44,45を形成してもよい。尚、シャッター部31の形状は前記のものに限定される訳ではなく、プラグ装着穴6内でレーザ光を遮断可能な形状であればよい。
2)前記光コネクタ1では、2本の光ファイバを接続可能な光コネクタを例にして説明したが、1本の光ファイバを接続する光コネクタにも同様に本発明を適用することができる。また、前記コネクタ本体2の代わりに、レセプタクル型のコネクタ本体を装備した光コネクタにも本発明を同様に適用可能である。
【0032】
3)前記光コネクタ1は、LC型光コネクタに本発明を適用した場合を例にして説明したが、LC型光コネクタに限らず、MU型光コネクタや,SC型光コネクタにも、本発明の技術思想を適用してシャッター部材を設けることができる。
4)前記シャッター部材30は、ステンレス板製に限らず、種々の金属薄板で構成してもよく、強度、剛性に優れる種々の不透明な合成樹脂材料で弾性のある構造に構成してもよい。
その他、当業者ならば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で前記実施形態に種々の変更を付加した形態で実施可能であることは勿論である。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、弾性体からなるシャッター部材がシャッター部とアンカー部とからなる簡単な構造のものであり、そのシャッター部をプラグ装着穴に挿入しつつ、アンカー部をコネクタ本体の側壁部のアンカー穴にプラグ装着方向と平行に挿入するという簡単な方法でシャッター部材を組み付けることができる。それ故、シャッター部材とそれに付随する構造が非常に簡単であり、簡単に組み付けることができ、安価に製作可能な光コネクタとなる。しかも、シャッター部材を取り付ける為に、アンカー穴をコネクタ本体の側壁部に形成すればよいので、LC型光コネクタのような規格化された光コネクタにも適用可能なシャッター部材付き光コネクタを実現することができる。
【0034】
請求項2の発明によれば、シャッター部材のシャッター部は、プラグ装着穴内で出射光を遮断する遮断位置と、プラグ装着穴に装着されたプラグにより前記側壁側へ押圧された退避位置とに亙って弾性変形可能に構成されているため、シャッター部材の位置切り換えを、プラグの装着・取り外しにより自動的に行うことができる。
【0035】
請求項3の発明によれば、コネクタ本体のプラグ装着穴の内面のうち前記側壁部側の内面に、退避位置に切り換えられたシャッター部材のシャッター部を逃す逃し溝を形成したので、シャッター部材のシャッター部が退避位置に切り換えられた際には、前記逃し溝に逃れるためシャッター部がプラグで無理に押圧されることもなく、シャッター部材がヘタリにくくなり、耐久性を確保することができる。
【0036】
請求項4の発明によれば、シャッター部材の前端板部を側壁部の前端の前端溝に当接させることで、シャッター部材の前後方向の位置を規制することができる。アンカー部にアンカー本体板部と抜止め板部とを設けるため、この抜止め板部をアンカー穴に挿入装着することでシャッター部材をコネクタ本体に簡単に固定することができる。
【0037】
請求項5の発明によれば、側壁部に偏平穴部とその奥側の拡大穴部とを形成し、これら偏平穴部と拡大穴部を介してシャッター部材のアンカー部を簡単に固定することができる。
【0038】
請求項6の発明によれば、拡大穴部の前端部の内側部に、アンカー部の抜止め板部の前端の自由端部が当接する傾斜状又は湾曲状の受止め部を形成したので、コネクタ本体に対してシャッター部材をガタツキのない状態に組み付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る光コネクタの斜視図である。
【図2】コネクタ本体の斜視図である。
【図3】コネクタ本体の斜視図である。
【図4】コネクタ本体(シャッター部材未装着)の斜視図である。
【図5】コネクタ本体(シャッター部材未装着)の斜視図である。
【図6】コネクタ本体の斜視図である。
【図7】コネクタ本体の斜視図である。
【図8】シャッター部材の斜視図である。
【図9】シャッター部材の斜視図である。
【図10】コネクタ本体の第1本体分割体の縦断面図である。
【図11】図10の要部拡大図である。
【図12】変更例のシャッター部材の斜視図である。
【図13】変更例のシャッター部材の側面図である。
【符号の説明】
1 光コネクタ
2 コネクタ本体
3 プラグ
6 プラグ装着穴
30 シャッター部材
31 シャッター部
32 アンカー部
33 前端板部
36 アンカー本体板部
37 抜け止め板部
38 アンカー穴
38a 偏平穴部
38b 拡大穴部
Claims (6)
- アダプタ型又はレセプタクル型のコネクタ本体であって、光ファイバの端部を保持するプラグを少なくとも前方から着脱可能なコネクタ本体を備えた光コネクタにおいて、
前記コネクタ本体に、前記プラグを装着する為のプラグ装着穴と、このプラグ装着穴内で出射光を遮断可能なシャッター部とコネクタ本体へ取付ける為のアンカー部とを一体形成した弾性体からなるシャッター部材とを設け、
前記コネクタ本体のプラグ装着穴の外側の側壁部に、前記シャッター部材のアンカー部を、前方からプラグ装着方向と平行に挿入して固定可能なアンカー穴を形成したことを特徴とする光コネクタ。 - 前記シャッター部材のシャッター部は、プラグ装着穴内で出射光を遮断する遮断位置と、プラグ装着穴に装着されたプラグにより前記側壁部側へ押圧された退避位置とに亙って弾性変形可能に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ。
- 前記コネクタ本体のプラグ装着穴の内面のうち前記側壁部側の内面に、前記退避位置に切り換えられた前記シャッター部材のシャッター部を逃す逃し溝を形成したことを特徴とする請求項2に記載の光コネクタ。
- 前記シャッター部材は弾性のある薄金属板で構成され、前記シャッター部材は、シャッター部とアンカー部の境界部に形成され前記側壁部の前端の前端溝に当接する前端板部を有し、前記アンカー部はその前端板部の端部から後方へ前記アンカー穴内へほぼ直線的に延びるアンカー本体板部と、このアンカー本体板部の後端から前方且つ内側へV字状に折り返えした抜止め板部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ。
- 前記アンカー穴は、前記側壁部の前端に開口するように形成されアンカー部が偏平に弾性変形した態で通過可能な偏平穴部と、この偏平穴部の奥端に連通し偏平穴部よりも内側へ拡大した拡大穴部とを備えたことを特徴とする請求項4に記載の光コネクタ。
- 前記拡大穴部の前端部の内側部に、前記アンカー部の抜止め板部の前端の自由端部が当接する傾斜状又は湾曲状の受止め部を形成したことを特徴とする請求項5に記載の光コネクタ。
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