JP2001013366A - 光コネクタおよびその光コネクタの接続構造 - Google Patents

光コネクタおよびその光コネクタの接続構造

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JP2001013366A
JP2001013366A JP11183100A JP18310099A JP2001013366A JP 2001013366 A JP2001013366 A JP 2001013366A JP 11183100 A JP11183100 A JP 11183100A JP 18310099 A JP18310099 A JP 18310099A JP 2001013366 A JP2001013366 A JP 2001013366A
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optical fiber
face
light receiving
connection end
door
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JP11183100A
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Ken Koyata
憲 小八田
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アダプタに設けられている受発光素子と光フ
ァイバとを低接続損失で接続する。 【解決手段】 フェルール5に挿通固定した光ファイバ
4の接続端面4aとフェルール5の接続端面5aとをほ
ぼ同一面と成し、フェルール5の接続端面5a側に光フ
ァイバ4の光軸方向に対して交差方向の軸19を中心と
して回動自在の扉部20を設け、接続相手側のリセプタ
クルコネクタ(アダプタ)1に挿入していないときに
は、扉部20がスプリング21による付勢力によって光
ファイバ4の接続端面4aを覆う閉状態と成す。フェル
ール5をアダプタ1に挿入したときにアダプタ1側から
受ける扉開方向の力によって、扉部20が前記付勢力に
抗して開方向に回動して光ファイバ4の接続端面4aを
露出させる構成とし、露出した光ファイバ4の接続端面
4aが受光素子3の受面にほぼ当接した状態で光ファイ
バ4と受発光素子3を光接続する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子回路を
搭載したプリント回路基板上の受発光素子と光ファイバ
とを接続するときに用いられる光コネクタおよびその光
コネクタの接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車分野においても軽量化が要
求されており、1本で多量の情報を伝送できる光ファイ
バを伝送媒体として用いる検討がなされている。具体的
には、例えば運転席において操作部が操作されたとき
に、光ファイバを媒体として操作情報を制御部に伝送
し、制御部に設けられている電子回路によって処理する
ことが検討されている。
【0003】上記のような光ファイバと電子回路との接
続に際し、図3の(a)に示すように、アダプタとして
のリセプタクルコネクタ1内に受光素子3を設け、光コ
ネクタとしてのプラグコネクタ2内に光ファイバ4を挿
通固定し、光ファイバ4と受光素子3とを接続すること
が行なわれている。なお、リセプタクルコネクタ1は、
例えば電子回路を形成したプリント基板(図示せず)上
に配設固定され、受光素子3は、接続部29を介して電
子回路に接続される。
【0004】リセプタクルコネクタ1は、PBT(ポリ
ブチレン・テレフタレート)やPOM(ポリオキシメチ
レン)等のエンジニアリングプラスチックや、これらの
エンジニアリングプラスチックに導電性を付与した導電
性プラスチックにより形成されるものである。なお、リ
セプタクルコネクタ1を導電性プラスチックにより形成
する場合は、受光素子3に対してノイズ防止を行なうこ
とができる。
【0005】リセプタクルコネクタ1には、プラグコネ
クタ2を挿入嵌合する光コネクタ嵌合部としてのプラグ
コネクタ嵌合部10が形成されており、プラグコネクタ
嵌合部10の上部側には、プラグコネクタ2を係止する
ための係止部1bが設けられている。
【0006】また、リセプタクルコネクタ1内の受光素
子3の受光面(受光部)3a側にはリセプタクルコネク
タ1と一体に設けられた略円筒状のスリーブ1aが設け
られており、このスリーブ1a内に、中継ファイバ6が
固定されている。なお、中継ファイバ6は、例えば黄銅
やステンレスなどの金属パイプ内の全長にわたって、シ
ングルモード光ファイバなどの光ファイバを挿通固定
し、予め定められた長さに切断して形成されており、接
着などの適宜の手段によってスリーブ1a内に固定され
ている。
【0007】受光素子3の受光面3aの背面側には、例
えばシリコンゴムなどの弾性材料で形成されたバックシ
ート14が設けられており、このバックシート14を僅
かに押し縮めるようにしてパックキャップ15がリセプ
タクルコネクタ1に取り付けられている。そして、バッ
クシート14とバックキャップ15をこのように取り付
けることにより、受光素子3の受光面3aと中継ファイ
バ6の端面とが、バックシート14の弾性反発力により
押圧されて密着している。
【0008】プラグコネクタ2は、プラスチック製のハ
ウジング11内に、黄銅やステンレス鋼などの略円筒状
の光ファイバ固定具7を固定して形成され、光ファイバ
固定具7の光ファイバ挿通孔17に、前記光ファイバ4
が挿通固定されている。光ファイバ4の接続端面4aは
光ファイバ固定具7の先端面7aとほぼ同一面と成して
おり、光ファイバ4の接続端面4aと反対側は、図示さ
れていない外部の光機器など(例えば運転席に設けられ
た操作部)に接続されている。
【0009】光ファイバ4の接続端面4aおよび光ファ
イバ固定具7の先端面7aは、ハウジングの先端面(嵌
合側開口端面)30よりも図のdに示す長さだけ後退し
て(奥まって)おり、それにより、光ファイバ4の接続
端面4aが他の物品との接触などで傷ついたりしないよ
うになっている。なお、通常、プラグコネクタ2の嵌合
側開口の高さをWとしたとき、d=W/2以上に形成さ
れている。
【0010】光ファイバ固定具7は、スプリング8によ
ってプラグコネクタ2のリセプタクルコネクタ1に対す
る挿入方向に対して弾性的に支持されており、プラグコ
ネクタ2の後端側にはプラグバックキャップ9が取り付
けられて、スプリング8が保持されている。ハウジング
11の上面には、ロックアーム2aが設けられており、
ロックアーム2aの上面側には、リセプタクルコネクタ
1側の係止部1bに係止する係止突起2bが設けられて
いる。
【0011】上記のように構成されているプラグコネク
タ2をリセプタクルコネクタ1に挿入嵌合するときに
は、プラグコネクタ2のロックアーム2aを図の矢印A
方向に押して弾性変形させ、ハウジング11の上面側に
押し付けた状態でプラグコネクタ2をリセプタクルコネ
クタ1のプラグコネクタ嵌合部10に挿入する。そうす
ると、ハウジング11とロックアーム2aがプラグコネ
クタ嵌合部10内に嵌合され、ロックアーム2aの係止
突起2bがリセプタクルコネクタ1の係止部1bに係止
して、プラグコネクタ2がリセプタクルコネクタ1に抜
け止め状態となる。
【0012】そして、プラグコネクタ2内に挿通固定さ
れている光ファイバ4が、リセプタクルコネクタ1内に
固定されている中継ファイバ6を介して受光素子3に光
接続される。
【0013】なお、上記リセプタクルコネクタ1とプラ
グコネクタ2の接続構造においては、プラグコネクタ2
をリセプタクルコネクタ1のプラグコネクタ嵌合部10
に嵌合する際、プラグコネクタ2の外周面がプラグコネ
クタ嵌合部10の内周面に当接して案内される形態と成
しているため、プラグコネクタ2のプラグコネクタ嵌合
部10への深さが浅すぎると、プラグコネクタ2がプラ
グコネクタ嵌合部10内に安定した状態で嵌合すること
ができず、光ファイバ4の接続端面4aや受光素子3の
受光面3aを傷つける虞があるため、プラグコネクタ嵌
合部10の深さはプラグコネクタ嵌合部10の長さとほ
ぼ同じ大きさにしており、このプラグコネクタ嵌合部1
0の奥側に、受光素子3が設けられる。
【0014】一方、前記の如く、プラグコネクタ2に固
定されている光ファイバ4の接続端面4aは、プラグコ
ネクタ2のハウジング11の先端面30よりも距離dだ
け奥まって設けられているため、従来のリセプタクルコ
ネクタ1とプラグコネクタ2との嵌合による受光素子3
と光ファイバ4との接続は、中継ファイバ6を介して行
なうように構成している。
【0015】なお、同図には図示されていないが、リセ
プタクルコネクタ1のプラグコネクタ嵌合部10の入口
側(プラグコネクタ2の挿入側)と、プラグコネクタ2
の嵌合側開口には、通常、塵埃などの付着を防止するた
めのキャップが取り付けられており、プラグコネクタ2
をリセプタクルコネクタ1に嵌合するときに、このキャ
ップが取り外されて、上記のような挿入嵌合が行われ
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、リセプタクルコネクタ1へのプラグコネクタ2
の嵌合によって、中継ファイバ6を介して受光素子3と
光ファイバ4とを接続すると、受光素子3と光ファイバ
4とが、受光素子3と中継ファイバ6との接続点と、中
継ファイバ6と光ファイバ4との接続点の2つの接続点
を介して接続されるため、受光素子3と光ファイバ4と
を直接接続する場合に比べ、接続損失が大きくなってし
まうといった問題があった。
【0017】本発明は、上記従来の課題を解決するため
になされたものであり、その目的は、リセプタクルコネ
クタ等のアダプタに設けられている受発光素子と光ファ
イバとを低接続損失で接続できる光コネクタおよびその
光コネクタの接続構造(前記アダプタへの接続構造)を
提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成をもって課題を解決するた
めの手段としている。すなわち、本発明の光コネクタ
は、光ファイバ挿通孔を備えたフェルールの前記光ファ
イバ挿通孔に光ファイバが挿通固定され、該光ファイバ
の接続端面と前記フェルールの接続端面とがほぼ同一面
と成しており、前記フェルールの接続端面側には前記光
ファイバの光軸方向に対して交差方向の軸を中心として
回動自在の扉部が設けられ、該扉部は光コネクタを接続
相手側のアダプタに挿入していないときには付勢手段に
よる付勢力によって前記光ファイバ接続端面を覆う閉状
態と成し、前記扉部は前記フェルールを前記アダプタの
光コネクタ嵌合部に挿入したときにアダプタ側から受け
る扉開方向の力によって前記付勢力に抗して開方向に回
動して前記光ファイバ接続端面を露出させる構成と成
し、該露出した光ファイバ接続端面が前記アダプタに設
けられている受発光素子の受発光面にほぼ当接した状態
で光ファイバと受発光素子が光接続される構成をもって
課題を解決する手段としている。
【0019】なお、本明細書において、受発光素子と
は、受光素子、発光素子、受光と発光を共に行なう受発
光素子のいずれかを示し、受発光面は、受光素子の受光
面、発光素子の発光面、受光と発光を行なう素子の受発
光面のいずれかを示す。
【0020】また、本発明の光コネクタの接続構造は、
光コネクタ嵌合部の奥側に受発光素子を設けたアダプタ
に上記構成の光コネクタを接続する光コネクタの接続構
造であって、前記光コネクタの扉部は扉部先端が前記受
発光素子を越えた以降に前記アダプタ側からの扉開方向
の力が解除され付勢力によって閉方向に回動し、該閉方
向の力によって前記受発光素子を扉部とフェルール接続
端面との間に挟み込んで光ファイバの接続端面を受発光
素子の受発光面に押し付け、該押し付け力によって光フ
ァイバの接続端面と受発光素子の受発光面とをほぼ当接
状態として光ファイバと受発光素子を接続する構成をも
って課題を解決する手段としている。
【0021】上記構成の本発明の光コネクタにおいて、
光コネクタを接続相手側のアダプタに挿入していないと
きには、付勢手段による付勢力によってフェルール接続
端面側に設けられた扉部が光ファイバ接続端面を覆う閉
状態と成しているため、扉部によって光ファイバ接続端
面が保護されていて、光コネクタの非接続状態のときに
光ファイバ接続端面が傷つくことが防止される。
【0022】また、光ファイバの接続端面はフェルール
の接続端面とほぼ同一面と成しており、前記扉部は前記
フェルールを前記アダプタの光コネクタ嵌合部に挿入し
たときにアダプタ側から受ける扉開方向の力によって前
記付勢力に抗して開方向に回動して前記光ファイバ接続
端面を露出させ、露出した光ファイバ接続端面が前記受
発光素子の受発光素子面にほぼ当接し、その状態で光フ
ァイバと受発光素子が光接続されるので、従来のように
中継ファイバ等の他の部材を介して受発光素子と光ファ
イバとが接続される場合に比べて、受発光素子と光ファ
イバとの接続損失を小さくすることが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、本実施形態例の説明におい
て、従来例と同一名称部分には同一符号を付し、その重
複説明は省略する。図1には、本発明に係る光コネクタ
および光コネクタの接続構造の一実施形態例が光コネク
タのアダプタへの接続工程図により示されている。な
お、本実施形態例の光コネクタはプラグコネクタ2であ
り、アダプタはリセプタクルコネクタ1であり、これら
は共に断面図により示されている。
【0024】図1の(a)に示すように、本実施形態例
において、リセプタクルコネクタ1は、従来例と同様
に、PBT、POMなどのエンジニアリングプラスチッ
クやエンジニアリングプラスチックに導電性を付与した
導電性プラスチックにより形成されており、プラグコネ
クタ嵌合部10を有しているが、本実施形態例のリセプ
タクルコネクタ1においては、プラグコネクタ嵌合部1
0の奥側に設けられている受光素子3は、その受光面3
aをプラグコネクタ嵌合部10に露出して設けられてお
り、従来のように、中継ファイバ6や、バックシート1
4、バックキャップ15などは設けられていない。
【0025】また、プラグコネクタ嵌合部10の上壁奥
側にはテーパ部12が形成されており、テーパ部12の
奥側はプラグコネクタ嵌合部10の入口側よりも拡径し
ている。この拡径領域は、扉部収容部13と成してお
り、扉部収容部13はプラグコネクタ嵌合部10と連通
している。図2に示すように、リセプタクルコネクタ1
の上壁には、プラグコネクタ挿入側が開口の開口部28
が形成されており、図1、2に示すように、本実施形態
例でも、リセプタクルコネクタ1のプラグコネクタ嵌合
部10の上部側には、係止部1bが設けられている。
【0026】図1に示すように、受光素子3には、受光
素子3の外周を覆う形態で、受光面3aを除く部位に、
黄銅、銅などの金属薄板で形成されたシールド32が設
けられており、シールド32は受光素子3のノイズ防止
の役割を果たしている。なお、リセプタクルコネクタ1
を導電性プラスチックにより形成したり、受光素子3の
ノイズ性能が優秀であったり、使用環境が良好でノイズ
対策が不要の場合は、シールド32を省略することがで
きる。
【0027】プラグコネクタ2は、その外形が略直方体
形状のフェルール5を有している。フェルール5の中心
部には、光ファイバ挿通孔17を備えた中空管部16が
設けられており、中空管部16の上部側には間隔を介し
てロックアーム2aが設けられており、ロックアーム2
aは、上下方向(図の矢印F方向)に弾性変形自在と成
している。このロックアーム2aと中空管部16を除く
フェルール5の内部領域は、空洞と成している。
【0028】光ファイバ4は、光ファイバ挿通孔17に
挿通固定されており、光ファイバ4の接続端面4aはフ
ェルール5の接続端面5aとほぼ同一面と成している。
なお、本明細書において、ほぼ同一面とは、例えば光フ
ァイバ4の接続端面4aがフェルール5の接続端面5a
よりも1mm程度突き出ているような状態や多少奥まっ
ているような状態も含むものである。本実施形態例で
は、光ファイバ4の接続端面4aをフェルール5の接続
端面5aと殆ど同じ面としているが、光ファイバ4の接
続端面4aは、光ファイバ4と接続される受光素子3の
形状に応じて、フェルール5の接続端面5aよりも1m
m程度突出させる場合もある。
【0029】また、光ファイバ挿通孔17および光ファ
イバ4の本数は、本実施形態例では1本ずつにしている
が、これらの本数は特に限定されるものではなく、1本
としてもよいし、複数本を並設してもよい。
【0030】フェルール5の接続端面5a側には突起部
18が先方側に突出形成されており、突起部18の先端
側には、光ファイバ4の光軸方向に対して交差方向(同
図では、光軸方向に対して略直交する方向)の軸19を
中心として回動自在の扉部20が設けられている。
【0031】扉部20は、図1の(a)に示すように、
プラグコネクタ2を接続相手側のリセプタクルコネクタ
1に挿入していないときには、付勢手段としてのスプリ
ング21による付勢力によって前記光ファイバ4の接続
端面4aを覆う閉状態と成している。すなわち、本実施
形態例では、扉部20は、スプリング21によって矢印
A方向に弾性的に付勢されており、扉部20の先端22
が光ファイバ4の接続端面4aを覆うことにより、光フ
ァイバ4の接続端面4aに塵埃等が付着したり、光ファ
イバ4の接続端面4aが他の物品に接触して傷ついたり
することがないようにしている。
【0032】なお、扉部20の先端22には湾曲状にえ
ぐれた凹部24が形成されており、光ファイバ4の接続
端面4aがフェルール5の接続端面5aから僅かに突出
しているような場合でも、扉部閉状態のときに、光ファ
イバ4の接続端面4aが傷ついたりしないようになって
いる。また、扉部20の背面側26には、前記先端22
と反対側に、背面側26から僅かに突出した作動部25
が形成されている。
【0033】図1の(b)に示すように、フェルール5
をリセプタクルコネクタ1のプラグコネクタ嵌合部10
に挿入したときに、扉部20は、リセプタクルコネクタ
1側の扉開手段23(プラグコネクタ2の上壁端部)か
ら受ける扉開方向の力によって、前記付勢力に抗して開
方向に回動して光ファイバ4の接続端面4aを露出させ
る構成と成している。なお、具体的には、扉部20の作
動部25が扉開手段23の先端に当接し、それにより、
扉部20が同図の矢印Bに示すように回動する。
【0034】また、本実施形態例では、リセプタクルコ
ネクタ1のプラグコネクタ嵌合部10の上部内壁27
が、開方向に回動した扉部20を開方向のまま維持する
扉開維持手段と成しており、同図の(c)に示すよう
に、プラグコネクタ2をリセプタクルコネクタ1のプラ
グコネクタ嵌合部10に挿入する動作に伴い、扉部20
の作動部25が前記上部内壁27に押された状態とな
る。そして、開方向に回動した扉部20が、プラグコネ
クタ2の挿入方向を向いた状態のまま上部内壁27に沿
い、光ファイバ4の接続端面4aが露出した状態で、プ
ラグコネクタ2がリセプタクルコネクタ1に挿入され
る。
【0035】また、本実施形態例では、リセプタクルコ
ネクタ1のテーパ部12から扉部収容部13にかけての
上部側の空間が、プラグコネクタ2の扉部20の扉開方
向の力を解除する扉開方向力解除手段と成しており、同
図の(d)に示すように、プラグコネクタ2の扉部20
は、扉部先端22が受光素子3を越えた以降に、作動部
25がテーパ部12にかかり、プラグコネクタ嵌合部1
0の上側内壁27による扉開方向の力が解除され、扉部
20は、前記スプリング21の付勢力によって、図の矢
印Cに示すように、閉方向に回動する。
【0036】そして、この閉方向の力によって、同図の
(e)に示すように、受光素子3を扉部20とフェルー
ル5の接続端面5aとの間に挟み込んで、光ファイバ4
の接続端面4aを受光素子3の受光面3aに押し付け、
この押し付け力によって光ファイバ4の接続端面4aと
受光素子3の受光面3aとをほぼ当接状態として、光フ
ァイバ4と受光素子3を接続する構成と成している。
【0037】なお、プラグコネクタ2のフェルール5が
リセプタクルコネクタ1のプラグコネクタ嵌合部10に
挿入嵌合されるときに、ロックアーム2aの係止突起2
bがリセプタクルコネクタ1の係止部1bに嵌合し、プ
ラグコネクタ2がプラグコネクタ嵌合部10に固定され
る。
【0038】また、プラグコネクタ2をリセプタクルコ
ネクタ1から外すときには、ロックアーム2aを下側に
押して撓ませることにより、係止突起2bをリセプタク
ルコネクタ1の係止部1bから外し、フェルール5を図
の左側に引いてリセプタクルコネクタ1のプラグコネク
タ嵌合部10から外すと、プラグコネクタ2は、図1の
(e)〜(a)の工程により、リセプタクルコネクタ1
から外れる。
【0039】そして、プラグコネクタ2の扉部20も同
様に、同図の(e)〜(a)の工程により元の状態に戻
り、閉状態となり、リセプタクルコネクタ1から外れた
プラグコネクタ2の光ファイバ4の接続端面4aは、扉
部20により保護される。
【0040】本実施形態例によれば、上記のようにし
て、リセプタクルコネクタ1のプラグコネクタ2が挿入
嵌合され、それにより、露出した光ファイバ4の接続端
面4aと受光素子3の受光面3aとがほぼ当接状態で、
光ファイバ4と受光素子3が接続されるため、従来のよ
うに、中継ファイバ6を介して光ファイバ4と受光素子
3とを接続する場合に比べ、光ファイバ4と受光素子3
とを接続するための接続点を少なくし、接続間隔も少な
くし、低接続損失で光ファイバ4と受光素子3とを接続
することができる。
【0041】また、本実施形態例によれば、上記光ファ
イバ4と受光素子3との接続に際し、扉部20の閉方向
の力によって、受光素子3を扉部20とフェルール5の
接続端面5aとの間に挟み込んで、光ファイバ4の接続
端面4aを受光素子3の受光面3aに押し付け、この押
し付け力によって光ファイバ4の接続端面4aと受光素
子3の受光面3aとをほぼ当接状態として、光ファイバ
4と受光素子3を接続するために、扉部20の閉方向の
力によって、光ファイバ4の接続端面4aと受光素子3
の受光面3aとを確実に当接状態とすることができ、光
ファイバ4と受光素子3との接続損失を確実に小さくす
ることができる。
【0042】さらに、本実施形態例では、プラグコネク
タ2をリセプタクルコネクタ1に接続していないときに
は、プラグコネクタ2のフェルール接続端面側に設けた
扉部20が光ファイバ4の接続端面4aを覆う閉状態と
成しているため、扉部20によって光ファイバ4の接続
端面4aが保護されていて、プラグコネクタ2の非接続
状態のときに光ファイバ4の接続端面4aが傷ついた
り、光ファイバ4の接続端面4aに塵埃が付着したりす
ることを防止することができる。
【0043】そして、本実施形態例によれば、上記のよ
うに、プラグコネクタ2の非接続状態のときに光ファイ
バ4の接続端面4aが傷ついたり、光ファイバ4の接続
端面4aに塵埃が付着したりすることを防止することが
できるために、従来のプラグコネクタ2において、プラ
グコネクタ2の非接続状態のときに設けられていた、塵
埃防止用のキャップなども不要となり、その分だけコス
トを低減することができる。
【0044】さらに、本実施形態例では、プラグコネク
タ2は貫通の光ファイバ挿通孔17と、扉部20を備え
た非常に簡単な構成であり、容易に作製できるために、
コストを低減することができる。また、リセプタクルコ
ネクタ1は、従来のように、中継ファイバ6を設ける必
要もなく、プラグコネクタ嵌合部10の奥側に受光素子
3を設け、その奥側に扉収容部13を設けた非常に簡単
な構成であるために、非常に容易に作製でき、コストを
低減することができる。
【0045】さらに、本実施形態例によれば、受光素子
3と光ファイバ4との接続および接続解除は、例えばプ
ラグコネクタ2のロックアーム2aとフェルール5の底
面を持って、リセプタクルコネクタ1へのプラグコネク
タ2の挿入嵌合および挿入嵌合解除を行なうだけでよ
く、その操作は非常に容易であるために、受光素子3と
光ファイバ4との着脱自在の接続を、非常に容易に行な
うことができる。
【0046】なお、本発明は上記実施形態例に限定され
ることはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、
上記実施形態例では、リセプタクルコネクタ1内は受光
素子3を設けて形成したが、受光素子3の代わりに発光
素子を設けてリセプタクルコネクタ1を形成し、この発
光素子と、プラグコネクタ2に設けた光ファイバ4とを
接続してもよいし、光の発光と受光を共に行なう受発光
素子を設けて、この受発光素子を光ファイバ4と接続し
てもよい。また、受光素子3と発光素子の両方を設け、
プラグコネクタ2側に複数の光ファイバ4を設けて、各
光ファイバ4を受光素子3または発光素子に接続してよ
い。
【0047】また、上記実施形態例では、プラグコネク
タ2の扉部先端22に、湾曲状にえぐられた凹部24を
形成したが、凹部24の形状は特に限定されるものでは
なく、適宜設定されるものであり、また、光ファイバ4
の接続端面4aがフェルール5の接続端面5aと同一面
と成していたり、少し奥まっている場合には、凹部24
を省略することもできる。
【0048】さらに、上記実施形態例では、フェルール
5の接続端面5a側に突起部18を設け、突起部18に
扉部20を設けたが、扉部20のフェルール5への取り
付け構造は特に限定されるものではなく、適宜設定され
るものである。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、光コネクタを接続相手
側のアダプタに挿入していないときには、付勢手段によ
る付勢力によってフェルール接続端面側に設けられた扉
部が光ファイバ接続端面を覆う閉状態と成しているた
め、扉部によって光ファイバ接続端面を保護することが
でき、光コネクタの非接続状態のときに光ファイバ接続
端面が傷ついたり、塵埃が付着したりすることを防止す
ることができる。
【0050】また、光ファイバの接続端面はフェルール
の接続端面とほぼ同一面と成しており、前記扉部は、前
記フェルールを前記アダプタの光コネクタ嵌合部に挿入
したときにアダプタ側から受ける扉開方向の力によっ
て、前記付勢力に抗して開方向に回動して前記光ファイ
バ接続端面を露出させる構成と成し、それにより、露出
した光ファイバ接続端面が前記受発光素子の受発光素子
面にほぼ当接し、その状態で光ファイバと受発光素子が
光接続されるので、従来のように中継ファイバ等の他の
部材を介して受発光素子と光ファイバとが接続される場
合に比べて、受発光素子と光ファイバとの接続損失を小
さくすることができる。
【0051】さらに、本発明の光コネクタの接続構造に
よれば、光コネクタの扉部は扉部先端が前記受発光素子
を越えた以降に前記アダプタ側からの扉開方向の力が解
除され付勢力によって閉方向に回動し、該閉方向の力に
よって前記受発光素子を扉部とフェルール接続端面との
間に挟み込んで光ファイバの接続端面を受発光素子の受
発光面に押し付ける構成と成しているために、該押し付
け力によって光ファイバの接続端面と受発光素子の受発
光面とを確実にほぼ当接状態とすることができ、光ファ
イバと受発光素子との接続損失を確実に小さくすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光コネクタおよび光コネクタの接
続構造の一実施形態例を光コネクタのアダプタへの接続
工程図により示す断面説明図である。
【図2】上記実施形態例の光コネクタであるプラグコネ
クタ2とアダプタであるリセプタクルコネクタ1の接続
前の状態を示す平面図である。
【図3】従来の光コネクタおよび光コネクタの接続構造
例を示す断面説明図である。
【符号の説明】
1 リセプタクルコネクタ 2 プラグコネクタ 3 受光素子 4 光ファイバ 5 フェルール 6 中継ファイバ 12 テーパ部 13 扉部収容部 17 光ファイバ挿通孔 20 扉部 21 スプリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ挿通孔を備えたフェルールの
    前記光ファイバ挿通孔に光ファイバが挿通固定され、該
    光ファイバの接続端面と前記フェルールの接続端面とが
    ほぼ同一面と成しており、前記フェルールの接続端面側
    には前記光ファイバの光軸方向に対して交差方向の軸を
    中心として回動自在の扉部が設けられ、該扉部は光コネ
    クタを接続相手側のアダプタに挿入していないときには
    付勢手段による付勢力によって前記光ファイバ接続端面
    を覆う閉状態と成し、前記扉部は前記フェルールを前記
    アダプタの光コネクタ嵌合部に挿入したときにアダプタ
    側から受ける扉開方向の力によって前記付勢力に抗して
    開方向に回動して前記光ファイバ接続端面を露出させる
    構成と成し、該露出した光ファイバ接続端面が前記アダ
    プタに設けられている受発光素子の受発光面にほぼ当接
    した状態で光ファイバと受発光素子が光接続されること
    を特徴とする光コネクタ。
  2. 【請求項2】 光コネクタ嵌合部の奥側に受発光素子を
    設けたアダプタに請求項1記載の光コネクタを接続する
    光コネクタの接続構造であって、前記光コネクタの扉部
    は扉部先端が前記受発光素子を越えた以降に前記アダプ
    タ側からの扉開方向の力が解除され付勢力によって閉方
    向に回動し、該閉方向の力によって前記受発光素子を扉
    部とフェルール接続端面との間に挟み込んで光ファイバ
    の接続端面を受発光素子の受発光面に押し付け、該押し
    付け力によって光ファイバの接続端面と受発光素子の受
    発光面とをほぼ当接状態として光ファイバと受発光素子
    を接続することを特徴とする光コネクタの接続構造。
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