JP2022120633A - 潤滑機構 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022120633000001
【課題】オイルを外部に流出させることなくオイルフィルタを交換できる潤滑機構を提供する。
【解決手段】縦置きに配置されるクランクシャフト21と、横方向に動くピストン37と、クランクシャフト21とピストン37とを連結するコネクティングロッド38と、クランクシャフト21及びピストン37を収容するシリンダバレル36と、シリンダバレル36と共にクランクシャフト21を包括するクランクケース34と、シリンダバレル36のピストン可動部端面に接続する燃焼室35を形成するシリンダヘッド32と、オイルフィルタ57と、オイルフィルタ57が縦置きで設置されるオイルフィルタ設置部材81とを備え、オイルフィルタ設置部材81は潤滑油迂回構造を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、潤滑機構に関する。
従来、船外機は、エンジンと、エンジンオイルを濾過するオイルフィルタと、を備えている(例えば、特許文献1)。この船外機へのオイルフィルタの搭載方向は水平方向を採用している。本構造において、オイルフィルタを交換メンテナンスする際には、オイル通路及びオイルフィルタ内部の残留オイルが流出する。
そのため、従来の船外機では、オイルフィルタの取付け部の下側に庇を設置し、オイル垂れの範囲を抑制し、周囲へのオイル飛散を防止している。
また、近年、船外機の大型化及び多機掛け艇の増加に伴い、オイルフィルタの交換メンテナンス性の効率化が望まれている。
特開平11-107732号公報
しかしながら、従来の技術では、周囲へのオイル飛散を防止することができても、最終的にはウエス等での清掃が必要となる。
そこで、本発明の目的は、オイルを外部に流出させることなくオイルフィルタを交換できる潤滑機構を提供することにある。
本発明は、縦置きに配置されるクランクシャフトと、横方向に動くピストンと、前記クランクシャフトと前記ピストンとを連結するコネクティングロッドと、前記クランクシャフト及び前記ピストンを収容するシリンダバレルと、前記シリンダバレルと共に前記クランクシャフトを包括するクランクケースと、前記シリンダバレルのピストン可動部端面に接続する燃焼室を形成するシリンダヘッドと、オイルフィルタと、前記オイルフィルタが縦置きで設置されるオイルフィルタ設置部材とを備え、前記オイルフィルタ設置部材は潤滑油迂回構造を有することを特徴とする潤滑機構である。
本発明は、上記潤滑機構において、前記潤滑油迂回構造は、オイルフィルタ設置部材に潤滑油迂回経路を形成し、前記潤滑油迂回経路にオイルリリーフバルブを設置して構成されることを特徴とする。
本発明は、上記潤滑機構において、前記潤滑油迂回経路は、オイルフィルタのろ過済み潤滑油経路ではない別経路を辿り潤滑油をエンジンへ戻すことを特徴とする。
本発明は、上記潤滑機構において、前記オイルリリーフバルブは前記オイルフィルタの取外し時に残留潤滑油をエンジンへ還流することを特徴とする。
本発明は、上記潤滑機構において、前記オイルリリーフバルブは筒状のバルブガイドと、スプリングと、ピストン部とを備え、前記バルブガイドの外周には螺旋状のガイド孔が形成され、前記ガイド孔には前記ピストン部のガイドピンが嵌り、前記ピストン部の上下動に伴い、前記ガイドピンが前記ガイド孔を移動し、前記バルブガイドが90°の範囲で回動し、前記バルブガイドの下端には連通孔が開口し、前記連通孔はリリーフ油路内に配置されることを特徴とする。
本発明は、上記潤滑機構において、前記オイルフィルタ設置部材は前記オイルフィルタに対しフランジ形状を有することを特徴とする。
本発明は、上記潤滑機構において、前記フランジ形状は前記オイルフィルタを取り囲む形状であることを特徴とする。
本発明は、上記のいずれか一つに記載の潤滑機構を備えた、船外機である。
本発明は、上記の船外機を備えた、船舶である。
本発明によれば、オイルを外部に流出させることなくオイルフィルタを交換できる。
船外機の全体を示す右舷側の側面図である。 船外機の上部を右舷側から見た部分断面図である。 オイルフィルタ設置部材の斜視図である。 オイルフィルタを取付けられた状態のオイルフィルタ設置部材を示す断面図である。 オイルフィルタを取外された状態のオイルフィルタ設置部材を示す断面図である。 オイルリリーフバルブの分解斜視図である。
以下、本発明の一実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、船外機10の右舷側の側面図である。図1では、主な内部機構を破線で示す。矢印Frの方向は前方を示し、矢印Rrの方向は後方を示す。
船外機10は、上部にエンジン11を備える。エンジン11は、上側エンジンカバー12と、下側エンジンカバー13と、により覆われる。上側エンジンカバー12は、後側のヒンジ27と前側の止め具28とにより、下側エンジンカバー13の上端に取り付けられる。下側エンジンカバー13の前側には、スターンブラケット16が設けられる。船外機10は、スターンブラケット16により、船体に取り付けられることが可能である。下側エンジンカバー13の下方には、エクステンションカバー14が設けられ、エクステンションカバー14の下方には、ギヤケース15が設けられる。
上側エンジンカバー12の内側において、エンジン11の前方には、吸気サイレンサ17が配置される。吸気サイレンサ17は、エンジン吸気口に空気(新気)を導入する。吸気サイレンサ17の後方には、電装品18が配置される。電装品18は、エンジン11の点火制御や、燃料噴射装置の制御等を行う。
図2は、船外機10の上部を右舷側から見た部分断面図である。
エンジン11は、図2に示すように、後方のシリンダヘッドカバー31と、横に連なるシリンダヘッド32と、さらに横に連なるシリンダブロック33と、前方のクランクケース34とを備える。シリンダヘッド32は、燃焼室35を備える。シリンダブロック33は、複数の横向きのシリンダバレル36を備え、各シリンダバレル36内には、横向きのピストン37が横方向(前後方向)に摺動自在に収容される。ピストン37のピストン可動部端面は、燃焼室35に接続される。
各ピストン37には、コネクティングロッド38を介して、クランクシャフト21が回転自在に接続される。クランクシャフト21は縦置きであり、軸受47により支持される。このクランクシャフト21は、クランクケース34によって包括される。クランクシャフト21の上端には、発電機構51及びリコイルスタータ52が接続される。クランクシャフト21の下端には、図1に示すように、フライホイール22が取付けられる。また、クランクシャフト21の下端には、駆動軸23が連結される。駆動軸23は、下側エンジンカバー13、及びエクステンションカバー14の内側を通り、ギヤケース15内の動力伝達機構24に連結される。
動力伝達機構24は、駆動軸23の動力を、水平な被動軸25に伝える。被動軸25はギヤケース15の後方に突き出し、後端部にはプロペラ26が固着される。船外機10では、一対のドグクラッチ(不図示)で切り換えることにより、プロペラ26の正回転、逆回転を切り換え、前進又は後進の推進力を得る。
エンジン11は、図2に示すように、縦向きのカムシャフト53を備える。カムシャフト53は、シリンダヘッド32の軸受54により支持される。カムシャフト53の下端部には、オイルポンプ55が接続され、オイルポンプ55はカムシャフト53の回転力で作動する。また、エンジン11は、吸気弁41、排気弁42、点火プラグ43を備える。
クランクケース34の内側には、クランク室44が構成される。クランク室44の下には、オイルパン45が配置され、クランク室44内のオイル(エンジン潤滑油)は、オイルパン45に流れ落ちる構造になっている。エンジン11の下部には、エンジン11を支持するマウントケース46が配置される。
シリンダブロック33の近傍には、オイル通路のメインギャラリ56が配置される。メインギャラリ56の中間には、オイルフィルタ57が設けられる。
オイルパン45のオイルは、図1に破線矢印で示すように、ストレーナ58から油路61を介してオイルポンプ55で汲み上げられる。汲み上げられたオイルは、オイルポンプ55から油路62を通り、オイルフィルタ57で濾過される。濾過されたオイルは、メインギャラリ56を介して上及び下へ分岐して流される。
メインギャラリ56のオイルは、クランクシャフト21の軸受47等に供給される。メインギャラリ56から分岐油路63に分岐したオイルは、スプール弁64及び油路65を介してカムシャフト53の軸受54等に供給される。
次に、潤滑機構を説明する。
図3は、オイルフィルタ57が取付けられたオイルフィルタ設置部材81の斜視図である。図3では、オイルフィルタ57を一点鎖線で示す。
オイルフィルタ57は、図3に示すように、オイルフィルタ設置部材81の上部に縦向きで取付けられる。オイルフィルタ設置部材81は、クランクケース34の側面に取付けられ、下部に、入口油路82と出口油路83とを備える。オイルフィルタ設置部材81の上部には、潤滑油を一時的に貯留するオイルフランジ84が設けられる。オイルフランジ84は、オイルフィルタ57に対しフランジ形状を有する。このフランジ形状は、オイルフィルタ57を取り囲む形状である。
また、オイルフランジ84には、フィルタプレート95がはめ込まれる(図4、図5)。このフィルタプレート95は、オイルフランジ84の上面全体を覆う槽状に形成された部材である。フィルタプレート95の底部には、入口油路82、出口油路83、及び後述するリリーフ油路90のそれぞれに連通する貫通孔が設けられる。オイルフィルタ57は、フィルタプレート95の底部に載置される。
オイルフランジ84には入口油路82の一端が開口し、入口油路82の他端は、油路62(図1)に連通する。また、出口油路83の一端はオイルフランジ84に開口し、他端はメインギャラリ56(図1)に連通する。
オイルフィルタ設置部材81は、オイルフィルタ57でろ過した潤滑油を、エンジン11へ戻すろ過済み潤滑油経路を備える。この経路は、エンジン11の動作時に、オイルポンプ55(図1参照)で汲み上げられたオイルを、矢印Xで示すように、入口油路82からオイルフィルタ57に循環し、オイルフィルタ57で濾過し、矢印Yで示すように、出口油路83からメインギャラリ56(図1参照)に戻す経路である。
図4は、オイルフィルタ57を取付けられた状態のオイルフィルタ設置部材81を示す断面図である。図5は、オイルフィルタ57を取外された状態のオイルフィルタ設置部材81を示す断面図である。
オイルフィルタ設置部材81は、出口油路83に連通可能なリリーフ油路90を備える。リリーフ油路90の一端はオイルリリーフバルブ85に連通し、他端はクランクケース34の下側のオイルパン45(図2参照。)に連通する。リリーフ油路90には、オイルリリーフバルブ85が設けられる。
オイルフィルタ設置部材81は、ろ過済み潤滑油経路とは別経路を辿り、潤滑油をエンジン11へ戻す潤滑油迂回経路を備える。潤滑油迂回経路は、エンジン11を停止し、図5に示すように、オイルフィルタ57を取外したときに機能する。この経路は、オイルフィルタ設置部材81に残った潤滑油を、矢印Zで示すように、リリーフ油路90を通してエンジン11へ戻す経路である。潤滑油迂回経路は潤滑油迂回構造を構成し、該迂回構造はオイルリリーフバルブ85を備える。
図6は、オイルリリーフバルブ85の分解斜視図である。
オイルリリーフバルブ85は、図6に示すように、筒状のバルブガイド86と、ばね座87と、スプリング88と、ピストン部89とを備える。ピストン部89は、ガイドピン91を備え、バルブガイド86の上部に収納される。バルブガイド86の外周には、螺旋状のガイド孔92が形成され、ガイド孔92にガイドピン91が嵌る。図4、図5に示すように、ピストン部89が上下動すると、ガイドピン91がガイド孔92内を移動し、これにより、バルブガイド86が90°の範囲で回動する。
バルブガイド86の下端には連通孔93が開口し、連通孔93は、図4、図5に示すように、リリーフ油路90の油路内に配置される。
図4の状態では、オイルフィルタ57がフィルタプレート95に載置され、当該フィルタプレート95がスプリング88の付勢力に抗して、ピストン部89を下方に移動させる。このとき、バルブガイド86の先端の連通孔93が、リリーフ油路90に直交し、連通孔93が遮断される。
オイルフィルタ57が取外されると、図5に示すように、スプリング88の付勢力により、ピストン部89が上方に移動する。ピストン部89の移動に伴い、ガイドピン91がガイド孔92内を移動し、バルブガイド86が90°回動する。バルブガイド86の連通孔93が、リリーフ油路90と平行となり、連通孔93が開放される。
オイルフィルタ57は、定期的な交換が必要である。エンジン11の動作時には、図1に太い破線矢印で示すように、オイルパン45のオイルは、オイルポンプ55で汲み上げられ、オイルフィルタ57で濾過されて、縦向きのメインギャラリ56を介して上及び下へ流される。エンジン11を停止させると、オイルポンプ55も停止するが、メインギャラリ56内にはオイルが残る。オイルフィルタ57の交換時には、メインギャラリ56内に残ったオイルが流出する。
本実施の形態では、オイルフィルタ設置部材81が、潤滑油を貯留するオイルフランジ84を有するため、オイルフィルタ57の交換時に流出するオイルは、オイルフランジ84内に一時的に捕集される。
オイルフィルタ57が取外されると、図5に示すように、スプリング88の付勢力により、ピストン部89が上方に移動し、バルブガイド86が回動して連通孔93が開放される。オイルフランジ84に一時的に捕集されたオイルは、リリーフ油路90を通ってクランクケース34内のオイルパン45に流れ落ちる。よって、オイルフランジ84の外へのオイル飛散を抑制できる。
次に、新品のオイルフィルタ57を、オイルフィルタ設置部材81の上部に縦向きで取付ける。オイルフィルタ57で押されて、図4に示すように、ピストン部89が下方に移動し、バルブガイド86が逆向きに90°回動し、連通孔93が塞がれる。クランクケース34への連通孔93が塞がれ、エンジン11が運転可能な状態となる。
本発明に係るエンジンは、実施の形態では縦型のエンジン11に適用したが、所謂横型のエンジンにも適用可能である。
オイル通路の中間位置にオイルフィルタ57が取り付けられているエンジンであれば、例えば、乗用芝刈り機やトラクターなどのエンジンにも適用できる。
オイルリリーフバルブの構成は、図6に示す構成に限定されない。オイルリリーフバルブは、オイルフィルタ57の取外し時に、リリーフ油路90を開いて残留潤滑油をエンジン11へ還流できるバルブであればよい。
10 船外機
11 エンジン
12 上側エンジンカバー
13 下側エンジンカバー
21 クランクシャフト
32 シリンダヘッド
33 シリンダブロック
34 クランクケース
35 燃焼室
36 シリンダバレル
37 ピストン
38 コネクティングロッド
45 オイルパン
55 オイルポンプ
57 オイルフィルタ
61、62、63 油路
63 分岐油路
81 オイルフィルタ設置部材
84 オイルフランジ
85 オイルリリーフバルブ
86 バルブガイド
88 スプリング
89 ピストン部
90 リリーフ油路
91 ガイドピン
92 ガイド孔
93 連通孔

Claims (9)

  1. 縦置きに配置されるクランクシャフトと、横方向に動くピストンと、前記クランクシャフトと前記ピストンとを連結するコネクティングロッドと、前記クランクシャフト及び前記ピストンを収容するシリンダバレルと、前記シリンダバレルと共に前記クランクシャフトを包括するクランクケースと、前記シリンダバレルのピストン可動部端面に接続する燃焼室を形成するシリンダヘッドと、オイルフィルタと、前記オイルフィルタが縦置きで設置されるオイルフィルタ設置部材とを備え、前記オイルフィルタ設置部材は潤滑油迂回構造を有することを特徴とする潤滑機構。
  2. 前記潤滑油迂回構造は、オイルフィルタ設置部材に潤滑油迂回経路を形成し、前記潤滑油迂回経路にオイルリリーフバルブを設置して構成されることを特徴とする請求項1に記載の潤滑機構。
  3. 前記潤滑油迂回経路は、オイルフィルタのろ過済み潤滑油経路ではない別経路を辿り潤滑油をエンジンへ戻すことを特徴とする請求項2に記載の潤滑機構。
  4. 前記オイルリリーフバルブは前記オイルフィルタの取外し時に残留潤滑油をエンジンへ還流することを特徴とする請求項2又は3に記載の潤滑機構。
  5. 前記オイルリリーフバルブは筒状のバルブガイドと、スプリングと、ピストン部とを備え、前記バルブガイドの外周には螺旋状のガイド孔が形成され、前記ガイド孔には前記ピストン部のガイドピンが嵌り、前記ピストン部の上下動に伴い、前記ガイドピンが前記ガイド孔を移動し、前記バルブガイドが90°の範囲で回動し、前記バルブガイドの下端には連通孔が開口し、前記連通孔はリリーフ油路内に配置されることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の潤滑機構。
  6. 前記オイルフィルタ設置部材は前記オイルフィルタに対しフランジ形状を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の潤滑機構。
  7. 前記フランジ形状は前記オイルフィルタを取り囲む形状であることを特徴とする請求項請求項6に記載の潤滑機構。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一つに記載の潤滑機構を備えた、船外機。
  9. 請求項8に記載の船外機を備えた、船舶。
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