JP2015094230A - 船外機 - Google Patents
船外機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015094230A JP2015094230A JP2013232395A JP2013232395A JP2015094230A JP 2015094230 A JP2015094230 A JP 2015094230A JP 2013232395 A JP2013232395 A JP 2013232395A JP 2013232395 A JP2013232395 A JP 2013232395A JP 2015094230 A JP2015094230 A JP 2015094230A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- blow
- oil
- gas
- crank chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M13/00—Crankcase ventilating or breathing
- F01M13/04—Crankcase ventilating or breathing having means for purifying air before leaving crankcase, e.g. removing oil
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M13/00—Crankcase ventilating or breathing
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H20/00—Outboard propulsion units, e.g. outboard motors or Z-drives; Arrangements thereof on vessels
- B63H20/24—Arrangements, apparatus and methods for handling exhaust gas in outboard drives, e.g. exhaust gas outlets
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M11/00—Component parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M9/00
- F01M11/02—Arrangements of lubricant conduits
- F01M2011/023—Arrangements of lubricant conduits between oil sump and cylinder head
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M35/00—Combustion-air cleaners, air intakes, intake silencers, or induction systems specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
- F02M35/10—Air intakes; Induction systems
- F02M35/10209—Fluid connections to the air intake system; their arrangement of pipes, valves or the like
- F02M35/10222—Exhaust gas recirculation [EGR]; Positive crankcase ventilation [PCV]; Additional air admission, lubricant or fuel vapour admission
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M35/00—Combustion-air cleaners, air intakes, intake silencers, or induction systems specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
- F02M35/16—Combustion-air cleaners, air intakes, intake silencers, or induction systems specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines characterised by use in vehicles
- F02M35/165—Marine vessels; Ships; Boats
- F02M35/167—Marine vessels; Ships; Boats having outboard engines; Jet-skis
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
【課題】シリンダボディの軽量化を達成でき、オイルパンに回収される潤滑オイルの流れがブローバイガスによって妨げられることに起因する不具合を抑制することができる船外機を提供する。【解決手段】船外機4が、エンジン9の下方に配置されて、少なくともクランク室44に供給される潤滑オイルを貯留するオイルパン61を含む。船外機4が、クランク室内44内の潤滑オイルをオイルパン61内に導くオイル回収路(第1オイル回収路73)と、オイル回収路とは別の第1ブローバイガス通路62とを含む。オイル回収路73および第1ブローバイガス通路62は、クランク室44からオイルパン61に下方に延びる。第1ブローバイガス通路62は、クランク室44内のブローバイガスをオイルパン61内に導く。【選択図】図3
Description
本発明は船外機に関する。
エンジンの燃焼室からクランク室に漏れ出したブローバイガスを吸気と混合して再燃焼させる船外機が提案されている。例えば、特許文献1には、シリンダボディのシリンダ形成部の側部およびシリンダヘッドの側部を通って、クランク室からカム室まで水平に延びるブローバイガス通路を備える船外機が開示されている。
仮に、ブローバイガスを潤滑オイルを回収するためのオイル回収路に流すとすると、ブローバイガスによって潤滑オイルの流れが妨げられる。このため、潤滑オイルが撹拌されて潤滑オイルの温度が上昇するという不具合や、潤滑オイルの流通抵抗の増大によってエンジンの出力が低下するという不具合の発生が予想される。
一方、特許文献1の船外機では、オイル回収路とは別にブローバイガス通路を設けるために、シリンダボディの側部のうちシリンダ側方の部分の厚みやシリンダヘッドの側部の厚みを増加させる必要がある。一般的なシリンダボディおよびシリンダヘッドは、鋳造により形成される。鋳物の肉厚部分は、鍛造不良や重量増加の原因となる。
一方、特許文献1の船外機では、オイル回収路とは別にブローバイガス通路を設けるために、シリンダボディの側部のうちシリンダ側方の部分の厚みやシリンダヘッドの側部の厚みを増加させる必要がある。一般的なシリンダボディおよびシリンダヘッドは、鋳造により形成される。鋳物の肉厚部分は、鍛造不良や重量増加の原因となる。
そこで、本発明の目的の1つは、シリンダボディの軽量化を達成でき、オイルパンに回収される潤滑オイルの流れがブローバイガスによって妨げられることに起因する不具合を抑制することができる船外機を提供することである。
本発明の一実施形態において、上下方向に延びる回転軸線まわりに回転可能なクランクシャフトと、前記クランクシャフトを収容するクランク室と、を含むエンジンと、前記エンジンの下方に配置されており、少なくとも前記クランク室に供給される潤滑オイルを貯留するオイルパンと、前記クランク室から前記オイルパンに下方に延びており、前記クランク室内の潤滑オイルを前記オイルパン内に導くオイル回収路と、前記クランク室から前記オイルパンに下方に延びており、前記クランク室内のブローバイガスを前記オイルパン内に導く、前記オイル回収路とは別の第1ブローバイガス通路と、を備える、船外機を提供する。
この構成によれば、シリンダボディにおいてシリンダの側方に第1ブローバイガス通路を設ける必要がないので、シリンダの側方においてシリンダボディの側部の厚みを減少させることができる。したがって、軽量化を達成することができる。また、潤滑オイルおよびブローバイガスが別々の通路を通ってオイルパンに流れ込むので、オイル回収路を通ってクランク室からオイルパンに回収される潤滑オイルの流れが、ブローバイガスによって妨げられることを抑制することができる。したがって、潤滑オイルの流れがブローバイガスによって妨げられることに起因する不具合を抑制することができる。具体的には、潤滑オイルの撹拌による潤滑オイルの温度上昇や、潤滑オイルの流通抵抗に起因するエンジンの出力低下を低減することができる。
本発明の一実施形態において、前記第1ブローバイガス通路は、前記クランク室に沿って上下方向に延びていてもよい。この構成によれば、ブローバイガスをスムーズにオイルパン内に導くことができる。
本発明の一実施形態において、前記第1ブローバイガス通路は、前記クランク室の内壁面で開口するガス流入口と、前記ガス流入口から前記クランク室の内壁面の底部まで前記エンジン内を前記クランク室に沿って上下方向に延びるエンジン内ガス通路と、を含んでいてもよい。
本発明の一実施形態において、前記第1ブローバイガス通路は、前記クランク室の内壁面で開口するガス流入口と、前記ガス流入口から前記クランク室の内壁面の底部まで前記エンジン内を前記クランク室に沿って上下方向に延びるエンジン内ガス通路と、を含んでいてもよい。
この構成によれば、ガス流入口から流入したブローバイガスをエンジン内ガス通路を介してスムーズにオイルパン内に導くことができる。
本発明の一実施形態において、前記オイル回収路は、前記クランク室の内壁面の底部で開口するオイル流入口を含み、前記第1ブローバイガス通路は、前記クランク室の内壁面で開口しており、前記オイル流入口よりも上方に配置されたガス流入口を含んでいてもよい。
本発明の一実施形態において、前記オイル回収路は、前記クランク室の内壁面の底部で開口するオイル流入口を含み、前記第1ブローバイガス通路は、前記クランク室の内壁面で開口しており、前記オイル流入口よりも上方に配置されたガス流入口を含んでいてもよい。
この構成によれば、クランク室の内壁面の底部で開口するオイル流入口を介してクランク室内の潤滑オイルをスムーズにオイル回収路に導くことができる。クランク室内において、オイル流入口よりも上方に配置されたガス流入口を介して、ブローバイガスを潤滑オイルから分離した状態でスムーズに第1ブローバイガス通路に導くことができる。
本発明の一実施形態において、前記エンジンは、前記クランク室の内壁面から突出しており、前記クランク室内で上下方向に延びるガイドプレートを含み、前記オイル回収路は、前記ガイドプレートおよびクランク室によって形成されており、前記クランク室内で上下方向に延びており、前記オイル流入口よりも上方に配置されたオイルガイド溝を含んでいてもよい。
本発明の一実施形態において、前記エンジンは、前記クランク室の内壁面から突出しており、前記クランク室内で上下方向に延びるガイドプレートを含み、前記オイル回収路は、前記ガイドプレートおよびクランク室によって形成されており、前記クランク室内で上下方向に延びており、前記オイル流入口よりも上方に配置されたオイルガイド溝を含んでいてもよい。
この構成によれば、オイルガイド溝を介して潤滑オイルをオイル流入口に案内することができる。クランク室の内壁面から突出するガイドプレートを用いる簡単な構造でオイルガイド溝を形成することができる。
本発明の一実施形態において、前記エンジンは、上下方向に配列された複数のシリンダを含み、前記第1ブローバイガス通路は、前記複数のシリンダのうちの少なくとも2つのそれぞれの高さ範囲内の高さにそれぞれ配置されており、前記クランク室の内壁面で開口する複数のガス流入口を含んでいてもよい。
本発明の一実施形態において、前記エンジンは、上下方向に配列された複数のシリンダを含み、前記第1ブローバイガス通路は、前記複数のシリンダのうちの少なくとも2つのそれぞれの高さ範囲内の高さにそれぞれ配置されており、前記クランク室の内壁面で開口する複数のガス流入口を含んでいてもよい。
仮にガス流入口が単一で設けられる場合には、当該単一のガス流入口の近くのピストンの動きによって、ブローバイガスの流れ方向が変化する。このため、単一のガス流入口では、ガスが流入され難くなることがある。これに対して、本構成によれば、少なくとも2のシリンダにそれぞれ対応する複数のガス流入口を設けるので、流れ方向の変化するブローバイガスを何れかのガス流入口に効率良く流入させることができる。
本発明の一実施形態において、前記エンジンは、間隔を空けて上下方向に配列されており、前記クランクシャフトを回転可能に支持する複数のクランク支持部を含み、前記ガス流入口は、上下方向に隣接する2つの前記クランク支持部の間において前記シリンダの中心線よりも上方に配置されていてもよい。
この構成によれば、重力で下方に流れる傾向にある潤滑オイルは、クランク室内で前記対応するシリンダの中心線よりも上方に配置された対応するガス流入口へ流入し難い。したがって、ガス流入口への潤滑オイルの流入を抑制することができる。
この構成によれば、重力で下方に流れる傾向にある潤滑オイルは、クランク室内で前記対応するシリンダの中心線よりも上方に配置された対応するガス流入口へ流入し難い。したがって、ガス流入口への潤滑オイルの流入を抑制することができる。
本発明の一実施形態において、前記エンジンは、シリンダを形成するシリンダボディと、前記シリンダボディと共に前記クランク室を形成するクランクケースと、を含み、前記オイル回収路および第1ブローバイガス通路は、前記シリンダボディに形成されていてもよい。
この構成によれば、オイル回収路および第1ブローバイガス通路をともにシリンダボディに形成するので、構造を簡素化することができる。
この構成によれば、オイル回収路および第1ブローバイガス通路をともにシリンダボディに形成するので、構造を簡素化することができる。
本発明の一実施形態において、前記オイル回収路および第1ブローバイガス通路は、前記クランクシャフトの回転軸線とシリンダの中心線とを含む平面に対して互いに反対側に配置されていてもよい。
この構成によれば、オイル回収路および第1ブローバイガス通路を前記平面に対して互いに反対側に配置する。したがって、潤滑オイルとブローバイガスとを分離し易くなる。
この構成によれば、オイル回収路および第1ブローバイガス通路を前記平面に対して互いに反対側に配置する。したがって、潤滑オイルとブローバイガスとを分離し易くなる。
本発明の一実施形態において、前記第1ブローバイガス通路は、前記エンジン内に設けられたエンジン内ガス通路と、前記エンジン内ガス通路から前記クランク室の内壁面まで前記クランクシャフトの回転方向の下流側に延びるガス流入口と、を含んでいてもよい。 この構成によれば、クランク室内の潤滑オイルは、回転するクランクシャフトによってクランクシャフトの回転方向の下流側に向けて攪拌される傾向にある。ガス流入口が、エンジン内ガス通路をクランクシャフトの回転方向の下流側に向けて開放するので、攪拌された潤滑オイルがガス流入口に流入することを抑制することができる。
本発明の一実施形態において、前記エンジンは、前記クランク室内で前記エンジン内ガス通路の周囲に配置されており、前記ガス流入口への潤滑オイルの流入を防止するリブを含んでいてもよい。
この構成によれば、リブによって、ガス流入口への潤滑オイルの流入を防止することができる。
この構成によれば、リブによって、ガス流入口への潤滑オイルの流入を防止することができる。
本発明の一実施形態において、前記エンジンは、カムシャフトを収容するカム室をさらに含み、前記船外機は、前記オイルパンから前記カム室にブローバイガスを導く第2ブローバイガス通路をさらに備えていてもよい。
この構成によれば、第1ブローバイガス通路を介してオイルパンに導かれたブローバイガスを、第2ブローバイガス通路を介してカム室に導くことができる。
この構成によれば、第1ブローバイガス通路を介してオイルパンに導かれたブローバイガスを、第2ブローバイガス通路を介してカム室に導くことができる。
本発明の一実施形態において、前記エンジンは、シリンダを形成するシリンダボディを含み、前記第2ブローバイガス通路は、前記シリンダボディを経由して前記オイルパンから前記カム室に延びていてもよい。
この構成によれば、第2ブローバイガス通路は、シリンダボディにおいてシリンダの側方に設ける必要がないので、シリンダの側方においてシリンダボディの側部の厚みを減少させることができる。したがって、軽量化を達成することができる。
この構成によれば、第2ブローバイガス通路は、シリンダボディにおいてシリンダの側方に設ける必要がないので、シリンダの側方においてシリンダボディの側部の厚みを減少させることができる。したがって、軽量化を達成することができる。
本発明の一実施形態において、前記オイルパンを通って前記エンジンから下方に延びる排気通路と、前記オイル回収路、第1ブローバイガス通路、および排気通路の一部が設けられており、前記エンジンおよびオイルパンの間に配置された排気ガイドと、をさらに備えていてもよい。
この構成によれば、排気通路の一部が設けられた排気ガイドをエンジンとオイルパンとの間に設ける場合に、排気ガイドに、前記オイル回収路と前記第1ブローバイガス通路を設けることができる。
この構成によれば、排気通路の一部が設けられた排気ガイドをエンジンとオイルパンとの間に設ける場合に、排気ガイドに、前記オイル回収路と前記第1ブローバイガス通路を設けることができる。
以下では、本発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る船舶1を示す模式的な側面図である。図1に示すように、船舶1は、水面に浮かべられる船体H1と、船体H1を推進させる船舶推進装置2とを含む。船舶推進装置2は、船体H1の後部(船尾)に取り付け可能な懸架装置3と、懸架装置3に連結された船外機4とを含む。
図1は、本発明の一実施形態に係る船舶1を示す模式的な側面図である。図1に示すように、船舶1は、水面に浮かべられる船体H1と、船体H1を推進させる船舶推進装置2とを含む。船舶推進装置2は、船体H1の後部(船尾)に取り付け可能な懸架装置3と、懸架装置3に連結された船外機4とを含む。
懸架装置3は、船体H1に取り付けられる左右一対のクランプブラケット5と、左右方向に延びる姿勢で一対のクランプブラケット5に支持されたチルティングシャフト6と、チルティングシャフト6に取り付けられたスイベルブラケット7とを含む。懸架装置3は、さらに、上下方向に延びる姿勢でスイベルブラケット7に支持されたステアリングシャフト8とを含む。
船外機4は、ステアリングシャフト8に取り付けられている。ステアリングシャフト8は、上下方向に延びるステアリング軸線(ステアリングシャフト8の中心線)まわりに回転可能にスイベルブラケット7に支持されている。スイベルブラケット7は、チルティングシャフト6を介してクランプブラケット5に支持されている。スイベルブラケット7は、クランプブラケット5に対して、左右方向に延びるチルト軸線(チルティングシャフト6の中心線)まわりに回動可能である。船外機4は、懸架装置3に対して左右に回動可能であり、懸架装置3に対して上下に回動可能である。したがって、船外機4は、船体H1に対して左右に回動可能であり、船体H1に対して上下に回動可能である。
また、船舶1は、ステアリングシャフト8に一体回転可能に取り付けるステアリングブラケット22と、ステアリングブラケット22と船外機4の後述する排気ガイド18とを連結するマウントとして機能するマウントダンパーMDとを備えている。マウントダンパーMDは、船体H1と船外機4との間に介在し、船外機4の振動が船体H1に伝達されることを抑制する。
船外機4は、プロペラ13を回転させて船舶1を推進させる動力を発生するエンジン9と、エンジン9の動力をプロペラ13に伝達する動力伝達装置とを含む。動力伝達装置は、エンジン9に連結されたドライブシャフト10と、ドライブシャフト10に連結された前後進切替機構11と、前後進切替機構11に連結されたプロペラシャフト12とを含む。船外機4は、さらに、エンジン9を覆うエンジンカバー14と、動力伝達装置を収容するケーシング17とを含む。
エンジンカバー14は、エンジン9を収容している。エンジンカバー14は、上向きに開いたカップ状のボトムカバー15と、下向きに開いたカップ状のトップカバー16とを含む。トップカバー16は、取り外し可能にボトムカバー15に取り付けられている。トップカバー16の開口部は、図示しないシールを介してボトムカバー15の開口部に上下に重ねられている。ボトムカバー15は、ケーシング17に取り付けられている。
ケーシング17は、エンジン9の下方に配置された排気ガイド18と、排気ガイド18の下方に配置されたアッパーケース19と、アッパーケース19の下方に配置されたロアケース20とを含む。エンジン9は、排気ガイド18上にマウントされている。エンジン9は、ステアリングシャフト8よりも上方に配置されている。エンジン支持部材としての排気ガイド18は、エンジン9の回転軸線(クランクシャフト38の回転軸線Acに相当)が鉛直な姿勢でエンジン9を支持している。
エンジン9は、ドライブシャフト10の上方に配置されている。ドライブシャフト10は、ケーシング17内で上下方向に延びている。ドライブシャフト10の中心線は、エンジン9の回転軸線上に配置されていてもよいし、エンジン9の回転軸線に対してずれていてもよい。ドライブシャフト10の上端部は、エンジン9に連結されており、ドライブシャフト10の下端部は、前後進切替機構11を介してプロペラシャフト12の前端部に連結されている。プロペラシャフト12は、ケーシング17内で前後方向に延びている。プロペラシャフト12の後端部は、ケーシング17から後方に突出している。プロペラ13は、プロペラシャフト12の後端部に取り外し可能に取り付けられている。プロペラ13は、プロペラ軸線(プロペラシャフト12の中心線)まわりにプロペラシャフト12を取り囲む外筒13aと、外筒13aから外方に延びる複数の羽根13bとを含む。外筒13aおよび羽根13bは、プロペラシャフト12と共にプロペラ軸線まわりに回転する。
エンジン9は、内燃機関である。エンジン9は、一定の回転方向に回転する。エンジン9の回転は、動力伝達装置(ドライブシャフト10、前後進切替機構11、およびプロペラシャフト12)によって、プロペラ13に伝達される。これにより、プロペラ13がプロペラシャフト12と共に回転し、船舶1を前進または後進させる推力が発生する。また、ドライブシャフト10からプロペラシャフト12に伝達される回転の方向は、前後進切替機構11によって切り替えられる。したがって、プロペラ13およびプロペラシャフト12の回転方向は、正転方向(プロペラ13を後方から見て右まわりの方向)および逆転方向(正転方向と反対まわりの方向)の間で切り替えられる。これにより、推力の方向が切り替えられる。
船外機4は、エンジン9で生成された排気を船外機4の外に排出する排気通路23を含む。排気通路23は、船外機4の内部に設けられている。排気通路23は、プロペラ13の後端部(外筒13aの後端部)で開口する排気口24と、エンジン9の燃焼室48から排気口24に延びるメイン排気通路25とを含む。排気通路23は、さらに、船外機4の外面で開口するアイドル排気口26と、メイン排気通路25からアイドル排気口26に延びるアイドル排気通路27とを含む。
メイン排気通路25は、排気ガイド18を介してエンジン9からプロペラシャフト12まで下方に延びており、プロペラシャフト12に沿って後方に延びている。メイン排気通路25は、プロペラ13の後端部で後向きに開口している。したがって、排気口24は、水中に配置される。アイドル排気口26およびアイドル排気通路27は、排気口24よりも上方に配置されている。アイドル排気通路27は、メイン排気通路25から分岐している。アイドル排気口26は、喫水線WL(船舶推進装置2が装備された船舶1が停止しているときの水面の高さ)よりも上方に配置される。したがって、アイドル排気口26は、空気中で開口している。
燃焼室48で生成された排気は、メイン排気通路25に排出され、排気口24に向けて案内される。エンジン9の出力が高い場合、メイン排気通路25内の排気は、主として、排気口24から水中に排出される。また、メイン排気通路25内の排気の一部は、アイドル排気通路27によってアイドル排気口26に導かれ、アイドル排気口26から大気に放出される。その一方で、エンジン9の出力が低い場合(例えば、エンジン9がアイドリングしている場合)、メイン排気通路25内の排気圧が低いので、メイン排気通路25内の排気は、主として、アイドル排気口26から大気に放出される。
エンジン9は、複数のシリンダ34が設けられたエンジン本体35を含む。エンジン9は、直列エンジンまたはV型エンジンであってもよいし、これら以外の形式のエンジンであってもよい。また、エンジン9は、多気筒エンジンに限らず、単気筒エンジンであってもよい。エンジン本体35は、複数のシリンダ34内にそれぞれ配置された複数のピストン37と、上下方向に延びる回転軸線Acまわりに回転可能なクランクシャフト38と、複数のピストン37のそれぞれをクランクシャフト38に連結する複数のコネクティングロッド39とを含む。
図2は、図1のエンジン9の概略構成を示す模式図である。図2に示すように、エンジン本体35は、さらに、複数のピストン37を収容するシリンダボディ40と、シリンダボディ40と共に複数のシリンダ34を形成するシリンダヘッド41と、シリンダヘッド41を覆うヘッドカバー42と、シリンダボディ40と共にクランクシャフト38を収容するクランクケース43とを含む。
クランクケース43、シリンダボディ40、シリンダヘッド41およびヘッドカバー42は、前からこの順番で前後方向に並んでいる。シリンダヘッド41およびクランクケース43は、シリンダボディ40に取り付けられており、シリンダボディ40に対して互いに反対側に配置されている。ヘッドカバー42は、シリンダヘッド41に取り付けられている。クランクケース43およびシリンダボディ40は、クランクシャフト38を収容するクランク室44をクランクケース43およびシリンダボディ40の間に形成している。シリンダヘッド41およびヘッドカバー42は、吸気カムシャフト45および排気カムシャフト46を収容するカム室47をシリンダヘッド41およびヘッドカバー42の間に形成している。
エンジン本体35は、シリンダヘッド41に設けられた複数の燃焼室48、吸気ポート49、および排気ポート50を含む。各吸気ポート49および排気ポート50は、シリンダヘッド41の外面で開口しており、シリンダヘッド41の外面から対応する燃焼室48の内面まで延びている。
エンジン9は、複数の燃焼室48に空気を供給する吸気装置51と、複数の燃焼室48に燃料を供給する燃料供給装置52と、複数の燃焼室48で生成された排気を複数の排気ポート50を介して排出する排気装置53とを含む。吸気装置51、燃料供給装置52および排気装置53は、エンジン本体35に取り付けられている。
エンジン9は、複数の燃焼室48に空気を供給する吸気装置51と、複数の燃焼室48に燃料を供給する燃料供給装置52と、複数の燃焼室48で生成された排気を複数の排気ポート50を介して排出する排気装置53とを含む。吸気装置51、燃料供給装置52および排気装置53は、エンジン本体35に取り付けられている。
吸気装置51は、複数の吸気ポート49を介して複数の燃焼室48に空気を供給する吸気管54を含む。吸気管54は、シリンダヘッド41に取り付けられており、吸気管54の内部は、各吸気ポート49に接続されている。吸気ポート49および吸気管54は、燃焼室48に空気を案内する吸気通路55の一部を形成している。
燃料供給装置52は、複数の燃焼室48に燃料を供給する複数の燃料噴射装置56を含む。燃料を噴射する燃料噴射装置56の噴射口は、吸気ポート49に配置されている。
燃料供給装置52は、複数の燃焼室48に燃料を供給する複数の燃料噴射装置56を含む。燃料を噴射する燃料噴射装置56の噴射口は、吸気ポート49に配置されている。
排気装置53は、複数の排気ポート50を介して複数の燃焼室48から排出された排気を案内する排気管57を含む。排気管57は、シリンダヘッド41に取り付けられている。シリンダボディ40、シリンダヘッド41、および排気管57は、排気通路23の一部を形成している。
エンジン9は、複数の吸気ポート49を開閉する複数の吸気バルブ58と、複数の排気ポート50を開閉する複数の排気バルブ59と、複数の吸気バルブ58および複数の排気バルブ59を移動させて対応する吸気ポート49および対応する排気ポート50を開閉する動弁装置60とを備えている。動弁装置60は、吸気カムシャフト45と、排気カムシャフト46と、クランクシャフト38の回転を吸気カムシャフト45および排気カムシャフト46に伝達するカム駆動装置(図示せず)とを含む。
エンジン9は、複数の吸気ポート49を開閉する複数の吸気バルブ58と、複数の排気ポート50を開閉する複数の排気バルブ59と、複数の吸気バルブ58および複数の排気バルブ59を移動させて対応する吸気ポート49および対応する排気ポート50を開閉する動弁装置60とを備えている。動弁装置60は、吸気カムシャフト45と、排気カムシャフト46と、クランクシャフト38の回転を吸気カムシャフト45および排気カムシャフト46に伝達するカム駆動装置(図示せず)とを含む。
クランクシャフト38は、クランクジャーナル38aと、コネクティングロッド39を支持するクランクピン38bと、クランクジャーナル38aとクランクピン38bとを連結するクランクアーム38cと、クランクアーム38cに一体に設けられたカンウターウェイト38dとを含む。クランクシャフト38の回転軸線Acは、クランクジャーナル38aの回転軸線に相当する。
船外機4は、エンジン9に供給される潤滑オイルを貯留するオイルパン61を含む。図2では、オイルパン61が模式的に示されている。実際には、オイルパン61は、エンジン9の下方に配置されている。より具体的には、オイルパン61は、シリンダボディ40およびクランクケース43の下方(図2において紙面の奥側)に配置されている。船外機4は、クランク室44内に流入したブローバイガス(シリンダ34とピストン37との間を通って燃焼室48から漏れ出たガス)をオイルパン61に導く第1ブローバイガス通路62と、オイルパン61からカム室47にブローバイガスを導く第2ブローバイガス通路63とを含む。
船外機4は、さらに、カム室47に流入したブローバイガスから液体成分を分離する気液分離器(オイルセパレータ)64と、気液分離器64から吸気装置51にブローバイガスを導く第3ブローバイガス通路65とを含む。気液分離器64は、ヘッドカバー42の一部によって形成されている。気液分離器64の内部は、流体が気液分離器64の内部とカム室47の内部とを行き来できるように、カム室47の内部に接続されている。第3ブローバイガス通路65は、ヘッドカバー42から吸気管54に延びている。第3ブローバイガス通路65の一部は、ブローバイホース66によって形成されている。
図3は、潤滑オイルおよびブローバイガスの流れの一例を模式的に示すブロック図である。図3に示すように、第1ブローバイガス通路62は、クランク室44からオイル貯留部71に下方に延びている。すなわち、第1ブローバイガス通路62は、シリンダボディ40から、排気ガイド18を経由してオイルパン61に延びている。第2ブローバイガス通路63は、オイルパン61から、排気ガイド18およびシリンダボディ40を経由してシリンダヘッド41に延びている。
船外機4は、潤滑装置70を備えている。潤滑装置70は、少なくともクランク室44に供給される潤滑オイルを貯留するオイル貯留部71を含み、エンジン9の下方に配置されたオイルパン61と、オイル貯留部71の潤滑オイルをエンジン9の少なくともクランク室44に導くオイル供給路72とを含む。本実施形態では、潤滑オイルが、図3に示すように、クランク室44およびカム室47に導かれる例に則して説明する。
潤滑装置70は、さらに、クランク室44からオイル貯留部71に下方に延び、クランク室44内の潤滑オイルをオイルパン61のオイル貯留部71に導く第1オイル回収路73と、カム室47内で潤滑に用いられた潤滑オイルをオイルパン61のオイル貯留部71に戻す第2オイル回収路74とを含む。第1ブローバイガス通路62は、第1オイル回収路73とは別に形成されている。
潤滑装置70は、さらに、オイル供給路72の中途に配置されてエンジン9により駆動されるオイルポンプ75と、オイル供給路72においてオイルポンプ75の下流に配置された分岐位置から分岐する第3オイル回収路76と、前記分岐位置に配置された油圧制御バルブ77とを含む。
油圧制御バルブ77は、オイル供給路72の潤滑オイルの圧力が設定圧力以上になると、潤滑オイルの一部を第3オイル回収路76を介してオイルパン61のオイル貯留部71に戻すリリーフ機能を果たす。これにより、オイル供給路72内の潤滑オイルの圧力が、設定圧力未満に維持される。
油圧制御バルブ77は、オイル供給路72の潤滑オイルの圧力が設定圧力以上になると、潤滑オイルの一部を第3オイル回収路76を介してオイルパン61のオイル貯留部71に戻すリリーフ機能を果たす。これにより、オイル供給路72内の潤滑オイルの圧力が、設定圧力未満に維持される。
船外機4は、エンジンガスケット78と、オイルパンガスケット79とを含む。エンジンガスケット78は、エンジン9とオイルパン61との間に配置される。排気ガイド18は、エンジンガスケット78とオイルパン61との間に配置される。オイルパンガスケット79は、排気ガイド18とオイルパン61との間に配置される。具体的には、エンジンガスケット78は、シリンダボディ40の下端部40aおよびクランクケース43の下端部43aと、排気ガイド18の上端部18aとの間に配置される。オイルパンガスケッ79は、排気ガイド18の下端部18bとオイルパン61の上端部61aとの間に配置される。各ガスケット78,79には、対応するオイルおよびブローバイガスを通過させる穴(模式図である図3では示されていない)が、それぞれ形成されている。
再び図2を参照して、シリンダボディ40は、シリンダヘッド41と共に複数のシリンダ34を形成するシリンダ形成部80と、シリンダ形成部80に連結され、クランクケース43と共にクランク室44を形成するクランク室形成部81とを含む。シンリダボディ40の前端部40bとクランクケース43の後端部43bとが、互いに突き合わされている。
図4はシリンダボディ40の正面図である。図2および図4に示すように、シリンダボディ40のクランク室形成部81は、シリンダ形成部80の一方の側部に連結された第1後壁82と、シリンダ形成部80の他方の側部に連結された第2後壁83と、第1後壁82から概ね前方に延びる第1側壁84と、第2後壁83から概ね前方に延びる第2側壁85とを含む。図4に示すように、シリンダボディ40のクランク室形成部81は、さらに、第1後壁82、第2後壁83、第1側壁84および第2側壁85の上端部を連結する天壁86を含む。シリンダボディ40のクランク室形成部81は、さらに、第1後壁82、第2後壁83、第1側壁84および第2側壁85の下端部を連結する底壁87を含む。
第1ブローバイガス通路62は、クランク室44に沿って上下方向に延びている。第1ブローバイガス通路62は、クランク室44の内壁面44aで開口するガス流入口88と、ガス流入口88からクランク室44の内壁面44aの底部44bまでエンジン9内をクランク室44に沿って上下方向に延びるエンジン内ガス通路89とを含む。
図5は、図4のV−V線に沿う断面図である。図5に示すように、エンジン内ガス通路89は、シリンダボディ40の第2後壁83に連続して形成された中空管90により区画されている。図4に示すように、中空管90は、シリンダボディ40に形成されてクランク室44の内壁面44aの底部44b(底壁87の上面に相当)までエンジン9内をクランク室44に沿って上下方向に延びている。したがって、第1ブローバイガス通路62は、シリンダボディ40に形成されている。
図5は、図4のV−V線に沿う断面図である。図5に示すように、エンジン内ガス通路89は、シリンダボディ40の第2後壁83に連続して形成された中空管90により区画されている。図4に示すように、中空管90は、シリンダボディ40に形成されてクランク室44の内壁面44aの底部44b(底壁87の上面に相当)までエンジン9内をクランク室44に沿って上下方向に延びている。したがって、第1ブローバイガス通路62は、シリンダボディ40に形成されている。
第1ブローバイガス通路62は、シリンダボディ40のクランク室形成部81の底壁87を挿通する通路部分621を含む。通路部分621は、シリンダボディ40の下端部40aに、第1ブローバイガス通路62の開口622を形成する。第1ブローバイガス通路62は、開口622を介してオイルパン61に延びている。具体的には、第1ブローバイガス通路62は、開口622、エンジンガスケット78の開口、排気ガイド18内のガス通路、オイルパンガスケット79の開口を介して、オイルパン61のオイル貯留部71内に連通する。
図6は、図4のVI−VI線に沿う断面図である。図6に示すように、ガス流入口88は、エンジン内ガス通路89からクランク室44の内壁面44aまでクランクシャフト38の回転方向の下流側R1に延びている。すなわち、ガス流入口88は、エンジン内ガス通路89をクランクシャフト38の回転方向の下流側R1に向けて、クランク室44内に開放させる。シリンダボディ40は、さらに、ガス流入口88よりもクランクシャフト38の回転方向の上流側R2に配置され、ガス流入口88内への潤滑オイルの流入を防止するリブ91を含む。リブ91は、中空管90から延びている。
図4に示すように、エンジン9は、複数のシリンダ34を含む。第1ブローバイガス通路62は、複数のシリンダ34のうち少なくとも2つのシリンダ34のそれぞれの高さ範囲内の高さにそれぞれ配置された複数のガス流入口88を設けている。例えば、エンジン9が4つのシリンダ34を含む場合、4つのシリンダ34のそれぞれの高さ範囲内の高さにそれぞれ配置された4つのガス流入口88を設けてもよい。また、エンジン9が4つのシリンダ34を含む場合、2つのシリンダ34のそれぞれの高さ範囲内の高さにそれぞれ配置された2つのガス流入口88を設けてもよいし、3つのシリンダ34のそれぞれの高さ範囲内の高さにそれぞれ配置された3つのガス流入口88を設けてもよい。
図4に示すように、エンジン9は、さらに、間隔を空けて上下方向に配列されており、クランクシャフト38を回転可能に支持する複数のクランク支持部92を含む。クランク支持部92は、天壁86と、底壁87と、天壁86と底壁87との間に間隔を空けて上下方向に配列されており第2側壁85から天壁86と平行に延びる複数のリブ99とに、それぞれ設けられている。各ガス流入口88は、対応するシリンダ34の中心線C1を挟んで上下方向に隣接する2つのクランク支持部92の間において、対応するシリンダ34の中心線C1よりも上方に配置されている。
図8に示すように、クランクケース43は、シリンダボディ40の各クランク支持部92と対向するクランク支持部93を含む。クランクシャフト38のクランクジャーナル38aが、シリンダボディ40のクランク支持部92とクランクケース43のクランク支持部93との間に、ジャーナル軸受94を介して回転可能に支持される。
図4に示すように、第1オイル回収路73は、クランク室44に沿って上下方向に延びている。第1オイル回収路73は、クランク室44の内壁面44aの底部44bで開口するオイル流入口95を含む。したがって、ガス流入口88は、オイル流入口95よりも上方に配置されている。
図4に示すように、第1オイル回収路73は、クランク室44に沿って上下方向に延びている。第1オイル回収路73は、クランク室44の内壁面44aの底部44bで開口するオイル流入口95を含む。したがって、ガス流入口88は、オイル流入口95よりも上方に配置されている。
第1オイル回収路73は、さらに、シリンダボディ40のクランク形成部81の底壁87を挿通するオイル通路731を含む。オイル通路731は、シリンダボディ40の下端部40aに、第1オイル回収路73の開口732を形成する。第1オイル回収路73は、開口732を介してオイルパン61に延びている。具体的には、第1オイル回収路73は、開口732、エンジンガスケット78の開口、排気ガイド18内のオイル通路、オイルパンガスケット79のオイル通路を介して、オイルパン61のオイル貯留部71内に連通する。
図7は、図4のVII−VII線に沿う断面図である。図2および図7に示すように、エンジン9は、さらに、クランク室44の内壁面44aから突出しており、クランク室44内で上下方向に延びるガイドプレート96を含む。第1オイル回収路73は、ガイドプレート96およびクランク室44によって形成されており、クランク室44内で上下方向に延びるオイルガイド溝97を含む。図4に示すように、オイルガイド溝97は、オイル流入口95よりも上方に配置されている。
図7に示すように、ガイドプレート96は、シリンダボディ40のクランク室形成部81の第1後壁82から前方へ突出し、第1側壁84と対向している。オイルガイド溝97は、シリンダボディ40のクランク室形成部81の第1後壁82と、第1側壁84と、第1側壁84と対向するガイドプレート96とで区画されている。したがって、第1オイル回収路73および前述の第1ブローバイ通路62は、シリンダボディ40に形成されている。
図2および図4に示すように、第1オイル回収路73および第1ブローバイガス通路62は、クランクシャフト38の回転軸線Acとシリンダ34の中心線C1とを含む平面P1に対して互いに反対側に配置されている。
図9は、シリンダボディ40の右側面図である。図9に示すように、第2ブローバイガス通路63は、シリンダボディ40内を概ね上下方向に延びる通路部分631を含む。通路部分631は、シリンダボディ40の下端部40aに、第2ブローバイガス通路63の開口632を形成する。第2ブローバイガス通路63は、開口632を介してオイルパン61に延びている。通路部分631は、シリンダボディ40の後端部40cに、第2ブローバイガス通路63の開口633を形成する。第2ブローバイガス通路63は、開口633を介してカム室47に連通する。
図9は、シリンダボディ40の右側面図である。図9に示すように、第2ブローバイガス通路63は、シリンダボディ40内を概ね上下方向に延びる通路部分631を含む。通路部分631は、シリンダボディ40の下端部40aに、第2ブローバイガス通路63の開口632を形成する。第2ブローバイガス通路63は、開口632を介してオイルパン61に延びている。通路部分631は、シリンダボディ40の後端部40cに、第2ブローバイガス通路63の開口633を形成する。第2ブローバイガス通路63は、開口633を介してカム室47に連通する。
本実施形態によれば、下記の優れた効果を奏する。すなわち、図2に示すように、第1ブローバイガス通路62がクランク室44からオイルパン61へ下方(図2において紙面の裏側)に延びる。したがって、シリンダボディ40においてシリンダ34の側方に第1ブローバイガス通路を設ける必要がないので、シリンダ34の側方においてシリンダボディ40の側部の厚みを減少させることができる。したがって、軽量化を達成することができる。
また、潤滑オイルおよびブローバイガスが別々の通路(第1オイル回収路73および第1ブローバイガス通62)を通ってオイルパン61に流れ込むので、オイル回収路(第1オイル回収路73)を通ってクランク室44からオイルパン61に回収される潤滑オイルの流れが、ブローバイガスによって妨げられることを抑制することができる。したがって、潤滑オイルの流れがブローバイガスによって妨げられることに起因する不具合を抑制することができる。具体的には、潤滑オイルの撹拌による潤滑オイルの温度上昇や、潤滑オイルの流通抵抗に起因するエンジンの出力低下を低減することができる。
シリンダ34内のピストン37の運動によって、クランク室44内の容積が変化するため、クランク室44内のブローバイガスの流れ方向は一定でない。仮に潤滑オイルとブローバイガスとを共通の通路を介してオイルパンに導く場合、流れ方向の定まらないブローバイガスの影響で、潤滑オイルがオイルパンへ流れ難くなる。これに対して、本実施形態では、潤滑オイルおよびブローバイガスを別々の通路を介してオイルパン61に導くので、潤滑オイルがオイルパン61に流れ易くなる。
図4に示すように、第1ブローバイガス通路62は、クランク室44に沿って上下方向に延びている。したがって、ブローバイガスをスムーズにオイルパン61内に導くことができる。
第1ブローバイガス通路62は、クランク室44の内壁面44aで開口するガス流入口88と、ガス流入口88からクランク室44の内壁面44aの底部44bまでエンジン9内をクランク室44に沿って上下方向に延びるエンジン内ガス通路89とを含む。したがって、ガス流入口88から流入したブローバイガスをエンジン内ガス通路89を介してスムーズにオイルパン61内に導くことができる。
第1ブローバイガス通路62は、クランク室44の内壁面44aで開口するガス流入口88と、ガス流入口88からクランク室44の内壁面44aの底部44bまでエンジン9内をクランク室44に沿って上下方向に延びるエンジン内ガス通路89とを含む。したがって、ガス流入口88から流入したブローバイガスをエンジン内ガス通路89を介してスムーズにオイルパン61内に導くことができる。
オイル回収路としての第1オイル回収路73は、クランク室44の内壁面44aの底部44bで開口するオイル流入口95を含む。したがって、重力により下方に向かうクランク室44内の潤滑オイルが、オイル流入口95に流入し易くなる。
重力の影響で、オイルは、ガスに比べて下方に向かう傾向にある。第1ブローバイガス通路62のガス流入口88が、クランク室44の内壁面44aで開口しており、オイル流入口95よりも上方に配置される。したがって、クランク室44内において、オイル流入口95よりも上方に配置されたガス流入口88を介して、ブローバイガスを潤滑オイルから分離した状態でスムーズに第1ブローバイガス通路62に導くことができる。
重力の影響で、オイルは、ガスに比べて下方に向かう傾向にある。第1ブローバイガス通路62のガス流入口88が、クランク室44の内壁面44aで開口しており、オイル流入口95よりも上方に配置される。したがって、クランク室44内において、オイル流入口95よりも上方に配置されたガス流入口88を介して、ブローバイガスを潤滑オイルから分離した状態でスムーズに第1ブローバイガス通路62に導くことができる。
エンジン9に設けられたガイドプレート96が、クランク室44の内壁面44aから突出し、クランク室44内で上下方向に延びる。第1オイル回収路73は、ガイドプレート96およびクランク室44によって形成されたオイルガイド溝97を含む。オイルガイド溝97は、クランク室44内で上下方向に延び、オイル流入口95よりも上方に配置される。したがって、オイルガイド溝97を介して潤滑オイルをオイル流入口95にスムーズに案内することができる。クランク室44の内壁面44aから突出するガイドプレート96を用いる簡単な構造でオイルガイド溝97を形成することができる。
第1ブローバイガス通路62は、複数のシリンダ34のうちの少なくとも2つのそれぞれの高さ範囲内の高さにそれぞれ配置されており、クランク室44の内壁面44aで開口する複数のガス流入口88を含む。仮にガス流入口が単一で設けられる場合には、当該単一のガス流入口の近くのピストンの動きによって、ブローバイガスの流れ方向が変化する。このため、単一のガス流入口では、ガスが流入され難くなることがある。これに対して、本実施形態によれば、少なくとも2のシリンダ34にそれぞれ対応する複数のガス流入口88を設けるので、流れ方向の変化するブローバイガスを何れかのガス流入口88に効率良く流入させることができる。
エンジン9に設けられたクランク支持部92が、間隔を空けて上下方向に配列されている。第1ブローバイガス通路62のガス流入口88は、上下方向に隣接する2つのクランク支持部92の間においてシリンダ34の中心線C1よりも上方に配置されている。重力で下方に流れる傾向にある潤滑オイルは、クランク室44内で対応するシリンダ34の中心線C1よりも上方に配置された対応するガス流入口88へ流入し難い。したがって、ガス流入口88への潤滑オイルの流入を抑制することができる。
エンジン9は、シリンダ34を形成するシリンダボディ40と、シリンダボディ40と共にクランク室44を形成するクランクケース43とを含む。第1オイル回収路73および第1ブローバイガス通路62は、共にシリンダボディ40に形成されている。したがって、構造を簡素化することができる。
図2および図4に示すように、第1オイル回収路73および第1ブローバイガス通路62が、クランクシャフト38の回転軸線Acとシリンダ34の中心線C1とを含む平面P1に対して互いに反対側に配置されている。したがって、潤滑オイルとブローバイガスとを分離し易くなる。
図2および図4に示すように、第1オイル回収路73および第1ブローバイガス通路62が、クランクシャフト38の回転軸線Acとシリンダ34の中心線C1とを含む平面P1に対して互いに反対側に配置されている。したがって、潤滑オイルとブローバイガスとを分離し易くなる。
クランク室44内の潤滑オイルは、回転するクランクシャフト38によってクランクシャフト38の回転方向の下流側R1に向けて攪拌される傾向にある(図7の白抜き矢符を参照)。第1ブローバイガス通路62は、エンジン内ガス通路89からクランク室44の内壁面44aまでクランクシャフト38の回転方向の下流側R1に延びるガス流入口88を含む。ガス流入口88が、エンジン内ガス通路89をクランクシャフト38の回転方向の下流側R1に向けて開放するので、攪拌された潤滑オイルがガス流入口88に流入することを抑制することができる。
さらに、クランク室44内でエンジン内ガス通路89の周囲に配置されたリブ91によって、ガス流入口88への潤滑オイルの流入を防止することができる。
オイルパン61からカム室47にブローバイガスを導く第2ブローバイガス通路63が設けられている。したがって、第1ブローバイガス通路62を介してオイルパン61に導かれたブローバイガスを第2ブローバイガス通路63を介して、カム室47に導くことができる。
オイルパン61からカム室47にブローバイガスを導く第2ブローバイガス通路63が設けられている。したがって、第1ブローバイガス通路62を介してオイルパン61に導かれたブローバイガスを第2ブローバイガス通路63を介して、カム室47に導くことができる。
第2ブローバイガス通路63は、エンジン9のシリンダボディ40を経由してオイルパン61からカム室47に延びている。第2ブローバイガス通路63は、シリンダボディ40においてシリンダ34の側方に設ける必要がない。したがって、シリンダボディ40の側部の厚みを低減することができる。具体的には、第2ブローバイガス通路63は、シリンダボディ40のシリンダ形成部80ではなく、シリンダボディ40のクランク室形成部81に設ければよい。したがって、シリンダボディ40の側部としての、シリンダ形成部80の側部の厚みを低減することができる。
図1に示すように排気通路23の一部が設けられた排気ガイド18が、図2に示すようにエンジン9とオイルパン61との間に設けられる。排気ガイド18に、第1オイル回収路73と第1ブローバイガス通路62を設けてもよい。
本発明は前記実施形態に限定されるものでなく、本発明の請求項記載の範囲内で種々の変更を施すことができる。
本発明は前記実施形態に限定されるものでなく、本発明の請求項記載の範囲内で種々の変更を施すことができる。
4 船外機
9 エンジン
18 排気ガイド
23 排気通路
34 シリンダ
38 クランクシャフト
40 シリンダボディ
43 クランクケース
44 クランク室
44a 内壁面
44b 底部
47 カム室
62 第1ブローバイガス通路
63 第2ブローバイガス通路
72 第1オイル回収路
88 ガス流入口
89 エンジン内ガス通路
91 リブ
92 クランク支持部
95 オイル流入口
96 ガイドプレート
97 オイルガイド溝
Ac 回転軸線
C1 中心線
P1 平面
R1 回転方向の下流側
9 エンジン
18 排気ガイド
23 排気通路
34 シリンダ
38 クランクシャフト
40 シリンダボディ
43 クランクケース
44 クランク室
44a 内壁面
44b 底部
47 カム室
62 第1ブローバイガス通路
63 第2ブローバイガス通路
72 第1オイル回収路
88 ガス流入口
89 エンジン内ガス通路
91 リブ
92 クランク支持部
95 オイル流入口
96 ガイドプレート
97 オイルガイド溝
Ac 回転軸線
C1 中心線
P1 平面
R1 回転方向の下流側
Claims (14)
- 上下方向に延びる回転軸線まわりに回転可能なクランクシャフトと、前記クランクシャフトを収容するクランク室と、を含むエンジンと、
前記エンジンの下方に配置されており、少なくとも前記クランク室に供給される潤滑オイルを貯留するオイルパンと、
前記クランク室から前記オイルパンに下方に延びており、前記クランク室内の潤滑オイルを前記オイルパン内に導くオイル回収路と、
前記クランク室から前記オイルパンに下方に延びており、前記クランク室内のブローバイガスを前記オイルパン内に導く、前記オイル回収路とは別の第1ブローバイガス通路と、を備える、船外機。 - 前記第1ブローバイガス通路は、前記クランク室に沿って上下方向に延びている、請求項1に記載の船外機。
- 前記第1ブローバイガス通路は、前記クランク室の内壁面で開口するガス流入口と、前記ガス流入口から前記クランク室の内壁面の底部まで前記エンジン内を前記クランク室に沿って上下方向に延びるエンジン内ガス通路と、を含む、請求項2に記載の船外機。
- 前記オイル回収路は、前記クランク室の内壁面の底部で開口するオイル流入口を含み、 前記第1ブローバイガス通路は、前記クランク室の内壁面で開口しており、前記オイル流入口よりも上方に配置されたガス流入口を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の船外機。
- 前記エンジンは、前記クランク室の内壁面から突出しており、前記クランク室内で上下方向に延びるガイドプレートを含み、
前記オイル回収路は、前記ガイドプレートおよびクランク室によって形成されており、前記クランク室内で上下方向に延びており、前記オイル流入口よりも上方に配置されたオイルガイド溝を含む、請求項4に記載の船外機。 - 前記エンジンは、上下方向に配列された複数のシリンダを含み、
前記第1ブローバイガス通路は、前記複数のシリンダのうちの少なくとも2つのそれぞれの高さ範囲内の高さにそれぞれ配置されており、前記クランク室の内壁面で開口する複数のガス流入口を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の船外機。 - 前記エンジンは、間隔を空けて上下方向に配列されており、前記クランクシャフトを回転可能に支持する複数のクランク支持部を含み、
前記ガス流入口は、上下方向に隣接する2つの前記クランク支持部の間において前記シリンダの中心線よりも上方に配置されている、請求項6に記載の船外機。 - 前記エンジンは、シリンダを形成するシリンダボディと、前記シリンダボディと共に前記クランク室を形成するクランクケースと、を含み、
前記オイル回収路および第1ブローバイガス通路は、前記シリンダボディに形成されている、請求項1〜7のいずれか一項に記載の船外機。 - 前記オイル回収路および第1ブローバイガス通路は、前記クランクシャフトの回転軸線とシリンダの中心線とを含む平面に対して互いに反対側に配置されている、請求項1〜8のいずれか一項に記載の船外機。
- 前記第1ブローバイガス通路は、前記エンジン内に設けられたエンジン内ガス通路と、 前記エンジン内ガス通路から前記クランク室の内壁面まで前記クランクシャフトの回転方向の下流側に延びるガス流入口と、を含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の船外機。
- 前記エンジンは、前記クランク室内で前記エンジン内ガス通路の周囲に配置されており、前記ガス流入口への潤滑オイルの流入を防止するリブを含む、請求項10に記載の船外機。
- 前記エンジンは、カムシャフトを収容するカム室をさらに含み、
前記船外機は、前記オイルパンから前記カム室にブローバイガスを導く第2ブローバイガス通路をさらに備える、請求項1〜11のいずれか一項に記載の船外機。 - 前記エンジンは、シリンダを形成するシリンダボディを含み、
前記第2ブローバイガス通路は、前記シリンダボディを経由して前記オイルパンから前記カム室に延びている、請求項12に記載の船外機。 - 前記オイルパンを通って前記エンジンから下方に延びる排気通路と、
前記オイル回収路、第1ブローバイガス通路、および排気通路の一部が設けられており、前記エンジンおよびオイルパンの間に配置された排気ガイドと、をさらに備える、請求項1〜13のいずれか一項に記載の船外機。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013232395A JP2015094230A (ja) | 2013-11-08 | 2013-11-08 | 船外機 |
US14/531,026 US9328638B2 (en) | 2013-11-08 | 2014-11-03 | Outboard motor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013232395A JP2015094230A (ja) | 2013-11-08 | 2013-11-08 | 船外機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015094230A true JP2015094230A (ja) | 2015-05-18 |
Family
ID=53044167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013232395A Pending JP2015094230A (ja) | 2013-11-08 | 2013-11-08 | 船外機 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9328638B2 (ja) |
JP (1) | JP2015094230A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020084945A (ja) * | 2018-11-29 | 2020-06-04 | ダイハツ工業株式会社 | 内燃機関 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6734145B2 (ja) * | 2016-08-22 | 2020-08-05 | ヤマハ発動機株式会社 | 船外機 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA1274133C (en) * | 1984-12-04 | 1990-09-18 | BREATHER SYSTEM FOR MOTOR HOUSING | |
JPH10184337A (ja) * | 1996-12-25 | 1998-07-14 | Sanshin Ind Co Ltd | 船外機 |
JP3942698B2 (ja) | 1997-08-14 | 2007-07-11 | ヤマハマリン株式会社 | 船外機用dohc型エンジンのブローバイガス還元装置 |
JP3695219B2 (ja) | 1999-05-13 | 2005-09-14 | スズキ株式会社 | 船外機 |
-
2013
- 2013-11-08 JP JP2013232395A patent/JP2015094230A/ja active Pending
-
2014
- 2014-11-03 US US14/531,026 patent/US9328638B2/en active Active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020084945A (ja) * | 2018-11-29 | 2020-06-04 | ダイハツ工業株式会社 | 内燃機関 |
JP7244191B2 (ja) | 2018-11-29 | 2023-03-22 | ダイハツ工業株式会社 | 内燃機関 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US9328638B2 (en) | 2016-05-03 |
US20150133008A1 (en) | 2015-05-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2956643B1 (en) | Outboard motor including oil tank features | |
US9227714B2 (en) | Outboard motor | |
JP2018071446A (ja) | 船外機および船舶 | |
US7503318B2 (en) | Four-stroke engine for an outboard motor | |
JP2016023585A (ja) | エンジンユニット | |
US9346529B2 (en) | Vessel propulsion apparatus | |
JP2015094230A (ja) | 船外機 | |
JP2017115742A (ja) | エンジンのブリーザ装置 | |
JP2016023586A (ja) | 乗物用エンジンユニット | |
JP4254259B2 (ja) | 船外機の潤滑構造 | |
JP7522755B2 (ja) | クランクケース通気機能を備えた船舶用船外機 | |
KR20210134730A (ko) | 구동 샤프트 및 냉각 시스템을 갖는 해양 선외 모터 | |
JP4413396B2 (ja) | 船外機用水冷エンジン | |
US11686229B2 (en) | Engine, outboard motor and boat | |
JP2016023587A (ja) | 乗物 | |
US11261833B2 (en) | Breather device for outboard motor engine | |
JP2000255491A (ja) | 小型船舶用エンジンのエンジンマウント構造 | |
JP4711927B2 (ja) | 船外機の排気装置 | |
JP4236317B2 (ja) | 船外機 | |
JPH0159154B2 (ja) | ||
JP2007309234A (ja) | 内燃機関の潤滑装置 | |
JPH0941937A (ja) | 4サイクル船外機のエンジン内ガス排出装置 | |
JP2017129102A (ja) | 船外機 | |
JP6394586B2 (ja) | エンジンのブリーザ装置 | |
JP2022120633A (ja) | 潤滑機構 |