JP7244191B2 - 内燃機関 - Google Patents
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Description
「シリンダブロックのうちシリンダヘッドと反対側の底側開口部に、オイルパンが、直接に又は補助クランクケースを介して固定されていると共に、クランク軸がクランクキャップを介して回転自在に配置されており、
かつ、前記シリンダブロックの底側開口部のうち前記クランク軸と同じ方向に長く延びる一側部にPCV通路を開口させている」
という基本構成において、
「前記オイルパン又は補助クランクケースの内部に、前記シリンダブロックの一側部の下方に位置した段部が前記クランク軸の軸線方向に長い姿勢で形成されて、前記段部に、前記クランク軸の回転によって発生したオイルミスト流が前記シリンダブロックの前記一側部に向けて上向きに向かうことを抑制する板状のバッフルリブを、前記シリンダブロックに向けて突出すると共に前記クランク軸の軸線方向に長い姿勢となるように一体に形成しており、
かつ、前記段部に、当該段部から前記バッフルリブよりも高く立ち上がって前記PCV通路と対向するオイルミスト侵入規制突起を設けており、
前記バッフルリブとオイルミスト侵入規制突起との間に、前記PCV通路の開口部よりも前記オイルパンの内側に位置した溝が形成されて、前記オイルミスト侵入規制突起とシリンダブロックとの間に、オイルミストを前記PCV通路に導く隙間が空いている」
という構成になっている。
さて、段部が存在しないと、オイルパン又は補助クランクケースの一側部が膨れた状態になって、オイルパン又は補助クランクケースが必要以上に大型化するが、本願発明のように段部を形成すると、オイルパン又は補助クランクケースのうちシリンダブロックとの取付け部を除いた部分をできるだけ下方に寄せることができるため、全体としてコンパクト化できる。
また、オイルミスト侵入規制突起を設けているため、PCV通路へのオイルミスト侵入規制効果は更に高くなっている。
本実施形態は、自動車用の4気筒内燃機関に適用している。内燃機関は、図1に示すように、シリンダブロック1とその頂面に固定されたシリンダヘッド2、及びシリンダヘッド2の頂面に固定されたヘッドカバー3を備えており、気筒軸心O1を大きく寝かせたスラント型内燃機関になっている。気筒軸心O1は、鉛直線O2に対して、約60°強(水平面O3に対しては、30°弱)の角度で傾斜している。
図4に示すように、シリンダブロック1には、気筒13が開口している。他方、図4から容易に理解できるように、補助クランクケース5は、シリンダブロック1に向けて開口していると共に、下方にも開口しており、下面にオイルパン4が固定されている。
図3及び図4に示すように、シリンダブロック1における上側長手側部1a(底側開口部)のうち前寄り部位に、ブローバイガスを排出するためのPCV通路28が、補助クランクケース5に向けて開口するように形成されている(図3では、PCV通路28を点線で表示している。)。シリンダブロック1においては、上側長手側部1aが請求項に記載した一側部に該当する。
さて、クランクアームには、ピストンを冷却したオイルジェットが付着したり、クランクケース内に充満しているオイルミストが付着したりするため、クランクアームの回転に伴って、回転軌跡31の接線方向に向かうオイルミスト流32が発生する。
1a シリンダブロックの上側長手側部(請求項の一側部)
4 オイルパン
5 補助クランクケース
6 クランク軸
6a クランクキャップ
13 気筒
14 補助クランクケースの上側長手側部(請求項の一側部)
15 下側長手側部
20 段部
20a 低位部
28 PCV通路
29 バッフルリブ
30 オイルミスト侵入規制突起
31 クランクアームの先端の回転軌跡
33 上内壁面
Claims (1)
- シリンダブロックのうちシリンダヘッドと反対側の底側開口部に、オイルパンが、直接に又は補助クランクケースを介して固定されていると共に、クランク軸がクランクキャップを介して回転自在に配置されており、
かつ、前記シリンダブロックの底側開口部のうち前記クランク軸と同じ方向に長く延びる一側部にPCV通路を開口させている構成であって、
前記オイルパン又は補助クランクケースの内部に、前記シリンダブロックの一側部の下方に位置した段部が前記クランク軸の軸線方向に長い姿勢で形成されて、前記段部に、前記クランク軸の回転によって発生したオイルミスト流が前記シリンダブロックの前記一側部に向けて上向きに向かうことを抑制する板状のバッフルリブを、前記シリンダブロックに向けて突出すると共に前記クランク軸の軸線方向に長い姿勢となるように一体に形成しており、
かつ、前記段部に、当該段部から前記バッフルリブよりも高く立ち上がって前記PCV通路と対向するオイルミスト侵入規制突起を設けており、
前記バッフルリブとオイルミスト侵入規制突起との間に、前記PCV通路の開口部よりも前記オイルパンの内側に位置した溝が形成されて、前記オイルミスト侵入規制突起とシリンダブロックとの間に、オイルミストを前記PCV通路に導く隙間が空いている、
内燃機関。
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JP2018224047A JP7244191B2 (ja) | 2018-11-29 | 2018-11-29 | 内燃機関 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018224047A JP7244191B2 (ja) | 2018-11-29 | 2018-11-29 | 内燃機関 |
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JP2020084945A JP2020084945A (ja) | 2020-06-04 |
JP7244191B2 true JP7244191B2 (ja) | 2023-03-22 |
Family
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Family Applications (1)
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