JP7244191B2 - 内燃機関 - Google Patents

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Description

本願発明は、内燃機関に関するもので、特に、PCV通路へのオイルミストの侵入抑制技術に関するものである。
内燃機関において、クランク室に吹き抜けたブローバイガスを吸気系に戻すために、一般に、シリンダブロックの長手一側部にPCV通路を形成している。クランク室からシリンダブロックのPCV通路に流入したブローバイガスは、ヘッドカバー等に設けた気液分離部においてオイルミストを除去されてから吸気系に送られるが、オイルの消費抑制のためには、オイルミストがシリンダブロックのPCV通路に流入することを極力抑制すべきである。
そこで、シリンダブロックのPCV通路にオイルミストが流入することを抑制する手段が考えられており、その例として特許文献1には、シリンダブロックの下面にオイルパンを固定している縦型の内燃機関において、オイルパンの内周部のうちPCV通路の下方部に、平面視山形のガイド部を設けることが開示されている。
この特許文献1の構造では、クランク軸の回転によって生じたオイルミストの流れが、ガイド部の傾斜面によって方向変換されるため、邪魔板のような別部材が不要である簡単な構造でありながら、PCV通路へのオイルミストの侵入を抑制できる。
特開2017-150395号公報
さて、クランクケース内において、オイルミスト流はクランク軸方向に沿った広い範囲で発生する(各クランクアームの箇所において発生する。)。このため、クランクケースに発生したオイルミスト流が、クランク軸方向に流れてPCV通路に向かうこともある。
そして、特許文献1の構造は、上記のとおり、別部材を要することなくPCV通路へのオイルミストの入り込みを抑制できるが、ガイド部はPCV通路の近傍部にしか形成されていないため、特許文献1のような構造とは別に(或いはこれに加えて)、オイルミスト流がクランク軸方向に流れてPCV通路に向かうことを抑制する手段が要望される。
特に、気筒軸線を大きく傾斜させたスラント型内燃機関の場合は、PCV通路はシリンダブロックのうち上側の部位に形成される一方、オイルミスト流はオイルパンの内面を伝って上側に流れやすいため、特に、PCV通路への流入抑制の必要性は高くなると云える。
本願発明はこのような現状を背景に成されたものであり、シリンダブロックに形成されたPCV通路にオイルミストが侵入することを、簡単な構造によって効果的に抑制しようとするものである。
本願発明は、
「シリンダブロックのうちシリンダヘッドと反対側の底側開口部に、オイルパンが、直接に又は補助クランクケースを介して固定されていると共に、クランク軸がクランクキャップを介して回転自在に配置されており、
かつ、前記シリンダブロックの底側開口部のうち前記クランク軸と同じ方向に長く延びる一側部にPCV通路を開口させている」
という基本構成において、
「前記オイルパン又は補助クランクケースの内部に、前記シリンダブロックの一側部の下方に位置した段部が前記クランク軸の軸線方向に長い姿勢で形成されて、前記段部に、前記クランク軸の回転によって発生したオイルミスト流が前記シリンダブロックの前記一側部に向けて上向きに向かうことを抑制する板状のバッフルリブを、前記シリンダブロックに向けて突出すると共に前記クランク軸の軸線方向に長い姿勢となるように一体に形成しており、
かつ、前記段部に、当該段部から前記バッフルリブよりも高く立ち上がって前記PCV通路と対向するオイルミスト侵入規制突起を設けており
前記バッフルリブとオイルミスト侵入規制突起との間に、前記PCV通路の開口部よりも前記オイルパンの内側に位置した溝が形成されて、前記オイルミスト侵入規制突起とシリンダブロックとの間に、オイルミストを前記PCV通路に導く隙間が空いている
という構成になっている。
本願発明では、クランク軸の回転によって生じたオイルミスト流がオイルパンの内面や補助クランクケースの内面に沿ってシリンダブロックの方向に流れることを、バッフルリブによって阻止できる。
従って、オイルミスト流がPCV通路流入することを抑制できるが、バッフルリブはクランク軸線方向に長い形態になっているため、クランク軸方向に沿った広い範囲で発生したオイルミスト流がクランク軸線方向に流れてPCV通路に向かうことも、大幅に抑制できる。
従って、クランクケース内に発生したオイルミスト流がPCV通路に入り込むことを、的確に抑制できる。そして、バッフルリブはオイルパン又は補助クランクケースに一体に形成しているため、組み付けの手間や部材管理の手間は不要であり、コストも抑制できる。
従って、本願発明では、クランクケース内に発生したオイルミストがPCV通路に流入することを、低コストで実現できる。また、バッフルリブは、オイルパン又は補助クランクケースの補強の役割も果たすため、オイルパン又は補助クランクケースの強度を向上できる利点も有する。
さて、段部が存在しないと、オイルパン又は補助クランクケースの一側部が膨れた状態になって、オイルパン又は補助クランクケースが必要以上に大型化するが、本願発明のように段部を形成すると、オイルパン又は補助クランクケースのうちシリンダブロックとの取付け部を除いた部分をできるだけ下方に寄せることができるため、全体としてコンパクト化できる。
また、オイルミスト侵入規制突起を設けているため、PCV通路へのオイルミスト侵入規制効果は更に高くなっている。
実施形態の内燃機関を後方から見た背面図である。 補助クランクケースの斜視図である。 補助クランクケースを気筒軸線方向から見た図である。 図3の IV-IV視断面図である。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下では、方向を特定するため前後・左右・上下の文言を使用するが、前後方向はクランク軸線方向であり、左右方向はクランク軸線方向と直交した水平方向であり、上下方向は鉛直方向である。前と後ろについては、内燃機関に使用されている一般的な呼び方に準じて、タイミングチェーンや補機が配置されている側を前、ミッションが配置されている側を後ろとしている。念のため、各図に方向を明示している。
シリンダブロックのうち気筒軸線の方向の区別としては、圧縮行程のときにピストンが向いた方向に位置した面を頂面と呼び、膨張行程のときにピストンが向いた面を底面と称して、鉛直方向である上下方向と区別している。
(1).内燃機関の概要
本実施形態は、自動車用の4気筒内燃機関に適用している。内燃機関は、図1に示すように、シリンダブロック1とその頂面に固定されたシリンダヘッド2、及びシリンダヘッド2の頂面に固定されたヘッドカバー3を備えており、気筒軸心O1を大きく寝かせたスラント型内燃機関になっている。気筒軸心O1は、鉛直線O2に対して、約60°強(水平面O3に対しては、30°弱)の角度で傾斜している。
このように、気筒軸心O1を水平に近い姿勢に大きくスラントさせていることにより、オイルパン4は、補助クランクケース5を介してシリンダブロック1の底面に取付けられている。すなわち、シリンダブロック1の底面に補助クランクケース5を固定して、補助クランクケース5の下面にオイルパン4を固定している。
本実施形態の補助クランクケース5は、アルミダイキャスト品であるが、アルミ等の鋳造品も採用できる。なお、補助クランクケース5の下部にオイルが溜まることもあるので、補助クランクケース5をオイルパン4の一部と見ることも可能である。
図4に示すように、クランク軸6のジャーナル部は、クランクキャップ6aの群によってシリンダブロック1の底側開口部に回転自在に保持されている。従って、図2に明示するように、補助クランクケース5の前後両端部に、クランクキャップ6aを逃がすための切り欠き部7a,7bが形成されている。
図1では、ミッションケースのフランジ8を表示している(なお、ミッションケースのフランジ8に付した平行斜線は端面の表示であり、断面の表示ではない。)。
本実施形態では、吸気側面は上向きになって、排気側面は下向きになっている。このため、図1に示すように、シリンダヘッド2の下方に触媒ケース9が配置されて、シリンダブロック1等の上方に、サージタンク10を備えた吸気マニホールド11が配置されている。サージタンク10には、スロットルボデーを固定するボス部12が形成されている。
なお、図1と反対側の部位には、タイミングチェーンを覆う1枚のフロントカバーが配置されており、フロントカバーは、シリンダヘッド2とシリンダブロック1と補助クランクケース5との前面に固定されている。
(2).補助クランクケースの基本構造
図4に示すように、シリンダブロック1には、気筒13が開口している。他方、図4から容易に理解できるように、補助クランクケース5は、シリンダブロック1に向けて開口していると共に、下方にも開口しており、下面にオイルパン4が固定されている。
従って、図2及び図4に示すように、補助クランクケース5は、クランク軸線方向に長く延びる上側長手側部14及び下側長手側部15と、これらを繋ぐ底部16とを有している。上側長手側部14及び下側長手側部15とには、図2に示すように、補助クランクケース5をシリンダブロック1に固定するための内向きのボス部19が、前後方向に断続的に形成されている。
本実施形態では、上側長手側部14が、請求項に記載した一側部に相当する。オイルパン4の上面は水平状になっているため、上側長手側部14の左右幅は大きくて、下側長手側部15の左右幅は大きくなっている。
図2,3,4に示すように、補助クランクケース5の上側長手側部14には、下向きの段部20が前後方向(クランク軸線方向)に長い姿勢で形成されており、段部20の底端に底部16が繋がっている。図示していないが、底部16には、オイルパン4と連通した穴が空いている。
図2に示すように、段部20のうち後ろ寄りの部位は、シリンダブロック1と反対側に向けて低くなった低位部20aになっている。本実施形態の内燃機関は4気筒であるが、おおよそ、前から4番目の気筒のあたりが低位部20aになっている。
本実施形態では、補助クランクケース5の上側長手側部14に段部20を形成しているが、この段部20の存在により、補助クランクケース5をコンパクト化できる。すなわち、段部20が存在しないと、上側長手側部14が上側に膨れた状態になって、補助クランクケース5が必要以上に大型化するが、段部20を形成すると、上側長手側部14のうちシリンダブロック1との取付け部を除いた部分をできるだけ下方に寄せることができるため、全体としてコンパクト化できるのである。
なお、オイルポンプは図示しないフロントカバーに配置されており、オイルポンプには、図4に示すオイルストレーナ22からオイルが吸い上げられる。オイルストレーナ22は、横向きパイプ22aとこれに接続された下向きパイプ(図示せず)とで屈曲した構造になっており、図では、横向きパイプ22aだけを表示している。横向きパイプ22aの先端部には、下向きパイプと連通する穴23が下向きに開口している。
オイルポンプで吸引されたオイルは、図2に示すオイルフィルタ24で濾過される。オイルフィルタ24は、補助クランクケース5における底部16の前部に下方から取付けられている。オイルフィルタ24が補助クランクケース5に取付けられていることから、図2に示すように、補助クランクケース5の上側長手側部14のうちその前部に、オイルフィルタ24にオイルを供給するオイル入り口25と、オイルフィルタ24で濾過されたオイルが排出されるオイル出口26とが、補助クランクケース5の頂面に向けて開口している。従って、オイル入り口25とオイル出口26は、前切り欠き部7aを挟んだ片側に形成されている。
(3).ブローバイガス排除手段
図3及び図4に示すように、シリンダブロック1における上側長手側部1a(底側開口部)のうち前寄り部位に、ブローバイガスを排出するためのPCV通路28が、補助クランクケース5に向けて開口するように形成されている(図3では、PCV通路28を点線で表示している。)。シリンダブロック1においては、上側長手側部1aが請求項に記載した一側部に該当する。
他方、図2~4に示すように、補助クランクケース5の上側長手側部14に形成した段部20の下端に、シリンダブロック1の方に向いて突出した板状(ひさし状)のバッフルリブ29が一体に形成されている。バッフルリブ29は、段部20のうち高い部分の全体と低位部20aの一部とに掛かるように形成されている。従って、バッフルリブ29は、おおよそ、第1~第3の気筒13に対応して、クランク軸線方向に長い姿勢で形成されている。
更に、段部20のうちPCV通路28と対向した部位に、オイルミスト侵入規制突起30を形成している。オイルミスト侵入規制突起30は、PCV通路28の開口方向から見て、前後の傾斜面30aを有した下向き突の山形に形成されている。
また、オイルミスト侵入規制突起30は、上側長手側部14の頂面よりも少し段落ちしている。従って、PCV通路28の開口端(シリンダブロック1の下面)とオイルミスト侵入規制突起30との間には、オイルミストをPCV通路28に導く若干の間隔が空いている。また、図4のとおり、オイルミスト侵入規制突起30とバッフルリブ29との間は溝になっているが、オイルミスト侵入規制突起30はPCV通路28の開口部よりもオイルパン4の内側に突出しているため、オイルミスト侵入規制突起30とバッフルリブ29との間の溝も、PCV通路の開口部よりもオイルパン4の内側に位置している。
クランク軸6は、各気筒13に対応したクランクアームを備えている。図4では、クランクアーム(図示せず)の先端の回転軌跡を符号31で表示している(なお、クランクアームは、カウンターウエイトも含んでいる。)。クランク軸6は、図4において反時計回りに回転する。従って、クランクアームの先端は、補助クランクケース5の内部では下から上に向けて回動しており、PCV通路29は、クランク軸6の回転方向と対向するように開口している。
(4).まとめ
さて、クランクアームには、ピストンを冷却したオイルジェットが付着したり、クランクケース内に充満しているオイルミストが付着したりするため、クランクアームの回転に伴って、回転軌跡31の接線方向に向かうオイルミスト流32が発生する。
そして、オイルミスト流32はクランク軸6の各部位において発生するため、何等の手段を講じていないと、オイルミスト流32が、段部20及びその上に連続した上内壁面33にガイドされて、図4に一点鎖線の矢印34で示すように、シリンダブロック1の方向に上向きに流れる傾向を呈し、1番目の気筒の箇所では、オイルミスト流32がPCV通路28に直接的に向かい、2番目や3番目の気筒の箇所で発生したオイルミスト流32は、クランク軸線方向に流れてからPCV通路28に向かう挙動をとりやすくなる。その結果、PCV通路28に吸引されるオイルミストの量が増大することが懸念される。
これに対して、本実施形態では、段部20の下端に、クランク軸線方向に長く延びるバッフルリブ29が形成されているため、オイルミスト流32が段部20及び上内壁面33に向かうことを防止又は著しく抑制できる。その結果、オイルミストがPCV通路28に流れ込むことを、大幅に抑制できる。従って、オイルの消費量増大を防止できる。
さて、図4に矢印35で示すように、オイルジェットの飛沫はクランクアームに上方から付着する。そして、クランクアームに付着したオイルは、クランクアームによって周方向に移動しながら振り飛ばされるが、オイルも自重があるため、オイルの大部分は水平状の接線方向に向かうには至らずに下向きに振り飛ばされて、斜め上向きに向かうオイルミスト流32が発生する割合はかなり少ない。
そして、本実施形態では、バッフルリブ29には斜め上向きのオイルミスト流32が当たるようになっているが、斜め上向きのオイルミスト流32の発生量が少ないため、バッフルリブ29によって、オイルミスト流32が段部20や上内壁面33に至ることを防止できる。従って、バッフルリブ29は、図示した程度の突出寸法であっても、オイルミスト流32の通過を的確に阻止できる。
段部20は低位部20aを備えており、かつ、低位部20aの箇所の大部分にはバッフルリブ29は形成されていない。従って、バッフルリブ29を越えてオイルミストが段部20や上内壁面33に至っても、そのオイルミストは低位部20aを経由してオイルパン4に流下する。従って、オイルミストの排除機能に支障はない。
本実施形態では、オイルミスト侵入規制突起30を設けているため、PCV通路28へのオイルミスト侵入規制効果は更に高くなっている。特に、オイルミスト侵入規制突起30は前後の傾斜面30aを有しているため、クランク軸線方向に流れてきたオイルミストがオイルミスト侵入規制突起30に当たると、傾斜面30aのガイド作用によって前後方向に方向変換する。このため、PCV通路28へのオイルミストの侵入をより確実に阻止できる。
本実施形態では、第4気筒に対応した箇所にはバッフルリブ29は形成されていないが、第4気筒の箇所からPCV通路28までオイルミスト流32が流れることは現実にはないので、実施形態の程度の長さで足りる。
以上、本願発明の実施形態を説明したが、本願発明は他にも様々に具体化できる。例えば、実施形態はスラント型内燃機関に適用したが、本願発明は、気筒軸線を略鉛直姿勢にした縦型の内燃機関にも適用できる。バッフルリブは、必ずしも複数の気筒に対応する長さである必要はないのであり、PCV通路に対応したある程度の範囲のみに形成してもよい。
また、PCV通路は、隣り合った気筒の間の部位(隔壁部)などに形成することも可能である。縦型内燃機関の場合は補助クランクケースは不要であるので、バッフルリブはオイルパンに形成したらよい(略上向きに突出するように形成したらよい。)。
本願発明は、内燃機関に具体化できる。従って、産業上利用できる。
1 シリンダブロック
1a シリンダブロックの上側長手側部(請求項の一側部)
4 オイルパン
5 補助クランクケース
6 クランク軸
6a クランクキャップ
13 気筒
14 補助クランクケースの上側長手側部(請求項の一側部)
15 下側長手側部
20 段部
20a 低位部
28 PCV通路
29 バッフルリブ
30 オイルミスト侵入規制突起
31 クランクアームの先端の回転軌跡
33 上内壁面

Claims (1)

  1. シリンダブロックのうちシリンダヘッドと反対側の底側開口部に、オイルパンが、直接に又は補助クランクケースを介して固定されていると共に、クランク軸がクランクキャップを介して回転自在に配置されており、
    かつ、前記シリンダブロックの底側開口部のうち前記クランク軸と同じ方向に長く延びる一側部にPCV通路を開口させている構成であって、
    前記オイルパン又は補助クランクケースの内部に、前記シリンダブロックの一側部の下方に位置した段部が前記クランク軸の軸線方向に長い姿勢で形成されて、前記段部に、前記クランク軸の回転によって発生したオイルミスト流が前記シリンダブロックの前記一側部に向けて上向きに向かうことを抑制する板状のバッフルリブを、前記シリンダブロックに向けて突出すると共に前記クランク軸の軸線方向に長い姿勢となるように一体に形成しており、
    かつ、前記段部に、当該段部から前記バッフルリブよりも高く立ち上がって前記PCV通路と対向するオイルミスト侵入規制突起を設けており
    前記バッフルリブとオイルミスト侵入規制突起との間に、前記PCV通路の開口部よりも前記オイルパンの内側に位置した溝が形成されて、前記オイルミスト侵入規制突起とシリンダブロックとの間に、オイルミストを前記PCV通路に導く隙間が空いている、
    内燃機関。
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