JP2022110894A - 吊り下げ具 - Google Patents

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桃子 植村
Momoko Uemura
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Abstract

【課題】リサイクル性を向上させることができる吊り下げ具を提供する。【解決手段】吊り下げ具1は、正面板21及び背面板を含む直方体形状の紙製の箱状部10a,10bを備えている。箱状部10a,10bは、基端が背面板に接続されている一方向に延びた形状の吊り下げ部11を有しており、正面板21には、基端から先端に向けて上方側に傾斜するように吊り下げ部11を支持する窓部が形成されている。箱状部10a,10bは、窓部の上辺に接続され、窓部の少なくとも上方側を塞ぐ目隠し部13を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、商品等の吊り下げ対象物を吊り下げることができる吊り下げ具に関する。
従来、商品などの吊り下げ対象物を吊り下げて展示するための吊り下げ具や什器が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2018-015519号公報
商品等の吊り下げ対象物を吊り下げる吊り下げ具としては、金属製のものが多く用いられている。そのような吊り下げ具は、吊り下げ対象の商品等の大きさが変更されることなどによって、使用できなくなることがある。そのような場合には、通常、吊り下げ具は廃棄され、リサイクルされることは少なかった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、リサイクル性を高めることができる吊り下げ具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様による吊り下げ具は、正面板及び背面板を含む直方体形状の紙製の箱状部を備えた吊り下げ具であって、箱状部は、基端が背面板に接続されている一方向に延びた形状の吊り下げ部を有しており、正面板には、基端から先端に向けて上方側に傾斜するように吊り下げ部を支持する窓部が形成されている、ものである。
このような構成により、吊り下げ具が紙製であるため、吊り下げ具が不要になった場合にも容易にリサイクルすることができ、環境にやさしい吊り下げ具を提供することができる。
また、本発明の一態様による吊り下げ具では、吊り下げ部は、背面板から基端以外が切り取られた板状部材を含んでもよい。
このような構成により、吊り下げ部をより容易に形成することができるようになり、その結果として、吊り下げ具を製造する際の生産性を向上させることができる。
また、本発明の一態様による吊り下げ具では、吊り下げ部は、板状部材に貼着された、板状部材と同形状の補強部材をさらに含んでもよい。
このような構成により、吊り下げ部の強度を向上させることができる。
また、本発明の一態様による吊り下げ具では、補強部材は、背面板から切り取られたものであってもよい。
このような構成により、補強部材を別途、用意する場合と比較して、材料をより有効活用することができるようになる。
また、本発明の一態様による吊り下げ具では、箱状部は、窓部の上辺に接続され、窓部の少なくとも上方側を塞ぐ目隠し部を有してもよい。
このような構成により、窓部の開口部分を目隠し部によって塞ぐことができ、吊り下げ具に商品等の吊り下げ対象物を吊り下げた際の美観を向上させることができる。
また、本発明の一態様による吊り下げ具では、左右方向に並んで設けられた2個の箱状部を備えており、2個の箱状部の正面板は左右方向に連続していてもよい。
このような構成により、共通の連続した正面板に対して、2個の箱状部を形成することができるため、より多くの吊り下げ対象物を吊り下げることができると共に、正面板をシンプルにすることができ、また、強度を向上させることもできる。
また、本発明の一態様による吊り下げ具では、箱状部は、開閉可能な上面板及び下面板を有しており、箱状部は、上面板及び下面板を開けることによって折り畳むことができてもよい。
このような構成により、運搬や保管時に吊り下げ具を折り畳んでコンパクトにすることができる。
本発明の一態様による吊り下げ具によれば、紙製であることによって、リサイクル性を高めることができる。
本発明の実施の形態による吊り下げ具の正面図 同実施の形態による吊り下げ具の背面図 同実施の形態による吊り下げ具の斜視図 同実施の形態による吊り下げ具の断面図 同実施の形態による吊り下げ具を展開した状態を示す展開図 同実施の形態による吊り下げ具の使用状態の一例を示す図
以下、本発明による吊り下げ具について、実施の形態を用いて説明する。なお、以下の実施の形態において、同じ符号を付した構成要素は同一または相当するものであり、再度の説明を省略することがある。本実施の形態による吊り下げ具は、紙製の箱状部において、基端が背面板に接続された吊り下げ部が、基端から先端に向かって上方に傾斜するように窓部で支持されるものである。
図1は、本実施の形態による吊り下げ具1の正面図であり、図2は、吊り下げ具1の背面図であり、図3は、吊り下げ具1の斜視図である。図4は、図1のIV-IV線における1個の吊り下げ部11に関する断面図である。図5は、吊り下げ具1を展開した状態を示す展開図である。図6は、吊り下げ具1に吊り下げ対象物2を吊り下げた使用状態を示す図である。
本実施の形態による吊り下げ具1は、図2等で示されるように、左右方向に並んで設けられた2個の箱状部10a,10bを備える。なお、箱状部10a,10bを特に区別しない場合には、単に箱状部10と呼ぶこともある。後述する背面板22a,22bについても同様であるとする。箱状部10a,10bはそれぞれ、直方体形状の紙製のものである。
箱状部10aは、正面板21a、背面板22a、一対の対向した側面板23a、上面板24a、下面板25aを含む。箱状部10bは、正面板21b、背面板22b、一対の対向した側面板23b、上面板24b、下面板25bを含む。なお、本実施の形態において、2個の箱状部10a,10bの正面板21a,21b、上面板24a,24b、下面板25a,25bは、それぞれ左右方向に連続している。すなわち、正面板21a,21b、上面板24a,24b、下面板25a,25bはそれぞれ、左右方向に延びる単一の面となっており、単一の正面板21、上面板24、下面板25が、2個の箱状部10a,10bの正面、上面、下面を形成している。正面板21a,21bが連続しているとは、例えば、両者が隣接していることであってもよく、または、両者は隣接していないが、単一の平板の一部を構成していること、すなわち両者の間に両者を繋ぐ部分が存在することであってもよい。本実施の形態では、後者の場合、すなわち正面板21が、正面板21a,21b、及び両者を繋ぐ矩形状の領域を含む場合について主に説明する。上面板24a,24b、及び下面板25a,25bについても同様であるとする。なお、吊り下げ具1における商品等の吊り下げ対象物2の吊り下げられる面を正面と呼ぶ。そして、上記のように、箱状部10の正面側の面を正面板21a,21bとし、正面板21a,21bに対向する背面側の面を背面板22a,22bとする。また、図1で示されるように、吊り下げ具1を正面側から正視している人にとっての上下左右を、以下の説明における上下左右とする。
箱状部10は、吊り下げ部11と、目隠し部13とを有する。また、箱状部10の正面板21には、窓部12が形成されている。箱状部10には、図1等で示されるように、吊り下げ部11、窓部12、及び目隠し部13の組が複数設けられていてもよい。本実施の形態では、箱状部10a,10bがそれぞれ、吊り下げ部11、窓部12、及び目隠し部13の組を3個ずつ有する場合について主に説明する。
吊り下げ部11は、基端が背面板22に接続されている一方向に延びた形状を有している。本実施の形態では、吊り下げ部11が平板状のものである場合について説明する。本実施の形態による平板状の吊り下げ部11は、背面板22から基端以外が切り取られた板状部材11aと、板状部材11aに貼着された、板状部材11aと同形状の補強部材11bとを含んでいる。補強部材11bは、板状部材11aのどちらの面に貼り付けられてもよい。また、補強部材11bも、背面板22から切り取られたものであってもよい。補強部材11bは、板状部材11aと同サイズであることが好適である。リサイクル性の観点から、板状部材11a、及び補強部材11bも紙製であることが好適である。板状部材11a及び補強部材11bが背面板22から切り取られたものである場合には、図2で示されるように、背面板22にそれらに応じた開口31,32が存在することになる。吊り下げ部11は、基端側の下辺11cにおいて背面板22に折れ曲がり自在に繋がっていてもよい。下辺11cは、図2等で示されるように、左右方向に延びる辺であってもよい。本実施の形態では、吊り下げ部11が、先端側が角丸になっている矩形状の平板である場合について主に説明するが、後述するように、吊り下げ対象物2を吊り下げることができるのであれば、吊り下げ部11の形状は問わない。
吊り下げ部11に吊り下げられる吊り下げ対象物2は、例えば、商品であってもよく、展示対象物であってもよく、吊り下げの対象となるその他の物であってもよい。商品は、例えば、電気製品等の交換部品、食品、文房具、日用品等であってもよい。板状部材11aと補強部材11bとを含む吊り下げ部11のように、強度の高い吊り下げ部11では、ある程度重量のあるもの、例えば、乾電池なども吊り下げることができる。
窓部12は、正面板21に形成された開口部である。この窓部12において、基端から先端に向けて上方側に傾斜するように吊り下げ部11が支持される。本実施の形態では、吊り下げ部11が平板状であるため、窓部12は矩形状であり、その矩形状の窓部12の下辺において吊り下げ部11が支持される場合について説明する。したがって、上下方向において、窓部12の下辺は、吊り下げ部11の基端側の下辺11cより上方側に位置することになる。窓部12の下辺は、図1等で示されるように、左右方向に延びる辺であってもよい。窓部12は、背面板22に対して折り曲げられた吊り下げ部11の先端側が通過することができる大きさを有していることが好適である。なお、窓部12の下辺において吊り下げ部11を支持するため、吊り下げ部11の長手方向の長さは、少なくとも箱状部10の正面板21と背面板22との距離を超えていることになる。吊り下げ部11の長手方向の長さは、特に限定されるものではないが、例えば、正面板21と背面板22との距離の1.5倍から3倍程度の長さであってもよい。また、窓部12で支持されている吊り下げ部11と、背面板22とのなす角度(図4の角度α)は、特に限定されるものではないが、例えば、10度から80度の範囲であってもよい。なお、吊り下げ対象物2が吊り下げ部11の先端側から落ちないようにするには、角度αは小さい方が好適である。一方、正面板21から突出している吊り下げ部11の部分の正面板21の法線方向の長さを長くするには、角度αは大きい方が好適である。そのため、角度αは、例えば、50度から70度の範囲であってもよい。また、窓部12の左右方向の幅は、吊り下げ部11の左右方向の幅よりも大きいことが好適である。本実施の形態では、窓部12の左右方向の幅と、吊り下げ部11の左右方向の幅とが同程度である場合について主に説明する。
目隠し部13は、窓部12の上辺に接続され、窓部12の少なくとも上方側を塞ぐものである。本実施の形態では、目隠し部13が、正面板21から上端以外が切り取られた矩形状の部材である場合について主に説明する。リサイクル性の観点から、目隠し部13も紙製であることが好適である。目隠し部13は、基端側の上辺13aにおいて正面板21に折れ曲がり自在に繋がっていてもよい。なお、目隠し部13は、窓部12の開口部と同じサイズであってもよく、または、窓部12の開口部より小さいサイズであってもよい。後者の場合には、目隠し部13によって窓部12を塞いだ状況であっても、窓部12の下方側に、吊り下げ部11の通過可能な隙間が存在してもよい。この場合には、窓部12で吊り下げ部11が支持されている状況において、目隠し部13と正面板21とが面一になるようにすることができる。また、本実施の形態では、目隠し部13が矩形状である場合について主に説明するが、目隠し部13はそれ以外の形状であってもよい。
次に、本実施の形態による吊り下げ具1の製造方法について簡単に説明する。
まず、吊り下げ具1を展開した、図5で示される糊代部26,27、差し込み部28、フラップ29付きの形状に板紙をカットする。なお、板紙は、例えば、合紙、厚紙、段ボールなどであってもよい。合紙は、例えば、2枚合紙や3枚合紙であってもよい。例えば、板紙において図5の実線の位置をカットすることによって、吊り下げ具1の展開形状を生成してもよい。なお、図5で示される展開図では、上方側のフラップ29に紐通し孔33が設けられており、また、正面板21に連続している側面板23a,23bの上方側にも紐通し孔34が設けられている。また、上面板24の短手方向の辺には、凹部35が設けられている。そのため、吊り下げ具1が完成した後に、紐通し孔33,34に紐を通すことによって、吊り下げ具1を壁や他の什器等に吊り下げることができるようになっている。
その後、箱状部10の直方体形状の各辺に相当する位置、並びに板状部材11a及び目隠し部13の基端側の辺にそれぞれ押罫を形成する。例えば、図5の一点鎖線の位置に押罫が形成される。このすべての押罫は、板紙の同じ面において行われてもよい。この押罫の位置が、板紙が折り曲げられる位置になる。
また、糊代部26,27と側面板23a,23bとの折り曲げ部の位置にリード罫を形成する。例えば、図5の二点鎖線の位置にリード罫が形成される。このリード罫の位置が、糊代部26,27を折り曲げる位置となる。
なお、板紙をカットする工程、板紙に押罫を形成する工程、及び、板紙にリード罫を形成する工程の順序は問わない。例えば、上記した順序で各工程が行われてもよく、2以上の工程が同時に行われてもよく、または、上記した順序と異なる順序で各工程が行われてもよい。
次に、板状部材11aの片面に、切り取られた補強部材11bを貼り付けることによって吊り下げ部11を構成する。なお、例えば、図5における板状部材11aと補強部材11bとの境界線の位置は、ハーフカットにしてもよい。この場合には、補強部材11bを板状部材11aに貼り付ける際の位置合わせが容易になる。また、糊代部26を、正面板21の裏面側に貼り付け、その後に糊代部27を、糊代部26の上に貼り付けることによって、2個の角筒形状を形成する。そして、フラップ29を内側にして、上面板24に連続している差し込み部28、及び下面板25に連続している差し込み部28をそれぞれ、各角筒形状の上方側の開口、及び下方側の開口に差し込むことによって、上方側及び下方側の開口を閉じて箱状部10a,10bを形成する。なお、糊代部26,27等の貼り付けは、例えば、接着剤や両面テープ等を用いて行われてもよい。また、紐通し孔34を補強するため、紐通し孔34と同サイズの孔を有する補強板が、側面板23a,23bの紐通し孔34の裏面側に、補強板の孔が紐通し孔34の位置となるように貼り付けられてもよい。
その後、目隠し部13を正面側、すなわち図4の断面図における矢印A2の方向に折り曲げると共に、吊り下げ部11を正面側、すなわち図4における矢印A1の方向に折り曲げて倒すことによって、窓部12から吊り下げ部11の先端側が突出するようにする。その後、目隠し部13を、正面板21と面一になるように戻して窓部12を塞ぐことによって、吊り下げ具1が完成する。
次に、吊り下げ具1の使用方法について簡単に説明する。図6で示されるように、完成した吊り下げ具1の一方の側面板23a側の紐通し孔33,34、及び他方の側面板23b側の紐通し孔33,34に紐3を通し、その紐3を、例えば、壁や他の什器のフック4等に引っ掛けることによって、吊り下げ具1を所望の位置に配置することができる。その後、図6で示されるように、吊り下げ対象物2の吊るし孔2aを、吊り下げ部11の先端側に通すことによって、吊り下げ対象物2を吊り下げ部11に吊り下げることができる。なお、図6では、各吊り下げ部11に1個の吊り下げ対象物2を吊り下げている状況について示しているが、吊り下げ部11には、2個以上の吊り下げ対象物2が吊り下げられてもよいことは言うまでもない。2個以上の吊り下げ対象物2が吊り下げられる場合には、吊り下げ部11は、それに応じた長さ及び強度を有していることが好適である。
なお、吊り下げ具1が有する箱状部10a,10bの上面板24a,24b及び下面板25a,25bは開閉可能になっている。そのため、上面板24a,24b及び下面板25a,25bを開けることによって、箱状部10a,10bを折り畳むことができ、収納時や運搬時に場所を取らないようにすることができる。なお、箱状部10a,10bを折り畳む際には、吊り下げ部11が窓部12から突出しないように、背面板22側に戻されていることが好適である。また、糊代部26と、糊代部26に連続している側面板23aとが連続した一つの平面となり、糊代部27と、糊代部27に連続している側面板23bとも連続した一つの平面となるように箱状部10a,10bが折り畳まれることが好適である。なお、強度の観点からは、図5等で示されるように、2個の箱状部10a,10bの上面板24a,24b及び下面板25a,25bが左右方向に連続していることが好適であるが、そうでなくてもよい。2個の箱状部10a,10bの上面板24a,24bは連続しておらず、独立したものであってもよく、また、箱状部10a,10bの下面板25a,25bは連続しておらず、独立したものであってもよい。
以上のように、本実施の形態による吊り下げ具1は、紙によって構成されているため、不要になった際にも容易にリサイクルすることができる。また、吊り下げ部11を支持する窓部12の少なくとも上方側が、目隠し部13によって塞がれることによって、正面板21の美観を向上させることができる。また、目隠し部13が存在することによって、吊り下げ対象物2が吊り下げられていない状態の吊り下げ部11が、背面板22側に移動することを防ぐこともできる。また、その正面板21に、吊り下げ対象物2に関連した広告等を印刷することもできる。また、板状部材11aが背面板22から切り取られたものであり、目隠し部13が正面板21から切り取られたものであり、補強部材11bも背面板22から切り取られたものであることによって、板紙から各構成要素を製造することができ、材料を有効利用することができるようになる。また、吊り下げ具1が、2個の箱状部10a,10bを有することによって、より多くの吊り下げ部11を設けることができるようになると共に、強度を向上させることもできる。さらに、正面板21が単一の平面となるため、正面板21をシンプルにすることもできる。
次に、本実施の形態による吊り下げ具1の変形例について説明する。
本実施の形態では、吊り下げ具1が1枚の板紙から切り出されて製造される場合について説明したが、そうでなくてもよい。複数の板紙から切り出されたパーツを組み合わせることによって、吊り下げ具1が製造されてもよいことは言うまでもない。
また、本実施の形態では、吊り下げ具1が2個の箱状部10a,10bを備える場合について主に説明したが、そうでなくてもよい。吊り下げ具1は、1個の箱状部10を備えてもよく、または、3個以上の箱状部10を備えてもよい。吊り下げ具1が1個の箱状部10を備える場合には、その1個の箱状部10が吊り下げ具1となっていてもよい。また、1個の箱状部10が有する吊り下げ部11、窓部12、及び目隠し部13の組の個数が3個である場合について説明したが、その組の個数も問わない。例えば、箱状部10は、吊り下げ部11、窓部12、及び目隠し部13の組を1個または2個有してもよく、4個以上有してもよい。
また、本実施の形態では、板状部材11a、及び補強部材11bが背面板22から切り取られ、目隠し部13が正面板21から切り取られる場合について主に説明したが、そうでなくてもよい。例えば、板状部材11aや補強部材11bは、背面板22とは別の板紙によって構成されてもよく、目隠し部13は、正面板21とは別の板紙によって構成されてもよい。この場合には、板状部材11aや目隠し部13は、背面板22や正面板21に貼り付けられることなどによって接続されてもよい。吊り下げ部11の基端側が、背面板22に貼り付けられることなどによって接続される場合には、吊り下げ部11は、基端側において背面板22に折れ曲がり自在に繋がっていてもよく、または、そうでなくてもよい。後者の場合には、窓部12は、吊り下げ部11の長手方向に直交する方向の断面と同程度の大きさであってもよい。この場合には、箱状部10は、目隠し部13を有していなくてもよい。また、目隠し部13の上端側が、正面板21に貼り付けられることなどによって接続される場合には、目隠し部13は、上端側において正面板21に折れ曲がり自在に繋がっていてもよく、または、そうでなくてもよい。
また、本実施の形態では、板状部材11aの一方の面に補強部材11bが貼り付けられることによって吊り下げ部11が構成される場合について主に説明したが、そうでなくてもよい。例えば、板状部材11aの両面に2個の補強部材11bがそれぞれ貼り付けられることによって吊り下げ部11が構成されてもよく、または、補強部材の貼り付けられていない板状部材11aが吊り下げ部11であってもよい。
また、本実施の形態では、一方向に延びた形状を有する吊り下げ部11が短冊状のものである場合について主に説明したが、そうでなくてもよい。吊り下げ部11は、例えば、棒形状のものであってもよく、吊り下げ対象物2を吊り下げられるその他の形状のものであってもよい。棒形状の吊り下げ部11は、例えば、幅の狭い矩形状の板状部材に、同形状、同サイズの複数の補強部材を貼り付けることによって構成されてもよい。
また、本実施の形態では、箱状部10が目隠し部13を有する場合について主に説明したが、そうでなくてもよい。箱状部10の窓部12に目隠し部13が設けられていなくてもよい。
また、本実施の形態では、1個の吊り下げ部11に対して1個の窓部12が設けられている場合について説明したが、そうでなくてもよい。2個以上の吊り下げ部11が、1個の窓部12によって支持されてもよい。この場合には、窓部12は、例えば、複数の吊り下げ部11を支持するため、左右方向に延びた矩形状のものであってもよい。
また、本実施の形態では、箱状部10の上面板24及び下面板25が開閉可能になっており、上面板24及び下面板25を開けることによって箱状部10を折り畳むことができる場合について主に説明したが、そうでなくてもよい。上面板24及び下面板25は、開閉可能になっていなくてもよい。この場合には、他の面が開閉可能になっていてもよく、または、そうでなくてもよい。箱状部10のいずれの面も開閉可能になっていない場合には、箱状部10は、折り畳み可能でなくてもよい。
また、本実施の形態では、吊り下げ具1の上方側に紐通し孔33,34が設けられる場合について説明したが、そうでなくてもよい。紐通し孔33,34に通された紐以外によって吊り下げ具1を配置する場合には、紐通し孔33,34や凹部35は設けられていなくてもよい。
また、本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
1 吊り下げ具
10、10a、10b 箱状部
11 吊り下げ部
11a 板状部材
11b 補強部材
12 窓部
13 目隠し部
21、21a、21b 正面板
22、22a、22b 背面板
23a、23b 側面板
24、24a、24b 上面板
25、25a、25b 下面板

Claims (7)

  1. 正面板及び背面板を含む直方体形状の紙製の箱状部を備えた吊り下げ具であって、
    前記箱状部は、基端が前記背面板に接続されている一方向に延びた形状の吊り下げ部を有しており、
    前記正面板には、基端から先端に向けて上方側に傾斜するように前記吊り下げ部を支持する窓部が形成されている、吊り下げ具。
  2. 前記吊り下げ部は、前記背面板から基端以外が切り取られた板状部材を含む、請求項1記載の吊り下げ具。
  3. 前記吊り下げ部は、前記板状部材に貼着された、当該板状部材と同形状の補強部材を含む、請求項2記載の吊り下げ具。
  4. 前記補強部材は、前記背面板から切り取られたものである、請求項3記載の吊り下げ具。
  5. 前記箱状部は、前記窓部の上辺に接続され、前記窓部の少なくとも上方側を塞ぐ目隠し部を有する、請求項1から請求項4のいずれか記載の吊り下げ具。
  6. 左右方向に並んで設けられた2個の前記箱状部を備えており、
    当該2個の箱状部の正面板は左右方向に連続している、請求項1から請求項5のいずれか記載の吊り下げ具。
  7. 前記箱状部は、開閉可能な上面板及び下面板を有しており、
    前記箱状部は、前記上面板及び下面板を開けることによって折り畳むことができる、請求項1から請求項6のいずれか記載の吊り下げ具。
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