JP6361325B2 - 展示具 - Google Patents

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本発明は、店舗等に設置される展示具に関する。
スーパーマーケットやドラッグストア等の店舗内に設置されて商品を展示する従来の展示具は特許文献1に開示されている。この展示具は一のブランク板から組み立てられ、前面板、背面板、側面板、上板及び棚板を有する。前面板及び背面板は互いに対向し、折り線を介して両側方を側面板により連結して筒状の胴部が形成される。
上板は背面板の上端に連設され、背面板に沿って配される。上板には紐が挿通する孔部が設けられる。これにより、店舗の壁面に展示具を吊り下げることができる。棚板は前面板から切り起こされて先端部が背面板に設けた係止部に係止される。これにより、棚板は背面板に対して前方に突出し、前面板、側面板及び棚板により上面を開口した収納部が形成される。
上記従来の展示具は、胴部を対角位置の折り線で折曲した扁平状態で設置場所に搬送される。この時、棚板は前面板に沿った位置に配されている。これにより、展示具をコンパクトに折り畳んだ状態で設置場所に容易に搬送することができる。
そして、設置場所において、側面板が背面板に対して略垂直になるように胴部を起こして、前面板から切り起される棚板の先端部を係止部に係止することにより収納部が形成される。これにより、展示具が組み立てられ、収納部に商品等が収納されて展示される。したがって、設置場所において展示具を迅速かつ容易に組み立てることができる。
登録実用新案第2521250号公報(第2頁、第1図、第3図)
上記従来の展示具は折り畳まれて外箱に収納された状態で設置場所に搬送されるのが一般的である。しかしながら、外箱が展示具の組み立て後に廃棄されるため、無駄になる問題があった。
本発明は、組み立て後に外箱を有効利用することができる展示具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の展示具は、
支持板に折り線を介して連設した一対の扉板を前記支持板の背面側で閉止した外箱と、
前記支持板の前面に接着される背面板と、
前記背面板の前方に突出して上面を開口した収納部と、
を備え、前記収納部は水平に配される底面板と、前記底面板の両側端に立設される側面板と、両方の前記側面板を連結する前面板と、前記前面板の上端から折り返して前記底面板上に配される補強板とを有し、
前記側面板上に設けた折り線から成る第1折り畳み部及び前記底面板上に設けた折り線から成る第2折り畳み部で前記収納部を折り畳むとともに、前記補強板を前記前面板よりも上方に配置して、両方の前記扉板を前記支持板の前方で閉止することによって前記収納部を前記外箱内に収納できることを特徴としている。
この構成によると、扉板を開いて外箱を開封した後に、折り畳まれた側面板及び底面板を伸張していくと、前面板が背面板から離れる方向に移動する。その後に、補強板を前面板の上端から折り返して底面板上に配置する。これにより、上面を開口した収納部が背面板の前方に突出して形成される。補強板上には商品等が載置される。また、展示具の組み立て後には、扉板は支持板の背面側で閉止される。
また本発明は、上記構成の展示具において、前記補強板が水平な折り線で折曲して前記底面板上で二重に形成されると好ましい。
また本発明は、上記構成の展示具において、前記補強板の後端から前記背面板上に折り返される摘持部を設けると好ましい。この構成によると、使用者が摘持部を摘持して上方へ向けて引くと、補強板は前面板の上端を中心に回動して前面板よりも上方へ移動する。
また本発明は、上記構成の展示具において、前記底面板の下端と前記支持板の下端とを同じ高さに配すると好ましい。この構成によると、展示具は収納部に支持されて自立する。
また本発明は、上記構成の展示具において、前記側面板及び前記底面板が後端で折曲されるフラップを有し、前記フラップが前記背面板と前記外箱との間に挟んで接着されると好ましい。
また本発明は、上記構成の展示具において、第2折り畳み部は左右方向に延びる第1折曲部と、第1折曲部の両端を延長して第1折曲部と逆方向に折曲される第2折曲部と、第1折曲部の両端から前記底面板のコーナーに傾斜して延びる第3折曲部とを有し、第1折曲部の両端に孔部を設けるとともに、第2折曲部の開放端及び第3折曲部の前方の開放端に切欠きから成る底面切欠き部を設けると好ましい。この構成によると、底面板は例えば第1折曲部及び第3折曲部で谷折りされるとともに第2折曲部で山折りされて折り畳まれる。
また本発明は、上記構成の展示具において、前記側面板が前記底面板に接着される糊代片を下端に有するとともに、第1折り畳み部の下端に前記糊代片を分断する切欠きから成る側面切欠き部を有すると好ましい。
また本発明は、上記構成の展示具において、一方の前記扉板が開放端に沿ってスリット状の係合孔を有するとともに、他方の前記扉板が前記支持板との連結側に凸の切り込みにより形成した係止片と、開放端に沿って前記係止片の両端から外側に延びる折り線により折曲可能な把持部とを有し、前記把持部の折曲により切り起こされる前記係止片が前記係合孔に係脱すると好ましい。
また本発明は、上記構成の展示具において、第2折り畳み部で折り畳んだ前記底面板と異なる高さに前記係止片を設けると好ましい。この構成によると、外箱内に収納部を収納した際に、係合孔に係止された係止片は折り畳まれた底面板に対向しない。
また本発明は、上記構成の展示具において、前記扉板が前記支持板の両側方に配されるとともに、前記支持板の上下にそれぞれ折り線を介して連設される上板及び下板を備え、前記上板及び前記下板によりそれぞれ前記外箱の上端及び下端の開口を塞ぐと好ましい。この構成によると、組み立て後の展示具の外箱及び収納部を収納した外箱において、外箱の上端及び下端の開口はそれぞれ上板及び下板により塞がれる。
本発明によると、外箱の支持板の前面に接着される背面板の前方に突出して上面を開口した収納部を備え、収納部の側面板上に設けた折り線から成る第1折り畳み部及び底面板上に設けた折り線から成る第2折り畳み部で収納部を折り畳むとともに、補強板を前面板よりも上方に配置して、外箱の両方の扉板を支持板の前方で閉止することによって収納部を外箱内に収納できる。これにより、展示具をコンパクトに折り畳んだ状態で外箱と一体にして設置場所に搬送し、設置場所で容易に組み立てることができる。また、展示具の組み立て後には外箱を展示具の一部として利用することができる。したがって、展示具の組み立て後でも外箱を有効利用することができる。
本発明の実施形態の展示具を正面側から見た斜視図 本発明の実施形態の展示具を背面側から見た斜視図 本発明の実施形態の展示具の外箱を形成するブランク板を示す展開図 本発明の実施形態の展示具の背面板を形成するブランク板を示す展開図 本発明の実施形態の展示具の背面板を示す正面図 本発明の実施形態の展示具の収納部を形成するブランク板を示す展開図 本発明の実施形態の展示具の収納部を背面板上で折り畳んだ様子を示す正面図 本発明の実施形態の展示具の外箱内に収納部を収納して扉板を互いに係止した様子を示す斜視図 本発明の実施形態の展示具の収納部を示す側面断面図
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1、図2は本発明の一実施形態の展示具を正面側から見た斜視図及び背面側から見た斜視図を示している。展示具1は、外箱11、背面板20及び収納部30を有する。外箱11は上下方向に長い箱状に形成され、前面に矩形の支持板3が配される。外箱11の支持板3の両側方にはそれぞれ扉板4、5が連設され、上下には上板8及び下板9(図3参照)が連設される。扉板4、5は支持板3の背面側で閉止される。
背面板20は矩形に形成され、両面粘着テープ80(図3参照)により支持板3の前面に接着される。収納部30は背面板20の前方に突出して背面板20の上下方向に2段設けられ、上面を開口して商品等を収納する。なお、収納部30を1段のみ設けてもよく、3段以上設けてもよい。
背面板20の上端部には2つの孔部70が左右に並設される。孔部70には紐状部材60が挿通される。これにより、展示具1を店舗の壁面等に吊り下げることができる。また、収納部30に収納される商品に関する絵、写真や文字等を背面板20の前面に印刷することにより、商品の広告宣伝を行うことができる。なお、背面板20の前面は無地でもよく、また商品とは関係のない模様等を背面板20の前面に描画してもよい。
収納部30は底面板10(図6参照)、一対の側面板6、7、前面板2及び補強板13を有する。底面板10は背面板20に対して前方に突出して水平に配され、収納部30の底面を形成する。側面板6、7はそれぞれ底面板10の両側端に立設され、後端を支持板3に接着される。前面板2は側面板6、7の前端間を連結し、背面板20に対向する。また、底面板10上には前面板2の上端に連設して折曲される補強板13が配される。
図3は展示具1の外箱11を形成するブランク板21を示す展開図である。ブランク板21は段ボール紙により形成される。なお、例えばマニラボール、ボール紙、カード紙、クラフトボール等の板紙によりブランク板21を形成してもよい。また、樹脂シートによりブランク板21を形成してもよい。
ブランク板21は支持板3の両側方に折り線50を介してそれぞれ扉板4、5が連設される。支持板3の上下端には折り線50を介してそれぞれ上板8及び下板9が連設される。扉板4、5、上板8及び下板9の支持板3側にはそれぞれマチ部12が形成される。支持板3の前面には上下に延びる両面粘着テープ80が3箇所に貼着される。
左方の扉板4の左端部には支持板3との連結側に凸の切込み41a、41bが上下に並設される。また、扉板4の開放端(図中、左端)に沿って切込み41a、41bの上下端から外側に向かって上下方向に延びる折り線50により、扉板4の開放端には折曲可能な把持部42が形成される。把持部42を折曲することにより、切込み41a、41bにより形成される係止片4a、4bが切り起こされて立ち上がる。
右方の扉板5には開放端(図中、右端)に沿ってスリット状の係合孔5a、5bが上下に並設される。係合孔5a、5bにそれぞれ係止片4a、4bが係脱することによって扉板4、5が開閉される。
なお、切込み41a、41bの内側には係止片4a、4bと把持部42とを跨ぐように例えば樹脂から成るフィルム状部材45が貼着される。フィルム状部材45により折り線50に沿った係止片4a、4bの折曲を防止することができる。したがって、把持部42の折曲によって係止片4a、4bを確実に立ち上げることができる。
図4は展示具1の背面板20を形成するブランク板22を示す展開図である。ブランク板22はロール紙や紙製のシートを打ち抜いて形成される。ブランク板22の材質に特に限定はないが、例えばマニラボール、ボール紙、カード紙、クラフトボール等の板紙を用いることができる。なお、樹脂シートによりブランク板22を形成してもよい。
背面板20の上下端にはそれぞれ折り線50を介して折返し片20a、20bが連設される。背面板20の左右端にはそれぞれ折り線50を介して折返し片20c、20dが連設される。背面板20の上端部及び折返し片20aには孔部70がそれぞれ2箇所に設けられる。折返し片20aを折り線50で略180°折り返すと背面板20の孔部70と折返し片20aの孔部70とが重なり、紐状部材60(図1参照)が挿通される。
背面板20の上下方向の中央部には左右方向に延びるスリット25aが設けられる。折返し片20bの上端の折り線50上には左右方向に延びるスリット25bが設けられる。上方のスリット25aには後述する上段の収納部30のフラップ10a(図6参照)が挿入される。
折返し片20dの左端の折り線50上には上下方向に延びるスリット26a及びスリット26bが形成される。折返し片20cの右端の折り線50上には上下方向に延びるスリット26c及びスリット26dが形成される。スリット26a及びスリット26cは背面板20の上下方向の略中央部に設けられる。スリット26b及びスリット26dは下端を開放して背面板20の下端部に設けられる。
図5は背面板20を示す正面図である。ブランク板22は折返し片20a〜20dが背面板20の内面(背面)へ向けて折り線50で略180°折り曲げられる。そして、折返し片20a〜20dは接着剤等により背面板20の内面に接着される。これにより、背面板20の強度を向上させることができる。
この時、背面板20の下端にはスリット25b(図4参照)によって左右方向に延びる切欠き部251bが形成される。背面板20の両側端にはスリット26a〜26d(図4参照)によって上下方向に延びる切欠き部261a〜261dが形成される。
図6は展示具1の収納部30を形成するブランク板23の展開図を示している。なお、上段及び下段の収納部30は同じブランク板23により形成される。ブランク板23はロール紙や紙製のシートを打ち抜いて形成される。ブランク板23の材質に特に限定はないが、例えばマニラボール、ボール紙、カード紙、クラフトボール等の板紙を用いることができる。なお、樹脂シートによりブランク板23を形成してもよい。
ブランク板23は前面板2の一側方に折り線50を介して側面板6及びフラップ6cが連設され、他側方に折り線50を介して側面板7及びフラップ7cが連設される。側面板6、7の前後方向の中央部には上下に延びた折り線50から成る第1折り畳み部6a、7aが設けられる。
側面板6、7の下端にはそれぞれ折り線50を介して糊代片6b、7bが連設される。糊代片6b、7bはそれぞれ第1折り畳み部6a、7aの延長上に配される側面切欠き部6d、7dにより2つに分断される。
前面板2の下端には折り線50を介して底面板10が連設され、底面板10の下端には折り線50を介してフラップ10aが連設される。底面板10には複数の折り線50から成る第2折り畳み部14が設けられる。第2折り畳み部14は第1折曲部14a、第2折曲部14b、第3折曲部14cを有している。
第1折曲部14aは左右方向に延び、前後方向(図6において上下方向)の中央部に設けられる。第2折曲部14bは第1折曲部14aの両端を左右方向に延長し、第1折曲部14aと逆方向に折曲される。第3折曲部14cは第1折曲部14aの両端から底面板10の各コーナーに向けて傾斜して延びる。
また、第1折曲部14aの両端には孔部14dが設けられる。第2折曲部14bの開放端及び第3折曲部14cの前方(図6においては上方)の開放端には切欠きから成る底面切欠き部14eが設けられる。
前面板2の上方には折り線50を介して補強板13が連設される。補強板13は水平な折り線50を介して折返し板13b、13c、13dに区分される。折返し板13bは前面板2の背面側に面し、折返し板13c、13dは折返しにより接着剤等により貼り合わせて2重に形成して底面板10上に配される。また、折返し板13dの下端の折り線50上には上方に凸の切込み13eが設けられ、切込み13eにより折返し板13dから切り起こされる摘持部13aが形成される。
ブランク板23は側面板6、7の糊代片6b、7bを略90°折り曲げて底面板10の上面に接着剤等により接着される。一方のブランク板23のフラップ6c、7cはそれぞれ切欠き部261a、261c(図5参照)上を通って背面板20(図5参照)の背面側に接着される。一方のブランク板23のフラップ10aはスリット25a(図5参照)に挿通して背面板20(図5参照)の背面側に接着される。これにより、上段の収納部30が背面板20(図5参照)に取り付けられる。
他方のブランク板23のフラップ6c、7cはそれぞれ切欠き部261b、261d(図5参照)上を通って背面板20(図5参照)の背面側に接着される。他方のブランク板23のフラップ10aは切欠き部251b(図5参照)上を通って背面板20(図5参照)の背面側に接着される。これにより、下段の収納部30が背面板20(図5参照)に取り付けられる。
図7は展示具1を展開した正面図を示している。同図において、紐状部材60(図1参照)の図示を省略している。支持板3の前面には収納部30を取り付けた背面板20が両面粘着テープ80(図3参照)により接着される。この時、下段の収納部30の底面板10の下端と支持板3の下端とは略同じ高さに配される。
収納部30の補強板13を前面板2の上方に配して側面板6、7は第1折り畳み部6a、7a(図6参照)で折り畳まれる。また、底面板10は収納部30の外側から見て第1折曲部14a及び第3折曲部14cで谷折りされるとともに、第2折曲部14bで山折りされる。すなわち、底面板10は中央部が収納部30の内側へ入り込むように第2折り畳み部14で折り畳まれる。これにより、前面板2が背面板20に近接して重ねられ、収納部30が背面板20上に折り畳まれる。
この時、ブランク板23に孔部14d、底面切欠き部14e及び側面切欠き部6d、7dを設けているため、底面板10及び側面板6、7を容易に折り畳むことができる。
展示具1の搬送時には収納部30を折り畳んだ状態で上板8及び下板9を背面板20の前面側に折曲し、扉板4、5を背面板20の前面側に折曲する。そして、把持部42を折曲して係止片4a4bを係合孔5a、5bに挿入し、図8に示すように扉板4、5が支持板3の前方で閉じられる。これにより、収納部30が外箱11内に収納される。
この時、把持部42を把持して把持部42を折り線50で折り曲げると、係止片4a、4bが扉板4から同時に立ち上がる。このため、係止片4a、4bを係合孔5a、5bに容易に挿入することができる。
また、係止片4a、4bは第2折り畳み部14で折り畳まれた底面板10と異なる高さに設けられる。折り畳まれた底面板10は前面板2に重なるため収納部30の厚みが大きくなり、底面板10と異なる位置では収納部30の厚みが補強板13の厚みとなる。このため、係合孔5a、5bの背面側のスペースを広く形成して係止片4a、4bを容易に係合孔5a、5bに挿入することができる。
図8に示すように収納部30を外箱11に収納した状態で設置場所へ搬送し、保管することができる。また、搬送及び保管の際に、組み立て後に顧客等に視認されやすい収納部30の損傷等を防止することができる。また、展示具1の廃棄の際には外箱11内に収納部30を収納することにより展示具1の減容化を図ってゴミ容量を削減することができる。
この時、マチ部12が支持板3に対して略垂直になるように配されるため、収納部30を収納する空間を外箱11内に十分に確保することができる。なお、マチ部12を省いてもよい。
展示具1は設置場所において、図8の外箱11の閉止状態から係止片4a、4bを係合孔5a、5bから脱離して、扉板4、5を互いに離れる方向に回動させる。これにより、外箱11を開封することができる。この時、図8の状態において把持部42を把持して前方へ引くことにより、係止片4a、4bを同時に係合孔5a、5bから容易に抜くことができる。したがって、外箱11の開封性を向上させることができる。
次に、上板8及び下板9を支持板3の後方に回動し、扉板4、5を支持板3の後方に回動して係止片4a、4bをそれぞれ係合孔5a、5bに挿入する。これにより、扉板4、5が支持板3の背面側で閉止される。
そして、折り畳まれている側面板6、7及び底面板10を背面板20の前方に向けて伸張する。その後に、補強板13を前面板2の上端で折り返して底面板10上に配置する。これにより、図1、図2に示すように、上面を開口した収納部30が背面板20に対して前方に突出して形成され、展示具1を設置場所で容易に組み立てることができる。この時、補強板13の摘持部13aが切り起こしにより背面板20上に折り返される。摘持部13aは収納部30を折り畳む際に摘持して補強板13を底面板10上から取り外す。
その後に、紐状部材60を介して展示具1を店舗の壁面等に掛け、補強板13上に商品を載置する。これにより、商品の展示が行われる。なお、展示具1を店舗の床面上や机上に設置してもよい。
図9は下段の収納部30を示す側面断面図である。底面板10は後端のフラップ10aが背面板20と支持板3との間に挟んで接着剤等により接着される。また、側面板6、7は後端のフラップ6c、7cが背面板20と支持板3との間に挟んで接着剤等により接着される。これにより、収納部30を背面板20に確実に取り付けることができる。また、フラップ6c、7c、10aは視認されないため、展示具1の美観を向上させることができる。
また、下段の底面板10の下端は支持板3の下端と同じ高さに配される。これにより、展示具1を下段の収納部30により支持されて自立させることができる。したがって、展示具1を店舗の床面上や机上等に安定して設置することができる。
また、折返し板13dを折り線50で折曲し、折返し板13cの内面に接着剤等により接着する。これにより、補強板13は水平な折り線50で折曲して底面板10上で二重に形成される。したがって、収納部30に商品等を収納した際に底面板10の撓みを防止することができる。また、補強板13は側面板6、7の下端部に当接するため、第1折り畳み部6a、7aによる側面板6、7の内側に向かう撓みを低減することができる。
なお、図中、13fは摘持部13aの切り起こしにより折返し板13d上に形成される切欠き部である。
本実施形態によると、第1折り畳み部6a、7aでそれぞれ側面板6、7を折り畳むとともに第2折り畳み部14で底面板10を折り畳み、補強板13を前面板2よりも上方に配置して、扉板4、5を支持板3の前方で閉止することによって収納部30を外箱11内に収納することができる。これにより、展示具1をコンパクトに折り畳んだ状態で外箱11と一体にして設置場所に搬送し、設置場所で容易に組み立てることができる。また、展示具1の組み立て後には外箱11を展示具1の一部として利用することができる。したがって、展示具1の組み立て後でも外箱11を有効利用することができる。
また、補強板13が水平な折り線50で折曲して底面板10上で二重に形成されるため、収納部30に商品等を収納した際の底面板10の撓みを防止することができる。また、補強板13が側面板6、7の下端部に当接するため、側面板6、7の収納部30の内側への撓みを防止することができる。したがって、収納部30の型崩れを防止することができる。
また、補強板13の後端から背面板20上に折り返される摘持部13aを設けている。これにより、摘持部13aを摘持して上方に向けて引くと補強板13が底面板10から容易に離間して前面板2の上方に配される。したがって、収納部30を容易に折り畳むことができる。
また、下段の底面板10の下端と支持板3の下端とを同じ高さに配するため、展示具1は下段の収納部30により支持されて自立する。これにより、展示具1を店舗の床面上や机上等に安定して設置することができる。
また、側面板6、7及び底面板10が後端で折曲されるフラップ6c、7c、10aを有し、フラップ6c、7c、10aが背面板20と外箱11との間に挟んで接着される。これにより、収納部30を外箱11に確実に取り付けることができる。また、フラップ6c、7c、10aが視認されないため、展示具1の美観を向上させることができる。
また、第2折り畳み部14は左右方向に延びる第1折曲部14aと、第1折曲部14aの両端を延長して第1折曲部14aと逆方向に折曲される第2折曲部14bと、第1折曲部14aの両端から底面板10のコーナーに傾斜して延びる第3折曲部14cとを有し、第1折曲部14aの両端に孔部14dを設けるとともに、第2折曲部14bの開放端及び第3折曲部14cの前方の開放端に切欠きから成る底面切欠き部14eを設ける。これにより、底面板10を容易に折り畳むことができる。
また、側面板6、7が底面板10に接着される糊代片6b、7bを下端に有するとともに、第1折り畳み部6a、7aの下端に糊代片6b、7bを分断する切欠きから成る側面切欠き部6d、7dを有する。これにより、側面板6、7を容易に折り畳むことができる。
また、扉板5が開放端に沿ってスリット状の係合孔5a、5bを有するとともに、扉板4が支持板3との連結側に凸の切り込み41a、41bによりそれぞれ形成した係止片4a、4bと、開放端に沿って係止片4a、4bの両端から外側に延びる折り線50により折曲可能な把持部42とを有する。そして、把持部42の折曲により切り起こされる係止片4a、4bがそれぞれ係合孔5a、5bに係脱する。これにより、係止片4a、4bを係合孔5a、5bへ容易に挿入できるとともに、係止片4a、4bを係合孔5a、5bから容易に抜くことができる。
また、係止片4a、4b及び係合孔5a、5bによって扉板4、5を互いに係止して外箱11が閉止されるので、展示具1の搬送時や保管時の外箱11の開放を容易に防止することができる。したがって、展示具1の搬送時や保管時の収納部30の損傷等を容易に防止することができる。
また、係止片4a、4bを第2折り畳み部14で折り畳んだ底面板10と異なる高さに設けるため、係合孔5a、5bに係止片4a、4bを挿入した際に、係止片4a、4bと折り畳まれた収納部30との衝突を防止することができる。したがって、外箱11の閉止性を向上させることができる。
また、上板8及び下板9によりそれぞれ外箱11の上端及び下端の開口を塞ぐため、展示具1の搬送時や保管時の収納部30の損傷等を一層容易に防止することができる。
また、外箱11の開封時に扉板4、5が支持板3の後方に回動して係止片4a、4b及び係合孔5a、5bによって互いに係止される。これにより、支持板3の強度を向上させることができる。
この時、支持板3に対して略垂直に配されたマチ部12によって、支持板3の撓みを低減し、ひいては展示具1の型崩れを防止することができる。
なお、本実施形態において、外箱11の開封時に扉板4、5の少なくとも一方を支持板3に沿って支持板3の側方に配してもよい。この場合に、収納部30に収納される商品に関する絵、写真や文字等を扉板4、5の前面に印刷すると、商品の広告宣伝を容易に行うことができるので好ましい。
また、外箱11の開封時に上板8及び下板9を支持板3に沿ってそれぞれ支持板3の上下に配し、上板8及び下板9の両方の前面に商品に関する絵、写真や文字等を印刷して商品の広告宣伝を行ってもよい。この時、さらに扉板4、5の両方を支持板3に沿って支持板3の側方に配し、扉板4、5の両方の前面に商品に関する絵、写真や文字等を表示して商品の広告宣伝を行ってもよい。これにより、正面から見て収納部30に収納される商品を囲むように広告が表示される。したがって、収納部30に収納される商品について一層インパクトのある広告宣伝を行うことができる。
また、上板8及び下板9を省いて左右の二方向から外箱11を閉止してもよい。また、扉板4、5を互いに係止して外箱11を閉止しているが、上板8(扉板)及び下板9(扉板)を互いに係止して外箱11を閉止してもよい。この時、扉板4、5を省いて上下の二方向から外箱11を閉止してもよい。
また、係止片4a、4b及び係合孔5a、5bに替えて、扉板4、5に面ファスナーを設けてもよい。面ファスナーはフック状に起毛されたフック部とループ状に密集して起毛されたループ部とから成る。例えば、扉板4にフック部を設けるとともに扉板5にループ部を設け、フック部とループ部とを互いに押し付け合うことにより扉板4、5を閉止してもよい。
本発明は、店舗等に設置される展示具に利用することができる。
1 展示具
2 前面板
3 支持板
4、5 扉板
4a、4b 係止片
5a、5b 係合孔
6、7 側面板
6a、7a 第1折り畳み部
6b、7b 糊代片
6c、7c フラップ
6d、7d 側面切欠き部
8 上板
9 下板
10 底面板
10a フラップ
11 外箱
12 マチ部
13 補強板
13a 摘持部
13b、13c、13d 折返し板
14 第2折り畳み部
14a 第1折曲部
14b 第2折曲部
14c 第3折曲部
14d 孔部
14e 底面切欠き部
20 背面板
21、22、23 ブランク板
30 収納部
41a、41b 切込み
42 把持部
45 フィルム状部材
50 折り線
60 紐状部材
70 孔部

Claims (8)

  1. 支持板に折り線を介して連設した一対の扉板を前記支持板の背面側で閉止した外箱と、
    前記支持板の前面に接着される背面板と、
    前記背面板の前方に突出して上面を開口した収納部と、
    を備え、前記外箱と前記背面板と前記収納部が接合し一体化された展示具であって
    前記収納部は水平に配される底面板と、前記底面板に連結されているとともに前記底面板の両側方に立設される側面板と、両方の前記側面板を連結する前面板と、前記前面板の上端から折り返して前記底面板上に配される補強板とを有し、
    前記側面板及び前記底面板が、組み立て後の状態における後端で折曲されるフラップを有し、前記フラップが前記背面板と前記外箱との間に挟んで接着され、
    前記支持板、前記背面板及び前記収納部が連結されて一体となった状態のまま、前記側面板上に設けた折り線から成る第1折り畳み部及び前記底面板上に設けた折り線から成る第2折り畳み部で前記収納部を折り畳むとともに、前記補強板を前記前面板よりも上方に配置して、両方の前記扉板を前記支持板の前方で閉止することによって前記背面板と前記収納部を前記外箱内に収納でき
    前記第1折り畳み部は、前記側面板の前後方向の中央部に設けられた上下に延びた折り線から成り、
    前記第2折り畳み部は、左右方向に延びる第1折曲部と、第1折曲部の両端を延長して第1折曲部と逆方向に折曲される第2折曲部と、第1折曲部の両端から前記底面板のコーナーに傾斜して延びる第3折曲部とを有し、第1折曲部の両端に孔部を設けるとともに、第2折曲部の開放端及び第3折曲部の前方の開放端に切欠きから成る底面切欠き部を設け、
    前記収納部の外側からみて、第1折り畳み部、前記第1折曲部及前記第3折曲部で谷折りされるとともに、前記第2折曲部で山折りされることにより、前記収納部が折り畳まれることを特徴とする展示具。
  2. 第1の折れ線が前記前面板と前記補強板との境界に設けられるとともに、第2、第3の折り線が前記補強板に設けられ、前記補強板は前記第2、第3の折り線を介して第1、第2、第3の折返し板に区分され、
    組み立て後の状態で、前記第1、第2、第3の折り線が水平であるとともに、前記補強板が前記第1、第2、第3の折り線で折曲して前記底面板上で二重に形成されることを特徴とする請求項1に記載の展示具。
  3. 組み立て後の状態における前記補強板の後端から前記背面板上に折り返される摘持部を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の展示具。
  4. 組み立て後の状態における前記底面板の下端と前記支持板の下端とを同じ高さに配したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の展示具。
  5. 前記側面板が前記底面板に接着される糊代片を下端に有するとともに、組み立て後の状態における前記第1折り畳み部の下端に前記糊代片を分断する切欠きから成る側面切欠き部を有し、
    分断された前記糊代片は、組み立て後の状態における前記底面板の上面に接着され、
    組み立て後の状態における前記第1折り畳み部の下端は、前記第2折り畳み部の前記第2折曲部に設けられた前記底面切欠き部の位置に配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の展示具。
  6. 一方の前記扉板が開放端に沿ってスリット状の係合孔を有するとともに、他方の前記扉板が前記支持板との連結側に凸の切り込みにより形成した係止片と、開放端に沿って前記係止片の両端から外側に延びる折り線により折曲可能な把持部とを有し、前記把持部の折曲により切り起こされる前記係止片が前記係合孔に係脱することを特徴とする請求項1〜請求項のいずれかに記載の展示具。
  7. 収納された状態で前記係止片を前記第2折り畳み部で折り畳んだ前記底面板と重ならないように設けたことを特徴とする請求項に記載の展示具。
  8. 前記扉板が前記支持板の両側方に配されるとともに、前記支持板の上下にそれぞれ折り線を介して連設される上板及び下板を備え、収納された状態で、前記上板及び前記下板によりそれぞれ前記外箱の上端及び下端の開口を塞ぐことを特徴とする請求項1〜請求項のいずれかに記載の展示具。
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