JP3200583U - 容器及び容器セット - Google Patents
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Abstract
【課題】折り畳んでコンパクトな状態とすることができ、また、簡単に組み立てることができ、また、企業広告等を印刷するスペースが十分に確保でき、また、ゴミ箱として強度も確保できる容器及び容器セットを提供する。【解決手段】紙製容器は、折り畳み可能な箱形状の本体2と、レジ袋50の把持部51が係止される板形状の中板3と、を備え、本体2は、中板3を支持する支持部5Aを有し、中板3よりも上側がティッシュ収納空間とされ、かつ、中板3よりも下側が、ゴミ投入用開口部6から投入されるゴミがレジ袋50内に投入可能となるゴミ袋収納空間となる。また、前記ティッシュが収納可能な紙製容器とレジ袋50とで紙製容器セット10とすることができる。【選択図】図4
Description
本考案は、容器及び容器セットに関する。
従来、例えば特許文献1〜10に開示されているような、ティッシュペーパーが収納可能なゴミ箱が提案されていることは知られている。
しかしながら、上記特許文献に開示された構成は、販売促進のためのノベルティとして使用するには、コンパクトに折り畳みすることが不可能であったり、組み立てが面倒であったり、企業の広告等を印刷表示する部分の面積が十分でなかったり、あるいはゴミ箱としての強度が十分でなかったりするという問題があった。
そこで本考案は、折り畳んでコンパクトな状態とすることができ、また、簡単に組み立てることができ、また、企業広告等を印刷するスペースが十分に確保でき、また、ゴミ箱として強度も十分に確保できる、容器及び容器セットを提供することを目的とする。
本考案は、容器であって、折り畳み可能な箱形状の本体と、板形状の中板と、を備え、前記本体は、該本体の側壁部から本体の内側へ向けて突出形成されてなり、前記中板を支持する支持部と、側壁部の、前記支持部によって支持された前記中板よりも下側の位置に設けられたゴミ投入用の開口部と、該本体の上部に設けられたティッシュ取り出し口部と、を有し、前記中板は、把持部付きのゴミ袋の把持部が係止される係止部を備え、前記中板が前記本体の前記支持部によって支持された状態で、前記本体内の中板よりも上側がティッシュ収納空間とされ、かつ、前記中板よりも下側が、前記ゴミ投入用の開口部から投入されるゴミが前記中板に係止されたゴミ袋内に投入可能となるゴミ袋収納空間とされることを特徴とする容器である。
かかる構成にあっては、前記本体を箱形状に組み立て、前記中板を前記支持部に載置するだけで、ティッシュが収納可能となり、かつゴミ箱として利用可能となる。換言すれば、いわゆるティッシュボックスのスペースを有効活用することができる。また、ティッシュを真下のスペースにすぐ捨てることができるため、ゴミ箱を探す手間が省ける。また、ゴミが溜まれば、溜まったゴミを、装着したゴミ袋で簡単に捨てることができる。また、構造が複雑化しないため、平滑な部位を側壁部に広く確保できることになり、企業広告等を広く印刷することができる。また、中板は、ゴミ袋を本体内で保持するゴミ袋保持機能を有するほか、本体の水平剛性を向上させる水平剛性保持機能を有するため、ゴミ箱としての強度が十分に確保される。なお、容器としては、当初は別の用途で使用し、その役割を果たした後にティッシュが収容可能なゴミ箱として使用することもできる。
前記構成にあっては、前記本体は直方体形状であり、前記支持部は、前記本体の隣接する側壁部同士によって形成される山折り形状の境界縁部において、互いに平行で設けられている上下一対の切り込み部間の部位が該本体の内部側へ谷折りされてなる部分で構成されており、該谷折りされてなる部分の上縁で中板が支持される構成が提案される。
かかる構成にあっては、前記支持部において、別部材を用いることなく、谷折りされた部位の上縁で中板が支持されるので、簡易な構成であり、かつティッシュを支持する強度が高く維持される。また、前記支持部は、上下方向に座屈し難い構造であるため、中板を安定して支持することができる。
また、前記構成にあって、前記本体には、前記側壁部の上縁から下方へ向かって折り返される折り返し部が設けられており、前記支持部は、前記折り返し部の一部が、縦方向に形成された折り線に沿って前記本体の内側へ折り曲げられてなる部分で構成されており、該折り曲げられてなる部分の上縁で中板が支持される構成が提案される。
かかる構成にあっては、前記支持部において、別部材を用いることなく、折り曲げられた部位の上縁で中板が支持されるので、簡易な構成であり、かつティッシュを支持する強度が高く維持される。また、前記支持部は、上下方向に座屈し難い構造であるため、中板を安定して支持することができる。
また、前記本体は、該本体の底部を遮蔽する底板部を備えていることが望ましい。
かかる構成にあっては、前記本体の水平剛性をさらに向上させることができ、また、投入されたゴミがゴミ袋から外れてしまっても床面にゴミが散乱してしまうことを防止することができる。
さらに、前記本体は、ティッシュ取り出し口部を有する天板部を備えていることが望ましい。
かかる構成にあっては、ティッシュをボックスごと前記本体に収納する場合に、ティッシュを引き出したときにティッシュボックスが意図せず前記本体から抜脱してしまうことを防止することができる。
また、本考案は、上記の容器と、把持部付きのゴミ袋としてのレジ袋と、を備え、前記容器の本体は折り畳まれた状態であることを特徴とする容器セットである。
このように、レジ袋と、折り畳まれた状態の本体を具備する容器とをセットにすることにより、販売促進のためのノベルティとして容器を有効利用することが可能となる。
本考案にかかる容器は、折り畳んだ状態で提供でき、また、簡単に組み立てることができ、また、企業広告等を印刷するスペースが十分にあり、また、水平剛性が十分に確保できる効果がある。
さらに本考案に容器セットは、販売促進のためのノベルティとして有効利用することができる効果がある。
以下に本考案を具体化した実施例を詳細に説明する。なお、本考案は、下記に示す実施例に限定されることはなく、適宜設計変更が可能である。
〔実施例1〕
図1等に示すように、ティッシュが収納可能なゴミ箱としての紙製容器1は、縦長な直方体形状の紙製箱体で構成される本体2と、該本体2内に装着される平面視長方形の紙製板部材で構成される中板3とを備えている。
図1等に示すように、ティッシュが収納可能なゴミ箱としての紙製容器1は、縦長な直方体形状の紙製箱体で構成される本体2と、該本体2内に装着される平面視長方形の紙製板部材で構成される中板3とを備えている。
前記本体2は、4面の側壁部12と、該側壁部12の少なくともいずれかと連成した底板部13(図2参照)と、側壁部12の少なくともいずれかと連成した天板部14とを有し、組み立てることで折り畳まれた状態から箱体形状とすることができる構造となっている。
また、前記本体2の側壁部12には、本体2の内側へ向けて突出形成された支持部5Aが設けられている。さらに詳述すると、前記支持部5Aは、前記本体2における一の側壁部12とこれに隣接する側壁部12によって形成された山折り形状の境界縁部20に配置されている。そして、該境界縁部20において、互いに平行で上下一対の切り込み部22,22が設けられており、さらに該切り込み部22間の部位が該本体2の内部側へ谷折りされて該本体2の内側に突出させることが可能となっている。かかる谷折りされてなる谷折り部23により、支持部5Aが構成されている。本実施例における前記支持部5Aは、前記本体2の各境界縁部20に同じ高さ位置に各々揃えられて同形状に形成されている。
また、前記本体2の支持部5Aより下側の位置には、ゴミ投入用の開口部6が設けられている。
また、前記本体2の天板部14には、ティッシュ取り出し口部7が形成されており、組立てた状態で該本体2の上部にティッシュ取り出し口部7が配置される。
前記中板3は、前記本体2の横断面形状に対応した形状・寸法に設定されており、四隅近傍部には、各々切り込み線からなる係止部31が形成されている。なお、前記係止部31は、後述するように、レジ袋50の把持部51が係止される。
次に、上記構成からなる紙製容器1の組立工程について説明する。
まず、図2に示すように、本体2を箱体として組み立て、前記谷折り部23を形成することで支持部5Aを作製する。このとき、天板部14は開放状態としておく。
そして、前記支持部5Aの上縁に、レジ袋50の把持部51を係止部31に係止させた中板3を載置する。
次に、図3に示すように、中板3が本体2の支持部5Aに支持された状態で、中板3よりも上側に形成されたティッシュ収納空間αに市販のティッシュボックスTを配置する。そして、天板部14を遮蔽状態とすると、組み立てが完了する。なお、かかる状態にあっては、前記中板3よりも下側が、前記ゴミ投入用開口部6から投入されるゴミが前記レジ袋50内に投入可能となるゴミ袋収納空間βとなる。
このように前記紙製容器1は、前記本体2を箱形状に組み立て、前記中板3を前記支持部5Aに載置するだけで、ティッシュボックスTが収納され、かつゴミ箱として利用可能となる。
また、上述の紙製容器1は、図4に示すように、あらかじめレジ袋50と組にして、ティッシュが収納可能な紙製容器セット10としてノベルティ等の商品とすることができる。
上記紙製容器1は、構造が複雑化しないため、平滑な部位を側壁部12に広く確保できることになり、企業広告等を広く印刷することができる。また、中板3は、レジ袋50を本体2内で保持するゴミ袋保持機能を有するほか、本体2の水平剛性を向上させる水平剛性保持機能を有するため、ゴミ箱としての強度が十分に確保される。
また、前記本体2は、底板部13を備えているため、前記本体2の水平剛性をさらに向上させることができる。さらに、前記本体2は、ティッシュ取り出し口部7を有する天板部14を備えているため、ティッシュを引き出した際にティッシュボックスTが前記本体2から意図せず抜脱してしまうことを防止することができる。
また、前記構造の支持部5Aとすることにより、別部材を用いることなく、谷折り部23の上縁で中板3が支持されるので、中板3が支持された状態でも支持部5Aが撓んでしまうことが回避でき、中板3を確実に支持することができる。
〔実施例2〕
実施例2の紙製容器1Bを図5等に従って説明する。なお、上記実施例1と同様の構成を有するものは同じ符号を付し、説明を簡略又は省略する。
実施例2の紙製容器1Bを図5等に従って説明する。なお、上記実施例1と同様の構成を有するものは同じ符号を付し、説明を簡略又は省略する。
図5に示すように、前記本体2は、上部が開放されており、ティッシュボックスTをそのまま中板3(隠れて見えない)上に載置することができる。さらに詳述すると、図6(a),図6(b)に示すように、該本体2は、前記側壁部12の上縁から下方へ向かって折り返される折り返し部40を備えている。
さらに、前記折り返し部40には、縦方向に形成された折り線41が形成されており、該折り線41に沿って前記折り返し部40の一部が前記本体2の内側へ折り曲げられて折り曲げ部43が設けられている。かかる折り曲げ部43により、支持部5Bが構成されている。
そして、前記支持部5Bの上縁に、中板3が支持される。
かかる構成にあっては、前記天板部14がない構成となるため、箱の高さサイズが異なるティッシュボックスTでもティッシュ収納空間αに好適に収納することができる。
また、かかる構成は、側壁部12に切り込みが形成されないため、側壁部12における意匠面が広く確保でき、例えば切り込まれた部分によって意匠面が欠けてしまうことがない。
これまでに述べた本考案は実施例1,2の構成に限定されることはなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することは当然可能である。例えば、実施例1においてゴミ投入用開口部6とティッシュ取り出し口部7とを、あらかじめ孔縁あるいは口縁のみをミシン目で形成して遮蔽された状態としておき、紙製容器1Aとして組み立てたときに、ミシン目に沿って不要部を切り取り、ゴミ投入用開口部6とティッシュ取り出し口部7とを開口することができるようにしてもよい。具体的には、お菓子入りの容器として本発明の紙製容器1Aを採用し、側壁部12にあらかじめ「ミシン目でカットすることでゴミ箱ティッシュケースとしてご利用いただけます」という文言を表示しておけば、パッケージの再利用をアピールすることが可能となる。なお、当然、本発明にかかる容器は、それ単独でノベルティ商品として採用することは可能である。
1A,1B 紙製容器(容器)
2 本体
3 中板
5A,5B 支持部
6 ゴミ投入用開口部
7 ティッシュ取り出し口部
10 紙製容器セット
12 側壁部
13 底板部
14 天板部
20 境界縁部
22 切り込み部
23 谷折り部(谷折りされてなる部分)
31 係止部
40 折り返し部
41 折り線
43 折り曲げ部(折り曲げられてなる部分)
50 レジ袋(把持部付きのゴミ袋)
51 把持部
α ティッシュ収納空間
β ゴミ袋収納空間
2 本体
3 中板
5A,5B 支持部
6 ゴミ投入用開口部
7 ティッシュ取り出し口部
10 紙製容器セット
12 側壁部
13 底板部
14 天板部
20 境界縁部
22 切り込み部
23 谷折り部(谷折りされてなる部分)
31 係止部
40 折り返し部
41 折り線
43 折り曲げ部(折り曲げられてなる部分)
50 レジ袋(把持部付きのゴミ袋)
51 把持部
α ティッシュ収納空間
β ゴミ袋収納空間
Claims (6)
- 容器であって、
折り畳み可能な箱形状の本体と、
板形状の中板と、
を備え、
前記本体は、
該本体の側壁部から本体の内側へ向けて突出形成されてなり、前記中板を支持する支持部と、
側壁部の、前記支持部によって支持された前記中板よりも下側の位置に設けられたゴミ投入用の開口部と、
該本体の上部に設けられたティッシュ取り出し口部と、
を有し、
前記中板は、把持部付きのゴミ袋の把持部が係止される係止部を備え、
前記中板が前記本体の前記支持部によって支持された状態で、前記本体内の中板よりも上側がティッシュ収納空間とされ、かつ、前記中板よりも下側が、前記ゴミ投入用の開口部から投入されるゴミが前記中板に係止されたゴミ袋内に投入可能となるゴミ袋収納空間とされる
ことを特徴とする容器。 - 前記本体は直方体形状であり、
前記支持部は、
前記本体の隣接する側壁部同士によって形成される山折り形状の境界縁部において、互いに平行で設けられている上下一対の切り込み部間の部位が該本体の内部側へ谷折りされてなる部分で構成されており、該谷折りされてなる部分の上縁で中板が支持される
請求項1に記載の容器。 - 前記本体には、前記側壁部の上縁から下方へ向かって折り返される折り返し部が設けられており、
前記支持部は、
前記折り返し部の一部が、縦方向に形成された折り線に沿って前記本体の内側へ折り曲げられてなる部分で構成されており、該折り曲げられてなる部分の上縁で中板が支持される
請求項1に記載の容器。 - 前記本体は、該本体の底部を遮蔽する底板部を備えている
請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の容器。 - 前記本体は、ティッシュ取り出し口部を有する天板部を備えている
請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の容器。 - 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の容器と、把持部付きのゴミ袋としてのレジ袋と、
を備え、前記容器の本体は折り畳まれた状態であることを特徴とする容器セット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015004074U JP3200583U (ja) | 2015-08-11 | 2015-08-11 | 容器及び容器セット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015004074U JP3200583U (ja) | 2015-08-11 | 2015-08-11 | 容器及び容器セット |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3200583U true JP3200583U (ja) | 2015-10-22 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Country | Link |
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JP (1) | JP3200583U (ja) |
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2015
- 2015-08-11 JP JP2015004074U patent/JP3200583U/ja not_active Expired - Fee Related
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