JP2022058858A - 印刷装置、印刷方法、及び、プログラム - Google Patents

印刷装置、印刷方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】封筒に貼り付けるラベルを作成する際に被印刷媒体を無駄なく使用する。【解決手段】印刷装置1は、粘着層ADを有する基材Bを含む被印刷媒体Mに印刷を行うサーマルヘッド10と、被印刷媒体Mを搬送するプラテンローラ21と、封筒300ののりしろの長さに対応した封筒300の封を閉じるための第1のラベルL1と印刷情報に基づいて印刷された第2のラベルL2を含む複数のラベルを連続して作成するようにサーマルヘッド10とプラテンローラ21を制御する制御回路5を備える。【選択図】図15

Description

本明細書の開示は、印刷装置、印刷方法、及び、プログラムに関する。
従来から、長尺状の被印刷媒体に文字、図形等を印刷してラベルを作成するラベルプリンタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ラベルプリンタで使用される被印刷媒体には、基材からセパレータを剥がすことで基材の裏面に塗布されている粘着剤が露出するように構成されているものがある。このような被印刷媒体を用いることで、ラベルプリンタは、シールとして利用可能なラベルを作成することが可能である。このため、ラベルプリンタは、例えば、封筒に貼り付ける宛名ラベルを作成するといった用途においてしばしば使用されている。
特開2014-028448号公報
ところで、ラベルプリンタには、被印刷媒体を切断する切断部を備えるものがある。印刷ヘッドと切断部はいずれも被印刷媒体の搬送路上に設けられるが、空間的な制約から、切断部は、印刷ヘッドよりも搬送方向に対して下流の位置であって印刷ヘッドからある程度離れた位置に配置される。このため、ラベルプリンタでラベルを作成する場合、ラベルプリンタ内における印刷位置と切断位置との違いに起因して、被印刷媒体の先端に、印刷位置と切断位置の間の距離に応じた大きさの無駄な余白が生じてしまう。また、切断部を備えていないラベルプリンタにおいても、切断位置が印刷位置から離れている場合には、無駄な余白が生じてしまう点は同様である。
以上のような実情を踏まえ、本発明の一側面に係る目的は、封筒に貼り付けるラベルを作成する際に被印刷媒体を無駄なく使用する技術を提供することである。
本発明の一態様に係る印刷装置は、粘着層を有する基材を含む長尺状の被印刷媒体に印刷を行う印刷ヘッドと、前記被印刷媒体を搬送する搬送部と、封筒ののりしろの長さに対応した第1のラベルと、印刷情報に基づいて印刷された第2のラベルと、を含む複数のラベルを連続して作成するように、前記印刷ヘッドと前記搬送部を制御する制御部と、を備える。
本発明の一態様に係る印刷方法は、封筒に貼り付けられる複数のラベルを連続して作成する印刷装置が行う印刷方法であって、前記封筒ののりしろの長さに対応した第1のラベルと、印刷情報に基づいて印刷された第2のラベルと、を含む複数のラベルを連続して作成するように、前記印刷装置の印刷ヘッドと前記搬送部を制御する。
本発明の一態様に係るプログラムは、封筒に貼り付けられる複数のラベルを連続して作成する印刷装置のコンピュータに、前記封筒ののりしろの長さに対応した第1のラベルと、印刷情報に基づいて印刷された第2のラベルと、を含む複数のラベルを連続して作成するように、前記印刷装置の印刷ヘッドと前記搬送部を制御する処理を実行させる。
上記の態様によれば、封筒に貼り付けるラベルを作成する際に被印刷媒体を無駄なく使用することができる。
印刷装置1の斜視図である。 被印刷媒体Mの構成を例示した断面図である。 印刷装置1に収容されるテープカセット30の斜視図である。 印刷装置1のカセット収容部19の斜視図である。 印刷装置1の断面図である。 印刷装置1のハードウェア構造を示すブロック図である。 印刷装置1が行う処理のフローチャートの一例である。 図7に示す情報取得処理のフローチャートの一例である。 規格選択画面の一例である。 図7に示すラベル長設定処理のフローチャートの一例である。 第1の長さについて説明するための図である。 規格関連情報のデータ構造の一例を示した図である。 第2の長さについて説明するための図である。 図7に示すラベル作成処理のフローチャートの一例である。 印刷装置1が作成した連続ラベルの一例である。 印刷装置1が作成した連続ラベルの別の例である。 印刷装置1で作成されたラベルを封筒に貼り付けた様子を示した図である。 印刷装置1が作成した連続ラベルの更に別の例である。 印刷装置1で作成されたラベルを封筒に貼り付けた様子を示した別の図である。 図7に示すラベル作成処理のフローチャートの別の例である。 印刷装置1が作成した連続ラベルの更に別の例である。 印刷装置1が作成した連続ラベルの更に別の例である。 印刷装置1が作成した連続ラベルの更に別の例である。 印刷装置1が作成した連続ラベルの更に別の例である。
図1は、一実施形態に係る印刷装置1の斜視図である。印刷装置1は、長尺状の被印刷媒体Mに印刷を行うラベルプリンタである。以降では、インクリボンを使用する熱転写方式のラベルプリンタを例にして説明するが、印刷方式は特に限定されない。印刷装置1は、感熱紙を使用する感熱方式のラベルプリンタであってもよい。また、ラベルプリンタである印刷装置1は、インクジェットプリンタ、レーザプリンタなどであってもよい。また、以降では、シングルパス(ワンパス)方式で印刷を行うラベルプリンタを例示するが、印刷装置1は、マルチパス(スキャン)方式で印刷を行ってもよい。
図2は、被印刷媒体Mの構成を例示した断面図である。被印刷媒体Mは、テープカセット内部にロール状に巻かれた状態で収容されている長尺状のテープ部材である。より具体的には、被印刷媒体Mは、粘着層ADを有する基材Bと、粘着層ADを覆うように剥離可能に基材Bに貼付されたセパレータSと、を有する粘着テープ部材である。なお、被印刷媒体Mの構成は、図2に示す構成に限らない。被印刷媒体Mは、セパレータSのない基材Bのみからなる粘着テープ部材であってもよい。
印刷装置1は、図1に示すように、装置筐体2と、入力部3と、表示部4と、開閉蓋18と、カセット収容部19を備える。装置筐体2の上面には、入力部3、表示部4、及び開閉蓋18が配置されている。また、図示しないが、装置筐体2には、電源コード接続端子、外部機器接続端子、記憶媒体挿入口等が設けられている。
入力部3は、入力キー、十字キー、変換キー、決定キーなどの種々のキーを備える。表示部4は、例えば液晶ディスプレイ、有機EL(electro-luminescence)ディスプレイなどの表示装置である。表示部4は、後述する各種画面、入力部3からの入力に対応する文字等、各種設定のための選択メニュー、各種処理に関するメッセージ等を表示する。また、印刷中には、被印刷媒体Mへの印刷が指示された文字や図形等の内容が表示され、印刷処理の進捗状況が表示されてもよい。なお、表示部4にはタッチパネルユニットが設けられていてもよく、その場合、表示部4を入力部3の一部として看做してもよい。
開閉蓋18は、カセット収容部19の上部に開閉可能に配置されている。開閉蓋18は、ボタン18aを押下されることにより開放される。開閉蓋18には、この開閉蓋18が閉じた状態でもカセット収容部19にテープカセット30(図3参照)が収容されているか否かを目視で確認可能とするために、窓18bが形成されている。また、装置筐体2の側面には、排出口2aが形成されている。印刷装置1内で印刷が行われた被印刷媒体Mは、排出口2aから装置外へ排出される。
図3は、印刷装置1に収容されるテープカセット30の斜視図である。図4は、印刷装置1のカセット収容部19の斜視図である。図5は、印刷装置1の断面図である。図3に示すテープカセット30は、図4に示すカセット収容部19に着脱自在に収容される。図5には、テープカセット30がカセット収容部19に収容された状態が示されている。
テープカセット30は、図3に示すように、被印刷媒体MとインクリボンRを収容するカセットケース31を有する。カセットケース31には、サーマルヘッド被挿入部36及び係合部37が形成されている。また、カセットケース31には、テープコア32とインクリボン供給コア34とインクリボン巻取りコア35が設けられている。被印刷媒体Mは、カセットケース31内部のテープコア32にロール状に巻かれている。また、熱転写用のインクリボンRは、その先端がインクリボン巻取りコア35に巻きつけられた状態で、カセットケース31内部のインクリボン供給コア34にロール状に巻かれている。
装置筐体2のカセット収容部19には、図4に示すように、テープカセット30を所定の位置に支持するための複数のカセット受け部20が設けられている。また、カセット受け部20には、テープカセット30が収容するテープ部材(被印刷媒体M)の幅を検出するためのテープ幅検出スイッチ24が設けられている。
テープ幅検出スイッチ24は、テープカセットの形状に基づいて被印刷媒体Mの幅を検出するためのスイッチである。テープ幅検出スイッチ24は、カセット収容部19に複数設けられている。テープ幅の異なるテープカセットは、複数のテープ幅検出スイッチ24をそれぞれ異なる組み合わせで押下するように構成されている。これにより、後述する制御回路5(図6参照)が、押下されたテープ幅検出スイッチ24の組み合わせから、テープカセットの種類を特定し、被印刷媒体Mの幅(テープ幅)を検出する。
カセット収容部19には、さらに、被印刷媒体Mに印刷を行う印刷ヘッドであるサーマルヘッド10と、被印刷媒体Mを搬送する搬送部であるプラテンローラ21と、テープコア係合軸22と、インクリボン巻取り駆動軸23が設けられている。さらに、サーマルヘッド10には、サーミスタ13が埋め込まれている。サーミスタ13は、サーマルヘッド10の温度を測定する。
テープカセット30がカセット収容部19に収容された状態では、図5に示すように、カセットケース31に設けられた係合部37がカセット収容部19に設けられたカセット受け部20に支持されて、サーマルヘッド10がカセットケース31に形成されたサーマルヘッド被挿入部36に挿入される。また、テープコア係合軸22には、テープカセット30のテープコア32が係合し、さらに、インクリボン巻取り駆動軸23には、インクリボン巻取りコア35が係合する。
印刷装置1に印刷指示が入力されると、被印刷媒体Mは、プラテンローラ21の回転によりテープコア32から繰り出される。この際、インクリボンRを巻取るインクリボン巻取り駆動軸23がプラテンローラ21に同調して回転することで、被印刷媒体MとともにインクリボンRがインクリボン供給コア34から繰り出される。これにより、被印刷媒体MとインクリボンRは重なった状態で搬送される。そして、サーマルヘッド10とプラテンローラ21の間を通過する際に、カセットケース31から引き出されたインクリボンRがサーマルヘッド10によって加熱されることで、インクが被印刷媒体Mに転写され、印刷が行われる。
サーマルヘッド10とプラテンローラ21の間を通過した使用済みのインクリボンRは、インクリボン巻取りコア35に巻き取られる。一方、サーマルヘッド10とプラテンローラ21の間を通過した印刷済みの被印刷媒体Mは、ハーフカット機構16及びフルカット機構17で切断され、それによって、ラベルが排出口2aから排出される。なお、ラベルとは、印刷装置1において必要に応じて被印刷媒体Mに対して印刷処理や切断処理等が施された被印刷媒体Mのことである。
図6は、印刷装置1のハードウェア構造を示すブロック図である。印刷装置1は、上述した構成要素に加えて、図6に示すように、制御回路5、ROM(Read Only Memory)6、RAM(Random Access Memory)7、表示駆動回路8、ヘッド駆動回路9、搬送用モータ駆動回路11、搬送用モータ12、エンコーダ26、カッターモータ駆動回路14、カッターモータ15、ハーフカット機構16、フルカット機構17を備える。
制御回路5は、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサを含む制御部である。制御回路5は、ROM6に格納されているプログラムをRAM7に展開し実行することで、印刷装置1の各部の動作を種々の駆動回路を介して制御する。より具体的には、制御回路5は、例えば、封筒に貼り付けられる複数のラベルを連続して作成するように、少なくともサーマルヘッド10とプラテンローラ21を制御する。
ROM6には、プログラム、及び、プログラムの実行に必要な各種データ(例えば、フォント等)が格納されている。RAM7は、プログラムの実行に用いられるワークメモリである。なお、印刷装置1での処理に用いられるプログラム及びデータを格納するコンピュータ読み取り可能な記録媒体には、ROM6、RAM7のような、物理的な(非一時的な)記録媒体が含まれる。
表示駆動回路8は、液晶表示ドライバ回路、有機EL表示ドライバ回路などである。表示駆動回路8は、制御回路5の制御下において、RAM7に格納されている表示データに基づいて表示部4を制御する。
ヘッド駆動回路9は、制御回路5の制御下において、印刷データと制御信号に基づいてサーマルヘッド10が有する発熱素子10aへの通電を制御する。サーマルヘッド10は、主走査方向に配列された複数の発熱素子10aを有する印刷ヘッドである。サーマルヘッド10は、発熱素子10aでインクリボンRを加熱して熱転写することにより、被印刷媒体Mに一ラインずつ印刷を行う。即ち、制御回路5は、ヘッド駆動回路9を介してサーマルヘッド10を制御する制御部である。
搬送用モータ駆動回路11は、制御回路5の制御下で、搬送用モータ12を駆動する。搬送用モータ12は、例えばステッピングモータであってもよく、直流(DC)モータであってもよい。搬送用モータ12は、プラテンローラ21とインクリボン巻取り駆動軸23を回転させて動かす駆動部である。
プラテンローラ21は、搬送用モータ12の駆動力によって回転し、被印刷媒体Mの長手方向(副走査方向、搬送方向)に沿って、被印刷媒体Mを搬送する搬送部である。即ち、制御回路5は、搬送用モータ駆動回路11及び搬送用モータ12を介してプラテンローラ21を制御する制御部である。
エンコーダ26は、搬送用モータ12又はプラテンローラ21の駆動量(回転量)に応じて、信号を制御回路5へ出力する。エンコーダ26は、搬送用モータ12の回転軸に設けられていてもよく、プラテンローラ21の回転軸に設けられていてもよい。制御回路5は、エンコーダ26からの信号に基づいて被印刷媒体Mの搬送量を特定することができる。
なお、搬送用モータ12がステッピングモータである場合には、制御回路5は、搬送用モータ12を駆動する搬送用モータ駆動回路11へ入力した信号(入力パルス数)に基づいて搬送量を特定することができる。従って、搬送用モータ12がステッピングモータである場合には、エンコーダ26は省略されてもよく、制御回路5は、搬送用モータ駆動回路11へ入力した信号(入力パルス数)に基づいて搬送量を特定してもよい。搬送用モータ12にステッピングモータを使用して、エンコーダ26を省略することで装置構成を簡素化することができる。なお、搬送用モータ12がステッピングモータである場合でも、エンコーダ26を省略することなく、エンコーダ26からの信号に基づいて搬送量を特定してもよい。
カッターモータ駆動回路14は、制御回路5の制御下において、カッターモータ15を駆動する。フルカット機構17及びハーフカット機構16は、カッターモータ15の動力によって動作し、被印刷媒体Mをフルカット又はハーフカットする。フルカットとは、被印刷媒体Mの基材BをセパレータSとともに被印刷媒体Mの幅方向に沿って切断する動作のことであり、フルカット機構17は、セパレータSとともに基材Bを切断する切断部である。ハーフカットは、基材Bのみを幅方向に沿って切断する動作のことであり、ハーフカット機構16は、セパレータSを切断せずに基材Bを切断するハーフカットを行う切断部である。即ち、ハーフカット機構16とフルカット機構17は、いずれも、被印刷媒体Mのうちの少なくとも基材Bを切断する切断部である。また、制御回路5は、カッターモータ駆動回路14を介して切断部を制御する制御部である。
図7は、印刷装置1が行う処理のフローチャートの一例である。図8は、図7に示す情報取得処理のフローチャートの一例である。図9は、規格選択画面100の一例である。図10は、図7に示すラベル長設定処理のフローチャートの一例である。図11は、第1の長さD1について説明するための図である。図12は、規格関連情報のデータ構造の一例を示した図である。図13は、第2の長さD2について説明するための図である。図14は、図7に示すラベル作成処理のフローチャートの一例である。図15は、印刷装置1が作成した連続ラベルの一例である。
以下、図7から図15を参照しながら、印刷装置1により行われる、封筒に貼り付けられる複数のラベルを連続して作成する処理について説明する。なお、図7に示す処理は、例えば、印刷装置1の電源がONになった後に利用者が入力部3を用いて行う所定の操作を契機にして、制御回路5がROM6に格納されている所定のプログラムを実行することで開始される。
制御回路5は、図7に示すように、大きく3つの処理を行う。具体的には、図8に示す情報取得処理(ステップS10)と、図10に示すラベル長設定処理(ステップS20)と、図14に示すラベル作成処理(ステップS30)を行う。
まず、制御回路5は、サイズ情報と印刷情報を取得する情報取得処理を行う(ステップS10)。
情報取得処理では、制御回路5は、図8に示すように、表示部4に規格選択画面100を表示させる(ステップS11)。なお、規格選択画面100には、封筒の規格又はサイズについての複数の選択肢が含まれている。また、規格選択画面100には、例えば、図9に示すような、封筒の規格とその大きさの関係がひと目で分かるような画像が描画されていてもよい。
その後、制御回路5は、利用者による選択を監視する(ステップS12)。そして、利用者が規格選択画面100を見ながらいずれかの選択肢を選択すると、制御回路5は、選択された選択肢が規格を特定する選択肢か否かを判断する(ステップS13)。
ステップS13で規格を特定する選択肢が選択されたと判断すると、制御回路5は、サイズ情報を取得する(ステップS16)。なお、サイズ情報とは、封筒のサイズを特定するための情報であり、例えば、封筒の規格であってもよく、封筒のサイズそのものであってもよい。図9に示すように、封筒の規格“長形3号”が選択された場合であれば、サイズ情報は“長形3号”である。
一方、ステップS13で規格を特定する選択肢以外が選択されたと判断すると、制御回路5は、表示部4にサイズ入力画面を表示させ(ステップS14)、利用者によるサイズの入力を監視する(ステップS15)。そして、利用者がサイズ入力画面上で封筒のサイズを入力すると、制御回路5は、サイズ情報を取得する(ステップS16)。この場合、サイズ情報は、封筒のサイズそのものであり、例えば、封筒の横幅と縦幅である。
ステップS16でサイズ情報が取得されると、制御回路5は、表示部4に印刷情報入力画面を表示させ(ステップS17)、利用者による印刷情報の入力を監視する(ステップS18)。
そして、利用者が印刷情報入力画面上で印刷情報を入力すると、制御回路5は、印刷情報を取得し(ステップS19)、図8に示す情報取得処理を終了する。なお、印刷情報とは、封筒に貼り付けるラベルに印刷される文字等の情報であり、封筒の送付先と送付元の少なくとも一方を含む情報である。また、印刷情報は、文字を書き進める方向である書字方向についての情報を含んでもよい。送付先は、例えば、送付先の名称(宛名)と住所を含んでもよく、名称と住所の一方を含んでもよい。また、送付元は、例えば、送付元の名称と住所を含んでもよく、名称と住所の一方を含んでもよい。
情報取得処理が完了すると、制御回路5は、ラベル長を設定するラベル長設定処理を行う(ステップS20)。
ラベル長設定処理では、制御回路5は、図10に示すように、まず、第1のラベルL1についてのラベル長である第1の長さD1を設定する(ステップS21)。図11に示すように、第1のラベルL1は、封筒300ののりしろの長さに対応した封を閉じるためのラベルであり、第1の長さD1は、封筒300のサイズに応じた長さである。
ステップS21では、制御回路5は、ステップS16で取得したサイズ情報に基づいて第1の長さD1を決定し、決定した第1の長さD1を印刷装置1に設定する。より詳細には、制御回路5は、例えば、ROM6に予め格納されている図12に示す規格関連情報200を参照し、サイズ情報に対応する第1の長さD1を読み出すことで、第1の長さD1を決定してもよい。つまり、サイズ情報が例えば“長形3号”である場合には、第1の長さとして“115mm”が設定される。
次に、制御回路5は、第2のラベルL2のための最大長さを決定する(ステップS22)。第2のラベルL2は、印刷情報に基づいて印刷されたラベルであり、例えば、封筒300の送付先と送付元の少なくとも一方が印刷されたラベルである。なお、図13には、送付先が印刷された第2のラベルL2が示されている。
ステップS22では、制御回路5は、少なくともステップS16で取得したサイズ情報に基づいて最大長さを決定する。より詳細には、制御回路5は、例えば、ROM6に予め格納されている図12に示す規格関連情報200を参照し、サイズ情報に対応する最大長さを読み出すことで、最大長さを決定してもよい。また、制御回路5は、サイズ情報とステップS19で取得した印刷情報に基づいて、最大長さを決定してもよい。より詳細には、制御回路5は、例えば、規格関連情報200を参照し、サイズ情報と、印刷情報に含まれている書字方向についての情報とに基づいて、最大長さを決定してもよい。つまり、サイズ情報が例えば“長形3号”であり、書字方向についての情報が“横書き”である場合には、最大長さとして“115mm”が設定される。また、サイズ情報が例えば“長形3号”であり、書字方向についての情報が“縦書き”である場合には、最大長さとして“185mm”が設定される。なお、最大長さは、封筒300のサイズに応じた長さである。特に、縦書きでの最大長さは、封筒300の郵便番号欄の下方にその最大長さのラベルを貼り付けたときにそのラベルが封筒300からはみ出さないように調整された長さである。
最大長さが決定されると、制御回路5は、第2のラベルL2についてのラベル長である第2の長さD2を設定し(ステップS23)、ラベル長設定処理を終了する。第2の長さD2は、最大長さ以下の長さである。
ステップS23では、制御回路5は、ステップS19で取得した印刷情報とステップS22で決定した最大長さに基づいて第2の長さD2を決定し、決定した第2の長さD2を印刷装置1に設定する。より詳細には、制御回路5は、例えば、印刷情報を印刷するために必要な長さを算出し、その算出した長さが最大長さ以下である場合には、その算出した長さを第2の長さD2に決定してもよい。また、その算出した長さが最大長さを上回っている場合には、最大長さを第2の長さD2に決定してもよい。これにより、図13(a)及び図13(b)に示すように、印刷内容に対して無駄に長いラベル長が設定されることを防止することができる。
ラベル長設定処理が完了すると、制御回路5は、印刷装置1の駆動部(例えば、サーマルヘッド10、プラテンローラ21など)を制御して複数のラベルを連続して作成するラベル作成処理を行う(ステップS30)。複数のラベルには、上述した第1のラベルL1と第2のラベルL2が含まれている。
ラベル作成処理では、制御回路5は、図14に示すように、まず、プラテンローラ21を制御して、第1の長さD1に相当する距離だけ被印刷媒体Mを搬送し(ステップS31)、その後、ハーフカット機構16を制御して、被印刷媒体Mをハーフカットする(ステップS32)。より詳細には、制御回路5は、第1のラベルL1と第2のラベルL2の境界(つまり、被印刷媒体の先端から第1の長さD1の位置)で、基材Bを切断するように、ハーフカット機構16を制御する。これにより、第1のラベルL1が作成される。第1の長さD1がサイズ情報に依存することを考慮すると、印刷装置1では、制御回路5はサイズ情報に基づいて第1のラベルL1を作成するようにプラテンローラ21を制御している、ということができる。
そして、制御回路5は、サーマルヘッド10を制御して、印刷情報に基づいて第2のラベルL2への印刷を開始する(ステップS33)。
さらに、制御回路5は、プラテンローラ21を制御して、第2の長さD2に相当する距離だけ被印刷媒体Mを搬送し(ステップS34)、その後、制御回路5は、フルカット機構17を制御して、被印刷媒体Mをフルカットする(ステップS35)。これにより、第1のラベルL1に続いて、第2のラベルL2が作成される。第2の長さD2が少なくとも印刷情報に依存することを考慮すると、印刷装置1では、制御回路5は少なくとも印刷情報に基づいて第2のラベルL2を作成するようにサーマルヘッド10とプラテンローラ21を制御している、ということができる。
なお、ステップS33の印刷処理を開始するタイミングは、サーマルヘッド10とハーフカット機構16の間の距離と、第2のラベルL2の先端と第2のラベルL2の印刷開始位置(図15参照)の間の距離の大小関係に依存する。前者が後者よりも長い場合には、ステップS31の途中でステップS33の印刷処理が開始され、後者が前者よりも長い場合には、ステップS34の途中でステップS33の印刷処理が開始される。
以上のように、第1のラベルL1と第2のラベルL2を含む複数のラベルが連続して作成され、ラベル作成処理が終了する。なお、以降では、時間的に連続して作成される複数のラベルを連続ラベルと記す。図15には、印刷情報が封筒の送付先(名称と住所の両方)を含む場合に作成された連続ラベルCL1が示されている。図15に示すハーフカット位置Ph、フルカット位置Pfは、それぞれ、ハーフカット機構16により基材Bが切断された被印刷媒体M上の位置、フルカット機構17により基材BとセパレータSが切断された被印刷媒体M上の位置である。
印刷装置1によれば、図15に示すように、封を閉じるための第1のラベルL1が先に作成され、その後、封筒の送付先(又は送付元)が印刷された第2のラベルL2が作成される。これにより、従来の印刷装置において被印刷媒体Mの先端に生じていた無駄な余白部分(図15に示す印刷できない領域NPR)を第1のラベルL1の一部として利用することができる。このため、封筒に貼り付けるラベルを作成する際に被印刷媒体Mを無駄なく使用することができる。
また、印刷装置1によれば、図13(a)に示すように第2のラベルL2を封筒300に貼り付けることで送付先を手書きで封筒300に記載する手間を省くことが可能であり、さらに、図11に示すように第1のラベルL1を封筒300に貼り付けるだけでセロテープ(登録商標)や糊など封をするための文具を用いることなく封筒300に封をすることができる。
さらに、印刷装置1によれば、封筒300のサイズに応じた長さの第1のラベルL1を作成することができる。このため、図11に示すように、第1のラベルL1が長すぎたり短すぎたりすることがないため、第1のラベルL1を用いてしっかりと確実に封筒300に封をすることができる。また、封筒300が規格に準拠した封筒であれば、利用者は封筒300の規格を選択するだけで封筒300のサイズに応じた長さの第1のラベルL1を作成することができる。このため、利用者が封筒のサイズを測り、印刷装置1に測定したサイズを手入力するといった作業が不要であり、極めて容易に適切な長さの第1のラベルL1を作成することができる。
さらに、印刷装置1によれば、第2のラベルL2のための最大長さが封筒300のサイズを考慮して決定され、最大長さと印刷情報に基づいて第2のラベルL2の長さが決定される。このため、封筒300に収まる範囲で適切な長さの第2のラベルL2を作成することができる。従って、第2のラベルL2が長すぎて被印刷媒体Mを無駄に消費してしまうことや、第2のラベルL2が短すぎて印刷される文字サイズが小さくなりすぎてしまうことなどを、回避することができる。
さらに、印刷装置1によれば、複数のラベルの境界で少なくとも基材Bを切断することができる。このため、鋏やカッターなどの文具を用いることなく、第1のラベルL1と第2のラベルL2を分離して封筒300に貼り付けることができる。また、複数のラベルの境界でセパレータSを切断することなく基材Bを切断した場合であれば、ハーフカットによって生じた切れ目部分でセパレータSを折り曲げることで、セパレータSから第1のラベルL1又は第2のラベルL2である基材Bを容易に剥がすことができる。
図16は、印刷装置1が作成した連続ラベルの別の例である。図17は、印刷装置1で作成されたラベルを封筒に貼り付けた様子を示した図である。図18は、印刷装置1が作成した連続ラベルの更に別の例である。図19は、印刷装置1で作成されたラベルを封筒に貼り付けた様子を示した別の図である。
印刷装置1は、第1のラベルL1に続いて第2のラベルL2を複数枚作成してもよい。印刷装置1は、例えば、図16に示すように、送付先が印刷された第2のラベルL2と送付元が印刷された第2のラベルL2を含む連続ラベルCL2が作成されても良く、図18に示すように、送付先が印刷された第2のラベルL2と送付元が印刷された2枚の第2のラベルL2とを含む連続ラベルCL3が作成されてもよい。
図16に示す連続ラベルCL2を作成した場合には、図13(a)に示すように送付先が印刷された第2のラベルL2を封筒300の前面に貼り付けて、図17に示すように送付元が印刷された第2のラベルL2を封筒300の裏面に貼り付ける。これにより、送付先と送付元の両方について手書きで封筒300に記載する手間を省くことができる。
図18に示す連続ラベルCL3を作成した場合には、図13(a)に示すように送付先が印刷された第2のラベルL2を封筒300の前面に貼り付ける。さらに、図19(a)に示すように送付元が印刷された第2のラベルL2の一方を封筒300の裏面に貼り付け、送付元が印刷された第2のラベルL2の他方を封筒300内に入れてから、図19(b)に示すように第1のラベルL1で封をする。これにより、封筒300内に入れた第2のラベルL2を送付先から送付元へ返信の際に利用することができる。
図20は、図7に示すラベル作成処理のフローチャートの別の例である。図21及び図22は、印刷装置1が作成した連続ラベルの更に別の例である。印刷装置1は、図14に示すラベル作成処理の代わりに図20に示すラベル作成処理を行ってもよい。なお、図20に示すラベル作成処理のステップS41、ステップS43、ステップS44、ステップS45、ステップS46は、それぞれ図14に示すラベル作成処理のステップS31、ステップS32、ステップS33、ステップS34、ステップS35と同様である。
図20に示すラベル作成処理は、ステップS41の搬送処理とステップS43の切断処理の間に第1のラベルL1への印刷処理(ステップS42)を含む点が、図14に示すラベル作成処理と異なる。ステップS42では、制御回路5は、図21の連続ラベルCL4に示すように、印刷情報の一部として予め入力された情報に基づいて、第1のラベルL1のうちの印刷できる領域PRに投函予定日が印刷されるようにサーマルヘッド10を制御してもよい。これにより、封筒300を受け取った人が封筒300の投函日を推定することが可能となる。また、制御回路5は、例えば、連続ラベルを複数枚作成する場合に、図22の連続ラベルCL5に示すように、第1のラベルL1のうちの印刷できる領域PRに連続ラベルを採番した数字等(図22では、“3”)が印刷されるようにサーマルヘッド10を制御してもよい。これにより、連続印刷中に何枚目まで印刷が完了したかを利用者が把握することが可能となる。
図23及び図24は、印刷装置1が作成した連続ラベルの更に別の例である。図23の連続ラベルCL6に示すように、印刷装置1は、連続ラベルを採番した数字等を第1のラベルL1と第2のラベルL2のどちらとも別の第3のラベルL3として作成してもよい。これにより、受信者にとって必要のない情報が第1のラベルL1に印刷されることを回避することができる。また、図24に示すように、印刷装置1は、第1のラベルL1と送付先が印刷されたラベル(第2のラベルL2)を含む連続ラベルCL7と、送信元が印刷された2枚のラベル(第2のラベルL2と第4のラベルL4)を含む連続ラベルCL8を、別の連続ラベルとして作成してもよい。その場合、送信元が印刷された2枚のラベル(第2のラベルL2、第4のラベルL4)のうち、先行して印刷され領域NPRの長さだけ第2のラベルL2よりも長いラベル長を有するラベルL4を返信用のラベルとして利用してもよい。
上述した実施形態は、発明の理解を容易にするために具体例を示したものであり、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。印刷装置、印刷方法、及び、プログラムは、特許請求の範囲の記載を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
上述した実施形態では、入力部3と表示部4を有する印刷装置1を例示したが、印刷装置は、入力部や表示部を有しなくてもよく、サイズ情報と印刷情報を印刷装置とは別の電子機器から受信してもよい。また、上述した実施形態では、矩形の封筒の開口部が封筒の短い方の辺に設けられている例を示したが、開口部は封筒の長い方の辺に設けられていることもある。このため、例えば、規格選択画面において利用者が封筒の規格に加えて開口部が設けられている辺が長辺か短辺かを選択できるようにしてもよい。その上で、開口部が設けられている辺が長辺か短辺かによって異なる第1の長さが設定されることが望ましい。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
粘着層を有する基材を含む長尺状の被印刷媒体に印刷を行う印刷ヘッドと、
前記被印刷媒体を搬送する搬送部と、
封筒ののりしろの長さに対応した第1のラベルと、印刷情報に基づいて印刷された第2のラベルと、を含む複数のラベルを連続して作成するように、前記印刷ヘッドと前記搬送部を制御する制御部と、を備える
ことを特徴とする印刷装置。
[付記2]
付記1に記載の印刷装置において、
前記制御部は、
前記封筒のサイズを特定するためのサイズ情報を取得し、
前記サイズ情報に基づいて前記封筒のサイズに応じた第1の長さを有する前記第1のラベルを作成し、その後、前記印刷情報に基づいて前記第2のラベルを作成するように、前記印刷ヘッドと前記搬送部を制御する
ことを特徴とする印刷装置。
[付記3]
付記2に記載の印刷装置において、
前記制御部は、
前記封筒の規格又はサイズについての複数の選択肢を表示装置に表示させ、
利用者が選択した選択肢に基づいて前記サイズ情報を取得する
ことを特徴とする印刷装置。
[付記4]
付記2又は付記3に記載の印刷装置において、
前記制御部は、
少なくとも前記サイズ情報に基づいて前記第2のラベルのための最大長さを決定し、
前記最大長さと前記印刷情報に基づいて、前記最大長さ以下の第2の長さを有する前記第2のラベルを作成するように、前記印刷ヘッドと前記搬送部を制御する
ことを特徴とする印刷装置。
[付記5]
付記1乃至付記4のいずれか1つに記載の印刷装置において、さらに、
前記被印刷媒体のうちの少なくとも前記基材を切断する切断部を備え、
前記制御部は、前記複数のラベルの境界で前記基材を切断するように、前記切断部を制御する
ことを特徴とする印刷装置。
[付記6]
付記1乃至付記5のいずれか1つに記載の印刷装置において、
前記印刷情報は、前記封筒の送付先又は送付元の少なくとも一方の情報を含む
ことを特徴とする印刷装置。
[付記7]
封筒に貼り付けられる複数のラベルを連続して作成する印刷装置が行う印刷方法であって、
前記封筒ののりしろの長さに対応した第1のラベルと、印刷情報に基づいて印刷された第2のラベルと、を含む複数のラベルを連続して作成するように、前記印刷装置の印刷ヘッドと前記搬送部を制御することを特徴とする印刷方法。
[付記8]
封筒に貼り付けられる複数のラベルを連続して作成する印刷装置のコンピュータに、
前記封筒ののりしろの長さに対応した第1のラベルと、印刷情報に基づいて印刷された第2のラベルと、を含む複数のラベルを連続して作成するように、前記印刷装置の印刷ヘッドと前記搬送部を制御する処理を実行させることを特徴とするプログラム。
1 印刷装置
4 表示部
5 制御回路
10 サーマルヘッド
16 ハーフカット機構
17 フルカット機構
21 プラテンローラ
100 規格選択画面
200 規格関連情報
300 封筒
AD 粘着層
B 基材
CL1~CL8 連続ラベル
L1 第1のラベル
L2 第2のラベル
L3 第3のラベル
L4 第4のラベル
M 被印刷媒体
S セパレータ
以上のような実情を踏まえ、本発明の一側面に係る目的は、対象物を封止するための封止部分を作成する際にテープ部材を無駄なく使用する技術を提供することである。
本発明の一態様に係る印刷装置は、搬送部により搬送される長尺状のテープ部材に印刷を行う印刷ヘッドと、同一の前記テープ部材から、対象物を封止するための封止部分と、前記印刷ヘッドにより印刷情報が印刷されたラベル部分と、を連続して作成するように、前記印刷ヘッドと前記搬送部を制御する制御部と、を備える。
本発明の一態様に係る印刷方法は、搬送部により搬送される長尺状のテープ部材に印刷を行う印刷ヘッドを備えた印刷装置が行う印刷方法であって、同一の前記テープ部材から、対象物を封止するための封止部分と、前記印刷ヘッドにより印刷情報が印刷されたラベル部分と、を連続して作成するように、前記印刷装置の印刷ヘッドと前記搬送部を制御する。
本発明の一態様に係るプログラムは、搬送部により搬送される長尺状のテープ部材に印刷を行う印刷ヘッドを備えた印刷装置のコンピュータに、同一の前記テープ部材から、対象物を封止するための封止部分と、前記印刷ヘッドにより印刷情報が印刷されたラベル部分と、を連続して作成するように、前記印刷装置の印刷ヘッドと前記搬送部を制御する処理を実行させる。
上記の態様によれば、対象物を封止するための封止部分を作成する際にテープ部材を無駄なく使用することができる。

Claims (8)

  1. 粘着層を有する基材を含む長尺状の被印刷媒体に印刷を行う印刷ヘッドと、
    前記被印刷媒体を搬送する搬送部と、
    封筒ののりしろの長さに対応した第1のラベルと、印刷情報に基づいて印刷された第2のラベルと、を含む複数のラベルを連続して作成するように、前記印刷ヘッドと前記搬送部を制御する制御部と、を備える
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置において、
    前記制御部は、
    前記封筒のサイズを特定するためのサイズ情報を取得し、
    前記サイズ情報に基づいて前記封筒のサイズに応じた第1の長さを有する前記第1のラベルを作成し、その後、前記印刷情報に基づいて前記第2のラベルを作成するように、前記印刷ヘッドと前記搬送部を制御する
    ことを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項2に記載の印刷装置において、
    前記制御部は、
    前記封筒の規格又はサイズについての複数の選択肢を表示装置に表示させ、
    利用者が選択した選択肢に基づいて前記サイズ情報を取得する
    ことを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の印刷装置において、
    前記制御部は、
    少なくとも前記サイズ情報に基づいて前記第2のラベルのための最大長さを決定し、
    前記最大長さと前記印刷情報に基づいて、前記最大長さ以下の第2の長さを有する前記第2のラベルを作成するように、前記印刷ヘッドと前記搬送部を制御する
    ことを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の印刷装置において、さらに、
    前記被印刷媒体のうちの少なくとも前記基材を切断する切断部を備え、
    前記制御部は、前記複数のラベルの境界で前記基材を切断するように、前記切断部を制御する
    ことを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の印刷装置において、
    前記印刷情報は、前記封筒の送付先又は送付元の少なくとも一方の情報を含む
    ことを特徴とする印刷装置。
  7. 封筒に貼り付けられる複数のラベルを連続して作成する印刷装置が行う印刷方法であって、
    前記封筒ののりしろの長さに対応した第1のラベルと、印刷情報に基づいて印刷された第2のラベルと、を含む複数のラベルを連続して作成するように、前記印刷装置の印刷ヘッドと前記搬送部を制御することを特徴とする印刷方法。
  8. 封筒に貼り付けられる複数のラベルを連続して作成する印刷装置のコンピュータに、
    前記封筒ののりしろの長さに対応した第1のラベルと、印刷情報に基づいて印刷された第2のラベルと、を含む複数のラベルを連続して作成するように、前記印刷装置の印刷ヘッドと前記搬送部を制御する処理を実行させることを特徴とするプログラム。
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