JP2022053135A - ワイヤーハーネス - Google Patents

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Abstract

【課題】固定部材が設けられたワイヤーハーネスにおいて、固定部材の向きがずれて取付けられることを抑制できる技術を提供することを目的とする。【解決手段】ワイヤーハーネス10は、配線部材20と、前記配線部材20に設けられた固定部材30と、前記配線部材20において前記固定部材30に対応する位置に設けられた第1基準マーク50及び第2基準マーク60と、を備える。前記第1基準マーク50及び前記第2基準マーク60は前記配線部材20の周方向に特異な外観を有する。前記第1基準マーク50は、前記配線部材20の周方向の基準となる位置を示し、前記第2基準マーク60は、前記固定部材30の取付向きの基準となる前記配線部材20の周方向の位置を示す。【選択図】図4

Description

本開示は、ワイヤーハーネスに関する。
特許文献1は、2つのケーブルの分岐部において、シース端部の止水を行う止水部と、ブラケットを取り付けるブラケット取付部とを一体成形してなるハーネスを開示している。
特開2016-91731号公報
特許文献1に記載されたハーネスのように、ワイヤーハーネスは、ブラケットなどの固定部材が固定相手に固定されることによって車両などの対象に組付けられることがある。ワイヤーハーネスに取付けられる固定部材の向きは、固定部材が固定相手に固定された状態でワイヤーハーネスが所定の姿勢をとることができるように、予め設定されていることがある。この場合、固定部材の向きのずれが大きくなると、固定部材が固定相手に固定された状態におけるワイヤーハーネスの姿勢のずれも大きくなってしまう恐れがある。
そこで、固定部材が設けられたワイヤーハーネスにおいて、固定部材の向きがずれて取付けられることを抑制できる技術を提供することを目的とする。
本開示のワイヤーハーネスは、配線部材と、前記配線部材に設けられた固定部材と、前記配線部材において前記固定部材に対応する位置に設けられた第1基準マーク及び第2基準マークと、を備え、前記第1基準マーク及び前記第2基準マークは前記配線部材の周方向に特異な外観を有し、前記第1基準マークは、前記配線部材の周方向の基準となる位置を示し、前記第2基準マークは、前記固定部材の取付向きの基準となる前記配線部材の周方向の位置を示す、ワイヤーハーネスである。
本開示によれば、固定部材が設けられたワイヤーハーネスにおいて、固定部材の向きがずれて取付けられることを抑制できる。
図1は実施形態1にかかるワイヤーハーネスを示す側面図である。 図2は実施形態1にかかるワイヤーハーネスを示す側面図である。 図3は実施形態1にかかるワイヤーハーネスを示す側面図である。 図4は図1のIV-IV線断面図である。 図5は図1のV-V線断面図である。 図6は実施形態1にかかるワイヤーハーネスの変形例を示す側面図である。 図7は実施形態1にかかるワイヤーハーネス10の別の変形例を示す平面図である。 図8は実施形態1にかかるワイヤーハーネス10の別の変形例を示す正面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のワイヤーハーネスは、次の通りである。
(1)配線部材と、前記配線部材に設けられた固定部材と、前記配線部材において前記固定部材に対応する位置に設けられた第1基準マーク及び第2基準マークと、を備え、前記第1基準マーク及び前記第2基準マークは前記配線部材の周方向に特異な外観を有し、前記第1基準マークは、前記配線部材の周方向の基準となる位置を示し、前記第2基準マークは、前記固定部材の取付向きの基準となる前記配線部材の周方向の位置を示す、ワイヤーハーネスである。第1基準マークを備えることによって固定部材の取付位置においても配線部材の周方向の基準の向きがわかりやすくなる。これにより、第2基準マークが配線部材の周方向の適切な位置に設けられやすくなったり、第1基準マーク及び第2基準マークを基準に固定部材が取付けられたりすることが可能となり、もって、配線部材に対して固定部材が適切な向きに取付けられやすくなる。
(2)(1)のワイヤーハーネスにおいて、前記第1基準マーク及び前記第2基準マークの少なくとも一方は、前記配線部材の長手方向にも特異な外観を有してもよい。これにより、第1基準マーク及び第2基準マークは配線部材の周方向の位置に加えて、長手方向の位置も示すことができ、配線部材の長手方向に沿って適切な位置に固定部材が取付けられやすくなる。
(3)(1)又は(2)のワイヤーハーネスにおいて、前記固定部材は、前記配線部材の長手方向に沿って離れた複数の位置に設けられ、複数の前記固定部材それぞれに対応する位置に前記第1基準マーク及び前記第2基準マークの両方が設けられてもよい。これにより、固定部材が複数設けられる場合にも、各固定部材が適切な向きに取付けられやすくなる。
(4)(3)のワイヤーハーネスにおいて、複数の前記第1基準マークは、前記配線部材の周方向に沿って同位相の位置に設けられてもよい。これにより、一の方向から見たときの配線部材の向きが揃えられやすい。
(5)(4)のワイヤーハーネスにおいて、前記配線部材には、複数の前記第1基準マークと同位相の位置に、前記配線部材の長手方向に沿って延びる基準ラインマークが設けられていてもよい。これにより、ワイヤーハーネスが車両に組付けられるときに、基準ラインマークの曲がり具合が確認されることによって、配線部材のねじれ具合が確認されることができる。また、第1基準マークが用いられることによって、基準ラインマークが設けられやすい。
(6)(3)から(5)のいずれか1つのワイヤーハーネスにおいて、複数の前記固定部材は、対応する前記第2基準マークに対して同じ向きに取付けられてもよい。これにより、固定部材が適切な向きに取付けられやすくなる。
(7)(1)から(6)のいずれか1つのワイヤーハーネスにおいて、前記配線部材には、基準平面が設定され、前記第1基準マークは、前記基準平面に基づいた位置に設けられてもよい。これにより、第1基準マークが設定されやすい。
(8)(7)のワイヤーハーネスにおいて、前記配線部材は、幹線部の端部から2つの枝線部に分かれる分岐部を含み、前記分岐部において、前記幹線部の延在方向と前記2つの枝線部の延在方向とを含む平面が前記基準平面とされてもよい。これにより、基準平面が設定されやすい。
(9)(7)のワイヤーハーネスにおいて、前記配線部材に固定されたクリップをさらに備え、前記クリップは取付対象に形成された孔に挿入係止可能に形成され、前記クリップの挿入方向と直交する平面が前記基準平面とされてもよい。これにより、基準平面が設定されやすい。
(10)(7)のワイヤーハーネスにおいて、前記配線部材は、第1方向から第2方向に向けて平面的に曲がった経路に規制された曲げ経路規制部分を有し、前記第1方向及び前記第2方向を含む平面が前記基準平面とされてもよい。これにより、基準平面が設定されやすい。
(11)(7)から(10)のいずれか1つのワイヤーハーネスにおいて、前記配線部材の中心を通り、前記基準平面に平行又は直交する平面と前記配線部材の外面との交点の位置に、前記第1基準マークが設けられてもよい。これにより、基準平面SPを用いて第1基準マークが設定されやすい。
(12)(1)から(11)のいずれか1つのワイヤーハーネスにおいて、前記第1基準マーク及び前記第2基準マークは互いに異なる色を呈していてもよい。これにより、第1基準マーク及び第2基準マークを区別しやすい。
(13)(1)から(12)のいずれか1つのワイヤーハーネスにおいて、前記配線部材は、ABSセンサ用の第1電線と、EPB用の第2電線と、前記第1電線と前記第2電線との周囲に設けられたシースとを含み、前記シースの外面に前記第1基準マーク及び前記第2基準マークが設けられてもよい。これにより、位相がわかりにくいシースの外面においても、第1基準マーク及び第2基準マークが設けられることによって、位相を管理しやすい。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のワイヤーハーネスの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
[実施形態1]
以下、実施形態1にかかるワイヤーハーネスについて説明する。図1から図3は実施形態1にかかるワイヤーハーネス10を示す側面図である。図1から図3は互いに異なる視点から見た側面図である。図4は図1のIV-IV線断面図である。図5は図1のV-V線断面図である。なお、図4及び図5において、ハッチングは省略されている。
ワイヤーハーネス10は、配線部材20と固定部材30、40と第1基準マーク50、51及び第2基準マーク60、61とを備える。
配線部材20は、幹線部21の端部から2つの枝線部22、23に分かれる分岐部24を含む。配線部材20は、第1電線25と第2電線26とシース27とを含む。第1電線25はABS(Anti-Lock Brake System:アンチロックブレーキシステム)センサ用の電線である。第1電線25はABSにおいて、車輪の速度を検出するためのセンサからの信号を伝達する信号線として用いられる。第2電線26はEPB(Electric Parking Brake:電動パーキングブレーキ)用の電線である。第2電線26はEPBに対して電力を供給する電源線として用いられる。シース27は第1電線25と第2電線26との周囲に設けられている。配線部材20において、シース27が設けられた部分が幹線部21である。幹線部21において第1電線25と第2電線26とが並行に延びる。分岐部24においてシース27の端部から第1電線25及び第2電線26が分岐して、それぞれが枝線部22、23となる。第1電線25及び第2電線26がそれぞれ単独で延びる部分が枝線部22、23である。
分岐部24には、分岐保持部28が設けられる。分岐保持部28は分岐部24の形状を保持する部分である。ここでは分岐保持部28は、配線部材20をインサート部品としてインサート成形された樹脂覆い部である。分岐保持部28は、インサート成形品ではなく配線部材20とは別成形されたプロテクタなどの部材が、配線部材20に取付けられたものであってもよい。
枝線部22の先端部(第1電線25の一端部)には車輪の速度を検出するためのセンサSが設けられる。枝線部23の先端部(第2電線26の一端部)にはコネクタC1が設けられる。かかるコネクタC1がEPB側のコネクタに接続される。第1電線25の他端部及び第2電線26の他端部にはコネクタC2が設けられる。かかるコネクタC2は車体側の機器と接続される。
固定部材30、40は配線部材20に設けられている。ここでは2つの固定部材30、40が幹線部21に設けられている。固定部材の数は1つであってもよいし、複数であってもよい。複数(ここでは2つ)の固定部材30、40は、配線部材20の長手方向に沿って離れた位置に設けられている。固定部材30、40は配線部材20に対して所定の向きに取付けられる。ここでは2つの固定部材30、40は、それぞれ異なる向きで配線部材20に取付けられている。この固定部材30、40が車両に固定されることによって、配線部材20が固定部材30、40の向きに応じた姿勢で車両に配置される。固定部材30、40の向きがずれていると、配線部材20が車両に配置されたときに、ねじれ等が生じうる。
かかる固定部材30、40の種類は、所定の向きに固定されるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、ブラケット、クランプ、クリップ等であってもよい。以下では、固定部材30、40はブラケット30、40であるものとして説明される。ブラケット30、40は、板材31、41に貫通孔32、42が形成されたものである。当該貫通孔32、42にボルトなどが通されることによって、ブラケット30、40が車両に固定される。
配線部材20への固定部材30、40の取付態様は、特に限定されるものではなく、固定部材30、40に応じた取付態様を採用できる。例えば、ブラケット30、40の場合、板材31、41の一部が配線部材20の周囲にかしめられたり、樹脂覆い部33、43に埋め込まれたりして取付けられることができる。また例えば、クランプの場合、バンドクランプのバンド部が配線部材に巻かれたり、テープ止めクランプが配線部材と共にテープ止めされたりして、配線部材20に取付けられる。図1に示す例では、板材31、41の一部が樹脂覆い部33、43に埋め込められて、ブラケット30、40が配線部材20に取付けられている。樹脂覆い部33、43は配線部材20の一部及び板材31、41の一部をインサート部品として金型に収めた状態で、インサート成形されて形成されている。
ここではブラケット30、40の一部が金型に収められる際に、金型に対して所定の向きに収められる。従って、ここでは、ブラケット30、40の向きは、樹脂覆い部33、43から板材31、41が延び出る向きによって決まる。2つのブラケット30、40において、樹脂覆い部33、43から板材31、41が延び出る向きは同じである、配線部材20に対する樹脂覆い部33、43の向きが異なっていることによって、配線部材20に対するブラケット30、40の向きが異なっている。
第1基準マーク50、51及び第2基準マーク60、61は配線部材20に設けられている。ここでは第1基準マーク50、51及び第2基準マーク60、61はシース27の外面に設けられている。第1基準マーク50、51及び第2基準マーク60、61は配線部材20において固定部材30、40に対応する位置に設けられている。複数の固定部材30、40それぞれに対応する位置に第1基準マーク50、51及び第2基準マーク60、61の両方が設けられる。固定部材30に対応する位置に第1基準マーク50及び第2基準マーク60が設けられ、固定部材40に対応する位置に第1基準マーク51及び第2基準マーク61が設けられる。
第1基準マーク50、51は配線部材20の周方向に特異な外観を有する。これにより、第1基準マーク50、51は、配線部材20の周方向における特定の位置を示すことができる。第1基準マーク50、51は、配線部材20の周方向の基準となる位置を示す。
第1基準マーク50、51が設けられる位置、つまり配線部材20の周方向の基準となる位置は、適宜設定可能である。第1基準マーク50、51は配線部材20に設定される基準平面SP(図4参照)を用いて設定されるとよい。例えば、配線部材20に分岐部24が設けられる場合、第1基準マーク50、51が設けられる位置は、分岐部24を用いて以下のように設定可能である。分岐部24において、幹線部21の延在方向と2つの枝線部22、23の延在方向とを含む平面が基準平面SPとされる。第1基準マーク50、51は、配線部材20の中心CRを通り基準平面SPに直交する仮想平面IPと配線部材20の外面とが交わる位置に設けられる。第1基準マーク50、51は、配線部材20の中心CRを通り基準平面SPに平行な仮想平面と配線部材20の外面とが交わる位置に設けられてもよい。図1は、基準平面SPの法線方向から見た図である。図1に示すように、基準平面SPが水平となるように配線部材20が配置されたときの配線部材20の最上部又は最下部の位置に第1基準マーク50、51が位置する。この場合、当該基準平面SPと平行な表面が分岐保持部28に設けられると良い。分岐保持部28の表面の一つが、当該基準平面SPと平行であると良い。
また例えば、第1基準マーク50、51が設けられる位置は、配線部材20の端部に設けられるコネクタC1、C2の一つを用いて、以下のように設定されてもよい。コネクタC1、C2における段方向又は列方向とコネクタC1、C2の長手方向(相手側コネクタC1、C2との嵌合方向)とを含む平面が基準平面とされる。この基準平面を用いて上記と同様に第1基準マークが設けられることができる。この場合、当該基準平面と平行な表面がコネクタに設けられると良い。コネクタの表面の一つが、当該基準平面と平行であると良い。
また例えば、配線部材20に複数の固定部材30、40が設けられる場合、複数の第1基準マーク50、51が、配線部材20の周方向に沿って同位相の位置に設けられてもよい。この場合、複数の第1基準マーク50、51の位置が、配線部材20の周方向の基準となる位置とされてもよい。
第2基準マーク60、61は配線部材20の周方向に特異な外観を有する。これにより、第2基準マーク60、61は、配線部材20の周方向における特定の位置を示すことができる。第2基準マーク60、61は、固定部材30、40の取付向きの基準となる配線部材20の周方向の位置を示す。
複数の固定部材30、40は、対応する第2基準マーク60、61に対して同じ向きに取付けられている。図2は第2基準マーク60が配線部材20の上部に位置するときに配線部材20が上から観察されたときの平面図であり、図3は第2基準マーク61が配線部材20の上部に位置するときに配線部材20が上から観察されたときの平面図である。図2において、ブラケット30における板材31は図2の紙面と平行に、かつ配線部材20に対して一方側(図2の左側)に樹脂覆い部33から延び出る。図3においても同様に、ブラケット40における板材41は図3の紙面と平行に、かつ配線部材20に対して一方側(図3の左側)に樹脂覆い部43から延び出る。複数の第2基準マーク60、61の位相を揃えたとき、複数の固定部材30、40の向きが同じ向きとなる。図4において、配線部材20の中心CR及び第2基準マーク60を通る仮想線L1と、樹脂覆い部33から板材31が延び出る方向とが直交する。同様に、図5において、配線部材20の中心CR及び第2基準マーク61を通る仮想線L2と、樹脂覆い部43から板材41が延び出る方向とが直交する。
第1基準マーク50、51及び第2基準マーク60、61の少なくとも一方は、配線部材20の長手方向にも特異な外観を有する。ここでは、第1基準マーク50、51及び第2基準マーク60、61の両方が、配線部材20の長手方向にも特異な外観を有する。例えば、第1基準マーク50、51及び第2基準マーク60、61は円形状又は角形状などの点状に設けられることによって、配線部材20の周方向及び長手方向に特異な外観を有している。例えば、第1基準マーク50、51及び第2基準マーク60、61は配線部材20の長手方向に延びる線状に設けられると、配線部材20の周方向に特異な外観を有しつつ、長手方向には特異な外観を有しない。
第1基準マーク50、51及び第2基準マーク60、61は例えば配線部材20に塗料が塗られて設けられる。かかる塗料は作業者によって塗布されてもよいし、自動機によって塗布されてもよい。第1基準マーク50、51及び第2基準マーク60、61の大きさは特に限定されるものではなく、視認可能な大きさであればよい。第1基準マーク50、51及び第2基準マーク60、61の大きさは、視認可能な大きさの範囲でなるべく小さいと良い。
固定部材30に対応する位置に設けられる第1基準マーク50及び第2基準マーク60は、配線部材20の周方向に比較的遠い位置に設けられる。この場合、第1基準マーク50及び第2基準マーク60は、配線部材20の長手方向に同じ位置に設けられてもよいし、離れて設けられてもよい。固定部材40に対応する位置に設けられる第1基準マーク51及び第2基準マーク61は、配線部材20の周方向に比較的近い位置に設けられる。この場合、第1基準マーク51及び第2基準マーク61は、配線部材20の長手方向に離れて設けられると良い。
固定部材30に対応する位置に設けられる第1基準マーク50及び第2基準マーク60は、固定部材30に対してコネクタC2側に設けられる。同様に、固定部材40に対応する位置に設けられる第1基準マーク51及び第2基準マーク61は、固定部材40に対してコネクタC2側に設けられる。このように、複数の固定部材30、40に対応する位置に第1基準マーク50、51及び第2基準マーク60、61が設けられる場合、複数の固定部材30、40に対して、第1基準マーク50、51及び第2基準マーク60、61が同じ側に位置するように設けられてもよいし、互いに逆側に位置するように設けられてもよい。
第1基準マーク50、51及び第2基準マーク60、61の色は特に限定されるものではなく、互いに同じ色であってもよいし、互いに異なる色を呈していてもよい。第1基準マーク50、51及び第2基準マーク60、61の色が互いに異なる色を呈していると、視認される際、区別されやすくなる。
<ワイヤーハーネスの製造方法の一例>
例えばワイヤーハーネス10は以下のように製造されてもよい。
まず、分岐保持部28が設けられた配線部材20に第1基準マーク50、51が設けられる。ここでは、分岐部24における幹線部21の延在方向と2つの枝線部22、23の延在方向とを含む平面が基準平面SPとされる。この基準平面SPが水平となるように配線部材20が配置される。例えば、分岐保持部28に基準平面SPと平行な表面がある場合、当該表面を水平にして配線部材20が配置される。この分岐保持部28から配線部材20がねじれないよう直線状に延ばされた状態で、配線部材20の長手方向に沿った所定の位置の上面に第1基準マーク50、51が設けられる。そして、各第1基準マーク50、51を基準に第2基準マーク60、61がそれぞれ設けられる。
上面に第2基準マーク60が現れた状態で、配線部材20の一部及びブラケット30の板材31の一部が金型にセットされる。このとき、ブラケット30の板材31のうち一端部が金型から水平方向に延び出て、他端部が金型内に収められる。この後、金型内に溶融樹脂が流し込まれて、樹脂覆い部33が形成される。樹脂覆い部43についても同様に形成される。
以上より、ブラケット30、40が所定の向きに配線部材20に取付けられて、ワイヤーハーネス10が製造される。
第1基準マーク50、51及び第2基準マーク60、61のいずれか一方又は両方は、樹脂覆い部33、43に覆われないことが好ましい。第1基準マーク50、51及び第2基準マーク60、61のいずれか一方又は両方は、表面に露出していることが好ましい。これにより、固定部材30、40が所定の向きに取付けられているかどうかが検査される際、第1基準マーク50、51及び第2基準マーク60、61のいずれか一方又は両方を用いて検査されることができる。第1基準マーク50、51及び第2基準マーク60、61のいずれか一方又は両方は樹脂覆い部33、43に覆われていてもよい。
<実施形態1の効果等>
以上のように構成されたワイヤーハーネス10によると、第1基準マーク50、51を備えることによって固定部材30、40の取付位置においても配線部材20の周方向の基準の向きがわかりやすくなる。これにより、第2基準マーク60、61が配線部材20の周方向の適切な位置に設けられやすくなったり、第1基準マーク50、51及び第2基準マーク60、61を基準に固定部材30、40が取付けられたりすることが可能となり、もって、配線部材20に対して固定部材30、40が適切な向きに取付けられやすくなる。
また、第1基準マーク50、51及び第2基準マーク60、61の少なくとも一方は、配線部材20の長手方向にも特異な外観を有する。これにより、第1基準マーク50、51及び第2基準マーク60、61の少なくとも一方は、配線部材20の周方向の位置に加えて、長手方向の位置も示すことができ、配線部材20の長手方向に沿って適切な位置に固定部材30、40が取付けられやすくなる。
また、複数の固定部材30、40それぞれに対応する位置に第1基準マーク50、51及び第2基準マーク60、61の両方が設けられる。これにより、固定部材30、40が複数設けられる場合にも、各固定部材30、40が適切な向きに取付けられやすくなる。
また、複数の第1基準マーク50、51は、配線部材20の周方向に沿って同位相の位置に設けられる。これにより、一の方向から見たときの配線部材20の向きを揃えやすい。
また、複数の固定部材30、40は、対応する第2基準マーク60、61に対して同じ向きに取付けられている。これにより、固定部材30、40の向きを適切な向きにしやすくなる。
また、配線部材20には、基準平面SPが設定され、第1基準マーク50、51は、基準平面SPに基づいて設定される。これにより、第1基準マーク50、51が設定されやすい。ここでは、配線部材20は分岐部24を有し、分岐部24において、幹線部21の延在方向と2つの枝線部22、23の延在方向とを含む平面が基準平面SPとされる。これにより、基準平面SPが設定されやすい。また、配線部材20の中心を通り、基準平面SPに平行又は直交する平面(ここでは直交する平面)と配線部材20の外面との交点の位置に、第1基準マーク50、51が設けられる。これにより、基準平面SPを用いて第1基準マーク50、51が設定されやすい。
また、シース27の外面に第1基準マーク50、51及び第2基準マーク60、61が設けられる。これにより、位相がわかりにくいシース27の外面においても、第1基準マーク50、51及び第2基準マーク60、61が設けられることによって、位相を管理しやすい。
また、第1基準マーク50、51及び第2基準マーク60、61は互いに異なる色を呈していると、第1基準マーク50、51及び第2基準マーク60、61が視認される際、区別されやすい。
[変形例]
図6は実施形態1にかかるワイヤーハーネス10の変形例を示す側面図である。
変形例にかかるワイヤーハーネス110は、配線部材20に基準ラインマーク70が設けられている点で上記ワイヤーハーネス10とは異なる。
基準ラインマーク70は、複数の第1基準マーク50、51と同位相の位置に、配線部材20の長手方向に沿って延びるように設けられる。第1基準マーク50、51の位置に基準ラインマーク70が設けられることによって、基準ラインマーク70が設けられやすくなる。基準ラインマーク70は、ワイヤーハーネス10が車両に組付けられるときに、配線部材20のねじれ具合を見るために設けられる。つまり、ワイヤーハーネス10が車両に組付けられるときに、基準ラインマーク70の曲がり具合が確認されることによって、配線部材20のねじれ具合が確認されることができる。
基準ラインマーク70は、第1基準マーク50、51の上に塗られてもよいし、第1基準マーク50、51の上に塗られないように、第1基準マーク50、51を避けて設けられてもよい。基準ラインマーク70は、固定部材30、40及び樹脂覆い部33、43の位置には設けられてもよいし、設けられなくてもよい。基準ラインマーク70は、幹線部21のうち分岐部24と固定部材30との間の区間、固定部材30と固定部材40との間の区間、及び固定部材40とコネクタC2との間の区間の3つの区間に設けられる。基準ラインマーク70は、当該3つの区間のうち、いずれか1つ又は2つの区間にのみ設けられてもよい。
ワイヤーハーネス110は、分岐部24の位置に固定部材30、40とは別に分岐部用固定部材80が設けられている点でも、上記ワイヤーハーネス10とは異なる。この際、分岐部用固定部材80に対応する位置には第1基準マーク50、51及び第2基準マーク60、61が設けられていない。分岐部24の位置は、基準平面SPをとりやすく、位相管理しやすいため、分岐部用固定部材80の向きを所定の向きに設定しやすいからである。分岐部用固定部材80に対応する位置には第1基準マーク50、51及び第2基準マーク60、61が設けられないことによって、第1基準マーク50、51及び第2基準マーク60、61を設ける手間を省くことができる。もっとも、分岐部用固定部材80に対応する位置にも第1基準マーク及び第2基準マークが設けられてもよい。
図7及び図8は実施形態1にかかるワイヤーハーネス10の別の変形例を示す平面図及び正面図である。
これまで、基準平面SPが分岐部24を基に設定されるものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。変形例にかかるワイヤーハーネス210は、配線部材20に固定されたクリップ90をさらに備える。ワイヤーハーネス210において、クリップ90を基に基準平面が設定されてもよい。
より詳細には、クリップ90は取付対象に形成された孔に挿入係止可能に形成される。クリップ90は柱部91と係止片92とを有する。係止片92は柱部91から側方に突出する。係止片92は、クリップ90が孔に挿入された際、孔の周縁部からの力を受けて、幅広な部分の幅寸法が小さくなるように弾性変形可能である。これにより、クリップ90が孔を通過可能とされる。クリップ90が孔を通過した後、係止片92が弾性復帰することによって、係止片92の幅広な部分が孔の周縁部に引っ掛かり、もってクリップ90が孔に係止する。図8に示すように、ワイヤーハーネス210において、クリップ90の挿入方向と直交する平面が基準平面SPとされる。この場合でも、基準平面SPが設定されやすい。この基準平面SPは、クリップ90が差し込まれる孔が形成された取付相手における平面と平行である。
また、ここでは配線部材20は、第1方向から第2方向に向けて平面的に曲がった経路に規制された曲げ経路規制部分29aを有する。ワイヤーハーネス210において、曲げ経路規制部分29aを基に基準平面が設定されてもよい。例えば、曲げ経路規制部分29aは、図7のようにすべての配線部材20が分岐せずに並行しつつ曲がる部分に設けられるとよい。図7に示す例では、すべての配線部材20が並行しつつ曲がる部分にプロテクタなどの経路規制部材29bが設けられて、曲げ経路規制部分29aとされる。曲げ経路規制部分29aにおいて、第1方向及び第2方向を含む平面が基準平面SPとされる。これにより、基準平面SPが設定されやすい。図7に示す例では、配線部材20が図7の紙面の左右方向から上下方向に向けて曲がる。この場合、図7の紙面と平行な平面が基準平面とされる。
曲げ経路規制部分29aでは、配線部材20は、経路規制部材29bによって曲がった状態に維持されている。かかる経路規制部材29bは例えば配線部材20をインサート部品としてインサート成形された樹脂成形部であってもよい。経路規制部材29bは配線部材20とは別に金型成形された別成形品であってもよい。
経路規制部材29bには、張出部29cが設けられてもよい。張出部29cは、曲げ部の内周側又は外周側に張り出すように設けられる。張出部29cは、配線部材20の延在方向に沿って曲げ部の両側に位置する部分を連結するように設けられる。張出部29cが設けられることによって、経路規制部材29bのうち曲げ部を経路規制する部分の剛性が高められる。張出部29cは、例えば経路規制部材29bを構成する樹脂が比較的柔らかい樹脂である場合などに設けられると良い。
ワイヤーハーネス210において、クリップ90は例えば経路規制部材29bに固定されてもよい。経路規制部材29bが樹脂成形部である場合、クリップ90の一部が配線部材20と共にインサート部品とされてもよい。経路規制部材29bが別成形品である場合、クリップ90は経路規制部材29bと一体的に金型成形されてもよい。
またこれまで、第1基準マーク50、51が、配線部材20の中心を通り、基準平面SPに平行又は直交する平面と配線部材20の外面との交点の位置に設けられるものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。例えば、第1基準マークは、配線部材20の中心を通り、基準平面SPに平行な平面と配線部材20の外面との交点の位置から、30度ずつ又は45度ずつずれた複数の位置から選択された位置に設けられてもよい。
このほか、これまで配線部材20がABSセンサ用の第1電線25と、EPB用の第2電線26とを含むものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。例えば、第1電線25及び第2電線26の用途は、ABSセンサ用及びEPB用でなくともよい。また、配線部材20は、第1電線25及び第2電線26を覆うシース27を含むものとされたが、このことは必須の構成ではない。第1電線25及び第2電線26は、シース27に代えて、コルゲートチューブなどのチューブ状部材に覆われていてもよい。この場合、第1基準マーク50、51及び第2基準マーク60、61は、チューブ状部材に設けられるとよい。
また、これまで配線部材20に分岐部24が設けられるものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。配線部材20に分岐部24が設けられていなくてもよい。また、配線部材20に分岐部24が設けられる場合でも、分岐部24の構成は上記したものに限られない。例えば、配線部材に分岐部が2つ以上設けられてもよい。また例えば、1つの分岐部において、幹線部の端部から3つ以上の枝線部が分岐するものであってもよい。
なお、上記各実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせることができる。
10、110、210 ワイヤーハーネス
20 配線部材
21 幹線部
22、23 枝線部
24 分岐部
25 第1電線
26 第2電線
27 シース
28 分岐保持部
29a 曲げ経路規制部分
29b 経路規制部材
29c 張出部
30、40 固定部材(ブラケット)
31、41 板材
32、42 貫通孔
33、43 樹脂覆い部
50、51 第1基準マーク
60、61 第2基準マーク
70 基準ラインマーク
80 分岐部用固定部材(ブラケット)
90 クリップ
91 柱部
92 係止片
S センサ
C1、C2 コネクタ
SP 基準平面
IP 仮想平面
CR 配線部材の中心
L1、L2 基準線

Claims (13)

  1. 配線部材と、
    前記配線部材に設けられた固定部材と、
    前記配線部材において前記固定部材に対応する位置に設けられた第1基準マーク及び第2基準マークと、
    を備え、
    前記第1基準マーク及び前記第2基準マークは前記配線部材の周方向に特異な外観を有し、
    前記第1基準マークは、前記配線部材の周方向の基準となる位置を示し、
    前記第2基準マークは、前記固定部材の取付向きの基準となる前記配線部材の周方向の位置を示す、ワイヤーハーネス。
  2. 請求項1に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記第1基準マーク及び前記第2基準マークの少なくとも一方は、前記配線部材の長手方向にも特異な外観を有する、ワイヤーハーネス。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記固定部材は、前記配線部材の長手方向に沿って離れた複数の位置に設けられ、
    複数の前記固定部材それぞれに対応する位置に前記第1基準マーク及び前記第2基準マークの両方が設けられる、ワイヤーハーネス。
  4. 請求項3に記載のワイヤーハーネスであって、
    複数の前記第1基準マークは、前記配線部材の周方向に沿って同位相の位置に設けられる、ワイヤーハーネス。
  5. 請求項4に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記配線部材には、複数の前記第1基準マークと同位相の位置に、前記配線部材の長手方向に沿って延びる基準ラインマークが設けられる、ワイヤーハーネス。
  6. 請求項3から請求項5のいずれか1項に記載のワイヤーハーネスであって、
    複数の前記固定部材は、対応する前記第2基準マークに対して同じ向きに取付けられる、ワイヤーハーネス。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記配線部材には、基準平面が設定され、
    前記第1基準マークは、前記基準平面に基づいた位置に設けられる、ワイヤーハーネス。
  8. 請求項7に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記配線部材は、幹線部の端部から2つの枝線部に分かれる分岐部を含み、
    前記分岐部において、前記幹線部の延在方向と前記2つの枝線部の延在方向とを含む平面が前記基準平面とされる、ワイヤーハーネス。
  9. 請求項7に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記配線部材に固定されたクリップをさらに備え、
    前記クリップは取付対象に形成された孔に挿入係止可能に形成され、
    前記クリップの挿入方向と直交する平面が前記基準平面とされる、ワイヤーハーネス。
  10. 請求項7に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記配線部材は、第1方向から第2方向に向けて平面的に曲がった経路に規制された曲げ経路規制部分を有し、
    前記第1方向及び前記第2方向を含む平面が前記基準平面とされる、ワイヤーハーネス。
  11. 請求項7から請求項10のいずれか1項に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記配線部材の中心を通り、前記基準平面に平行又は直交する平面と前記配線部材の外面との交点の位置に、前記第1基準マークが設けられる、ワイヤーハーネス。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか1項に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記第1基準マーク及び前記第2基準マークは互いに異なる色を呈している、ワイヤーハーネス。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか1項に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記配線部材は、ABSセンサ用の第1電線と、EPB用の第2電線と、前記第1電線と前記第2電線との周囲に設けられたシースとを含み、
    前記シースの外面に前記第1基準マーク及び前記第2基準マークが設けられる、ワイヤーハーネス。
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