JP2015122870A - ワイヤーハーネスの固定構造 - Google Patents

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【課題】分岐構造を有する電線束を備えるワイヤーハーネスの固定構造において、電線束をリーンホースメント等の支持体に対して安定した状態で固定すること。
【解決手段】ワイヤーハーネスの固定構造は、本線部91と本線部91から第1の側方へ分岐した第一支線部921及び本線部91から第1の側方の反対側の第2の側方へ分岐した第二支線部922を含む複数の支線部92とを有する電線束9と、支線部92各々に設けられた支線部92各々を固定する複数の固定部8と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、分岐構造を有する電線束を支持体に固定する構造に関する。
自動車等の車両に搭載されるワイヤーハーネスにおいて、ワイヤーハーネスを構成する電線束は、例えば、リーンホースメント又はドアパネル等の支持体に固定される。リーンホースメントは、運転席の前方のインストルメントパネルの裏側において車両の幅方向に延在するように配置される。リーンホースメントは、両端が車両の側面のパネルに固定されることで車両の強度を高める骨組みの役割を果たす部材である。
リーンホースメントに固定される電線束を有するワイヤーハーネスは、インストルメントパネルに配置されたメータ類、各種スイッチ及びセンサ等の様々な電子機器に接続される。この部分に配線されるワイヤーハーネスにおいては、電線束は、リーンホースメントに固定された本線部と、本線部から分岐した支線部とを有する。支線部は、上記に示されるような電子機器に接続される。
支線部及び支線部の端部に接続されたジャンクションコネクタ等の電装部品は、テープ巻きにより本線部に固定される。支線部及び電装部品と結束された本線部は、クリップ等の固定部によりリーンホースメントの外側面に固定される。
一方、特許文献1に示されるワイヤーハーネスの固定構造においては、リーンホースメント(帯状の支持体)に溝が形成されている。この場合、ワイヤーハーネスにおける電線束の本線部は、リーンホースメントの溝内に配線される。また、本線部と支線部との分岐部を形成する分岐ボックスが本線部に設けられている。分岐ボックスには、分岐ボックスをリーンホースメントに固定する固定部が形成されている。
特開2001−165355号公報
車両の支持体に固定されたワイヤーハーネスの電線束には、走行時の車両の振動等によって様々な方向の外力が加わる。
例えば、電線束が横方向に延びて形成された支持体における溝のない上面側の部分に固定される場合、電線束の本線部を支持体の表面に沿って本線部の側方へ倒そうとする外力が電線束に加わる。以下、この外力のことを横倒し方向の外力と称する。
例えば、電線束が横方向に延びて形成されたパイプ状の支持体に固定される場合、横倒し方向の外力は、電線束の本線部を支持体の周方向に沿って変位させようとする外力である。
固定部が電線束の本線部に設けられている場合、電線束に加わる横倒し方向の外力は、固定部に対して大きなトルクとして作用する。そのため、電線束の本線部が左右に大きく振れる、或いは固定部が支持体から外れるなどの不安定な固定状態になりやすい。
そこで、支持体に電線束の本線部が嵌り込む溝が形成されていなくても、電線束を安定した状態で支持体に固定できるワイヤーハーネスの固定構造が望まれている。
本発明は、分岐構造を有する電線束を備えるワイヤーハーネスの固定構造において、電線束をリーンホースメント等の支持体に対して安定した状態で固定できることを目的とする。
第1態様に係るワイヤーハーネスの固定構造は、電線束と複数の固定部とを備える。上記電線束は、複数の電線を含む本線部と上記本線部から第1の側方へ分岐した電線を含む第一支線部及び上記本線部から上記第1の側方の反対側の第2の側方へ分岐した電線を含む第二支線部を含むとともに上記本線部における長手方向の複数箇所に形成された複数の支線部とを有する。上記固定部は、上記支線部各々に設けられ、上記電線束が支持体に沿う状態で、上記支持体における上記本線部が沿う部分に対し上記支線部が分岐した側の位置に上記支線部各々を固定する。
第2態様に係るワイヤーハーネスの固定構造は、第1態様に係るワイヤーハーネスの固定構造の一態様である。第2態様に係るワイヤーハーネスの固定構造において、上記固定部各々は、上記電線束の上記支線部各々の端部に接続された電装部品の一部に形成されている。
第3態様に係るワイヤーハーネスの固定構造は、第1態様又は第2態様に係るワイヤーハーネスの固定構造の一態様である。第3態様に係るワイヤーハーネスの固定構造においては、それぞれ上記固定部が設けられた上記第一支線部と上記第二支線部とが上記本線部の異なった箇所から分岐している。
第4態様に係るワイヤーハーネスの固定構造は、第1態様から第3態様のいずれかに係るワイヤーハーネスの固定構造の一態様である。第4態様に係るワイヤーハーネスの固定構造において、上記電線束は、横方向に延びて形成された上記支持体の長手方向に上記本線部が沿う状態で、複数の上記固定部によって上記支持体に固定されている。
上記の各態様においては、本線部の第1の側方へ分岐した第一支線部と本線部の第2の側方へ分岐した第二支線部とを含む支線部が、本線部における長手方向の複数箇所に形成されている。そして、電線束を支持体に固定する固定部が複数の支線部各々に形成されている。この場合、第一支線部に設けられた固定部は、本線部に対して第2の側方へ向けて加わる外力に抗して本線部が第2の側方へ変位することを防止する。また、第二支線部に設けられた固定部は、本線部に対して第1の側方へ向けて加わる外力に抗して本線部が第1の側方へ変位することを防止する。即ち、第一支線部及び第二支線部各々に形成された固定部は、電線束の本線部が左右に大きく振れることを防止する。しかも、本線部とその変位を防ぐ固定部とが、支線部を介して支持体の表面に沿う状態でつながる。そのため、本線部から固定部へ大きなトルクが作用しない。従って、電線束をリーンホースメント等の支持体に対して安定した状態で固定することが可能となる。
また、上記の第2態様においては、固定部各々が、電線束の支線部各々の端部に接続された電装部品の一部に形成されている。そのため、このワイヤーハーネスの固定に必要な部品の点数を削減することができる。
また、上記の第3態様においては、第一支線部と第二支線部とが本線部の異なった箇所から分岐している。この場合、後述するように、より少ない数の固定部で電線束を支持体に安定した状態で固定することが可能となる。
また、上記の第4態様においては、電線束の本線部が横方向に延びて形成された支持体の長手方向に沿う状態で、電線束が複数の固定部によって支持体に固定されている。この場合、振動等により電線束の本線部を支持体の周方向に沿って変位させようとする外力が大きくなりやすい。従って、電線束を支持体に対して安定した状態で固定できる本発明の効果がより顕著となる。
第1実施形態に係るワイヤーハーネスの固定構造が適用されたワイヤーハーネス1の側面斜視図である。 ワイヤーハーネス1の主要部の断面図である。 一部が分解されたワイヤーハーネス1の側面斜視図である。 第2実施形態に係るワイヤーハーネスの固定構造が適用されたワイヤーハーネス1Aの上面斜視図である。 第3実施形態に係るワイヤーハーネスの固定構造が適用されたワイヤーハーネス1Bの主要部の断面図である。 第4実施形態に係るワイヤーハーネスの固定構造が適用されたワイヤーハーネス1Cの主要部の断面図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。以下の実施形態は、本発明を具現化した一例であり、本発明の技術的範囲を限定する事例ではない。
<第1実施形態>
図1〜3を参照しつつ、第1実施形態に係るワイヤーハーネスの固定構造が適用されたワイヤーハーネス1の構成について説明する。ワイヤーハーネス1は、自動車等の車両に搭載される。
ワイヤーハーネス1は、電線束9と複数の固定部8とを備える。電線束9は、複数の固定部8により支持体6に固定される。
本実施形態は、支持体6として、円筒状のリーンホースメントが採用された場合の事例である。
図1は、ワイヤーハーネス1の主要部の側面斜視図である。図2は、図1のII−II平面におけるワイヤーハーネス1の断面図である。図3は、電線束9と複数の固定部8とが支持体6に固定される前におけるワイヤーハーネス1の主要部の側面斜視図である。
<電線束>
図1〜3に示されるように、電線束9は、本線部91と複数の支線部92とを有する。さらに、本実施形態においては、支線部92各々の端部に電装部品7が接続されている。電装部品7としては、例えば、ジャンクションコネクタ、リレーブロック又はヒューズブロック等が考えられる。
本線部91は、複数本の電線90を含む。本実施形態において、本線部91を構成する複数本の電線90は、結束バンド又粘着テープ等の結束部材5により結束されている。電線90は、例えば、銅又はアルミニウムなどを主成分とする導体と、その導体の周囲を覆う絶縁被覆と、を有する絶縁電線である。
支線部92は、本線部91における長手方向の複数箇所に形成されている。支線部92は、本線部91から第1の側方へ分岐した電線90を含む第一支線部921と本線部91から第1の側方の反対側の第2の側方へ分岐した電線90を含む第二支線部922とを含む。後述するように、第一支線部921及び第二支線部922は、支持体6に固定される固定用の支線部である。なお、図1,3が示す例では、支線部92は、支持体6に固定されない非固定用の第三支線部923も含む。第三支線部923は、支持体6、本実施形態においてはリーンホースメントの周辺の電子機器に接続される。
本実施形態における第二支線部922は、本線部91の長手方向において、第一支線部921と同じ位置で本線部91から分岐している。
<固定部>
固定部8は、複数の支線部92における第一支線部921及び第二支線部922各々に設けられている。本実施形態は、電線束9の第一支線部921及び第二支線部922各々の端部に接続された電装部品7の一部に固定部8が形成されている場合の事例である。
図2に示されるように、固定部8は、例えば、ズレ防止部81及び係合部82を備える。
本実施形態におけるズレ防止部81は、電装部品7に連なって形成されている。ズレ防止部81は、電装部品7における支持体6側の表面71から突出して形成された部分である。従って、電装部品7の表面71におけるズレ防止部81とそれ以外の部分との間には、段差が形成されている。
係合部82は、ズレ防止部81から突出して形成された柱部821と柱部821の両側へ張り出した2つの張出部822とを有する。係合部82における2つの張出部822は、可撓性を有する。固定部8の詳細については後述する。
<ワイヤーハーネスの固定構造>
次に、本実施形態におけるワイヤーハーネス1の固定構造について説明する。本実施形態において、ワイヤーハーネス1の固定先の支持体6は、横方向に延びて形成された部材である。ここで、横方向とは、水平方向又は水平方向に対し僅かに傾く程度の概ね水平な方向を意味する。
本実施形態における支持体6の外周面には、固定部8を取り付け可能な取付孔61が複数形成されている。
図3に示されるように、本実施形態における取付孔61は、円筒状の支持体6に形成された貫通孔である。取付孔61における直交する2方向の幅各々を、それぞれ横幅及び縦幅と称する。取付孔61における横幅は、固定部8における柱部821の両側に張り出した2つの張出部822全体の幅よりも小さい。
本実施形態に係るワイヤーハーネスの固定構造は、例えば、以下の手順により作られる。
まず、電装部品7に形成された固定部8における係合部82が取付孔61に挿入される。その際、係合部82における2つの張出部822は取付孔61の縁部に接して押圧され、柱部821の両側に張り出す幅が取付孔61の横幅まで収縮する。
係合部82がさらに奥へ押し込められると、電装部品7の表面71におけるズレ防止部81とそれ以外の部分との間に形成された段差が、取付孔61の縁部の表側に引っ掛かる。
この際、2つの張出部822は、取付孔61の縁部の裏側において、取付孔61の横幅よりも大きな幅、即ち、元の幅の形状に戻る。その結果、係合部82における2つの張出部822各々が取付孔61の縁部の裏側に引っ掛かる。これにより、電線束9が、横方向に延びて形成された支持体6の長手方向に本線部91が沿う状態で、複数の固定部8によって支持体6に固定される。
ズレ防止部81は、支持体6の表面に沿う方向に加わる外力によって、電装部品7の位置がずれることを防止する。係合部82における張出部822は、主に支持体6における縦方向及び縦方向と横方向との両方に直交する垂直方向に加わる外力によって、電装部品7が外れてしまうことを防止する。
なお、図1〜3に示される例では、ワイヤーハーネス1は、本線部91が横方向に延びて形成された支持体6の斜め上面に沿う状態で支持体6に固定されている。そのため、本線部91の荷重は、常に、第2の側方へ向けて加わっている。
即ち、本実施形態は、電線束9の本線部91を第2の側方へ変位させようとする荷重が本線部91に加わっている場合の事例である。この場合、図1に示されるように、本線部91の第2の側方の固定部8の数を本線部91の第1の側方の固定部8の数よりも少なくすることができる。従って、電線束9を比較的少ない数の固定部8で支持体6に固定することができる。
なお、本線部91の第1の側方の固定部8の数と本線部91の第2の側方の固定部8の数とが一致していてもよい。
<作用及び効果>
本実施形態においては、本線部91の第1の側方へ分岐した第一支線部921と本線部91の第2の側方へ分岐した第二支線部922と第三支線部923とを含む支線部92が、本線部91における長手方向の複数箇所に形成されている。そして、電線束9を支持体6に固定する固定部8が複数の支線部92における第一支線部921及び第二支線部922各々に設けられている。この場合、第一支線部921に設けられた固定部8は、本線部91に対して第2の側方へ向けて加わる外力に抗して本線部91が第2の側方へ変位することを防止する。また、第二支線部922に設けられた固定部8は、本線部91対して第1の側方へ向けて加わる外力に抗して本線部91が第1の側方へ変位することを防止する。即ち、第一支線部921及び第二支線部922各々に形成された固定部8は、電線束9の本線部91が左右に大きく振れることを防止する。しかも、本線部91とその変位を防ぐ固定部8とが、支線部92を介して支持体6の表面に沿う状態でつながる。そのため、本線部91から固定部8へ大きなトルクが作用しない。従って、電線束9をリーンホースメント等の支持体6に対して安定した状態で固定することが可能となる。
また、本実施形態においては、固定部8各々が、電線束9の支線部92各々の端部に接続された電装部品7の一部に形成されている。そのため、ワイヤーハーネス1の固定に必要な部品の点数を削減することができる。
また、本実施形態においては、電線束9の本線部91が横方向に延びて形成された支持体6の長手方向に沿う状態で、電線束9が複数の固定部8によって支持体6に固定されている。この場合、振動等により電線束9の本線部91を支持体6の周方向に沿って変位させようとする外力が大きくなりやすい。従って、電線束9を支持体6に対して安定した状態で固定できる本発明の効果がより顕著となる。
<第2実施形態>
次に、図4を参照しつつ、第2実施形態に係るワイヤーハーネスの固定構造が適用されたワイヤーハーネス1Aの構成について説明する。図4は、ワイヤーハーネス1Aの上面斜視図である。なお、図4において、図1〜3に示される構成要素と同じ構成要素は、同じ参照符号が付されている。
以下、ワイヤーハーネス1Aにおいて、ワイヤーハーネス1と異なる点について説明する。
図4に示される例では、ワイヤーハーネス1Aは、本線部91が横方向に延びて形成された支持体6の上面に沿う状態で、支持体6に固定されている。
ワイヤーハーネス1Aにおいては、それぞれ固定部8が設けられた第一支線部921と第二支線部922とが本線部91の異なった箇所から分岐している。
本実施形態においては、さらに、第一支線部921と第二支線部922とが本線部91の長手方向において交互に形成されている。例えば、同数の第一支線部921と第二支線部922とが、一連の本線部91から分岐して形成されていることが考えられる。
本実施形態においては、本線部91の第1の側方の固定部8と第2の側方の固定部8とをバランスよく配分しつつ、より少ない数の固定部8で電線束9を支持体6に安定した状態で固定することが可能となる。
また、本実施形態においては、第三支線部923の分岐箇所をより自由に設定することが可能となる。
なお、本実施形態において、本線部91に加わる両側方への外力が均衡していない場合、第1実施形態と同様に、本線部91の第1の側方と第2の側方との固定部8の数が一致していなくてもよい。
<第3実施形態>
次に、図5を参照しつつ、第3実施形態に係るワイヤーハーネスの固定構造が適用されたワイヤーハーネス1Bの構成について説明する。図5は、ワイヤーハーネス1Bの主要部の断面図である。なお、図5において、図1〜4に示される構成要素と同じ構成要素は、同じ参照符号が付されている。
以下、ワイヤーハーネス1Bにおいて、ワイヤーハーネス1,1Aと異なる点について説明する。
本実施形態において、電線束9が固定される支持体6Bは、平板状の部材である。本実施形態は、支持体6Bが、例えば、図5に示される矢印の方向に動く可動部である場合の事例である。このような支持体6Bとしては、例えば、自動車の後部ドアパネル等が考えられる。
本実施形態においては、電線束9を自動車の後部ドアパネル等の支持体6Bに対して安定した状態で固定することが可能となる。
<第4実施形態>
次に、図6を参照しつつ、第4実施形態に係るワイヤーハーネスの固定構造が適用されたワイヤーハーネス1Cの構成について説明する。図6は、ワイヤーハーネス1Cの主要部の断面図である。なお、図6において、図1〜5に示される構成要素と同じ構成要素は、同じ参照符号が付されている。
以下、ワイヤーハーネス1Cにおいて、ワイヤーハーネス1,1A,1Bと異なる点について説明する。
本実施形態においては、固定部8が、電線束9の第一支線部921(第二支線部922)を結束する結束部材80Cの一部に形成されている。
結束部材80Cは、固定部8の他に、例えば、ベルト部81Cと保持部82Cとを有する。
ベルト部81Cは、第一支線部921(第二支線部922)を構成する複数の電線90を纏める部分である。
保持部82Cは、固定部8とベルト部81Cとを繋ぐ部分である。保持部82Cには、ベルト部81Cの一端が固定されている。また、保持部82Cには、ベルト部81Cがベルト部81Cの他端から挿入される貫通孔及び貫通孔に通されたベルト部81Cを固定する留め部が形成されている。ベルト部81Cとベルト部81Cが貫通孔に通された保持部82Cとは、電線束9の第一支線部921(第二支線部922)を結束する環状の部分を形成する。
本実施形態においては、本線部91から分岐した第一支線部921及び第二支線部922が支持体6の周辺の電子機器に接続される。
本実施形態においても、電線束9を支持体6に対して安定した状態で固定することが可能となる。
<応用例>
ワイヤーハーネス1Cにおける固定部8を有する結束部材80Cが、ワイヤーハーネス1Bに適用されてもよい。
また、第一支線部921及び第二支線部922が張った状態であることも考えられる。この場合、電線束9を支持体6,6Bに対してより安定した状態で固定することが可能となる。
また、支持体6に形成された取付孔61が、例えば、円状又は多角形状の孔であることも考えられる。
なお、本発明に係るワイヤーハーネスの固定構造は、各請求項に記載された発明の範囲において、以上に示された各実施形態及び応用例を自由に組み合わせること、或いは各実施形態及び応用例を適宜、変形する又は一部を省略することによって構成されることも可能である。
1 ワイヤーハーネス
1A ワイヤーハーネス
1B ワイヤーハーネス
1C ワイヤーハーネス
5 結束部材
6 支持体
61 取付孔
6B 支持体
7 電装部品
71 表面
8 固定部
80C 結束部材
81 ズレ防止部
81C ベルト部
82 係合部
821 柱部
822 張出部
82C 保持部
9 電線束
90 電線
91 本線部
92 支線部
921 第一支線部
922 第二支線部
923 第三支線部

Claims (4)

  1. 複数の電線を含む本線部と前記本線部から第1の側方へ分岐した電線を含む第一支線部及び前記本線部から前記第1の側方の反対側の第2の側方へ分岐した電線を含む第二支線部を含むとともに前記本線部における長手方向の複数箇所に形成された複数の支線部とを有する電線束と、
    前記支線部各々に設けられ、前記電線束が支持体に沿う状態で、前記支持体における前記本線部が沿う部分に対し前記支線部が分岐した側の位置に前記支線部各々を固定する複数の固定部と、を備えるワイヤーハーネスの固定構造。
  2. 請求項1に記載のワイヤーハーネスの固定構造であって、
    前記固定部各々は、前記電線束の前記支線部各々の端部に接続された電装部品の一部に形成されている、ワイヤーハーネスの固定構造。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のワイヤーハーネスの固定構造であって、
    それぞれ前記固定部が設けられた前記第一支線部と前記第二支線部とが前記本線部の異なった箇所から分岐している、ワイヤーハーネスの固定構造。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のワイヤーハーネスの固定構造であって、
    前記電線束は、横方向に延びて形成された前記支持体の長手方向に前記本線部が沿う状態で、複数の前記固定部によって前記支持体に固定されている、ワイヤーハーネスの固定構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11458913B2 (en) 2017-06-15 2022-10-04 Autonetworks Technologies, Ltd. Wiring module including a power supply branch part

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