JP2022049402A - 金型、射出成形システム、および成形品の製造方法 - Google Patents

金型、射出成形システム、および成形品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 外観品質および寸法品質に優れる成形品を得ることができるとともに、生産性を向上させることが可能な技術を提供すること。【解決手段】 固定型と、可動型と、前記固定型と前記可動型との連結および連結解除を行なうための連結手段と、前記固定型と前記可動型との連結部の型閉方向への移動を行なうための連結部移動手段と、前記連結手段と、前記連結部移動手段と、を制御する制御部と、を有することを特徴とする金型。【選択図】 図1

Description

本発明は、金型、射出成形システム、および成形品の製造方法に関する。
従来、成形品の生産性を高める方法として以下の様な発明が開示されている。
例えば、特許文献1記載の発明のおいては、固定型板および可動型板に夫々着脱可能なユニット型を配し、型締・射出後に夫々のユニット型を連結一体化する連結部材を取り付け、型内の湯道を該連結部材で遮断するとともに夫々のユニット型を連結して一体化する。そして、型板間より一体化されたユニット型を取り出し、成形機外で冷却する。この冷却中に別のユニット型を型板に取着し、同様なサイクルを繰り返し行うことにより、夫々冷却時間を充分にとりながら成形タイムを短縮する発明が提案されている。
また、特許文献2記載の発明のおいては、開閉自在な可動側ユニットと固定側ユニットを配し、可動側ユニットの内部に油圧シリンダまたはモーターを備えている。また、油圧シリンダのロッドもしくはモーターの回転軸上に配されたピニオンギアと歯合するピニオンによって固定側ユニットと常時連結し、当該機構により、型開閉と型締自己保持を行う。そして、成形機の固定プラテンと可動プラテンの間において、冷却工程時に型締自己保持されたユニット型を移動させ、長い冷却工程の間に他のキャビティユニットの取り外しと射出が行える成形方法により成形サイクルの短縮する発明が提案されている。
特開昭64-036421号公報 特開平04-361016号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、自動化しようとすると、型板からユニットを外したり別のユニットを取着するためにロボット等の大掛かりな装置を必要とする。また、ユニットの型から成形品を取り出すための装置が必要となる欠点があった。また、特許文献2の方法では、型開閉量が油圧シリンダのストローク量に依存しており、型開閉方向に大きな形状を持つ部品である場合、型開閉量を当該形状以上とする必要がある。油圧シリンダのストローク量を大きく取る必要があることから金型の厚みが大きくなることに加え、成形機の型開閉ストローク量を延長する処置もしくは成形機のサイズを大きくする必要があり、装置コストが増大してしまう。また、可動側ユニットと固定側ユニット間が常に油圧シリンダのロッドもしくはピニオンによって連結されている事から、当該機構が障害となり、大きなサイズの成形品を取り出すことが困難であるという問題があった。
本発明では、外観品質及び寸法品質に優れる成形品を得ることができるとともに、生産性を向上させることが可能な金型、射出成形システム、および成形品の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の金型は、固定型と、可動型と、前記固定型と前記可動型との連結および連結解除を行なうための連結手段と、前記固定型と前記可動型との連結部の型閉方向への移動を行なうための連結部移動手段と、前記連結手段と、前記連結部移動手段と、を制御する制御部と、を有することを特徴とする。
また、本発明の射出成形システムは、射出成形機と、前記射出成形機に取り付けた金型と、を有し、前記金型は、固定型と、可動型と、前記固定型と前記可動型との連結および連結解除を行なうための連結手段と、前記固定型と前記可動型との連結部の型閉方向への移動を行なうための連結部移動手段と、前記連結手段と、前記連結部移動手段と、を制御する制御部と、を有し、前記射出成形機によって前記金型を型締めしている間に、前記金型への樹脂の射出と、前記固定型と前記可動型との連結と、前記固定型と前記可動型との連結部の型閉方向への移動と、を行なった後、前記金型を前記射出成形機から取り外すことを特徴とする。
また、本発明の成形品の製造方法は、上記射出成形システムにより成形されることを特徴とする。
本発明によれば、外観品質および寸法品質に優れる成形品を得ることができるとともに、生産性を向上させることが可能な技術を提供することができる。
本発明の第一の実施形態を示す図。 本発明の第一の実施形態を示す図。 本発明の第一の実施形態を示す図。 本発明の第一の実施形態を示す図。 本発明の第一の実施形態を示す図。 本発明の第二の実施形態を示す図。 本発明の第二の実施形態を示す図。 本発明の第二の実施形態を示す図。 本発明の第二の実施形態を示す図。 本発明の第二の実施形態を示す図。 本発明の第一の実施形態を示す図。 比較例3を説明する図。 本発明の第一の実施形態を示す図。
(第1の実施形態)
本発明の第一の実施形態における金型、射出成形システム、および成形品の製造方法について説明する。
以下では、射出成形機からの型締力ではなく、金型独自の独立した型締力である型閉力を発生させることができる金型、それを用いた射出成形システム、および成形品の製造方法について説明する。
本明細書において、射出成形機からの型締力ではない、金型独自の独立した型締力を「型閉力」と称する場合があり、独立した型閉力を発生させるための機構を型閉機構と称する場合がある。
図1~図5は、本発明に係る金型の第一の実施形態を示す図であり、図1(a)、図2~図5は、金型の断面図、図1(b)は、金型の可動型の第一の型板4の正面図を示す。
まず、本実施形態における射出成形システムについて説明する。
図11は、第1の実施形態における射出成形用金型(単に金型と称する場合がある)を2個使用し、1台の成形機で成形品を射出成形する図を示したものである。図11において、22は射出成形機(単に成形機と称する場合がある)、15は射出成型機の射出ノズルを示す。
図11(a)は、金型A(第一の金型と称する場合がある)を成形機に取り付けた図である。図11(b)は、金型Aを成形機から取り外し、金型Bを成形機に取り付けた図である。22は射出成形機(単に成形機と称する場合がある)、15は射出成型機の射出ノズルを示す。
制御部4は、射出成形機22を制御するコントローラ41と、金型A(およびまたはB)の型閉機構(不図示)を制御するコントローラ42と、を備える。各コントローラ41、42は、例えば、CPU等のプロセッサと、RAM、ROM、ハードディスク等の記憶デバイスと、センサやアクチュエータに接続されるインタフェースと、を含む。プロセッサは記憶デバイスに記憶されたプログラムを実行する。コントローラ41は、コントローラ42と通信可能に接続され、コントローラ42に金型A(およびまたはB)の、後述する連結部駆動手段あるいは移動部駆動手段に信号を出力する。コントローラ42は、動作完了の信号をコントローラ41に送信したり、異常発生時に緊急停止信号をコントローラ41に送信する。
まず、図11における金型Aについて図1~図5を用いて説明する。ここでは金型Aについて説明するが、図11における金型Bも同様の構成であってもよい。
図1(a)、(b)、図2~図5において、1は固定型の取付板、2は可動型の取付板、3は固定型の型板、4は可動型の第一の型板、5は可動型の第二の型板である。この金型の固定型は、取付板1と型板3とで構成されている。この金型の可動型は取付板2と第一の型板4と第二の型板5とで構成されている。6は可動型内に取り付けられたブロック、6Aはブロック6と可動型の第二の型板5との間に形成される空間、7は成形機22(図11参照)からの溶融樹脂が流入するキャビティである。8はエアシリンダ、9は連結ピン12に挿入させることにより可動型と固定型とを連結させる連結部31(図3参照)を形成するための連結ストッパである。エアシリンダ8により連結ストッパ9を駆動させることで固定型と可動型との連結および連結解除を行なう。10は油圧シリンダ、11は油圧シリンダを駆動するための油を供給および排出するための油圧ホースであり、油圧シリンダ10はブロック6を移動させることで連結部31(図3参照)を移動させるための連結部移動手段である。12はブロック6に取り付けられた連結ピンであり、連結ストッパ9が挿入される穴があけられている。13は油圧シリンダ戻し用のバネ、14はスプルー、15は成形機22(図11参照)の射出ノズルである。
可動型内に取り付けられたブロック6には、ブロック6および連結ピン12を可動型の取付板2側(図3の矢印Z1方向)に移動させる連結部移動手段として油圧シリンダ10と油圧ホース11が取り付けられている。つまり移動部駆動手段は、連結ピン12と連結ストッパ9の連結部(図3の31)を型閉方向(図3の矢印Z1方向)に移動させる。連結部移動手段には、ブロック6および連結ピン12を固定型の取付板1側に移動させることにより連結部31を型開方向(図4の矢印Z2方向)に移動させるための油圧シリンダ戻し用のバネ13を有していてもよい。連結部移動手段の駆動源は油圧の他に空圧、電動が考えられるが、型締力相当の大きな圧力を発生させるため、油圧を選択することが好ましい。
本実施形態の型閉機構は、固定型と可動型を連結する連結部、前記固定型と前記可動型との連結および連結解除を行なうための連結手段、連結部を型閉方向に押し付ける(移動させる)ための連結部移動手段から構成される。本実施形態において、連結部は、連結ピン12、および連結ストッパ9の接触部分、連結手段は、連結ピン12、連結ストッパ9、エアシリンダ8に対応する。また、連結部移動手段は、ブロック6、油圧シリンダ10(、油圧ホース11)に対応する。
可動型の第二の型板5内部には4隅に連結ピン12が計4本配置されている。連結ピン12の両隣には1本当たり2本の油圧シリンダ10が計8本取り付けられており、油圧シリンダ10は油圧ホース11を介して外部の油圧ポンプ(図示省略)に接続されている。
本実施形態では連結ピン12が計4本配置されている例を示した。しかし、これに限るものではない。例えば、2本以上32本以下、好ましくは3本以上16本以下の連結ピン12を配置することが好ましい。これにより、成形機から金型を取り外した状態であっても金型に均一な型閉力を発生させることができる。また、多ければより大きな型閉力を得ることができるが、多すぎると個々の型閉機構を小さくする必要があるため型閉力は逆に弱くなり、装置コストも高くなる。また、油圧シリンダ10も連結ピン1本当たり2本配置する例を示したが、これに限るものではない。連結部を移動させるために十分な圧力を発生させることができれば1本でもよい。また、2本より多くてもよいが装置コストが高くなる。
連結ストッパ9は、固定型の型板に取り付けられたエアシリンダ8に取り付けられており、エアシリンダ8を動作させることで連結ストッパ9を連結ピン12の穴に挿入される位置まで前進させることができる。または型開動作が可能な位置まで後退させることができる構成となっている。連結ピン12の穴に連結ストッパ9が挿入されることにより固定型と可動型の間が所定距離以上開かない状態で成形機から取り外すことができる。しかしこれだけでは固定型(固定型の型板3)と可動型(可動型の型板5)の間に隙間があいてしまう。隙間が開いてしまうと、固化が十分でない樹脂が漏れ出し、求められる成形品の精度を得ることができない場合がある。そこで、油圧シリンダ10を動作させて、ブロック6を可動側の取付板2に近づく方向(図3の矢印Z1方向)に移動させる。これにより、連結ピン12もブロック6とともに可動側の取付板2に近づく方向(図3の矢印Z1方向)に移動する。この移動により、連結ピン12と連結ストッパ9が接触し連結部31が形成させる。この連結部31によって連結ストッパ9が可動側の取付板2に近づく方向(図3の矢印Z1方向)に移動することで、固定型を可動型側に引きつけることができる。つまり、連結部31が型閉方向へ移動することで、固定型(固定型の型板3)と可動型(可動型の型板5)の間に隙間が生じないようにすることができる。具体的には、油圧シリンダ10を動作させることで、ブロック6および連結ピン12がブロック6と可動型の第二の型板5との間に形成される空間6Aが狭くなる方向(ブロック6と可動型の第二の型板5との間の距離が短くなる方向)に移動する。連結ストッパ9を連結ピン12と連結可能な位置まで前進させた状態で油圧シリンダ10を動作させる。すると連結ストッパ9と連結ピン12とが接触および連結し、油圧シリンダ10によって発生させた力を固定型の型閉方向(図3の矢印Z1の方向)への力として作用させることができる。そして、可動型と固定型との間に、型閉力を発生させることができる。これにより、成形機から金型を取り外しても、固定型(固定型の型板3)と可動型(可動型の型板5)の間に隙間があいてしまうことを抑制することができる。
また、油圧シリンダ10の動作を解除すると、油圧シリンダ戻しバネ13によって、ブロック6は元の位置に戻る構成になっている。具体的には、ブロック6と可動型の第二の型板5との間に形成される空間6Aの、ブロック6と可動型の第二の型板5との間の距離が長くなる方向(元の長さにもどる方向、図4の矢印Z2の方向)にブロック6が移動する。このように空間6Aが設けられていることで、金型に成形機の型締力が作用している場合においても、金型だけで型閉力を発生させることができる。
以上の構成からなる金型には、成形機22(図11参照)の射出ノズル15より溶融した樹脂がスプルー14を介してキャビティ7に射出され、成形品20が成形される。
図1~図5には、本実施形態に係る金型Aの、成形機22に取り付ける工程から取り外す工程までの型閉機構の一連の動作が示されている。
図1は、成形機22からの型締力が金型Aに発生している状態を示している。具体的には、金型Aを成形機22に取り付ける型開位置において金型Aを成形機22に取り付けた後、型閉位置まで可動型を動作させる。その後、成形機22から、可動型(取付板2、第一の型板4、第二の型板5)と、固定型(取付板1、型板3)に、所定の型締力を加える。射出ノズル15は固定型の取付板1の方向に型締力と比べて十分小さい力で圧接させる。
図2は、図1で示した成形機22からの型締力が金型Aに作用している状態で、連結ストッパ9を連結ピン12の穴に挿入し、連結ピン12と接合可能な位置まで前進させた状態を示している。具体的には、制御部4のコントローラ42(図11参照)によって、連結部駆動手段に指示を出力し、連結部駆動手段(エアシリンダ8)を動作させることにより連結ストッパ9を前進させる。この時、連結ストッパ9と連結ピン12との間には間隙が設けられている。この間隙によって、連結ストッパ9と連結ピン12とが摺動もしくは連結する動作を繰り返し行なったとしても、保持機構連結ストッパ9と保持機構連結ピン12とが固着して動作不良となることを防ぐことができる。
図3は、図1で示した成形機22からの型締力が金型Aに作用にし、かつ図2で示した連結ストッパ9を前進させた状態で、ブロック6を移動させた状態を示している。具体的には、制御部4のコントローラ42(図11参照)によって、連結部移動手段に信号を出力し、連結部移動手段(油圧シリンダ10)を動作させる。これにより可動型内に配置されたブロック6が、ブロック6と可動型の第二の型板5との間に形成される空間6Aの厚みが減少する方向に移動する。この移動によってブロック6に取り付けられた連結ピン12も可動型の取付板方向(図3の矢印Z1の方向)に移動する。そして、連結ピン12と連結ストッパ9とが連結し連結部を形成し、連結ストッパ9に連結ピン12からの可動型方向への力が加わる。そして連結ストッパ9によって固定型に可動型方向(型閉方向)へ油圧シリンダ10による力が作用する。ブロック6と可動型の第二の型板5との間に形成される空間6Aの厚みは、連結ストッパ9と連結ピン12との間に設けられた間隙と、型閉力を加えることで発生する連結ピン12の変形量(伸び代)とを合算した厚みよりも大きくする。これによりブロック6と可動型の第二の型板5とが密着することを防止することができる。空間6Aの厚みは、0.1mm以上であることが好ましい。そして、射出成形機からの型締力ではない、金型独自の独立した型締力である型閉力を発生させ、型締力(型閉力)を金型だけで保持(自己保持)することができる。この型閉力によって金型の固定型と可動型の間に隙間が開かない(型閉状態を保持可能である)ため、成形機からの型締力を解除しても(成形機から金型を取り外しても)型閉状態を維持することができる。つまり、金型の固定型と可動型の間に隙間が生じることはない。
図2に示す連結ストッパ9を連結ピン12と連結可能な位置まで前進させるためのエアシリンダ8の作動、および図3に示す油圧シリンダ10の作動は、成形機22からの型締力が金型Aに発生している状態であればいつ行なってもよい。そして、成形機22からの型締力が金型Aに発生している状態で射出ノズル15より射出を行なう(射出工程)。射出工程として、射出ノズル15より溶融した樹脂がスプルー14を介して、固定型の型板3と可動型の第一の型板4とで形成されるキャビティ7に射出される。
この射出工程の後、金型Aに金型独自の独立した型締力である型閉力を発生させている状態で、金型Aを成形機22から取り外す。そして、キャビティ7内に射出された溶融樹脂が所定の温度まで冷却されるまで、成形機22から取り外された状態で置かれる。所定の温度とは、キャビティ7内に射出された溶融樹脂が取り出しても変形が生じない温度まで冷却され固化される温度である。
次に、再度金型Aを成形機22に取り付け、型開を開始するために油圧シリンダ10を解除する。すると、油圧シリンダ戻しバネ13によって、ブロック6と可動型の第二の型板5との間に形成される空間6Aが元の厚みにもどる方向にブロック6が移動する。移動するとともに、連結ピン12と連結ストッパ9の連結が解除する(連結ピン12と連結ストッパ9の間の接触が解除される)。連結が解除された後、エアシリンダ8を動作して連結ストッパ9を型開動作が可能な位置まで後退させる。この状態を図4に示す。
次に、設定された位置まで可動型を後退させることで固定型と可動型が完全に分離させる(型開動作が完了した状態)。そして、キャビティ内で溶融樹脂が冷却し固化した樹脂成形品20をエジェクタロッドで突き出して、連結ピン12と固定型の型板3との間隙に生じる空間に押し出しキャビティから取り出す。この状態を図5に示す。この突き出し時に、エジェクタロッドを使わずに、固定側型板内に設けたエジェクタプレートと接続されている引っ張りリンクを用いて固定側からの突き出しを行ってもよい。
次に、射出成形システムの動作例について図1~図5、図11、図13を用いて説明する。図13Aはコントローラ41が実行する処理例を示すフローチャートである。
図13AのS1では初期設定を行う。ここでは、図11に示す金型A、B毎に、射出成形機22、射出成形機22の動作条件を登録する。例えば、一回の射出樹脂量、温度、射出速度、型締力、タイバに対する可動プラテン222の位置の初期値等である。これらの条件は金型Aと金型Bとで同じ場合も異なる場合もある。1回目の成形動作は金型Aを用いるので、まずは、動作条件として金型Aに関する条件が自動設定される。また、射出シリンダの加温や初回の樹脂の可塑化計量等を開始する。
図13AのS2では、金型Aを射出成形機22内に搬送する。固定プラテン221と可動プラテン222との間の隙間が、金型Aの厚みよりも少し広くする。続いて、搬送装置等により金型Aを成形動作位置に搬入する。搬入が完了すると、搬送装置からコントローラ41へ搬入完了を示す信号が送信される。搬入完了を示す信号を受信すると、固定プラテン221と可動プラテン222とを金型Aに密着させる。このときは、成形中に発生させるような型締力を発生させる必要はない。
図13AのS3では、金型Aを固定プラテン221、可動プラテン222にそれぞれロックする。
図13AのS4では、固定プラテン221と可動プラテン222とにより金型Aの型締めを行う。次に、図13AのSX1とS5~S7の処理を並列的に行う。図13AのSX1では、コントローラ41はコントローラ42に指示信号を送信し、エアシリンダ8を動作させ、ストッパ9を連結ピン12と連結可能な位置まで前進させる。そして、油圧シリンダ10を動作させ、可動金型内に取り付けられたブロック6を、ブロック6と可動金型の第二の型板5との間に形成される空間6Aの厚みが減少する方向に移動させる。ブロック6に取り付けられた連結ピン12がストッパ9と連結し、型締力(型閉力)を金型だけで保持(型閉の自己保持)することができる。この型閉の自己保持が完了した時点で金型の入れ替えが可能となる。S4が完了した後から金型の入れ替えを行う図13AのS9までに型閉の自己保持を完了できる範囲内であれば、S4からS9までの間において、任意のタイミングで型閉の自己保持動作を開始すればよい。これにより、型閉を自己保持させる際、待ち時間を発生させることなく、金型入れ替えることができる。
図13AのS5では金型Aに対する射出の準備を行う。
次に、図13AのS6及びS7の処理を並列的に行う。
S6では、溶融樹脂の射出と、保圧とを行う。詳細には、ノズル15から金型A内のキャビティへ溶融樹脂を充填し、更に、樹脂の固化による体積減少を補うために、樹脂を高圧で押し込む。S6の処理の際、センサによって実際の型締力を計測する。成形中、金型Aの温度が次第に上昇することで、金型Aが熱膨張し、初期の型締力としばらく時間が経過した後の型締力に差が生じる場合がある。よって、次回の型締めの際の型締力を、センサの計測結果に基づき補正することができる。型締力の調整は、可動プラテン222の位置調整により行う。このようにタイバに対する可動プラテン222の位置の初期値を、センサの計測結果に応じて補正して型締力を調整することで、型締力の精度を高めることができる。タイバに対する可動プラテン222の位置調整は、任意のタイミング(例えば図13AのフローチャートであればSX1、S9、SX2、S14~S16のいずれかのタイミング等)で行えばよい。
S7では、固定プラテン221及び可動プラテン222に対する金型Aのロックを解除する。金型Aのロック解除には一定の時間(例えば数秒)を要する場合がある。金型Aのロック解除を、S6の射出、保圧と並行して行うことで、S6の処理完了後、直ぐにS9の金型入れ替えを行うことができる。金型Aは型締め状態にあるので、プラテン221、222とのロックを解除しても金型Aが落下したり、固定金型3と可動金型の第一の型板4との相対位置がずれることは無い。
これにより生産性を向上できる。具体的には、例えば、本実施形態とは異なり、S6の処理の後にS7の処理を行う構成において、成形品の取り出し間隔が18秒であり、S7の金型のロック解除に2.6秒かかっていたと仮定する。この場合、一日あたり4800ショット分の成形品を生産することができる。一方、本実施形態のように、S6とS7の処理を並列的に実行することで、S6の処理中に、金型Aのロック解除を完了できた場合、成形品の取り出し間隔が15.4秒に短縮できる。一日あたり5610ショット分の成形品を生産でき、生産性が16.9%向上する。
固定プラテン221及び可動プラテン222に対する金型Aのロックを、例えば、流体アクチュエータを駆動源として用いている場合がある。停電や装置トラブルが発生して流体の圧力が失われた場合の対策として、金型Aが射出成形機2から脱落しないように、金型保持用のバネを設ける場合がある。しかし、このようなバネが存在すると、バネの付勢力に抗してロックを解除する必要があるため、ロック解除時間が長くなる傾向にある。特に、空圧アクチュエータの場合にロック解除時間が長時間化する。金型Aが大型化すると、より強いバネを使用し、また、流体アクチュエータもより高出力のものを使用するが、高出力な流体アクチュエータは一般的にシリンダが大径であるため、更にロック解除時間が長くなる傾向にある。
固定プラテン221及び可動プラテン222に対する金型Aのロックを、電磁クランプを駆動源としている場合は、コイルに大電流を流すことで、短時間にロックが可能である。しかし、ロック解除のための脱磁は一般的に交流電流をコイルに与えながら徐々に磁力を弱めていく必要があるため、ロック解除に一定の時間を要する。
本実施形態のようにS6とS7の処理を並列的に行うことで、ロック解除に起因する待ち時間を短縮することができる。S7のロック解除はS6の射出開始後、保圧開始前に開始してもよい。S7のロック解除を保圧完了前に完了することで、その後の処理(S9)の開始前の待ち時間を0にすることができる。S6の処理時間が短い場合、S7のロック解除が保圧完了後に完了することになるが、それでもS6の後にS7の処理を実行する場合と比べて待ち時間を短縮できる。
S6及びS7及びSX1の処理が完了すると、次に、S8~S10の処理を並列的に行う。図13AのS8では、金型A内の成形品の冷却時間の計時を開始する。
S9では金型の入れ替えを行う。射出成形機の型締力を解除し、固定プラテン221に対して可動プラテン222を僅かに離間させ、金型の入れ替えが可能となる隙間を形成する。そして金型の搬出入を行う。詳細は図13Bを参照して後述する。
図13AのS10では射出成形機22に関連する処理を行う。ここでは、例えば、保圧サックバック、ノズルシャットオフ、射出成形機22の後退、次の射出のための可塑化計量開始、等を行う。
保圧サックバック、ノズルシャットオフは、ノズル15が金型Aから離れて溶融樹脂が垂れることを防止するものである。これらの処理は、SX1で金型の型閉を自己保持させる前に行ってもよい。また、S9で固定プラテン221に対して可動プラテン222を僅かに離間させる前に行ってもよい。保圧サックバックとは、保圧後に射出成形機内や金型A内の樹脂圧力を低減するものである。保圧サックバックにおける射出成形機内のスクリュの後退位置は、絶対位置で管理してもよいし、保圧完了後のスクリュ(不図示)の位置に対する相対位置で管理してもよい。また、射出成形機に設置されているロードセル(不図示)が測定する樹脂圧力が所定圧まで低下することが検知されるまでスクリュを後退させてもよい。ノズルシャットオフは、ノズル15の吐出口を閉鎖することであり、例えば、ピンで吐出口を閉鎖する。このような動作により、樹脂が漏れ出ることを抑制できる。また、次の射出のための樹脂計量の精度も向上できる。なお、以上の処理により、樹脂が漏れ出ることを防止できるが、樹脂の種類や金型の構造によっては金型Aとノズル15の間で長い糸状の樹脂が発生することがあるため、これを防止するため、ノズル15にエアを吹きつける装置を設置してもよい。
図13BはS9の金型入替え処理の例を示している。図13BのS21では固定プラテン221と可動プラテン222との離間を開始する。これにより固定プラテン221と可動プラテン222とを僅かに離間させ、金型の入れ替えが可能となる隙間を形成する。本実施形態の場合、離間動作が完了する前にS22の処理を開始する。
図13BのS22では、射出成形機22内の金型Aの搬出と、射出成形機22外の金型Bの搬入とを開始する。ここで、一般的にどのような制御方法を用いても、目標とする移動量や絶対位置に近づいてから、目標に収束するまで多少の時間がかかる。また、一般に、高い型締力を受け止める必要のある可動プラテン222は、比較的重量があるため、その移動から停止に際して急激な移動や停止は困難である。そして、可動プラテン222の移動が概ね完了していれば、金型の入れ替えが可能となる隙間は形成されている。本実施形態では、固定プラテン221と可動プラテン222との離間完了前に金型Aの入替えを開始することで、生産性を向上することができる。これによって、例えば、金型交換1回あたりに0.1秒~0.3秒程度の待ち時間を削減できる。仮に0.2秒として一日に金型交換を6000回行うとすると、一日あたり20分の待ち時間を削減できる。
S22における金型Aの搬出開始タイミングは、例えば、可動プラテン222の移動完了前0.5mm~2mm程度の位置のタイミングであるが、事前の実験などにより適宜設定することができる。同様に機外の金型Bの搬入開始タイミングは、可動プラテン222の移動完了前0.5mm~2mm程度の位置のタイミングであるが、事前の実験などにより適宜設定することができる。金型Bの搬入出タイミングは、金型等によっても異なる場合があるため、任意に設定変更できる構成であってもよい。
図13BのS23では固定プラテン221と可動プラテン222との離間を完了する(可動プラテン222の移動が完了する)。なお、固定プラテン221と可動プラテン222との離間完了を監視して、異常が確認された場合には金型入れ替えを停止してもよい。異常の例として、可動プラテン222が目標位置に到達していない場合や、搬送装置に過負荷が生じている場合を挙げることができる。
図13BのS24では、可動プラテン222の移動を開始し、固定プラテン221と可動プラテン222との近接を開始する。ここでも、金型Bの搬入の完了前の移動中に、固定プラテン221と可動プラテン222との近接を開始することで生産性を向上することができる。可動プラテン222の移動開始のタイミングは、例えば、搬入される金型Bの移動完了前0.5mm~3mm程度の位置のタイミングであるが、事前の実験などにより適宜設定することができる。搬入される金型Bの位置に対する可動プラテン222の移動開始タイミングは、型閉じ速度や搬送装置の性能、金型Bの重量等によっても異なるため、任意に設定変更できる構成であってもよい。
図13BのS25では射出成形機22内の金型Aの搬出と、射出成形機22外の金型Bの搬入とを完了する。S26では固定プラテン221と可動プラテン222との近接を完了する(可動プラテン222の移動が完了する)。固定プラテン221と可動プラテン222とが射出成形機22内に搬入した金型Bに密着する。このときは、成形中に発生させるような型締力を発生させる必要はない。なお、固定プラテン221と可動プラテン222との近接完了を監視して、異常が確認された場合には金型入れ替えを停止してもよい。異常の例として、可動プラテン222が目標位置に到達していない場合や、搬送装置に過負荷が生じている場合を挙げることができる。S27では射出成形機22内に搬入した金型Bを固定プラテン221、可動プラテン222にそれぞれロックする。以上によりS9の金型入替え処理が終了する。
これを繰返すことで、短時間で効率よく、外観品質および寸法品質に優れた成形品を製造することが可能となり、ひいては、短時間で効率よく成形された外観品質および寸法品質に優れた成形品を含む物品を製造することができる。
(第2の実施形態)
図6~図10を用いて、第二の実施形態について説明する。第一の実施形態では、連結ピン12が固定型に配置され、ブロック6が可動型に配置された例を示したが、第二の実施形態では、連結ピン12が可動型に配置され、ブロック6が固定型に配置された例を示す。図6~図10において、図1~図5と同様の機能を有する部材には同じ符号を付し詳細な説明を省略する。
図6~図10において、1は固定型の取付板、2は可動型の取付板、16は固定型の第一の型板、17は固定型の第二の型板、18は可動型の型板である。この金型の固定型は、取付板1と第一の型板16と第二の型板17とで構成されている。この金型の可動型は取付板2と型板18とで構成されている。19は固定型内に取り付けられたブロック、19Aはブロック19と固定型の第二の型板17との間に形成される空間、7は成形機22(図11参照)からの溶融樹脂が流入するキャビティである。8はエアシリンダ、21は連結ピン12に挿入させることにより可動型と固定型とを連結させる連結部41(図8参照)を形成するための連結ストッパである。エアシリンダ8により連結ストッパ21を駆動させることで固定型と可動型との連結および連結解除を行なう。10は油圧シリンダ、11は油圧シリンダを駆動するための油を供給および排出するための油圧ホースであり、油圧シリンダ10はブロック19を移動させることで連結部41(図8参照)を移動させるための連結部移動手段である。12はブロック19に取り付けられた連結ピンであり、連結ストッパ21が挿入される穴があけられている。13は油圧シリンダ戻し用のバネ、14はスプルー、15は成形機22(図11参照)の射出ノズルである。
固定型内に取り付けられたブロック19には、ブロック19および連結ピン12を固定型の取付板1側(図8の矢印Z2方向)に移動させる連結部移動手段として油圧シリンダ10と油圧ホース11が取り付けられている。つまり移動部駆動手段は、連結ピン12と連結ストッパ21の連結部(図8の41)を型閉方向(図8の矢印Z2方向)に移動させる。連結部移動手段には、ブロック19および連結ピン12を可動型の取付板2側に移動させることにより連結部41を型開方向(図9の矢印Z1方向)に移動させるための油圧シリンダ戻し用のバネ13を有していてもよい。連結部移動手段の駆動源は油圧の他に空圧、電動が考えられるが、型締力相当の大きな圧力を発生させるため、油圧を選択することが好ましい。
本実施形態の型閉機構は、固定型と可動型を連結する連結部、前記固定型と前記可動型との連結および連結解除を行なうための連結手段、連結部を型閉方向に押し付ける(移動させる)ための連結部移動手段から構成される。本実施形態において、連結部は、連結ピン12、および連結ストッパ21の接触部分、連結手段は、連結ピン12、連結ストッパ21、エアシリンダ8に対応する。また、連結部移動手段は、ブロック19、油圧シリンダ10(、油圧ホース11)、および油圧シリンダ戻し用のバネ13に対応する。
固定型の第二の型板17内部には4隅に連結ピン12が計4本配置されている。連結ピン12の両隣には1本当たり2本の油圧シリンダ10が計8本取り付けられており、油圧シリンダ10は油圧ホース11を介して外部の油圧ポンプ(図示省略)に接続されている。
本実施形態では連結ピン12が計4本配置されている例を示した。しかし、これに限るものではない。例えば、2本以上32本以下、好ましくは3本以上16本以下の連結ピン12を配置することが好ましい。これにより、成形機から金型を取り外した状態であっても金型に均一な型閉力を発生させることができる。また、多ければより大きな型閉力を得ることができるが、多すぎると個々の型閉機構を小さくする必要があるため型閉力は逆に弱くなり、装置コストも高くなる。また、油圧シリンダ10も連結ピン1本当たり2本配置する例を示したが、これに限るものではない。連結部を移動させるために十分な圧力を発生させることができれば1本でもよい。また、2本より多くてもよいが装置コストが高くなる。
連結ストッパ21は、可動型の型板に取り付けられたエアシリンダ8に取り付けられており、エアシリンダ8を動作させることで連結ストッパ21を連結ピン12の穴に挿入される位置まで前進させることができる。または型開動作が可能な位置まで後退させることができる構成となっている。連結ピン12の穴に連結ストッパ21が挿入されることにより固定型と可動型の間が所定距離以上開かない状態で成形機から取り外すことができる。しかしこれだけでは固定型(固定型の第一の型板16)と可動型(可動型の型板18)の間に隙間があいてしまう。隙間が開いてしまうと、固化が十分でない樹脂が漏れ出し、求められる成形品の精度を得ることができない場合がある。そこで、油圧シリンダ10を動作させて、ブロック19を固定側の取付板1に近づく方向(図8の矢印Z2方向)に移動させる。これにより、連結ピン12もブロック19とともに固定側の取付板1に近づく方向(図8の矢印Z2方向)に移動する。この移動により、連結ピン12と連結ストッパ21が接触し連結部31が形成させる。この連結部41によって連結ストッパ21が固定側の取付板1に近づく方向(図8の矢印Z2方向)に移動することで、可動型を固定型側に引きつけることができる。つまり、連結部41が型閉方向へ移動することで、可動型(可動型の型板18)と固定型(固定型の第一の型板16)の間に隙間が生じないようにすることができる。具体的には、油圧シリンダ10を動作させることで、ブロック19および連結ピン12がブロック19と固定型の第二の型板17との間に形成される空間19Aが狭くなる方向(ブロック19と固定型の第二の型板17との間の距離が短くなる方向)に移動する。連結ストッパ21を連結ピン12と連結可能な位置まで前進させた状態で油圧シリンダ10を動作させる。すると連結ストッパ21と連結ピン12とが接触および連結し、油圧シリンダ10によって発生させた力を可動型の型閉方向(図8の矢印Z2の方向)への力として作用させることができる。そして、可動型と固定型との間に、型閉力を発生させることができる。これにより、成形機から金型を取り外しても、可動型(可動型の型板18)と固定型(固定型の第一の型板16)の間に隙間があいてしまうことを抑制することができる。
また、油圧シリンダ10の動作を解除すると、油圧シリンダ戻しバネ13によって、ブロック19は元の位置に戻る構成になっている。具体的には、ブロック19と固定型の第二の型板17との間に形成される空間19Aの、ブロック19と固定型の第二の型板17との間の距離が長くなる方向(元の長さにもどる方向、図9の矢印Z1の方向)にブロック19が移動する。このように空間19Aが設けられていることで、金型に成形機の型締力が作用している場合においても、金型だけで型閉力を発生させることができる。
以下に、本発明の実施例について説明する。
[実施例1]
図11に示すように、第一の実施形態の金型を2個使用し、1台の成形機で成形品を射出成形した。
具体的には、取付板1と型板3とで構成される固定型と、取付板2と第一の型板4と第二の型板5とで構成される可動型を有する金型Aを成形機に取り付けた。次に成形機からの所定の型締力F1、射出ノズル15の、固定型の取付板1の方向のノズルタッチ力をf1した。次にエアシリンダ8を動作させ、連結ストッパ9を連結ピン12と連結可能な位置まで前進させた。次に油圧シリンダ10を動作させ、可動型内に取り付けられたブロック6を、ブロック6と可動型の第二の型板5との間に形成される空間6Aの厚みL1が減少する方向に移動させた。これによって、ブロック6に取り付けられた連結ピン12が連結ストッパ9と接触し連結部を形成し、連結部が型閉方向に移動することによる金型独自の型閉力を発生させた。この状態で樹脂を射出時間t1で射出し、キャビティ7に充填した。この状態で、保圧時間t2で保圧し、t2経過した時点で、成形機からの所定の型締力を解除し、成形機外へ金型Aを排出し、冷却時間t3で冷却した。
金型Aを成形機外へ排出すると同時に、金型Bを成形機内へ挿入し、成形機からの所定の型締力F2、固定型の取付板1の方向のノズルタッチ力をf2とし、樹脂を射出時間t11で射出し、キャビティ7に充填した。エアシリンダ8を動作させ、連結ストッパ9を連結ピン12と連結可能な位置まで前進させた。次に油圧シリンダ10を動作させ、可動型内に取り付けられたブロック6を、ブロック6と可動型の第二の型板5との間に形成される空間6Aの厚みL2が減少する方向に移動させた。これによって、ブロック6に取り付けられた連結ピン12が連結ストッパ9と連結部を形成し、連結部が型閉方向に移動することによる金型独自の型閉力を発生させた。この状態で、保圧時間t21で保圧し、t21経過した時点で、成形機からの所定の型締力を解除し、成形機外へ金型Bを排出し、冷却時間t31で冷却した。金型Bを成形機外へ排出すると同時に、金型Aを成形機内へ挿入し、油圧シリンダ10の動作を解除して連結ピン12と連結ストッパ9の連結を解除した。そして油圧シリンダ戻しバネ13によってブロック6と可動型の第二の型板5との間に形成される空間6Aの厚みL1が増加する方向にブロック6を移動させた。次にエアシリンダ8を動作して連結ストッパ9を型開動作が可能な位置まで後退させて、設定された後退限位置まで可動型を後退させることで型開工程を完了させた。型開工程完了後、エジェクタロッドにより樹脂成形品20を突き出して、連結ピン12と可動型の第一の型板4との間隙に生じる空間より成形機外へ取り出した。取出し後、型閉し、成形機から所定の型締力を発生させた。
以上の成形工程を繰り返し行なった。各種力、時間、厚みの関係を、次の表1に示す。また、成形品の外観を目視で確認し外観不良のないものをa、外観不良が一か所以上発生しているものをbとした。さらに成形品の寸法を計測し、目標寸法に対して寸法誤差が0.5mm以下のものをaそれ以上のものをbとした。
この表からもわかるように、成形機からの型締力の有無に関わらず、従来の成形と遜色のない外観と寸法品質を得られ、成形サイクルの短縮による生産性向上を実現することができた。
[実施例2]
実施例2では、実施例1に対して金型Aが保圧時間t2、金型Bが保圧時間t21経過した時点で、エアシリンダ8を動作させ、連結ストッパ9を連結ピン12と連結可能な位置まで前進させた。次に油圧シリンダ10を動作させ、可動型内に取り付けられたブロック6を、ブロック6と可動型の第二の型板5との間に形成される空間6Aの厚みL2が減少する方向に移動させた。これによって、ブロック6に取り付けられた連結ピン12が連結ストッパ9と連結部を形成し、連結部が型閉方向に移動することによる金型独自の型閉力を発生させた。各種力、時間、厚み等を、次の表1に示す。
表1から、成形機からの型締力が加わっていれば、金型独自の型閉力発生開始時間を変更しても、実施例1と遜色のない外観と寸法品質と、成形サイクルの短縮による生産性向上を実現することができる。
[実施例3]
実施例3では、実施例1に対して型Aの空間6Aの厚みL1と、型Bの空間6Aの厚みL2を0.1mmから1mmに厚くした。各種力、時間、厚み等を、次の表1に示す。
可動型の第二の型板5の厚みよりも小さい範囲であれば、空間6Aの厚みを厚くしても、実施例1と遜色のない外観と寸法品質と、成形サイクルの短縮による生産性向上を実現することができる。
[比較例1]
比較例1では実施例1と比較し、金型Aのエアシリンダ8と油圧シリンダ10を動作させず、ブロック6に取り付けられた連結ピン12が連結ストッパ9と連結しない状態で樹脂を射出時間t1で射出し、キャビティ7に充填した。この状態で、保圧時間t2で保圧し、t2経過した時点で、成形機からの所定の型締力を解除し、成形機外へ金型Aを排出し、冷却時間t3で冷却した。
金型Aを成形機外へ排出すると同時に、金型Bを成形機内へ挿入し、成形機からの所定の型締力F2、固定型の取付板1の方向のノズルタッチ力をf2とした。そしてエアシリンダ8と、油圧シリンダ10を動作させず、ブロック6に取り付けられた連結ピン12が連結ストッパ9と連結しない状態で樹脂を射出時間t11で射出し、キャビティ7に充填した。
この状態で、保圧時間t21で保圧し、t21経過した時点で、成形機からの所定の型締力を解除し、成形機外へ金型Bを排出し、冷却時間t31で冷却した。金型Bを成形機外へ排出すると同時に、金型Aを成形機内へ挿入し、設定された後退限位置まで可動型を後退させることで型開工程を完了した。エジェクタロッドにより樹脂成形品20を突き出して、保持機構連結ピン12と可動型の第一の型板4との間隙に生じる空間より成形機外へ取り出した。取出し後、型閉し、成形機から所定の型締力を発生させた。
以上の成形工程を繰り返し行なった。このときの各種力、時間、厚み等を、次の表2に示す。金型Aと金型Bのどちらにおいても、成形機から所定の型締力を解除したあと、固定型と可動型が分離し、良好な外観かつ寸法品質となる成形品を得ることができなかった。
[比較例2]
比較例2では実施例1に対して、金型Aの油圧シリンダ10をt2、金型Bの油圧シリンダ10をt21経過した時点で解除した。このときの各種力、時間、厚み等を、次の表2に示す。
金型Aと金型Bのどちらにおいても、成形機から所定の型締力を解除したあと、固定型と可動型が分離し、良好な外観かつ寸法品質となる成形品を得ることができなかった。
[比較例3]
図12に比較例3における射出成形方法における型閉中の図を示す。比較例3では実施例1に対して、金型A内部と金型B内部に型閉機構を有さず、型外にマグネットブロックを取り付けており、前記マグネットブロックは固定型と可動型を隔てるパーティングラインを境にして固定型と可動型に各々一対ずつ計2対取り付けた。このときの各種力、時間、厚み等を、次の表2に示す。
マグネットブロックによる磁力と比して、キャビティ7に射出された樹脂の圧力が強いため、金型Aと金型Bのどちらにおいても、成形機から所定の型締力を解除したあと、固定型と可動型が分離してしまった。よって、良好な外観かつ寸法品質となる成形品を得ることができなかった。
[比較例4]
比較例4では実施例1に対して、金型独自の型閉力は発生させず、金型Aのみで従来の成形方法で成形した。このときの各種力、時間、厚み等を、次の表3に示す。
良好な外観かつ寸法品質となる成形品を得ることができたが、成形サイクルの短縮による生産性向上は実現できなかった。
Figure 2022049402000002
Figure 2022049402000003
Figure 2022049402000004
1 固定型の取付板
2 可動型の取付板
3 固定型の型板
4 可動型の第一の型板
5 可動型の第二の型板
41 連結部

Claims (9)

  1. 固定型と、
    可動型と、
    前記固定型と前記可動型との連結および連結解除を行なうための連結手段と、
    前記固定型と前記可動型との連結部の型閉方向への移動を行なうための連結部移動手段と、
    前記連結手段と、前記連結部移動手段と、を制御する制御部と、
    を有することを特徴とする金型。
  2. 前記連結は、連結ピンの穴にストッパを挿入することにより行なうことを特徴とする請求項1記載の金型。
  3. 前記連結部移動手段は、前記連結ピンが固定されたブロックを油圧シリンダの駆動により移動させることにより行なうことを特徴とする請求項2記載の金型。
  4. 前記ストッパの挿入はエアシリンダの駆動により行なうことを特徴とする請求項2または3記載の金型。
  5. 射出成形機と、
    前記射出成形機に取り付けた金型と、を有し、
    前記金型は、
    固定型と、
    可動型と、
    前記固定型と前記可動型との連結および連結解除を行なうための連結手段と、
    前記固定型と前記可動型との連結部の型閉方向への移動を行なうための連結部移動手段と、
    前記連結手段と、前記連結部移動手段と、を制御する制御部と、
    を有し、
    前記射出成形機によって前記金型を型締めしている間に、
    前記金型への樹脂の射出と、前記固定型と前記可動型との連結と、前記固定型と前記可動型との連結部の型閉方向への移動と、を行なった後、
    前記金型を前記射出成形機から取り外すことを特徴とする射出成形システム。
  6. 前記連結は、連結ピンの穴にストッパを挿入することにより行なうことを特徴とする請求項5記載の射出成形システム。
  7. 前記連結部移動手段は、前記連結ピンが固定されたブロックを油圧シリンダの駆動により移動させることにより行なうことを特徴とする請求項6記載の射出成形システム。
  8. 前記ストッパの挿入はエアシリンダの駆動により行なうことを特徴とする請求項6または7記載の射出成形システム。
  9. 請求項5乃至8いずれか一項記載の射出成形システムにより成形されることを特徴とする成形品の製造方法。
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