JP2019177660A - 射出成形機及び射出成形方法 - Google Patents

射出成形機及び射出成形方法 Download PDF

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達也 横山
藤本 武
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Abstract

【課題】成形サイクルを短縮できる射出成形機を提供する。【解決手段】射出成形機10は、射出装置300と、金型ユニット800A,800Bを、射出装置300による射出が可能な射出位置P1と、射出位置P1から退避させた退避位置P2a,P2bと、に移動可能な金型ユニット移動装置840A、840Bと、射出位置P1に配置される金型ユニットを固定するクランプ装置850と、制御装置700と、を備える。制御装置700は、型締工程の完了または充填工程の開始を開始トリガとして、材料が充填された金型ユニットを保圧する保圧工程の完了前に、射出位置P1にある金型ユニットからクランプ装置850による固定を解除するアンクランプ工程を開始する。【選択図】図6

Description

本発明は、射出成形機及び射出成形方法に関する。
射出成形機1台で複数の金型ユニットを交互に射出位置に載せ替えて成形する構成が提案されている(例えば特許文献1)。
特開2016−112771号公報
従来の複数の金型ユニットを用いる構成では、射出位置に搬入された金型ユニットはクランプ装置によって固定されてから成形が行われる。そして、この金型ユニットによる成形が完了した保圧工程完了後に、クランプ装置による固定が解除され(アンクランプされ)、その後に別の金型ユニットと交換される。このため、金型ユニットを入れ替える動作の前に、アンクランプ動作に要する無駄な時間が発生してしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、成形サイクルを短縮できる射出成形機及び射出成形方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る射出成形機は、射出装置と、金型ユニットを、前記射出装置による射出が可能な射出位置と、前記射出位置から退避させた退避位置と、に移動可能な金型ユニット移動装置と、前記射出位置に配置される前記金型ユニットを固定するクランプ装置と、制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記金型ユニット移動装置により、複数の金型ユニットのうちの1の金型ユニットを前記射出位置に搬入し、他の金型ユニットを前記退避位置に搬出する移動工程と、前記クランプ装置により、前記射出位置に搬入された金型ユニットをクランプするクランプ工程と、前記クランプ装置にクランプされた金型ユニットを型締する型締工程と、前記射出装置から前記射出位置にある金型ユニットに材料を充填する充填工程と、材料が充填された前記金型ユニットを保圧する保圧工程と、前記射出位置にある前記金型ユニットから前記クランプ装置による固定を解除するアンクランプ工程と、を実施可能であり、前記制御装置は、前記型締工程の完了または前記充填工程の開始を前記アンクランプ工程の開始トリガとして、前記アンクランプ工程を開始する。
同様に、上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る射出成形方法は、射出装置と、金型ユニットを、前記射出装置による射出が可能な射出位置と、前記射出位置から退避させた退避位置と、に移動可能な金型ユニット移動装置と、前記射出位置に配置される前記金型ユニットを固定するクランプ装置と、制御装置と、を備える射出成形機の射出成形方法であって、前記金型ユニット移動装置により、複数の金型ユニットのうちの1の金型ユニットを前記射出位置に搬入し、他の金型ユニットを前記退避位置に搬出する移動工程と、前記クランプ装置により、前記射出位置に搬入された金型ユニットをクランプするクランプ工程と、前記クランプ装置にクランプされた金型ユニットを型締する型締工程と、前記射出装置から前記射出位置にある金型ユニットに材料を充填する充填工程と、材料が充填された前記金型ユニットを保圧する保圧工程と、前記射出位置にある前記金型ユニットから前記クランプ装置による固定を解除するアンクランプ工程と、を含み、前記アンクランプ工程は、前記型締工程の完了または前記充填工程の開始を前記アンクランプ工程の開始トリガとして、開始される。
本発明の一態様によれば、成形サイクルを短縮できる射出成形機及び射出成形方法を提供することができる。
本実施形態に係る射出成形機の型開完了時の状態を示す図である。 本実施形態に係る射出成形機の型締時の状態を示す図である。 本実施形態に係る射出成形機の要部の概略構成を模式的に示す図である。 本実施形態の射出成形機による射出成形方法のフローチャートである。 本実施形態の射出成形機による射出成形方法のフローチャートである。 図4の処理中における第2の金型ユニットと型締装置との連結、離脱の手順を示す模式図である。 本実施形態の効果を説明するための図である。 従来の成形サイクルにおけるアンクランプ工程の手順を示す模式図である。
以下、添付図面を参照しながら実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
まず図1及び図2を参照して、本実施形態に係る射出成形機の全体の概略構成について説明する。
(射出成形機)
図1は、本実施形態に係る射出成形機の型開完了時の状態を示す図である。図2は、本実施形態に係る射出成形機の型締時の状態を示す図である。図1〜図2において、X方向、Y方向およびZ方向は互いに垂直な方向である。X方向およびY方向は水平方向を表し、Z方向は鉛直方向を表す。型締装置100が横型である場合、X方向は型開閉方向であり、Y方向は射出成形機10の幅方向である。図1〜図2に示すように、射出成形機10は、型締装置100と、エジェクタ装置200と、射出装置300と、射出装置移動装置400と、制御装置700と、フレーム900とを有する。以下、射出成形機10の各構成要素について説明する。
(型締装置)
型締装置100の説明では、型閉時の可動プラテン120の移動方向(図1および図2中右方向)を前方とし、型開時の可動プラテン120の移動方向(図1および図2中左方向)を後方として説明する。
型締装置100は、金型ユニット800の型閉、型締、型開を行う。型締装置100は例えば横型であって、型開閉方向が水平方向である。型締装置100は、固定プラテン110、可動プラテン120、トグルサポート130、タイバー140、トグル機構150、型締モータ160、運動変換機構170、および型厚調整機構180を有する。
固定プラテン110は、フレーム900に対し固定される。固定プラテン110における可動プラテン120との対向面に固定金型810が取付けられる。
可動プラテン120は、フレーム900に対し型開閉方向に移動自在とされる。フレーム900上には、可動プラテン120を案内するガイド101が敷設される。可動プラテン120における固定プラテン110との対向面に可動金型820が取付けられる。
固定プラテン110に対し可動プラテン120を進退させることにより、型閉、型締、型開が行われる。固定金型810と可動金型820とで金型ユニット800が構成される。
トグルサポート130は、固定プラテン110と間隔をおいて連結され、フレーム900上に型開閉方向に移動自在に載置される。尚、トグルサポート130は、フレーム900上に敷設されるガイドに沿って移動自在とされてもよい。トグルサポート130のガイドは、可動プラテン120のガイド101と共通のものでもよい。
尚、本実施形態では、固定プラテン110がフレーム900に対し固定され、トグルサポート130がフレーム900に対し型開閉方向に移動自在とされるが、トグルサポート130がフレーム900に対し固定され、固定プラテン110がフレーム900に対し型開閉方向に移動自在とされてもよい。
タイバー140は、固定プラテン110とトグルサポート130とを型開閉方向に間隔Lをおいて連結する。タイバー140は、複数本(例えば4本)用いられてよい。各タイバー140は、型開閉方向に平行とされ、型締力に応じて伸びる。少なくとも1本のタイバー140には、タイバー140の歪を検出するタイバー歪検出器141が設けられてよい。タイバー歪検出器141は、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。タイバー歪検出器141の検出結果は、型締力の検出などに用いられる。
尚、本実施形態では、型締力を検出する型締力検出器として、タイバー歪検出器141が用いられるが、本発明はこれに限定されない。型締力検出器は、歪ゲージ式に限定されず、圧電式、容量式、油圧式、電磁式などでもよく、その取付け位置もタイバー140に限定されない。
トグル機構150は、可動プラテン120とトグルサポート130との間に配設され、トグルサポート130に対し可動プラテン120を型開閉方向に移動させる。トグル機構150は、クロスヘッド151、一対のリンク群などで構成される。各リンク群は、ピンなどで屈伸自在に連結される第1リンク152および第2リンク153を有する。第1リンク152は可動プラテン120に対しピンなどで揺動自在に取付けられ、第2リンク153はトグルサポート130に対しピンなどで揺動自在に取付けられる。第2リンク153は、第3リンク154を介してクロスヘッド151に取付けられる。トグルサポート130に対しクロスヘッド151を進退させると、第1リンク152および第2リンク153が屈伸し、トグルサポート130に対し可動プラテン120が進退する。
尚、トグル機構150の構成は、図1および図2に示す構成に限定されない。例えば図1および図2では、各リンク群の節点の数が5つであるが、4つでもよく、第3リンク154の一端部が、第1リンク152と第2リンク153との節点に結合されてもよい。
型締モータ160は、トグルサポート130に取付けられており、トグル機構150を作動させる。型締モータ160は、トグルサポート130に対しクロスヘッド151を進退させることにより、第1リンク152および第2リンク153を屈伸させ、トグルサポート130に対し可動プラテン120を進退させる。型締モータ160は、運動変換機構170に直結されるが、ベルトやプーリなどを介して運動変換機構170に連結されてもよい。
運動変換機構170は、型締モータ160の回転運動をクロスヘッド151の直線運動に変換する。運動変換機構170は、ねじ軸171と、ねじ軸171に螺合するねじナット172とを含む。ねじ軸171と、ねじナット172との間には、ボールまたはローラが介在してよい。
型締装置100は、制御装置700による制御下で、型閉工程、型締工程、型開工程などを行う。
型閉工程では、型締モータ160を駆動してクロスヘッド151を設定速度で型閉完了位置まで前進させることにより、可動プラテン120を前進させ、可動金型820を固定金型810にタッチさせる。クロスヘッド151の位置や速度は、例えば型締モータエンコーダ161などを用いて検出する。型締モータエンコーダ161は、型締モータ160の回転を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。尚、クロスヘッド151の位置を検出するクロスヘッド位置検出器、およびクロスヘッド151の速度を検出するクロスヘッド速度検出器は、型締モータエンコーダ161に限定されず、一般的なものを使用できる。また、可動プラテン120の位置を検出する可動プラテン位置検出器、および可動プラテン120の速度を検出する可動プラテン速度検出器は、型締モータエンコーダ161に限定されず、一般的なものを使用できる。
型締工程では、型締モータ160をさらに駆動してクロスヘッド151を型閉完了位置から型締位置までさらに前進させることで型締力を生じさせる。型締時に可動金型820と固定金型810との間にキャビティ空間801(図2参照)が形成され、射出装置300がキャビティ空間801に液状の成形材料を充填する。充填された成形材料が固化されることで、成形品が得られる。キャビティ空間801の数は複数でもよく、その場合、複数の成形品が同時に得られる。
型開工程では、型締モータ160を駆動してクロスヘッド151を設定速度で型開完了位置まで後退させることにより、可動プラテン120を後退させ、可動金型820を固定金型810から離間させる。その後、エジェクタ装置200が可動金型820から成形品を突き出す。
型閉工程および型締工程における設定条件は、一連の設定条件として、まとめて設定される。例えば、型閉工程および型締工程におけるクロスヘッド151の速度や位置(型閉開始位置、速度切替位置、型閉完了位置、および型締位置を含む)、型締力は、一連の設定条件として、まとめて設定される。型閉開始位置、速度切替位置、型閉完了位置、および型締位置は、後側から前方に向けてこの順で並び、速度が設定される区間の始点や終点を表す。区間毎に、速度が設定される。速度切替位置は、1つでもよいし、複数でもよい。速度切替位置は、設定されなくてもよい。型締位置と型締力とは、いずれか一方のみが設定されてもよい。
型開工程における設定条件も同様に設定される。例えば、型開工程におけるクロスヘッド151の速度や位置(型開開始位置、速度切替位置、および型開完了位置を含む)は、一連の設定条件として、まとめて設定される。型開開始位置、速度切替位置、および型開完了位置は、前側から後方に向けて、この順で並び、速度が設定される区間の始点や終点を表す。区間毎に、速度が設定される。速度切替位置は、1つでもよいし、複数でもよい。速度切替位置は、設定されなくてもよい。型開開始位置と型締位置とは同じ位置であってよい。また、型開完了位置と型閉開始位置とは同じ位置であってよい。
尚、クロスヘッド151の速度や位置などの代わりに、可動プラテン120の速度や位置などが設定されてもよい。また、クロスヘッドの位置(例えば型締位置)や可動プラテンの位置の代わりに、型締力が設定されてもよい。
ところで、トグル機構150は、型締モータ160の駆動力を増幅して可動プラテン120に伝える。その増幅倍率は、トグル倍率とも呼ばれる。トグル倍率は、第1リンク152と第2リンク153とのなす角θ(以下、「リンク角度θ」とも呼ぶ)に応じて変化する。リンク角度θは、クロスヘッド151の位置から求められる。リンク角度θが180°のとき、トグル倍率が最大になる。
金型ユニット800の交換や金型ユニット800の温度変化などにより金型ユニット800の厚さが変化した場合、型締時に所定の型締力が得られるように、型厚調整が行われる。型厚調整では、例えば可動金型820が固定金型810にタッチする型タッチの時点でトグル機構150のリンク角度θが所定の角度になるように、固定プラテン110とトグルサポート130との間隔Lを調整する。
型締装置100は、固定プラテン110とトグルサポート130との間隔Lを調整することで、型厚調整を行う型厚調整機構180を有する。型厚調整機構180は、タイバー140の後端部に形成されるねじ軸181と、トグルサポート130に回転自在に保持されるねじナット182と、ねじ軸181に螺合するねじナット182を回転させる型厚調整モータ183とを有する。
ねじ軸181およびねじナット182は、タイバー140ごとに設けられる。型厚調整モータ183の回転は、回転伝達部185を介して複数のねじナット182に伝達されてよい。複数のねじナット182を同期して回転できる。尚、回転伝達部185の伝達経路を変更することで、複数のねじナット182を個別に回転することも可能である。
回転伝達部185は、例えば歯車などで構成される。この場合、各ねじナット182の外周に受動歯車が形成され、型厚調整モータ183の出力軸には駆動歯車が取付けられ、複数の受動歯車および駆動歯車と噛み合う中間歯車がトグルサポート130の中央部に回転自在に保持される。尚、回転伝達部185は、歯車の代わりに、ベルトやプーリなどで構成されてもよい。
型厚調整機構180の動作は、制御装置700によって制御される。制御装置700は、型厚調整モータ183を駆動して、ねじナット182を回転させることで、ねじナット182を回転自在に保持するトグルサポート130の固定プラテン110に対する位置を調整し、固定プラテン110とトグルサポート130との間隔Lを調整する。
尚、本実施形態では、ねじナット182がトグルサポート130に対し回転自在に保持され、ねじ軸181が形成されるタイバー140が固定プラテン110に対し固定されるが、本発明はこれに限定されない。
例えば、ねじナット182が固定プラテン110に対し回転自在に保持され、タイバー140がトグルサポート130に対し固定されてもよい。この場合、ねじナット182を回転させることで、間隔Lを調整できる。
また、ねじナット182がトグルサポート130に対し固定され、タイバー140が固定プラテン110に対し回転自在に保持されてもよい。この場合、タイバー140を回転させることで、間隔Lを調整できる。
さらにまた、ねじナット182が固定プラテン110に対し固定され、タイバー140がトグルサポート130に対し回転自在に保持されてもよい。この場合、タイバー140を回転させることで間隔Lを調整できる。
間隔Lは、型厚調整モータエンコーダ184を用いて検出する。型厚調整モータエンコーダ184は、型厚調整モータ183の回転量や回転方向を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。型厚調整モータエンコーダ184の検出結果は、トグルサポート130の位置や間隔Lの監視や制御に用いられる。尚、トグルサポート130の位置を検出するトグルサポート位置検出器、および間隔Lを検出する間隔検出器は、型厚調整モータエンコーダ184に限定されず、一般的なものを使用できる。
型厚調整機構180は、互いに螺合するねじ軸181とねじナット182の一方を回転させることで、間隔Lを調整する。複数の型厚調整機構180が用いられてもよく、複数の型厚調整モータ183が用いられてもよい。
尚、本実施形態の型厚調整機構180は、間隔Lを調整するため、タイバー140に形成されるねじ軸181とねじ軸181に螺合されるねじナット182とを有するが、本発明はこれに限定されない。
例えば、型厚調整機構180は、タイバー140の温度を調節するタイバー温調器を有してもよい。タイバー温調器は、各タイバー140に取付けられ、複数本のタイバー140の温度を連携して調整する。タイバー140の温度が高いほど、タイバー140は熱膨張によって長くなり、間隔Lが大きくなる。複数本のタイバー140の温度は独立に調整することも可能である。
タイバー温調器は、例えばヒータなどの加熱器を含み、加熱によってタイバー140の温度を調節する。タイバー温調器は、水冷ジャケットなどの冷却器を含み、冷却によってタイバー140の温度を調節してもよい。タイバー温調器は、加熱器と冷却器の両方を含んでもよい。
尚、本実施形態の型締装置100は、型開閉方向が水平方向である横型であるが、型開閉方向が上下方向である竪型でもよい。竪型の型締装置は、下プラテン、上プラテン、トグルサポート、タイバー、トグル機構、および型締モータなどを有する。下プラテンと上プラテンのうち、いずれか一方が固定プラテン、残りの一方が可動プラテンとして用いられる。下プラテンには下金型が取付けられ、上プラテンには上金型が取付けられる。下金型と上金型とで金型ユニットが構成される。下金型は、ロータリーテーブルを介して下プラテンに取付けられてもよい。トグルサポートは、下プラテンの下方に配設され、タイバーを介して上プラテンと連結される。タイバーは、上プラテンとトグルサポートとを型開閉方向に間隔をおいて連結する。トグル機構は、トグルサポートと下プラテンとの間に配設され、可動プラテンを昇降させる。型締モータは、トグル機構を作動させる。型締装置が竪型である場合、タイバーの本数は通常3本である。尚、タイバーの本数は特に限定されない。
尚、本実施形態の型締装置100は、駆動源として、型締モータ160を有するが、型締モータ160の代わりに、油圧シリンダを有してもよい。また、型締装置100は、型開閉用にリニアモータを有し、型締用に電磁石を有してもよい。
(エジェクタ装置)
エジェクタ装置200の説明では、型締装置100の説明と同様に、型閉時の可動プラテン120の移動方向(図1および図2中右方向)を前方とし、型開時の可動プラテン120の移動方向(図1および図2中左方向)を後方として説明する。
エジェクタ装置200は、金型ユニット800から成形品を突き出す。エジェクタ装置200は、エジェクタモータ210、運動変換機構220、およびエジェクタロッド230などを有する。
エジェクタモータ210は、可動プラテン120に取付けられる。エジェクタモータ210は、運動変換機構220に直結されるが、ベルトやプーリなどを介して運動変換機構220に連結されてもよい。
運動変換機構220は、エジェクタモータ210の回転運動をエジェクタロッド230の直線運動に変換する。運動変換機構220は、ねじ軸と、ねじ軸に螺合するねじナットとを含む。ねじ軸と、ねじナットとの間には、ボールまたはローラが介在してよい。
エジェクタロッド230は、可動プラテン120の貫通穴において進退自在とされる。エジェクタロッド230の前端部は、可動金型820の内部に進退自在に配設される可動部材830と接触する。エジェクタロッド230の前端部は、可動部材830と連結されていても、連結されていなくてもよい。
エジェクタ装置200は、制御装置700による制御下で、突き出し工程を行う。
突き出し工程では、エジェクタモータ210を駆動してエジェクタロッド230を設定速度で待機位置から突き出し位置まで前進させることにより、可動部材830を前進させ、成形品を突き出す。その後、エジェクタモータ210を駆動してエジェクタロッド230を設定速度で後退させ、可動部材830を元の待機位置まで後退させる。エジェクタロッド230の位置や速度は、例えばエジェクタモータエンコーダ211を用いて検出する。エジェクタモータエンコーダ211は、エジェクタモータ210の回転を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。尚、エジェクタロッド230の位置を検出するエジェクタロッド位置検出器、およびエジェクタロッド230の速度を検出するエジェクタロッド速度検出器は、エジェクタモータエンコーダ211に限定されず、一般的なものを使用できる。
(射出装置)
射出装置300の説明では、型締装置100の説明やエジェクタ装置200の説明とは異なり、充填時のスクリュ330の移動方向(図1および図2中左方向)を前方とし、計量時のスクリュ330の移動方向(図1および図2中右方向)を後方として説明する。
射出装置300は、フレーム900に対し進退自在なスライドベース301に設置され、金型ユニット800に対し進退自在とされる。射出装置300は、金型ユニット800にタッチし、金型ユニット800内のキャビティ空間801に成形材料を充填する。射出装置300は、例えば、シリンダ310、ノズル320、スクリュ330、計量モータ340、射出モータ350、圧力検出器360などを有する。
シリンダ310は、供給口311から内部に供給された成形材料を加熱する。成形材料は、例えば樹脂などを含む。成形材料は、例えばペレット状に形成され、固体の状態で供給口311に供給される。供給口311はシリンダ310の後部に形成される。シリンダ310の後部の外周には、水冷シリンダなどの冷却器312が設けられる。冷却器312よりも前方において、シリンダ310の外周には、バンドヒータなどの加熱器313と温度検出器314とが設けられる。
シリンダ310は、シリンダ310の軸方向(図1および図2中左右方向)に複数のゾーンに区分される。各ゾーンに加熱器313と温度検出器314とが設けられる。ゾーン毎に、温度検出器314の検出温度が設定温度になるように、制御装置700が加熱器313を制御する。
ノズル320は、シリンダ310の前端部に設けられ、金型ユニット800に対し押し付けられる。ノズル320の外周には、加熱器313と温度検出器314とが設けられる。ノズル320の検出温度が設定温度になるように、制御装置700が加熱器313を制御する。
スクリュ330は、シリンダ310内において回転自在に且つ進退自在に配設される。スクリュ330を回転させると、スクリュ330の螺旋状の溝に沿って成形材料が前方に送られる。成形材料は、前方に送られながら、シリンダ310からの熱によって徐々に溶融される。液状の成形材料がスクリュ330の前方に送られシリンダ310の前部に蓄積されるにつれ、スクリュ330が後退させられる。その後、スクリュ330を前進させると、スクリュ330前方に蓄積された液状の成形材料がノズル320から射出され、金型ユニット800内に充填される。
スクリュ330の前部には、スクリュ330を前方に押すときにスクリュ330の前方から後方に向かう成形材料の逆流を防止する逆流防止弁として、逆流防止リング331が進退自在に取付けられる。
逆流防止リング331は、スクリュ330を前進させるときに、スクリュ330前方の成形材料の圧力によって後方に押され、成形材料の流路を塞ぐ閉塞位置(図2参照)までスクリュ330に対し相対的に後退する。これにより、スクリュ330前方に蓄積された成形材料が後方に逆流するのを防止する。
一方、逆流防止リング331は、スクリュ330を回転させるときに、スクリュ330の螺旋状の溝に沿って前方に送られる成形材料の圧力によって前方に押され、成形材料の流路を開放する開放位置(図1参照)までスクリュ330に対し相対的に前進する。これにより、スクリュ330の前方に成形材料が送られる。
逆流防止リング331は、スクリュ330と共に回転する共回りタイプと、スクリュ330と共に回転しない非共回りタイプのいずれでもよい。
尚、射出装置300は、スクリュ330に対し逆流防止リング331を開放位置と閉塞位置との間で進退させる駆動源を有していてもよい。
計量モータ340は、スクリュ330を回転させる。スクリュ330を回転させる駆動源は、計量モータ340には限定されず、例えば油圧ポンプなどでもよい。
射出モータ350は、スクリュ330を進退させる。射出モータ350とスクリュ330との間には、射出モータ350の回転運動をスクリュ330の直線運動に変換する運動変換機構などが設けられる。運動変換機構は、例えばねじ軸と、ねじ軸に螺合するねじナットとを有する。ねじ軸とねじナットの間には、ボールやローラなどが設けられてよい。スクリュ330を進退させる駆動源は、射出モータ350には限定されず、例えば油圧シリンダなどでもよい。
圧力検出器360は、射出モータ350とスクリュ330との間で伝達される圧力を検出する。圧力検出器360は、射出モータ350とスクリュ330との間の力の伝達経路に設けられ、圧力検出器360に作用する圧力を検出する。
圧力検出器360は、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。圧力検出器360の検出結果は、スクリュ330が成形材料から受ける圧力、スクリュ330に対する背圧、スクリュ330から成形材料に作用する圧力などの制御や監視に用いられる。
射出装置300は、制御装置700による制御下で、計量工程、充填工程および保圧工程などを行う。
計量工程では、計量モータ340を駆動してスクリュ330を設定回転数で回転させ、スクリュ330の螺旋状の溝に沿って成形材料を前方に送る。これに伴い、成形材料が徐々に溶融される。液状の成形材料がスクリュ330の前方に送られシリンダ310の前部に蓄積されるにつれ、スクリュ330が後退させられる。スクリュ330の回転数は、例えば計量モータエンコーダ341を用いて検出する。計量モータエンコーダ341は、計量モータ340の回転を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。尚、スクリュ330の回転数を検出するスクリュ回転数検出器は、計量モータエンコーダ341に限定されず、一般的なものを使用できる。
計量工程では、スクリュ330の急激な後退を制限すべく、射出モータ350を駆動してスクリュ330に対して設定背圧を加えてよい。スクリュ330に対する背圧は、例えば圧力検出器360を用いて検出する。圧力検出器360は、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。スクリュ330が計量完了位置まで後退し、スクリュ330の前方に所定量の成形材料が蓄積されると、計量工程が完了する。
充填工程では、射出モータ350を駆動してスクリュ330を設定速度で前進させ、スクリュ330の前方に蓄積された液状の成形材料を金型ユニット800内のキャビティ空間801に充填させる。スクリュ330の位置や速度は、例えば射出モータエンコーダ351を用いて検出する。射出モータエンコーダ351は、射出モータ350の回転を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。スクリュ330の位置が設定位置に達すると、充填工程から保圧工程への切替(所謂、V/P切替)が行われる。V/P切替が行われる位置をV/P切替位置とも呼ぶ。スクリュ330の設定速度は、スクリュ330の位置や時間などに応じて変更されてもよい。
尚、充填工程においてスクリュ330の位置が設定位置に達した後、その設定位置にスクリュ330を一時停止させ、その後にV/P切替が行われてもよい。V/P切替の直前において、スクリュ330の停止の代わりに、スクリュ330の微速前進または微速後退が行われてもよい。また、スクリュ330の位置を検出するスクリュ位置検出器、およびスクリュ330の速度を検出するスクリュ速度検出器は、射出モータエンコーダ351に限定されず、一般的なものを使用できる。
保圧工程では、射出モータ350を駆動してスクリュ330を前方に押し、スクリュ330の前端部における成形材料の圧力(以下、「保持圧力」とも呼ぶ。)を設定圧に保ち、シリンダ310内に残る成形材料を金型ユニット800に向けて押す。金型ユニット800内での冷却収縮による不足分の成形材料を補充できる。保持圧力は、例えば圧力検出器360を用いて検出する。圧力検出器360は、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。保持圧力の設定値は、保圧工程の開始からの経過時間などに応じて変更されてもよい。
保圧工程では金型ユニット800内のキャビティ空間801の成形材料が徐々に冷却され、保圧工程完了時にはキャビティ空間801の入口が固化した成形材料で塞がれる。この状態はゲートシールと呼ばれ、キャビティ空間801からの成形材料の逆流が防止される。保圧工程後、冷却工程が開始される。冷却工程では、キャビティ空間801内の成形材料の固化が行われる。
尚、本実施形態の射出装置300は、インライン・スクリュ方式であるが、プリプラ方式などでもよい。プリプラ方式の射出装置は、可塑化シリンダ内で溶融された成形材料を射出シリンダに供給し、射出シリンダから金型ユニット内に成形材料を射出する。可塑化シリンダ内にはスクリュが回転自在にまたは回転自在に且つ進退自在に配設され、射出シリンダ内にはプランジャが進退自在に配設される。
また、本実施形態の射出装置300は、シリンダ310の軸方向が水平方向である横型であるが、シリンダ310の軸方向が上下方向である竪型であってもよい。竪型の射出装置300と組み合わされる型締装置は、竪型でも横型でもよい。同様に、横型の射出装置300と組み合わされる型締装置は、横型でも竪型でもよい。
(射出装置移動装置)
射出装置移動装置400の説明では、射出装置300の説明と同様に、充填時のスクリュ330の移動方向(図1および図2中左方向)を前方とし、計量時のスクリュ330の移動方向(図1および図2中右方向)を後方として説明する。
射出装置移動装置400は、金型ユニット800に対し射出装置300を進退させる。また、射出装置移動装置400は、金型ユニット800に対しノズル320を押し付け、ノズルタッチ圧力を生じさせる。射出装置移動装置400は、液圧ポンプ410、駆動源としてのモータ420、液圧アクチュエータとしての液圧シリンダ430などを含む。
液圧ポンプ410は、第1ポート411と、第2ポート412とを有する。液圧ポンプ410は、両方向回転可能なポンプであり、モータ420の回転方向を切り替えることにより、第1ポート411および第2ポート412のいずれか一方から作動液(例えば油)を吸入し他方から吐出して液圧を発生させる。尚、液圧ポンプ410はタンクから作動液を吸引して第1ポート411および第2ポート412のいずれか一方から作動液を吐出することもできる。
モータ420は、液圧ポンプ410を作動させる。モータ420は、制御装置700からの制御信号に応じた回転方向および回転トルクで液圧ポンプ410を駆動する。モータ420は、電動モータであってよく、電動サーボモータであってよい。
液圧シリンダ430は、シリンダ本体431、ピストン432、およびピストンロッド433を有する。シリンダ本体431は、射出装置300に対して固定される。ピストン432は、シリンダ本体431の内部を、第1室としての前室435と、第2室としての後室436とに区画する。ピストンロッド433は、固定プラテン110に対して固定される。
液圧シリンダ430の前室435は、第1流路401を介して、液圧ポンプ410の第1ポート411と接続される。第1ポート411から吐出された作動液が第1流路401を介して前室435に供給されることで、射出装置300が前方に押される。射出装置300が前進され、ノズル320が固定金型810に押し付けられる。前室435は、液圧ポンプ410から供給される作動液の圧力によってノズル320のノズルタッチ圧力を生じさせる圧力室として機能する。
一方、液圧シリンダ430の後室436は、第2流路402を介して液圧ポンプ410の第2ポート412と接続される。第2ポート412から吐出された作動液が第2流路402を介して液圧シリンダ430の後室436に供給されることで、射出装置300が後方に押される。射出装置300が後退され、ノズル320が固定金型810から離間される。
尚、本実施形態では射出装置移動装置400は液圧シリンダ430を含むが、本発明はこれに限定されない。例えば、液圧シリンダ430の代わりに、電動モータと、その電動モータの回転運動を射出装置300の直線運動に変換する運動変換機構とが用いられてもよい。
(制御装置)
制御装置700は、例えばコンピュータで構成され、図1〜図2に示すようにCPU(Central Processing Unit)701と、メモリなどの記憶媒体702と、入力インターフェース703と、出力インターフェース704とを有する。制御装置700は、記憶媒体702に記憶されたプログラムをCPU701に実行させることにより、各種の制御を行う。また、制御装置700は、入力インターフェース703で外部からの信号を受信し、出力インターフェース704で外部に信号を送信する。
制御装置700は、型閉工程や型締工程、型開工程などを繰り返し行うことにより、成形品を繰り返し製造する。また、制御装置700は、型締工程の間に、計量工程や充填工程、保圧工程などを行う。成形品を得るための一連の動作、例えば計量工程の開始から次の計量工程の開始までの動作を「ショット」または「成形サイクル」とも呼ぶ。また、1回のショットに要する時間を「成形サイクル時間」とも呼ぶ。
本実施形態においては、詳細は後述するが、複数の金型ユニットを成形サイクルの途中で入れ替えて成形を行う。1の金型ユニットの成形工程と、他の金型ユニットの成形工程とを同時に行うことで成形サイクルを短縮するものである。1の金型ユニットにおける一回の成形サイクルは、例えば、計量工程、型閉工程、型締工程、充填工程、保圧工程、冷却工程、型開工程、および突き出し工程をこの順で有する。ここでの順番は、各工程の開始の順番である。型締工程の終了は型開工程の開始と一致する。尚、成形サイクル時間の短縮のため、同時に複数の工程を行ってもよい。充填工程は、型閉工程中に開始されてもよい。また、突き出し工程は、型開工程中に開始されてもよい。ノズル320の流路を開閉する開閉弁が設けられる場合、型開工程は、計量工程中に開始されてもよい。すなわち、型開工程中に計量工程が行われてもよい。計量工程中に型開工程が開始されても、開閉弁がノズル320の流路を閉じていれば、ノズル320から成形材料が漏れないためである。
制御装置700は、操作装置750や表示装置760と接続されている。操作装置750は、ユーザによる入力操作を受け付け、入力操作に応じた信号を制御装置700に出力する。表示装置760は、制御装置700による制御下で、操作装置750における入力操作に応じた操作画面を表示する。
操作画面は、射出成形機10の設定などに用いられる。操作画面は、複数用意され、切り替えて表示されたり、重ねて表示されたりする。ユーザは、表示装置760で表示される操作画面を見ながら、操作装置750を操作することにより射出成形機10の設定(設定値の入力を含む)などを行う。
操作装置750および表示装置760は、例えばタッチパネルで構成され、一体化されてよい。尚、本実施形態の操作装置750および表示装置760は、一体化されているが、独立に設けられてもよい。また、操作装置750は、複数設けられてもよい。
次に図3を参照して本実施形態に係る射出成形機10の要部を説明する。図3は、本実施形態に係る射出成形機10の要部の概略構成を模式的に示す図である。本実施形態の射出成形機10は、図3に示される部分以外の部分は図1、図2のものと同様である。図3の(a)は、射出成形機10の型締装置100の近傍を上方(Z正方向側)から視た構成を模式的に示す図である。図3の(b)は、射出成形機10の型締装置100の近傍を射出装置300の移動方向(X負方向側)から視た構成を模式的に示す図である。
射出成形機10は、第1の金型ユニット800Aと第2の金型ユニット800Bとを備える。金型ユニット800A,800Bは、それぞれ型締装置100の固定プラテン110に取り付けられる固定金型810A,810Bと、可動プラテン120に取り付けられる可動金型820A,820Bとを有する。
第1の金型ユニット800Aと第2の金型ユニット800Bは、それぞれ型締装置100の水平方向両側の退避位置P2a,P2b(まとめて「退避位置P2」とも表記する場合がある)と、型締装置100内で射出装置300による射出が可能な射出位置P1との間を移動可能に設置されている。第1の金型ユニット800Aと第2の金型ユニット800Bのいずれか一方が射出位置P1に配置され、他方は射出位置P1から退避させられた退避位置P2に配置される。
射出成形機10は、金型ユニット移動装置840A、840Bと、クランプ装置850とを備える。金型ユニット移動装置840A、840Bは、それぞれ第1の金型ユニット800Aと第2の金型ユニット800Bを射出位置P1と退避位置P2a,P2bに移動可能とする。金型ユニット移動装置840A、840Bは、モータ等の駆動源841A,841Bの動力によって、それぞれ型締装置100の水平方向両側の台座842A,842BにY方向に移動可能に設置された第1の金型ユニット800A及び第2の金型ユニット800Bを、射出位置P1と退避位置P2a,P2bとの間で移動させる。
クランプ装置850は、射出位置P1に配置された第1の金型ユニット800Aまたは第2の金型ユニット800Bを型締装置100に固定する。クランプ装置850は、固定プラテン110と可動プラテン120にそれぞれ設けられ、金型ユニットの固定金型810A,810Bを固定プラテン110に固定し、可動金型820A,820Bを可動プラテン120に固定する。
固定金型810A,810BのX正方向側の面には取付板811A,811Bが固定されており、取付板811A,811Bが固定プラテン110と接触する。可動金型820A,820BのX負方向側の面には取付板821A,821Bが固定されており、取付板821A,821Bが可動プラテン120と接触する。
クランプ装置850は、固定プラテン110と可動プラテン120において、射出位置P1より上方(Z正方向側)および下方(Z負方向側)にそれぞれ2個ずつ設置され、上下方向に駆動可能に設置されている。取付板811A,811Bの上側端面と下側端面とを上方側及び下方側のクランプ装置850で挟持することによって、固定金型810A,810Bは固定プラテン110に固定される。同様に、取付板821A,821Bの上側端面と下側端面とを上方側及び下方側のクランプ装置850で挟持することによって、可動金型820A,820Bは可動プラテン120に固定される。
固定金型810A,810Bと可動金型820A,820Bとは、例えば磁石などで接触状態を保持することができ、一体的に連結された状態で射出位置P1と退避位置P2a,P2bとの間を移動する。すなわち、本実施形態の射出成形機10は、射出成形機1台で複数の金型ユニット800A,800Bを交互に射出位置P1に載せ替えて成形する構成をとるものである。
金型ユニット移動装置840A、840Bと、クランプ装置850の動作は、上述の制御装置700によって制御される。
次に図4A、図4B、図5を参照して本実施形態の射出成形機10による射出成形方法の一連の処理を説明する。図4A、図4Bは、本実施形態の射出成形機10による射出成形処理のフローチャートである。図4A、図4Bのフローチャートの各処理は制御装置700により実施可能である。図5は、図4A、図4Bの処理中における第2の金型ユニット800Bと型締装置100との連結、離脱の手順を示す模式図である。なお、以降では第1の金型ユニット800Aを「第1金型800A」、第2の金型ユニット800Bを「第2金型800B」とも表記する。
図4A、図4Bのフローチャートでは、初期状態では第1金型800A、第2金型800Bが共に退避位置P2a、P2bにあって、共に成形材料が充填されていない状態、つまり図3に示した状態である。図4Aに示すように、この初期状態から、金型ユニット移動装置840A,840Bにより、第1金型800Aが退避位置P2aから射出位置P1に搬入される(ステップS01:移動工程)。
次に、型締装置100により型閉・型締が行われ(ステップS02)、可動プラテン120が可動金型820Aと接触するまで固定プラテン110側に移動し、さらに可動金型820Aを所定量押し込む。その後、クランプ装置850により、射出位置P1に搬入された第1金型800Aが固定プラテン110及び可動プラテン120にそれぞれクランプされ、射出装置300が固定プラテン110まで前進する(ステップS03:クランプ工程)。
次に、ステップS04にて、第1金型800Aに射出装置300から成形材料が充填され(充填工程)、材料が充填された第1金型800Aが保圧され(保圧工程)、さらに保圧工程が完了する前に、第1金型800Aからクランプ装置850による固定が解除される(アンクランプ工程)。
次に、射出装置300が後退して固定プラテン110から離間し、型締装置100により型開が行われ、可動プラテン120がX負方向側に移動して可動金型820Bから離間する(ステップS05)。なお図4A、図4Bのフローチャートでは、ステップS05と同様に可動金型820A、820Bを固定金型810A、810Bに連結した状態を維持したままで可動プラテン120を可動金型820A,820Bから離間させる型開動作を「アンクランプ型開」と表現する。
次に、金型ユニット移動装置840A,840Bにより、第1金型800Aが射出位置P1から退避位置P2aに搬出され、第2金型800Bが退避位置P2bから射出位置P1に搬入される(ステップS06:移動工程)。このときの状態を図5(a)に示す。
次に、型締装置100により型閉・型締が行われ(ステップS07)、図5(b)に示すように可動プラテン120が可動金型820Bと接触するまで固定プラテン110側に移動し、さらに可動金型820Bを所定量押し込む。その後、図5(c)に示すように、クランプ装置850により、射出位置P1に搬入された第2金型800Bが固定プラテン110及び可動プラテン120にそれぞれクランプされ、射出装置300が固定プラテン110まで前進する(ステップS08:クランプ工程)。なお、「クランプするための押し込み(ステップS07の型締動作)」の「押し込み」の型締力は設定型締力よりも小さくてよい。金型の密着性が担保できれば良いからである。充填・保圧のための型締力設定とクランプのための押し込みの型締力設定を別個に設定してもよいし、設定の煩雑を避けるため両方充填・保圧のための型締力設定としてもよい。
次に、ステップS09にて、図5(d)に示すように、第2金型800Bに射出装置300から成形材料が充填され(充填工程)、図5(e)に示すように、材料が充填された第2金型800Bが保圧され(保圧工程)、さらに保圧工程が完了する前に、第2金型800Bからクランプ装置850による固定が解除される(アンクランプ工程)。
ここで、制御装置700は、型締工程の完了または充填工程の開始を開始トリガとして、アンクランプ工程を開始して、保圧工程の完了前にアンクランプを完了するようにしている。制御装置700は、例えば型締工程の完了時または充填工程の開始時を開始トリガとして、所定時間Tの経過後にアンクランプ工程を開始する。所定時間Tは、アンクランプ工程の完了タイミングが保圧工程の完了前となるように調整する。
充填工程開始時を開始トリガとするのは、保圧工程だと短すぎる場合がある、または、保圧工程自体が無い成形の場合に設定ができなくなるからである。保圧工程の前の成形工程は充填工程であり、充填工程であれば保圧完了まで時間的な余裕があること、及び、充填工程は必ず行われることから、保圧工程の開始を開始トリガとする場合に比べて良い。同様の理由で型締工程の完了時をアンクランプ工程の開始トリガとしてもよい。
次に、図5(f)に示すように、射出装置300が後退して固定プラテン110から離間し、型締装置100により型開が行われ、可動プラテン120がX負方向側に移動して可動金型820Bから離間する(ステップS10)。
次に、金型ユニット移動装置840A,840Bにより、第2金型800Bが射出位置P1から退避位置P2bに搬出され、第1金型800Aが退避位置P2aから射出位置P1に搬入される(ステップS11)。
次に、型締装置100により型閉・型締が行われ(ステップS12)、可動プラテン120が可動金型820Aと接触するまで固定プラテン110側に移動し、さらに可動金型820Aを所定量押し込む。その後、クランプ装置850により、射出位置P1に搬入された金型ユニット800Aが固定プラテン110及び可動プラテン120にそれぞれクランプされ、射出装置300が固定プラテン110まで前進する(ステップS13)。射出装置300の前進は、後述の型締工程の完了までに行われればよい。
次に、第1金型800Aの冷却が完了したか否かが判定される(ステップS14)。制御装置700は、例えば金型に成形材料を射出した後に所定時間経過した場合に冷却完了と判定できる。第1金型800Aの冷却が完了していない場合には(ステップS14のNo)、冷却が完了するまで待機する。
一方、第1金型800Aの冷却が完了した場合には(ステップS14のYES)、図4Bに示すように、型締装置100により型開が行われ、可動プラテン120がX負方向側に移動して可動金型820Aを固定金型810Aから離間させる(ステップS15)。可動金型820Aが型開限まで移動すると(ステップS16)、エジェクタ装置200により第1金型800Aから成形品が取り出される(ステップS17)。
次に、型締装置100により型閉・型締が行われ(ステップS18)、可動金型820Aが固定金型810Aと接触するまで固定プラテン110側に移動し、さらに可動金型820Aを所定量押し込む。ステップS19にて、第1金型800Aに射出装置300から材料が充填され(充填工程)、材料が充填された第1金型800Aが保圧され(保圧工程)、さらに保圧工程が完了する前に、第1金型800Aからクランプ装置850による固定が解除される(アンクランプ工程)。
次に、射出装置300が後退して固定プラテン110から離間し、型締装置100により型開が行われ、可動プラテン120がX負方向側に移動して可動金型820Aから離間する(ステップS20)。
以降のステップS21〜ステップS28は、上述のステップS11〜ステップS18の各処理を、第1金型800Aと第2金型800Bとを入れ替えて行う処理である。ステップS28の処理が完了すると、ステップS09に戻り、所定の成形回数が完了するまでステップS09〜ステップS28が繰り返される。
このように本実施形態の射出成形機10では、制御装置700は、型締工程の完了または充填工程の開始を開始トリガとして、保圧工程の完了前にアンクランプ工程を開始する。図4のフローチャートでは、ステップS09にて、図5(e)に示すように、材料が充填された第2金型800Bが保圧される保圧工程が完了する前に、第2金型800Bからクランプ装置850による固定が解除される。同様に、ステップS19にて、材料が充填された第1金型800Aが保圧される保圧工程が完了する前に、第1金型800Aからクランプ装置850による固定が解除される。
図6は、本実施形態の効果を説明するための図である。図7は、従来の成形サイクルにおけるアンクランプ工程の手順を示す模式図である。従来の成形サイクルでは、図7(a)に示すように射出装置300により金型に材料を充填する充填工程が実施され、図7(b)に示す材料を充填された金型を保圧する保圧工程が実施され、図7(c)に示すように、保圧工程が完了した後に金型からクランプ装置850による固定を解除するアンクランプ工程が実施される。つまり、充填工程、保圧工程、アンクランプ工程がこの順番で逐次実施される。このため、図6に示すように、保圧工程の後にアンクランプ工程を実施するための時間が必要となる。
これに対して本実施形態では、上述のとおり、型締工程の完了または充填工程の開始をアンクランプ工程の開始トリガとして、保圧工程が完了する前にアンクランプ工程を開始する。また、保圧工程の完了前にアンクランプ工程を完了する。すなわち図6に示すように、本実施形態では、アンクランプ工程が充填工程及び保圧工程と並行して実施される。これにより、図6に示すように、従来は保圧工程の後に必要だったアンクランプ工程の時間を削減できるので、成形サイクルを短縮できる。なお、図6に示すように、射出装置後退と同時に計量工程を実施すれば、成形サイクルをさらに短縮できる。
また、本実施形態では、図6に示すように、制御装置700は、型締工程の完了時または充填工程の開始時を開始トリガとし、開始トリガから所定時間Tの経過後にアンクランプを開始する。充填工程の開始時を開始トリガとするのは、保圧工程だと短すぎる場合がある、または、保圧工程自体が無い成形の場合に設定ができなくなるからである。保圧工程の前の成形工程は充填工程であり、充填工程であれば保圧完了まで時間的な余裕があること、及び、充填工程は必ず行われることから、保圧工程の開始時を開始トリガとする場合に比べて良い。また、所定時間Tを調整することにより、保圧工程の完了前にアンクランプ工程を完了できるように制御することを容易にできる。さらに、充填工程や保圧工程の安定性を担保するためにはアンクランプ状態をできるだけ短くできるのが望ましいが、所定時間Tを調整することによりアンクランプ工程の完了タイミングを保圧工程の完了直前に調整しやすくできる。同様の理由で型締工程の完了時をアンクランプ工程の開始トリガとしてもよい。
以上、具体例を参照しつつ本実施形態について説明した。しかし、本開示はこれらの具体例に限定されるものではない。これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、条件、形状などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
上記実施形態では、保圧工程の完了前にアンクランプ工程を完了させる設定を例示したが、型締工程の完了または充填工程の開始を開始トリガとして保圧工程の完了前にアンクランプ工程を開始できればよく、保圧工程の完了後にアンクランプ工程を完了させてもよい。
また、上記実施形態では、型締工程の完了または充填工程の開始をアンクランプ工程の開始トリガとし、開始トリガから所定時間Tの経過後にアンクランプを開始する構成を例示したが、開始トリガに基づき少なくとも保圧工程の完了前にアンクランプ工程を開始できればよく、所定時間Tを用いずに、または所定時間Tを0と設定して、開始トリガの検出時にアンクランプを開始する構成でもよい。開始トリガを型締工程の完了または充填工程の開始とし、所定時間Tを用いずに、または所定時間Tを0と設定して、型締工程の完了時または充填工程の開始時にアンクランプ工程を開始する構成とすると、保圧工程が完了するまでにアンクランプ工程を完了できると共に、アンクランプ工程の完了から保圧工程の完了までの時間が短くならなくて済む
10 射出成形機
300 射出装置
100 型締装置
700 制御装置
800A 第1の金型ユニット
800B 第2の金型ユニット
840A、840B 金型ユニット移動装置
850 クランプ装置
P1 射出位置
P2、P2a、P2b 退避位置

Claims (4)

  1. 射出装置と、
    金型ユニットを、前記射出装置による射出が可能な射出位置と、前記射出位置から退避させた退避位置と、に移動可能な金型ユニット移動装置と、
    前記射出位置に配置される前記金型ユニットを固定するクランプ装置と、
    制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記金型ユニット移動装置により、複数の前記金型ユニットのうちの1の金型ユニットを前記射出位置に搬入し、他の金型ユニットを前記退避位置に搬出する移動工程と、
    前記クランプ装置により、前記射出位置に搬入された金型ユニットをクランプするクランプ工程と、
    前記クランプ装置にクランプされた金型ユニットを型締する型締工程と、
    前記射出装置から前記射出位置にある金型ユニットに材料を充填する充填工程と、
    材料が充填された前記金型ユニットを保圧する保圧工程と、
    前記射出位置にある前記金型ユニットから前記クランプ装置による固定を解除するアンクランプ工程と、を実施可能であり、
    前記制御装置は、前記型締工程の完了または前記充填工程の開始を前記アンクランプ工程の開始トリガとして、前記アンクランプ工程を開始する、
    射出成形機。
  2. 前記制御装置は、前記保圧工程の完了前に前記アンクランプ工程を完了する、
    請求項1に記載の射出成形機。
  3. 前記開始トリガから所定時間経過後にアンクランプを開始する、
    請求項1または2に記載の射出成形機。
  4. 射出装置と、
    金型ユニットを、前記射出装置による射出が可能な射出位置と、前記射出位置から退避させた退避位置と、に移動可能な金型ユニット移動装置と、
    前記射出位置に配置される前記金型ユニットを固定するクランプ装置と、
    制御装置と、
    を備える射出成形機の射出成形方法であって、
    前記金型ユニット移動装置により、複数の金型ユニットのうちの1の金型ユニットを前記射出位置に搬入し、他の金型ユニットを前記退避位置に搬出する移動工程と、
    前記クランプ装置により、前記射出位置に搬入された金型ユニットをクランプするクランプ工程と、
    前記クランプ装置にクランプされた金型ユニットを型締する型締工程と、
    前記射出装置から前記射出位置にある金型ユニットに材料を充填する充填工程と、
    材料が充填された前記金型ユニットを保圧する保圧工程と、
    前記射出位置にある前記金型ユニットから前記クランプ装置による固定を解除するアンクランプ工程と、を含み、
    前記アンクランプ工程は、前記型締工程の完了または前記充填工程の開始を前記アンクランプ工程の開始トリガとして、開始される、
    射出成形方法。
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