JP2019081346A - 製造方法および射出成形システム - Google Patents
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Abstract
Description
一台の射出成形機に対して、複数の金型を入れ替えながら成形品を製造する製造方法であって、
前記射出成形機内で、一対のプラテンにロックされた金型に対して型締め、射出および保圧を行う第一の工程と、
前記第一の工程後に前記金型を前記射出成形機外に搬送し、前記射出成形機外で前記金型の冷却を行う第二の工程と、
前記第二の工程後に前記金型を前記射出成形機内に搬送し、前記射出成形機内で前記金型の型開きと、成形品の取り出しを行う第三の工程と、を備え、
前記第一の工程から前記第三の工程が繰り返し行われ、
第一の金型に対して前記第二の工程が実行されている間に、第二の金型に対して前記第三の工程および次の前記第一の工程が実行され、
前記第一の工程では、前記射出の開始後、前記保圧の完了前に、前記一対のプラテンに対する前記金型のロックの解除を開始する、
ことを特徴とする製造方法が提供される。
図面を参照して本発明の一実施形態に係る射出成形システムについて説明する。なお、各図において矢印X、Yは互いに直交する水平方向を示し、矢印Zは上下(鉛直)方向を示す。
図1は本発明の一実施形態に係る射出成形システム1の平面図である。射出成形システム1は、横型の射出成形機2と、搬送装置3Aおよび3Bと、制御装置4とを備え、一台の射出成形機2に対して、搬送装置3Aおよび3Bによって複数の金型を入れ替えながら成形品を製造するシステムである。本実施形態の場合、二つの金型100Aおよび100Bを用いる。金型100Aおよび100Bを総称して金型100と呼ぶ場合がある。
射出成形機2の構成について、図1に加えて、図2〜図4を参照して説明する。図2は射出成形機2の側面図である。図3は固定プラテン61の端面図であり、図2のI−I線矢視図である。図4は成形動作位置11周辺の構成を示す部分斜視図である。
射出成形システム1の動作例について説明する。図5Aはコントローラ41が実行する処理例を示すフローチャートである。図6〜図11は射出成形システム1の動作例を示す図である。図5Aの処理例の各ステップと、図6〜図11の各状態とを参照しつつ説明する。以下の例では、金型100Aを用いた成形→金型100Bを用いた成形→金型100Aを用いた成形...というように、金型100Aおよび100Bを入れ替えながら成形動作を行う場合を想定する。
金型100Aと金型100Bは同じ成形品を成形する金型であってもよいし、異なる成形品を成形する金型であってもよい。成形する成形品が同じか否かに関わらず、金型100Aと金型100Bとで、Y方向の厚みや型締力が異なる場合があるが、本実施形態の場合、調整機構67により、タイバ64に対する可動プラテン63の固定位置を変化可能であり、かつ、金型を入れ替えた後(図5AのS9)、設定変更を行うので(図5AのS11)、各金型に対応して型締めの設定を行うことができる。
第一実施形態では、二つの金型100Aおよび100Bを入れ替える例を説明したが、三つ以上の金型を入れ替えてもよい。例えば、三つの金型100A〜100Cを入れ替える場合について説明する。金型100Aを射出成形機2に搬入し、成形品の取り出し、型締め、射出・保圧を行う。金型100Aを搬出し、金型100Bを射出成形機2に搬入し、成形品の取り出し、型締め、射出・保圧を行う。金型100Bを搬出し、金型100Cを射出成形機2に搬入し、成形品の取り出し、型締め、射出・保圧を行う。金型100Cを搬出し、金型100Aを射出成形機2に搬入し、成形品の取り出し、型締め、射出・保圧を行う。以降、同様の手順を繰り返す。三つの金型100A〜100Cの搬送装置としては、これらをX方向に並べて共通の支持体で支持し、この支持体をX方向に移動するアクチュエータを備えた装置を採用可能である。この構成例の場合、金型100Cを搬出して、金型100Aを搬入する際、金型100Bは一時的に射出成形機2内を通過することになる。
金型100の搬出と搬入を短時間で行うことにより、より高い生産性を実現することができる。そのためには、搬送ユニット31として、より高出力のユニットの採用が考えられるがコストアップの要因となる。そこで、錘の重力を利用して金型100の移動を補助するバランサ装置を設けてもよい。
第一実施形態では、射出成形機2に一つの射出装置5が設置されている例を説明したが、二つ以上の射出装置5をもつ射出成形機2を使用してもよい。この方法では、それぞれの射出装置5に対する成形条件の変更を行う必要がなく、さらに複数の金型に別の種類の材料を用いて成形をすることができる。
第一実施形態では、金型100に対して、射出、保圧、冷却、取出しの工程からなる一般的な射出成形方法を適用したが、少なくとも一つの金型に対して発泡成形やガスアシスト成形、ヒートアンドクール成形などの公知の成形技術を組み合わせてもよい。一般にこれらの成形方法は冷却時間が長いため、第一実施形態と組み合わせて成形することは、生産性を向上させる上で優位である。
成形サイクル中、金型100に配管を介して温度調節器を常時接続してもよい。温度調節器は、例えば、冷却水等の流体を金型100と温度調節器との間で循環させることにより、金型100の温度を調節する。温度調節器は、金型100Aおよび100Bに共通の温度調節器であってもよいし、金型100A、金型100Bにそれぞれ設けられてもよい。金型100A、金型100Bにそれぞれ温度調節器を設けることで、金型100A、金型100Bを独立して温度調節することができる。
一台の射出成形機に対して、複数の金型を入れ替えながら成形品を製造する製造方法であって、
前記射出成形機内で、金型に対して型締め、射出および保圧を行う第一の工程と、
前記第一の工程後に前記金型を前記射出成形機外に搬送し、前記射出成形機外で前記金型の冷却が行われる第二の工程と、
前記第二の工程後に前記金型を前記射出成形機内に搬送し、前記射出成形機内で前記金型の型開きと、成形品の取り出しを行う第三の工程と、を備え、
前記第一の工程から前記第三の工程が繰り返し行われ、
第一の金型に対して前記第二の工程が実行されている間に、第二の金型に対して前記第三の工程および次の前記第一の工程が実行され、
前記第一の工程では、前記金型が一対のプラテンにロックされた状態で前記型締めが行われ、前記射出の開始後、前記保圧の完了前に、前記一対のプラテンに対する前記金型のロックの解除を開始する、
ことを特徴とする製造方法が提供される。
Claims (7)
- 一台の射出成形機に対して、複数の金型を入れ替えながら成形品を製造する製造方法であって、
前記射出成形機内で、一対のプラテンにロックされた金型に対して型締め、射出および保圧を行う第一の工程と、
前記第一の工程後に前記金型を前記射出成形機外に搬送し、前記射出成形機外で前記金型の冷却を行う第二の工程と、
前記第二の工程後に前記金型を前記射出成形機内に搬送し、前記射出成形機内で前記金型の型開きと、成形品の取り出しを行う第三の工程と、を備え、
前記第一の工程から前記第三の工程が繰り返し行われ、
第一の金型に対して前記第二の工程が実行されている間に、第二の金型に対して前記第三の工程および次の前記第一の工程が実行され、
前記第一の工程では、前記射出の開始後、前記保圧の完了前に、前記一対のプラテンに対する前記金型のロックの解除を開始する、
ことを特徴とする製造方法。 - 請求項1に記載の製造方法であって、
前記第一の工程では、前記保圧の完了前に前記一対のプラテンに対する前記金型のロックの解除を完了する、
ことを特徴とする製造方法。 - 請求項1に記載の製造方法であって、
前記第二の工程では、前記一対のプラテンの離間開始後、離間完了前に、前記金型の搬送を開始する、
ことを特徴とする製造方法。 - 請求項1に記載の製造方法であって、
前記第三の工程では、前記射出成形機内への前記金型の搬送完了前に、前記一対のプラテンの近接を開始する、
ことを特徴とする製造方法。 - 請求項1に記載の製造方法であって、
前記複数の金型とは、二つの金型であり、
前記第二の金型に対して前記第二の工程が実行されている間に、前記第一の金型に対して前記第三の工程および次の前記第一の工程が実行される、
ことを特徴とする製造方法。 - 請求項1に記載の製造方法であって、
前記一対のプラテンに対する前記金型のロックは、流体アクチュエータを駆動源とした固定機構によって行う、
ことを特徴とする製造方法。 - 横型の射出成形機と、
前記射出成形機に隣接して配置され、金型を搬送する第一の搬送装置と、
前記射出成形機に隣接して配置され、金型を搬送する第二の搬送装置と、
制御装置と、
を備えた射出成形システムであって、
前記第一の搬送装置および前記第二の搬送装置は、前記射出成形機を挟むように前記射出成形機の左右に配置され、
前記制御装置は、
前記射出成形機内で、一対のプラテンにロックされた金型に対して型締め、射出および保圧を行う第一の工程と、
前記第一の工程後に前記金型を前記第一の搬送装置または前記第二の搬送装置で前記射出成形機外に搬送し、前記射出成形機外で前記金型の冷却を行う第二の工程と、
前記第二の工程後に前記金型を前記第一の搬送装置または前記第二の搬送装置で前記射出成形機内に搬送し、前記射出成形機内で前記金型の型開きと、成形品の取り出しを行う第三の工程と、を実行し、
前記第一の工程から前記第三の工程が繰り返し行われ、
前記第一の搬送装置は、第一の金型を搬送し、
前記第二の搬送装置は、第二の金型を搬送し、
前記第一の金型に対して前記第二の工程が実行されている間に、前記第二の金型に対して前記第三の工程および次の前記第一の工程が実行され、
前記第二の金型に対して前記第二の工程が実行されている間に、前記第一の金型に対して前記第三の工程および次の前記第一の工程が実行され、
前記第一の工程では、前記射出の開始後、前記保圧の完了前に、前記一対のプラテンに対する前記金型のロックの解除を開始する、
ことを特徴とする射出成形システム。
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