JP2002067043A - 竪型型締装置 - Google Patents

竪型型締装置

Info

Publication number
JP2002067043A
JP2002067043A JP2000264414A JP2000264414A JP2002067043A JP 2002067043 A JP2002067043 A JP 2002067043A JP 2000264414 A JP2000264414 A JP 2000264414A JP 2000264414 A JP2000264414 A JP 2000264414A JP 2002067043 A JP2002067043 A JP 2002067043A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold clamping
plate
guide member
mold
movable plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000264414A
Other languages
English (en)
Inventor
Goshun Nishino
悟春 西野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiki Seisakusho KK
Original Assignee
Meiki Seisakusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meiki Seisakusho KK filed Critical Meiki Seisakusho KK
Priority to JP2000264414A priority Critical patent/JP2002067043A/ja
Publication of JP2002067043A publication Critical patent/JP2002067043A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 射出成形機やプレス成形機に用いられる竪型
の型締装置において、装着される金型の大きさを確保し
つつ、可動盤のサイズを小型化することが出来る新規な
構造を提供すること。 【解決手段】 下側及び上側の成形用金型が装着される
下側及び上側の可動盤12,14を、鉛直方向に立設さ
れた複数本のコラム22から独立して配設すると共に、
それらの可動盤12,14を、コラム22の鉛直方向に
移動可能に配設された案内部材32,36に対して、軸
直角方向の微小変位を許容する連結保芯機構30,34
を介して連結して、鉛直方向で移動可能に支持せしめ
た。また、上側の可動盤14には、該可動盤14をコラ
ム22に対して鉛直方向で直接に固定するロック機構5
2を装着した。そして、ロック機構52を解除した状態
下で、上側の可動盤14を型開閉用駆動機構62で鉛直
方向に変位させることによって型開閉作動せしめるよう
にすると共に、ロック機構52を係止させた状態下で、
下側の可動盤12を型締用駆動機構68で鉛直方向に駆
動させることによって型締作動せしめるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、射出成形機やプレス成形機に好
適に採用される竪型の型締装置に係り、特に射出成形金
型やプレス成形金型、或いは複数枚の熱板などの成形用
金型に対して鉛直方向両側に配設されて、該成形用金型
に型締力を及ぼす可動盤や固定盤の小型化が図られ得る
新規な構造の竪型型締装置に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来から、射出成形機の型締装置やプレス
成形機の一種として、成形用金型を装着した可動盤や固
定盤を鉛直方向で相対的に接近/離隔方向に駆動せしめ
るようにした竪型型締装置を採用するものが、知られて
いる。
【0003】ところで、このような竪型型締装置におい
ては、一般に、可動盤の外周縁部に対して、鉛直方向に
立設された複数本のタイバーが挿通されており、それら
複数本のタイバーによって可動盤が型開閉方向に案内さ
れるようになっている。
【0004】そのために、可動盤を、金型が装着される
中央部分よりも外周側に大きく張り出させてタイバーが
挿通されるようにする必要があったのであり、金型の大
きさに比して、可動盤が大型化してしまうという問題が
あった。また、可動盤が大型化することによって、型締
装置全体としても、重量化および大型化し易いという問
題もあった。
【0005】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、装着される金型に対する可動盤のサイズを
小型化することが出来る、新規な構造の竪型型締装置を
提供することにある。
【0006】
【解決手段】以下、このような課題を解決するために為
された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各
態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の
組み合わせで採用可能である。また、本発明の態様乃至
は技術的特徴は、以下に記載のものに限定されることな
く、明細書全体および図面に記載され、或いはそれらの
記載から当業者が把握することの出来る発明思想に基づ
いて認識されるものであることが理解されるべきであ
る。
【0007】本発明の第一の態様は、(a)鉛直方向に
離隔して対向配置されたベース部材およびアッパ部材
と、(b)それらベース部材とアッパ部材の間に跨がっ
て配設固定された、互いに平行に鉛直方向に延びる複数
本のコラムと、(c)前記ベース部材と前記アッパ部材
の対向面間において、前記複数本のコラムに囲まれた領
域でそれらコラムから離隔して独立配置された下側可動
盤および上側可動盤と、(d)前記複数本のコラムに沿
って鉛直方向に移動可能に配設された下側の案内部材
と、(e)該下側の案内部材と前記下側可動盤の間に配
されて、該下側可動盤の該下側の案内部材に対する鉛直
方向での相対変位を阻止せしめると共に、水平面内にお
いて型締中心軸に直交する方向で該下側可動盤の該下側
の案内部材に対する相対変位を許容せしめて、かかる下
側可動盤を該下側の案内部材によって型締中心軸上で型
締方向に移動案内せしめる下側の連結保芯機構と、
(f)前記複数本のコラムに沿って鉛直方向に移動可能
に配設された上側の案内部材と、(g)該上側の案内部
材と前記上側可動盤の間に配されて、該上側可動盤の該
上側の案内部材に対する鉛直方向での相対変位を阻止せ
しめると共に、水平面内において型締中心軸に直交する
方向で該上側可動盤の該上側の案内部材に対する相対変
位を許容せしめて、かかる上側可動盤を該上側の案内部
材によって型締中心軸上で型締方向に移動案内せしめる
上側の連結保芯機構と、(h)前記下側可動盤または前
記下側の案内部材と前記上側可動盤または前記上側の案
内部材との何れか一方と、前記ベース部材または前記ア
ッパ部材の間に跨がって配設されて、該下側可動盤また
は該上側可動盤を型開閉作動せしめる型開閉用駆動機構
と、(i)前記下側可動盤と前記上側可動盤の何れか他
方と、前記ベース部材または前記アッパ部材の間に跨が
って配設されて、該下側可動盤または該上側可動盤を型
締作動せしめる型締用駆動機構と、(j)前記型開閉用
駆動機構で型開閉作動せしめられる前記下側可動盤また
は前記上側可動盤を、前記複数本のコラムに対して、型
締中心軸上の複数位置において解除可能に係止固定する
ロック機構とを、有する竪型型締装置を、特徴とする。
【0008】このような本態様に従う構造とされた竪型
型締装置においては、上下の可動盤が、コラムから独立
配置されていると共に、それら各上下の可動盤の外周部
分には、上下の連結保芯機構を介して、コラムに対して
鉛直方向に移動可能に配設された上下の案内部材が組み
付けられている。そして、かかる上下の各案内部材を介
して、上下の各可動盤が、コラムによって案内されつ
つ、型開閉方向に移動可能とされているのである。
【0009】それ故、かかる竪型型締装置においては、
上下の可動盤の外周部分に対してコラムを挿通する必要
がなく、各可動盤を、コラムまで至らない外形寸法で形
成することが出来ることから、装着可能な金型の大きさ
を制限することなく、可動盤の外形サイズを小さくする
ことが出来る。
【0010】また、上下の可動盤に対して上下の案内部
材は、それらを連結する上下の連結保芯機構によって、
型締中心軸に直交する方向で相対変位が許容されるよう
になっていることから、成形時における可動盤の熱膨張
に伴う変形が許容されることとなる。それ故、上下の可
動盤とコラム等の他部材との熱膨張差に起因して、各部
材間に生ぜしめられる応力や作動抵抗が軽減乃至は解消
され得るのであり、以て、良好な作動性が安定して発揮
され得る。
【0011】更にまた、型開閉作動せしめられる上側又
は下側の可動盤は、ロック機構によって、直接にコラム
に固定されるようになっていることから、かかるロック
機構によって可動盤をコラムに固定せしめた状態下で型
締作動させることにより、型締反力が可動盤から直接に
コラムに伝達されることとなる。それ故、大きな型締力
に対する装置強度が容易に実現可能となると共に、連結
保芯機構や案内部材に対する型締力の作用が回避され
て、それら連結保芯機構や案内部材の構造の簡略化が図
られ得る。
【0012】なお、本態様において、前記下側の連結保
芯機構としては、例えば、前記下側の案内部材と前記下
側可動盤の一方に設けられた嵌合穴に対して、それら下
側の案内部材と下側可動盤の他方に設けられた保芯ピン
が、型締中心軸に直交する方向で滑動可能に嵌め込まれ
ることにより、該下側可動盤を、型締中心軸回りの周上
の三箇所以上で該下側の案内部材に連結せしめて、該下
側の案内部材によって型締中心軸上で型締方向に移動案
内せしめるようにした構造のものが、有利に採用され得
る。
【0013】また、本態様において、前記上側の連結保
芯機構としては、例えば、前記上側の案内部材と前記上
側可動盤の一方に設けられた嵌合穴に対して、それら上
側の案内部材と上側可動盤の他方に設けられた保芯ピン
が、型締中心軸に直交する方向で滑動可能に嵌め込まれ
ることにより、該上側可動盤を、型締中心軸回りの周上
の三箇所以上で該上側の案内部材に連結せしめて、該上
側の案内部材によって型締中心軸上で型締方向に移動案
内せしめるようにした構造のものが、有利に採用され得
る。
【0014】さらに、本発明の第二の態様は、前記第一
の態様に従う構造とされた竪型型締装置において、前記
形開閉用駆動機構が、前記上側可動盤と前記ベース部材
の間に跨がって配設されていると共に、前記型締用駆動
機構が、前記下側可動盤と前記ベース部材の間に跨がっ
て配設されていることを、特徴とする。このような本態
様においては、アッパ部材に対する型開閉用駆動力や型
締用駆動力の直接的な作用が回避されることから、アッ
パ部材に要求される耐荷重強度が軽減されてアッパ部材
の小型軽量化が可能となる。また、型開閉用や型締用の
駆動機構がベース部材側に配設されることから、型締装
置の下部への重量分布が大きくなり、装置の設置状態で
の安定性が向上され得る。
【0015】また、本発明の第三の態様は、(k)鉛直
方向に離隔して対向配置されたベース部材およびアッパ
部材と、(l)それらベース部材とアッパ部材の間に跨
がって配設固定された、互いに平行に鉛直方向に延びる
複数本のコラムと、前記ベース部材と前記アッパ部材の
一方における対向面側に固設された固定盤と、(m)そ
れらベース部材とアッパ部材の対向面間において、前記
複数本のコラムに囲まれた領域でそれらコラムから離隔
して独立配置された受圧盤と、(n)前記複数本のコラ
ムに沿って鉛直方向に移動可能に配設された第一の案内
部材と、(o)該第一の案内部材と前記受圧盤の間に配
されて、該受圧盤の該第一の案内部材に対する鉛直方向
での相対変位を阻止せしめると共に、水平面内において
型締中心軸に直交する方向で該受圧盤の該第一の案内部
材に対する相対変位を許容せしめて、かかる受圧盤を該
第一の案内部材によって型締中心軸上で型締方向に移動
案内せしめる第一の連結保芯機構と、(p)前記固定盤
と前記受圧盤の対向面間において、前記複数本のコラム
に囲まれた領域でそれらコラムから離隔して独立配置さ
れた可動盤と、(q)前記複数本のコラムに沿って鉛直
方向に移動可能に配設された第二の案内部材と、(r)
該第二の案内部材と前記可動盤の間に配されて、該可動
盤の該第二の案内部材に対する鉛直方向での相対変位を
阻止せしめると共に、水平面内において型締中心軸に直
交する方向で該可動盤の該第二の案内部材に対する相対
変位を許容せしめて、かかる受圧盤を該第二の案内部材
によって型締中心軸上で移動案内せしめる第二の連結保
芯機構と、(s)前記受圧盤または前記第一の案内部材
と前記可動盤または前記第二の案内部材との何れか一方
と、前記ベース部材または前記アッパ部材の間に跨がっ
て配設されて、それら受圧盤と可動盤を型開閉方向に駆
動せしめる型開閉用駆動機構と、(t)前記受圧盤と前
記可動盤の間に跨がって配設されて、該可動盤を該受圧
盤に対して相対駆動することにより、該可動盤を前記固
定盤に対して型締作動せしめる型締用駆動機構と、
(u)前記受圧盤を、前記複数本のコラムに対して、型
締中心軸上の複数位置において解除可能に係止固定する
ロック機構とを、有する竪型型締装置を、特徴とする。
【0016】このような本態様に従う構造とされた竪型
型締装置においては、受圧盤と可動盤が何れもコラムか
ら独立配置されていると共に、それら受圧盤と可動盤の
各外周部分には、第一又は第二の連結保芯機構を介し
て、コラムに対して鉛直方向に移動可能に配設された第
一又は第二の案内部材が組み付けられている。そして、
かかる第一又は第二の案内部材を介して、受圧盤と可動
盤が、それぞれ、コラムによって案内されつつ、型開閉
方向に移動可能とされているのである。
【0017】それ故、かかる竪型型締装置においては、
受圧盤や可動盤の外周部分に対してコラムを挿通する必
要がなく、受圧盤や可動盤を、コラムまで至らない外形
寸法で形成することが出来ることから、装着可能な金型
の大きさを制限することなく、受圧盤や可動盤の外形サ
イズを小さくすることが出来る。
【0018】また、受圧盤や可動盤に対して第一及び第
二の案内部材は、それらを連結する第一及び第二の連結
保芯機構によって、型締中心軸に直交する方向で相対変
位が許容されるようになっていることから、成形時にお
ける受圧盤や可動盤の熱膨張に伴う変形が許容されるこ
ととなる。それ故、受圧盤や可動盤とコラム等の他部材
との熱膨張差に起因して、各部材間に生ぜしめられる応
力や作動抵抗が軽減乃至は解消され得るのであり、以
て、良好な作動性が安定して発揮され得る。
【0019】更にまた、受圧盤は、ロック機構によっ
て、直接にコラムに固定されるようになっていることか
ら、かかるロック機構によって受圧盤をコラムに固定せ
しめた状態下で型締作動させることにより、可動盤から
受圧盤に及ぼされる型締反力が受圧盤から直接にコラム
に伝達されることとなる。それ故、大きな型締力に対す
る装置強度が容易に実現可能となると共に、連結保芯機
構や案内部材に対する型締反力の作用が回避されて、そ
れら連結保芯機構や案内部材の構造の簡略化が図られ得
る。
【0020】なお、本態様において、前記第一の連結保
芯機構としては、例えば、前記第一の案内部材と前記受
圧盤の一方に設けられた嵌合穴に対して、それら第一の
案内部材と受圧盤の他方に設けられた保芯ピンが、型締
中心軸に直交する方向で滑動可能に嵌め込まれることに
より、該受圧盤を、型締中心軸回りの周上の三箇所以上
で該第一の案内部材に連結せしめて、該第一の案内部材
によって型締中心軸上で型締方向に移動案内せしめるよ
うにした構造が、有利に採用され得る。
【0021】また、本態様において、前記第二の連結保
芯機構としては、例えば、前記第二の案内部材と前記可
動盤の一方に設けられた嵌合穴に対して、それら第二の
案内部材と可動盤の他方に設けられた保芯ピンが、型締
中心軸に直交する方向で滑動可能に嵌め込まれることに
より、該可動盤を、型締中心軸回りの周上の三箇所以上
で該第二の案内部材に連結せしめて、該第二の案内部材
によって型締中心軸上で型締方向に移動案内せしめるよ
うにした構造が、有利に採用され得る。
【0022】また、本発明の第四の態様は、前記第一乃
至第三の何れかの態様に従う構造とされた竪型型締装置
において、前記複数本のコラムにおける外周面の鉛直方
向所定範囲に亘って、それぞれ、凹凸状の係合歯を形成
する一方、前記可動盤または前記受圧盤から型締中心軸
に直交する方向に突出して往復駆動せしめられる係合片
を、該可動盤または該受圧盤に対して鉛直方向で位置固
定に設けて、該係合片の先端部分を、型締中心軸に直交
する方向で、該係合歯に係止可能とすることによって、
前記ロック機構を構成したことを、特徴とする。このよ
うな本態様においては、係合歯に対する係合片の係止作
用によって、可動盤や受圧盤を、鉛直方向で複数の任意
の位置で、コラムに対して適宜に固定することが出来る
と共に、コラムに対する固定と非固定を速やかに切り換
えることも可能となる。特に、係止片を係合歯に対し
て、型締中心軸に直交する方向で係止させるようにした
ことから、ロック機構の作動に伴って可動盤や受圧盤に
及ぼされる外力も、軽減乃至は回避され得る。なお、ロ
ック機構の作動に伴って可動盤や受圧盤に及ぼされる外
力を一層有利に軽減乃至は回避するためには、複数のロ
ック機構を、それらの作動に伴って可動盤や受圧盤に及
ぼされる外力が相殺されるように配設することが望まし
い。また、本態様における係合歯と係止片は、例えば、
円形断面のコラムを採用する場合には、コラムの外周面
を周方向に延びるように形成された凹凸状の係合歯と、
該係合歯に対応した凹凸を内周面に備えたハーフナット
形状の係合片などが、好適に採用されると共に、矩形断
面のコラムを採用する場合には、コラムの角部で隣接す
る二面間に跨がってL字形に延びるように形成された凹
凸状の係合歯と、該係合歯に対応した凹凸を内周面に備
えたL字形状の係合片などが、好適に採用される。
【0023】また、本発明の第五の態様は、かかる第四
の態様に従う構造とされた竪型型締装置であって、前記
係合片の前記係合歯に対する係止状態下において、該係
合片の突出方向で、それら係合片と係止歯の間に隙間が
形成されるようにしたことを、特徴とする。このような
本態様においては、ロック機構の係止作動に伴って可動
盤や受圧盤に及ぼされる型締中心軸に直交する外力が、
より一層有利に軽減乃至は回避され得る。
【0024】また、本発明の第六の態様は、前記第一乃
至第五の何れかの態様に従う構造とされた竪型型締装置
であって、前記ベース部材と前記アッパ部材の間におい
て、前記複数本のコラムの全てを周方向で相互に連結す
る剛性の連結部材を設けたことを、特徴とする。このよ
うな本態様においては、ベース部材とアッパ部材の間の
中間部分においても、各コラムが相互に剛結されること
から、コラムの耐荷重性能が向上されると共に、コラム
の撓みが軽減乃至は防止されて、コラムによって案内さ
れる案内部材、ひいては可動盤や受圧盤の作動の安定化
が図られ得る。
【0025】また、本発明の第七の態様は、前記第一乃
至第六の何れかの態様に従う構造とされた竪型型締装置
において、前記型開閉用駆動機構を、前記可動盤または
受圧盤の周囲に位置して複数本設けたことを、特徴とす
る。このような本態様においては、型開閉用駆動力が、
可動盤や受圧盤の外周部分で複数箇所に及ぼされること
から、高速型開閉に際しての作動が安定化する。また、
複数の型開閉用駆動機構の作動をサーボ機構等で制御す
ることにより、可動盤や受圧盤の傾きを防止して装着さ
れる金型の型合わせ面を高精度に位置合わせ制御するこ
とが可能となる。なお、型開閉用駆動機構は、可動盤ま
たは受圧盤に対して直接に取り付けることも可能であ
り、或いは可動盤または受圧盤に装着された案内部材に
対して取り付けることも可能である。可動盤または受圧
盤に対して型開閉用駆動機構を直接に取り付ければ、連
結保芯機構に対する型開閉用駆動力の作用が回避され得
る利点があり、また、案内部材に対して型開閉用駆動機
構を取り付ければ、可動盤や受圧盤の着脱が容易になる
等の利点がある。また、型開閉用駆動機構は、油圧シリ
ンダ機構や電動モータ機構等によって構成され得、型締
装置全体の高さ寸法を抑えるために、好ましくは、ベー
ス部材とアッパ部材の対向面間に配設される。
【0026】また、本発明の第八の態様は、前記第一乃
至第七の何れかの態様に従う構造とされた竪型型締装置
において、前記型締用駆動機構を、型締中心軸上に位置
するように一つだけ設けた型締用油圧シリンダ機構によ
って構成したことを、特徴とする。このような本態様に
おいては、単一の型締用油圧シリンダ機構によって、型
締力を型締中心軸上に容易に作用せしめることが出来る
と共に、可動盤や受圧盤の熱膨張を考慮することなく、
型締用油圧シリンダ機構の中心軸を型締中心軸上に安定
して保持せしめることが可能となる。
【0027】また、本発明の第九の態様は、前記第一乃
至第七の何れかの態様に従う構造とされた竪型型締装置
において、前記型締用駆動機構を複数個の型締用油圧シ
リンダ機構によって構成せしめて、それらの型締用油圧
シリンダ機構を型締中心軸から離れた位置に配設したこ
とを、特徴とする。このような本態様においては、複数
個の型締用油圧シリンダ機構によって、型締中心軸回り
の複数箇所に型締力を及ぼすことが出来るのであり、そ
れによって型締力の作用の安定性が向上され得る。な
お、本態様においては、複数の型締用油圧シリンダ機構
の一つとして、型締中心軸上に配設された型締用油圧シ
リンダ機構を含んでいても良い。
【0028】また、かかる第九の態様に従う構造とされ
た竪型型締装置にあっては、例えば、前記各型締用油圧
シリンダ機構のピストンロッドにおける前記可動盤,前
記ベース部材,前記アッパ部材または前記受圧盤に対す
る固定部位において該ピストンロッドの軸方向および軸
直角方向にガタ隙間を設けることが望ましい。このよう
なガタ隙間を形成すれば、型締中心軸を外れて配設され
た型締用油圧シリンダ機構のピストンロッドに対して、
かかるガタ隙間により、可動盤とベース部材等の間での
相対変位が許容され得ることから、それら可動盤とベー
ス部材等の間での熱膨張差による作動性への悪影響が回
避され得る。
【0029】また、本発明の第十の態様は、前記第一乃
至第九の何れかの態様に従う構造とされた竪型型締装置
において、前記型開閉用駆動機構を、前記可動盤に対し
てその周上の複数箇所に独立配置されて、それぞれ、該
可動盤を型開閉方向に駆動せしめる複数の型開閉用油圧
シリンダ機構によって構成すると共に、かかる可動盤の
周上の複数箇所に、該可動盤の鉛直方向位置を検出する
位置センサを設けて、それら位置センサによる検出信号
に基づいて各型開閉用油圧シリンダ機構をサーボ機構等
で作動制御することを、特徴とする。このような本態様
においては、可動盤の姿勢を高精度に制御することが出
来るのであり、例えば可動盤の水平性を確保しつつ高速
型開閉作動せしめることが容易となる。
【0030】また、本発明の第十一の態様は、前記第一
乃至第十の何れかの態様に従う構造とされた竪型型締装
置において、前記複数本のコラムに沿って鉛直方向に移
動可能に配設されて、前記可動盤または前記受圧盤の少
なくとも一つを型締方向に案内する前記案内部材を、該
可動盤または該受圧盤の周囲を連続して囲む枠体構造と
したことを、特徴とする。このような本態様において
は、一体的な枠体構造とされた案内部材が、複数本のコ
ラムで鉛直方向に案内されることから、案内部材、ひい
ては該案内部材によって支持された可動盤や受圧盤等
が、一層安定して鉛直方向に案内されて移動せしめられ
得る。なお、枠体構造の案内部材を採用するに際して
は、案内部材における連結保芯機構の位置を隣接するコ
ラム間で調節可能とすることにより、支持する可動盤や
受圧盤の中心点を型締中心線に位置合わせ調節可能とす
ることが望ましい。
【0031】また、本発明の第十二の態様は、前記第一
乃至第十一の何れかの態様に従う構造とされた竪型型締
装置において、前記複数本のコラムに沿って鉛直方向に
移動可能に配設されて、前記可動盤または該受圧盤の少
なくとも一つを型締方向に案内する前記案内部材を、該
可動盤または該受圧盤の周囲において各コラム毎に相互
に独立せしめられた独立構造としたことを、特徴とす
る。このような本態様においては、案内部材を各コラム
毎に分割構造として組み付けることが出来るのであり、
案内部材の構造が簡略化されると共に、案内部材の組付
けや可動盤等の組付け/取外しの作業も容易となる。
【0032】また、本発明の第十三の態様は、前記第一
乃至第十二の何れかの態様に従う構造とされた竪型型締
装置において、互いに対向配置された前記上側の可動盤
と前記下側の可動盤または前記固定盤と前記可動盤に対
して、それぞれ射出成形用の金型を装着するようにする
と共に、それら上側の可動盤と下側の可動盤の何れか一
方または固定盤と可動盤の何れか一方に対して、成形品
を離型させるためのエジェクタ機構を設けたことを、特
徴とする。このような本態様においては、射出成形機用
の竪型型締装置が有利に実現可能となる。
【0033】また、本発明の第十四の態様は、前記第一
乃至第十三の何れかの態様に従う構造とされた竪型型締
装置において、互いに対向配置された前記上側の可動盤
と前記下側の可動盤または前記固定盤と前記可動盤に対
して、それぞれプレス成形用の金型を装着可能としたこ
とを、特徴とする。このような本態様においては、例え
ば熱間等のプレス成形機用の竪型型締装置が有利に実現
可能となる。
【0034】
【発明の実施形態】以下、本発明を更に具体的に明らか
にするために、本発明の実施形態について、図面を参照
しつつ、詳細に説明する。
【0035】先ず、図1〜4には、本発明の第一の実施
形態としての射出成形機用の竪型型締装置が示されてい
る。かかる型締装置は、鉛直上下方向で相互に接近/離
隔可能に対向配置された下側可動盤12と上側可動盤1
4を備えており、それら下側および上側の可動盤12,
14に装着された下側および上側の成形用金型16,1
8を型開閉するようになっており、それら両金型16,
18の型合わせ面に成形キャビティを形成するようにな
っている。
【0036】より詳細には、本実施形態の型締装置は、
その鉛直方向下端部において、図示しない基台上に水平
に固定設置されるベース部材としての矩形厚板形状のベ
ース盤20を備えており、ベース盤20の四隅には、そ
れぞれ、コラム22が鉛直上方に延び出して固設されて
いる。また、これらコラム22の上端部には、アッパ部
材としての矩形平板形状のアッパプレート24が配設さ
れており、アッパプレート24の四隅に四本のコラム2
2が固定されている。なお、アッパプレート24の中央
には、大径の円形状の透孔26が形成されている。ま
た、コラム22の下端部近くには、ベース盤20に近接
する位置において、隣接する各二つのコラム22,22
間に跨がって合計四枚の連結プレート28が配設されて
おり、全体として四本のコラム22の全てを相互に連結
する剛性の連結部材が構成されている。
【0037】また、ベース盤20とアッパプレート24
の鉛直方向対向面間には、それらベース盤20とアッパ
プレート24の何れからも独立して、下側可動盤12と
上側可動盤14が、各々鉛直方向に変位可能に配設され
ている。これら下側可動盤12と上側可動盤14は、何
れも、厚肉の矩形板形状乃至は矩形ブロック形状を有し
ており、平面形状において、ベース盤20やアッパプレ
ート24よりも一回り小さくされて、四本のコラム22
を繋いだラインの内側に収容状態で配設されている。そ
して、下側及び上側の各可動盤12,14は、何れも、
四本のコラム22の配設中心となる型締中心軸25上で
軸直角方向に広がって、且つ全てのコラム22から完全
に独立して配設されている。
【0038】そして、下側可動盤12は、下側の連結保
芯機構30を介して、下側の案内部材32により、四本
のコラム22に沿って鉛直方向に案内されるようになっ
ていると共に、上側可動盤14は、上側の連結保芯機構
34を介して、上側の案内部材36により、四本のコラ
ム22に沿って鉛直方向に案内されるようになってい
る。
【0039】下側の案内部材32は、L形断面で鉛直方
向に所定長さで延びる四個のガイドプレート38を四角
に配設せしめて、互いに隣接位置するガイドプレート3
8,38間を、H形断面で水平方向に延びる鋼材からな
るビーム40で相互に固定的に連結せしめた構造とされ
ており、全体として、下側可動盤12の外周面よりも一
回り大きな矩形枠体形状を有している。また、各ガイド
プレート38は、各コラム22において、型締中心軸2
5側に位置する内側角部を挟んだ両側の二面上に配設さ
れており、それら各コラム22の二面と各ガイドプレー
ト38の各対向面間には、リニア軸受けとしてのリニア
ウエイ(登録商標)42,42が組み付けられている。
これにより、各ガイドプレート38が、リニアウエイ4
2,42を介して、各コラム22によって、鉛直方向に
案内されて移動可能に支持されており、延いては下側の
案内部材32の全体が鉛直方向に移動可能に配設されて
いる。
【0040】そして、下側の案内部材32は、下側可動
盤12の外周側に所定距離を隔てて位置せしめられて、
下側可動盤12を囲むように配設されている。
【0041】さらに、下側の案内部材32を構成する各
ビーム40の長手方向略中央には、それぞれ、下側可動
盤12との間に跨がって、下側の連結保芯機構30が組
み付けられている。かかる連結保芯機構30は、各ビー
ム40に溶着された固定スリーブ44に固設されて、内
周側に突設された四個の保芯用ピン46と、下側可動盤
12にボルト固定されて外周面に開口する四個のガイド
スリーブ48を含み、該ガイドスリーブ48に保芯用ピ
ン46が抜差方向(中心軸方向)に滑動可能に嵌め込ま
れることによって構成されている。
【0042】特に、これら保芯用ピン46とガイドスリ
ーブ48は、何れも、型締中心軸25に一致せしめられ
る案内部材32の中心軸や下側可動盤12の中止軸に対
して軸直角方向に延びる放射線を中心軸として形成され
ている。また、本実施形態では、四個の保芯用ピン46
およびガイドスリーブ48が、型締中心軸25を挟ん
で、互いに直交する軸直角方向で相互に対向位置せしめ
られるように、周方向で相互に45度を為す相対位置に
設けられている。
【0043】また、下側の案内部材32を構成するビー
ム40は、図5〜6に示されているように、各ガイドプ
レート38に対して、楔形の調節ブロック50を介し
て、ボルト固定されている。かかる調節ブロック50
は、肉厚寸法が鉛直方向で次第に変化する楔形状を有し
ており、ビーム40の先端面とガイドプレート38の受
面の間に嵌め込まれて介在せしめられるようになってい
る。そして、ビーム40の長手方向両端で、調節ブロッ
ク50におけるビーム40とガイドプレート38の間へ
の差込量を鉛直方向で調節することにより、ビーム40
で連結されたガイドプレート38,38間の距離を調節
することが出来ると共に、両ガイドプレート38,38
間における保芯用ピン46の位置をビーム40の長手方
向で微調節することが出来るようになっている。なお、
調節ブロック50の差込量の調節後には、調節ブロック
50がビーム40とガイドプレート38の間でボルト固
定されるようになっている。
【0044】そして、このように四つの下側連結保芯機
構30で、下側可動盤12が下側案内部材32に対して
連結されることにより、下側可動盤12が、下側案内部
材32と共に、四本のコラム22によって鉛直上下方向
に移動可能に支持されている。また、かかる支持状態
下、各下側連結保芯機構30において、下側可動盤12
に惹起される型締中心軸25を中心とした軸直角方向へ
の熱収縮変形が許容されることにより、かかる熱収縮に
伴う応力が下側案内部材32に伝達されることなく吸収
されるようになっている。
【0045】また一方、上側可動盤14も、上側の案内
部材36と四つの上側の連結保芯機構34を介して、上
側の案内部材36により、四本のコラム22に沿って鉛
直方向に案内されて移動可能に支持されている。ここに
おいて、上側可動盤14を支持せしめる上側の案内部材
36や上側の連結保芯機構34は、何れも、上述の如
き、下側可動盤14を支持せしめる下側の案内部材32
や下側の連結保芯機構30と同じ構造とされていること
から、図中に、それぞれ下側の案内部材32や連結保芯
機構30と同一の符号を付することにより、ここではそ
れらの詳細な説明を省略する。なお、上側可動盤14
も、下側可動盤12と同様に、下側可動盤12に惹起さ
れる型締中心軸25を中心とした軸直角方向への熱収縮
変形が許容されることにより、かかる熱収縮に伴う応力
が下側案内部材32に伝達されることなく吸収されるよ
うになっている。
【0046】さらに、上側可動盤14と各コラム22の
間には、四個のロック機構52が装着されており、これ
らのロック機構52によって、上側可動盤14が、四本
のコラム22に対して直接的に固定されて、鉛直方向の
変位が規制されるようになっている。かかるロック機構
52は、各コラム22に取り付けられた係合プレート5
4と、上側可動盤14に取り付けられたロックブロック
56を含んで構成されている。係合プレート54は、L
字形断面のプレートの表面に対して、幅方向に延びる多
数本の凹凸条が、長手方向に所定間隔で形成されてお
り、これら多数条の凹凸条によって係合歯が構成されて
いる。そして、かかる係合プレート54は、各コラム2
2において、型締中心軸25側に位置する内側角部を挟
んだ両側の二面に跨がって重ね合わせられて、各コラム
22の二面を所定幅で覆うようにボルト等で固着されて
いる。なお、係合プレート54の配設領域は、コラム2
2における上側可動盤14の移動ストローク範囲の全体
に亘って設定されている。
【0047】一方、各ロックブロック56は、係合片と
しての矩形ブロック形状の係合ブロック56が、上側可
動盤14の上面に重ね合わせられて、上側可動盤14に
固設された門形断面のロックハウジング58で覆われて
いる。そして、ロックハウジング58で案内されること
により、各ロックブロック56が、上側可動盤14の中
心軸方向では、上側可動盤14に対する相対変位が阻止
されていると共に、上側可動盤14の中心軸に直交する
方向、即ち型締中心軸25を中心とした軸直角方向で
は、上側可動盤14に対して移動可能に組み付けられて
いる。また、本実施形態では、各ロックブロック56の
移動方向が、上側可動盤14の対角線方向とされてお
り、型締中心軸25から各コラム22の係合プレート5
4に向かって接近/離隔方向に往復移動可能とされてい
る。更に、各ロックブロック56の外側先端部分は、L
字形に切り込まれていると共に、その先端面に対して、
幅方向に延びる凹凸条が、係合プレート54の係合歯に
対応した形状で形成されている。
【0048】そして、かかるロックブロック56が、上
側可動盤14に装着された復動型の固定用シリンダ機構
60で駆動されて、該ロックブロック56の先端面に形
成された凹凸条が、コラム22の係合プレート54に形
成された係合歯に係止されることにより、上側可動盤1
4が、周上の四カ所で、各コラム22に対して鉛直方向
で移動不能に係止固定されるようになっている。なお、
ロックブロック56のコラム22への係止は、固定用シ
リンダ機構60でロックブロック56をコラム22から
離隔方向に駆動変位させることにより速やかに解除する
ことが出来る。また、本実施形態では、ロックブロック
56の凹凸条と係合プレート54の係合歯の間に、該ロ
ックブロック56の係合プレート54への係合/解除を
容易に行い得るようにするためのバックラッシ(鉛直方
向の間隙)が形成されていると共に、それらロックブロ
ック56の凹凸条と係合プレート54の係合歯との間に
は、それらの係止状態下でも、ロックブロック56の突
出方向で隙間が形成されており、ロックブロック56の
突出方向では、ロックブロック56と係合プレート54
が直接に当接されないようにされている。これにより、
ロックブロック56の係合プレート54への係止状態下
において、ロックブロック56と係合プレート54に対
して、バックラッシ分だけの鉛直方向の相対変位が容易
に許容されるようになっている。
【0049】さらに、上側可動盤14とベース盤20の
間には、型開閉用駆動機構としての一対の型開閉用シリ
ンダ機構62,62が、型締中心軸25を挟んだ軸直角
方向一方向で対向位置して、上下可動盤12,14の外
周側に配設されている。かかる型開閉用シリンダ機構6
2は、復動型の油圧シリンダ機構によって構成されてお
り、シリンダ64がベース盤20に固着されて、ピスト
ンロッド66が鉛直上方に向かって突設されている。ま
た、ピストンロッド66の突出先端部は、上側案内部材
36におけるビーム40の対向辺部に対して固着されて
いる。これにより、型開閉用シリンダ機構62,62の
駆動力が、上側案内部材36から、上側連結保芯機構3
4を介して、上側可動盤14に伝達されるようになって
おり、それ故、ロック機構52によるロックが解除され
た状態下で型開閉用シリンダ機構62,62を作動させ
ることにより、上側可動盤14が鉛直方向に往復移動せ
しめられるようになっている。
【0050】なお、各型開閉用シリンダ機構62は、そ
のピストンロッド66が上側案内部材36に取り付けら
れていることから、上側可動盤14の熱膨張に起因する
変位乃至は応力の伝達が、上側連結保芯機構34によっ
て回避されるようになっている。また、これら型開閉用
シリンダ機構62,62は、例えば、四本のコラム22
のそれぞれにリニアスケール(図示せず)を装着し、各
ガイドプレート38の位置の検出信号に基づいて、サー
ボ機構で作動制御されることが望ましく、それによっ
て、上側可動盤14を高精度に水平状態に保持したまま
で高速型開閉作動させることが可能となる。
【0051】一方、下側可動盤12とベース盤20の間
には、型締用駆動機構としての四つの型締用シリンダ機
構68が、下側可動盤12の各対角線方向で型締中心軸
25を挟んだ両側にそれぞれ位置して、下側可動盤12
とベース盤20の対向面間に設けられている。かかる型
締用シリンダ機構68は、復動型の油圧シリンダ機構に
よって構成されており、シリンダ70が下側可動盤12
に一体形成されていると共に、ピストンロッド72が鉛
直上方に向かって突設されている。また、ピストンロッ
ド72の突出先端部は、ベース盤20に貫設された取付
孔74に挿通固定されている。これにより、型締用シリ
ンダ機構68の駆動力が、直接に下側可動盤12に伝達
されるようになっており、それ故、型締用シリンダ機構
68を作動させることにより、下側可動盤12に鉛直方
向の駆動力が及ぼされて、鉛直上方向かって型締力を及
ぼし得るようになっている。
【0052】なお、図面上に明示はされていないが、各
型締用シリンダ機構68は、そのピストンロッド72が
ベース盤20に対して、軸直角方向および軸方向で僅か
なガタ隙間をもって固定されている。それによって、下
側可動盤12とベース盤20の間に熱膨張差が生ぜしめ
られた場合でも、ピストンロッド72のベース盤20へ
の取付位置の軸直角方向への僅かな相対変位が許容され
ることにより、ピストンロッド72への応力作用が回避
されて、安定した作動性が維持されるようになってい
る。なお、かかるガタ隙間は、大き過ぎると型締作動上
の問題が発生することから、好ましくは0.1mm以下、
より好適には0.01〜0.05mm、更に好ましくは
0.02〜0.03mmに設定される。また、これら四つ
の型締用シリンダ機構68は、好適には、各シリンダ機
構による型締方向の駆動力が同一となるように、圧力制
御されると共に、型開閉用シリンダ機構62と同様に位
置制御されることによって下側可動盤12の水平性が維
持される。
【0053】更にまた、上側可動盤12には、その中央
から上方に向かって突出してエジェクタ用シリンダ76
を含むエジェクタ機構78が組み付けられており、エジ
ェタ用シリンダ76で駆動される押圧ロッド80によっ
て、射出成形品を離型させて取り出すようになってい
る。なお、エジェクタ用シリンダ76は、上側可動盤1
2が鉛直上方に位置せしめられた際、アッパプレート2
4の中央に開口形成された透孔26を通じて上方に突出
せしめられるようになっている。
【0054】このような構造とされた型締装置を用いて
射出成形を行うに際しては、先ず、図1に仮想線で示さ
れているように、下側可動盤12と上側可動盤14を型
開き状態として、下側可動盤12と上側可動盤14の各
対向面に下側成形用金型16と上側成形用金型18を装
着せしめる。そして、型締用シリンダ機構68によって
下側可動盤12を鉛直方向下端部乃至はそれに近い位置
に保持せしめた状態下で、型開閉用シリンダ機構62,
62を作動させて、上側可動盤14を鉛直下方に変位さ
せて型閉作動を行う。
【0055】そして、かかる型閉作動によって、図4に
示されているように、下側成形用金型16と上側成形用
金型18を型合わせした後、固定用シリンダ機構60に
よって係合ブロック56を突出作動させてコラム22の
係合プレート54に係止させることにより、ロック機構
52によって上側可動盤14をコラム22に対して固定
する。また、ロック機構52による上側可動盤14のコ
ラム22への固定作動後、型開閉用シリンダ機構62を
作動させて上側可動盤14を鉛直上方に駆動せしめるこ
とにより、ロック機構52における係合ブロック56と
係合プレート54の凹凸条の係止部における鉛直方向の
ガタ隙間によるがたつきを解消させる。
【0056】その後、型締用シリンダ機構68を作動さ
せて、下側可動盤12に対して鉛直上方に向かう型締力
を及ぼすことにより、下側可動盤12と上側可動盤14
の間で型合わせされた下側成形用金型16と上側成形用
金型18の間に型締力を及ぼす。
【0057】そして、かかる型締状態下で、下側成形用
金型16と上側成形用金型18の型合わせ面間に形成さ
れた成形キャビティに対して、図示しない射出装置から
成形用の溶融樹脂を射出充填し、冷却,固化せしめるこ
とによって、目的とする成形品を射出成形する。また、
このようにして形成された成形品は、型締用シリンダ機
構68による型締力を解除して、ロック機構52による
係止を解除せしめた後、型開閉用シリンダ機構62,6
2により上側可動盤14を鉛直上方に移動せしめること
により型開作動を行なう。続いて、上側成形用金型18
に付着して下側成形用金型16から離型された成形品
を、エジェクタ機構78で押圧せしめて上側成形用金型
18から離型させて取り出す。
【0058】これによって、目的とする成形品を得るこ
とが出来るのであり、また、続いて、上述の如き成形作
動を繰り返すことによって、連続射出成形を行うことが
出来る。なお、射出装置がノズルタッチされて溶融樹脂
を成形キャビティに導くためのスプルの配設構造は、図
面上に明示はされていないが、例えば、下側成形用金型
16や上側成形用金型18の外周面に開口するスプルブ
ッシュ構造等をもって、有利に構成され得る。
【0059】ここにおいて、上述の如き構造とされた型
締装置にあっては、下側および上側の可動盤12,14
が、何れも、コラム22から独立配置されており、可動
盤12,14に対してコラム22が挿通されていないこ
とから、各可動盤12,14を、コラム22まで至らな
い小さな外形寸法で形成することが出来る。それ故、装
着可能な金型の大きさ、即ち下側および上側の可動盤1
2,14の対向面積の大きさを十分に確保しつつ、可動
盤12,14の外形サイズを小さくすることが出来るの
である。
【0060】しかも、成形時における各可動盤12,1
4の熱膨張に伴う変形が、各連結保芯機構30,34に
よって吸収されることから、各可動盤12,14の熱膨
張に起因して可動盤12,14と案内部材32,36や
コラム22の間に生ぜしめられる応力や作動抵抗が軽減
乃至は回避されて、安定した作動性が発揮され得るので
ある。
【0061】さらに、両可動盤12,14に及ぼされる
型締力は、下側可動盤12側において型締用シリンダ機
構68を介して直接にベース盤20に伝達されると共
に、上側可動盤14においてロック機構52を介して直
接にコラム22に伝達されることとなる。それ故、各可
動盤12,14をコラム22に連結して鉛直方向に案内
する下側及び上側の連結保芯機構30,34や案内部材
32,36には、型締力が及ぼされることがないのであ
り、それら各部材に要求される耐荷重強度を抑えて構造
の簡略化を図ると共に、作動の更なる安定化を図ること
が可能となる。
【0062】以上、本発明の第一の実施形態について詳
述してきたが、これはあくまでも例示であって、本発明
は、かかる実施形態における具体的な記載によって、何
等、限定的に解釈されるものでない。
【0063】例えば、前記第一の実施形態では、ロック
機構52の係合ブロック56をコラム22(係合プレー
ト54)に係止/離脱作動させるための駆動手段が、各
係合ブロック56毎に設けられた固定用シリンダ機構6
0で構成されていたが、それら複数の係合ブロック56
を、リンク機構やカム機構等によって相互に連結せしめ
て、より少ないアクチュエータにより、同期的に作動さ
せるようにすることも可能である。
【0064】その具体的な一例が、図7〜8において、
本発明の第二の実施形態として、示されている。なお、
本実施形態は、四つのロック機構52における各係合ブ
ロック56の駆動機構として、第一の実施形態とは異な
る具体的形態例を示すものであって、第一の実施形態と
同様な構造とされた部材および部位については、図示を
省略し、或いは図面上に第一の実施形態と同一の符号を
付することにより、その詳細な説明を省略する。
【0065】すなわち、本実施形態においては、上側の
受圧盤14の上面側に円環形状の連結リング86が配設
されており、かかる連結リング86が、受圧盤14に固
設された複数のガイドローラ88によって、型締中心軸
25に対して同一中心軸上で位置決め支持されていると
共に、該型締中心軸25の回りで回転可能とされてい
る。また、連結リング18の外周側には、固定用のエア
シリンダ機構89が配設されており、このエアシリンダ
機構89のシリンダ90が上側の受圧盤14に対して鉛
直方向に延びる一軸回りに揺動可能に取り付けられてい
ると共に、該シリンダ90から延び出したピストンロッ
ド92が連結リング18の接線方向に延びて連結リング
86の周上の一点に対して、鉛直方向に延びる一軸回り
に揺動可能に取り付けられている。
【0066】また、この連結リング86に対して、各ロ
ック機構52における係合ブロック56が、ストレート
形状の伝動リンク96によって連結されている。即ち、
伝動リンク96は、長手方向両端部において、連結リン
グ86の周上の点と、係合ブロック56とに対して、そ
れぞれ、回動可能にピン結合されている。
【0067】そして、エアシリンダ機構89のピストン
ロッド92が突出側に位置せしめられた連結リング86
の回動位置では、図示されているように、型締中心軸2
5と各コラム22を結ぶ直交する二本の軸直角方向線9
4,94上に各伝動リンク96が略位置せしめられるこ
とにより、伝動リンク96を介して、各ロック機構52
の係合ブロック56が軸直角方向外方に押し出されて位
置決めされるようになっている。また一方、エアシリン
ダ機構89のピストンロッド92が引込側に位置せしめ
られた連結リング86の回動位置では、図中に仮想線で
示されているように、型締中心軸25と各コラム22を
結ぶ軸直角方向線94,94に対して各伝動リンク96
が傾斜位置せしめられることにより、伝動リンク96を
介して、各ロック機構52の係合ブロック56が軸直角
方向内方に引き込まれて位置決めされるようになってい
る。
【0068】要するに、本実施形態では、連結リング8
6と伝動リンク96によって、エアシリンダ機構89に
おける一軸方向の往復運動を、四つのロック機構52に
おける係合ブロック56の軸直角方向の往復運動に変換
して、それらを同期的に作動せしめる伝動機構が構成さ
れているのである。
【0069】従って、このようなロック機構52の駆動
機構を採用した本実施形態の型締装置においては、第一
の実施形態と同様な効果が、何れも、有効に発揮され得
ることに加えて、四つのロック機構52の駆動手段を単
一のエアシリンダ機構89で構成することが出来ること
から、構造の更なる簡略化が図られ得る。また、四つの
ロック機構52における同期した作動が、簡単な構造で
容易に実現されるといった利点もある。
【0070】更にまた、本実施形態では、例えば図7に
示されているように、連結リング86に形成された係止
溝98に対して係止/解除可能な出力ロッド100を備
えたアクチュエータ102を上側可動盤14に設けるこ
とにより、連結リング86の回転作動を該アクチュエー
タ102で阻止せしめることも可能である。そして、図
示されているように、各ロック機構52の係合ブロック
56が軸直角方向外方に押し出されてコラム22に係止
された回動位置で、連結リング86を、アクチュエータ
102によって位置決めするようにすれば、ロック機構
52の係合ブロック56がコラム22(係合プレート5
4)から不用意に離脱することを防止する安全機構が、
有利に実現され得る。
【0071】また、前記第一の実施形態では、下側およ
び上側の可動盤12,14をコラム22に対して鉛直方
向で移動可能に連結支持せしめる下側及び上側の案内部
材32,36が、何れも、四個のガイドプレート38を
ビーム40で相互に連結することによって構成された一
体的な矩形枠体構造とされていたが、かかる案内部材と
して、下側可動盤12または上側可動盤14を、周上の
複数箇所で、互いに独立して、コラム22に対して移動
可能に連結支持せしめる複数個の独立構造体を採用する
ことも可能である。
【0072】その具体的な一例が、図9において、本発
明の第三の実施形態として、示されている。なお、本実
施形態は、下側可動盤12または上側可動盤14をコラ
ム22に対して鉛直方向で移動可能に連結支持せしめる
下側案内部材または上側案内部材として、第一の実施形
態とは異なる具体的形態例を示すものであって、第一の
実施形態と同様な構造とされた部材および部位について
は、図示を省略し、或いは図面上に第一の実施形態と同
一の符号を付することにより、その詳細な説明を省略す
る。
【0073】すなわち、本実施形態においては、各コラ
ム22に対して、それぞれ、第一の実施形態と同様に、
略L字形断面形状で鉛直方向に延びるガイドプレート3
8が、該コラム22の内周側角部を挟んで両側に跨がる
二面を覆うようにして、配設されており、かかるガイド
プレート38が、コラム22との間に組み付けられたリ
ニアウエイ42によって、コラム22に沿って鉛直方向
に移動可能とされている。特に、第一の実施形態では、
各コラム22に組み付けられた四個のガイドプレート3
8が、四本のビーム40で相互に剛結されて全体として
矩形枠体形状の案内部材(36)が構成されていたが、
本実施形態では、四個のガイドプレート38が、互いに
独立して配設されている。
【0074】また、互いに対向位置せしめられた各ガイ
ドプレート38のコーナ部104と可動盤14の外周角
部106には、何れも、型締中心軸25とコラム22の
中心軸を結ぶ軸直角方向線94に対して直交して広がる
平坦面が形成されており、これらガイドプレート38の
コーナ部104の平坦面と、可動盤14の外周角部10
6の平坦面が、軸直角方向線94上で相互に離隔して対
向位置せしめられている。
【0075】更にまた、ガイドプレート38のコーナ部
104には、軸直角方向線94上で内方に向かって突出
する保芯用ピン46が固設されている。また一方、可動
盤14の外周角部106には、軸直角方向線94上で延
びるガイドスリーブ48が、外周面に開口して形成され
ている。そして、可動盤14における各ガイドスリーブ
48に対して、各ガイドプレート38に固設された保芯
用ピン46が、嵌め込まれて、抜差方向(軸方向)で相
対移動可能に組み付けられている。
【0076】さらに、図面上に明示はされていないが、
各ガイドプレート38とコラム22の間には、それぞ
れ、コラム22に対するガイドプレート38の相対的な
取付位置を、水平面内において直交する二方向(図9中
の上下方向と左右方向)で調節するための機構を設け
て、コラム22による可動盤14の支持位置や支持中心
の調節機能などを付与することが望ましい。かかる調節
機構は、例えば、第一の実施形態においてビーム(4
0)とガイドプレート(38)の間に配設された楔形の
調節ブロック(50)を用いた取付面間の寸法調節機構
と同様な機構を、各ガイドプレート38とコラム22の
間において、リニアウエイ42の取付部位などに配設す
ることによって、有利に実現され得る。
【0077】また、上側の可動盤14には、型締中心軸
25を挟んだ軸直角方向両側で対向位置する部分におい
て、一対の取付片108,108が、外周面上に突出し
て固設されている。そして、これらの取付片108,1
08に対して、それぞれ、第一の実施形態と同様にベー
ス盤(20)に対して固定的に立設配置された一対の形
開閉用シリンダ機構(62,62)のピストンロッド7
2,72の上端部が、ガイドプレート38を介すること
なく、固着されている。
【0078】従って、上述の如き、各コラム22毎に独
立して鉛直方向に案内される複数個のガイドプレート3
8からなる案内部材を採用した本実施形態の型締装置に
おいては、第一の実施形態と同様な効果が、何れも、有
効に発揮され得ることに加えて、四つのガイドプレート
38を相互に連結して一体化する必要がないことから、
構造の更なる簡略化や製作性の向上が図られ得る。
【0079】さらに、前記第一の実施形態では、一対の
可動盤12,14をコラム22に対してそれぞれ鉛直方
向で移動可能に連結支持せしめて、それら両可動盤1
2,14間で、下側および上側の成形用金型16,18
に対して型開閉および型締力が及ぼされるようになって
いたが、上下の何れか一方を鉛直方向に固定的に配設さ
れた固定盤とし、該固定盤に対して鉛直方向で接近/離
隔方向に移動可能に可動盤を配設せしめて、それら固定
盤と可動盤によって型開閉および型締作動を行うように
することも可能である。
【0080】その具体的な一例が、図10において、本
発明の第四の実施形態として、示されている。なお、本
実施形態における細部構造は、第一の実施形態の詳細説
明によって十分に理解され得るものであることから、本
実施形態では、その全体構造を概略的なモデル図として
示すものとし、且つ、第一の実施形態と同様な構造とさ
れた部材および部位については、図示を省略し、或いは
図面上に第一の実施形態と同一の符号を付することによ
り、その詳細な説明を省略する。
【0081】すなわち、本実施形態の型締装置において
は、ベース盤20が、第一の実施形態のものより厚肉と
されており、ベース盤20の上側部分によって、固定盤
110がベース盤20と一体的に構成されている。そし
て、この固定盤110において、型締中心軸25に直交
する方向に広がる上面に対して、下側成形用金型16が
装着されるようになっている。
【0082】一方、第一の実施形態における上側可動盤
(14)と略同じ厚肉矩形板形状を有する受圧盤112
が、第一の実施形態における上側可動盤(14)と同様
に、上側連結保芯機構34と上側案内部材36を介し
て、コラム22に取り付けられており、型開閉用シリン
ダ機構62,62によって、コラム22に沿って鉛直方
向に移動せしめられるようになっていると共に、ロック
機構52によって、かかる受圧盤112が、コラム22
に対して、適宜に、鉛直方向で固定的に支持され得るよ
うになっている。なお、このことから明らかなように、
本実施形態では、上側連結保芯機構34および上側案内
部材36によって、第一の連結保芯機構および第一の案
内部材が構成されている。
【0083】さらに、受圧盤112の下方には、受圧盤
112と略同じ厚肉矩形板形状を有する可動盤114が
配されており、四本のコラム22の何れからも独立し
て、型締中心軸25に直交する方向に広がって配設され
ている。また、可動盤114は、受圧盤112と同様
に、第二の上側連結保芯機構116と第二の上側案内部
材118を介して、コラム22に取り付けられており、
コラム22に沿って鉛直方向に移動可能とされている。
但し、受圧盤112には、何れのコラム22との間に
も、ロック機構は装着されていない。なお、このことか
ら明らかなように、本実施形態では、第二の上側連結保
芯機構116および第二の上側案内部材118によっ
て、第二の連結保芯機構および第二の案内部材が構成さ
れている。
【0084】また、受圧盤112と可動盤114の間に
は、型締用駆動機構としての型締用シリンダ機構120
が、型締中心軸25の回りで等バランスとなる位置に複
数個設けられている。かかる型締用シリンダ機構120
は、第一の実施形態における下側可動盤(12)とベー
ス盤20の間に配設された型締用シリンダ機構68と同
様な構造とされており、可動盤114に対して固定的に
形成されたシリンダ122を有していると共に、該シリ
ンダ122から鉛直上方に突出配置されたピストンロッ
ド124の突出先端部が、受圧盤112に貫設された取
付孔126に挿通されて、所定のガタ隙間をもって受圧
盤112に固定されている。
【0085】このような構造とされた本実施形態の型締
装置においては、型開閉用シリンダ機構62,62で受
圧盤112を鉛直方向に駆動することにより、互いに鉛
直方向で対向配置された、下側成形用金型16が装着さ
れた固定盤110と上側成形用金型18が装着された可
動盤114を相互に接近/離隔方向に変位せしめて型開
閉作動させることが出来る。また、型締用シリンダ機構
120によって可動盤114を受圧盤112に接近位置
せしめた状態下で、型開閉用シリンダ機構62,62に
よって型閉作動せしめた後、ロック機構52によって受
圧盤112をコラム22に対して固定すると共に、型締
用シリンダ機構120によって可動盤114を受圧盤1
12から離隔方向に駆動させることにより、可動盤11
4と固定盤110の間で、型合わせされた上下の成形用
金型16,18に対して型締力を及ぼすことが出来るの
である。
【0086】従って、かくの如き本実施形態の型締装置
においても、第一の実施形態と同様な効果が、何れも、
有効に発揮され得るのである。
【0087】また、前記第一乃至第四の実施形態として
例示した各型締装置にあっては、要求される操作性や設
置条件等に応じて、鉛直上下方向を反対に構成して設置
することも可能である。
【0088】更にまた、前記第一乃至第四の実施形態に
おいては、何れも、複数個の型締用シリンダ機構68,
120が採用されていたが、単一の型締用シリンダ機構
を採用することも可能であり、かかる単一の型締用シリ
ンダ機構を型締中心軸25上に配設した場合には、可動
盤等の熱膨張による型締用シリンダ機構の変位が回避さ
れることから、そのピストンロッドの取付部位にガタ隙
間を設定する必要もない。
【0089】また、型開閉用駆動機構や型締用駆動機構
などは、例示の如き油圧式シリンダ機構の他、電動モー
タ機構や、電動モータと油圧機構を併用したハイブリッ
ド機構等が、何れも採用可能である。
【0090】さらに、案内部材をコラムに対して解除可
能に位置決めするロック機構として、例示の如き係合歯
構造の他、例えば、コラムの長手方向に所定間隔を隔て
て設けた係止孔に対して、案内部材に突設した位置決め
ピンを差し込んで係止させるピン止め構造なども、採用
可能である。
【0091】また、可動盤や受圧盤と案内部材の間に配
設された、前記実施形態における保芯用ピン46とガイ
ドスリーブ48からなる連結保芯機構は、可動盤や受圧
盤を鉛直方向で支持せしめるために、型締中心軸の回り
に三つ以上設けられていれば良く、また、軸方向に二つ
以上並設しても良い。
【0092】加えて、前記実施形態ては、何れも、本発
明を射出成形機用の型締装置に適用したものの具体例を
示したが、本発明は、竪型のプレス成形機用の型締装置
に対しても、同様に適用可能である。なお、プレス成形
機用の型締装置に適用した場合であっても、基本的に、
前記実施形態に示された型締装置が、そのまま採用可能
であることから、ここでは、特にプレス成形機用の型締
装置として別の具体例を示すことを割愛する。尤も、前
記実施形態に示された構造の射出成形機用の型締装置を
プレス成形機用の型締装置に採用するに際しては、エジ
ェクタ機構78が不要であることは言うまでもなく、成
形用金型として、例えば熱板や、多段式の金型等が、従
来から公知のプレス成形機に従って、適宜に採用され得
る。
【0093】その他、一々列挙はしないが、本発明は等
業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を加
えた態様において実施され得るものであり、また、その
ような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何
れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言
うまでもない。
【0094】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、本発明
に従う構造とされた竪型型締装置においては、型開閉作
動せしめられる可動盤や受圧盤に対してコラムを直接に
挿通配置する必要がなく、それら可動盤や受圧盤をコラ
ムまで至らない外形寸法で形成することが出来ることか
ら、装着可能な金型の大きさを十分に確保しつつ、可動
盤や受圧盤の外形サイズを小さくコンパクトにすること
が出来る。
【0095】しかも、可動盤の熱膨張が連結保芯機構に
よって許容されることから、可動盤の熱膨張に起因する
各部材間での応力や作動抵抗が軽減乃至は解消され得
て、良好な作動性が安定して発揮され得るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態としての型締装置を概
略的に示す縦断面図であって、図2におけるI−I断面
に相当する図である。
【図2】図1におけるII−II断面図である。
【図3】図1における III−III 断面図である。
【図4】図1に示された型締装置における型閉状態を示
す縦断面図である。
【図5】図1に示された型締装置における案内部材の要
部構造を説明するための拡大説明図である。
【図6】図5におけるVI−VI断面の説明図である。
【図7】本発明の第二の実施形態としての型締装置の要
部を示す、図3に対応した横断面説明図である。
【図8】図7におけるVIII−VIII断面に相当する縦断面
説明図である。
【図9】本発明の第三の実施形態としての型締装置の要
部を示す、図2に対応した横断面説明図である。
【図10】本発明の第四の実施形態としての型締装置の
概略構造を示すモデル図である。
【符号の説明】
12 下側可動盤 14 上側可動盤 20 ベース盤 22 コラム 24 アッパプレート 30 下側連結保芯機構 32 下側案内部材 34 上側連結保芯機構 36 上側案内部材 52 ロック機構 62 型開閉用シリンダ機構 68 型締用シリンダ機構 110 固定盤 112 受圧盤 114 可動盤 116 第二の上側連結保芯機構 118 第二の上側案内部材 120 型締用シリンダ機構

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉛直方向に離隔して対向配置されたベー
    ス部材およびアッパ部材と、 それらベース部材とアッパ部材の間に跨がって配設固定
    された、互いに平行に鉛直方向に延びる複数本のコラム
    と、 前記ベース部材と前記アッパ部材の対向面間において、
    前記複数本のコラムに囲まれた領域でそれらコラムから
    離隔して独立配置された下側可動盤および上側可動盤
    と、 前記複数本のコラムに沿って鉛直方向に移動可能に配設
    された下側の案内部材と、 該下側の案内部材と前記下側可動盤の間に配されて、該
    下側可動盤の該下側の案内部材に対する鉛直方向での相
    対変位を阻止せしめると共に、水平面内において型締中
    心軸に直交する方向で該下側可動盤の該下側の案内部材
    に対する相対変位を許容せしめて、かかる下側可動盤を
    該下側の案内部材によって型締中心軸上で型締方向に移
    動案内せしめる下側の連結保芯機構と、 前記複数本のコラムに沿って鉛直方向に移動可能に配設
    された上側の案内部材と、 該上側の案内部材と前記上側可動盤の間に配されて、該
    上側可動盤の該上側の案内部材に対する鉛直方向での相
    対変位を阻止せしめると共に、水平面内において型締中
    心軸に直交する方向で該上側可動盤の該上側の案内部材
    に対する相対変位を許容せしめて、かかる上側可動盤を
    該上側の案内部材によって型締中心軸上で型締方向に移
    動案内せしめる上側の連結保芯機構と、 前記下側可動盤または前記下側の案内部材と前記上側可
    動盤または前記上側の案内部材との何れか一方と、前記
    ベース部材または前記アッパ部材の間に跨がって配設さ
    れて、該下側可動盤または該上側可動盤を型開閉作動せ
    しめる型開閉用駆動機構と、 前記下側可動盤と前記上側可動盤の何れか他方と、前記
    ベース部材または前記アッパ部材の間に跨がって配設さ
    れて、該下側可動盤または該上側可動盤を型締作動せし
    める型締用駆動機構と、 前記型開閉用駆動機構で型開閉作動せしめられる前記下
    側可動盤または前記上側可動盤を、前記複数本のコラム
    に対して、型締中心軸上の複数位置において解除可能に
    係止固定するロック機構とを、有することを特徴とする
    竪型型締装置。
  2. 【請求項2】 鉛直方向に離隔して対向配置されたベー
    ス部材およびアッパ部材と、 それらベース部材とアッパ部材の間に跨がって配設固定
    された、互いに平行に鉛直方向に延びる複数本のコラム
    と、 前記ベース部材と前記アッパ部材の一方における対向面
    側に固設された固定盤と、 それらベース部材とアッパ部材の対向面間において、前
    記複数本のコラムに囲まれた領域でそれらコラムから離
    隔して独立配置された受圧盤と、 前記複数本のコラムに沿って鉛直方向に移動可能に配設
    された第一の案内部材と、 該第一の案内部材と前記受圧盤の間に配されて、該受圧
    盤の該第一の案内部材に対する鉛直方向での相対変位を
    阻止せしめると共に、水平面内において型締中心軸に直
    交する方向で該受圧盤の該第一の案内部材に対する相対
    変位を許容せしめて、かかる受圧盤を該第一の案内部材
    によって型締中心軸上で型締方向に移動案内せしめる第
    一の連結保芯機構と、 前記固定盤と前記受圧盤の対向面間において、前記複数
    本のコラムに囲まれた領域でそれらコラムから離隔して
    独立配置された可動盤と、 前記複数本のコラムに沿って鉛直方向に移動可能に配設
    された第二の案内部材と、 該第二の案内部材と前記可動盤の間に配されて、該可動
    盤の該第二の案内部材に対する鉛直方向での相対変位を
    阻止せしめると共に、水平面内において型締中心軸に直
    交する方向で該可動盤の該第二の案内部材に対する相対
    変位を許容せしめて、かかる受圧盤を該第二の案内部材
    によって型締中心軸上で移動案内せしめる第二の連結保
    芯機構と、 前記受圧盤または前記第一の案内部材と前記可動盤また
    は前記第二の案内部材との何れか一方と、前記ベース部
    材または前記アッパ部材の間に跨がって配設されて、そ
    れら受圧盤と可動盤を型開閉方向に駆動せしめる型開閉
    用駆動機構と、 前記受圧盤と前記可動盤の間に跨がって配設されて、該
    可動盤を該受圧盤に対して型締方向で相対駆動すること
    により、該可動盤を前記固定盤に対して型締作動せしめ
    る型締用駆動機構と、 前記受圧盤を、前記複数本のコラムに対して、型締中心
    軸上の複数位置において解除可能に係止固定するロック
    機構とを、有することを特徴とする竪型型締装置。
  3. 【請求項3】 前記複数本のコラムにおける外周面の鉛
    直方向所定範囲に亘って、それぞれ、凹凸状の係合歯を
    形成する一方、前記可動盤または前記受圧盤から型締中
    心軸に直交する方向に突出して往復駆動せしめられる係
    合片を、該可動盤または該受圧盤に対して鉛直方向で位
    置固定に設けて、該係合片の先端部分を、型締中心軸に
    直交する方向で、該係合歯に係止可能とすることによっ
    て、前記ロック機構を構成した請求項1又は2に記載の
    竪型型締装置。
  4. 【請求項4】 前記係合片の前記係合歯に対する係止状
    態下において、該係合片の突出方向で、それら係合片と
    係止歯の間に隙間が形成されるようにした請求項3に記
    載の竪型型締装置。
  5. 【請求項5】 前記ベース部材と前記アッパ部材の間に
    おいて、前記複数本のコラムの全てを周方向で相互に連
    結する剛性の連結部材を設けた請求項1乃至4の何れか
    に記載の竪型型締装置。
  6. 【請求項6】 前記型締用駆動機構を、型締中心軸上に
    位置するように一つだけ設けた型締用油圧シリンダ機構
    によって構成した請求項1乃至5の何れかに記載の竪型
    型締装置。
  7. 【請求項7】 前記型締用駆動機構を複数個の型締用油
    圧シリンダ機構によって構成せしめて、該型締用油圧シ
    リンダ機構の複数個を型締中心軸から離れた位置に配設
    した請求項1乃至6の何れかに記載の竪型型締装置。
  8. 【請求項8】 前記複数本のコラムに沿って鉛直方向に
    移動可能に配設されて、前記可動盤または前記受圧盤の
    少なくとも一つを型締方向に案内する前記案内部材を、
    該可動盤または該受圧盤の周囲を連続して囲む枠体構造
    とした請求項1乃至7の何れかに記載の竪型型締装置。
  9. 【請求項9】 前記複数本のコラムに沿って鉛直方向に
    移動可能に配設されて、前記可動盤または該受圧盤の少
    なくとも一つを型締方向に案内する前記案内部材を、該
    可動盤または該受圧盤の周囲において各コラム毎に相互
    に独立せしめられた独立構造とした請求項1乃至8の何
    れかに記載の竪型型締装置。
  10. 【請求項10】 互いに対向配置された前記上側の可動
    盤と前記下側の可動盤または前記固定盤と前記可動盤に
    対して、それぞれ射出成形用の金型を装着するようにす
    ると共に、それら上側の可動盤と下側の可動盤の何れか
    一方または固定盤と可動盤の何れか一方に対して、成形
    品を離型させるためのエジェクタ機構を設けた請求項1
    乃至9の何れかに記載の竪型型締装置。
  11. 【請求項11】 互いに対向配置された前記上側の可動
    盤と前記下側の可動盤または前記固定盤と前記可動盤に
    対して、それぞれプレス成形用の金型を装着可能とした
    請求項1乃至10の何れかに記載の竪型型締装置。
JP2000264414A 2000-08-31 2000-08-31 竪型型締装置 Pending JP2002067043A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000264414A JP2002067043A (ja) 2000-08-31 2000-08-31 竪型型締装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000264414A JP2002067043A (ja) 2000-08-31 2000-08-31 竪型型締装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002067043A true JP2002067043A (ja) 2002-03-05

Family

ID=18751836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000264414A Pending JP2002067043A (ja) 2000-08-31 2000-08-31 竪型型締装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002067043A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004050521A (ja) * 2002-07-18 2004-02-19 Hishiya Seiko Kk 射出成形機
JP2006095734A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Kasai Kogyo Co Ltd アンダーカット部を有する樹脂成形品の成形方法及び成形金型
JP2007045018A (ja) * 2005-08-10 2007-02-22 Nissei Plastics Ind Co 竪型成形機
JP2008183774A (ja) * 2007-01-29 2008-08-14 Sumitomo Heavy Ind Ltd 堅型射出成形機の型締装置
KR101552571B1 (ko) * 2014-01-10 2015-09-14 윤기환 저상형 사출기장치
KR102379391B1 (ko) * 2021-06-14 2022-03-28 원일유압 주식회사 저상형 수직사출기
US11780137B2 (en) 2020-09-16 2023-10-10 Canon Kabushiki Kaisha Mold, injection molding system, and method for manufacturing molded product

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004050521A (ja) * 2002-07-18 2004-02-19 Hishiya Seiko Kk 射出成形機
JP2006095734A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Kasai Kogyo Co Ltd アンダーカット部を有する樹脂成形品の成形方法及び成形金型
JP4488419B2 (ja) * 2004-09-28 2010-06-23 河西工業株式会社 アンダーカット部を有する樹脂成形品の成形方法及び成形金型
JP2007045018A (ja) * 2005-08-10 2007-02-22 Nissei Plastics Ind Co 竪型成形機
JP2008183774A (ja) * 2007-01-29 2008-08-14 Sumitomo Heavy Ind Ltd 堅型射出成形機の型締装置
KR101552571B1 (ko) * 2014-01-10 2015-09-14 윤기환 저상형 사출기장치
US11780137B2 (en) 2020-09-16 2023-10-10 Canon Kabushiki Kaisha Mold, injection molding system, and method for manufacturing molded product
KR102379391B1 (ko) * 2021-06-14 2022-03-28 원일유압 주식회사 저상형 수직사출기

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0554068B2 (en) A clamping assembly for an injection moulding installation
JP5255133B2 (ja) 金型取付け位置調整機構を有する射出成形機
US10315346B2 (en) Injection molding machine
JP2011011379A (ja) 型締装置
JP2002067043A (ja) 竪型型締装置
EP1364765B1 (en) Injection molding machine with compensation of bending moment on stationary platen
US20080145471A1 (en) Arrangement for Receiving a Casting Mold
EP0797498B1 (en) Open frame injection molding machine
WO2017130485A1 (ja) 樹脂成形装置用固定プラテン、樹脂成形装置及び樹脂成形装置用固定プラテンの製造方法
JP5707112B2 (ja) 射出成形装置及び射出成形装置の金型取付方法
JP2000280308A (ja) 射出成形機の型締装置
JPH0767708B2 (ja) 合成樹脂、複合材料、その他の可塑性材料の射出成形機
ES2092178T3 (es) Dispositivo de cierre para moldes para fabricar objetos de materia sintetica termoplastica.
JP2002205315A (ja) 射出成形機
KR20090073797A (ko) 테스트 금형조립체
JP2008529839A (ja) プラスチック加工用射出成形装置
JPH0857896A (ja) 射出成形機
JP2006168149A (ja) 堅型射出成形機
JP4762925B2 (ja) 堅型射出成形機の型締装置
JPS63147834A (ja) 光学レンズのプレス成形装置
JPH0338319A (ja) 射出圧縮成形機
JP3325508B2 (ja) 射出成形機の金型取付け構造
JPH0439019A (ja) 射出成形機の型締装置
JP3556697B2 (ja) 横開型型締装置
JP2005144762A (ja) 射出成形機